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June 30, 2008

№890 急騰する燃油サーチャージ

  カラフルなPG機 福岡空港にて
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 「08年6月26日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、史上初めて1バレル=140ドルを突破した」と報道されました。
 現在、福岡のレギュラーガソリン価格は約170円。7月はさらに値上げが予想され、止まることを知らない石油価格です。

 原油価格の高騰に伴って、2005年から海外の航空チケットに付加されているのが、燃油サーチャージ
 チケット代やツアー料金とは別立てなので、利用者からクレームやトラブルになることも多く、国土交通省は6月、海外ツアー料金は燃油サーチャージ込みの「総額表示」に切り替える方針を明らかにしました。そのためツアー料金の割高感から、今夏からの海外旅行者数の減少が予想されています。
 また、インターネットのニュースによると、全日空は7月8日出発分から、ハワイやタイの燃油サーチャージを往復で何と4万円に値上げします! これでは格安チケット価格と大差ないかも。

 そんなニュースも気になり、そろそろ次のタイ行きを計画しようかと、JTBに問い合わせてみました。
 するとタイ国際航空(TG)は7月から、福岡・バンコク往復でこれまで1万3~4千円だった燃油サーチャージを3万3千円と、一気に2万円もの値上げを予定しているそうです。
 同じ直行便を飛ばしているバンコク・エアウェイズ(PG)は、約2万円とのこと。今年2月ラオス・ルアンパバーンまでが、1万円強だったと思いますから、約2倍です。それでもTGよりも低く押さえられているので、今度もPGを利用した方がよさそう。
 
 燃油サーチャージの急騰は、手軽に海外旅行に行けなくなるばかりか、海外ロングステイにも影響することでしょう。
 この調子で値上がりすると、オフシーズンではチケット代を逆転してしまうそうな勢いです。本当に笑うに笑えない話ですね・・・

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June 28, 2008

№889 穴場のシーフードレストラン

 ボリュームたっぷりのエビの炭火焼
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 08年2月、バンコクの友人にお勧めのシーフードレストランに案内してもらいました。場所は、ドンムアン空港から田園地帯を西へ車で20分ほど走った大型住宅団地の中ですが、ここまでバンコク市内から遠いと、わたしも詳しい場所は分からずじまい。地元の人でなければ知らない穴場のシーフードレストランに間違いありません。
 友人の希望で名前は公開しませんが、この団地に着けば、フードコートの一角にある大きな屋外レストランなので、すぐに分かります。

 実は活きた「手長エビ」がお目当て。いくつかの水槽には大きさ毎に分けられた手長エビが泳いでいて、一番大きなものが入っている水槽から1㎏、約15尾はいるでしょうか、これを活きたまま炭火焼にしてもらうことに。
 これに「プー・パッポン・カリー」「鰈のニンニク風味蒸し焼き」「貝の香草炒め」「青菜炒め」「カオニャオ」、そして秘密の一品(これについては後日報告します)。2人にしては注文し過ぎですね・・・

 冷たいビールでも飲みながら料理を待ちたいところですが、選挙直前のためアルコール販売が禁止とのこと。フードコート中、聞いて回りましたが、どこも売ってくれません。う~ん、せっかくのご馳走だというのに。

 大皿に山盛りの「手長エビの炭火焼」が運ばれてきました。すごいボリュームです! 大ぶりな身を頬張ると、ぷりぷりで新鮮そのもの。青唐辛子のソースとの相性が抜群です。頭の“みそ”の部分もなんとも美味い。絶品です!
 次々にエビの殻を剥いては口に運びますが、一向になくなりません。ただひたすら大エビを食べ続けます。ヤワラーの屋台でもエビの炭火焼を食べたことがありますが、鮮度が違います。日本ではありえない至福の一時です。

 いつもの泥蟹ではなくて渡り蟹を3杯も使った「プー・パッポン・カリー」は、マイルドでさっぱりした味で食べ飽きません。どの料理も美味しいのですが、次第に限界が近づいてきます。
 「しばらくはもうエビを食べたくなくなる」という友人の言葉は、本当でした。ビールがあったら、もっと美味しかっただろうと思う反面、「ビールはいつでも飲める。今日は嫌というほどエビを食べ尽くせ」ということなのだと納得した次第。  
 大きなエビを10尾も食べて、喉元までお腹一杯、これ以上入りません。食べきれない料理はお持ち帰りにしてもらい、ホテルのスタッフへのお土産にしました。 

