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March 31, 2007

№634 「人生、まだまだこれから」

   ますますお元気な篠原さん
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 07年2月、バンコクで5年目のロングステイを迎える篠原 絢司郎さん(70歳)に今回もお会いしてきました。日系の人材派遣会社の若いタイ人に日本語を教えてきた篠原さんですが、昨年11月で一旦区切りをつけて、現在はバンコクの西方の街ナコン・パトムに自宅兼日本語教室の建築に向けて設計を進めています。
 ボランティアの日本語教師を辞めた今でも、卒業生から時々連絡があり食事をしたり交流を続けているそうです。日本語教室では折り紙や手品を披露するなど、できるだけコミュニケーションを図ることで日本語を理解してもらいたいという熱意が学生たちに伝わった結果なのでしょう。

 「自分に求められているものがある、役に立つことができる」という思いから、ナコン・パトムで計画中の自宅に日本語教室を開設するつもりです。教室には地元の子どもから大人まで希望者をできるだけ受け入れたいとのこと。
 自宅の庭には果物や野菜を植え動物を飼い、生徒たちと一緒に育てたり世話をしたりという楽しい構想を描いています。そして日本語を教えるだけでなく、貧しかった時代に日本人が本来持っていた「日本人の心」を伝えたいといいます。タイ人学生に教えてきた経験から、同じ仏教国の土壌で教育を受けているのでお互いを理解しやすく、きっと自分の気持ちや思いがタイ人に通じると確信しているそうです。気持ちが通じ合うことが、何よりも嬉しく、やりがいや気持ちの張り合いにもなっているとおっしゃいます。

 篠原さんのこの熱意の原点は、数年前に来日していた中国人研修生に日本語を教えた経験にあります。それは研修の修了式の際に「先生から日本人の美しい心をもらった」という手紙を研修生からもらったのです。このような経験が篠原さんの日本語教師のボランティアを支え、継続させる原動力になっているそうです。
 「ボランティア活動を通して日中や日泰の橋渡しに少しでも役に立っていると、実感できることが嬉しいんです」。そして「夢や目標は自分で作っていくもの。誰も与えてはくれませんからね」という篠原さんの生き生きとした表情が印象的でした。次回お会いするのは、ナコン・パトムの新居かもしれません。

まとめ
 「社会から必要とされている、やることがある」ということは、孤立することなく社会とのつながりがあると同時に、リタイアしてからも新しい社会的役割を創出しているということです。社会との関係を維持して、人や社会から必要とされ喜ばれることが、篠原さんの生きがいにつながっているのです。これは高齢期における生き生きとした生き方の重要なポイントだと思います。
 また「夢や目標は与えられるのではなく、自分で見つけること」。その夢を日本語教師のボランティアやタイでのロングステイを通して見つけることができました。つまり、自分で行動する中から見つけ出したのです。

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March 30, 2007

№633 エコノミークラスでも使えるラウンジ

    明るく開放的なラウンジ
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 スワンナプーム空港内にはバンコク・エアウェイズのラウンジがあります。ラウンジといえばビジネスクラス以上が対象ですが、ここはエコノミークラスでも利用できるのです。もっとも同社の機材にビジネスクラスはないようですが・・・

 今回、シェムリアップへのトランジットに4時間の乗り継ぎ時間があったので、ラウンジを利用しました。バンコク行きに同社を利用した場合タイ国際航空より2時間も早く到着するので、その日を有効に使えて助かるのですが、乗り継ぎが悪く却って長時間のトランジットとなってしまいました。ターミナル3Fの国内線側の辺りをウロウロ探し回り、ようやくラウンジはありました。

 入り口のカウンターでチケットを提示するだけでOK。カラフルなイスやソファー並んでいて、ガラスの仕切りに囲まれた明るく開放的なラウンジです。陽が差し込むガラス窓からは駐機中の飛行機を眺めることができます。
ラウンジ内ではコーヒー、紅茶、ジュースなどのソフトドリンクの他に、クロワッサンやミニケーキの軽食のサービスがあって、自由に食べることができます。お酒こそありませんが、嬉しいサービスです。冷蔵庫内にはフルーツゼリーやミネラルウォーターも置いてありました。
 その上パソコンが4台置いてあり、メールやインターネット利用も無料です。早速インターネットでブログの状況を確認したり、メールチェックをし日本へメールを送りました。ただパソコンが英語とタイ語しか対応していなかったので、ローマ字でのメールになってしまいましたが・・・

 コーヒーを飲みながらカンボジアのEDカード、税関申請書、ビザの申請書など(これらの書類は記入事項が多くて結構疲れます)を書いたり、アンコールワットのガイドブックを熟読するなど、有意義に過ごせました。休息にはうってつけの快適なラウンジです。長時間のトランジットでしたが、疲れることもなく大変助かりました。
 日本へ帰国する際の深夜便でも利用して、ここで昼間の疲れを癒したいと思います。搭乗者にとってはエコノミークラスでも利用できる、他社にはないありがたいラウンジです。このラウンジの存在だけでも、バンコクエアウェイズを利用する価値がありますね。

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March 28, 2007

№632 ロングステイから見たシェムリアップ 続編

  朝の通勤ラッシュ 国道6号線
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パート2
3.停電について
 大手ホテルでは、停電対策として自家発電(バッテリー)を使っています。うちの会社でも、デスクトップPC用に小さいバッテリーを使っている人もいます(そのへんの電気屋ですぐ買えます)。シェムリアップでは停電は日常茶飯事ですが、長時間のものは半年に1~2度でしょうか。殆どは数分で復旧します。

4.住居について
 シェムリアップに1件だけ外国人用コンドミニアムがあります。場所は今回管理人が滞在したアンコールホテルから西へ2~300mくらいのところ。ただ欧米人ばかりで日本人はいません。このコンドミニアムに私の知り合いの知り合いが住んでいて、どの部屋に住んでいるかは不明ですが、800$/月だそうです。セキュリティもしっかりしているようです。
 www.angkoroasis.com

 ☆ HPを見ましたが、プール付きの高級ホテルのような立派なコンドミニアムですね。間取り図を見るとバスタブはないようですが。

 一戸建てですが、今現在は2~300万円も出せば、それなりの新築が建ちます。土地も値上がりの傾向はあるけど、まだ空きが多いし、日本人にとってはそれほど高い金額ではないと思います。
 土地については、外国人の登記は認められていません。住居は大丈夫のようです。外国人が土地を買う場合は、信頼できるカンボジア人に名義を借りて買う場合が多いようです。不動産屋も増えてきています。
 www.angkorrealestate.com 

 ☆ 不動産屋のHP、若干読みづらいものの日本語の表示があって、賃貸や売り物件など写真付きで載っています。

 住居の賃貸については、1年、3年、5年などの契約があるそうです。その期間によって前金が変わります(3年は3か月分とか)。途中で引っ越す場合は、罰金が発生するそうです。
 
 最後に、シェムリアップは発展途上で、日本と同等の施設や快適さを求めるにはかなり厳しいですが、それなりに面白い街ではあると思います。

 urikoさん、貴重なシェムリアップの生活情報を提供していただきまして、ありがとうございました。感謝!

