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December 30, 2008

№987 年末旅行タイは半減

   福岡空港 国際線ターミナル
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 08年12月27日の西日本新聞の記事「年末年始 アジア旅行人気」からです。

 29日に休めば9連休となる年末年始。通常ならヨーロッパなど遠方の旅行が増える日並びだが、今年は深刻な不況を反映し、海外旅行客は前年から減る見通しだ。
 円高が進み、韓国など近場のアジアに人気が集まるが、悪いニュースが報じられた国々は敬遠されている。九州の旅行者にとって「安・金・短」の「安」は、「安さ」だけでなく「安全」も意味するようだ。

 JTB九州によると、円高ウォン安で「お得感」の増した韓国旅行は、前年同月比5割増。エステや買い物目的のパッケージツアーが特に好評という。
 その中で、博多-釜山を往復2万4千円と、手頃な料金で結ぶ高速船ビートルを利用する日本人客は同5割超と伸び、移動手段にお金をかけず、旅行目的を楽しむ「やりくり」ぶりがうかがえる。韓国だけでなく、距離的に近い台湾や香港も好調だ。

 一方低調なのが、問題が続発し、イメージが低下した中国とタイだ。中国製ギョーザ事件や四川省の地震で低迷が続く中国。JTB九州によると、全国では同23%減少にとどまっているのに対し、九州発は7割減。

 そして、デモで国際空港が約10日間閉鎖され、今月に入って福岡空港との直行便が減便されたバンコク。年末年始の間は毎日運航体制を取るが、客が戻らず、九州からの旅行者は半減している。
 タイ国政府観光庁の富松さんは、全国に比べ九州の落ち込みが大きいと指摘し、「九州の人は、安全面に対し非常に敏感なようだ」と話す(以上抜粋)。


 九州の人たちは、元々アジアがメインの旅行先。それほど旅行費用を掛けないで手軽に行ける海外というのが、大きな理由です。それだけにタイや中国が不安だからといって、大多数の人はヨーロッパやアメリカなどに行き先を変える可能性や選択肢は少ないのです。

 確かにまたスワンナプーム空港が閉鎖されたらという不安感が払拭できないのは事実ですが、安心して行けるようになったらその時行けばいいし、今は久々に円高メリットが享受できるお隣の韓国が人気ということだと思います。
 空港が閉鎖されたのは11月末、正月のツアー予約のピーク時だったことや、キャンセル料が掛かる直前だったことも影響しています。その代わりに博多から手軽に行けて、安いショッピングが楽しめる韓国が急浮上したのでしょう。

 タイや中国が敬遠されているのは間違いないですが、記事に書いているほど九州の人だけが「安全」に敏感ということはないのでは? 

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December 28, 2008

№986 ランチに飲茶

     フカひれがたっぷり
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 ペナン・ジョージタウンのペナンプラザからANSON通り方向にある飲茶食堂「點心之家」に、現地でロングステイなさっているご夫婦に案内していただきました。 時間はちょうど12時、安くて美味しいとお勧めの飲茶がお目当てです。

 早朝から午後2時までが飲茶タイム、夜には各種の屋台料理が楽しめる庶民的な食堂です。天井からは扇風機がいくつもぶら下がり、座席数は300程あるでしょうか、屋根付きのホーカーセンターといった、いかにもローカルな雰囲気が漂っています。
 チャイニーズが多い土地柄だから、こんなに大きな飲茶専門の食堂があるものだと感心します。広い店内ですがオープンエアなので、よく風が吹き込んできて、扇風機がなくても大丈夫なくらい。

 早速、テーブルの間を回ってくるワゴンから、何品か取ります。まずは一押しの「フカひれスープ」、そして「シュウマイ」「鶏足の煮込み」「豚の骨付き肉の蒸したもの」「ゴーヤと練り物」「肉とジャガイモ炒め」など等。
 しかし、お勧めの「エビシュウマイ」は、早くも売り切れ。やはり人気の一品なので、午前中早めになくなってしううのだとか。

 「フカひれスープ」以外は、シェアしながらいだだきますが、3人ですと多くの品数と味が楽しめます。フカひれスープは、少し酸味が利いた味付けですが、多目のフカひれが嬉しい。シュウマイは、とろりとした餡かけが、なかなかいけます。
 鶏足はそのままの姿をしていますが、こってりとした醤油味でクセがありません。それ以外の飲茶も、見た目に上品とは言えないものの、どれも素朴で庶民的な味です。地元のお客で賑わっているのも頷けます。

 お腹一杯食べて1人当り9RM(約300円)と、お値段も庶民的。現地で生活している方ならでの隠れた飲茶食堂で、好奇心も満たされました。ご夫妻に感謝です!

