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September 30, 2008

№940 初めてのエアアジア その3

  ペナンに到着したエアアジア機
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その3
 さて格安料金で業績を伸ばしているエアアジアですが、搭乗した感想をまとめてみると。
 機材はさほど古くなく、ほぼ定刻に運航されていますし、安全面での不安は感じません。ちゃんと離陸前の安全に関する説明もあります。
 また、取り立てて機内サービスが悪いということもありません。他社との違いは、座席指定がないことと、飲み物や機内食が有料ということくらいでしょうか。

 まず、座席指定がないために「席取り」、つまり早い者勝ちになりますが、満席でもない限り、窓側の席でなくても通路側の座席は確保できると思います。
 それと飲食物が有料だといっても、そう高額ではありませんし、実際食べたくないこともあります。食べるか食べないか選択できることは良いことですし、不要な所に経費を掛けずに料金を下げる方が、合理的で納得できますね。

 もうひとつの欠点は、他の航空会社との乗り継ぎが不便ということです。他社と提携していないので、手荷物をエアアジアに預けたまま、タイ航空などに乗り継いで、帰国時に日本で受け取ることができません。
 ですからトランジットするスワンナプームで一度手荷物を受け取って、再度チェックインが必要になります。つまり一旦タイに入国して、再出国手続きをしないといけない訳です。したがって出国税も2回分要ります。 
 わたしにとっては、これが最大のデメリットでした。

 それでも燃油サーチャージが高騰している昨今、燃油代込みでバンコク・ペナン往復で4103B(約13000円)の格安運賃は魅力ですね。

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September 29, 2008

№939 初めてのエアアジア その2

    機内はすべて黒のシート
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その2
 13時40分、B737の機内へ。優先搭乗のシニアなどに続いてタラップを登ります。我先に慌てて走るような乗客はいません。幸いバスを早めに降りられたので、前方の通路側の席をゲットできました。まずは一安心。
 シートはすべて黒のレザーシート。スタッフは上下真紅の制服の女性アテンダント2名と男性が1名です。マレー系、チャイニーズ、欧米系と、いかにも多民族国家のマレーシア行きらしい乗客ですが、日本人らしいのはわたしだけ?
 隣の座席にチャイニーズのおばちゃん2人が座ります。後ろを振り向くと空席が目立つので、後部の座席に移動することに。80%くらいの搭乗率でしょうか。結局、隣の座席には誰も座らなかったので、窓側のシートでゆっくり寛ぐことができました。

 13時52分、滑走路へ。冷房が全然効いてなくて、とても暑い機内です。
 前の座席ポケットに食事メニューが入っています。ご存知でしょうが、飲み物や機内食はすべて有料、無料ではありません。見ると「フライドライスとチキンサテー」が90B(約300円)と、そんなに高くありません。「トムヤム味のカップヌードル」(50B)もあります。
 しかしビールがメニューにありません。ビールの販売がないなんて・・・ 機内に飲料を持ち込めないし、飲めないと思うと余計に飲みたくなるのが人情というもの。

 14時01分、離陸し、一路シャム湾を南下。EDカードを記入し、時計をタイ時間より1時間進めます(日本との時差は1時間)。
 よく晴れて視界が利き、航路沿いにマレー半島がはっきりと見えます。マレーシア時間の15時35分、雲の帽子を被ったサムイ島らしき島影が、右手に見えてきました。

 回ってきた機内販売で、仕方なくミネラルウォーター(30B)を購入。しかしペットボトルが冷えてなくて氷をもらいます。さすがに氷は無料でしたけど。今朝スーパーで買っておいた「とらやのあんぱん」とクロワッサンで、遅めのランチにします。
 1時間半ほどのフライトなので、ビールがなくても我慢できますが、長距離路線でもアルコール販売はないのでしょうか? それでも同社のオリジナルグッズの販売は、しっかりとやって来ますが。

 そうしている内にマレー半島を横切り、マラッカ海峡側へ出ると、マレーシアのリゾート・ランカウイ島が見えてきました。16時05分、高度を下げ始めました。もうすぐペナンです。
 ぐっと高度を下げ、海の色が土色に濁ってきて、いよいよ空港が近いことを窺わせます。と間もなく着陸、時刻は16時26分と、ほぼ定刻通りです。滑走路周辺は、普通の民家がすぐそばまで建っているのが、窓越しに見えます。

 駐機場でタラップを降りると、スコールがあったらしく外気はそれほど暑くありません。搭乗前は若干の不安を覚えながらのエアアジアでしたが、特に何の問題もないフライトでした。