Uriko's Happy Go Lucky
 http://blog.goo.ne.jp/happy_uriko

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March 27, 2007

№631 ロングステイから見たシェムリアップ 続編

   アンコール・トムの南大門
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パート1
 現地でカンボジア生活をブログで紹介しているurikoさんから、シェムリアップについての追加情報をいただきました。最新の現地情報です。
 ただしご本人によると、これらの情報は公共機関に確認したわけではなく、周りの在住者に聞いたり、自分が見聞きした狭い範囲でのものなので、本当に正しいか、そして全ての人に当てはまるかは定かではないとのこと。その点ご了承ください。なお、☆の部分は、管理人のコメントです。

1.遺跡について 
 外国人は遺跡入場券が必要なので、在住者でもその都度払わないとなりません(1日券:20$、3日券:40$、7日券:60$)。さらに、最近は取り締まりが厳しくて、入場券のない外国人は遺跡のチェックポイント(入場券を買う場所)より先には、たとえ遺跡に入らなくても行けません。
 ただ午後5時半以降は、自由に行き来できます。旅行会社やNGOには特別の入場券を発行していますが、通常の外国人にはそういったものはありません。

2.ビザについて
 商用ビザ(1ヶ月25$)は国外に出なくても延長可能です。最大延長期間は1年で、1年毎の更新となります。商用ビザは働く予定のない人でも、空港で簡単に取れます。つまり商用ビザは、誰でも取れて、誰でも延長できるということです。私たちのように会社勤めの者は、会社が代行してくれるので詳細は不明ですが、審査等はないそうです。1年の延長費は250$くらい?

 ☆ ということは、30日滞在可能な商用ビザを1年間まで延長し、さらに1年毎更新していけばいいということになります。誰でも簡単に取れて延長できるのであれば、実質的に長期滞在ができるということですね。それも審査なしで。タイでは、ビザなし入国の場合半年間で通算90日以上の滞在は認めないとか、外国人への労働許可証の発給についての審査は厳しいのですが。

つづく

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March 25, 2007

№630 マンゴーもいろいろ

  マーケットに並ぶ青色マンゴー
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 そろそろ旬を迎えるマンゴーです。タイでは「マムアン」、カンボジアでは「プラエ・スワァイ」というそうです。2月下旬、早くもバンコクのスーパーやマーケットでは黄色や青いマンゴーが、たくさん並んでいました。タイでの楽しみのひとつが南国のフルーツを食べることですが、なかでもマンゴーを一番食べていると思います。スーパーでカットされたマンゴーを買ってきて、翌日の朝食に食べるのがいつもの習慣です。今回も1週間の滞在で3回マンゴーを食べました。
 
 タイでは60種類ものマンゴーが栽培されているといいます。ずっと青いマンゴーは熟す前のものを売っているのかと思っていましたが、そうではなくて大きく黄色と青の2つのタイプに分かれるようです。
 いつも食べている黄色マンゴーの代表格は「ナムドークマイ」という品種。タイで最もポピュラーなマンゴーです。完熟した黄色の果肉は、ツルリとした食感で濃厚な甘味があります。フルーツとしてはコクのある甘味ですが食べ飽きません。ハマッテしまう独特の甘さです。今回は、カンボジア・シェムリアップのフルーツ屋さんとバンコクのナナ駅近くのマンゴー屋台で、黄色マンゴーを買いましたが、どちらもスーパーの物よりも新鮮で美味しかったし値段も安めでした。
 また黄色マンゴーは、タイのスウィーツ「カオニャオ・マムアン」にも使われます。これはマンゴーとカオニャオと呼ばれる蒸したもち米にココナッツミルクをかけて食べるスウィーツです。「ご飯とフルーツ」と一見ミスマッチにも思える食べ物ですが、なぜか絶妙な味です。

 一方の青色マンゴーの代表が「キャオサヴォイ」という品種です。せっかくの旬を楽しむために、スーパーで青色マンゴーのパック入りを買ってみました。
 白っぽい果肉はサクサクとしたリンゴに似た食感がします。食べてみると爽やかな甘さとともに酸っぱさも感じます。この独特の酸っぱ甘さが、人気の秘密のようです。さっぱりとした悪くない味なのですが、舌先がしびれるような感じがするのはわたしだけでしょうか、どうもこの点が気になりました。

 というわけで、わたしは黄色マンゴーの方が好きなのですが、これからは、もっといろいろな種類を食べ分けて旬のマンゴーを楽しみたいと思います。記事を書いているうちに、またマンゴーを食べたくなってしまいました。

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March 24, 2007

№629 早くも暑季?

     桜満開 (2005年)
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 07年2月下旬のバンコク、昼間は早くも暑季を思わせる暑さでした。おそらく最高気温は35℃くらいあるでしょう。しかし湿度はそれほど高くないようです。いつもなら噴出す汗を拭うためにハンドタオルを片手に歩くのですが、今回はあまり使わずに済みました。また日陰だとか夜になると、そんなに暑さを感じません。
 3月末から5月にかけての本格的な暑季に比べると、まだ少し過ごしやすいようです。昨年は3月下旬にバンコクに行きましたが、もう完全に暑季に入っていて、くたくたになって歩き回ったことを思い出します。1ヶ月、訪タイを早めたのは、この暑さが理由のひとつです。本当は1月であれば、もっと過ごしやすいのでしょうね。しかしスケジュールの関係で、そううまく行きませんが。

 思えばカンボジア・シェムリアップからバンコクへと回った1週間の滞在中、ほとんど快晴の毎日でした。一度の雨にも遭わずに、こんなに天気に恵まれたのは、初めてのことです。昼間天気が良くても、夕方や夜にスコールがやって来るのが普通でしたから。
 天気が良かったお陰でアンコール遺跡では、まったく雨の心配なしでした。その代わり炎天下での遺跡めぐりとなり、帽子とハンドタオル、そしてミネラルウォーターは手放せません。しかし、アンコールワット遺跡の回廊に入るとヒヤッとして、一息つくことができました。やはり湿度が低く乾燥しているのでしょう、灼熱の外とは天と地ほどの差があります。