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December 26, 2008

№985 バンテアイ・サムレ遺跡

   中央祠堂といくつかの破風
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 アンコールワット遺跡群の中でも「東洋のモナリザ」のレリーフで有名な「バンテアイ・スレイ」。その観光の帰り「バンテアイ・サムレ」に寄りました。12世紀初頭にスールヤヴァルマン2世が創建した「サムレ族の砦」の意味を持つヒンドゥー教の寺院です。

 乾燥した赤砂の道をしばらく歩くと、深い緑の中から中央祠堂の上部が見えてきました。下部は高い塀と回廊に囲まれています。
 中央祠堂の姿が、タイ東北部イサーンで見たピマーイ遺跡に似ていると直感しました。タイとカンボジア、国こそ違いますが、同じクメール文明の建造物だと思うと感慨深いものがあります。
 レリーフ(破風)を施した門に建つと、入り口の形そのままに、二重の回廊をくり貫いたように中央祠堂まで見通せるのが面白い。向こう側に立つ人物が、まるで何重もの額縁で縁取られたキャンバスに描かれた人物画のようです。

 狭い入り口を通って中へ。
 第一と第二回廊そして中央祠堂との空間には、かっては水が張ってあったとのこと。道理で回廊のテラスと地面までが深いはずです。もし水があったらどれだけ美しいだろうと、往時に思いを馳せます。

  ヴィシュヌ神と阿修羅の破風
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 第一回廊の門や第二回廊にある東西南北の塔門には、いくらか風化しているものの立派な破風があって一つひとつ見上げます。これらの破風の様式もピマーイとそっくりで、親近感を覚えずにはいられません。
 ガイドさんによると、経蔵に彫られた「8本の腕を持つヴィシュヌ神が二人の阿修羅を組み敷いているレリーフ」と「猿が阿修羅のお尻に噛み付いているレリーフ」が有名なのだとか。
 しかし盗まれたのでしょう、残念なことに何箇所かの破風は切り取られてありません。

 第二回廊のテラスを歩いてぐるりと一周。苔で緑色に変色した石の欄干には、あちこちの蛇神「ナーガ」の彫刻が突き出ていて、独特な雰囲気を醸し出しています。
 またこの遺跡には、アンコールワットでは多用されている微笑みを浮かべた女神デバターのレリーフがないので、一層重厚な印象を受けます。

 アンコールワットのように規模が大きい訳でもなく、「バンテアイ・スレイ」のように華やかさもない遺跡ですが、アンコール遺跡群の多様性と、歴史や風情を感じながら、ゆっくり見学するのもいいものです。

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December 24, 2008

№984 迷路のようなオールドマーケット

    薄暗いマーケットの内部
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 久しぶりにカンボジア・シェムリアップの話題です。

 アンコールワット観光の拠点都市シェムリアップ、トンレサップ湖の観光を終えて、「オールドマーケット」に寄りました。
 名前の通り、早朝から庶民で賑わう古くからの市場で、隣接するお洒落な飲み屋街バーストリートとは対照的な雰囲気です。1辺が約100mの正方形と、こじんまりした市場ですが、地元の人ばかりでなく、お土産品を求める外国人観光客が訪れる観光スポットにもなっています。

 マーケットの周囲には、買い物客目当ての果物の露店、サトウキビジュースや焼餅の屋台などが出ていて、商いの様子を見ているだけでも飽きません。
 大きなジャックフルーツを剥く光景、搾り機に通した堅いサトウキビから多量のジュースが搾れるのに驚き。そして焚き火の上の鉄板で焼く野菜入りの焼餅は、どんな味がするのか等など、興味津々です。

 マーケットの外周は、自転車や客待ちをするバイクタクシーが、雑然と停められていて歩きにくいのですが、日用雑貨や台所用品のお店、素朴な手工芸品を売るお土産屋が多く、ぐるっと見て回るだけでも面白い。わたしもここでカンボジア式のマフラー「クロマー」を買いました。
 米屋もあります。よく見ると大粒・小粒、そして黒米もありますが、どれも細長いインディカ米です。

