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February 28, 2007

№613 きれいなタイ北部の川

 チェンライへ向う峠道沿いの渓流
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 バンコクを流れるチャオプラヤー川の水は、薄茶色に濁っています。水草やどうかするとゴミも浮かんでいたりします。チャオプラヤー川上流のチェンマイのピン川を見ても、土色の濁った流れです。東南アジア最大の河川、メコン川もゴールデントライアングルから眺める流れは、同じように薄茶色です。
 日本では、郊外や山間部を流れる川を見ると、一般的に澄んだきれいな流れが多いと思います。 「山紫水明」という言葉があるように、山水の美しい景色に慣れ親しんだ日本人にとって、タイの川は汚いなと感じた方が多いことでしょう。これは汚れているというよりも、土砂の細かい粒子が混じって川の水を濁らせているようです。

 それでもタイ北部の川を観察していると、きれいに澄んだ流れもあるのです。たとえばチェンマイからチェンライへ向う国道118号線の峠道沿いの渓流や、チェンマイ郊外メーサ・エレファント・キャンプのあるMae Rim Valleyの上流などは、きれいな清流です。 
 これらの清流に共通しているのは、周囲の山々が豊かな森で、緑の濃い広葉樹林に覆われていることです。時折見かけるヤシの木やバナナがなければ、日本の山々とあまり違わない景色に見えます。
 
 ところで雨季になると、最近のチェンマイ地方はよく洪水に悩まされますが、上流部での木の伐採や山の頂上近くまで切り拓かれた畑などによって、山の保水力が低下していることも一因として考えられます。森が豊かではない所では、ちょっとした雨でも表土が流れ出して、水を濁らせているのではないでしょうか。

 タイの濁った流れを見ていると、日本は世界でも指折りの“川の水がきれいな国”だと改めて気づかされます。それは同時に森の豊かさでもあるわけです。 

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February 26, 2007

№612 フット・マッサージはご指名で

    「Bai Po」マッサージ店
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 スクンビット・ソイ11の「Bai Po」マッサージ店は、わたしの定宿スイスパークホテルのすぐ近くにあります。これまでタイ式マッサージだけしか、やったことがなかったわたしが、初めてフット・マッサージを経験したのがこのお店です。06年3月、夜ホテルへの帰り道に立ち寄ったのが最初でした。
 バンコクではよく見る光景ですが、店の前でマッサージ嬢が数名待機していて、その中で担当してくれたのが「ポーン」さんです。歳の頃は40歳前後。この店ではベテランの方と言っていいでしょう。ポーンさんの腕が確かだったので、2回目も彼女を指名してマッサージしてもらいました。まだ「Bai Po」には3回しか行っていませんが、8月に寄った時も、わたしの顔を覚えていてくれました。

 マッサージ用の乳液を塗りこみながら、足裏から足の甲、膝や太ももへと揉んでいきます。そして、マッサージ棒を使って足の指先や足裏のツボを押していきます。タオルを当てた上からといってもツボを刺激してかなり痛いのですが、いわゆる“痛キモ”というやつで気持ちがいいものです。
 フット・マッサージに慣れてくると、同じ1時間ならばタイ式マッサージよりも体がすっきりしますし、はまってしまいそうです。足だけでなく背中や肩まで揉んでくれるので、明らかに身体が軽くなります。観光や歩き回って疲れた足や身体をほぐすには、うってつけです! 1時間の料金は250バーツ(約900円)と、日本では考えられない安さですから、タイに行って経験しない手はありません。

 今度のバンコク滞在中も、「ポーン」さんのフットマッサージで昼間の疲れを取って、ぐっすりと眠りたいと思います。

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February 24, 2007

№611 石垣島に移住ブーム

    人気の石垣島・川平湾
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 07年2月17日の西日本新聞に「移住ブームに石垣島参った」という記事が載りました。
 移住ブームに沸く沖縄・石垣市で、個人の土地取引が急増している。今後の団塊の世代の移住も見越し、基盤整備が追いつかないなどのトラブルを懸念した市役所は、ホームページで注意を呼びかけている。
 http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/110000/110100/tochi/index.html

 石垣市ホームページには、このように書かれています(抜粋)。
 新石垣空港建設問題が解決し着工した今、土地取引が増加する傾向にあり「ミニバブル」と報道されています。
 今回の土地取引増加は、企業資本だけでなく「移住」ブームを背景とした個人取引が増えている点にあります。マスメディアの過熱気味な「沖縄移住」情報等により、島々の温暖な気候や青い海、緑豊かな自然景観、独特な沖縄文化に憧れ、癒しを求めて移住される方々が増えています。

