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October 30, 2008

№955 ルアンパバーンにはまる

 穏やかなルアンパバーンの夕景
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 これまでの東南アジア行きで一番の旅となったラオス・ルアンパバーン。初めて訪問して早8ヶ月と、時間が経ってもその印象は、新鮮で忘れがたいものがあります。それは、これまでわたしがイメージしていた“アジア”そのものが、ルアンパバーンにあったからです。

 東南アジアの大都会バンコク、喧騒と活気のホーチミン、そして見る者を感動させずにはおかないアンコールワット遺跡など、それぞれによさがあり、多くの見所があります。
 しかし、それらにも増してルアンパバーンには、他にはない魅力があります。山々に囲まれた小さな街ですが、敬虔な仏教信仰に根ざした人々の心豊かな生活が、訪れる者を優しく包み込んでくれるのです。

 朝靄の中を歩く僧侶の托鉢の列、時間によって表情を変えていくメコンの流れ、プーシーの丘から眺める美しい夕日、毎夜開かれる素朴な雑貨が並ぶナイトマーケット、一日中飽きることがありません。
 落ち着いた街並み、緑溢れる静かな小径、街の至るところにある歴史的寺院、周囲の青い山々、どれもがすべて輝いています。
 また、ゲストハウスのベランダで中庭を舞う蝶を見たり、小鳥のさえずりを聞きながら、午後をゆったりと過ごす。ビアラオを飲んでは、少しまどろむ。こんな贅沢な時間の過ごし方ができるのもルアンパバーンならでは。
 
 無邪気に遊ぶ子どもたち。そして街角で「サバーイディ(こんにちは)」と言うと、同じく「サバーイディ」と微笑み返すラオスの人々。何よりも人々の笑顔と優しさが、一番の魅力かもしれません。決して経済的に恵まれていない庶民の生活ですが、平和で穏やかな暮らしぶりが感じられます。
 金銭的な尺度では計れない幸せとでもいうのでしょうか、我々日本人が忘れてしまったものが、ここにはあります。ルアンパバーンは、心安らぎ、癒される街でもあるのです。

 美しい「ラオスの宝石」ルアンパバーン、また近い内に訪れたいものです。

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October 28, 2008

№954 毎晩歩いたナイトマーケット

 押し花をあしらったランプシェード
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 ゆっくり歩いて回れるほど、小さな街ラオス・ルアンパバーン。あるのは元の王宮やたくさんの仏教寺院くらい、すぐに観光し終わるほどの大きさです。娯楽や繁華街があるでもなく、ゲストハウスにはテレビもありません。しかし、退屈することもなく、ゆったりと滞在を楽しめました。
 それは早朝の托鉢と夕方からのナイトマーケットがあったからです。飽きるどころか、両方とも毎日楽しみに通いました。

 さて、そのナイトマーケットです。 
 “裸電球と夜店”、特別な催しや音楽もない静かなナイトマーケットですが、毎晩お祭りの縁日が開かれているようなもので、日が暮れると、どうしてもウキウキとした気分になってしまいます。ですからゲストハウスの部屋で、じっとしていられないのです。
 
 屋台でビアラオとラオス料理の夕食を済ますと、そのままマーケットへ。王宮東側の道路をメインに、宿泊しているゲストハウス前にもずらりと夜店が並び、バッグやポーチ、スカーフにクッションカバーなど、モン族の伝統的なデザインの雑貨が路上一杯に広げられ、その間を通るのがやっとというくらい。
 渦巻き模様のシンプルなデザインが多く、個性的で素朴なだけに却って魅かれます。同じようなデザインでも、ハンドメイドなので、どの夜店の雑貨も微妙に異なっていて、見飽きません。 「これだ!」とお気に入りのものを探すのについ夢中になってしまいます。

 タイではチェンマイのナイトマーケットが有名で規模も大きいのですが、いかにも鄙びて風情のある雰囲気や、雑貨のデザインなど、ここルアンパバーンの方が、わたしの好みです。
 時々店番の女性から声を掛けられものの、にっこりと微笑むくらいで、しつこい呼び込みはありません。