 早いもので2月の訪問から、もう1ヶ月が経ちました。現地からの情報では、バンコクでは最高気温が36~37℃だとか、湿度が高く蒸し暑い日が続いているとか。また、タイ北部では山火事や野焼きによる煙害がひどく、空が白く霞んでいると聞きます。5月の雨期を待たないと解消しないかもしれないそうです。

 日本では桜が開花し始め春本番の時候ですが、タイでは本格的な暑季を迎えつつあります。 「暑い」というのを口に出すのも嫌になるくらいの暑さと聞きます。タイ在住の方は健康に留意されますように、またこの時期、タイを訪問する方は十分な暑さ対策をお忘れなく。

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March 22, 2007

№628 BTSあれこれ

   改善されたBTSの改札機
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 07年2月、値上げ前のBTSに乗って気づいたことをいくつか。
 まず、改札口で手荷物検査を受けました。初めてのことです。昨年末のバンコク市内の爆弾テロ事件以降、チェック体制が厳しくなっているのでしょう。BTSだけでなく、エンポリウムの入り口でも何度もチェックされましたから。

 次にプリペイドカードの「スカイカード」について。残高が少ないので200バーツ分追加するためにチケット売り場に行ったところ、新しいカードに交換されました。ここ3年ほど同じカードを利用しているのですが、交換は初めて。カードの有効期限は2年です、でも少なくとも半年おきには使っているので問題ないはず。カードが古くなったので交換してくれたのか、カードのシステムが変更になったのか、未だに不明です。

 次に、改札口にICチップ内蔵の乗車券を読む取るタイプの改札機が付加されていて、さらに料金などの表示画面がカラーモニターに変更になっていました。この改札機の青い台の上にIC内臓の乗車券を当てるだけで改札を通過できます。帰国後調べてみると、最初は回数券の「スマートパス」からICカードに切り替わっているようです。普通のチケットは、従来どおりそのまま改札機に通します。ちなみに交換してもらった新しい「スカイカード」で試してみましたが、もちもんダメでした。
 それから改札機の表示画面がカラーモニターになったのは、ありがたいサービス改善です。これまでの白黒の液晶画面だと、通り過ぎる時に残高額が読み取り難かったので、ずいぶん見やすくなりました。まさに雲泥の差です。

 3つ目は、各車両に中型テレビくらいのモニターが設置されたことです。いつ設置されたんでしょうか、前はなかったですよね。これまでもホームには大型の液晶モニターがあったのですが。これから車内のモニターに気を取られて乗り越さないようにしないといけません。そういえば次の駅名などを伝える車内放送は聞こえていたかしら?
 車内モニターには音楽のプロモーション・ビデオや映画の予告編などが映し出されていて、音楽が流れてきます。ちょうどバンコクで上映されている邦画「涙そうそう」の予告編もやっていて、夏川りみの主題歌が聞こえてきます。タイで日本語の歌を聞くと、なんだか懐かしくなりました。

 4つ目は、よく乗り降りするアソーク駅にプロムナードが設置されたことです。駅からタイムズスクウェアの3階やロビンソン・デパートに直結されて便利になりました。長い階段を上り下りしなくてもいいですし、雨に濡れなく陽射し除けにもなって助かります。

 最後に、駅構内で無料配布されている公式「BTS・MAP」です。英語・タイ語・日本語の3ヶ国語表記の地図です。市内の観光地がイラスト表示なので分かりやすく、沿線のホテルやショッピングセンターはじめ、映画館まで案内されています。さらに各施設が駅と連絡橋と結ばれているかどうかまでわかる優れものです。駅内のラックに置いてあり、折り畳み式なのでポケットにも入り持ち運びにも便利です。ぜひ街歩きに活用してください。

 以上、今回BTSに乗って気づいた点を紹介しましたが、よく見るとサービス向上や改善に努めているようです。値上げに気を取られずに、もっと前向きにBTSを利用しないといけないですね。   

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March 21, 2007

№627 アジアの格安航空会社事情

 エアアジア機 チェンマイ空港にて
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 07年2月25日からアジアの格安航空会社事情を紹介した「空飛ぶバス 上陸へ」という記事が、朝日新聞に連載されました。

 まず第2回の記事から。昨年9月に開港したタイの新たな玄関、スワンナプーム空港。ここにはエアアジアなど6社、アジア最多の格安航空会社が集まっている。狙うのは「新中間層」と呼ばれる新しい高所得者だ。
 タイのノックエアは、出資会社のタイ国際航空から国内線を譲り受けて、急速に旅客を増やしている。「全路線約6300円」という均一運賃を掲げるのがワンツーゴーだ。両社とも安いだけではなく、座席指定ができ、コンビニ店でも航空券を購入できるなどの新サービスを付加して新中間層に訴える。
 アジア工科大学院の花岡助教授の調査では、タイの格安航空会社は04年、一気に国内線旅客200万人を獲得した。この結果、一部の路線で大手会社のシェアが減り始めている。同助教授は「格安が新中間層を取り込んだ。大手は収益性の高い国際線に特化することで、格安とすみ分け始めた」とみる。さらに格安会社は大手から客を奪うだけでなく、これまで船やバスを利用してきた出稼ぎ労働者など新たな客層の開拓も始めている。
 格安航空は「空」はもちろん、「陸」や「海」まで、東南アジアの交通網全体を変えつつある。

 次は第4回目の記事です。ここはマレーシア屈指の高原リゾート、キャメロン・ハイランド。常夏の国にあっても年中涼しいとあって、退職した日本人の長期滞在地として人気がある。長年住むSさんたちロングステイヤーの楽しみの一つが、格安航空券を使った旅行だ。
 マレーシアの格安会社エアアジアは年に数回、破格のバーゲンセールをする。最安値は「無料」。つまり空港税などの必要経費だけ。あらかじめ空席が見込まれる便では、一部の席を無料にして宣伝効果を狙おうというわけだ。これを利用して、Sさんたちはボルネオ島クチンまで約1700円で往復した。大手航空会社の1割以下の値段だ。「日本ならバスツアーぐらいしかできませんが、ここならアジア周遊ができるんです」

 しかし格安航空、いいことばかりではありません。1、2時間の遅れは当り前ですし、安全性にも問題があります。今年1月、インドネシアの格安会社アダムエアの墜落事故が起きました。さらに大手のインドネシアのガルーダ航空までも3月7日、ジョクジャカルタ空港で旅客機が着陸に失敗して炎上し、死者22人という事故を起こしたばかりです。
 「格安会社は避けた方がいいでしょう。整備や機体の面で格安と大手では差があることが分かっています」と現地の危機管理のコンサルタント会社に勤めるGさんの意見で、記事は締めくくっています。