 その受け皿として、既成市街地や集落近辺でのアパートやマンションなどの建築が増加しておりますが、島の全域で宅地以外にも農地の売買仲介を含む不動産物件が売買され、地価高騰の一要因と報道されています。 
 戸建てを望む多くの方々は、郊外の海の見える高台や、海辺近くでの土地確保や住宅建設を要望する傾向にあります。道路など一定の整備がなされた地域であればご希望はすぐにでも実現できますが、これまで住宅のない地域では、道路舗装や電気通信、水道などのインフラ整備がなされておりません。
 
 折から団塊世代の大量退職を目前に控えています。つきましては、石垣島への移住を希望され、土地売買や住宅等建築を計画している皆様には、次の点にご注意いただきトラブルを未然に防いでいただきますようお願いいたします。「自己決定・自己責任」の原則は、行政用語ではありません。不動産購入の計画や実践は慎重に、自己責任が原則です。くれぐれもご注意ください。

 以下、生活排水による河川や海の汚染、ばらばらの建築物建築によって自然景観を損なうなど、具体的な注意を促しています。その内容から「移住」ブームによる影響が、深刻になりつつあることが窺えます。


 石垣島には、一度行ったことがありますが、暖かく食べ物も美味しくのんびりと過ごすにはとても住みやすそうな島です。確かに国内で移住するならこういう所だなと思いました。沖縄本島から遠く離れていても東京、大阪などへの空の定期便がありますし、石垣市はバス路線や病院などの基本的な社会インフラも整っています。
 そして、何といっても日本語が通じる国内ということは、日常生活のコミュニケーションに困らないばかりか、医療保険や介護保険をはじめとする社会保障制度をそのまま享受できるということです。その意味では、何も海外へ飛び出す必要はないわけです。わざわざ海外移住のリスクを冒すよりも、国内に居ながら自分の目指す移住の目的が、石垣島で達成できるのであれば「移住」ブームが起きるのも当然かもしれません。
 しかし、移住にあたっては、トラブルを起こさないことは当然として、現地社会に適応し、溶け込むことが重要になります。海外のロングステイでも同様ですが、 “住まわせてもらっている”意識が不可欠なのです。

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February 22, 2007

№610 バンコク・アンコールワットへ

  福岡空港のタイ航空のエアバス
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 今日からバンコク・アンコールワットへ出発します。8日間の日程で3月1日の早朝に帰国です。今回の訪問には、2つの“初めて”があります。まず、アンコールワットに行くことです。これまで数回のタイ取材で、チェンマイやイサーン(タイ東北部)など、タイ国内各地を訪れたことはあるのですが、トランジット地のシンガポール、香港、台湾以外の国や都市に立ち寄ったことがありません。せっかくのタイ行きを活かして、隣国カンボジアに足を伸ばしてみることにしました。

 いろいろ調べたところ、バンコク発の観光ツアーに参加するよりも、バンコクを経由してシェムリアップに入り、アンコールワットの遺跡観光をする方法が一番安いことが分かりました。2泊3日のアンコールワット旅行にかかる追加予算は、約3万円。これにビザ代・出国税などの諸費用がかかりますが、バンコク発のツアーと比較すると約半分で済みます。やはりこれは行くしかないと!

 2つめの“初めて”は、昨年12月から福岡線に就航したバンコク・エアウェイズに乗ることです。タイ国内や周辺諸国に多くの路線を持つ同社ですが、広島に続いて週3便福岡にも乗り入れています。タイのナショナル・フラッグであるタイ国際航空との競合で、苦戦する中小バンコク・エアウェイズ社を応援する意味を込めての初搭乗です。搭乗する飛行機は、162人乗りのエアバス320。福岡空港に駐機しているその姿は、可愛いというよりも隣の大型機に比べると、不安になるほどの小ささです。
 でも、何といってもタイ国際航空より約2万円(出発日によって異なりますが)も安いのが一番の魅力です。それにバンコク・シェムリアップ間は同社中心の路線ですから、福岡からシェムリアップ行きの通しチケットで取ると、少額の割増料金でOKなので一挙両得です。
 バンコクから飛行機でアンコールワット観光へ行く場合、バンコク・エアウェイズを利用することになるので、福岡への就航はちょうどタイミングがよく好都合だったわけです。

 しかし、タイ航空との競争とバンコク・エアウェイズの認知度不足も重なって搭乗率は芳しくないと聞きます。九州のみなさん、せっかく就航してくれた福岡の路線が休止にならないように、バンコク・エアウェイズに乗ろうではありませんか! 個人旅行者にとって強い味方なのですから。