 ある夜店で、素敵な手提げバックを見つけました。例の渦巻き模様が4つ、黒地に赤や黄色などの色合いがちょうどいい感じなのです。店番をしながら刺繍を続けている女性に尋ねると、大きなバッグ2つで10米ドルとのこと。2ドルまけてもらって8ドルで買いました。物静かで清楚な感じのラオス女性が、健気に刺繍をしている姿に、値引き交渉に腰が引けて、それ以上安くしてとは言えなかったのです。

 結局、毎晩ナイトマーケットをそぞろ歩きしながら、気に入った雑貨を見つけては少しずつ買い足しました。珍しくスーツケースの中が一杯になるくらいです。

 夜10時頃には、どの夜店も三々五々店じまいして、元の静かな街並みに戻っていきます。そして翌朝、いつものように同じ通りを托鉢の列が朝もやの中、歩いていくのです。

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October 26, 2008

№953 人気の大東酒楼

 ボリュームたっぷりの中華の品々
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 ジョージタウンの中華料理店「大東酒楼」。ペナンに到着した8月30日の夜、あるロングステイヤーの方に案内していただきました。場所は、チュリア通りから横に入った漢字の看板が立ち並ぶ通りの一角。まさにチャイナタウンといった風情です。
 店名と同じくらい大きな「月餅」横断幕が張られていて、9月はお月見の季節ということで、入り口の特設台には様々な種類の大きな月餅が並んでいます。季節ものというだけでなく、この酒楼の名物なのでしょう。

 それほど広くはない店内には、すでにチャイニーズの家族連れなどで、ほぼ満席。人気の程がわかります。半オープンエアの外側のテーブルへ、ここだと涼しい風が入って快適です。
 
 お勧めで注文していただいたのは「公保鶏」「魚フライと野菜炒め」「豆腐の五目クレイポット」そして「豚の焼きそば」の4品。
 「公保鶏」とは、鶏の辛煮炒めのこと。一旦辛煮した鶏肉をネギや玉ねぎ、そして唐辛子などと炒めたもので、見た目は真っ黒な仕上がりです。色と唐辛子でいかにも辛そうなんですが、唐辛子を食べなければ、それほどではありません。濃厚なソースと鶏、ネギ類の組み合わせが調和していて、箸が進みます。
 対照的に「魚フライと野菜炒め」は、一般的な中華料理。ふわっと揚がった魚フライとオーソドックスな味付けでホッとします。
 
 クレイポットは通常、鶏肉などと米を土鍋で炊いたものですが、ここの「豆腐の五目クレイポット」は、金属鍋で出てきました。お米ではなくて豆腐料理のせいかでしょうか。
 熱々のところをいただきます。柔らかめの豆腐にエビやキノコ、具沢山の野菜と一緒に食べるとボリュームもたっぷりとあって、なかなかの一品です。この料理が一番気に入りました。
 最後の「豚の焼きそば」は、パリパリに揚げた麺に豚と青菜炒めを餡かけしたものです。さっぱりとした餡でほどよく柔らかくなった揚げ麺。仕上げにはうってつけ、しっかりと満腹に相成りました。
 これだけいただいて、会計は40.8RM(約1300円)とリーズナブル。

 美味しい中華料理店に案内していただき、ありがとうございました。感謝。

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October 24, 2008

№952 ペナンのTEKSI

 旧型車が多いペナンの「TEKSI」
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 ペナン・ジョージタウンでは、バスとタクシーが一般的な交通手段です。現地の土地勘があれば、ラビットバスという路線バスを乗りこなせると思いますが、まずはタクシーが無難でしょうか。

 タクシーは屋根の上に「TEKSI」の表示灯があり、赤色の車体が多いのですぐに分かります。ただし流しのタクシーは少ないので、ホテル前やタクシースタンドなどで待機しているのを捉まえないといけません。
 ほとんどの「TEKSI」が、マレーシアの国民車「プロトン」です。といっても古いタイプは、三菱ランサーそのもの。それも最早日本では見かけないような超旧型車が、まだまだ現役で走っています。

 帰国する際に空港まで乗ったタクシーの古かったこと。運転手も75歳は超えていそうなおじいさん。空港まで無事に着くのかしらと思ったくらいです。それにクーラーもほとんど効きません。せっかくチェックアウトする前にシャワーを浴びていたのに、汗が滲んできます。おじいちゃんに「クーラー効かせてよ」と頼んでも、「まあ、こんなもんじゃ」と涼しい顔。
 それくらい旧型車が当たり前ですから、バンコクのタクシーの快適さとは比べようもありません。