つづく

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September 27, 2008

№938 初めてのエアアジア

 エアアジアのチェックインカウンター
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 バンコクからペナンへは、格安航空会社のエアアジアに初めて搭乗します。08年8月30日12時、スワンナプーム空港の同社のカウンターへ、誰も並んでいません。日本でオンライン予約してプリントした「Travel Itinerary」を提示すると、あっけなくチェックイン完了。
 
 ところが、スーツケースの重さは17㎏の表示。 「2㎏重量オーバーですから、追加料金300Bです」とカウンターのおねえさん。 「おいおい、普通20㎏までOKでしょう。追加料金なんて冗談じゃないよ」。早速スーツケースをカウンターの前で開けて、書類などを引っ張り出して軽くします。再計量すると14㎏、今度は問題なくパスです。
 それにしても手荷物の許容重量が15㎏とは。お陰で重たい荷物を持って歩くことになってしまいました。トホホ・・・

 ペナンに到着したホテルのドアボーイが、大きなスーツケースなのに、あまりの軽さに苦笑。スーツケースはスカスカ、リュックや手に持っている荷物の方が重たいくらい。“何のこっちゃ”という感じです。
 ペナンから戻るフライトでも、重量オーバーの乗客が続出していましたから、みなさんエアアジア搭乗の際には気をつけてください。

 チェックインを終え出国前に、バンコクエアウェイズ(PG)のチケットカウンターで、忘れずに日本への帰国便のリコンファームをします。聞くと、エアアジアからPGへのバゲッジスルーはできないとのこと。
 ということは、ペナンで預けたスーツケースをバンコクで受け取って、一旦タイに入国した後、帰国便のチェックインをすることになります。つまりトランジットなのに、入国と再出国をしないといけません。う~ん、ここは格安航空会社と諦めましょう・・・

 搭乗するのは、13時55分発のFD3545便。本当にスーパーのレシートのようなぺらぺらのボーディングパスを握りしめて、イミグレの長い列に並びます。座席指定はなく、E1Aゲート、搭乗時間13時25分と書いてあるだけです。取り立ててすることもなく、早めに待合室へ。
 PGと同様、経費を安くするためにボーディングブリッジを使わないエアアジア。バスに乗って駐機場に向います。さぁ、いよいよエアアジア名物「席取り競争」です!

つづく

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September 25, 2008

№937 巻きスカートのラオス女性

 商売を終えて帰路につく女性たち
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 男女ともやや小柄なラオス人ですが、女性の服装はというと、巻きスカート姿が一般的。黒や赤の生地に細かな模様の織物で、なかなか素敵なデザインです。これを民族衣装というのでしょうが、普段から身に着けているもので、特別なものではありません。

 街で見かけた巻きスカートは、どれも個性的な模様の刺繍や織物ばかりでした。地味なものからカラフルで鮮やかなものまでさまざまです。ルアンパバーン第一の名刹、ワットシェントーンの境内で見かけた2人の女性も、黒地に美しい織物の巻きスカートをはいていました。
 そして、これまた素朴で可愛い刺繍がされた赤のショルダーバッグを肩に下げ、足元は短い白の靴下にサンダルというスタイルです。
 彼女たちの上着は、白のブラウスとポロシャツ。伝統的な上着というのは、よく分からないままですが、2月寒い時期ということもあって、朝夕はジャンパーなど厚手のものを重ね着する女性が多かったです。
 托鉢の時に、長いスカーフのような布地を肩から、たすき掛けにしている人がいたので、これが正装なのかもしれません。また男性でも、チェック地のスカートをはいた老人がいました。

 托鉢する街の女性たちが巻きスカートならば、お供えを観光客に売る女性たちも、巻きスカートにサンダル。朝市で商いする女性も、買い物にやってくる女性たちもみんなそうです。伝統的なデザインを引き継ぎながら、今も日常生活に根付いている巻きスカート。
 美しい刺繍や織物を眺めながら、街歩きするのもいいかもしれませんね。

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September 23, 2008

№936 ATRのフライト

  乗降は後部ドアの1ヶ所のみ
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 バンコクとルアンパバーン間のフライトは、70人乗りのプロペラ双発機ATR72型機です。 初めて搭乗した時は「こんな小さな飛行機で大丈夫?」といささか不安でした。しかし安全性が高いという評価で、意外に乗り心地も悪くありません。

 行きのフライトは、ほぼ満席でしたが、08年2月27日帰りの16時5分発PG946便は乗客20人くらい。ゆったりとできていいですね。日本人のクルーによると、この最終便にはいつも40~50人ほどの乗客がいるらしいけど、今日は少ないとのこと。
 確かにATR機は小さな機体だけど、慣れるとそんなに狭い機内と思わないし、安心感があるいい飛行機です。日本でトラブル続きのボンバルディア機より、よほどマシ。

