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August 30, 2008

№923 太陽は真上から

 美しいアオザイ姿のベトナム女性
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 07年8月末、ホーチミン滞在の最終日、もう一度市内をぶらぶらすることにしました。昼前にホテルをチェックアウトし、ベンタイン市場からドンコイ通り方向へ、レロイ通りをゆっくりと歩きます。
 日本人と見ては、しつこく言い寄ってくるバイクタクシーを受け流し、途中果物が入った籠を天秤棒で担ぐすげ笠(ノン)のおばちゃんや、若い女性のアオザイ姿など、いかにもベトナムらしい光景にも出会います。スリムなベトナム女性が、薄い生地の上着(アオ)をなびかせて歩くさまは、美しく思わず惹かれてしまうものです。お土産屋さんのスタッフのそれとは、全然雰囲気が違います。

 レロイ通りから南側のトンタットティップ通りへ。この辺りはお洒落なカフェや可愛いベトナム雑貨を扱うショップが多い所。
 しかし、時刻はちょうど12時、気温は30度を軽く上回り、舗装道路からの照り返しが加わり、たまらない暑さです。ウインドーショッピングを楽しむ余裕もありません。
 見上げると太陽は真上にあって、地面には自分の影がほとんどできていません。じりじりと照りつける日差しと、あまりの暑さに、アイスクリームの看板につられてカフェに飛び込みました。

 そのお店は、ビザ専門店の「ピザーラ」でしたが、とにかくクーラーが効いた涼しい店内で休憩することに。ストロベリーのイタリアンジェラード(2.5万ドン、約200円)を注文して涼みます。プリンが美味しいと評判のホーチミンですが、メニューにはなくて残念。

 40分後、吹き出した汗も引き、やっと落ち着いたところで外へ出ますが、暑さは相変わらず。ここは欲張らずに、散策よりも冷房がある雑貨店や、カフェめぐりをすることにしましょうか。

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August 28, 2008

№922 初めてのペナン

 さぁバンコクへ PG機福岡空港にて
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 今日8月28日から、初めてのマレーシア・ペナンに出発します。まずバンコクに入り、30日ペナンに移動です。バンコクまではバンコクエアウェイズ、燃油高騰のあおりを受けて10月から福岡線が休航となりますので、今回がラストフライトということに・・・
 バンコクからペナンへは、格安航空会社として有名なエアアジアに初搭乗です。オンライン予約して確認の「Travel Itinerary」をチェックインカウンターで提示すればよいのですが、ちゃんと予約されているかどうか少し不安な気もしますが。

 これまでラオス、ベトナムなど東南アジア諸国にも足を伸ばしましたが、マレーシアはジョホールバルに行ったことがあるだけ。この時はシンガポールからちょっと越境しただけですから、実質今回が初めてのマレーシアと言っていいでしょう。またロングステイの取材も、タイ以外ではペナンが初めてです。

 2006年度、ロングステイ財団が実施したロングステイ希望滞在国の調査で、オーストラリアを抜いて第1位に躍り出たマレーシア。その人気の秘密を探ろうというのが、ペナン行きの大きな理由です。
 近年アジアでのロングステイ人気が集まっていますが、第3位のタイと比較すると、ノービザでの滞在日数がマレーシアの場合90日と長いのが、両国の差だという話もあります(ちなみにタイは30日)。
 また、タイはシニア男性の単身ロングステイヤーが多いのに対して、マレーシアは夫婦2人での滞在が多いのだとか。その辺りにも両国のロングステイの動機や志向の違いが浮かび上がってくるかもしれません。
 短期間の滞在で十分な取材はできないでしょうが、マレーシア人気の手掛かりが得られることを期待しています。

 さて今年2008年、世界遺産に登録されたペナンの州都ジョージタウンの街並みを歩くのも楽しみです。イギリス東インド会社の東南アジア進出の拠点だったジョージタウン。その歴史に触れてみたいものですね。

 では帰国後、じっくりと報告することにして、行ってきます。

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August 26, 2008

№921 セントラルデパート・バンナー

  大勢の人で賑わうセンターン
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 バンコク郊外のバンナーで長年ロングステイをなさっているHさん夫妻を訪ねる時、BTSオンヌット駅からタクシーを使います。運転手に告げる行き先は「センターン・バンナー」。バンコクの代表的なデパート「セントラル」のバンナー店なので、運転手にも通じやすいのです。オンヌット駅からBTSシャトルバスも出ていて、一度乗ったことがありますが、少々時間が掛かりました。