 またペナンのタクシーには、メーターが付いていませんので、乗車する際に値段交渉することになります。しかし空港とジョージタウン市内間は、一律38RM(約1200円)なので安心ですが。
 市内だと料金は高くても30RM以内と聞きますので、それを目安に運転手と交渉をしないといけません。ちなみにホテルからペナン植物園まで車で15分ほどの距離ですが、運転手の言い値20RMを値切って18RM(約600円)でした。
 バンコクでは100B(約300円)あれば、かなりの距離乗れますから、ペナンの方がタクシー代は高いですね。

 それでも、おじいさんにも英語が通じましたし、行き先が分からないことはないでしょう。それに前もって料金交渉している訳ですから、結果的にボラれる心配もありません。その点、バンコクのタクシーよりトラブルが少なくて安心できるのはいいことです。

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October 22, 2008

№951 込み合うBTS

 発車したばかりのことが多いBTS
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 08年8月、バンコクに到着したその日の夕方、早速BTSに乗りました。まず窓口で、いつも利用するプリペイド式の「スカイパス」カードに200B分を追加購入します。
 切符売り場の料金表を見ると、07年3月の値上げ時以来のスカイパスのプロモーション価格(20%の割引)が、まだ継続しているようです。このスカイパス、いちいちチケットを買う手間が省けるだけでなく、割引料金で乗れますから、使わない手はありません。

 さて乗車したのは、午後5時30分。ドアが開くと車内は、会社帰りのOLや学生で超満員です。それにしてもすごい混みよう。こんなのは初めてというくらい。何とかスペースを確保して、近くの手すりに摑まります。

 ラッシュ時ということもあるでしょうが、最近のガソリン高で車通勤からBTSや地下鉄に乗り換えているバンコクっ子が多いのでは思うほどです。でも男性サラリーマン風の乗客は見かけませんから、学校帰りの学生とOLたちが乗り合わせているのでしょう。
 これだけ混み合っているにもかかわらず、車内は携帯電話で通話する人、一生懸命メールを打つ人、それにあちこちでおしゃべりが花盛り。日本でも電車やバスの中で、携帯で通話をする人が時折いますが、タイ人の車内マナーは相当のものです。
 
 それに、相変わらず冷房が効き過ぎていて、一気に汗が引き、寒さすら覚えます。満員電車なのに、この強烈な冷房の効き具合は、いつものこととは言えすごい。降りた途端に眼鏡が曇ってしまい、何も見えなくなるほどです(苦笑)

 まあこんなことを体験して、バンコクに戻ってきたことを実感する訳ですが、気まぐれな運転手に遭遇するタクシーよりは安心で便利。混んでいたとしても、なくてならない存在、それがBTSです。

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October 20, 2008

№950 ペナンのネットカフェ

  トラムの軌道が残るチュリア通り
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 ペナン・ジョージタウンのホテルにチェックインすると、すぐ街に出ました。土地勘を養うのと、コンビニとネットカフェを探すためです。
 「セブンイレブン」や「ハッピーマート」という地元のコンビニが、近くに数軒あって問題ありません。しかし、ネットカフェが、なかなか見つからないのです。そこでホテルのスタッフに教えてもらって再度探しますが、到着したその日は、確認することができませんでした。
 ホテルのビジネスセンターを利用すると、30分で8RM(約260円)とかなり高い。やはり街中のネットカフェを見つけなければ・・・

 翌日今度は地図まで書いてもらって、やっと見つかりました。ネットカフェを探すのも一苦労です。何度か行き来した道なんですが、外観がそれらしくなく看板や表示も小さくて、見落としていたのでした。
 薄暗くお世辞にもきれいとは言えない店内、その上クーラーの効きが悪い。はっきり言えばあまり長居をしたくない、できることなら他のお店に替わりたい雰囲気です。
 数台のパソコンが並んでいますが、すべてのマシーンが日本語対応という訳ではありません。マレー系の店員に指示されたパソコンで、早速メールのチェック。予想通りスピードが遅い。バンコクのネットカフェの速度と比べ物にならないくらい。
 料金は1時間で4RM(約130円)とリーズナブル。バンコクより安いですね。しかし困るのは、朝9時半からしか開いていないこと。その日行動し始める前にメールチェックをしたいのですが、これでは遅すぎます。