 ほとんど揺れることもなく快適なフライトです。ずっと白い“雲のじゅうたん”、まるで綿菓子やコットンをお饅頭にして集めたよう。高度約4~5千mと低空のため、手が届きそうなくらいすぐ下に見えます。

 機内食の後、また赤ワインのお替りをいただいてのんびりと過ごします。考えてみたら、ルアンパバーン滞在中、赤ワインばかり飲んでいました。まさに赤ワイン三昧!
 だんだんほろ酔い気分、空の旅を満喫してま~す。勧められるままに4杯目。一緒に水ももらうけど、もう飲み過ぎでしょう。また「ワインのお替りはいかがですか?」と言ってくれるものの、さすがにもう十分。乗客が少ないとはいえ、サービスが行き届いていて至れり尽くせりです。

 17時13分、ようやく雲が切れました。眼下には赤茶けた大地が広がっています。しばらく眺めていると、次第に緑が濃くなり、少しずつバンコクに近づいているのを実感します。茶・緑・紺3色のモザイク模様が、パッチワークのようで面白い光景です。

 それにしてもこのATR機、もちろんスピードは遅いのですが、乗っている感覚はジェット機のようです。エンジン音もあまり変わらないし。3回目の搭乗で、案外気に入ったかもしれません。

 17時28分、高度を下げ始めて再び雲の中へ。さあ、もうすぐスワンナプームです。

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September 21, 2008

№935 タイロングステイの近況

  いつもと変わらぬソイ11界隈
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 今年に入ってタイロングステイへの関心や需要が、停滞していると感じています。団塊の世代の大量退職に伴うロングステイ需要が期待したほどではないことに加えて、タイの物価上昇や燃油サーチャージの急激な高騰などのマイナス要因が、その理由です。
 そして最近の政情不安も影を落としていると思います。ちょうど今回の旅行中に発令された「非常事態宣言」もさらにタイへのイメージダウンを加速させることに。NHK衛星放送の「海外の安全情報」でタイの「非常事態宣言」のニュースがトップに流れてくるのですから、心配しない方がおかしいでしょう。

 そこでこの8月、改めてロングステイ・コンサルティング社代表の佐藤氏にロングステイの近況について、訊いてみました。
 「ロングステイについての問い合わせは、以前と同じくらいあります。しかし、クーデター以降の政情不安と燃油高騰のあおりを受けて、実際にロングステイを実行するお客さんは、出足が鈍く影響を受けています。
 一番の原因は、報道や外務省、大使館の危険情報で、とにかくタイ、とりわけバンコクが危険というイメージが先行しています。それに加えて、何も燃油がこんなに高い時に行かなくてもという心理が働いていて、今は様子見という状況ではないでしょうか
」。
 しかし「物価高の影響は、日本人の生活費水準からすると、限定的なものと思います。ひと頃40B/Lを超えていたガソリン価格も、今は29B/L(9月は27B台まで下落)と落ち着いてきましたし」と佐藤氏。

 政情不安だけでなく、やはり燃油サーチャージの高騰は、海外旅行客に止まらず、ロングステイを計画、準備している層にまで影響をもたらしているようです。
 わたしも、できることならこんな高い燃油サーチャージを払ってまで行きたいと思いません。取材目的というのと、この時期しかまとまった休みが取れないので仕方ないというのが本音です。出発期日を限定しない方にとって、安くなるのを待ってからというのは当然のことです。

 ちなみに全日空の成田発は、7月からタイの燃油サーチャージを往復で4万円に値上げし、タイ国際航空(TG)も7月から、福岡・バンコク往復で3万3千円と、一気に2万円もの値上げを実施しました。わたしが今回も利用したバンコク・エアウェイズ(PG)でも約2万円です。それでもPGは、燃油高騰による赤字によって福岡路線を9月末で休航してしまいます。

 最近は100ドル/バレルまで下落してきた原油価格ですが、現地のニュースによるとタイの航空各社は、当面価格の動向を見守るとして燃油サーチャージの値下げに慎重な姿勢です。値上げには敏感でも値下げには慎重ということなのでしょうか? タイへの観光客誘致のためにも、早急な対応をしてもらいたいところです。 

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September 19, 2008

№934 タイ映画「サイアム・スクエア」

  昨年のアジアマンスの舞台から
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 福岡の9月の恒例行事は「アジアマンス」。その関連イベント「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2008」が開催され、アジア各国の秀作28作品が上映されています。日本未公開の作品も観られるということで、福岡市民にとってはアジア映画に触れられる機会になっています。

