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November 26, 2007

№773 ロングステイからみたホーチミン

  歴史を感じさせる中央郵便局
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 ベトナムの南都ホーチミン、人口は約600万人を超えます。緑濃い街路樹やコロニアルスタイルの高級ホテル、中央郵便局、聖母マリア教会などに、かってのフランス植民地の面影を残していて、ベトナム雑貨とともに日本人、特に若い女性に人気がある街です。また近年は、政府のドイモイ政策によって急速な経済発展を遂げつつあります。

 07年8月初めてのホーチミン、せっかくの訪問ですから、事前に日本人シニアのロングステイ情報はないかとネットで調べたのですが、これといった情報は見つかりませんでした。そこでロングステイの視点で街を歩いてみることに。
 まず、社会インフラがまだまだです。特に交通手段はタクシーが中心、バイクタクシーやシクロはシニアには向いていませんし、もちろんバンコクのBTSや地下鉄のような鉄道網はありません。
 街中はインターロッキングの舗道が多いのですが、ずれたりしてデコボコばかりで歩きにくく、バンコク同様バリアフリーには程遠い状況です。その上、街頭は路上で飲食したゴミが散乱していて、清掃員のおばちゃんが市内のあちこちで片付けをしている光景を見かけます。

 日常の買い物です。物価はバンコク並みかそれ以下に安いのですが、市内中心部のスーパーマーケットは国営百貨店やゼン・プラザ内などに限られていて、コンビニもあまりありません。ベンタインなどの市場やコンビニ代わりの個人商店くらいしか見当たりません。もっとも郊外の団地・住宅街にいけばスーパーがあるようですが。またネットカフェも分かりづらく、探すのに一苦労です。

 住居について。ホテルに関しては市内のホテル数が少なく、部屋数も中小クラスが主体です。その上設備の割には宿泊料も高い。中級で40米ドル、高級ホテルは最低100米ドル以上もするので、ロングステイには不向きです。また下手をすると窓なしの部屋をあてがわれたりします。20米ドル前後のミニホテルもありますが、バックパッカー御用達といったホテルです。郊外にはサイゴンサウスという賃貸の高層住宅が登場し始めているようですが、ロングステイに適した住居はまだまだ発展途上のようです。

 忘れてはならないのが、ビザです。ベトナムにはタイ、マレーシアのようなロングステイ・ビザはありません。現在15日までならノービザでOKですが、それ以上の滞在になると観光ビザ(30日間・シングル)を申請しないといけません。現地で旅行会社に依頼すると3ヶ月のマルチビザを新規取得できるとか。 経済面では急激な発展を遂げているといっても、そこは社会主義の国、長期の滞在にはまだ門戸が開かれているとは言いがたい状況です。

 ミニホテルに泊まって安い食事で済ませば、バンコク以下の生活費で仕上がるかもしれませんが、日常生活は不便と言えそう。また、バンコクと同じ快適さを求めようとすると、インフラ(ロングステイ用住居を含む)が遅れているだけにタイ以上にお金がかかることでしょう。
 ベトナムに来てみると、改めてタイはシニアがロングステイしやすい国であることに気づかされます。

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