 気になる料金ですが、とにかくバンコク市内では考えられないほど超格安なのだとか。今までに食べたことがないほど贅沢なシーフード!! これぞ穴場中の穴場レストランです。
 ○○さん、本当にごちそうさまでした m(._.)m  また連れて行ってください。

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June 26, 2008

№888 豪雨の中のフライト

雨上がりのタンソンニャット空港(到着時)
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 雨季の8月、ホーチミンでは夕刻から夜にかけて毎日のようにスコールがやってきます。バンコクへ戻る日も、空港へ向かう途中から降り出した雨が、一向に降り止まず、雨脚は強くなるばかり。フライトの時刻が近づくにつれて豪雨になりました。待合室まで雷鳴が響き、稲光が滑走路を青白く浮かび上がらせます。

 このスコールのせいかバンコクからの便が遅延し、折り返しになる搭乗機の出発は、定刻の18時50分に間に合いそうもありません。それにしても“バケツをひっくり返したような雨”とはこのことです。照明塔が照らし出す駐機スポットは滝のように雨粒が打ちつけ、プールみたいに水が浮いています。

 待合室の人数をざっと数えてみると、ほぼボーイング717の定員120名。このPG940便、ぎりぎりまで予約が取れなかったのですが、やはり満席のようです。乗客の大半はタイ人やベトナム人、それにバックパッカー風の欧米人たち、日本人はわたしの他に2人しかいません。
 窓の外は断続的に降り続く雨、早く降り止んでくれないかと、段々と不安に・・・

 やっと搭乗開始のアナウンスが流れた18時44分、ますます雨脚が強くなっています。定刻から15分遅れてPG940便はボーディングブリッジから離れて、滑走路へと向かいます。
 願いが通じたのか、たまたま小降りになった時を見計らうかのように19時15分、何とか無事に離陸! 遠ざかるホーチミンの夜景を見下ろしながら、正直ホッと胸を撫で下ろしました。また幸いなことに、悪天候の割にはあまり揺れません。
 約1時間のフライト後、高度を下げるとバンコク周辺の灯りが見えてきました。雲は切れていて、雨は降っていないようです。結局30分遅れとなったものの、スワンナプームに無事到着しました。

 それにしても豪雨の中のフライトというのは、あまり気持ちがいいものではありませんね。

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June 24, 2008

№887 旅先での出会いは楽しい

  3人で囲んだシーフード料理
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 いつも気楽なひとり旅。他人に気兼ねすることなく気の向くまま、自分の好きな時に好きな場所へ行けるのが、一番の魅力です。でも時には誰かと話をしたり、食事をしたいと思うことも正直あります。そんな時、旅先での出会いに便利なのが、現地ツアーへの参加です。

 ベトナム・ホーチミンでメコンデルタへの日帰りツアーに参加した時のことです。割安な英語ツアーもあるのですが、ここは日本人と知り合いになれる期待が持てる日本語ツアーを申し込むことにしました。
 当日のツアーの参加者は5人。ホーチミン駐在員らしき男性2人、背が高い男子大学生、ひとり旅の女性、そしてわたしと思ったほど多くありません。

 行きのバスの車中やメコン川のクルーズ船では、そんなに会話を交わしませんでしたが、ランチで同じテーブルを囲むと、一気に親しくなります。一緒に食事をすると急に会話が弾むから不思議です。
 食事の内容や珍しいフルーツのこと、面白いベトナムでの体験など、名前も知らない同士なんですが、楽しいランチタイムを過ごすことができました。
 こうなるとみんなの中に一体感が出てくるもので、その後のジャングルクルーズでは、船が橋げたの低い橋をくぐる時、船首を少しでも下げるため、全員で前方へ移動します。うまく通過すると全員から歓声が上がり、ツアーの楽しさも共有することに。

 “旅は道連れ”と言います。その夜、ひとり旅の3人で、夕食を一緒に食べることにしました。せっかく知り合いになったのに、ツアーが終わったらバイバイでは寂しいですからね。他の2人も独りで食べるよりも楽しいからと即決。
 昨夜行ったベンタイン市場横のシーフード屋台へ案内します。茹で海老、ソフトシェルクラブ、はまぐりのネギ油炒め、海鮮炒飯など、多くの種類を楽しめるだけでなく、何といってもワイワイと賑やかなのがいいですね。やはり独りの食事はつまりません。
 
 ここで初めて自己紹介。知らない同士が美味しいシーフード料理をいただきながら、それぞれの話で盛り上がります。これだから旅は楽しい! 
 メールアドレスを交換して、お互いの旅の安全を祈ってお別れです。旅のいい思い出になりました。