 もちろんバンコクでは、ロングステイヤーの方を取材してきますので、帰国後ゆっくりと報告させていただきます。では行ってきます。

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February 20, 2007

№609 「ムアンタイ」

   ワット・プラケオのキンナリー
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 タイ国政府観光庁(TAT)が発行する広報誌「ムアンタイ」の紹介です。ムアンタイは2ヶ月毎に発行されるニュースペーパーで、タイ語で“タイ国”という意味だそうです。07年2月で第47号を迎えています。
 TATからいろいろな資料をいただくのですが、実は第47号を読むまで「ムアンタイ」の存在を恥ずかしながら知りませんでした。4ページの紙面ですが、読んでみるとなかなか読み応えがあります。

 最新号のトップは「日タイ修好120周年」の記事です。今年が1887年に日本とタイとの間に正式な外交関係が結ばれてから120年目に当たるため、特集が組まれています。先日、ブログにこの記事を引用させてもらいました。
 2ページには、スワンナプーム新空港の「利用ガイド 到着編」があり、慣れない新空港で戸惑わないよう分かりやすい解説がなされています。そして「日本の食材で作るタイ料理」では、日本にある身近な食材を使って手軽に作れるタイ料理が紹介されています。タイの代表的なサラダ「ソムタム」は、青パパイヤが手に入りにくいのでニンジンで代用して作れます。ニンジンで作ったソムタムを食べたことがありますが、美味しいものです。

 なかでも面白かったのが「タイで見かける神話に生き物たち」という記事です。バーツ紙幣にも描かれている天空の守り神「ガルーダ」や半人半鳥の生き物「キンナリーとキンノーン」などが詳しく紹介されています。キンナリーが女性形で、一方のキンノーンは男性形だそうです。スワンナプーム空港からハイウェイに入るとキンナリーが出迎えてくれるということなので、今度見落とさないようにします。

 タイ国政府観光庁のホームページからも、ムアンタイの記事を読むことができます。バックナンバーも揃っていますので、こちらからご覧になってください。
 http://www.thailandtravel.or.jp/new.html#060713

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February 19, 2007

№608 冬は寒いタイ

  冬のチェンマイで見かけた親子 
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 節分を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が多い2月です。この記事を書いている18日も、福岡は小雨が降る寒い一日になっています。今週22日からタイへ出発しますが、冬のタイは意外に寒かったことを思い出しました。

 05年12月、クリスマスのバンコクは寒く最高気温が23度でした。もちろん最低気温は20度以下。街を行くタイ人は、ジャンバーやマフラーを身に着けて、みんな冬の服装です。わたしはというと、長袖シャツとウインドブレーカーしか持っていってなくて、薄着のため少々寒い目に遭いました。タイは暑いという先入観があると、戸惑うとともに余計に寒さが堪えるものです。

 そのせいか、翌日からお腹の調子がよくありません。日本から持参の薬で良くなったものの、チェンマイに入ってからまた不調になりました。泊まったゲストハウスが寒くて、寝冷えをしてしまったのです。朝の気温は16度ほど、毛布一枚ではさすがに寒い。その上、南京虫に刺されて踏んだり蹴ったりの経験でした。暖房が入るはずもなく、冬のゲストハウスは勧めません。チェンマイ滞在中は、ずっと長袖を離せずに過ごしました。

 タイへ行く場合、日本が夏であればそのギャップは小さく服装の心配はありませんが、逆に冬であれば服装の準備に悩むところです。冬は“熱帯のタイ”をイメージしてはいけません。油断するとお腹をこわしたり風邪を引くことにもなります。長袖を多めに持って行き、夜は長袖のシャツを重ね着して眠るくらいの方がいいようです。

 さて現地からの情報によると、この時期暑季に向かって少しずつ暑くなっているようなので、今回は大丈夫だとは思いますが、準備だけは怠りなく行くことにします。

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February 17, 2007

№607 太宰府の飛梅

     これが「飛梅」です
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 日本から春の便りです。いつもタイやロングステイの話題が中心ですが、今日は福岡発の春の花・梅の話題です。在タイの読者の方も多くいらっしゃいますので、日本の春を感じてください。

 2月15日、春の陽射しに誘われて、太宰府天満宮に行ってきました。天満宮は自宅から車で10分ほどの距離です。最近、初詣には行かなくなったのですが、梅の時期の参拝はここ数年欠かせません。まだまだ外気は冷たいものの、春一番が吹いた後の空は、澄んでいて碧く快晴でした。

