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December 07, 2007

№780 国内ロングステイ

    黒川温泉の露天風呂
Dscf2084

 07年12月2日、朝日新聞日曜版の記事からです。

 一つの観光地に長期滞在して余暇を過ごす「ロングステイ」は、海外ばかりではない。国内ロングステイを広げようと、自治体と旅行会社が協力して取り組み始めた。団塊の世代の大量退職で、今後の市場の拡大を期待する。

 「心とからだをリセットするプチ湯治」。大分県の竹田市観光ツーリズム協会が企画した5泊6日のロングステイは、旅館でくつろぎ、温泉につかってゆっくり過ごすのが基本だ。退屈しないように、老化防止や星空観察などの体験講座もあり、地域コンセルジュ(案内人)という肩書きの協会職員が滞在中の相談に乗る。費用は宿泊と朝食代などで4万5千~7万4千円。
 九州では、ほか7地域でも観光協会などが、 「おとなの長旅・九州」という名称で約1週間の長期滞在客を募っている。
 企画した観光コンサルタントは「ロングステイに興味があっても『海外では言葉や食事が心配』と二の足を踏む人が少なくない。団塊の世代が定年を迎え、需要は増える」と語る。

 JTB系のシンクタンクが06年、全国の50歳以上の約2700人にインターネット上で聞いた調査では将来、国内でロングステイをしたいという回答は63%だった。
 同シンクタンクは、山梨県北杜市や山形県西川町など3つの自治体と一緒にロングステイ型の旅行商品の開発を進めている。06年には「ステイタス」という名前で試験的に募集、近く本格的に売り出す。
 北杜市の観光課長は「60~70代の人が主なターゲットだが、首都圏が近いので、ストレスで疲れた会社勤めの人にも来てもらいたい」と話す。

 課題は採算だ。複数の宿泊、観光施設の協力が欠かせず、商品開発に手間が掛かる。一方、1泊当たりの宿泊費を抑えないと利用者は増えない。おとなの長旅、ステイタスとも国の資金援助を受けている。

 記事のアンケートにあるように、海外よりも国内ロングステイの方が、需要が大きいと思います。言葉や食事だけでなく、滞在が長期間になっても医療機関や社会保障などの問題が、国内ではほとんどないのが大きな魅力で、実行しやすくハードルが低いといっていいでしょう。

 しかし記事を読む限り、紹介されている国内ロングステイは、まだ“旅”の延長線上の商品という印象です。少し長めの旅から“長期滞在、そして暮らし”へと、軸足がシフトしてくることを期待したいところです。
 単なる長期間の旅に終わらないためには、受け入れ側の自治体の態勢づくりや滞在中のプログラムの充実が欠かせません。さらに地元の人たちと交流する仕掛けがあれば、滞在地を訪問するリピーターが増加し、中にはその土地で暮らし始める人が期待できるのはないでしょうか。そのための第一歩が、記事にあるような試みであることを願っています。

 

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