 待ち合わせまでの少しの時間しか店内を見てませんが、非常に大きなモールです。08年2月に行った時は、タイの祝日「万仏節(マーカ・ブーチャー)」だったこともあってか、若者や家族連れで大変賑わっていました。
 まずは、地下のスーパーマーケット。フルーツは種類が豊富で、バンコク市内のホテル近くのスーパーとは比べものにならないくらい量も多い。値段も安く感じます。日本の食材も並んでいて助かりますね。

 モール内の大きな吹き抜けを取り囲むように、多くのショップがあり買い物に便利ですし、カフェやレストランもたくさんあります。また最上階にはシネマコンプレックスもあるので、手軽に映画を観ることもできる。そして屋上には遊園地やプールまであるんだとか。
 つまり日常生活に必要なものは、バンコク市街まで行かなくても大概揃っていると言っても過言ではありません。

 緑が多く、市内中心に比べると気温も低くて過ごしやすいバンナー地区。ロングステイするには生活しやすい環境です。そしてコンドミニアムから歩いてすぐの所にセンターンがあれば、生活するのに便利なこと、この上なしといっていいでしょう。
 Hさんが、バンナー地区を生活の場に選ばれたのは、さすがと言う他ありませんね。

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August 25, 2008

№920 退職後「無理なく、楽しく」

    糸島・加布里漁港の夕日
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 08年8月20日の朝日新聞の福岡県版に載っていた記事からです。

 定年退職者ら4組の夫婦が日替わりで切り盛りをするカフェレストランが、福岡県志摩町にある。モットーは「無理なく、楽しく、かっこよく」。田舎暮らしを求めて団塊の世代の新住民たちが増える糸島地区で、セカンドライフを模索するユニークな試みとして注目されている。
 昨年10月にオープンした「カフェベイサイド」。7月、スペースを広げるため、近くで休業中のレストランへ移転し、客足を伸ばしている。
 メニューの目玉は、英国式の「アフタヌーン・ティー」。2段重ねのトレーに、アイガモや豚など地元素材を生かした燻製とパン、スコーン、ケーキが盛られる。サラダとデザート、コーヒーが付いて千円。

 各夫婦は50~70代。夫が銀行やメーカーなどを退職後、同地区に転入し、年金や自営業などで暮らしている。
地元の交流会で知り合い、 「第二の人生をどう有意義にするか」との話題から、それぞれの経験を生かす「大人のサロン」を目指すことで一致した。 運営方針は「無理をしないこと」。当初の出資額は道具代など、1組3万円。営業時間は午前11時~午後5時。各夫婦が週1、2回、料理から給仕までこなす「1日オーナー」制だ。
 売り上げは今のところ月20万円前後。材料費などを差し引いた利益を8人が時給で分配する。人件費を抑え、赤字を防ぐ仕組みだ。開店直後は時給200円だったが、現在は300円台に。目標は千円だ。
 メンバーの一人(62歳)は「やりがいが一番。実社会の経験を楽しみながら生かそうと張り切っています」と話す。

 福岡市のベッドタウンとして人口が増えている糸島地区は、65歳以上の割合も20年前に比べて1割アップ。シ
ニアの活動も盛んで、同店は短時間の仕事で地域貢献を目指すシニア世代の「コミュニティ・ビジネス」モデルとし
て県も注目している(以上)。

 
 久々にシニア世代の記事が目に留まりました。一時期、団塊の世代の定年退職に伴う“2007年問題”が、盛んに取り上げられていましたが、定年後も仕事を継続する人が多く、今のところ大量のリタイア組が出ていないのが、その理由。おそらく65歳からが、リタイアし始める区切りになりそうです。

 「第二の人生をどう有意義にするか」は、定年後の大きな課題ですが、「無理なく、楽しく」をキーワードにコミュニティ・ビジネスを始めた点は注目されます。とりわけユニークなのが、4組の夫婦がひとつの店の運営をシェアしていること。これだと長く続けられます。まさに「無理なく、楽しく」カフェを切り盛りできる訳です。
 そして週に1、2回働くことで、日常生活にメリハリが付けられますし、やりがいも感じられる。何もしないでもなく、無理して毎日働くのでもない、新しいライフスタイルです。

 「田舎暮らし志向、シニアの生きがい、地域貢献」の要素をうまくミックスした面白い取り組みと言えるでしょう。海にも山にも近く豊かな自然に恵まれた糸島地区で、“シニアの新しい生き方”を発信して欲しいものですね。