 結局4日間の滞在中、市内で見つけたネットカフェは、もう1軒だけ。そこはホテルから少し離れていたので、利用しませんでしたが、軒数が少ないことは間違いありません。ロングステイ中の方に尋ねても、あまりご存知ないようでしたから。
 安宿街でも見つけられませんでした。観光客やバックパッカーは、一体どこで利用しているのやら、分からず仕舞いです。いずれにせよペナンのネットカフェ事情は、旅行者にとって整っているとはいえませんね。

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October 18, 2008

№949 ペナンの朝市

  マレー系の料理が並ぶ惣菜屋
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 初めて訪れた街で必ず行くのが「朝市」。その土地の食材を見るだけでなく、庶民の生活をうかがい知るにも朝市に行くのが一番です。

 ペナン滞在2日目の朝、ジョージタウンの中心ペナン通りに面した「チョーラスタ・マーケット」に行ってみました。
 魚や肉を扱う大きなマーケットの建物を囲むように、野菜や果物、そして乾物などを商う露店がずらりと並び、大勢の買い出しの市民で狭い通りが混雑しています。この日は、日曜日に独立記念日が重なっているにも関わらず賑わっていて、とりわけ、J1.Kuala Kangsar通りは、行き交う人とぶつかるほどです。 ペナンは中華系住民が人口の約60%を占めるといいますが、なるほどチャイニーズが多い。

 8月末のこの時期、果物屋の店頭にはオレンジとリンゴが主体で、他にグアバ、パパイヤやパイナップルなど。お目当てのドリアンやマンゴスティン、ジャックフルーツは見かけません。マンゴーには5~6RM/㎏(約200円)の値札が付いています。
 あちこち歩き回って、やっとドリアンやマンゴスティンを売っている露店を発見。どうやらドリアンの旬は過ぎているようです。食べたいのですが、丸ごと1個は大きすぎて買えないし、パック売りもありません。マレーシア産のドリアンは美味しいと聞いていたので、ちょっと残念。どこかのスーパーで、パック入りを探してみることにしましょう。

 野菜は、あまり見慣れない大きな豆さやが数種と、小茄子にこれまた小さなゴーヤが面白い。青菜はもちろんのこと、パクチーやクレソンも。また大小様々なニンニクが山盛りになっていて、その隣からは生姜の香りが漂ってきます。どの野菜も新鮮なものばかりです。
 魚は、圧倒的にアジが多い。日本の真鯵より小ぶりで、種類も違うようです。それほど魚種は豊富ではなくて、エビや舌平目などが目立ちます。

 中華系のお菓子の露店では、9月のお月見の季節を控えて「月餅」が売られていて、なかなかの人気です。値段は、大きさによって5個5~6.5RM(200円前後)といったところ。

 マーケットの一角には移動式の屋台がいくつか集まった屋台街があり、それぞれ麺類に飲茶、粽(ちまき)などもあって、真ん中のテーブルで庶民が朝食を取っています。ここは中華系の料理が多いのが特徴です。
 また屋台街とは別な場所に、マレー系の料理のお惣菜屋もありました。大きなボウルには魚やチキンの煮込み、黄色や赤のカレー風料理が。いかにもスパイシーな色鮮やかな料理の数々です。好みの料理をテイクアウトして、自宅で食べるのでしょう。

 中華系とマレー系が入り混じったペナンの朝市。雑多で庶民的、エスニックな雰囲気に浸れる朝市は、ペナンにいることを実感させる空間であり、現地に溶け込める空間でもあります。

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October 16, 2008

№948 PGのラストフライト その2

  今日の機内食はイエローカレー 
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 その2
 離陸すると、腕時計を2時間遅らせてバンコク時間に合わせます。
 9時20分、高度11600m。低気圧の影響でかなり揺れ始めました。今日は揺れが続きそうな悪い予感がします。離陸後20分でドリンクサービス開始。早めの対応は嬉しいものです。いつもはタイビールなんですが、PGでは初めてサッポロをもらいます。