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June 22, 2008

№886 朝市に興味津々

    新鮮な野菜が並ぶ朝市
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 早朝、朝靄に霞むメコン河岸沿いの散歩がてら、カフェで朝食用のフランスパンのサンドイッチをお持ち帰りにしてもらいました。
 その後は、王宮博物館の西側で開かれている朝市をぶらぶら歩くことに。

 近隣の農村からやって来たおばちゃんたちが、道路の両側にゴザやシートを敷いて、自分の所で作った野菜や果物、川魚、肉などを並べただけの素朴な朝市です。それでも地元の買い物客で賑わっていて、露店のおばちゃんもにこやかで気さくです。
 ナス、トマト、ピーマン、青菜にパクチーを始めとしたハーブ類、どれも朝採りといった感じの新鮮な野菜です。中でも多いのが、小ぶりな竹の子、時期なのでしょうか。
 また唐辛子の種類が豊富で、珍しいキノコの類も並んでいます。日本で見る野菜は大概揃っていると言っていいでしょう。
 果物は、リンゴにオレンジ、バナナが多く、青マンゴやドラゴンフルーツも。ミニバナナと、やっと見つけたジャックフルーツを求めます。併せて15000キープ(約180円)とお安い。

 乾物屋でルアンパバーン名物の川海苔「カイペーン」を発見。酒のつまみに最適というので、物は試しに買うことにしました(約10枚入りで15000キープ)。30cm四方もある大きな海苔の表面に、びっしりとゴマが塗してあります。唐辛子やニンニクのスライスも所々に貼り付けてあり、結構スパイシーな感じ。
 帰国後、食べましたが、日本の海苔とはまったく別物です。ゴマなどで味付けし、厚めに乾燥させた川海苔は、確かに風味があって珍味ですが、青臭い味がします。ちょっと癖があるので、沢山は食べられませんでした。まあ何事も経験です。

 他にもナマズを代表格にメコンの川魚がずらり、銀色をした海の魚と思うような美しい魚も。びっくりするのは、牛の足や尻尾がそのままの姿で売られていることです。さすがに写真に撮るのは遠慮しましたが。よく分からない小動物も食用なんでしょうね。
 さらに甘い物や焼き鳥、焼き魚の屋台まで、とにかく商売になるものは何でも売っています。

 少々カルチャーショックを覚えながらも、買出しにやって来る庶民の生活ぶりが、朝市の活気を通して伝わってきます。それがたまらなく面白い。貧しくても豊かな人情が感じられるルアンパバーンの朝市でした。

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June 20, 2008

№885 朝靄のルアンパバーン

    朝霧に霞むメコンの対岸
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 早朝の托鉢を体験した後、まだ7時と早いのでルアンパバーンの街を散策することに。
 まだひんやりとした空気の中をゲストハウスからメコンの川岸に出ると、メコンから立ちのぼった川霧が上空に漂い、対岸の小さな山際に白くたなびいて幻想的な雰囲気です。霞んでいた山にも次第に朝日が当たり、モノトーンから色彩を帯びて輝き出す樹木。
 対岸の村との間に小さな渡し船が何艘も行き交い、川面からエンジン音が静かな街並みに響いてきます。人や野菜・果物を載せた渡し船は、いかにも朝の光景です。

 スローボートの船着場には、大きなリュックを背負ったバックパッカーが集まってきました。これから上流あるいは下流の次の目的地に向おうという欧州の人たちです。ルアンパバーンを訪れるバックパッカーにとっては、メコンのスローボートは重要な交通手段なのです。

 さらに歩くと、周辺の村々から集まってきたらしいマンダリンオレンジを満載したトラックに出会いました。道沿いに何台も並んで荷降ろしている光景は活気があります。これから市場へ出したり業者に卸したりするのでしょう、それにしてもすごい量のオレンジです。
 もう少し先のDACOに紹介されている川沿いカフェで、フランスパンのサンドイッチを朝食用にテイクアウト。

 メコンから反対側を眺めると、夕日の名所プーシーの丘が、朝靄の中、逆光のために灰色のシルエットとなって乳白色の空に浮かんでいます。さてここからは川岸を離れて、王宮横の通りで毎朝開かれている朝市へ行ってみることにしましょう。

