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August 16, 2008

№915 メコンの夕陽

    夕陽を受けて輝くメコン
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 ラオス・ルアンパバーンの夕陽がきれいなことで有名なのは「プーシーの丘」ですが、メコン河畔にも夕陽のスポットがあります。前者が大勢の観光客が押し寄せてくるのに対して、後者は隠れたポイント。ここはガイドブックにも載っていません。

 夕方「黄金の木」で有名な「ワット・シェントーン」を見学した後、街を外周するメコン川沿いの道路を散策していると、カン川との合流点近くで、 “夕陽の絶景ポイント”という看板を発見。
 看板に誘われるまま小道を下っていくと、カン川に架かる粗末な竹橋がありました。橋の袂には若い女の子2人が待ち構えるように番をしていて、通行料4千キープ(約50円)を支払って渡ります。竹を編んで組んだだけの50mほどの橋で、歩く度に柔らかくしなり、ゆっくりと進みます。

 竹橋を渡りきると、しばらく対岸を伝わってメコン川との合流地点が、絶景ポイントのようです。ほとんど観光客はいません。2、3組の白人のカップルが川岸で遊んでいたり、ドイツ人の男女4人グループが、ビアラオの大ビンを飲みながら、夕陽が落ちるのを待っているだけです。

 岩場に腰を下ろして日没を待ちます。周囲を眺めると、街の外周道路からカン川への緩やかな斜面は、畑になっていて、近所の人たちが野菜の手入れや収穫をしている姿が、いかにも長閑。中には法衣を着た僧侶も畑に出ています。
 一方、カン川がメコンに流れ込む辺りは、大きな深みになって所々渦が巻いています。いかにも魚が居そうなこの深みで投網を打つ漁師と、水遊びに興じる元気な子どもたちが対照的です。漁師は場所を変えては何度も網を投じますが、一向に獲物がかかっている様子がありません。すぐ近くで川に飛び込む子どものせいではと思うけれど、漁師は注意する風でもなく根気よく漁を続けている図が、どこかおかしくもあり。

 次第に傾きオレンジ色がかった太陽ですが、少し高い位置にあるせいで、まだ暑さを感じるほど陽は強く、目一杯にメコンの川面をキラキラと輝かせています。その分だけ山の木々や川に浮かぶ船の輪郭が逆光となって、セピア色の影絵や切り絵のような世界が眼前に広がってきました。

 つづく

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