 顔馴染みの日本人アテンダントが、他の乗客より先に機内食の注文を聞いてくれました。最後尾の座席だと、残っているメニューになってしまうからです。 「チキンのイエローカレー」か和風の「うなぎの蒲焼」の2種類。どちらも美味しそうで迷いましたが、ここはやはり「イエローカレー」でしょう。
 このカレーが本格派でイケル! 福岡で調理されたものを提供しているそうですが、なかなかの味なのです。気分は早くもタイへ。  
 ビールから赤ワインに切り替えて、サイドメニューの「照り焼きチキンのサラダ」を肴に、お酒が進みます。

 10時20分、一通り食事をいただくと、今度はお決まりのジントニックです。アテンダントの彼女が、阿吽の呼吸で持って来てくれます。 単純な飲み物ですが、ジンとトニック、そしてライムの按配が絶妙! ヘタな人が作ると、こう旨くはありません。勧められるままにグラスを重ねます。

 ずっと天候が悪くて、窓外は分厚い雲だけで何も見えません。その上、食事中も小さな機体はかなりの揺れに襲われます。それでも気にせずに、ジントニックのグラスを傾けて、いい調子です。
 上映されている映画をぼんやりと眺めたり、時々彼女と雑談をしたりして過ごしますが、昨晩は3時間しか寝てないのに、いくら飲んでも眠くなりません。ここはゆっくりとラストフライトを楽しむことにしましょう。
 結局ずっと起きていて、勧められるがままに飲み続けてしまい、何杯飲んだのか憶えていません。これもラストフライトの思い出ということで・・・

 12時57分、窓のシェードを上げて外を見ると、いつの間にか雲が切れてよく晴れています。ベトナム・ダナンの海岸線のようです。バンコクまで、後1時間。
 13時40分、イサーン上空。バンコクの気温は33度、後30分で到着予定という機内アナウンスと同時に、高度を下げ始めます。
 バンコク上空は晴れてはいますが、所々スコールの雲もあっていかにも雨季の空です。
 14時05分、スワンナプームに無事着陸。アテンダントの彼女にお礼とお別れを言って、最後の搭乗の名残を惜しみます。

 珍しくボーディングブリッジから降りましたが、いつもの蒸し暑いタイの熱気が、体中にまとわり付くように歓迎してくれました。

 さて、休航によって一番残念なのが、スワンナプーム空港内のエコノミー客も使える同社のラウンジを利用できなくなることです。帰国便やトランジットの待ち時間をゆっくりと過ごせて、大変重宝していたものですから。このラウンジの存在だけでもPGに搭乗する価値があったのです。
 今後は他社を利用しないといけないと思うと、少し憂鬱な気分。ファンとしては、できるだけ早い運行再開を願いたいものです。

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October 14, 2008

№947 PGのラストフライト

   小雨の福岡空港を出発
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 08年9月末で、福岡線を休航したバンコクエアウェイズ(PG)。今回のバンコク行きが、ラストフライトになりました。

 8月28日、福岡は朝から小雨。いつも出発の日は天気が良かったので珍しいこと。涙雨なのかも・・・
 チェックインして出国手続きを済ませて、ガイドブックでマレーシアの予習していると、パイロットはじめPGのクルーがやってきました。その一員に顔馴染みのキャビンアテンダントが。久しぶりの再会となり、最後の搭乗に幸運なことです。 

 機材はA319。144人乗りと小型ですが、今年4月に日本路線に投入されたばかりの新型機で、同社初のビジネスクラスが設置されています。しかしこれが最初で最後の搭乗ということに。
 鮮やかなレインボーカラーの「Hiroshima」号、小雨のなか駐機場まで歩いてタラップを登ります。クルーの笑顔に迎えられて、最後尾の方の座席へ。いつものお決まりの座席です。

 乗客は68名。半分くらいの搭乗率で空席が目立ちます。前回は、ほぼ満席でしたから、やはり休航のニュースの影響が出ているのでしょう。学生や母子連れは多いのですが、ツアー客らしい乗客は見当たりません。燃油高騰と同じ路線を飛ぶタイ航空との競合が休航の理由と聞きましたが、確かにこれでは儲からないでしょう。
 結局わたしの隣には誰も座りませんでした。お陰で5時間のフライトをゆったりと過ごすことができます。

 10時47分、PG816便は駐機スポットから滑走路へ移動します。定刻の11時ちょうどに離陸すると、すぐに低く垂れ込めた雨雲の中へ。南へ大きく旋回して、一路バンコクを目指します。