 確かに航空料金、安いに越したことはありません。わたしもタイ行きの航空料金が気になりますし、安いチケットはないかと探します。また記事にあるようにロングステイ先から東南アジア各地を周遊するのも、ロングステイならではの楽しみ方です。大いに観光地や遺跡などを巡っていただきたいと思います。
 しかし、格安料金ばかりに目を奪われてしまわずに、その会社の安全性や信頼性を考慮しないといけないという教訓をこの記事から教えられます。つまり“安全”を最優先させる意識を忘れてはいけないのです。
 

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March 19, 2007

№626 タイ映画「KING NARESUAN」 その2

「KING NARESUAN」の大きなポスター
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その2
 さて映画ですが、結論からいいと“実に面白く”期待以上でした。日本の戦国時代を描いた映画がありますが、そのタイ版といったところでしょうか。下手なハリウッド映画を観るよりも面白かったです。
 構想から制作まで4年、制作費5億バーツ、1000人以上のエキストラを使ってという、タイ映画ではこれまでにない規模の映画になっています。それだけに見応えがあります。CG映像もありますが実写を中心にした戦闘シーンは、スクリーンならではの迫力がある映像です。長時間にわたって繰り広げられる戦闘シーンは、なぜか映画「ロード・オブ・ザ・リング」をふっと思い出しました。そう思うのはわたしだけでしょうか?

 なによりもワレースワン大王役の俳優がいいですね。この主役のワンチャナ・サワディは現役の陸軍将校だそうで、なるほどきりっとして格好いいはずです。これまでアユタヤ王朝時代というと、当時の々の服装や象に乗った戦い方などは、絵や彫刻を通してしか見たことがありませんでしたが、これらを映像で見られるだけでも価値があります。昔のタイの生活、風俗などもこうであったのかと、感慨深く観ていました。

 映画を観たタイ語が話せる日本人の話によると、台詞は昔のタイ語のため、相当聞き取りにくいとのこと。日本の時代劇で「~でござる」「つかまつる」というようなものです。わたしはタイ語はまったく分かりませんので、英語の字幕を一生懸命、目で追っていました。かえって英語の映画にタイ語の字幕が出るよりも理解できます。英語の字幕でストーリーがかなり分ったので、十分に楽しめました。元々タイの歴史については不案内ですが、事前に「CHAO」の記事を読んで予備知識があったことも役立ちました。
 長編の映画ですがラストシーンが近づくにつれて、ぐっと盛り上がります。本編は約2時間40分、テンポが良くて飽きませんし、長時間を感じさせません。超大作のこの映画、タイ映画も大したものです! 日本では洋画が今ひとつぱっとしませんから、もし公開されたらきっとヒットするでしょうね。

 ところで13時30分からの予告編の上映に始まり、終わったのが何と3時間後の16時30分でした。予告編が10本分くらいありますし、国王賛歌も流れますから、とにかく時間がかかるのです。3時間の長丁場です、館内の冷房の効き過ぎですっかり体の芯まで冷えてしまいました。幸いなことに風邪は引きませんでしたが。

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March 18, 2007

№625 タイ映画「KING NARESUAN」

  象の戦闘シーン 公式サイトより
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 07年2月、バンコクでタイ映画の大作「KING NARESUAN PartⅡ(ナレースワン大王)」を観てきました。これまでもバンコクで映画を観たことがあるのですが、現地で観るタイ映画は初めて。先に公開されたパートⅠの評判がよく、人気の映画ということで興味を惹かれました。

 料金は120バーツ(約420円)、安いですね。物価の違いはありますが、日本は高すぎるということでしょうか。平日の昼間ということもあって観客は20~30人ほど。300人は入れそうな大きな劇場はガラガラです。すぐに長袖のシャツを持参していないことを後悔しましたが、もう後の祭りです。近くに座った女性は上着を羽織るとともに、ひざ掛けまで用意していました。そうタイの映画館は冷房が効きすぎて寒いのです、忘れていました。タイで映画を観る機会があったら、必ず長袖の上着を持っていきましょう。
 予想よりも大きな劇場で後方の座席を指定したことも悔いましたが、これは杞憂に終わりました。大きなスクリーンなので、後ろでちょうどいい感じでした。

 タイトルになっている「ナレースワン大王」は、アユタヤ王朝の21代目の王でサンペット2世ともいい、スコータイ王朝のラームカムヘーン大王、現チャクリー王朝のチュラーロンコーン大王(ラーマ5世)とともに、タイ三大王の一人と言われています。そしてタイの国技ムエタイの創始者だそうです、知りませんでした。

 パートⅡは西暦1577年から始まり、アユタヤ国の再興までのストーリーです。16世紀のタイを舞台に、アユタヤを占領したビルマ軍と戦ってこれを打つ破り、タイを再興した救国の英雄としてナレースワン大王を描いています。なお、歴史や物語の詳細については「CHAO」93号に大王の特集が組まれていますのでご覧になってください。記事の一部も、同紙とウィキペディア(Wikipedia)を参照、引用させていただいています。

公式サイト
http://www.kingnaresuanmovie.com/index_eng.php

 つづく

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March 16, 2007

№624 海外ロングステイ 人気

バンコクの北、ノンタブリーの船着場
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 07年3月10日の朝日新聞の記事からです。
 リゾート地などの海外に長期間滞在する旅行、「ロングステイ」が人気だ。ブームの牽引役は団塊の世代。ロングステイ財団によると、04年に観光などを目的として海外で14日以上滞在した60歳代は約13万5千人。過去5年間で約1.4倍の伸びを示しているという。1月から2月にかけて、タイ、マレーシアで気ままな時間を過ごす熟年夫婦たちを訪ねた。

 ということで3組の夫婦が紹介されています。将来の東南アジアへの移住の調査を兼ねてチェンマイに1ヶ月滞在した兵庫県の夫婦。ロングステイにあこがれて今回初めて個人旅行でタイにやって来た大阪の50歳代の夫婦。ゴルフが好きでマレーシアの複数の町を渡り歩く「マルチハビテーション」を実践する神戸の夫婦たちです。

 この記事は、夕刊の一面を使っての特集です。それだけロングステイに対する関心が高まっていることの証でもあります。記事の内容よりも3組の夫婦の滞在ぶりを伝える大きなカラー写真が印象的ですね。今年から大量退職し始める団塊の世代です。どのくらいの数の団塊世代がロングステイを実行しているのでしょうか、具体的なデータは示されていませんが、これまでよりもロングステイ人口が増えるのは確実でしょう。
 しかし、記事ではブームと相俟って、現地でのトラブルが増加していると指摘します。そのために「治安や物価などを勉強して、事前に現地を視察するべきだ」とアドバイスしています。
 
