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December 03, 2008

№973 空港占拠解除の見通し

     スワンナプーム空港
20070222_dscf1340

 12月2日の毎日新聞の記事からです。

「2空港と首相府の占拠『解除』…反政府団体発表」
 タイのソムチャイ政権退陣を訴えて、バンコクのスワンナプーム国際空港など2空港を占拠する反政府団体「民主市民連合」は2日、与党解党判決による政権崩壊を受けて、 「2空港と首相府の占拠を3日午前10時(日本時間同日正午)をもって解除する」と発表した。

 しかしスワンナプーム空港当局は2日、「空港システムの点検を行う必要がある」として、今月15日までの旅客便運航停止継続を発表。「安全が確認されれば再開が早まる可能性もある」とした。貨物便は2日午後から運航を再開した。

 プミポン国王の誕生日12月5日前に、解決の見通しが付いたとはいえ、予想外に長引いた今回の空港封鎖。タイ在住の日本人の方々からも、2年前のクーデターの時でさえなかった怒りの声が聞こえてきます。
 何と言っても反政府団体が、2空港を占拠したのは致命的。首相府の占拠だけであれば、タイ国内の政治問題の話ですんだのが、今回は空港を利用するすべての外国人に実害や迷惑を掛けてしまったのですから。

 これでクリスマス休暇や正月休みにタイへ行こうという観光客が、激減することは間違いありません。再び空港が封鎖されて帰国できないかもしれないと思ったら、誰も行くはずがないのです。それを世界中に配信してしまったのが、今回の空港封鎖騒ぎの最悪の影響です。
 これまで「タイの治安は心配要りません。安心です」と答えていましたが、これで「タイは危ない」とみんな思ってしまった。
 さらに観光だけに止まらず、海外からの投資など経済面での悪影響も心配されます。

 その意味で、タイ国が失った国際的な信用・信頼は、計り知れません。今月15日からチェンマイで開催予定だった東アジアサミットなど一連のASEANの首脳会議も、来年3月に延期になったとか。タイ国の面目丸つぶれです。

 空港が再開され平常に戻っても、相変わらず政情不安は続くでしょう。この先どうなるか心配です・・・

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Comments

タイの政治の混乱は解決の目処がたちません。

タクシン派と反タクシン派の厳しい対立は地域対立、階級対立、学歴対立・・・・多岐にわたっています。

タイの政治の混乱を解決する唯一の道は、タクシンが政治家を廃業することですが、未だ政治活動には意欲を見せており、国王の悩みは尽きません。

タイの政治・経済の理解には下記コラムが平易に解説しています。
http://www7.plala.or.jp/seareview/index.html

Posted by: sapporo | December 04, 2008 at 10:39 AM

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