 HPは見つかりませんでしたが、NHK福岡が今年4月に紹介しています。
 http://www.nhk.or.jp/furusato/koremade/koremade_20080409.html

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August 23, 2008

№919 朝食は麺の食べ比べ

 毎朝楽しみな麺 写真はセンヤイ
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 バンコク・ナナ駅近くの定宿ホテルの朝食には、麺をその場で作ってくれるサービスがあります。レストランに行く前に、買い置きしてあるマンゴーなどのフルーツをいただくので、ビュッフェスタイルの朝食といっても、食べるのは麺と少しのサラダにコーヒーくらい。できたての麺が、お目当てといってもいいでしょう。

 何種類かある麺からチョイスします。ビーフンのような細麺のセンミー、中麺のセンレック、そしてきしめんのような幅広麺のセンヤイ。これらの麺はお米から作られていますが、小麦粉と卵が原料のちぢれ麺バミーもあります。時には、モロヘイヤを混ぜ込んだヒスイ麺があることも。

 バミー以外の米麺は、どれも乾麺ですが、茹でる時間はそれほどかかりません。1分くらいのものでしょうか。
あっさり目のスープに魚団子や野菜などの具材、そして薬味を加えて出来上がり。
 これに自分のお好みで、ナンプラーや唐辛子などで味を調え、さらにネギやパクチーをトッピングすれば、“My汁ソバ”の完成です。しかし、タイ人が一般的に好む砂糖は入れません。やはり麺に砂糖というのは馴染めないですね。

 汁ソバの量は少なめで、フルーツを食べたお腹にはちょうどいいくらい。毎朝、好みの麺を選んで、食べ比べるのが楽しみです。どの麺も特徴があって美味しいのですが、中麺のセンレックを頼むことが多い気がします。欲を言えば、いつもヒスイ麺があるといいのですが。

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August 22, 2008

№918 旅の出会い、それも楽しからずや

  ビアラオを飲み交わしたテラス
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 ラオス・ルアンパバーンのひとり旅。滞在中、日本人観光客にはほとんど出会いません。数名のツアー客とハノイ経由で来たというシニア夫婦くらいで、学生など若い日本人は見かけませんでした。

 そんな折、ネットカフェで日本語入力に切り替えられずに困っているわたしを助けてくれたのが、ウザワさんでした。その場はお礼を言って別れたのですが、夜ナイトバザールで再会。小さな街ですし、お互い近くのゲストハウスだったので、自ずとまた出会うことに。
 立ち話も何なので、ビアラオの大ビン2本を買って、わたしのゲストハウスで飲むことにしました。ランチでも夕食でもビアラオ、一日中飲んでいますが、まあこんな時くらいいいでしょう。

 千葉出身のウザワさんは、中国・内モンゴル大学で教鞭をとる若い日本語教師。2週間かけて内モンゴルから旅をしながらラオスまでやって来たのだとか。明日には昆明(クンミン)まで戻る予定で、飛行機にするか、バスにするか、迷っているところといいます。33時間もかかるバスに乗るかもしれないとは、やはり若さですね。
 生涯に100ヶ国を訪問するのが夢で、大学の休みを利用して各国を巡っているとのこと。中国では雲南省、やはり麗江・大理がお奨めということなので、近い内にチェンマイから空路で足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。

 ビアラオをラッパ飲みしながら、タイ・カンボジアをはじめ東南アジア各地に談義で盛り上がります。夜風が心地よく、虫の音しか聞こえないゲストハウスのテラスで楽しい一時でした。

 異国の地で、日本人と出会い語らう。これも旅の楽しみです。

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August 20, 2008

№917 ワットシェントーンの黄金の木

   西日を受けて輝くマイトーン
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 世界遺産の街ルアンパバーンを代表する寺院ワットシェントーン。1560年、セーターティラート王によって建立され、その美しさはラオスでも最高といわれています。
 日が傾き過ごしやすくなった夕刻、メコンとカーン川との合流地点にほど近いエリアに建つワットシェントーンに行ってみました。入り口にいるおばちゃんに、入場料2万キープ(約240円)を払います。

 広い境内には、ルアンパバーン様式といわれる本堂が建っていて、いかにも歴史を感じさせます。3層からなる屋根が、緩やかで優美な曲線を描き、屋根中央にあるいくつもの尖塔のような金色の飾りが特徴的です。さすがに重厚な雰囲気ですが、赤い屋根瓦がかなり傷んでいます。
 本堂正面の黒い壁には、さまざまな仏さまが描かれていて、黄金の仏塔のような入り口から本堂の中へ。ところが本堂内部に陽が射し込んでいます。所々、屋根に穴が空いているのです! これはちゃんとした修復が必要。ですが、取り立てて修理している風でもなくて、放置されているのかもしれません。

