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May 31, 2007

№670 団塊よ、海外で奉仕を

アンコールワットからジャングルを望む
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 07年5月24日の西日本新聞に「シニア海外ボランティア」の募集枠が拡大されたとの記事が載りました。

 オヤジたちよ、大志を抱け―。政府開発援助(ODA)を基に途上国を支援する国際協力機構(JICA)は、青年海外協力隊の“中高年版”「シニア海外ボランティア」の募集に力を入れている。政府方針で本年度は2割強を増員。ターゲットは大量退職が始まった団塊の世代だ。高度成長期を生き抜いた彼らの知識・経験を生かし、同時に「第二の人生」の受け皿にする一石二鳥を狙うが、説明会の参加者は伸び悩み気味。JICAはPRに懸命だ。

 「妻は一緒に連れて行けるのか」「現地の安全対策は万全なのか」。今月北九州市で開かれたシニアの説明会。50代前半を中心に32人が参加、真剣な質問が矢継ぎ早に飛んだ。
 シニア隊員は、40歳から69歳までが対象。医療・保健・社会福祉・農林水産など9分野で春、秋の年2回募集。隊員になれば主に2年間、途上国に滞在し活動する。
 再チャレンジ支援策を打ち出している安倍内閣は団塊の世代ら中高年の活躍の場を広げるため、シニア制度に注目。募集枠を約500人から約620人へと広げた。
 これに合わせ、JICAはシニアの選考基準を変更。語学よりやる気や経験に比重を移し、合格者の語学力を向上させるため派遣前の長期研修を導入。国内の施設に65日間泊まり、210時間学ぶ。「語学が苦手な人もトライしやすくなった」とJICA。

 門戸を広げた今春の募集状況が注目されているが、九州各県で4~5月にあった募集説明会の参加者は計284人と過去7年間で3番目に少なく、昨秋より微減した。九州での説明会の状況を見る限り、シニア制度への関心が高まっているとはいえない状況だ。
 背景として聖徳大の福留教授は「競争社会で生きてきた団塊の世代には、ボランティアなど地域活動の素地があまりなく、二の足を踏んでいるのでは」と推測。またJICAはPR不足を認めた上で「国内の製造業の好転により、再雇用されて工場のある中国などに赴く技術者が少なくない」と“競合”も指摘する。

 「海外で自分の力を試したい」「日本で働いていた時よりも成果がよく見える。現地に貢献できたとの実感が得られ、うれしかった」など希望者や経験者の率直な感想も。
 JICAでは「海外での活動をぜひ、後半生の選択肢に入れてほしい」と呼びかけている。


 説明会の参加者が伸び悩んでいるとは意外でした。団塊の世代が定年を迎え始め「シニア海外ボランティア」は、有望なリタイア後の選択肢だと思っていたからです。国内景気の回復と若年層への技術の継承の問題等から、定年延長や再雇用される方が多いのかもしれません。またPR不足もあるのでしょう。
 実は数年前に1度、募集説明会に参加したことがあります。会場は熱心に説明を聞く参加者で盛況でした。しかし、募集分野が限定されていることや語学力などかなりハードルが高くて、希望者のせっかくの意欲が萎えてしまうのではと感じた記憶があります。ただ今回は、選考基準を語学よりも“やる気や経験”に比重を移しているそうですから、意欲のある方が海外で活躍するチャンスが増えることを期待したいものです。

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