 本殿正面に向って右手に植えられている白梅が「飛梅(とびうめ)」です。ご承知のとおり「飛梅」は、菅原道真の死後、主を慕って京から一夜にして飛んできたという伝説から、その名があります。「飛梅」は天満宮内の梅の中で最も早く開花する早咲きの梅なのですが、ちょうど見頃を迎えていました。華やかではありませんが風格のある姿から、さもありなんと思わせる雰囲気を漂わせています。

 福岡市内に比べて気温が低い太宰府です。天満宮内の梅は、種類と場所によって異なりますが、まだ3分から5分咲きといったところ。2月一杯は観梅が楽しめることでしょう。
 最近は中国、台湾、韓国などからの観光客の姿が多く、日本の情緒を感じてくれていると思います。また05年秋に開館した九州国立博物館への入場者も加わって、平日にも拘わらず参道はすごい混雑でした。天満宮参拝の際には、博物館へも是非どうぞ。見応えがありますよ。

       境内の紅梅
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 太宰府天満宮    http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
 九州国立博物館   http://www.kyuhaku.com/pr/ 

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February 16, 2007

№606 日タイ修好 120周年

 アユタヤの日本人町跡の記念碑
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 今年は、1887年に日本とタイとの間に正式な外交関係が結ばれてから120年目に当たることから、 「日タイ修好120周年」になっています。タイでは干支の12年の倍数は特別な年と考えられることも重なって、特に祝賀されているようです。

 タイ国政府観光庁の広報誌「ムアンタイ」(第47号)に「日タイ修好120周年」の記事が紹介されています。
 タイと日本との交流の歴史は古く室町時代の1338年に遡り、足利義満の時に、シャムの船が1年間日本に滞在したという記録があるそうです。
 16世紀末には、豊臣秀吉が南蛮貿易を奨励し、1636年に鎖国令が出されるまでは、御朱印船が交易を担っていました。アユタヤには歴史的に有名な日本人町が形成され、最盛時には1500人もの日本人が居留し、あの山田長政がアユタヤ王朝の国王・ソンタムの信任を得て活躍したのもこの頃です。
 その後長い鎖国の時代を経て、1887年9月26日、ラマ5世チュラロンコーン国王の時、日タイ修好宣言が調印されました。以来、日タイ両国が長期的な友好関係を築いてきたことは、ご承知の通りです。また、日本とタイの皇室・王室の親密な関係も、両国の友好の絆になっています。

 「日タイ修好120周年」を記念して、今年は文化、芸術、科学、スポーツなど幅広い分野で記念イベント等が開催されるようです。すでに1月16日、バンコクにおいて開幕式典が催され、2月27日には東京でも式典行事が行われる予定です。

 タイの日本公館のHPによると、2005年時点で在留届を提出している現地在留日本人は約36300人。前年度比、約4千人増。世界の国別在留邦人数では第7位です。内訳は民間企業関係者が約8割。残りは自由業関係者1150人、学生1500人、永住者750人など。一方で在留届を出していない日本人も多く、長期滞在者は7万人・10万人とも。また、タイへの日本人渡航者数(観光客)も約120万人にも上っています。

 昨年9月の軍部によるクーデターや、年末のバンコクでの爆弾テロなど、このところの不安定な政情や治安が気になるところですが、修好120周年を機に、日タイ両国の友好と交流がさらに発展することを切に期待するものです。

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February 14, 2007

№605 女性ひとりのロングステイ その2

   BTSチョンノンシー駅周辺
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その2
 2ヶ月間のロングステイ期間中、1回2時間のレッスンを週3回、英会話教室に通うのが日課でした。これで生活にメリハリがついたといいます。
 将来の本格的な長期滞在に備えて、これまで日本でタイ語教室で学んでいたMさんです。タイ語ではなく、なぜ英語なのかについて、聞いてみました。「日本で勉強したタイ語を現地で使ってみても、なかなか実用にならないのです。タイ人の喋るスピードについていけないというか、聞き取れません。教室でのタイ語と実地のタイ語には、やはりギャップがあるということでしょうか。実際にタイで生活する中で、タイ人と日常的に交流しないと身に付かないものですね」とおっしゃいます。
 そこでホテルやレストランなどでも通じる英語の方が実用的、と考えて英会話教室とのこと。それに日本語しか話せない日本人よりも英語を話せる方が、タイ人の接し方が丁寧であったり、評価が高くなり一目置かれることもあるそうです。

