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August 20, 2008

№917 ワットシェントーンの黄金の木

   西日を受けて輝くマイトーン
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 世界遺産の街ルアンパバーンを代表する寺院ワットシェントーン。1560年、セーターティラート王によって建立され、その美しさはラオスでも最高といわれています。
 日が傾き過ごしやすくなった夕刻、メコンとカーン川との合流地点にほど近いエリアに建つワットシェントーンに行ってみました。入り口にいるおばちゃんに、入場料2万キープ(約240円)を払います。

 広い境内には、ルアンパバーン様式といわれる本堂が建っていて、いかにも歴史を感じさせます。3層からなる屋根が、緩やかで優美な曲線を描き、屋根中央にあるいくつもの尖塔のような金色の飾りが特徴的です。さすがに重厚な雰囲気ですが、赤い屋根瓦がかなり傷んでいます。
 本堂正面の黒い壁には、さまざまな仏さまが描かれていて、黄金の仏塔のような入り口から本堂の中へ。ところが本堂内部に陽が射し込んでいます。所々、屋根に穴が空いているのです! これはちゃんとした修復が必要。ですが、取り立てて修理している風でもなくて、放置されているのかもしれません。

 ワットシェントーンといえば、有名なのが「黄金の木(マイトーン)」。「黄金の木」は、本堂の裏の赤い壁に描かれたモザイク装飾で、ちょうど西日を受けて、一段と明るく輝いていました。
 丸く枝を伸ばした菩提樹のような大木が、青や緑のモザイクでおおらかに表現されていて、地面には虎や動物たち、そして大きく羽を広げた2羽の孔雀が両脇を固めています。エメラルドグリーンの葉がキラキラと輝き、梢にはたくさんの小鳥やフクロウが羽を休めていて、平和そのもの。
 空には天女がのびやかに舞い、金の衣を纏った仏陀が一番上に描かれています。仏陀の教えや物語を表現しているとのこと。

 どこか心安らぐ「黄金の木」。しばらく佇み、じっと眺めていました。

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