 ワットシェントーンといえば、有名なのが「黄金の木(マイトーン)」。「黄金の木」は、本堂の裏の赤い壁に描かれたモザイク装飾で、ちょうど西日を受けて、一段と明るく輝いていました。
 丸く枝を伸ばした菩提樹のような大木が、青や緑のモザイクでおおらかに表現されていて、地面には虎や動物たち、そして大きく羽を広げた2羽の孔雀が両脇を固めています。エメラルドグリーンの葉がキラキラと輝き、梢にはたくさんの小鳥やフクロウが羽を休めていて、平和そのもの。
 空には天女がのびやかに舞い、金の衣を纏った仏陀が一番上に描かれています。仏陀の教えや物語を表現しているとのこと。

 どこか心安らぐ「黄金の木」。しばらく佇み、じっと眺めていました。

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August 18, 2008

№916 メコンの夕陽 その2

    静かに沈もうとする夕陽
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その2
 この辺りのメコンの川幅は約200m、あくまでゆったりとした悠久の流れです。カン川の瀬音を聞きながら、傾いた陽を受けてオレンジ色の輝きを増す川面を見ていると、次第にゆっくりと時間が流れ始め、時が経つのを忘れてしまいそう。と同時に「はるばる北ラオスまで来たんだ」という実感が沸々と湧いてきました。

 西の山際の上空には雲がかかっていて、その分早めの日没になりそうです。間もなく、まだ輝きを保ったまま太陽が雲間に隠れてしまいました。すると雲の端は白い線で縁取られてシルエットになり、雲で遮られた光線の影が黒い帯となって掃いたように上空へと広がっています。そしてメコン川をオレンジ色に染めていた、もうひとつの太陽の輝きも消えてなくなり、流れは色彩を失ってしまいました。

 日没後、残照で茜色に染まる夕空を眺めようとしばらく止まっていると、低空の雲をすり抜けた太陽が再び姿を現しました。先ほどよりさらに赤みを増した太陽、ゆっくり動くのが分かるほどで、今静かに山の谷間に沈もうとしています。
 プーシーの丘からのそれが雄大ならば、ここは寂寥として人生や無常観を感じさせるような夕陽です。メコンの悠久の流れが、そう感じさせるのでしょうか。これほど胸に染み入ってくる夕陽は、これからの人生でそう見られるものではありません。 プーシーの夕陽もいいけれど、静かにメコンの流れを眺めながらのビューポイントでした。
 
 非常に細かい川砂を踏みしめながら、元来た竹の橋を心許なげに戻ります。橋を渡り切った途端、現実の世界へと引き戻されたような感じを覚えました。あの粗末な竹橋、此岸と向こう岸をつなぐ不思議な橋だったのかもしれませんね。
 街へ続く斜面をふと見上げると、モノトーンの椰子の葉影が、暮れなずむ紺碧の空をくっきりと切り取っていました。

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August 16, 2008

№915 メコンの夕陽

    夕陽を受けて輝くメコン
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 ラオス・ルアンパバーンの夕陽がきれいなことで有名なのは「プーシーの丘」ですが、メコン河畔にも夕陽のスポットがあります。前者が大勢の観光客が押し寄せてくるのに対して、後者は隠れたポイント。ここはガイドブックにも載っていません。

 夕方「黄金の木」で有名な「ワット・シェントーン」を見学した後、街を外周するメコン川沿いの道路を散策していると、カン川との合流点近くで、 “夕陽の絶景ポイント”という看板を発見。
 看板に誘われるまま小道を下っていくと、カン川に架かる粗末な竹橋がありました。橋の袂には若い女の子2人が待ち構えるように番をしていて、通行料4千キープ(約50円)を支払って渡ります。竹を編んで組んだだけの50mほどの橋で、歩く度に柔らかくしなり、ゆっくりと進みます。

 竹橋を渡りきると、しばらく対岸を伝わってメコン川との合流地点が、絶景ポイントのようです。ほとんど観光客はいません。2、3組の白人のカップルが川岸で遊んでいたり、ドイツ人の男女4人グループが、ビアラオの大ビンを飲みながら、夕陽が落ちるのを待っているだけです。

