« №661 和食レストラン「葵」 | Main | №663 朝食の定番クイティウ »

May 18, 2007

№662 団塊、アジアへ行く

 屋台での朝食 シェムリアップにて
20070223_dscf1365
 
 07年5月12日に朝日新聞からです。
 団塊の世代よ、めざせアジア―。定年を迎えたが「まだまだやれる」というシニアたちが、ものづくりの技術や管理能力に長けた人を求めるアジアの企業に、新しい活躍の場を求め始めた。

 「現地の人たちと一緒に苦労しながら、新しいことに取り組むのがおもしろい。収入は落ちても興味は尽きません」。3度目のアジアを目指す理由を神奈川県の男性(59)はそういう。55歳の時、外資系会社を選択定年で辞めた。3人の子どもはほぼ独立し、住宅ローンも払い終わっていた。体力のあるうちは別の仕事にチャレンジしたかった。
 工場の管理職経験を活かし、中堅の金属加工会社に短期に雇われ中国・広東に派遣された。ここで知り合った人の紹介でシンガポールの企業に移り、コンピューター機器の組み立て工場設立に1年間奔走した。元々英語はできる。工場長として営業もこなした。深夜残業や徹夜が続いたが、達成感の方が大きかった。
 帰国して1年。またやる気がみなぎってきた。「今度は3~4年の仕事なら国は問わない」と、人材会社に相談中だ。

 都内のノンバンク系で働く男性(59)は、行員時代に駐在したインドネシアカマレーシアで、総務・人事系の職を探している。人材会社に登録して、仕事が見つかれば早めに転身するつもりだ。
 今の会社には雇用延長制度があるが考えていない。行員時代の年収は1500万円、今のノンバンクでも800万円。高収入と引き換えに、上司にもお客にも気を使い頭を下げてきた生活に別れを告げたい。
 「会社のしがらみを断って、もう一度海外に飛び出したい。体力が十分あるのはあと数年。お金と仕事の楽しさなら、今度は楽しさを選択したい」

 人材会社も、団塊の世代に注目し始めた。3月下旬、東京で「団塊の世代、技術者のためのアジア転職セミナー」が開かれた。現地の就労事情や生活環境を説明。団塊の世代を含む40~60代の15人に「日本の成長期を支えてきたみなさんの技術や経験を伝えていただきたい」と呼びかけた。求人の大半は日本企業の現地法人だ。自動車部品や電機メーカーの技術職、工場の管理職など製造業が多い。「どの程度の専門知識が必要か」「住宅事情は」などの質問も相次いだ。
 別の大手人材会社では「日本人技術者への需要は多いが、現地の給与水準だとミスマッチもおきる。定年を迎えた人なら働き盛りよりも給与を低く抑えられ、人材不足の緩和に役立つ」という。
 賃金などの条件が折り合えば、現地面接に進む。紹介料は求人企業が払い、求職者は一般的に無料だが、面接のための渡航費などは自己負担が多い。 


 定年を迎えてもバリバリ現役の団塊の世代。就職を希望する側としては、ある程度の水準の待遇でまだ働くことができる。一方の企業側は、豊かな経験や技術を持った団塊の世代を割安に雇用できるということで、双方にメリットがあるようです。
 必要とされる技能や経験を海外で活かせるのであれば、本人にとっても幸せなことでしょう。ボランティアではなく現役として働く、その場がアジアにあるのであれば思い切って飛び出すのもいいかもしれません。仕事を続けながらも、これまでの日本のしがらみから解放されて、人生の楽しさを得られるのかもしれないのですから。

|

« №661 和食レストラン「葵」 | Main | №663 朝食の定番クイティウ »

Comments

>定年を迎えた人なら働き盛りよりも給与を低く抑えられ、人材不足の緩和に役立つという...
 本音はそうでも、堂々と平気でいう大手人材会社ってどこですか?シニアが働き盛りの足を引っ張るということなので、企業がこんな考えならシニアは海外技術ボランティアをした方が良さそうですね。

Posted by: | May 18, 2007 at 09:41 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84814/15103416

Listed below are links to weblogs that reference №662 団塊、アジアへ行く:

« №661 和食レストラン「葵」 | Main | №663 朝食の定番クイティウ »