 市場の中に入ってみました。外の明るさとは反対に、暗くてほとんど見えません。写真を撮るにもフラッシュが必要なくらい。目が慣れるのにしばらく時間がかかります。
 ゆっくりと進んだ通路の先は、野菜売り場でした。ナスにピーマン、トマト、ニンジン、青菜と、色とりどりの新鮮な野菜が所狭しと山積みにされています。肉や川魚も量・種類ともに豊富です。乾物や香辛料など市場独特の匂いも入り混じって、まさにエスニックな空気が充満しています! 正直そんなに長居したくありませんね。
 面白いところでは、ミシンの縫製屋や床屋までありました。何でもありといった感じです。

 狭くて暗い市場内を歩き回って、外に出てみると、予想していた場所ではありません。思わぬ風景が目の前に広がっていて、一瞬自分の居場所が分からなくなります。どうやら暗い市場を歩いているうちに、方向感覚を失ったようです。しかし何度やっても、同じことの繰り返し。
 迷路のようなマーケットの内部。最後まで慣れることはなく不思議な空間でした。

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December 22, 2008

№983 VASUでの両替

     バンコクにて 2005
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 バンコク・BTSナナ駅近くの両替商「VASU」。市中の銀行より交換レートがいいのと、滞在ホテルから近いこともあって、両替はいつもここ。ホテルにチェックインすると、すぐに向かいます。

 営業時間は朝9時から夕方6時まで。スクンビット界隈では有名な両替商なので、外国人観光客や滞在者が次々に両替に訪れます。欧米人だけでなく、中東やアジア系と多様な人種がカウンターに並ぶ光景は、興味深いものです。

 自分の順番が来るのを待って、日本円をカウンターの店員に差し出すだけでOK、特別な会話は必要ありません。後は店の奥にいる別な店員が、バーツに両替するのを待つだけです。保安上、小さな窓を通して奥とカウンター間のお金のやりとりがなされます。
 
 小さなレシートと一緒にバーツを受け取ると、今日(08年8月29日)のレートは、1万円で3115B(約3.21円/B)と久しぶりに3千Bを超えています。しばらく3千バーツを下回っていましたので、せめてこれくらいあると助かるというものです。

 しかし、アメリカに端を発した金融危機以降、1ドル80円後半と、相対的に円高になっている昨今。バーツに対しても円高傾向で、12月19日現在、バンコク銀行では1万円で3849B(2.60円/B)にもなっています。今月12日に付けた2002年11月以降では最高のレート、3856B(2.59円/B)とほぼ同じ水準です。

 ひと頃の円安バーツ高を脱して、ロングステイヤーの方もホッとされていることでしょう。わたしのような旅行者もその恩恵に浴したいところですが、反タクシン派のアピシット新首相が選出されたとはいえ、まだ政情不安が続くタイです。また空港の封鎖など騒乱が起きないとは限りません。ここしばらく落ち着くまでは、静観しているしかなさそうですね。

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December 20, 2008

№982 ノービザ期間を活かしたロングステイ その4

   バトゥ・フェリンギのビーチ
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その4

・ロングステイを経験して
 ペナンでは、毎日のように運動ができ、健康的な生活を送っています。そして、滞在中はすべて自分たちの自由な時間ですし、ゆったりと時間が流れる気がするとおっしゃいます。日本に戻るとホッとする反面、すぐに日常的な煩雑さに引き戻されてしまい、なかなか自分たちだけの時間という訳にはいきません。
 一方でペナンに来ると、こちらも「我が家に帰ってきた」という実感が沸くそうです。その意味でペナンは、時間的にも精神的にも寛げる第2の自宅になっています。 「日本とペナン、2つの人生を持っていて、何だか得した気分です」と節子さん。 
 
 現在年2回のペナン・ロングステイという生活スタイルを変更して、2年後には日本の冬3ヶ月間の1回にしようかと検討中です。夏は沖縄の宮古島か石垣島で、国内ロングステイを計画しているとのこと。“海がきれい”というのがその理由で、シュノーケリングを楽しむのが目的とか。
 