 岩場に腰を下ろして日没を待ちます。周囲を眺めると、街の外周道路からカン川への緩やかな斜面は、畑になっていて、近所の人たちが野菜の手入れや収穫をしている姿が、いかにも長閑。中には法衣を着た僧侶も畑に出ています。
 一方、カン川がメコンに流れ込む辺りは、大きな深みになって所々渦が巻いています。いかにも魚が居そうなこの深みで投網を打つ漁師と、水遊びに興じる元気な子どもたちが対照的です。漁師は場所を変えては何度も網を投じますが、一向に獲物がかかっている様子がありません。すぐ近くで川に飛び込む子どものせいではと思うけれど、漁師は注意する風でもなく根気よく漁を続けている図が、どこかおかしくもあり。

 次第に傾きオレンジ色がかった太陽ですが、少し高い位置にあるせいで、まだ暑さを感じるほど陽は強く、目一杯にメコンの川面をキラキラと輝かせています。その分だけ山の木々や川に浮かぶ船の輪郭が逆光となって、セピア色の影絵や切り絵のような世界が眼前に広がってきました。

 つづく

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August 14, 2008

№914 「人生リセットプログラム」始動

アユタヤ ワット・チャイワッタナラーム
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 65歳以上の高齢者が、日本の総人口の21.5%という高齢社会です。そして「人生80年」が当たり前の時代となり、定年後の人生が20年もあるという長寿社会でもあります。
 この長寿社会において、07年から定年を迎え始めた「団塊の世代」を筆頭に、会社や仕事中心に人生を歩んできたシニア予備軍にとって、これからの人生をどのように生きるかは大きな課題です。

 現役時代、いわゆる“会社人間”や“仕事人間”の男性は、人生の中心だった仕事から離れてしまうと、やりがいや生きがいを喪失しやすく、高齢期をいかに生き生きと過ごせるかは、本人だけではなく家族や地域、ひいては日本社会にとっても決して無縁とは言い切れません。
 心豊かで成熟した高齢社会にしていくには、高齢者が元気で生き生きとして、社会と繋がっている、社会に貢献していくイメージ、つまりアクティブ・エイジングが重要になってきます。

 現役時代からリタイア後の新しい生き方の準備をしてきた人は大丈夫でしょうが、定年を境目に家庭や地域社会に放り出された男性は、簡単には新しい生き方の指針を見出せないかもしれません。
 そこで、仕事中心の生き方から、新しい価値観や生き方にシフトさせるきっかけや仕組みが必要と考えます。その具体的な方法として、海外での生活体験が有意義と考え、ロングステイを提案してきたところです。
 
 先頃、新しい生き方へシフトさせるきっかけとして、バンコクのロングステイ・コンサルティング社が中心となって、 「人生リセットプログラム」を始動させました。同社のHPより一部紹介します。

 「今までの自分自身を振り返り、心のよろいを脱ぎ捨てて自己のアイデンティティを確立し、新しい自分に気づくための一歩を踏み出す指針を掴みます」

 このようなかたへ
・ 何とかしなければいけないと思いつつ、退職前の肩書きや会社のブランドから脱却できないでいるかた
・団塊の世代を中心とする世代で、半生を会社に捧げ、会社人間となってしまったかた
・定年退職や早期退職するが、自分がどうしたら良いのか考えつかないかた
・今まで仕事に追われ、自分のやりたい事が成し遂げられなかったかた
・自分の人生を今まで無駄に過ごしてしまったのではないか?と考えているかた
・別の世界へ行って、利害関係のない人に自分自身のことを聞いてもらいたい、アドバイスを受けたいと思っているかた
・いやなことばかりで身も心もリセットしたいと思っているかた

 研修費用: 98000バーツ/お一人税込み

 詳しくは、同社のHPでどうぞ
 http://www.longstayconsulting.co.th/reset-top.php#link1

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August 12, 2008

№913 16年ぶりタクシー値上げ

   バンコクのメータータクシー
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 タイのメーター付きタクシーの運賃が値上げされたとのこと。7月3日から実施されていて、今頃取り上げるのもという気もしますが、16年ぶりの値上げということと、原油高騰のあおりを受けて、タイの物価が急上昇している折から、気になるニュースです。

