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January 07, 2008

№796 AHA体験とロングステイ

 カンボジア バンテアイ・スレイ遺跡
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 2年ほど前から「AHA体験」という言葉を聞くようになりました。脳科学者の茂木健一郎氏が、テレビなどで紹介していたと思います。

 ネットで調べると「AHA体験(aha! experience)」とは、次のように解説されています。 「わかったぞ」という体験を表す言葉として、人間の脳の不思議な能力を表すキーワードとして、最先端の脳科学で注目されています。普段の言葉で表せば、「ひらめき」や「創造性」とでも名付けられるような脳のはたらきが、アハ!体験なのです。
 アハ!体験では、0.1秒ほどの短い時間に、脳の神経細胞がいっせいに活動して、世界の見え方が変わってしまいます。神経細胞がつなぎ変わって、「一発学習」が完了し、今までと違った自分になってしまうのです。たとえば、偶然新聞で目にした情報で、長年の疑問が解ける。テレビ番組で出されたナゾナゾの答えが、電車に乗っていて突然わかる。あるいは「腑に落ちる」こともそうです。
 私たちは、毎日少しずつ「アハ!」(ああ、そうか)の階段を上ることで、知識を広げたり、ものの見方を深めたりすることができるのです。

 茂木氏によると、人間の脳には「まず行動する、そして気づき、最後に受容する」という一連のメカニズムがあるといいます。まず「行動」しないと何も始まりません。外に出てみる、誰かと会う、芸術に触れる、本を読む、スポーツをする、とにかく何かやってみる。すると、ふとしたきっかけで気づくことがある。これが「AHA体験」です。
 この「気づき」を高めるのには、「リラックス」が何より重要だそうです。心の余裕がないと、なかなか「そうか!」や「ひらめき」にはつながりません。「リラックス」が「気づき」を支えていると言ってもいいでしょう。
 「気づき」によって学習した体験を積み重ねることで、新しい価値観を生み出したり、人生を豊かにすることができるのです。

 さて、どうすればリラックスできるのか、心の余裕を持つことができるのか、という課題です。人それぞれ、リラックスする方法やストレス解消の仕方があるでしょう。そのひとつとして、ロングステイも有効な手段だと思います。
 「まず行動する、そして気づき、最後に受容する」という脳のメカニズムに、ロングステイはよく適合したライフスタイルです。というのは、日本の日常生活を脱出して海外に身を置いてみる、すると非日常の空間で心身ともにリラックスして、「ああ、そうか」という気づきが生まれやすくなることでしょう。そして、気づきを今後の人生や帰国後の生活に活かしていく。このロングステイの機能が、脳のメカニズムにピッタリと適うからです。

 「AHA体験」のことを知った時、「ああ、そうか! ロングステイに似ている」と気づいたのでした。これこそ「AHA体験」ですね。

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