 その中でタイ映画では唯一紹介された「サイアム・スクエア」(原題 Love of Siam)を観てきました。07年秋に公開されると、タイ映画の歴史を変えるほどの大ヒットになったとか。
 舞台挨拶に立ったチューキアット・サックウィーラクン監督(27)によると、友情、恋愛、家族愛、親子愛、夫婦愛、そして人間愛など「身近にある愛」をテーマにして描いた映画だといいます。

 幼馴染の男の子ミウとトン、少年から青年への成長とともに、2人の友情と微妙な愛情?を軸にしたストーリー。そしてトンの失踪した姉テーンにそっくりなジューンの存在を媒介に、トンの家族が崩壊していた家族愛を取り戻していくという、この2つの軸を中心に展開していきます。
 前半は話が途切れていて所々分かりづらいのですが、後半は次第に引き込まれていきました。そのため2時間半以上もある長編にもかかわらず、短く感じます。

 そして何よりこの映画を魅力的にしているのが音楽です。流れる曲や詩が素晴らしく、とりわけ主人公のミウが歌うラブソングは聴かせます。実は親友トンへの愛を綴った曲なんですが、映画のテーマ「身近にある愛」を表現した「愛があれば希望はある」という詩は、共感するととともに元気をもらいました。

 21日が最終上映ですが、日本でも劇場公開されることを期待しています。また公式サイトや関連サイトでは、映画で使われている音楽や映像を体験できますので、一度のぞいてみてください。

公式サイト
http://www.theloveofsiam.com/
関連サイト
http://www.geocities.jp/thainichibunka/movie-loveofsiam.html

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September 18, 2008

№933 バンコクのタクシーはこれだから

   漁港マハチャイの魚屋さん
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 よくトラブルになるのがバンコクのタクシー。空港から市内へ乗車する時、料金を吹っ掛けられるのは日常茶飯事です。
 バンコク郊外の漁港マハチャイからの帰り道のことです。終点ウォンウィエン・ヤイ駅で拾ったタクシーで、またまたトラブルに遭ってしまいました。

 チャオプラヤー川の渡し船の船着場まで、駅で待機しているトゥクトゥクと交渉してみると100Bとやっぱり高い。そこで流しのタクシーを捉まえ、 「チャオプラヤー、ルーア・カーム・ファーク(渡し船)」と行き先を告げると、運転手は「OK!」という返事。何とか通じて一安心です。
 駅前ではUターンできないので、タークシン大王の像が立つロータリーをぐるりと何度も赤信号で停まりながら、ほぼ1周。それから今朝通った道を戻って、トンブリ側の船着場に向うと思いきや、そうではありませんでした。いつの間にかチャオプラヤー川に架かるタクシン橋を渡っているではありませんか。これでは渡し船に乗れません。

 川を渡った所が、BTSタクシン橋駅なんですが、まだ橋の途中なので降りるに降りられません。結局次のスラサック駅まで連れて行くつもりです。半ば諦め顔で乗っていると、真っすぐに走らず、左折してさらに遠回りしようとするのです。行き先は船着場と知っていながら、土地不案内の日本人観光客と見ての振る舞いです。
 流石に頭に来て、赤信号で停まったところを見計らって降りました。メーター料金の50バーツを支払い、「この嘘つき野郎!」(もちろんタイ語ではありませんが)と怒鳴りつけてやりました。

 「これだからなぁ、バンコクのタクシーは↓」。いつものトラブルといいながら・・・

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September 16, 2008

№932 ペナンの魅力とは?

  バトゥ・フェリンギの美しい風景
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 ロングステイ滞在国の人気ランキングで第1位のマレーシア。その代表的なロングステイ先がペナンです。今回初めての訪問で感じたペナンの魅力を挙げてみます。

 一言でいえば、ペナンは都市の便利さとリゾートの良さの両方を兼ね備えている、つまりシティリゾートだということです。 中心都市ジョージタウンは大都会ではありませんが、買い物や食事に不自由することはありませんし、バトゥ・フェリンギなどのビーチ周辺は、リゾート気分も味わえます。バンコクにもない、チェンマイにもない、都市とリゾートのいい所をミックスした良さがあるといっていいでしょう。

 では具体的に列挙すると、
・ジョージタウンは、中華系を中心にマレー系、インド系をミックスした異文化の香りとイギリス植民地時代からの歴史を感じさせる世界遺産の街です。

海も山もあり、身近に自然に触れられる。海は濁っていて海水浴には適さないが、美しい風景は代えがたい。自然国立公園もあって、ウォーキングや山歩きも楽しめる。

思ったほど暑くなく、そして湿度も低い。海風が吹くせいか過ごしやすい。ビーチのバトゥ・フェリンギはもちろんのこと、ジョージタウンでも割合涼しく、高層のコンドミニアムであれば、昼間でも冷房なしで過ごせる。
 その点、同じ時期のバンコクに比べると、気温・湿度ともずいぶん低い。