 また、市内のネットカフェに定期的に通って、インターネットを使ったり、メールチェックすることも日課になりました。慣れない日本文字がないキーボードに悪戦苦闘しながらも、タイ人スタッフに教えてもらいながら、次第に覚えていきました。
 日本にいる家族や友人たちと連絡をするのに、Eメールはシニアにとっても不可欠と言えるでしょう。とりわけ単身のロングステイの場合、孤立したり孤独を感じたりしないためにも、Eメールでの親しい人とのコミュニケーションは重要なことです。
 他にも、チャオプラヤー川の水上タクシーを利用して、少しずつ行動範囲を広げていったり、これまで行ってなかった観光地にも現地の日本語観光ツアーに参加して過ごしました。
 
 健康状態ついては問題ありませんでしたが、湿疹と目に「ものもらい」ができた時だけは、バムルンラード病院に通院しました。もちろん海外旅行保険を使ってのことで、もし大病を患った時に備えて、実際に現地の病院にかかることは、よい経験になったとのこと。 
 同病院は、日本語の通じる受付がある病院のひとつで、スムーズな治療が受けられたそうです。ちなみに皮膚科と眼科の診療費は、併せて4日間の通院で、日本円にして約15000円。

 実はMさんは、BTSチョンノンシー駅近くのコンドミニアムを購入していて、08年の夏には完成予定です。「完成しても当分は日本と行ったり来たりの生活になるのかな」とおっしゃいますが、今後の予定は、健康状態など、その時の状況をみて考えるそうです。
 今回のロングステイで「大きなトラブルや問題がなく生活できたことが、自分ひとりでも生活できる自信がついた」とおっしゃいます。つまり、きちんとした計画と準備、しっかりした宿泊施設に滞在して夜の一人歩きなどしないなど、安全面に気をつければ、単身女性のロングステイでも大丈夫だということです。これからロングステイを計画している方にとって、よいアドバイスになることでしょう。

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February 13, 2007

№604 女性ひとりのロングステイ

 タイといえばプー・パッポン・カリー
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 このブログの№37・38に登場していただいたMさん(62歳)に久しぶりにお会いし、昨年秋のバンコクでのロングステイの様子について話を伺いました。

 06年10月下旬からクリスマスまでの2ヶ月間、単身での長期滞在です。これまで息子さん家族や友人と一緒に1ヶ月程度のロングステイを何回か経験していますが、ひとりで長期間の滞在は初めてです。
 日本からインターネット予約でプルンチット駅近くのサービス・アパートメントを手配したそうです。これまでの滞在経験で土地勘や現地事情も頭に入っていますので、サービス・アパートの予約も手馴れたもの。
 サービス・アパートはバンコク中心地に近く、周囲には各国の大使館がある高級住宅街の立地です。女性にとっては安全なエリアというのも重要な要素になります。住居費はワンルームのステューディオタイプの部屋で1ヶ月15万円。小さなキッチンが付いていますので、自炊もできます。

 食事は基本的に自炊。近くのセントラルデパートなどから豆腐や納豆、野菜などの食材を買ってきて、和風の食事を作っていましたが、それでも1日1回は、ランチを中心に外食を楽しむことに。ランチは手軽で美味しいフードコートを見つけて、好きなタイ料理を選んだり、夕食は同じ時期にロングステイをしていた友人夫妻と一緒に外食を楽しんだりと、食生活に変化を持たせる工夫をされたようです。
 2ヶ月間の滞在中、外食で日本食(お寿司)を食べたのは1回だけとのこと。すっかりタイ料理に馴染んで飽きなかったそうです。特にココナッツミルクを使った料理が気に入っていて、トム・カー・ガイ(鳥のトム・ヤム・スープ)やグリーンカレーは定番メニュー。プー・パッポン・カリー(カニのカレーソース炒め)やソムタムなども欠かせないメニューです。

 つづく

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February 11, 2007

№603 チェンマイのシーフード屋台

  さっぱりした味付けの屋台料理
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 チェンマイのナイトバザール近くのアサヌーン市場の周辺には、新鮮な魚介類を店先に並べたシーフード・レストランが数多くあります。また、屋外のテーブル席で手軽に食事を楽しめるフードコートの一角もあって、この辺りは食事エリアになっています。

 05年の年末、このフードコートにあるシーフード屋台で夕食を食べました。ひとりでレストランに入るのはちょっと敷居が高いので、このような時には気楽なフードコートは大変便利です。
 数軒の屋台を一通り見て回り、注文が多くて忙しいそうにしているシーフード屋台に決めて、近くのテーブルに座りました。 「NAKHONPATHOM」という名前の屋台で、やはり新鮮な野菜や魚を並べているので、期待が持てます。メニューを持ってきた女性に教えてもらいながら、 「シーフード・チャーハン」「野菜のオイスターソース炒め」(各40バーツ・約140円)とシンハビールを頼みました。〆て150バーツとリーズナブルな値段です。 

