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April 18, 2008

№853 中華寺「ティエンハウ」

 吊り下げられた多くの渦巻き線香
Dscf1813

 世界中の大都市に必ずと言っていいほどある中華街、ホーチミンでは市の中心部より西方にある「チョロン」です。ビンタイ市場をランドマークにかなり広いチャイナタウンを形成しています。街を歩けば漢方薬や仏具を売る商店など、いかにも中華街といった雰囲気を味わうことができます。

 その中で最も中国色が濃いのが「ティエンハウ」。1760年に建てられた古い中華寺で、航海安全の守り神ティエンハウ(天后聖母)が祀られています。
 宿泊先のホテルからトヨタカムリのタクシーに乗って、午前8時過ぎに到着。米ドルでタクシー料金を支払ったら、その両替に10分以上待たされましたが、何とかお釣りをもらって寺院内へ。入場料は要りません。

 歴史を感じさせる立派な門をくぐると、そこは線香の煙が立ち込めるヒンヤリとした空間です。両側には赤い柱が立ち並び、その奥にはいくつも大きな渦巻き線香が天井から吊り下げられています。茶色の線香のすべて火が点いていて、かすかな煙を漂わせ、境内はお香の香りで一杯です。
 日本でもお通夜などで、小さな渦巻き線香を用いることがありますが、ここの線香は、上から下まで50cmほどもある巨大なもの。ガイドブックによると、1ヶ月も燃え続けるといいますから驚きです。
 中国系の女性が、赤いロウソクに火を点したり、長さ50cmはあろうかという線香を上げている姿がちらほらと。お参りの人は少ないのですが、その熱心さと信仰心の篤さを感じます。

 振り返ると、門の屋根瓦の上に極彩色の陶器群が載っています。中央には2頭の龍が、朝日に輝く「玉」を争うように躍動し、その下には色々な人物や獅子の像も、何かの物語を表現しているのでしょうか? どれも精緻な細工を施した陶器です。

   屋根瓦の上の精巧な陶器
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 境内は、表の喧騒とは異なって静かで厳かな空間、そして中国そのものの雰囲気でした。

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