 この記事で紹介されているように、個人ごとにそれぞれの滞在スタイルがあります。自分のプランを実現させるためには、十分な準備と下調べ、何よりもはっきりとした目的を持つことが重要です。そして有意義なロングステイを過ごして欲しいものですね。

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March 15, 2007

№623 ロングステイから見たシェムリアップ その3

   マーケットに並ぶ新鮮野菜
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その3
 重要なビザについてです。カンボジアに入国するには、短期間であってもビザが必要です。基本的に観光ビザ(T)と業務「ビジネスビザ」(E)の2種類。ビザは発給日より3ヶ月間有効で、1回に限り入国日より1ヶ月間の滞在が可能です。出国し再度入国する場合は、改めてビザを取得しないといけません。ただし観光ビザは1回だけ延長が可能です。プノンペンにある入国管理局国家警察で手続きをすると、さらに1ヶ月間の延長が認められます。(カンボジア大使館のHPを参照)
 仕事や業務でない限り、観光ビザを申請します。事前に日本で取得できますが、入国の際に空港や国境でもその場で申請してビザの許可がおります。写真を2枚用意して、飛行機の機内で配布される申請用紙に記入すればOKです。手続きも難しくありませんし、待ち時間も10分ほどです。日本の旅行社などに依頼するよりも費用も安く済みます。観光ビザの申請料は20米ドル。
 カンボジアにはタイやマレーシアのようなロングステイ用のビザはありません。したがって観光ビザの延長をしても最大2ヶ月ということになります。ビザの面でも長期滞在に適しているとは言いにくいですね。さらに滞在したい場合は、一旦出国して再入国ということになりますが、その都度20米ドルが必要になります。
 
 今度は生活環境の面です。
 シェムリアップの街を歩けばすぐ気づくのですが、国道6号線の歩道や一歩入った道路は赤土の未舗装路です。赤土は細かな粒子で車が通ると赤い土埃となって舞い上がるため、道路に面した木々や家は赤く染まっています。家の窓は開けられないし、洗濯物も道路近くには干せないでしょう。それに目や喉も気になりますね。またコロニアルスタイルの街の印象は汚い感じはしないのですが、道路脇や歩道にはゴミが散乱しています。
 飲料水は、もちろんミネラルウォーターを飲むことになりますが、必ずしも上水道が整備されているとは言えないようです。一般のカンボジア人は井戸水を沸騰させて飲用しているとのこと。ホテルではお風呂やトイレの水は心配要りませんが、一戸建てとなるとどうなのでしょう? 
 それから停電もしばしばです。滞在中、一晩に3,4回も停電しました。幸い短時間で復旧しましたが、パソコンなんか使っているともう大変ですね。長時間だと冷蔵庫の食料品も心配です。

 このようにロングステイの条件としてマイナス面のことを書きましたが、悪い点ばかりではありません。
 まず人が優しい。素朴で素敵な笑顔で接してくれました。そしてカンボジア料理が美味しいのも見逃せない点です。基本的にタイ料理系なのですが、タイ料理ほど辛くありません。やや甘口の味付けで日本人に合っています。マーケットの食材も豊富で、近くのトンレサップ湖で採れた魚介類も並んでいて物価も安い。
 メータータクシーは走っていませんが、トゥクトゥクやバイクタクシーで手軽に移動できます。慣れると風を受けて快適な交通手段ですね。
 また郊外を走ると、アジアの原風景といった景色が広がっています。ゆっくり、まったりアジア好きな方は、はまってしまうかもしれません。

 はじめてのシェムリアップ訪問で、僅かなことしか分かっていません。提供できる情報はこの程度ですが、発展途上の街ですので、これから少しずつ社会インフラが整備されると思います。一度アンコールワット観光を兼ねて、シェムリアップの街を自分の目で確かめてはいかがでしょう。

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March 13, 2007

№622 ロングステイから見たシェムリアップ その2

   滞在したアンコール・ホテル
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その2
 実際にシェムリアップの街を歩いてみると、シニアのロングステイはまだまだ難しいと感じました。その理由をいくつか。
 まず住居です。ガイドさんの話によると、外国人向けのアパートやコンドミニアムはないとのこと。アメリカ人やフランス人、そして韓国人などの外国人は、一般的に一戸建てを借りて住んでいるそうで、家賃は500米ドル程度。カンボジアの治安は流動的なので戸建ての場合、セキュリティーなどの面も考慮しないといけません。そうするとホテルに長期滞在するという方法でしょうが、観光地のホテルですからそう安くはありません。中級ホテルで1泊50米ドルくらいからで、1ヶ月単位の契約については不明です。

 過ごし方の面からいうと、娯楽施設はあまりなくゴルフ場に限られているようです。調べた限りでは2ヶ所。まず06年7月にオープンした「ポーキトラ カントリー・クラブ」。運営は高級ホテルのソフィテルロイヤルアンコールが行っていて、場所はシェムリアップ市内から車で40分程度のプオ・ディストリクトに位置しています。
 2つ目は「アンコール・ゴルフリゾート」で、06年12月にオープンしました。空港とシェムリアップ市内の間、国道6号線のすぐ近くにあり立地が大変良い場所です。
 しかし、ゴルフ以外にこれといった楽しみはなさそうなので、現地で何をするかが一番の課題かもしれません。シェムリアップ周辺にはアンコールワットはじめ、素晴らしいクメール遺跡が点在しているので、じっくりと遺跡巡りをしたり研究するには向いています。遺跡好きの方には最高の場所ですが、それ以外の方はさてどうするか? 短期間の滞在であれば観光していればいいのですが、長期間となるとすぐに飽きてしまうでしょう。

 次は医療について。カンボジアは都市部でも医療機関の整備が東南アジアで最も遅れていると言われています。わたしが契約した海外旅行保険のガイドブックを見ると、プノンペンには2,3のクリニックがありますが、シェムリアップにはキャッシュレスで受診できる提携病院はありませんでした。市内にはジャヤヴァルマン7世病院やシェムリアップ州病院など割合大きな病院がありましたが、ただ医療技術レベルや日本語が通じるかは不明です。
 しかし、現地で暮らすurikoさんの情報では、国際基準の総合病院「ロイヤル・アンコール国際病院」が今年5月にオープンするとのこと。同病院はタイでもトップレベルの医療技術を誇るバンコク病院と提携しているそうですから、医療面での不安がかなり解消されることが期待されます。