物価が安い、特に家賃。ガーニードライブ辺りは少し高いようですが、郊外のバトゥ・フェリンギの3ベッドルームで1200RM程度(約4万円)。住居費が安いということは、生活費に余裕ができる。

食事が多様で美味しい。辛いタイ料理が苦手な方でも、中華料理が好きな人には向いている。
 
 以上のような点を勘案すると、ペナンは非常に住みやすい。その人気の理由を実感しました。

 反対に物足りない点は、わたしにとって「お酒が高い」ことですかね。コンビニで売っているビールは日本より高いくらいです。そして単身男性の多くにとって、夜の楽しみが少ないことでしょうか。その結果、夫婦ふたりでのロングステイヤーの割合が多いのです。
 しかしロングステイ地としてのペナンは、魅力的であることに間違いありません。

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September 14, 2008

№931 8月31日は独立記念日

 ホテル近くで打ち上げられる花火
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 バンコクからペナンに入ったのが8月30日の夕刻。チェックインしたホテルの部屋で、翌日からの取材や観光に備えるためにのんびりと過ごしていました。
 時刻はいつの間にか深夜12時。31日を迎えると同時に、突然花火が打ち上がり、大きな音が部屋の中まで響いてきました。「何事か?」と思って窓の外を見ると、ホテルすぐ近くの海岸方向からと、少し遅れてジョージタウンのランドマーク「コムタ」からの2ヶ所から、花火が打ち上げられています。 
 市街各所からは、人々の歓声や音楽、そして車のクラクションの大きな音、走り回るバイクの轟音が入り混じって、まるで“お祭り騒ぎ”です。

 ホテル近くの花火は短時間でしたが、コムタからの花火は、なかなか立派で見応えのあるものです。ちょうど窓の正面に大きな大輪の花が、次々と開いていきます。今夏は花火大会を実際に見ていなかったので、思いかけずいい目の保養をさせてもらいました。

 考えてみると、今日8月31日はマレーシアが1957年にイギリスから独立した日です。独立記念日を祝う花火や歓声だったのです。そういえば空港からの道路沿いや市街地には、多くのマレーシア国旗が掲げられていたのも、祝賀の意味と合点がいきました。
 ホテル近くのカフェやバーが集まる一角で、ライブショーやパーティーが開かれていたのも、そういうことなのでした。

 花火は約10分ほどで終わりましたが、ライブの大音響は深夜遅くまで鳴り響いていましたし、パトカーの音まで聞こえてきます。やっと静かになったと思えば、早朝暗い内から、今度はモスクからコーランの放送が始まりました。本当に騒々しい街です。
 ちょうど独立記念日に当たったとはいえ、賑やかな出迎えとなった一夜でした。

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September 12, 2008

№930 スラム支援30年

  クロントイスラムの粗末な家々
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 9月8日の西日本新聞の記事からです。
 「みんな下の下の下の生活をしている。野良犬の方がよっぽどましだ」。タイの幼児売買を素材にした話題の映画「闇の子供たち」の原作小説にこう描かれたタイ最大のクロントイ・スラム。ここに拠点を構えスラム支援を続けるドゥアン・プラティープ財団が8月31日、設立30年を迎えた。

 財団は発足以来、教育支援に力を注ぎ、幼稚園の運営や奨学金制度を充実させた。その結果、30年前は当たり前だった小学校に通えない子どもは激減。奨学金受給者はスラムを中心に約2500人に及び、成績次第で有名大にも進んでいる。
 「教育こそが社会を変える原動力。その思いは間違っていなかった。成果は確実に上がっている」。同財団のプラティープ理事長は自負する。

 屋台が軒を連ね、タクシーやバイクが頻繁に行き交う。クロントイ中心部はバンコクの普通の街並みと変わらない。しかし路地裏に入ると風景は一変する。トタンと木材で組み立てた粗末な家々。迷路のように入り組んだ一帯は悪臭が漂っている。
 クロントイの推定人口約10万人。この数は30年大きく変わっていない。金を貯めて転居する人がいる一方で、仕事を求める地方からの流入者も絶えないからだ。かっては貧困層が大半だったが、安定した収入を持つ層が生まれている。
 理事長の夫でクロントイで長く支援活動に携わった秦辰也・近畿大教授は「スラムとスラム外の格差に加え、スラム内格差という二重構造が起きている」と指摘する。
 クロントイの事務所1階に子どもたちが遊べる図書館があるのだが、明らかに地元以外の幼い子を見かけるようになった。
 カンボジア、ラオス、ミャンマー・・・。クロントイに移り住んできた不法就労の外国人の子どもたちだ。「不法だか
ら当然、学校に行けない。今後、大きな問題になってくる」。経済成長を続けるタイに流入する近隣国の貧困層。近くの港湾で仕事を見つける彼らにとってクロントイは格好の居住地になっている。
 同理事長は「スラムが抱える貧困や麻薬といった問題は社会構造と政策を変えないと解決できない」と話している(以上抜粋)。