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June 18, 2008

№884 バンコクの求人状況など

      同社の小田原さん
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 08年2月、バンコクの日系人材派遣会社「パーソナル・コンサルタント・マンパワー社」を訪問しました。同社では人材登録した若いタイ人を対象に教育研修の一環として日本語教室を運営し、現地に進出している日系企業への就職を支援しています。
 いつもブログに登場していただく篠原さんも、ここの教室で日本語教師のボランティアとして活躍されていたので、ご承知の読者の方も多いと思います。同社ディレクターの小田原さんに、日本語教室の状況や日本人シニアに関する情報を教えていただきました。

 企業からの日本語ができるタイ人への需要は、相変わらず多いといいます。現在、土日に開講する日本語教室の生徒数は60~70人ほどで、ボランティアの日本語教師が6人。主にバンコク駐在員の奥様が交代で担当していますが、リタイア組の男性も1人いらっしゃるとか。ホームページを拝見すると、ちょうど日本語教師を募集中でした。 
 
 人材登録しているのはタイ人ばかりではありません。2~300人もの日本人が登録していて、20代から50代までが中心ですが、定年後の方もいるそうです。毎日のように登録についての問い合わせがあり、 「タイで働くことへの関心が高まり、タイで就職すると言う垣根が低くなっています」と小田原さん。
 それに対する日系企業からの求人(電気・機械系の職種)も増えていて、60歳以上のシニアでもエンジニア出身だと需要があるので、就職できる可能性が高くなるといいます。
 定年を迎えても働きたい、できれば自分の技術やキャリアを活かして海外生活や国際貢献をしたい、と考えている方にとっては、いい情報ですね。

 さて、趣味の分野について。海外ロングステイするのはいいが、趣味を通した友人や交流が欲しいという方への情報です。バンコクには「くるんてーぷかるた会」「五行歌の会」「短歌会」等のグループが活動しています。 「五行歌の会」は今春新たに発足しました。ちなみに小田原さんも「くるんてーぷかるた会」のメンバーです。
 またこれらの会では、日本語学科があるタイの大学で学生との交流を通じて、日本文化を紹介する活動を行っているところもあります。

http://www.personnelconsultant.co.th

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June 16, 2008

№883 メコン川1日ツアー その3

  ジャングルの中を進む手漕ぎ舟
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その3
 鬱蒼としたヤシのジャングルに囲まれた水路に手漕ぎの小舟が、たくさん浮かんでいて順番に4人ずつ分乗。前後に2人の漕ぎ手が乗っています。まだ小雨が降る中、ベトナムのすげ笠ノンを借りて出発です。
 ベトナム女性の漕ぎ手が巧みに櫂を操って、小舟はゆっくりと薄暗いジャングルの中を進みます。茶色に濁った細い水路、雨に濡れて頭上に覆いかぶさるヤシの葉、時折服を濡らす雨だれと、じっとりと湿気を含んだヒンヤリとした空気、それらが相まってワイルドそのもの。造り物ではない本物の匂いが漂う、これぞジャングルクルーズです。
 15分ほどでジャングルをくぐり抜け、また広大なメコンが開けてきました。辺りは明るくなり、涼しい川風が心地よく感じられます。湿った体中全体が、乾いていくようです。わずかな時間でしたが十分に満喫しました。

 ジャングルを出た所で元の観光船に乗り換え、しばらくメコンをクルーズします。途中、陶器の瓶を満載した川専用の貨物船や網で漁をする小舟と、すれ違ったりするうちに「亀の島」に到着。時刻は12時50分、この島でようやくランチです。

  メコン名物「象耳魚」のから揚げ
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 ツアーで一緒になった日本人5人でテーブルを囲むと、出てきたのはミトーの名物料理「象耳魚」のから揚げ。メコンツアーでは定番メニューです。この魚の姿が象の耳に似ていることから、この名前が付いたとか。
 鱗が付いたままカリカリに揚げられ、何故か木製のスタンドに立てられたまま出てきました。食堂の女性が手際よくほぐした身を、ライスペーパーに包んで食べます。バジルやニラ、キュウリ、米麺などの具材を一緒に巻いて、唐辛子ソースをつけていただきます。魚そのものは、クセがなくさっぱりとしていて、パリパリに揚がった鱗の食感がおもしろい。
 「333」の缶ビールを注文して、ライスペーパーに包んでは口へ運びます。特別美味しいというほどではありませんが、ワイルドなメコン料理を味わうのも悪くありません。

 ランチを済ませると再び観光船に乗って、最後の目的地「ココナッツキャンディー工場」へ。今度はこの観光船で、ジャングルクルーズです。メコンから手漕ぎボートの時より少し広い水路を進み、キャンディー工場を目指します。
 途中、橋げたが低い橋をくぐる時、ツアー客全員が船首の方へ移動します。船の屋根が橋に引っかからないように、船首を少しでも下げるためです。橋げたスレスレで通過していくと、全員からタメ息が出ます。
 そして、反対側からやって来た同じ観光船と接触してしまいました。こちらは船べりを擦ったくらいでしたが、相手側は川岸のジャングルへ突っ込んでしまう羽目に。けが人はなかったもののスリル満点のクルーズです、ヘタなテーマパークのアトラクションより面白い!