つづく

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March 12, 2007

№621 ロングステイから見たシェムリアップ

     バーストリート付近で
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 アンコールワット観光の拠点都市シェムリアップ(Siem Reap)。州の人口は約15万人。国際空港があり、バンコクやベトナム・ホーチミンへも多くの定期便が乗り入れています。市の南10kmには東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖が広がっていて、生息する魚類の数は300種とも。
 現在は永く続いたカンボジア内戦から平和を取り戻し、10年ほど前からアンコールワット観光が復活すると、外国人観光客が増加するにつれて観光客向けのホテルやレストランが次々に建設されています。観光業を軸に発展を続けているシェムリアップです。
  
 07年2月、初めて訪れたシェムリアップをロングステイの視点で眺めてみました。事前にインターネットで調べたり、現地の旅行社やガイドさんにも聞き取りをしましたが、結論から言うと「日本人シニアのロングステイヤーはいない」ようです。ホテルや旅行会社など観光業で働く若い日本人が、生活している程度に止まっています。もしどなたか情報があれば教えていただきたいですね。

 インターネットで探し当てたのですが、カンボジア生活をブログで紹介しているurikoさんに、日本人シニアのロングステイの状況や可能性を尋ねてみました。以下はurikoさんからのコメントです。
 「シェムリアップは発展途上で、まだシニアがロングステイできるような環境にはないと言っていいと思います。働く外国人にとっても環境が整っているとは言い難く、外国人が快適に過ごせるようになるには、まだ時間がかかると思います。数日滞在するにはいいのですが、住むのにはちょっと・・・という感じでしょうか。
 シェムリアップの日本人は200人位いるとか聞きますが、定かではありません。この街全体が観光業で成り立ってますので、ほとんどが旅行会社やホテルなど観光関係か、NGOや遺跡関連でしょうか。

 プノンペンにはいくつかの高級ホテルが、ロングステイ用のプランを持っています。(ヒマワリ、インペリアル・ガーデン、インターコンチネンタル等)ちなみにインターコンは、1ヶ月2000$~だそうです。
 シェムリアップでは、昨年から今年にかけて高級ゴルフ場が相次いでオープンしました。あとバンコク病院と提携している、初の国際基準の総合病院「ロイヤル・アンコール国際病院」が今年5月にグランドオープン予定です。
 徐々にではありますが、環境は整ってきていると言っていいのかな?」

 urikoさんのブログです。シェムリアップの生活の様子がよく分かります。
 http://blog.goo.ne.jp/happy_uriko/m/200702

つづく

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March 10, 2007

№620 定年後、どうしている?

フランスパンを山積みで シェムリアップ
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 07年2月18日、朝日新聞日曜版の「定年後、どうしてる?」という記事からです。

 「退職後の時間は自分のもの」。仏大手保険グループのアクサが、世界11の国と地域で退職者にアンケートした。日本はじめ豪州、中国、英国、フランス、ドイツ、米国などである。時間の過ごし方について、豪州や英国が「ガーデニング」「ハイキング」「旅行」と、3個は挙がるのに対し、日本人は平均1.7個だけ。世界最低だった。逆に、18%は「何もしていない」と答え、スペインの19%に次いで多かった。 
 一方、再就職を希望している人は、日本は50%で、2位のシンガポール(37%)を大きく引き離してトップ。退職年齢の引き上げに反対なのは、日本はわずか9%で最も少なく、ほぼ半数が反対する欧州諸国とは好対照だった。

 日本の高度成長を支えてきた人たちとあって、働くことに生きがいを感じていると思いきや、実はそれだけではないらしい。年金収入だけでは生活費が5万824円足りず、調査国中で最大の赤字国だ。自国の社会保障に危機意識を感じている人も最多だった。
 「退職後も働き続けることが日本人のライフプラン。でないとやっていけない」とアクサ生命保険。生涯現役なのも、懐の事情がそうさせているらしい。余暇を楽しむどころではない。

 同社のHPで「リタイアメントスコープ 06年」の調査レポートを見ると、「日本と対象国との国際比較」と「就労者と退職者の比較」が、分かりやすく解説されていますので、関心のある方は一度開いてください。その調査項目は非常に多岐にわたっています。
 記事にもあるように、現在の生活を維持するには年金だけでは足りないから働き続ける、という厳しい現実が報告されています。結論では、公的年金制度への強い危機感が就労者・退職者を問わず広がっていて、退職後の生活に対する自己責任意識が高まっていると結んでいます。急激に進展する少子高齢社会の下では、将来社会保障制度が維持できないのではという危機感の現れでしょう。

 そしてアンケート結果をみると、日本は1位「趣味」2位「ボランティア」と続き、3位が「何もしない」になっています。「何もしていない」人が多いのは、気になるところです。経済的に余裕があっても、特にすることがなく毎日を過ごしているのでしょうか。もしそうだとしたら趣味でもボランティアでも、何か自分の好きなこと、したいことを見つけて欲しいものです。
 「働き続けないといけない」人がいる一方で、「何もしない」人もいます。日本社会は経済的格差が拡大していると言われますが、その象徴でなければいいのですが。

アクサ リタイアメントスコープ 06年
 http://www.retirement-scope.axa.com/country/download/2007/retirement_scope_japan_jp.pdf

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March 08, 2007

№619 バンコク・エアウェイズの機内サービスは最高! その3

 ベトナム・ラオス国境の上空にて
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その3
 しばらくうたた寝をして目が覚めました。時計を見ると12時35分、ベトナム上空へ差し掛かり、薄雲を通してうっすらと海岸線が見えます。バンコクまでもう少しです。ラオスとの国境辺りの空は、これまでのじゅうたんのような雲から、高度1万m近くまで発達した入道雲に入れ替わっています。すでに熱帯の空へと変化しているのです。

 あとバンコクまで1時間というところで、今度は“おにぎり”のサービスです。高菜と明太子の2種類で、明太子をチョイスしました。さらに外国人用でしょうか、デニッシュのパンも用意されています。さすがにお腹が一杯で、おにぎりは今晩の夜食用にして、日本茶だけいただきました。他社にはない嬉しいサービスですね。

   着陸前におにぎりのサービス
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 バンコクからカンボジア・シェムリアップへ乗り継ぐので、日本人クルーからトランジットやリコンファームなどの手続きや場所を丁寧に教えてもらいました。どうやらバンコクで帰国便のリコンファームができそうですし、初めてのスワンナプーム空港、トランジットカウンターやラウンジなどの場所も確認できました。ひと安心です。

 13時25分、飛行機は少しずつ高度を下げ始めました。天気は晴れ、いかにも暑そうです。きれいに長方形に区画された田んぼの緑が目に鮮やかで、所々で住宅街(ムバーン)が田園の景色を侵食しています。バンコク周辺は平坦な土地がどこまでも広がっていて、日本にはない風景です。
 13時45分、ほぼ定刻通り着陸。多少揺れはしましたが、5時間45分ほどの快適なフライトでした。初めて降り立つスワンナプーム空港、窓からは熱帯の陽射しを受けて銀色に輝く真新しいターミナルビルが出迎えてくれています。

 バンコク・エアウェイズの機内サービス、一言で言うと“素晴らしい!”。実によかった。小さなエアラインなので、大手に負けないように企業努力しているのでしょう。何の問題もないどころか、快適で質の高いサービスのバンコク・エアウェイズです。バンコク・福岡間に限っては、機内サービスの質は、飛行機の大きさに反比例しているかもしれませんね。    
 このサービスでタイ国際航空よりも格安な航空運賃なのですから、乗らない手はありません。搭乗率が低くて福岡路線が休止にならないように、みなさんもぜひ一度搭乗してください。お勧めです!