 ネットなどの記事によると、運輸省は7月2日付で、バンコク首都圏と近県を走るタクシーの運賃値上げを認可しました。1992年以来16年ぶりに値上げが実現し、平均13%の値上げとなります。
 値上げ後の運賃は、初乗り料金(35バーツ)はそのままですが、走行距離が現行の2kmから1kmに短縮されました。その後、12キロまでが1km当たり5B、 12~20kmが同5.5B、20~40kmが同6B、40~60kmが同6.5B、60~80kmが同7.5B、以降同8.5Bが加算されます。
 タクシーはLPガスが燃料のため、原油高騰による値上げではなく、物価高騰で生活の圧迫を受けているタクシー運転手の収入を増やすため、と説明されているとか。

 これまでバンコク市内のホテルと空港までのメーター料金は、およそ210~230B。これが値上げで30B(100円)ほど高くなることでしょう。元々安いバンコクのタクシー料金です。1回当たりの値上げ幅もそう気になる額ではありません。

 しかし、最近44~45Bまで値上がりしているガソリン代。このところ落ち着きを見せている原油相場ですが、物価の動向が気がかりです。
 7月のインフレ率は、原油・食品価格の高騰のため、過去10年で最高の9.2%(対前年同月比)。なかでも燃料価格が46.9%の上昇。食品価格も、米、小麦粉など穀物が33.5%、食肉が19.2%値上がりし、全体で11.8%の上昇率になっています。

 このところ日本もガソリン代を筆頭に、食料品など相次いで大幅に値上がりし、インフレ傾向が顕著になってきましたが、タイの物価上昇率は、かなりのものですね。特に食料品の物価上昇は、生活を直撃します。

 「物価が安いタイでロングステイ」と、これからも言えるといいのですが・・・

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August 11, 2008

№912 米ドル紙幣は1ドルで

  夜市で売っている可愛い雑貨
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 ベトナムやカンボジアでもそうでしたが、ラオスでは一般的に米ドル(タイバーツも)が流通しています。ラオスの通貨は「キープ」ですが、米ドルとの交換レートは、1ドル=9000キープでした(08年2月)。

 ベトナムでは買い物などの際に、ドル紙幣の金額が大きくて釣銭にもらう多額なベトナムドンに、却って困った苦い経験があります。ベトナムドンが残っても、他国では使うことも再両替も儘ならないのです。
 なので今回のラオス行きでは、日本で米ドルを準備する時、1ドル紙幣を中心に5ドル、10ドルを交ぜて最大でも20ドル紙幣までにしました。特別、大きな買い物をする訳ではありませんし、食事代や雑貨類を買うくらいなら、これで十分です。きっと一番多額な支払いは、ゲストハウスの宿泊代(1泊30ドル)に違いないのですから。

 実際にラオス・ルアンパバーンに行ってみると、案の定1ドル紙幣が役に立ちました。ビアラオの大ビンが、8000キープ、フランスパンのサンドイッチも1万6千キープと、1~2ドルの支払いで足ります。
 屋台の夕食やナイトバザールの買い物も、せいぜい5ドル紙幣まで。これでも大概お釣りが戻ってきます。タイよりも物価が安いので、余計に大きな紙幣を使うことはありません。
 10ドル紙幣を使うのは、ちゃんとしたレストランでの食事か、高めのお土産を買う時くらいしかなさそうです。
予想通り20ドル紙幣の出番は、宿泊代の支払いの時だけでした。

 結局、宿泊代以外は、すべて1ドル紙幣でもよかったくらい。これだと不必要にラオス・キープが貯まる心配もありませんし。

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August 09, 2008

№911 市場の食堂でフォー・ガー

   鶏肉のフォー「フォー・ガー」
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 ベトナムの麺といえば、米麺の「PHO(フォー)」。きしめんに似た薄くて幅広の麺は、意外に歯ごたえがあって、のど越しがよく、ハマッテしまう味です。
 ホーチミンでの最後のランチは、やっぱりフォーで決まり。ベンタイン市場の食堂街に出掛けると、たくさんの「BUN(米麺)」の文字が目に付きます。「PHO」の看板はあまり見かけないので、「BUN」の方が一般的なのかしら・・・

 ある1軒の麺屋のカウンターに座りました。注文したのは「フォー・ガー」、鶏肉のフォーです。ガイドブックには5千ドンからとありますが、実際には2万ドン(約150円)。こんなものなのか、高いのかはよく分からないまま。
 すぐに大き目の丼に入った「フォー」が出てきました。蒸した鶏肉にネギやもやしがトッピングされ、赤ミソの小皿が付いてきます。好みで味を調整するのでしょう。でも赤ミソはやめて、麺にフレッシュライムを搾り、バジルをたっぷり載せます。  
 それほど幅広ではありませんが、ツルツルとした米麺、この食感が堪りません。あっさりしているものの、コクがあるスープ、ニンニクも効いていて、気温が高くてもついつい飲み進んでしまいます。