つづく

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October 12, 2008

№946 朝食にハーブ麺

 たっぷりのミントとレタスを一緒に
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 早朝のルアンパバーン、托鉢を終えて王宮博物館近くの朝市へ。情報誌DACOに紹介されている「ハーブ麺」を食べるためです。宿泊しているゲストハウスは朝食が付いていないので、この日は朝市の見学がてらに、市場内の屋台で「カオプン」という豚モツのスープ麺が朝食です。

 朝市通りの奥の方で、気さくな“おばちゃん”が切り盛りをする「カオプン」屋台を見つけました。テーブルの上には大きなボールに「鶏のぶつ切りの煮込み」や「緑のペースト状の料理、ソース?」をはじめ、様々なラオス料理が盛られていて、後ろには七輪のようなコンロに真っ黒に煤けたずん胴鍋が、白い湯気を立てています。きっとこの中で「豚のモツのスープ」が、煮立っているに違いありません。

 素麺のように細い米の麺に、豚のレバーやモツのこま切れ、そしてもやし、ねぎ、パクチーなどの薬味が添えられて出てきました。これにライムを搾って食べます。地元の客を見ていると、さらに味の素、唐辛子、砂糖などをお好みでトッピングしています。
 まあここは、そのまま食べることに。白い細麺はコシこそありませんが、もち米で作られているせいか、思うほど千切れない。
 豚モツのスープは、意外にクセがなく、さっぱりしたシンプルな味付けです。薄味で物足らないかなと思っていると、“おばちゃん”が、どんぶり一杯のミントとレタスをくれました。今度はミントとレタス、それにパクチーを麺とミックスしながら、いただきます。これらの野菜と薬味が相俟って、まさにヘルシーな「ハーブ麺」です。一気に食べてしまいました。

 量的は物足らないものの、胃袋に優しく朝食には最適な「カオプン」。これで5千キープ(約60円)と、お財布にも優しいのでした。

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October 10, 2008

№945 歩き疲れた時はフットマッサージ

ホテル近くの「Bai Po」マッサージ店
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 07年9月炎天下の中、漁港マハチャイを歩き回って、すっかりくたびれてしまいました。幸い帰りはクーラー付きの列車で、少し眠れてよかったのですが。
 バンコク到着は午後2時15分とホテルに帰るには、まだ早過ぎる。つい欲張ってサイアム・パラゴンでショッピングすることにしました。ゴルフウェアや1階のスーパーマーケットでお土産を買ったりと、うろうろしてホテルに戻ったのは夕方5時。朝早くからアクティブな一日でした。本当に疲れた!

 こんな時は、何といってもフットマッサージ。夕食後、いつもの「Bai Po」マッサージ店に直行です。ふくはぎはパンパン、靴下を脱ぐと足の甲がむくんでいるのが分かります。

 マッサージ嬢に、ベトナム滞在以来、今日の強行軍でさらに疲れている足を強めに押してもらうと、左の足指のツボとふくらはぎが、かなり痛い! 少し弱めにしてもやはり痛い。 「相当疲れているなぁ」と改めて実感させられます。それでも揉み解してもらう内に、少しずつ痛みが和らいでいきました。
 右足はというと、痛みはなくて気持ちいいくらい。右利きなのに、左足の方が痛いとは何故かな? 上半身もそれほど疲れていません。左足だけです。
 次第に心身ともリラックスしていきます・・・
 
 1時間のマッサージで、随分と体が軽くなりました。疲れた時は、フットマッサージに限りますね。やっぱり!
 いつも通う「BaiPo」マッサージ店、利用の度に押してくれるスタンプカードがそろそろ一杯になりそう。10個になると1回サービスしてくれるのです。次回くらいですかね。

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October 08, 2008

№944 ベイビューホテル・ジョージタウン

   部屋から見える海側の景色
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 ペナンでの宿泊先は、ジョージタウン中心部にある「ベイビューホテル・ジョージタウン」。日本を出発する前に同ホテルのHPに直接予約を入れていました。