・最後に
 日本とペナン、季節によって2つの生活を上手に使い分けながら、趣味のテニスや山歩き、国内外の旅行などを楽しむ荒木さんご夫婦です。
 ペナンでは日本での雑念や煩雑さから解放された自由な時間が、精神的なゆとりを引き出す。そして、スポーツ中心でアクティブなライフスタイルが健康を生み出す。それがご夫妻の“生き生きとした若さ”の秘訣だと確信しました。 

 なお奥様が、お二人の旅行記をHPで公開なさっていますので参考まで。
 http://www.kct.ne.jp/~alicia/

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December 19, 2008

№981 ノービザ期間を活かしたロングステイ その3

コンドミニアムからの素晴らしい眺め
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その3

・ペナンのよいところ
 まず、海と山が望める自然豊かなペナンの風景は、バンコクにはない開放感があります。そして自然だけでなく、旧市街が世界遺産に指定されるように歴史や、お祭りやイベントなど多様な文化にも親しめるのもよい点です。
 中華やマレー料理など食べ物の種類が豊富。さらに都会の良さや便利さも享受できる、そんな色々な要素が揃っているのがペナンなのです。
 また、マレーシアがイスラム教の国だからといって、特に違和感はありません。善行を勧めるイスラムの教えや教育のおかげで、かえって治安がいいと感じるほどです。 

 しかし、何といっても気に入っているのは、テニスと山歩きが十分にできることです。山歩きで知り合ったマレー人やチャイニーズの仲間もできました。他民族国家のマレーシアですが、マレー人が一番にこやかでフレンドリーとのこと。

 生活面では、食材をはじめ物価が安いことがペナンの魅力です。外食はあまりせずに自炊中心、現地の素材で和食系の料理を作られています。普段の買い物は歩いて行ける地元商店で十分に間に合うそうで、魚や野菜は安くて新鮮。
 また、ネットで注文できる日本食材の宅配サービスがあって、時々利用されています。少し割高なもののペナンの日本人にとってはありがたい存在になっているとか。

 ところで、ペナン以外のロングステイ候補地を何箇所か下見したことがある荒木さん。コンドミニアムの家賃が一番安くて、セキュリティーもしっかりしていたのが、やはりペナンだったそうです。
 バンコクで見た3つの物件は、どれも狭くて清潔感がないのに割高。プーケットはリゾートのせいか家賃は25万円位とハワイ並みに高かった。ペナンと同じマレーシア国内のコタキナバルも家賃は高いといいます。インドネシアのバリ島は、一戸建てで2万5千円と格安なのですが、1年間の長期契約しかないのと、鍵が付いておらず安全面で難点がありました。

 タイだから、マレーシアだからということで、ペナンを滞在地に決めた訳ではありません。東南アジアの人気ロングステイ地を実際に見た上で、自分たちの滞在期間やライフスタイルをはじめ、家賃・生活費の安さなどの面でも、ペナンが最も適っていたのです。

つづく

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December 17, 2008

№980 ノービザ期間を活かしたロングステイ その2

  清潔感のある室内、眺望もよい
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その2
・生活について 
 ペナン島北部のビーチリゾートのバトゥ・フェリンギは、高級ホテルや高層コンドミニアムが建ち並び、欧米系の観光客やロングステイヤーにも人気のエリアとなっています。
 その高台にあるコンドミニアム「エデン・シービュー」が、滞在中のご自宅です。ここは夏は25組、冬になると50組もの日本からのステイヤーが滞在するほどの人気だそうです。

 コンドミニアムの契約は、5年目を迎えます。3ベッドルームで、広さは90数㎡、家賃は1100RM(約36000円)と
格安。
日本に帰国し空いている期間は、ロングステイの下見や体験に来られる方に1ヶ月単位で短期賃貸するとのこと。とても合理的な方法です。

 ペナン滞在中、各地を旅行する費用は別として、毎月の生活費は、家賃込みで9~10万円と意外なほど経済的です。ちなみに電気代は月1500円と安く、NHKの衛星放送が2400円、電話代1500円、電話回線利用のインターネット接続料300円と、日本と比べると格安なので、さほど生活費が掛からないのも頷けます。
 また、ペナンの日本人ステイヤーの中には、日本から移送した車に乗っている方もいますが、短期間の滞在ということもあって、交通機関はいつもバスを利用しているとのこと。