 先に出てきたビールを飲みながら辺りを見回すと、観光客らしいアラブ系の男性ふたりが食事をしていました。眺めていると魚を丸揚げした料理をはじめ、数種類の料理が次から次へと出てきて平気に食べています。すごい大食漢です。
 ほどなく「シーフード・チャーハン」が運ばれてきました。サッパリした味付けです。エビやイカが入っていて、キュウリとパクチーが添えられています。味が少し物足らないので、唐辛子を漬け込んだナンプラーを降りかけて食べました。「野菜のオイスターソース炒め」も薄い味付けです。それでもシャキシャキした食感で、白菜、ニンジン、青菜などの新鮮野菜は気持ちのよい美味しさでした。

 確かにレストランの味には及ばないのですが、ひとりで食べるには手軽で気安いシーフード屋台です。屋外のテーブル席に座って、周りのお客さんや近所の夜店を眺めながらの食事は、なかなか旅情を誘われるものですよ。

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February 09, 2007

№602 空港使用料 700バーツに値上げ

 タイ航空機 ドンムアン空港にて
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 タイの空港使用料が、07年2月より値上げになっています。例外もあるようですが基本的に、国際線は700バーツ(従来500バーツ)、国内線は100バーツ(従来50バーツ)に引き上げられています。
 国内線はこれまでも航空券代に加算されていましたが、国際線も国内線と同様に航空券の発券時に徴収されることになったのです。つまり、従来はタイを出国する際に現金で500バーツの空港使用料を支払っていたものが、日本で航空券を購入する際にその代金に含まれるようになったということです。 

 わざわざ出国時まで500バーツを用意したり、支払う手間が省けることにはなりましたが、チケット料金に加算することで値上げを気づかれない狙いもあるのではないかと思ってしまいます。なぜなら、旅行会社からのチケットの請求書を見ると「空港税等」と一括で表示されることが多いですし、明細があっても燃油サーチャージの金額が大きいので目立たないからです。
 加えて最近のバーツ高で700バーツといっても、案外バカになりません。今回わたしのチケットの明細には、2620円となっていました。これは1バーツ=約3.74円にもなります。これまで長く続いていた1バーツ3円で換算すると、500バーツは1500円ですから、現時点では実質約1000円の値上げということでしょうか。

 ところでテレビ・新聞等の報道によると、06年9月のスワンナプーム新空港の開港に伴って、閉鎖されているドンムアン空港が3月にも再開されるそうです。スワンナプーム空港の滑走路や誘導路に多数の亀裂や陥没が見つかっていて、修復作業を行っています。その影響で2本の滑走路のうち1本が閉鎖されていて、離着陸の混雑を緩和するためです。
 国内線と一部の国際線をドンムアン空港に移転をすることになりそうですが、どの路線になるのかは、今後検討するとのこと。2つの空港は車で約1時間かかるため、乗り継ぎには不便が予想されますし、各航空会社も場当たり的なタイ政府の対応に困惑気味のようです。

 空港使用料値上げの直後だけに、このニュースはタイミングが悪いというか、それとも値上げしてからの発表なのか・・・ いずれにしても値上げをしたのなら、せめて利用者の利便性やサービスの向上に努めて欲しいものです。

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February 08, 2007

№601 中国の旧正月 春節

    バンコクのチャイナタウン
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 今年の旧正月は、太陰暦のためその年によって異なりますが、2月18日だそうです。中国では旧暦の1月1日を春節、日本の小正月にあたる1月15日を元宵と呼び、盛大に祝います。中国、韓国、台湾、ヴェトナムなどでは、新暦の正月よりも旧正月の方が重視されます。

 なぜ旧正月の話題かというと、この時期バンコクのホテルが、どこも一杯の様なのです。わたしの指導教官が、初めてバンコクに行くことになり、お勧めのホテルを尋ねられたのですが、それがことごとく満室でした。
 最初は、2月10日からの3連休で日本からの観光客が多いのかとか、なにかバンコクでイベントでも開催されるのか、と思ったのですが、どうも旧正月の影響が一番大きいようです。日本のみならず、中国や韓国、台湾などからの観光客が正月休みを利用して大挙して押し寄せるのではないでしょうか。あの巨大ホテルのインペリアル・クインズパークが満室だというのですから。結局ホテルは諦めて、幸いなことにサービス・アパートメントを予約することができました。

 さてご存知のとおり、タイにも中国系のタイ人が多くいます。中国系タイ人にとってのお正月は、旧正月なのです。旧正月になると中華系の商店は約1週間のお正月休みに入り、バンコクのチャイナタウンも閑散とするそうです。お目当ての中華料理レストランも休みかもしれませんね。