 初めてのペナン、どのホテルに宿泊するかは、4泊5日の滞在を快適に過ごせるかの大きなポイントです。その第一の条件は、市内中心部であること。観光はもちろんのこと、買い物に出たりやネットカフェを頻繁に利用することを考えると、徒歩圏内で行けるロケーションが最優先になります。
 後は清潔な客室と、宿泊料金がリーズナブルという順位ですかね。清潔でないと悲惨な滞在となってしまいますし、かといって高過ぎると、一人ではもったいない。この2つのバランスが取れていて、なおかつ立地条件がよいホテル。探してみると、これが意外に難しいものです。

 ガイドブックやネットを検索して見つけたのが、4つ星ホテルの「ベイビューホテル・ジョージタウン」です。折りよくプロモーション価格が出ていて、1泊170RM(約5600円、朝食付き)。ツインの部屋ですから、もし2人だったら安いですね。
 
 ホテルの立地はやや海寄りですが、繁華街まで徒歩5分、旧市街までも徒歩圏内。また近くにコンビニも見つけ、買い物にも便利です。

 部屋は広くて清潔。セキュリティBOXはありますし、バスタブも大きくスーペリアでも申し分ありません。これで安心して4泊できます。
 シティビューの部屋ですが、右手にビルの合間から海が望め、やや左手正面にはジョージタウンのランドマーク「コムタ」(夜はベッドに横になったまま夜景が楽しめました)が聳えています。さらに左手奥にはペナンブリッジまで遠望できるという景色の良さです。ある意味、海ばかり見えるシービューの部屋よりも、いいくらい。
 欠点は、歯ブラシがないことと、冷房が効きすぎることです。スイッチを弱にしても、ほとんど調整できません。寒くて、OFFにして寝るしかなさそうです。
 
 多少の欠点はありますが、まずは正解のホテル選びでした。
 さらに、最終日はノーチャージで午後2時までのレイトチェックアウトにしてくれて、非常に助かったことを申し添えておきます。

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October 06, 2008

№943 ペナンの入国手続き

のんびりした雰囲気のターミナル内
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 08年8月30日、スコールが過ぎ去って青空が覗くペナン空港に、ほぼ定刻の16時26分に降り立ったエアアジアFD3545便。ボーディングブリッジかと思いきや、駐機場スポットでタラップを降りて、空港ターミナルへ。

 ターミナルビルの2階まで階段を登ると、バンコクへの折り返し便に搭乗予定の乗客が、既に長蛇の列を作って並んでいます。座席指定がないので、順番待ちをしているのです。帰りの便は、わたしもこの列に並ぶんだと思うと、到着早々気が重いことです。
 ターミナル内は出発と到着が分離されていなくて、乗客が混在しています。免税店やコーヒーショップがあるくらいのこじんまりとした、国際空港といってもローカルな雰囲気が漂っています。
 
 順路に従って1階へ降りたところが、イミグレです。同じ便で到着した外国人たちに交じって列に並びます。一人ずつの審査時間はそんなに掛からずに、間もなくわたしの順番です。
 イスラムの「トゥドゥン」というスカーフを巻いた女性係官に、パスポートとEDカードを差し出すとスタンプが押されて、あっさりと入国。時刻は16時50分、時間的にもスムーズな入国でした。
 ターンテーブルでの手荷物の受け取りも、待たさせることはなくスムーズです。

 スーツケースを押して、空港内の銀行でマレーシア・リンギットへ両替をします。レートは約34円/RMと、予想より悪い為替レートです。やはり空港内だからでしょうか?
 最小限の両替に止めて、今度はタクシーチケット売り場でチケットを購入します。ジョージタウンまでのタクシー料金は、一律38RM(約1300円)と決まっているので、初めての観光客でも安心です。
 順番待ちをして、旧式の三菱ギャランのタクシーに乗り、宿泊先のホテルを告げると、やっと一息つきました。

 さあ、ペナンの州都ジョージタウンへ。

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October 04, 2008

№942 雑貨よりもシーフードの旅

    新鮮なシーフード料理
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 ベトナムといえば、日本人の若い女性に人気があるのが、雑貨です。ホーチミンの中心部ドンコイ通りの周辺には、フランステイストの可愛い雑貨を扱うショップがたくさん並んでいます。またベンタイン市場や夜店などにも、手軽な雑貨が溢れています。女性にとっては、お気に入りの雑貨を探すのは楽しいことでしょう。実際、雑貨屋さんの大きな紙袋をいくつも抱えた日本人女性を何度か見かけました。

