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November 25, 2008

№968 高齢者に優しくない街バンコク

     チョンノンシー駅にて
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 11月18日、バンコク週報のメルマガに「バンコクは高齢者に優しくない街」という記事が目に留まりました。

 「タイ老人学研究開発協会(TGRI)は、バンコク都内のほとんどの公共施設・民間商業ビルなどが高齢者にとって使いづらい設計であるとして、関係者に改善を呼びかけている。

 調査は主に、標識、手すり、スロープ、優先駐車場の有無、歩道、階段、ドアの安全性などについて行われた。その結果、利用者の多いスカイトレイン(BTS)・地下鉄・鉄道駅などの交通施設や病院や郵便局なども高齢者に不親切な設計であることが判明したという。

 60歳以上の約35%が、トイレで転んだり階段から落ちたりするなどして負傷しているというが、TGRIでは、『建材や設計が改善されれば、このような事故は防止できる』と提言している。

 現在、60歳以上の高齢者人口は全体の10.7%、約670万人であるが、3年後には800万人に、2025年には1400万人に達することが予測されている。
 TGRIでは、 『誰もがいずれは高齢者となる。将来の自分のためにも、今から高齢者に優しい街づくりを広めよう』と呼びかけている」。

 一度でもバンコクを訪れたことがある方は、「バリヤーフリーとは程遠い街だ」と、上記のような調査を待たないまでも気づくことです。そしてバンコクでロングステイをなさっている日本人シニア、あるいはロングステイの下見や体験をした方から、幾度となく聞いたことでもあります。
 段差がありデコボコの歩道、スロープなんかありません。わたしだって歩きにくい。そして道路の横断は、歩道橋が多いので苦労します。
 とりわけ悪評なのが、BTSの駅の上り下り。かなりの高さのホームまで階段を登っていくのは、高齢者にとってかなりの負担です。エスカレーターの設置箇所は少なく、日本の鉄道駅では当たり前のエレベーターなんて、見たことがありません。比較的新しい地下鉄は、エスカレーターがありますが、BTSは体力が弱っている高齢者には不向きです。せっかくの公共交通機関であっても、高齢者には優しくないのです。

 日本人にとっては今頃という記事ですが、ようやくタイも高齢社会へ向おうとしている証でもあります。日本の高齢化率(65歳以上)は、現在20%を超え年々上昇していますが、タイも急速に高齢化が進展しているようです。
 今後バリアフリー化が進み、シニアにとって優しい街になって欲しいものですね。

 バンコク週報のHP
 http://www.bangkokshuho.com/

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