 調べてみると、この時期いろいろなイベントもあるようです。バンコクでは2月17日からバンコク国際映画祭が、チェンマイでも、2月3日から色鮮やかな花で飾られた山車のパレードやビューティーコンテストがある恒例の「チェンマイ花祭り」が開催されていたようです。
 また在タイの方々からは、まだ暑くなく乾季で過ごしやすいので、観光やゴルフには最高の時期だと聞きますから、ただでさえ観光客が増えているはずです。

 春節は毎年時期が違うので、つい忘れがちですが、できれば日程を外して出かけた方が無難かもしれません。わたしも10年ほど前、春節と知らずにシンガポールに行った時、ほとんどのお店や中華料理店がお休みで困った記憶があります。それでも新年を祝う爆竹の音や中国の獅子舞を見られたのは、いい経験にはなりましたが。

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February 06, 2007

№600 連載600回を迎える

     早朝のワット・アルン
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 本日、ブログの連載が600回を迎えました。500回が昨年9月11日でしたから、約5ヶ月要したことになります。500回をひとつの区切りにして、連載を不定期にさせていただいたので、少々時間が掛かってしまいました。
 それでもありがたいことに、毎日500件前後のアクセスをいただき、少しずつ増えています。その意味では、多くの読者の方に支えられていると言っても過言ではありません。あらためて深く御礼申し上げます。

 最近のアクセスの状況を見ると、ひとり当たりのアクセス数が増加しているようです。新しい読者の方が過去のブログをまとめて読んだり、これまでの読者の方も関心のあるカテゴリーを読み返したりしていただいているのではないかと思います。
 また、昨年11月からはYahoo!JAPANのセカンドライフというコーナーにも掲載されていますので、こちらも一度どうぞ。
 http://secondlife.yahoo.co.jp/life/supporter/article/b1000148_00188.html

 早いもので、このブログも今年4月にスタートして丸2年になります。2年から3年を次の目標にして、毎日少しずつ記事を書いていきたいと思います。それには新しい情報が欠かせませんので、そろそろ取材の計画を立てているところです。遅くても3月までには訪タイする予定です。
 これまではバンコク・チェンマイを中心にタイ国内を移動していましたが、今回はカンボジア・アンコールワットに行ってみようと思います。初めてのアンコールワットです。せっかくいつもバンコクまで行っているのに、近隣諸国には行ったことがありません。バンコクを拠点にすると、手軽にアジア各国の周遊を楽しむことができるのです。その手初めてにアンコールワットにしました。また、バンコクでも日本人ロングステイヤーの方にインタビューする予定ですので、帰国後あらためて報告します。

 では、これからもご愛読のほど、よろしくお願いいたします。まずは御礼まで。

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February 04, 2007

№599 チェンマイはロングステイに向いている? その2

 チェンマイのサンデーマーケットにて
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その2
 
 同じくロバート・H・スガさんのコラム(CHAO 79号)からです。
 チェンマイ・ロングステイライフの会(C.L.L)という組織がある。チェンマイでロングステイしている人たちの集まり「もういい会」から分かれた人たちである。
 会員はチェンマイに個人で長期滞在するエリートと自認し、会員資格や会則は自らを律するに厳しいようである。しかしこれが行き過ぎたとも言えないが、会員個人の私生活や信条などに対する批判や食い違いで、役員や会員の間でいくつかの内紛を経験している。その結果、創立当時の役員や会員の中で、今でも会に残っている人は少ないと言われる。現在は会員間の親睦福祉をモットーとして、対外的な活動はほとんどないようである。(中略)

 この他にも、地元情報誌には○○協議会とか××フォーラムなどと、日本人会員を募集している広告を見かけるが、多くは不動産販売などの企業が販促にために主宰するものが多いようである。
 また、各種のボランティア団体、少数民族などを対象とするNGOがある。さらにスポーツや趣味教養の小さなグループもあるが、大きくなればトラブルも増え、分裂・解散があると聞く。


 わたしもC.L.Lのチェンマイ・プラザホテル横の事務所(現在は移転)を訪問して、話を伺ったことがあります。ゴルフや趣味などの部会活動が盛んなこと、新しくやって来るロングステイヤーの相談に乗っていること、日本語の書籍の図書コーナーもありました。さらに、現地の詳しい生活情報を掲載した「チェンマイ 生活ガイド」まで発行しています。
 確かにチェンマイ・ロングステイヤーの団体としては、しっかりした組織ですし活動も活発です。しかし、このコラムにもあるように、いろいろな方から会員間の内紛の話も聞きました。どの話がどこまで本当なのか、困惑してしまい、このブログの記事にはできないままです。