 さて、荒木夫妻の趣味はスポーツ、中でも好きなテニスと山歩きで、毎日アクティブなペナン・ライフを送っていま
す。
コンドミニアム内のテニスコートは1時間2RMと手軽に利用できるので、平日は2~3時間テニスを楽しみ、そして、土日は山歩きというのが日課です。
 ペナン島北西部は国立公園に指定されるほど、自然豊かなエリアになっています。自宅があるバトゥ・フェリンギ周辺も緑の濃い山々に囲まれ、約5kmの遊歩道が整備されていて、山歩きするには最適なロケーションだそうです。
 
 また、格安航空会社のエアアジアを利用して、マレーシア国内やバリ島、オーストラリア(パース、メルボルン)などへの旅行と、ペナンの地の利を生かしたロングステイもエンジョイしていらっしゃいます。ペナンの安い生活費で浮いた年金を、旅行費用に充てることができるのだとか。

つづく

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December 15, 2008

№979 ノービザ期間を活かしたロングステイ

  アクティブな荒木さんご夫妻
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 08年8月末、マレーシア・ペナンでロングステイをなさっている、荒木一康(66歳)さん、節子(63歳)さんご夫妻を訪問しました。真っ黒に日焼けされたご夫妻にお会いすると、年齢よりも随分若い印象を受けるだけでなく、アクティブな滞在ぶりがうかがえます。


・きっかけ
 荒木さんご夫妻は、岡山県の在住。03年6月以来ペナンでのロングステイは、これまでに9回を数えます。平均年2回のペース、期間にして6ヶ月から最大8ヶ月間をペナンで過ごしています。

 しかし、最初はロングステイという意識はなくて、ペナンでロングステイを始めたのは偶然でした。ご主人の定年退職を機に、奥さんの生まれ故郷・新潟で短期間暮らしてみたいと住宅情報をネットで調べる内に、たまたまペナンのコンドミニアムに行き当たったのがきっかけとか。
 初めから「マレーシアに行こう」ではなく「結果としてそうなった」というのが実情とのこと。

 そして1ヵ月間のペナン滞在で、すっかり病み付きになったといいます。その時、同じコンドミニアムの隣室に滞在していた日本人ステイヤーとの親交も、ペナンが気に入った大きな要因になりました。
 実際に滞在してみて、自分たちの志向やライフスタイルに一番合っていたのが、ペナンだったのです。 

 ところで、マレーシアには「マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)」というロングステイビザがあって、ペナンで長期滞在する日本人の多くは、MM2Hを取得しているといいます。
 しかし、日本に居を構え、ペナン以外にも国内外の旅行を楽しむご夫妻にとって、3ヶ月間ノービザで滞在できるというのは魅力的で、MM2Hを取得しなくても十分な期間だとか。ちなみにタイの場合30日間ですから、ノービザでの滞在期間の差は大きいものがあります。

つづく

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December 13, 2008

№978 マレー料理食堂

  フライドチキンにカレーソースで 
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 ペナン滞在2日目の夜、ジョージタウンのペナン通りを歩いていると、通りから路地に入ったマレー料理食堂に行列ができていました。食堂といっても屋根があるだけなので、屋台と言ってもいいくらいです。これだけ人が並んでいるということは「人気店で美味しいに違いない。今晩の夕食はここにしよう!」と即決。地元の人と同じ物を食べるのも、旅の楽しみというものです。
 「NASI KANDAR LINE CLEAR 24JAM」という、トラムの線路跡が残るロータリー近くにある簡易食堂です。
 
 10人ほどの列に並びながら、地元の人がどうやって注文するのか観察していました。
 食品棚にずらりと盛られた数種類の揚げたチキンやゆで卵、野菜などの中から、好きなものをチョイス。これらをおかずにして、ライスにカレーソースをかけて食べるシステムになっているようです。奥のテーブル席で食べる人もいれば、晩ご飯用にテイクアウトする人もいます。

 ほとんどの人が頼んでいるのが、骨付きのフライドチキン。わたしもこのチキンに野菜入りの玉子焼き、そして茹でたオクラを指さして注文します。マレー人のご主人が、フライドチキンを包丁でぶつ切りにし、ライスに盛り合わせて、最後に数種類のカレーソースを具の上にかけて出来上がり。
 お皿をもらってレジまで運び会計をすると、6.5RM(約210円)。これにミネラルウォーター(1RM)をもらいます。