 甘い香りが漂うキャンディー工場の見学を終えて、広い広いメコンをミトーの港へ。船の揺れに眠気を覚えながら船着場に戻ったのが、15時10分。これにてメコン川クルーズはおしまいです。
 また同じバスで帰路に着き、夕刻にはホーチミンに戻ってきます。これだけ一日楽しめて17米ドルなら安いものです。 
 
 ホーチミンに来たら、やはり一度はメコンでしょう。日帰りツアーでは一部分だけしか回れませんが、それでも大河メコンに触れることはできます。

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June 14, 2008

№882 メコン川1日ツアー その2

  ユニークな「目玉」が川専用船
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その2
 車窓から見えるミトーは、割と大きな町です。ガイドブックによると、この辺り一帯は、豊富なフルーツの産地であり、米から作るフー・ティウ麺の本場なのだとか。
 市内を走っていると、ベトナムに来て初めて家先で飼われている“犬”を見ました。バンコクに多くの野良犬が寝そべっているのとは大違いです。ベトナムでは中国の影響で犬を食べる習慣があるからに違いありません。

 ツアー一行を乗せたバスは、メコン川に面した駐車場に到着。天気に恵まれ、気温は約30度くらいでしょうか。
 ここの船着場からメコン川を周遊する観光船に乗り込みます。我々日本人観光客は、10人乗りくらいの小さな木造船で出発です。メコンの流れは茶色で、バンコクのチャオプラヤー川よりも濁っています。 しばらく市内の水路を行くと、赤く塗られた船首に“目玉”が描かれた珍しい木造船が行き交っています。この“目玉”は「川専用の船」という目印とのこと。一方「海専用船」はナンバープレートが付いていて、ベトナム船は「TG」、中国船は「BT」から始まるそうです。つまりこの辺りが河口に近いという証でもあるわけです。

 メコンの上流に向かってクルーズすると涼しい川風が入ってきます。ミトー付近の川幅は約3km。その中にいくつか中洲のような島があり、一つの島を通り抜けると視界が開けました。穏やかな流れですが、とにかく川幅が広い。これまでに見たことがないほどの大河。これでも支流だというのですから、また驚きです。

 ここで観光船は「キリン島」という島に立ち寄り、ツアーに含まれる蜂蜜の茶店とフルーツの食べ放題に案内されます。小型のミツバチが飛び回る茶店で、バナナ、ココナッツ、ジャックフルーツなどのドライフルーツと蜂蜜ティーで一服。しかし蜂蜜ティーに寄ってくるミツバチが気になって落ち着きません。タロイモやショウガのような珍しいドライフルーツもあるのですが、群がるミツバチのせいで早々に切り上げることに。
 
 次はしばらく歩いて案内された簡素なオープンの小屋でフルーツの食べ放題です。バナナ、ロンガン、パパイヤ、パイナップルと定番のフルーツに、なぜか塩が付いてきます。“スイカに塩”と同じ理屈なのでしょうが、もうひとつです。
 珍しかったのは「サボチェ」と呼ばれる柿に似た果物で、形は日本の柿と違ってやや卵型をしていますが、色や種は柿を思わせるものです。味はさっぱりした甘さで、さくっと柔らかい食感が柿とは大きく異なっています。初物だったものの、取り立てて美味しいというほどでもありません。
 結局一番美味しかったのは、ミニバナナ。格安ツアーのためか、高級なフルーツは期待できないところですね。

   一番向こう側が「サボチェ」
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 食べている最中に突然のスコールに遭いましたが、小降りになったところで、いよいよメコンツアーのハイライト「ジャングルクルーズ」へ。