 チェンマイにはたくさんの団体やグループがあるようですが、その一員になる場合、このような事実を認識しておくべきでしょう。また、前回に書いたように、せっかく日本のしがらみから解放されたと思ったら、チェンマイで新たなしがらみや人間関係に悩むことにもなりかねません。
 あくまで、ロングステイは“独立独歩”の心構えが不可欠です。つまり、他人に頼り過ぎず、自己責任で行動することが肝要なのです。かといって誰とも付き合わないということではなく、現地で知り合った仲間や日本人社会とも適度な距離感を持って、交流するといいのではないでしょうか。

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February 03, 2007

№598 チェンマイはロングステイに向いている?

    チェンマイのターペー門
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 北タイの情報誌CHAO 76号に掲載されていた、ロバート・H・スガさんの「ロングステイ・チェンマイ」というコラムからです。

 「日本人は群れたがる」とよく言われます。日本人は個人的な群れが目立つ一方、外国人のそれは宗教やチャリティのグループを作って社会的な活動をしているようです。(中略)

 海外生活を目指す人々の中には、日本での複雑な人間関係やしがらみから、解放されたいと思っている人が相当数あります。しかし、実際に現地に来てみると、言語の習慣や違いから孤独や孤立を感じ出すようです。
 日本語が聞こえて来ると「日本の方ですか?」で始まって、友だちの輪ができて広がっていく。しかし、こんな簡単な理由で発生した輪は壊れやすく、大きくなるに従って日本と同じしがらみどころか、いがみ合いに発展することもあるようです。


 2003年、私はバンコクでロングステイをなさっている日本人シニア40数名に、アンケート調査をしたことがあります。
 まず、海外から見た日本社会に対する意識を聞いてみました。 「日本では人間関係がわずらわしい」と思うが32%、「ややそう思う」を入れると69%と7割近い結果でした。会社や地域社会などの人間関係をわずらわしく感じる意識が、予想以上に高いことが分かります。このような意識が、ロングステイを実行する要因を後押ししているのではないかと考察されます。

 つぎに「ロングステイの目的」についてです。回答をみるとロングステイの目的は多様で、いろいろな目的があるようです。中でも、日本の「しがらみや煩わしさからの解放」「現地の人たちとの交流」といった目的が、年代を問わず多い結果が出ました。つまり「解放志向」や「交流志向」が強いのです。もちろん「ゴルフ・スポーツなど」の活動的な滞在目的や、「自然の中でのんびり」という、のんびり志向も多いのですが。

 このようにアンケート調査から、日本社会に対する意識やロングステイの目的に「日本のしがらみから解放されたい」という傾向が強いことが分かりました。

 しかし、冒頭のコラムにもあるように、実際に日本のしがらみから脱出してきても、かえって孤独を感じたり、仲間やグループができても日本と同じような人間関係やしがらみに縛られてしまうことがあるようです。
 バンコクではほとんどなかったのですが、チェンマイでのインタビューでは、このような話や事例をよく耳にしました。せっかくのロングステイ、上手くいくか否かを分けるのは、案外、現地での日本人社会との付き合い方や人間関係にあるのかもしれません。

 つづく

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February 02, 2007

№597 NPO慧燈 調寛雅 理事長 逝去

     故 調寛雅 理事長
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 NPO慧燈の調寛雅(しらべ かんが)理事長が、1月30日肺血腫のため、佐賀県基山町の自宅で逝去されました。享年86歳。05年に2度ほど、お会いした時には、お元気でしたし、最近までタイに足を運ばれていたと聞いていましたので、突然の訃報に驚きました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

 浄土真宗本願寺派 因通寺の住職でもある調 理事長は、タイを訪問した際に、先の大戦のインパール作戦で亡くなった日本兵の遺骨が現地で放置されたままになっていることを知り、これまで多数の遺骨を収集されてきました。そして、93年にチェンマイ郊外に「追悼之碑」を建立し、追悼しています。

 95年にはNPO慧燈を設立し、タイ北部や東北部の青少年に対して、日本の里親からの奨学金を送る活動を行ってきました。家庭が経済的に苦しく、教育機会に恵まれない数多くのタイの子どもたちを、現在も支援し続けています。
 また、チェンマイ近郊のドイサケットでは大坪・慧燈学園も創立しました。さらに日本語学校も運営するなど、永年にわたって日泰の友好と交流に尽力されてきました。

 調 理事長のご逝去を悼むとともに、NPO慧燈の支援活動が継続し、さらに発展することを祈念しております。合掌

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