№954 毎晩歩いたナイトマーケット
ゆっくり歩いて回れるほど、小さな街ラオス・ルアンパバーン。あるのは元の王宮やたくさんの仏教寺院くらい、すぐに観光し終わるほどの大きさです。娯楽や繁華街があるでもなく、ゲストハウスにはテレビもありません。しかし、退屈することもなく、ゆったりと滞在を楽しめました。
それは早朝の托鉢と夕方からのナイトマーケットがあったからです。飽きるどころか、両方とも毎日楽しみに通いました。
さて、そのナイトマーケットです。
“裸電球と夜店”、特別な催しや音楽もない静かなナイトマーケットですが、毎晩お祭りの縁日が開かれているようなもので、日が暮れると、どうしてもウキウキとした気分になってしまいます。ですからゲストハウスの部屋で、じっとしていられないのです。
屋台でビアラオとラオス料理の夕食を済ますと、そのままマーケットへ。王宮東側の道路をメインに、宿泊しているゲストハウス前にもずらりと夜店が並び、バッグやポーチ、スカーフにクッションカバーなど、モン族の伝統的なデザインの雑貨が路上一杯に広げられ、その間を通るのがやっとというくらい。
渦巻き模様のシンプルなデザインが多く、個性的で素朴なだけに却って魅かれます。同じようなデザインでも、ハンドメイドなので、どの夜店の雑貨も微妙に異なっていて、見飽きません。 「これだ!」とお気に入りのものを探すのについ夢中になってしまいます。
タイではチェンマイのナイトマーケットが有名で規模も大きいのですが、いかにも鄙びて風情のある雰囲気や、雑貨のデザインなど、ここルアンパバーンの方が、わたしの好みです。
時々店番の女性から声を掛けられものの、にっこりと微笑むくらいで、しつこい呼び込みはありません。
ある夜店で、素敵な手提げバックを見つけました。例の渦巻き模様が4つ、黒地に赤や黄色などの色合いがちょうどいい感じなのです。店番をしながら刺繍を続けている女性に尋ねると、大きなバッグ2つで10米ドルとのこと。2ドルまけてもらって8ドルで買いました。物静かで清楚な感じのラオス女性が、健気に刺繍をしている姿に、値引き交渉に腰が引けて、それ以上安くしてとは言えなかったのです。
結局、毎晩ナイトマーケットをそぞろ歩きしながら、気に入った雑貨を見つけては少しずつ買い足しました。珍しくスーツケースの中が一杯になるくらいです。
夜10時頃には、どの夜店も三々五々店じまいして、元の静かな街並みに戻っていきます。そして翌朝、いつものように同じ通りを托鉢の列が朝もやの中、歩いていくのです。



Comments
ランプシェード
めちゃくちゃかわいいですね。
お買い物もブランド買いあさりなど
全く興味がありませんが、
こういったものならたくさんそろえたいです。
Posted by: mikan | October 28, 2008 at 07:52 AM