 他の客が注文したフォーを作るのを眺めていると、食堂のおばちゃん、フォーの仕上げにマギーブイヨンのパウダーか、味塩胡椒のようなものを派手に振り掛けています。それって「味の素」を入れるのと一緒で、スープの味を出すために使っているの??
 確かにわたしも豚骨ラーメンに胡椒を掛けて食べますが、それはあくまで客の好み。この美味いスープも半分は人工調味料のお陰なのかも・・・

 何はともあれ、ベトナム庶民の味「PHO」で締めくくったのでした。

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August 07, 2008

№910 ホーチミンの交通ルール

   割り込みも当たり前のように
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 “バイクの洪水”と称されるホーチミンの道路。一日中無数のバイクが走り回っていて、けたたましいクラクションとエンジン音で騒々しいこと、この上なしです。

 滞在しているホテルから中華人街のチョロンまでタクシーに乗った時のこと。やはりどのバイクや車も、すぐにクラクションを鳴らします。もちろんこのタクシーも例外ではありません。何でもないようなことでも、すぐにクラクションです。
 日本では余程でないと鳴らしませんが、ホーチミンでは、さも当たり前のように、何かにつけてクラクションなのです。

 そして、タクシーの後部座席からフロントガラス越しに前方を眺めていると、対向車線のバイクが平気でセンターラインを越えて来ます。バイクも平気ならば、タクシーの運転手も平然としたもの。わたしが肝を冷やしても、バイクはするりと元の車線に戻ってぶつかりません。こんなことが何度も繰り返されます、つまり日常茶飯事なのです。
 また、大きな車が信号機のない交差点に突っ込んでいくと、バイクの大集団は“蜘蛛の子をちらす”ように、さっと車を避けて走ります。危ないというより、ただ驚くやら感心するやら・・・
 何という交通ルールなのでしょう。

 ラッシュアワー以外の時間帯でも、街中に溢れるバイクの集団。いつも大混雑する道路を走っていて、ドライバーの運転技術は鍛え上げられ、正にプロフェッショナル!
 バイク大国ベトナム、恐れ入りました。

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August 05, 2008

№909 中央郵便局

     中央郵便局の内部
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 ベトナム・ホーチミンのメインストリート「ドンコイ通り」の始点に位置するサイゴン大教会、赤レンガの建物に二つの尖塔が美しく、市街地のランドマークというべき存在です。正面には聖母マリア像、教会をぐるりと道路が取り囲み、一見すると周辺は広場のようになっていて、教会の右隣に建つのが「中央郵便局」です。

 19世紀末、フランス植民地時代に建てられたピンク色のお洒落な建物で、その存在感はサイゴン大教会に決して負けていません。重厚な玄関の上には大きな時計が架かり、外壁や窓枠には白い飾りや彫刻が施され、上品で優雅な雰囲気を漂わせています。このような歴史的建築物ですが、現在も郵便業務が行われているのです。

 中に入るとすぐに、美しいアーチを描いた天井に目を奪われました。格子状の天井とアーチが織りなす幾何学的な模様と、白、黒、そしてピンクの色彩が、独特な空間を造り出していて、教会か駅の内部のようです。天井まで7~8mあるでしょうか、そのため建物内は外の暑さがウソのようにヒンヤリと涼しい。

 中央奥には「ホーおじさん」の肖像画、そして建物の壁に沿って“コの字型”にカウンターが並び、吊り下げられた扇風機がゆったりと回っています。市民が郵便物や小包などを持ち込んで手続きをしている光景が、どこか昔の日本の郵便局のようで、すべて手作業のんびりとしたものです。
 そして1階中央には、民芸品などを扱う売店があります。郵便局に真ん中に売店?という気もしますが、ここも郵便局が運営しているんでしょうね。入り口の左手にも雑貨類のお土産品コーナーが併設されていますから、ちょっとした買い物もできてしまうから面白い。また反対側の右手には、ベトナムの切手コレクションが展示されているコーナーも。
 
 でも一番興味を引かれたのが、世界時計が並ぶクラシックな木製電話ボックスです。持参した携帯電話の故障のため、プリペイドカードを購入して、ここから日本へ国際電話を掛けたのですが、ボックス内はクーラーが効いていて快適。木の椅子に座ってゆっくりと話ができます。レトロで雰囲気のある木製ボックス、なかなか気に入りました。