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March 07, 2007

№618 バンコク・エアウェイズの機内サービスは最高! その2

    マナオ入りのジントニック
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その2
 揺れも収まり、離陸後30分でドリンクサービスと「The Prestige」という魔術師の映画が始まりました。タイ航空の福岡便では、映画は各座席ごとにモニターがなくて大きなスクリーンで上映されていましたが、この3席ごとにある小型スクリーンは見やすくてなかなかの優れものです。 
 ビールはタイのビール・チャーンとリオ、そして日本のアサヒです。シンハはありません。チャーンとナッツのおつまみをもらい、早くも気分はタイ・モードへ。2本目はアサヒをもらって飲み比べましたが、チャーンの方が好みですね。ヘッドホーンから流れるJ-POPを聴きながらビールを楽しみました。

 見ていると、食事前というのにワインやウイスキーなどのドリンクサービスまであります。その上、60人の乗客に4人の客室乗務員ということもあって、行き届いたいい感じのサービスです。待たされることなく、飲み物のお代わりもすぐに持ってきてくれますし、競合のタイ国際航空よりも好感が持てます。今までで一番よい機内サービスといっていいでしょう。これはバンコク・エアウェイズで決まりですね、これからも乗るしかありません! 
 何度もお代わりを聞いてくれて、次はジントニックをいただきました。レモンではなく、ちゃんとタイのマナオ(ライム)が使われているのもちょっとした嬉しいサービスです。機内アナウンスによると、食事は離陸して2時間後とのこと。これで完全にできあがってしまいました・・・

  「チキンの照り焼き」の機内食
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 機内食はチキンとポーク。最後尾の座席のため選択できずにポークしか残っていません。がっかりしていると日本人乗務員が特別にクルー用の「チキンの照り焼き」に替えてくれました。ありがたいことです。そしてこの照り焼き、バター風味が効いていて、とても美味しかったのです。タイ風のさつま揚げとエビには、ピリ辛のタイソースがよく合います。その他にバターロールとレモンケーキが付いています。シンプルなメニューですが、エコノミークラスとしては合格点の味です。フォークやスプーンがプラスチックでも気になりません。ここでは赤ワインまでいただいて少々飲み過ぎました。
 デザートは、福岡の「八女玉露」アイスクリーム。実は食事で一番美味しかったのが、このアイスです。因みに地元のロイヤル製で、ハーゲンダーツにも負けていません。

 現地時間の10時50分、2本目のアニメ映画「Flushed Away」が始まる。2本も映画上映があるとは。他にも日本でヒットしている「マリー・アントワネット」など充実のプログラムが揃っています。
 12時、窓からの景色は、ずっと白い雲のじゅうたんです。また少し揺れました。高度11900m、速度785km。GPSのモニターは南シナ海、海南島上空を表示しています。バンコクまで後2時間です。

つづく

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March 06, 2007

№617 バンコク・エアウェイズの機内サービスは最高!

  PG816便、後方はタイ航空機
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 2月22日、初めてのバンコク・エアウェイズの搭乗です。同社は06年12月に福岡に就航したばかり。使用する機材は、162人乗りのエアバス320、個性的でカラフルな機体と、機首には「SAMUI」号とネーミングが入っています。同じ国際線に駐機しているシンガポール航空の大型機ボーイング777と比べると、あまりに小さくて「本当にバンコクまで飛べるの?」と不安になります。待合室の乗客からも同じような声が・・・

 タイ・リゾートをイメージした制服の客室乗務員の笑顔に迎えられて機内へ。すべてエコノミークラス、ビジネスクラスはありません。シートは、左右3列ずつの横6席です。日本の国内線を飛んでいる小型機並みの大きさですが、思ったより機内は狭くありません。新しい機材は清潔感があり、シートの座り心地もまずまず。いつもとは反対に、今回は一番後方の座席をリクエストしました。これならトイレに行くにも便利です。
 天井から3席毎に小型モニターがせり出すようになっていて、これで映画はOKです。音楽はJ-POPのプログラムがあり、日本の新聞や週刊誌も充実しているので、6時間のフライトも快適に過ごせそうです。この時点ですっかり不安がなくなり安心しました。時計をタイとの時差の2時間遅らせます。
 2月の平日ですから仕方ないのですが、心配した通り乗客は60人ほど。搭乗率は約40%しかありません。乗客は日本人ばかり、夫婦、学生、男性グループなど個人客が多く、ツアー客は少ないようです。今後の搭乗率が気になります。

     清潔感のある機内
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 定刻の午前10時、PG816便は、バンコクに向けて福岡空港を飛び立ちました。滑走路に入る前の誘導路からエンジンを吹かして、もう加速し始めます。これって本当はNGなんでしょうが、さすが小型機、小回りが利きます。そして割合あっさりと離陸。快晴の空の下、眼下には福岡の市街地が、そして後方にはヤフードームや博多湾がはっきりと遠望でき、高度を上げるとともに少しずつ福岡の街が遠のいていきました。
 絶好の飛行日和と言いたいところですが、熊本上空7400mで突然大きく機体が揺れだしました。やはり小型機のせいでしょうか、揺れが大きいのは気のせいだけではないようです。薄雲を通り抜けると、雲仙普賢岳が雲間から望めます。直下には天草五橋が、くっきりと海にラインを描いています。
 高度10400m、速度657km。天草上空を通過すると、また大きく揺れ始めると同時に雲が多くなりました。天気は下り坂。そういえば今朝のTVニュースで、午後から雨の予報が出ていたことを思い出しました。

つづく

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March 05, 2007

№616 団塊移住へ全国組織

   カンボジア バイヨン遺跡にて
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 07年2月18日の西日本新聞に「団塊移住へ全国組織」という記事が載りました。

