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March 05, 2008

№826 初体験の托鉢

    やってきた托鉢の行列
Dscf2316

 ラオス・ルアンパバーン到着の翌朝、5時に目が覚めました。托鉢に行くためです。6時間眠ってすっきり。ルアンパバーンに来た理由のひとつは、この托鉢を見るためでした。

 ガイドブックに、托鉢の時間は、5時半から6時半とあるので、見逃さないための早起きです。しかし外は、まだ真っ暗。やはり内陸の高地のため、ひんやりと冷え込んでいます。
 顔を洗い、長袖の上着を着て身支度をし、バンコクでもらったリンゴをかじります。6時を過ぎて、ようやく明るくなり始め、外の様子を伺いますが、まだその気配はありません。しかし、托鉢の行列が宿泊先の前を通るとは限らないので、早めに出掛けようとしますが、ゲストハウスの玄関は閉まったまま、外に出られません。

 6時50分頃、やっと鍵が開き外へ。朝寒むの通りには誰もいません。はるか遠くにオレンジの僧衣の一行が見え、朝靄の中を段々と遠ざかって行きます。もう終わってしまったかと、気が焦ります。
 「しまった!」と呆然としていると、若いラオス女性が近寄ってきて「7時にここを通るわよ」と教えてくれました。彼女が担ぐ天秤棒には、お供え用のカオニャオ(蒸したもち米)とゴザが入っています。わたしを観光客と見て、売りに来たのでした。しかし、昨夜のレストランでもらったカオニャオを、お供え用に準備していたので断りました。ちょっと悪かったかな。
 確かに寺院の前では、老婆とおばちゃんが道路に敷いたゴザに座って、お坊さんを待っています。そこでゲストハウスの玄関にある椅子用の座布団を借用して、老婆たちの隣に陣取ります。お互いに目が合ってにっこり。

 ついに6時58分、僧衣をまとい鉢を肩から提げた青年僧一行がやってきました。行列が早く、写真を撮る間もありません。
 そしてわたしの前に先頭の僧が。座布団にひざまずき、冷えて硬くなった赤米のカオニャオを急いで手で一口大にちぎって、お鉢の中に入れます。一人ひとりずつ入れていきますが、通り過ぎる速さが早くて慌てます。その上、初めての経験ということも重なり、敬虔な気持ちになるよりも、すっかりテンションが上がってしまいました。
 どのお鉢もお供えで一杯です。15人ほどの列の一番後ろにいたお坊さんにお供えをしたところで、ちょうどカオニャオがなくなりました。この間わずか1分足らず。初体験の托鉢は、余裕もなくあっという間の出来事でした。
 
 僧たちがワット・シェンモアンの境内に立ち去り、老婆やお供えを売る女性たちも三々五々引き上げると、小鳥のさえずりと鶏の鳴く声だけが、聞こえてくる平和で穏やかな朝の景色に戻りました。
 まだ緊張した気持ちがまだ覚めやらず、明朝もやりたくなりました。

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