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February 13, 2008

№815 独立独歩を実践するロングステイ

   Sさんの住むコンドミニアム
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 07年9月、奥様とロングステイ中のSさん(64歳)に1年半ぶりに再会し、食事をご一緒しながら近況を伺いました。
 07年10月で、前滞在地のポーランドからバンコクへ移住して2年を迎えたSさんご夫妻。バンコクでのロングステイの理由は、ポーランドの厳しい寒さで悪化した奥さんのリュウマチを暖かいバンコクで治療することでしたが、その甲斐あって、薬も要らないほど良くなりました。
 そして、タイ語教室に通った成果も上がり、今では簡単な日常会話ができるようになったそうです。 

 ポーランドでの生活が約10年と長かったので、日本・タイ・ポーランド3カ国を客観的に比較する視点が興味深く、とりわけ自宅のコンドミニアム周辺のタイ人の生活を観察していると、面白いといいます。

 たとえば「タイ人はとにかく歩かない」こと。100mが歩く限界ではないかと思うくらい、すぐにバイクタクシーに乗っている。6~8千バーツくらいの給料しかなくても、子どもが小学校まで通うのに、毎日バイクタクシーに乗せている。これだけでも毎月1000バーツも要るだろうのにと思ってしまう。子どもといえば、 「タイ人の親は子どもを甘やかすというか、叱らない」のも気づいた点だそうです。
 そして「タイ人、特におばちゃんは車の運転が下手」なこと。日本でも中年女性の運転は上手とはいえないだろうが、タイ人おばちゃんの運転は特筆もの。自分が離合できないと見るや、ピタリとも動かない。動けないのかもしれないが、バックもしない。そもそもタイの運転免許試験がいい加減だし、子どもが平気でバイクを運転していたりもする。

 そんなタイ人の生活を眺めながら、 “下町の人情”が残っているなぁと感じるそうです。それはポーランド人との共通点でもあります。しかしその反面、タイ人には“自分がよければいい”という利己主義も感じるといいます。

 バンコクの日本人社会からは少し距離を置いているSさんですが、独力で少しずつ知り合いを増やしています。タイ関連のブログをよく読むそうで、そこから知り合いができたり、またポーランドから友人が訪タイし、旧交を温めることもあるとか。
 また、タイで生活する上で必要な情報は、主にインターネットを通して自分で調べています。ビザや運転免許のことをはじめ、医療保険やコンドミニアムの賃貸契約の内容まで、さまざまな生活情報やタイの社会制度などについてです。そこにはやはり、他人任せにしたり依存することのない、長い海外での実生活体験に裏付けられた逞しさを感じます。

 下町人情が残る地区で“独立独歩のロングステイ”を実践しながら、さらに現地社会に溶け込んで交流も深められるものと確信した会食となりました。 

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