 都市から地方への移住・交流促進に意欲的な地方自治体や企業が、官民共同の全国的な推進組織の設立を構想している。今春から始まる団塊の世代の大量退職を見据え、移住・交流を志向する国民的な機運を盛り上げるのが狙い。財団法人 地域活性化センターを事務局とする協議会を近く設置し、設立に向けた準備作業を本格化させる。
 移住・交流は都市住民が地方に定住したり、余暇を利用して地方との間を行き来したりするライフスタイル。その促進は人口減や過疎化に悩む自治体から、地域活性化策の柱になると期待されている。産業界も新たなビジネスモデル創出の好機と見込んでいる。

 構想によると、推進組織の会員は自治体、企業、民間団体、移住・交流の希望者や実践者で構成。受け入れ側の地方にも都道府県単位で官民共同の推進会議を設け、相互に連携・協力して国民的な運動を支える仕組みづくりに取り組む。
 推進組織の業務としては、①ポータルサイトやメールマガジン、イベントを通じた情報発信、②ビジネスモデルの創出支援、③調査研究、などを想定。このうちビジネスモデル創出支援では、 「移住コンシェルジュ」を核とする移住・交流の受け入れシステムを、各地で構築することを目指す。

 最近話題の「国内移住」推進への具体的な取り組みが始まろうとしています。とりわけ団塊の世代の定年を機に、同世代の移住や交流によって地方の活性化を図ろうという構想です。
 団塊の世代の地方への移住については、賛否両論あるようです。代表的な反対論は、同世代が健康なうちはお金を落としてくれるからいいが、10年・20年先には自治体の医療費や介護サービスの負担が重くなり、かえって地方財政ににマイナスだというものです。また期待するほど、都市から地方へ移住する人口は少ないのではという予想もあります。しかし、ここでは「国内移住」を前向きに捉えたいと思います。

 そこで重要になるのが地方の受け皿です。受け入れる自治体は、豊かな自然の中でのんびり過ごすといった「田舎暮らし」を推奨するだけでなく、移住先の地域で何ができるのか、また何を期待されているのか、例えば仕事、ボランティア、地域活動など、具体的なプログラムを提供する必要があります。それに魅力を感じた人が応募して、必要とされている能力や人材などその地域のニーズとマッチングさせることが、移住を希望する個人にとっても受け入れる地方にとっても重要なことでしょう。ひいてはそれが定住につながり、地方を活性化させることになるのです。そのような役割を「移住コンシェルジュ」に期待したいものです。

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March 03, 2007

№615 BTS 3月より値上げ

     チョンノンシー駅にて
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 バンコクの高架鉄道BTSの運賃が、3月より値上げになりました。当初06年12月に予定していた値上げを延期していたものです。1999年の開業以来、初めての値上げになりますが、運営コストの増加がその理由だそうです。
 なお、3月2日のバンコク週報のHPによると「今後18カ月は値上げをしない」と報じています。7年間も値上げしなかったBTSですが、次回値上げは、それほど先のことではないという意味でなければいいのですが・・・

 初乗り運賃が10バーツから15バーツに。初乗りの距離を超えると、2駅毎に5バーツが加算されます。しかし、最大料金は40バーツのまま据え置きとのこと。ということは、これまでよりも40バーツの運賃区間が増えるということですかね。
 また、乗り放題の「1日プリーパス券(120バーツ)」や30日間有効の「プリペイドカード」は従来通りです。

 開業当初、閑散としたBTSの車内は冷房が効き過ぎて寒いくらいでしたが、現在はいつも混み合っています。すぐに座れることは、あまりありません。タイ語が読めなくてバス路線に不案内なわたしにとって、BTSは市内を移動するのになくてならない足です。日本人をはじめ外国人観光客にとって重要な交通手段と言ってもいいでしょう。
 
 運賃の支払い方法として、毎回チケットを買うのではなくて、いつも「スカイカード」という2年間有効のプリペイドカードを利用しています。最初に200バーツでこのカードを購入し、乗車する毎にカードから運賃が引かれていくシステムです。残高が少なくなるとチケット売り場に行って、100バーツ単位で追加購入することができます。料金はお得にはなりませんが、その都度チケットを買う手間が省けるので便利です。
 ところで今回のバンコク滞在は、2月24日から3月1日まで。それも1日の深夜便での帰国だったので、実は値上げ後のBTSに乗っていません。しかし次回乗ったとしても、カードから利用運賃が引かれていくだけですから、値上げの実感はないのかもしれませんね。

 なお、今回BTSに乗ってみて、気づいた点がいくつかありました。それについては、またレポートします。

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March 01, 2007

№614 今朝、帰国しました

   福岡に降り立ったPG815便
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 今朝、8日間のバンコク・アンコールワットの旅から帰国しました。バンコク・エアウェイズPG815便は、定刻8時に福岡空港に降り立ちました。機内から外へ出たとたんに、ひんやりとした冷気が肺を満たします。熱帯独特の熱気から、少々寒さを感じながらも冷涼な空気が懐かしく「帰ってきた」ことを実感します。それでも春の柔らかい朝日を浴びて、それほど寒さは感じません。
 この時間帯の空港は、他にもシンガポール航空、タイ国際航空、そしてベトナム航空などが次々に到着して、ちょっとした帰国ラッシュになります。この時期、団体ツアー客以外にも、学生など若い人たちも目立ちます。入国審査を終えて、手荷物がすぐに出てきたので、税関の列もほとんど並ばないでスムースに帰宅の途へ。空港に近いこともありますが、8時半過ぎにはもう自宅に帰り着いていました。こんなに便利な国際空港は福岡しかないですね。成田を利用する方にはきっと羨ましがられることでしょう。そしてこの記事を書いているという訳です。

 初めてのバンコクエアウェイズのフライトは、すごく快適でした。客室乗務員の接客やサービスは、はっきり言って大手のタイ航空よりもいいです。エアバス320の小さな機体も、幸いなことにあまり揺れなくて済みました。これからも是非、利用したいと思いますし、同じ機材を使用しているベトナム航空でホーチミン経由のバンコク行きというのもいいな、と早くも次回のプランを考えています。

 また、アンコールワット遺跡は想像していた以上に感動しました。昨年タイ・イサーン地方にあるクメール様式のピマーイ遺跡を見学しましたが、類似点があると同時にその規模や美しい彫刻などは比較になりません。クメール文化の素晴らしい遺跡群の魅力に圧倒されました。 「いつか一度アンコールワットを訪れてみたい」という念願が叶い、よい経験になりました。まだ行ったことがないという方は是非どうぞ、お勧めします! これからはタイだけでなく、いろいろなルートを考えて、東南アジア各地を巡りたいものです。
 
 さて、今回もバンコクでは多くの方にお世話になりました。紙面を借りて深く御礼申し上げます。詳しくは記事にして、これから少しずつ紹介していきます。まずは帰国報告まで。

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