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October 11, 2007

№745 タイ・ロングステイヤーに福岡の人が多い理由

  ガイヤーンや焼き鳥を焼く屋台
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 バンコクのロングステイヤーに「どうして九州、それも福岡からの人が多いのですか?」と尋ねられたことがあります。

 この質問に対するわたしの答えとして。
 毎日バンコクへの直行便があり手軽に往き来ができること。タイ国政府観光庁が東京・大阪と並んで地方都市福岡にもあること、そのためタイの情報が直接入手できること。 “アジアに開かれた都市福岡”を基本施策に掲げている市が、毎年9月「アジアマンス」を開催していて、市民がアジアを身近に感じ親近感を持っていること。
 これらの理由を総合して、ロングステイの対象地としてのタイは、東京の人にとっては候補のひとつかもしれないが、福岡の人にとって主要な対象国になっていること。
 他にも元々福岡は開放的な土地柄であること、といくつかの理由が思い浮かびますが、もうひとつもの足りません。

 後日ふと気づいた理由、それは福岡の街には多くの「屋台」があることです。天神や中洲を中心に市内には約200軒もの屋台があるという福岡は、日本最大の屋台の街でもあります。夜の屋台で焼き鳥、おでんを肴に焼酎を飲む、そして豚骨ラーメンを食べる、これは福岡市民にとって日常であり、当たり前の生活なわけです。
 東南アジアではもっと庶民の食生活に密着した屋台。とりわけ早朝から夜遅くまで路上で営業し、その場で食事をしたり、自宅に持ち帰ったりするバンコクの屋台は、福岡出身の人にとっては興味を引かれる光景ですし、シンパシーさえ感じるに違いありません。

 久しぶりに福岡の屋台で飲んでみると、その雰囲気はバンコクの屋台と変わりません。ヤワラー(中華街)の海鮮屋台と福岡・長浜屋台が似ているのです。食事をしお酒を飲みながら語らうお客の様子、料理を出す屋台の人、共通の雰囲気があります。メニューの違いと福岡では氷入りのビールが出ないという差はあれど、庶民的な屋台のよさは同じなのです。バンコクの屋台は、福岡の人にとって日常そのものと言っていいでしょう。

 「福岡の屋台がタイ・ロングステイヤーを生む」、独断ではありますが、わたしの新説です。

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