 ホーチミンの中央郵便局、切手マニアや歴史的な建築物に関心がある方にとっては、興味深い建物でしょう。市内観光の途中、涼みがてらに寄ってみてください。

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August 03, 2008

№908 エアアジア予約する

     スワンナプーム空港
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 クアラルンプールを拠点に置く東南アジア最大の格安航空会社エアアジア。バンコク・ペナン間の予約をしました。

 予約方法は、同社の英文のホームページからのオンライン予約。まず、トップページの左にある検索画面に区間や日付を入力してスタートします。便名を指定し、氏名や住所など必要事項を記入すると、最後にクレジットカードによる支払いが無事に済めば、これで手続き完了です。
 スムーズに行けば、それほど難しくないのですが、1回目は最後まで来て“エラー”になってしましました。何度やってもダメ! 翌日、同じように入力し直すと、今度は一発で予約できました。どこか悪かったのか、分からないままですが・・・
 すぐに予約確認の「Travel Itinerary」がメールで送られてきます。この中に書いてある予約番号を、搭乗日にチェックインカウンターで提示すればよいことになっています。

 さて、気になるのが料金です。HPに表示されているチケット代は、片道399B(約1300円)。タイの出国税が700Bですから、確かに超格安です。
 しかし、往復の支払い総額は、4373B(約14400円)でした。単純に往復のチケット代で搭乗できるのではなくて、内訳で大きいのが、なんといっても燃油サーチャージ、1500Bと3分の1以上を占めています。次に両国の出国税が1255B、そして保険料や運営費などで760B、面白いのが手荷物1個に付き、片道30B要ることことです。

 それでも安い料金だといえるでしょう。タイ航空の場合、福岡・バンコク間の燃油サーチャージだけでも33000円もする時代ですから。
 後は、実際に搭乗するのが楽しみですね。

 http://www.airasia.com/site/th/en/home.jsp

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August 01, 2008

№907 マハチャイのシーフード料理

見た目も美味しそうなシーフード料理
Dscf1907

 炎天下の中を歩き疲れ、再び渡し船でマハチャイの街中に戻ってきました。時刻は11時半、バンコクへ帰る列車は、13時15分には乗るつもりです。この列車を逃すと、次は14時25分までありません。
 そこでDACOに紹介されているシーフードレストランで、早めのランチを取ることにしました。

 スカピバーン通りから「ワット・マハチャイ・クラーイミニット」の境内を通り抜けたところに船着場があって、ここから小さなマハチャイ運河を渡ります。渡し船は出たばかり、すぐに戻ってくるかと思うと、川幅50mほどしかないのに10分間隔の運行です。乗客が集まるのを待っているのでしょう。石を投げると届きそうな距離、「橋を造れよ」言いたくなります。
 料金は2B、川藻の塊がいくつも流れてくる運河を、わずか30秒で渡ります。待ち時間は長かったのに、あっけないこと。

 11時50分、ようやく対岸へ。そこも寺院の境内でした。堤防沿いを下流側へ歩いたところが、シーフードレストラン「クンナーム」です。のんびりした雰囲気で、そんなに混んでいません。
 運河沿いのオープンテラスのテーブルへ。日陰に座って、やっと落ち着きました。
 タイ語と英語のメニューには漢字の表記もあるので、おおよその見当がつきます。このレストランのオリジナル料理「クラトン・クンナーム」と「カイ・ジアオ・プー」(カニ肉入り玉子焼き)、そしてシンハ・ビアを注文。

 もちろんビールは氷入り。冷たいところを一気に飲み干し、暑さの中を歩いただけに、こたえられません!
 大きなお皿に載った玉子焼き「カイ・ジアオ・プー」が、運ばれてきました。パクチーが添えられ、チリソースでいただきます。シンプルな料理ですが、カニの肉がびっしり入っていて、うまい。パクチーをお代わりしてしまいました。
 「クラトン・クンナーム」は、細切りにしたタロイモをカゴ状にして揚げ、その中に炒め物が盛ってあるという料理で、見た目に美しい。エビやパリパリに揚げた魚の浮き袋、そして小さな甘栗やナツメのようなドライフルーツ、なんと銀杏まで入っています。カゴの中は、まるで食べ物の玉手箱のようです。
 ピリ辛の味付けで香ばしく、食感はパリパリ、サクサク。ビールにとても合います。洋風料理のようなお洒落な一品でした。
 
 会計は250B(約800円)。シーフードとしては、安い方でしょう。ローカルな漁港ならではのシーフード料理、ごちそうさまでした。

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