 つづく

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June 12, 2008

№881 メコン川1日ツアー

 支流とは思えない程広大なメコン
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 ホーチミン観光のハイライトは、やはりアジアの大河メコンのツアーでしょう。ホーチミンから現地旅行会社が主催するバスツアーが毎日出ています。
 なかでも格安料金で人気があるTNKトラベル社の「メコン川1日ツアー」に参加しました。メコンデルタの入り口、ミトーから観光船に乗ってメコンの支流ミトー川に浮かぶ島々を巡るツアーです。島ではフルーツやランチを食べたり、手漕ぎボートでジャングルクルーズをしたりという内容です。ツアー料金は日本語が話せるガイドが同行して17米ドルと、同業他社の中で最安値。
 メコンデルタ最大の町、カントーまで行かないと、本当のメコンが見られないと聞きますが、日帰りツアーでは車で2時間のミトーまでが限度のようです。

 朝7時半に滞在しているホテルにピックアップしてもらい、格安宿の集まるデダム通りの同社オフィス前の集合場所は、すでに各地ツアーへの参加者で混雑しています。日本人学生風の若者や各国からのバックパッカーがほとんどです。
 8時15分、英語ツアーと日本語ツアーを混載した大型バスが出発。英語ツアーの参加者が大多数で、日本語ツアーはわずか5人、ホーチミン駐在の会社員2人、男子大学生、ひとり旅らしい女性、そしてわたしです。「NHAN(ニャン)」さんという31歳のベトナム男性がガイドさんです。
 ニャンさんによると、ミトーまで距離にして70km、メコンデルタの面積は5000k㎡、人口140万人とのこと。

 バスは渋滞の中、ホーチミン市内のいくつかの橋を渡り、ミトーに向けて南西へと走ります。車窓からは、どぶ川ような汚れた川べりに密集したバラック建ての粗末な家々やスラム街が望めますが、バンコクのスラムよりさらに劣悪に感じられます。また、道路沿いには朝市というか多くの露天商が店開きをしていて、野菜に果物、貝をはじめとした海産物や肉など、生鮮食料品が山積みに並んでいます。

 やっと渋滞を抜けてベトナムのハイウェイへ。大きな道ですが、車は少なくバイクの方が多いくらいです。次第に緑や池が多くなり、ホーチミン郊外のこの辺りの田んぼは塩水が入るらしく、米は1回しか耕作だけ。しかし肥沃なメコンデルタでは3期作が可能とか。
 8時53分、国道1号線へと入ってきました。田園風景はタイに似ていて、稲刈りの時期を迎えています。
 途中、同じ参加者の女性や男子学生と、ホーチミンでの滞在ぶりや観光情報などを交換し合います。これもひとり旅をする者にとっては、現地ツアーの楽しみと言えるでしょう。

 10時10分、ようやくミトー市内へ。

つづく

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June 10, 2008

№880 ワットシェントーンで願い事

     願い事が叶う仏様
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 ルアンパバーン随一の寺院「ワットシェントーン」は、世界遺産の街のシンボルであると同時に、モザイク装飾の「マイトーン(黄金の木)」があることでも有名です。

 「地球の歩き方」を開くと最初に載っている寺院ですが、「地球の歩き方」にも紹介されていない「仏様」がいらっしゃいます。本堂横の小さな祠に靴を脱いで入ると、中には寝仏が安置されていて、その前に高さ30cmほどの青銅仏がちょこんと置いてあるのです。
 何でもこの小さな「仏様」が、“軽く持ち上がる”と「願い事が叶う」そうな。早速やってみることにしました。手を合わせお願いをして、両脇に抱えてゆっくりと持ち上げます。小さな割りには約10㎏はあろうかという重さです。

 意外にも“軽く”持ち上がりました!

 ホッとして元に戻すと「仏様」は、にっこりと笑っていらっしゃいます。仏様に感謝。
 何をお願いしたかは内緒ですが、みなさんもお試しあれ。

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June 08, 2008

№879 ラオス焼酎ラオ・ラーオ

   ラオ・ラーオ造りの村にて
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 ビア・ラオと並んでラオスの代表的なお酒が「ラオ・ラーオ」という焼酎です。「ラオ・ラーオ」とは“ラオスのお酒”という意味。
 ルアンパバーン初日、雑貨屋でビア・ラオと一緒に「ラオ・ラーオ」の小瓶(5000キープ、約60円)を買い込みました。瓶のラベルには「Stick Rice」とありますから「もち米」が原料の米焼酎です。

 早速その夜、飲んでみると少し“角”がありますが、ツンとはしません。ほのかな甘みがあって、なかなかいけます。アルコール度数は、30度近くありそう。
 グラスを片手にちびちびとやりながら、今日の出来事をノートに書き留めたり、ガイドブックを参考に明日の予定を練る内に、夜が更けていきます。ナイトキャップとして最適です。