 奥は意外に広く、50人ほど座れるオープンエアのテーブル席になっていて、ここでいただくことに。
 こんがりと揚がったフライドチキン、外はパリパリと香ばしく中は柔らかい。見た目ほどには辛くないカレーソースと良く合って、なかなかいける味です。
 それに加えて玉子焼きやオクラが、フライドチキンの油を和らげ、アクセントになって食が進みます。ボリュームたっぷりでしたが、完食しました。

 シンプルですが、いかにもイスラムの国の食事。タイとはまた違った異国情緒を味わいながら、お腹も好奇心も満たされたマレー料理でした。

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December 11, 2008

№977 露店でマンゴー

 焼き栗も売っているマンゴー屋台
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 08年9月、ペナン滞在3日目になっても、南国のフルーツをまだあまり食べていません。マレーシア産は美味しいと聞いていたドリアンをはじめ、色々な種類のフルーツを楽しみにしていたのですが、食べる機会がなくて少々焦り気味。

 ホテルの朝食はタイと同様、スイカ、パパイヤ、パイナップルとお決まりの3種類。朝市に行ってもリンゴやオレンジが多く、ドリアンは旬の時期を過ぎてしまっていて、好きなジャックフルーツもほとんど見かけませんでした。
 ジョージタウンのスーパーではパック入りのフルーツがなく、カットされていないマンゴーをそのまま買っても食べるのに苦労してしまいます。

 そのスーパーからの帰り道、ペナン通りにマンゴーの露店が出ていました。黄色に完熟したマンゴーと暑い昼下がりなのに「焼き栗」も一緒に売っています。日本では焼き栗といえば秋冬のイメージですが、チャイニーズが多いせいでしょうか、面白い取り合わせです。
 焼き栗の熱気を感じながら、やはりチャイニーズ系の店主にマンゴーをカットしてくれるかと尋ねるとOKの返事。ならばと中くらいの大きさのものを1個、量ってもらいました。1.5RM(約50円)と手頃な値段です。

 早速ホテルに持ち帰って、おやつ代わりに美味しくいただきました。ホッとしたのは言うまでもないのですが、まだまだ十分ではありません。 
 ペナン島の地図を見ると、島の西部にトロピカル・フルーツ・ファームの文字が。ここに行けばドリアンやジャックフルーツもあるかもと想いが膨らみます。明日にでも行ってみましょうか、せっかくペナンまで来たのですから・・・

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December 09, 2008

№976 ルアンパバーンのネットカフェ

 カフェやゲストハウスが多いエリア
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 街全体が世界遺産に指定されているラオス・ルアンパバーン、欧米の観光客が多くやってくるので、北ラオスの小さな街といっても、ネットカフェはあります。

 2月とはいえ日中はゆうに30度を上回るほど暑く、歩き回るのは大変です。昼間は一度ゲストハウスに戻って、お昼寝が一番。シャワーを浴び、ビアラオの酔いで心地よい午睡が贅沢な過ごし方です。目が覚めて陽も傾き出した頃を見計らってネットカフェへ。

 宿泊したゲストハウス「シェンモアン」から歩いてすぐ、カフェやレストランが多いエリアに1軒見つけました。多分一番近いネットカフェです。
 店内には数台のパソコン、それにビールや飲み物も置いている売店も兼ねていて、周辺のゲストハウスに滞在している欧米の若いバックパーカーが、飲み物を飲んで談笑したり、パソコンに向かっています。
 
 空いているパソコンの前に座って、日本語入力に切り替えようとしますが、日本語の表示が見つかりません。スタッフに聞いもうまくいかず、まごついていると、懐かしい日本語が聞こえてきました。困っているわたしを見かねて、近くに座っていた日本人の若者が声を掛けてくれたのです。中国は内モンゴルで日本語教師をしているという男性でした。
 言語のツールバーから「Setting」で日本語のメニューを探してもらって一件落着。無事、日本語でキーボード変換ができるようになりました。バンコクのネットカフェでは、すぐに日本語入力できるようにセッティングしてあるのですが、パソコンに詳しくないわたしは、こんな時に困ります。