 先頃、同財団設立30周年の記念式典が開催されました。スラムの子どもたちへ教育支援をする福岡の「クルンテープの会」の代理として、バンコク駐在の西日本新聞社の柴田記者が出席されたとのこと。それに伴って今回の記事となったようです。
 奨学金を得て勉学に励み、有名大の進学や企業への就職を果たすスラムの子どもたちがいる一方で、新たな貧困層が流入している現実が浮かび上がっています。
 なかなかスラムが解消されることはないのでしょうが、日本に住む私としては、せめて子どもたちの奨学金の原資となる支援を続けていきたいと思っています。

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September 10, 2008

№929 ラオス語とタイ語

   ラオス料理屋台の女主人
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 ラオス語はラオ語ともいい、少し違いはあるものの、隣国のタイ語と同じ言語に属するため、共通の言葉がかなりあるようです。ただ元々、ほとんどタイ語が理解できないので、どこまで同じだとか似ているとか、分からないのですが、タイ語が堪能な方ならば、ラオス旅行で言葉に困ることはあまりないことでしょう。

 ルアンパバーン滞在中、毎晩通った屋台でのことです。3日目の夜、この屋台の名物「焼き鳥とソーセージ」をビアラオを飲みながら美味しそうに食べていると、女主人が「アローイ?」と訊いてきました。不意のことで一瞬戸惑いましたが、少し間をおいて「アローイ!」と微笑みながら返しました。女主人もにっこり。
 「ラオスでもアローイ(美味しい)と言うんだ」と改めて感心するやら、びっくりするやら。

 ラオスでも主食の“蒸したもち米”は「カオ・ニャオ」で通じましたし、「カオ・ソーイ」という麺もあります。もっともラオスの「カオ・ソーイ」は、チェンマイ名物のカレーラーメンの「カオ・ソーイ」とは別物で、坦々麺風のきしめんのことですが。

 また「こんにちは」などの挨拶や元気を意味するラオス語「サバーイディー」も、タイ語の「サバーイディー」(元気です)に、そっくりですね。
 ガイドブックを見てみると、果物のマンゴーはタイ、ラオスともに「マムアン」。そして数字の数え方もほぼ同じのようです。

 他にもたくさんあるんでしょうが、残念ながらわたしが知っているのはこのくらい。もう少し勉強しなくては・・・

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September 08, 2008

№928 珍味のメコンの川海苔

   買い物客で賑わう朝市
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 メコンの川海苔「カイ・ペーン」、ルアンパバーン名物だというので、これは買ってみないといけません。それに酒のつまみに最適らしいのです。
 朝市では生も売っていましたが、子どもの頃に見た川藻のようです。何軒かある乾物屋で、ビニール袋入りの「カイ・ペーン」を発見。海苔の表面には、白ゴマ、スライスして乾燥させたネギや赤唐辛子が、びっしりと塗してあります。数枚入っていて15000キープ(約180円)。一袋買い求めました。

 帰国後、早速試食です。広げてみると、1枚が座布団くらいに大きくて、なおかつ分厚いのに驚かされます。頑張っても半枚くらいしか食べられないくらいでかい。そしてよく見ると、黒ではなく深緑色をしています。
 食卓用の味付け海苔くらいの大きさに切って口に運ぶと、食感はパリパリというよりも、分厚いので容易には食いちぎれません。まったく日本の海苔とは別物です。

 香ばしさの後に、独特の風味が口に広がります。それにゴマや唐辛子の味付けが効いているので、確かにビールや焼酎に合いそうな味です。しかし、たくさんは食べられません。濃厚で青くさい川海苔の味が、段々と嫌になってくるからです。やっぱり川藻を食べている気がしてなりません。珍味として少し食べるくらいで丁度いい。

 あぁ、でもこんなにデッカイ「カイ・ペーン」、まだたくさん残っていて全部食べ切れません。どうしよう、湿気るし・・・

※ カイペーンの写真の容量が大きすぎてアップできませんでした。

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September 06, 2008

№927 NHKが見られない

  いつもと変わらぬソイ11界隈
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 サマック政権に対する反政府運動が活発な時期に重なってしまった今回のバンコク行き。8月28日から2日間しか滞在しませんし、クーデターの時も平穏だったと聞いていたので、大して気にしていませんでした。
 実際、ホテルがあるスクンビット地区は平常通り、いつもと変わりません。またBTSの乗降の際の手荷物検査もありませんでした。デモや集会が開かれている首相府周辺など官庁街に行かなければ、特段問題はないと判断できる市内の雰囲気です。

