№923 太陽は真上から
07年8月末、ホーチミン滞在の最終日、もう一度市内をぶらぶらすることにしました。昼前にホテルをチェックアウトし、ベンタイン市場からドンコイ通り方向へ、レロイ通りをゆっくりと歩きます。
日本人と見ては、しつこく言い寄ってくるバイクタクシーを受け流し、途中果物が入った籠を天秤棒で担ぐすげ笠(ノン)のおばちゃんや、若い女性のアオザイ姿など、いかにもベトナムらしい光景にも出会います。スリムなベトナム女性が、薄い生地の上着(アオ)をなびかせて歩くさまは、美しく思わず惹かれてしまうものです。お土産屋さんのスタッフのそれとは、全然雰囲気が違います。
レロイ通りから南側のトンタットティップ通りへ。この辺りはお洒落なカフェや可愛いベトナム雑貨を扱うショップが多い所。
しかし、時刻はちょうど12時、気温は30度を軽く上回り、舗装道路からの照り返しが加わり、たまらない暑さです。ウインドーショッピングを楽しむ余裕もありません。
見上げると太陽は真上にあって、地面には自分の影がほとんどできていません。じりじりと照りつける日差しと、あまりの暑さに、アイスクリームの看板につられてカフェに飛び込みました。
そのお店は、ビザ専門店の「ピザーラ」でしたが、とにかくクーラーが効いた涼しい店内で休憩することに。ストロベリーのイタリアンジェラード(2.5万ドン、約200円)を注文して涼みます。プリンが美味しいと評判のホーチミンですが、メニューにはなくて残念。
40分後、吹き出した汗も引き、やっと落ち着いたところで外へ出ますが、暑さは相変わらず。ここは欲張らずに、散策よりも冷房がある雑貨店や、カフェめぐりをすることにしましょうか。
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