 さて、ルアンパバーンからメコン川の1時間半ほど上流に「バーンサーンハイ」というラオ・ラーオ造りの村があり、パークウー洞窟への観光ツアーの途中に立ち寄ります。ドラム缶でラオ・ラーオを蒸留しているのを見学できるほか、お土産用に販売していて試飲させてくれます。
 白米で作った透明なラオ・ラーオを小さなグラスに少しだけもらうと、飲んだ途端に思わずむせてしまいました。それもそのはずです、45度もあります! もう一方のラオ・ラーオは、原料が赤米なのでやはり赤い色をしています。こちらは甘くてマイルド、15度とアルコール度数が低く飲みやすい。
 白く半透明のものやヘビを漬け込んだものまで、色々な種類のラオ・ラーオがあるものです。

 旅先で地酒を味わうのも「旅の楽しみ」のひとつでしょう。と同時にその土地の空気を吸い、風や湿気を肌に感じて、現地の料理を食べたり、人々と接するのと同じくらい、旅を構成する重要な要素でもあります。またその風土に合った地酒を、現地で飲むからこそ美味しいということもあります。
 滞在中、ビア・ラオや赤ワインばかり飲んでいて、「ラオ・ラーオ」はこの小瓶1本だけでしたが、そのほのかな甘みが懐かしい今日この頃です。

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June 06, 2008

№878 激イタ! フットマッサージ

     この看板が目印です
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 一日の疲れを取り体をスッキリさせるフットマッサージ、バンコク滞在中に必ずお世話になっているといいでしょう。いつもは定宿ホテル近くのマッサージ店ですが、08年2月友人に「痛さが売りのフットマッサージ店」に連れて行ってもらいました。

 案内されたのは、ラーチャダムリ通りのBigC近くにある、その名も「Mr.Feet」。地元では評判の店で、マネージャーは通称“すもうさん”というそのまんまの体型の男性ですが、すご腕なのだとか。

 足と肩の1時間コース(300B)を選択し、靴下を脱いで準備完了。鮮やかな青の制服を着た女性が担当です。なぜか青のポロシャツの胸には漢字の「忍」の金文字が刺繍されています。あたかも「痛いから忍びなさい(我慢しなさい)」と言われているよう。覚悟を決めて、いよいよ足指からマッサージの開始です。

 いきなり痛みが、電気のように脳天まで走ります。ツボを少しずつずらしながら強く押さえられる都度に、波状的に痛みが襲ってきます。「アイタタ!」ともちろん日本語で言っても、おばちゃんは容赦ありません。飛び上がるほどではないものの、痛みがビンビン頭まで駆け上ってきます。馴染みのマッサージ店とは痛さのレベルが、桁違いに違うのです。
 痛い箇所が「体のどこが悪いのか?」と聞きたいのですが、タイ語が喋れませんし、第一尋ねる余裕もありません。そして隣では友人も痛みで飛び上がっているので、聞いてもらう訳にもいかず。

 しかし、足指から土踏まずへとツボをマッサージするほどに慣れて、いくらか痛みが和らいできました。次第に“痛キモ”の極致に・・・ 
 マッサージを終えると、血行がよくなったのか足の裏がズンズンして熱っぽい。そして体も軽くなりました。でも肩は強すぎて却って“揉み凝わり”状態。足ウラだけにした方がよかったようです。

 ところで店内には日本語の表示が至る所にあって、面白い注意事項の張り紙が目に留まりました。
・食後1時間はマッサージを控えること
・柑橘系を前に食べないこと
・マッサージ後500CCの水を摂ること
・生理中、妊娠中は避けること
そして
・痛い時は大きな声を出すか、“笑うか”してください。
とありますが、痛い時に笑える訳ないでしょうって。しかし「足ツボを押して笑いのツボ」とは、なかなかのユーモアです。 思わず笑ってしまいました。

 痛いマッサージがお好みの方、好奇心旺盛な方、お試しあれ。

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June 04, 2008

№877 ソイ3/1はアラブストリート

  アラビア文字が溢れるソイ3/1
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 バンコク・スクンビット通りから入ったバムルンラード病院からの帰り、ソイ3を歩きました。グレースホテルを通ってさらに路地のようなソイ3/1に入り込むと、雰囲気ががらっと変わってアラブ世界に迷い込んだようです。

