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January 15, 2008

№800 ロングステイの目的は「何もしないこと」

    若々しい堺さんご夫妻
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 07年9月、バンコクでロングステイ中の堺 宏さん(66歳)公子さん(62歳)ご夫妻に話を伺いました。ご夫妻は福岡在住で、ご両親、子どもさんはいらっしゃいません。

 朝日新聞やタイ国観光庁のセミナーがきっかけで、2000年の年末から3週間のロングステイ体験ツアーに参加したのが最初とか。その後5年前に、堺さんがリタイアしたのを機に、毎年ノービザで滞在可能な1ヶ月間、バンコクでロングステイを続けていました。
 まず、欧米系よりもアジアが好きだったこと。治安がよく、あまり時差がない。友人がバンコクに駐在していること。そして何といっても福岡から直行便があって気軽に行けること、などがタイをロングステイ先に選んだ理由です。
 
・ロングステイの状況
 06年6月から本格的なロングステイをスタートさせ、ロングステイ・ビザを既に1回更新して滞在中です。その間、維持管理のためにも自宅マンションを賃貸にしている関係上、少なくとも2年間はバンコクに滞在する予定とのこと。
 在留届を提出してのロングステイです。日本の健康保険は加入していませんが、1年更新の損害保険会社の保険を契約しています。

 そして07年6月、フリーペーパーで見つけたプラカノン駅近くのコンドミニアムに転居しました。2ベッドルーム・75㎡で17000バーツ(約6万円)とリーズナブル。日本人はじめ各国の人が入居しているそうです。以前のコンドミニアムは1ベッドルームで3万4千バーツと割高な上、住民は日本人駐在員だけでつまらなかったのも転居の理由とか。
 バンコクでは2万バーツ以下の物件は儲からないので、不動産屋が紹介しません。そのためフリーペーパーを利用するのは有効な手段です。堺さんによると、最近のバーツ高で「夫婦ふたりで20万円」のロングステイは難しくなりつつあるそうで、長くバンコクに滞在するロングステイヤーの中には、割安な物件に移る人が多くなっているといいます。

 この1年間、BTSを利用してバンコク市内を回って市民の生活ぶりをウォッチングしたり、自分たちに必要な生活情報を収集したりの日常です。他にはホアヒンでの短期滞在や、クラビ、チェンマイなどタイ国内の旅行を楽しんでいます。

 生活費は月4万バーツ(約14万円)。これからも年金の範囲内でやっていく計画で考えています。1年間タイ料理教室に通った奥さんが、マーケットやスーパーで仕入れた現地食材を使っての自炊が中心。日本食には特に拘っていないそうです。
 半年間タイ語教室に通ったご夫妻ですが、なかなか身に付かないとのこと。自宅のあるプラカノン周辺ではタイ語しか通じませんが、言葉が分からなくても何とかなると、バンコクで暮らせる自信が出てきたとか。

 また、バンコクでロングステイをする日本人シニアの集まり「タイロングステイ暮らしの会」に入会し、料理教室に参加しています。日本各地からのロングステイヤーと知り合うことができ、その交流が面白いといいます(なお「暮らしの会」は、07年12月で解散したとのこと)。

つづく

 なお、本日800回を迎えることができました。今後ともよろしくお願いいたします。
 感謝。

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Comments

最近増えているらしいです…「外こもり」って一体何だ?

「外こもり」と呼ばれる人々をご存じだろうか? 定義的には「短期バイトなどで稼いだお金を元手に、一年の大半を物価の安い外国で暮らす人々」ということになり、近年、若者を中心に増加しているという。彼らの生態を描いた『日本を降りる若者たち』の著者である下川裕治氏に話を聞いてみた。

「特に多いのがタイのバンコクです。彼らの多くは1泊300円~1000円程度の安宿に滞在し、そこで『ひきこもり』のような生活をしています。そのため数が把握しづらいのですが…日本人だけでおよそ1万人はいると見られています」

海外で何もせずに暮らすなんて優雅にも思えるけど…どんな人が「外こもり」に?

「端的に言えば、日本の社会に生きづらさを感じた人たちです。労働環境に適応できなかったり、人間関係に疲れたり、イヤになって日本を飛び出します。タイは気候も暖かく、人もアバウト過ぎるくらいおおらか。たとえ働かずにブラブラしていても、誰からも変な目で見られません。この居心地のよさに心が癒され、そのまま居ついてしまうパターンが多いようです」(同)

こうやって聞くと、「外こもり」生活に魅力を感じてしまいますが…。

「確かに充電的な意味ではアリだと思います。でも、この生活を続けていくにはいろいろと問題も多い。生活資金は日本でのバイト収入なので、仕事がいくらでもある若いうちはいいけれど、年を取ると途端に厳しくなる。タイも年々物価が上昇していますし、将来の不安はぬぐえないでしょう。さらに大きな視点で見ると、低所得のため日本の税収は減るし、タイにとってもお金を落とさない外国人ということで、どちらの国にもメリットがないんです」(同)

仕事の忙しさや、人間関係に疲れたときなんか、「いっそ遠くの知らない土地に逃げてしまいたい」なんて気持ちになったりもするけど…。実際にそういう生活を送ろうとしても、なかなか現実は厳しいみたいです…。
(R25編集部)

Posted by: vios | January 20, 2008 at 06:20 PM

 ”ソトコモリ”とは面白い言葉ですね。 在タイ12年目の当方も、一寸、最近それ気味でいけません。

  あのーそれから、「ロングステイ・タイ暮らしの会」は、会員で誹謗中傷メールを多数の仲間に送りつける輩が現れたため、仰るとおり、'08年1月1日付けで、一旦、散会致しました。 ついて、和やかな集いを合言葉に「バンコク・ロングステイ日本人倶楽部」なるものを立ち上げました。 機会がありましたら、お立ち寄り下さい。

  異郷まで来て誹謗中傷に忙しいとは、情けない限りですが、退職後に箍(たが)が外れる哀れな人も居るようです。

Posted by: Fred HOSONO | February 24, 2008 at 03:34 AM

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