 もちろんわたしもお土産を求めて、ドンコイ通りの雑貨屋さんを何軒かのぞきました。お店毎にオリジナルのデザインで、それぞれ個性が感じられます。とりわけハンドメイドの刺繍など、その“手作り感”が、ベトナム雑貨の魅力です。わたしが女性だったら、ショッピングに夢中になっていたことでしょう。
 しかし、その質感や品質からいうと、高いというのが率直な印象です。確かにデザインがお洒落で、よくできたバッグなどもありますが、「こんな物でもこんなにするの? 日本の方が安いよ!」と思うことが、しばしば。とても買う気になりません。
 
 その上、値引きにはまったくと言っていいほど応じてくれませんし、そんなお店ほど店員の接客態度は最悪。これでも商売になるんだと、却ってあきれるばかりです。きっと高くても喜んで買っていく日本人が多いのだとしか思えません。
 せっかく楽しみにしていたベトナム雑貨ですが、わたしにとっては一番の苦い経験になってしまいました。

 今年2月に訪れたラオス・ルアンパバーンの方が、よほど素朴で素敵な雑貨があって、思わず魅かれてしまいました。値段もリーズナブル、これこそアジアの雑貨です。

 さてその反対に一番良かったことは、シーフード料理が美味しかったことです。ベトナム料理ですぐに思い出すのは、「生春巻き」や麺の「フォー」。もちろんこれも本場の味を楽しめますが、ベンタイン市場横に毎晩営業している屋台街でのシーフードは、超お勧めです。
 エビをはじめ、アサリにハマグリ、それにソフトシェルクラブ(脱皮直後の蟹)など、メコンや近海で獲れた新鮮な魚介類が豊富で、これらを茹でたり炒めたり、シンプルな料理でいただくというもの。
 とりわけ「ソフトシェルクラブ」をぶつ切りにして、そのまま衣揚げした料理は堪らない逸品です。殻が柔らかく丸ごと食べると、口一杯にカニ味噌の風味が広がって何ともうまい。まさに至福の一時。
 何品か注文してビールを1本飲んでも、1000円と信じられないくらいの安さです。日本では考えられません。つい二晩続けて通ってしまいました。 

 旅の思い出にも色々ありますが、ホーチミンで悪かったこと、良かったことを列記してみました。雑貨とシーフードを比べるのもなんですが、みなさんは雑貨派、シーフード派、どちらでしょうか?

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October 02, 2008

№941 サイゴン川の風景

バイクを満載したサイゴン川のフェリー
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 08年8月、ホーチミン市内を歩いて観光し、ドンコイ通りを下って最後はサイゴン川へ。川に面して建つ歴史的ホテル「マジェスティック」が、アイボリー色の優雅な佇まいを見せています。

 バスやトラックなどが引っ切りなしに走るトンドクタン通りを用心して渡ると、対岸へのフェリー乗り場がありました。サイゴン川を小さなフェリーが、市民が乗ったままのバイクを満載して行き来しています。もちろん車も乗れるのですが、車はゼロ。まるでバイク専用フェリーといった感じです。
 向う岸まで行ってみたい気がしますが、対岸には企業の大きなネオン看板が林立しているばかりで、ガイドブックの地図をみても何の表記もありません。渡ってみても期待薄なので、ここは止めておくことに。

 川べりは遊歩道になっていて、下流に向ってゆっくり歩きます。川幅は200mほどありますが、水は土色に濁っています。遠くには港湾施設が見え、南シナ海から上ってきたのでしょう多くの貨物船が並んでいます。
 さらに南シナ海沿いの街ブンタウからと思われる高速船が船着場に入ってきました。サイゴン川がホーチミンの物流や水上交通の重要なラインになっているのです。

 サイゴン川のクルーズ船乗り場まで歩くと、数社のクルーズ会社の受付カウンターがありました。聞いてみると夜のクルーズは、1時間で1ドルと格安です。
それじゃ夜は、魚のイルミネーションがユニークな「ベンゲー号」のクルーズに乗ってみなくては。

 さて、ここまで半日歩いてみて気づいたこと。それは野良犬どころか、犬を全然見ないことです。バンコクでは野良犬が大きな顔をして歩いていたり、昼寝をしていますが、ホーチミンではまったく見かけません。やはり食用にされているのかな、と釣り人を眺めながら、ぼんやりと考えていました。

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