 ところが29日朝、ホテルのテレビを点けると、NHKは音声だけで映像が、ある人物の静止画を貼り付けているだけで、まったく見られなくなっていました。他のタイのチャンネルは、通常通り放送しています。「昨夜まで見られたのに、どうして?」。最初は、よくある「放送権の都合によりご覧いただけません」というお断りの画面かと思いましたが、結局バンコク滞在中は見られないまま。
 
 その後、移動したペナンでは何の障害もなくNHK衛星放送が見られました。NHKを見て知ったのが、タイの非常事態宣言と突然の福田首相辞任のニュース。タイではプーケットなど3空港が一時閉鎖されたり、反政府派と政府支持派の衝突で死者も出たというニュースも流れてきました。
 つまりペナンに来て分かったことは、バンコクでのNHKの放送制限は、やはり一連の政情不安が原因なのだということです。 

 9月3日にペナンを発つまで、インターネットと共にNHKの衛星放送は、タイの状況と日本国内のニュースの貴重な情報源だったのです。とりわけ今回はそうでした。
 そして帰国の際、バンコクでの入出国手続きや空港内の警備、日本へのフライトも定刻と、いつもと何ら変わったことはありませんでした。

 唯一変わったことが、NHKの衛星放送だった訳です。放送内の「海外の安全情報」でトップに流れてくるタイの『非常事態宣言』。現地の状況とは別に、これを見たら、やはりタイへの旅行は控えようという気になってしまうでしょう。
 早く解除され、平穏さを取り戻して欲しいものです。

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September 05, 2008

№926 ペナンから帰国しました 

   バツーフェリンギのビーチ
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 9月4日朝、ペナンから帰国しました。ペナンを発ったのが、前日の17時。スワンナプームで一旦タイに入国(わずか40分余りの入国時間)し、すぐに再出国しました。主要な航空化会社間では一般的に手荷物の引渡しを行っていますが、エアアジアでは異なる航空会社への手荷物の引渡しをやってくれないためです。そのためタイの出国税が2回必要になりました・・・
 そして約6時間のトランジット。ペナン出発から福岡到着まで14時間と、少々疲れましたが、PGの深夜フライトで2時間ほど眠れましたので、何とか元気です。

 1週間前、福岡を出発する頃は、猛暑続きだったこの夏もかなり涼しくなり、初秋を思わせる爽やかな天気。しかしバンコク・ペナンともに雨季で、蒸し暑い熱気の中で過ごしていると、また真夏に引き戻されたような気分でした。なので帰国した時、朝の涼しさを感じると同時にホッとしたのが、正直なところです。

 バンコク滞在は、わずか2泊。それでも旧知の方々と再会し、近況を伺ってきました。そして久々に本格的なタイ料理も堪能して中身の濃い滞在でした。
 ペナンでは、3組のロングステイヤーの方と面談し、ご自宅まで訪問させていただきました。もちろん初めてお会いする方ばかりです。

 異文化が入り混じり歴史を感じさせるジョージタウンの街並みや、身近に触れられる豊かな自然や海。そして住宅や交通機関などの社会的インフラ、そして食事や買い物、ゴルフなども含めてロングステイをするには、十分な環境が整っています。
 決してきれいとは言えないけれど、どこからも海が望める開放的な雰囲気は、タイ・チェンマイとも違いますし、バランスの取れた生活環境にバンコクのような大都会にはない魅力を確かに感じました。この辺りはまとめながら少しずつ書くことにします。 

 これまでタイ中心の取材だったので、ロングステイの滞在希望国№1のマレーシアを初めて訪問したのは、その人気の理由を探る点で意味があったといえるでしょう。どこまで核心に迫れるかは分かりませんが、タイ・マレーシア両国の違いの一端を感じた旅でもありました。

 まずは帰国報告まで。

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September 03, 2008

№925 タイ・ロングステイ 6年目を迎えて

  緑豊かなWATERFORD RAMA 4
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 バンコクでのロングステイを始めて6年目を迎える澤井勇(70歳)さん・理恵子(66歳)さん夫妻。BTSプロンポン駅近くから、プラカノン駅方面のコンドミニアムに転居されたということで、1年ぶりに再会し、お宅にお邪魔させていただきました。