 元々外国人患者とりわけ中東からの患者を多く受け入れているバムルンラード内には、黒い衣装をまとったアラブ系の女性がよく歩いているので違和感はないのですが、それでもソイ3/1に入った途端にアラブ系の人たちの密度が急上昇します。とてもここがバンコク市内と思えないほど、アラビア文字の看板が溢れていて、アラブ、イスラムの世界そのものです。
 通りに面してアラブ料理の店や羊肉を串に刺したケバブがぐるぐる回っていて、独特な匂いも漂ってきます。後で調べてみると、ここでは有名な水タバコを楽しむこともできるのだとか。

 恥ずかしながらここが“アラブ人街”と知らずに足を踏み入れたものですから、アラブ色の雰囲気に一瞬戸惑いました。そして写真を撮るにも、なるべくアラブ女性が入らないように注意を払います。
 距離が短いソイということに加えて、どこか異質な雰囲気ということもあって、結局余裕がないままに通り過ぎてしまいました。

 考えてみると、何度かバンコクに通っている内に、いつも行ったり歩いたりする行動範囲は自然と決まってくるものです。それは地図がなくても自由に歩けるエリアができることを意味していますが、反対に行動範囲を狭める結果になることも。
 その意味でソイ3/1は定宿のホテルから近いのですが、“灯台下暗し”のソイでした。今度はバンコクに居ながらにしてアラブ世界に浸れるソイ3/1をゆっくりと歩いてみようと思います。

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June 02, 2008

№876 リタイア後の人生

 カンボジア、バンテアイ・スレイ遺跡
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 「『超』リタイア術」(野口悠紀雄著)からです。

(リタイア後は、実りを収穫する時)
 リタイア生活でもっとも重要なのは、「何をするか」である。「会社人間」といわれる人の多くが、退社したとたんに生き甲斐を失ってしまうという。それでは、折角実現した豊かな時間を無駄にしてしまう。何のために苦労してきたのかわからない。

(これまで出来なかったことをやる)
 年金も健康も、確かに重要だ。これらが退職後生活の基盤であることは間違いない。しかし「リタイア後人生」というのは、それだけのことだろうか? 年金と健康さえ確保できればよいのか? もっと重要なものがあるのではなかろうか?
 何が大事かは人によって違うだろうが、一般的な言葉でいえば「生活の張り」だろう。大げさにいえば「何のために生きるのか?」ということである。

 「リタイア」とは、「何も仕事をせずに年金だけでブラブラ過ごすこと」ではない。「生活のために自己を犠牲にする仕事からは解放されること」だ。したがって「リタイア後」とは、「すべての時間を自己実現のために使える期間」のことだ。
 「やりたいこと」は、人によってさまざまだろう。趣味の世界に生きたい人もいるだろうし、世界中を旅行したい人もいるだろう。地域社会に貢献したいという人もいるだろう。あるいは、外国語の勉強も楽しい。若いときの外国語の勉強は、試験や仕事のための「投資」であるが、年をとってからの勉強は、「消費」である。これまでは「投資」が必要なためにできなかったことを、何でもよいからやればよい。
 
(豊かな成熟社会を実現できるか?)
 年齢構成で見て日本社会が高齢化することは、避けられない。これは、日本社会に根本的な影響を与えるだろう。これまでの日本は、毎日のように新しい建物が建ち、日々めまぐるしく変化していく社会だった。街には若者が溢れ、企業もピラミッド型の年齢を維持できた。これからの日本は、それとは異質の社会になる。

 しかし、それは、日本が衰退してゆくことを意味するものでは必ずしもない。多くの人が充実して満ち足りた生活を送れる成熟社会になることを意味するのだ。単なる衰退に向かうか、それとも成熟した充実に向かうかは、リタイア年齢に達した人々がどのように生きるかで決まる(以上抜粋)。


 大半のページを現在の年金制度が、いかに問題が多いかを解説している同書ですが、リタイア後の生き方についても参考になる点が大いにあります。
 高齢化が急速に進むだけでなく、予想以上の少子化によって人口減少時代に突入した日本社会です。2055年には日本の総人口は9千万人を割り込み、65歳以上の高齢者率が40%を超えると推計されています。つまり2.5人に1人が高齢者という“超高齢時代”を迎えることが、現実味を帯びてきました。
 その時、活力が失われた社会になるのか、高齢者がいきいきと生きられる心豊かな社会になるのかは、著者が言うように「リタイア後、どのように生きるか」にかかっているのです。

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