・住居、生活費について
 プロンポン駅から徒歩15分の所にある「WATERFORD RAMA 4」が、新しい住まい。大きな門をくぐり、運河に架かる橋を渡ると、豊かな緑の中に7~8階建てくらいの建物が林立しています。500戸もあるといいますから、かなり大きなコンドミニアムです。住民はタイ人の中流層やヨーロッパ人が多いとのこと。
 敷地の出入り口の守衛室には5人が常駐し、建物に入る際にも専用カードが必要ですから、セキュリティも万全。

 引っ越したのは07年の7月、同じコンドミニアムに住む知人の紹介だったそうです。1階の部屋には小さな庭まで付いていて、家賃は2LDK、水道光熱費別で1万8千バーツ(約6万円)。これまでの1LDKよりも広くて、室内が明るく感じます。これでも8千バーツも安くなったとか。
 買い物は地元の商店や市場、ロータスのミニスーパーで賄います。時には鮮度のいい魚を買いに徒歩20分のジャスコまで行くことも。地元の商店は、とにかく野菜が安くて新鮮。どれも5~10Bと、プロンポンのフジスーパーの何分の1しかしません。 「以前は買い物に便利だったけど、高い食材を買っていたものです」と理恵子さん。言葉は十分には通じませんが、商店のおばちゃん達ともすっかり顔馴染みです。

 住宅費と食費が安くなったお陰で、毎月の生活費は4万バーツ(約13万2千円)。これまで6万バーツ掛かっていたといいますから、かなりの節減です。ロングステイを始めた頃、1バーツ2.7円だったのが、最近では約3.3円ですから、今回の転居がもたらした経済的効果は大きいものがあります。バーツ高対策としても有効だったといえるでしょう。

・日常生活について
 昨年11月から、健康のために夫婦で始めたというウォーキング。週に2、3回午前中の涼しい内に、プロンポンまで歩くのだそうです。かなりの距離で1時間15分掛かりますが、帰りに買い物や用事を済ますというのが、いつものスケジュール。

 また、バンコクでロングステイをする日本人シニアの集まり「タイロングステイ暮らしの会」の会員でした。しかし同会が解散した後、内部組織だった「レディースクラブ」(約30人)は活動を続けていて、仲のよい奥さんたちとの交流を図っています。月1回の食事会や親睦会に10人ほど集まるそうです。

 日本人コミュニティとも適度な関係を保ち、健康維持にも配慮する澤井さんご夫妻。そしてあれこれ心配したり、あまり物事にもこだわらないように拝察します。それがタイで長く暮らせるコツかもしれませんね。
 もう5年はバンコクで暮らす予定とか。健康でロングステイを続けて欲しいものです。

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September 01, 2008

№924 ホーチミンの朝の風景

マリアマン・ヒンドゥー寺院前の賑わい
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 朝食を済ませた後、ホーチミン市民の朝の営みを見ようとホテル周辺を歩いてみました。

 時刻は7時半、朝だけ出るというフォーの食堂や屋台が並び、出勤前に朝食を食べにやって来た庶民で賑わう一角がありました。鍋から立ち上る湯気、鶏肉やもやしなどの具材をトッピングして、次から次へと作られるフォー。そしてそれを待つお客の列、路上のテーブルで食べる姿は、いかにも朝の風景、活気が伝わってきます。朝ごはんを食べていなければ、一杯注文したいところです。
 別の街角では、フランスパンをショーケースに詰め込んだスタンドも出ています。注文を受けては焼きたてのフランスパンをサンドイッチに。これまた美味しそう。このスタンドも昼や夜には見かけませんでしたから、朝食専門なのでしょう。

 ホテルはベンタイン市場に近いエリアなんですが、極彩色の装飾と赤い外壁が目に鮮やかな「マリアマン・ヒンドゥー寺院」がありました。シンガポールなどでも見かけるそれと同じ建築様式で、どこかなまめかしい神々の装飾が施された台形の塔が、ひときわ目立ちます。

 「ベトナムにもヒンドゥー教?」と思いつつ、中に入ってみると、そこは外の喧騒とは隔離された静かな祈りの空間でした。
 お参りにやって来た熱心な信者が多いことにびっくり。それもインド系住民とかではなくて、どうみてもベトナム人ばかりです。寺院前の売り子から買ったのでしょう、線香などを手にした信者たちが、敬虔な面持ちで朝のお勤めをしています。
 信者がベトナム人ということや、お供えの花がタイの仏教寺院でも見かけるものだったりするので、ここがヒンドゥー寺院とは、にわかに信じられません。

 毎日繰り返される、フォーとフランスパンの朝食、そしてヒンドゥーの祈り、日常の光景ながら異文化が入り混じった朝の風景でした。

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