 45分の利用で4500キープ(約50円)と安め。バンコクの3分の1といったところでしょうか。パソコンのスピードは遅いのですが、ラオスの山間部まで来てメールチェックができるのですから、贅沢は言えませんね。

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December 06, 2008

№975 福岡・バンコク線減便

   タイ航空機 福岡空港にて
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 08年12月5日の西日本新聞の記事からです。

 反政府団体によるバンコク国際空港占拠などタイの混乱を受け、タイ航空は4日、毎日運航している福岡-バンコク線を週4便に減便することを決めた。

 九州とタイを結ぶ唯一の直行便が大幅に減便されることで、観光や経済交流に大きな影響を与えそうだ。同線は11月27日から欠航が続いているが、今月6日午前1時発の福岡行きから再開する方向で最終調整している。
 変更後は日、火、木、土曜の運航となる。このダイヤは運行再開から来年3月28日まで適用、以降は未定としている。大阪便についても現行の毎日3便から2便に変更する。
 タイ航空の福岡線は1992年、週2便で就航した。バンコクエアウェイズも2006年に就航したが、今年10月に運休した(以上)。

 1週間以上に亘って、バンコクの玄関口スワンナプームが閉鎖された影響が早速出ています。ビジネスマンはともかく、当面観光客はタイを敬遠するのは必至。乗客が減少することを見越しての措置と言えます。原油高のあおりを受けて、10月から休航しているバンコクエアウェイズに続いて、タイ航空まで減便です。一時は2社合わせて週11便もあった直行便が、4便まで減ってしまいました。

 ところで12月5日はプミポン国王の誕生日。前日4日は国王の国民向けの演説があるのが恒例ですが、今年は体調不良を理由に中止になっています。極めて異例のこととか。81歳になられる国王の健康状態が心配されるところですが、国王の“鶴の一声”がなかったとなれば、タイの政情はますます混迷を深めるかもしれません。

 今のところタイ訪問はリスクが大きいので、しばらくは静観しているしかなさそうです。

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December 05, 2008

№974 プーシーの賭け

プーシーの丘と街並み、そしてメコン
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 夕陽の絶景スポットとして有名なラオス・ルアンパバーンの「プーシーの丘」。頂からは360度の眺望を楽しむことができ、市街地を一望に見渡せます。日が傾くとともに大河メコンを黄金色に輝かせ、西の空を朱色に染めて沈んでいく夕陽は、旅情をかき立てる光景です。

 ルアンパバーンの中央に位置し、街のランドマークでもあるプーシーの丘ですが、夕陽を眺めるだけでなく、別の楽しみ方があります。それは、飛行機の窓から見ること、つまりプーシー丘を含めた街全体を上空から俯瞰しようというのです。
 チャンスは、空港に着陸する直前と、離陸直後の2回。行きのフライトは満席で、それも反対側の座席だったために、見逃してしまいました。帰りの飛行機に賭けるしかありません。また離陸後の方が、上昇して高度があるため、こちらの方がお勧めとのこと。余計に期待が高まります。

 帰りのフライトは、16時05分発のPG946便。離陸する方向と、どちら側の座席に座るかで、プーシーの丘を見られるかどうか決まります。チェックイン時に、一番後ろ右窓側の座席をリクエスト。ここは右側に賭けることにしました。
 15時21分、バンコクからのPG機が到着。待合室で見ていると着陸した方向は、プーシーの丘が見える方ではありません。この折り返し便に搭乗するんですが、同じ方向に離陸するとしたら、見られません。どうしよう・・・

 15時57分、プーケット号の機内へ。幸い乗客は20人ほどと空いていて、いざとなったら左側の席へ移動することができます。
 いよいよ動き出し滑走路へ。「さあ、滑走路のどちら側?」と息を凝らしていると、右へ機首を向けました。そうなんです、プーシーの丘が見える方向で、「やった!!」と思わずガッツポーズ。

 離陸すると間もなく、プーシーの丘を中心に緑が多い街並み、王立博物館やワットマイが眼下に。そしてメコンが穏やかに流れています。なんて美しい眺めなんでしょう。最後の最後まで楽しませてくれるルアンパバーンです。 
 そして夢中でシャッターを押します。無事2枚の写真が撮れました。窓の汚れで少し霞んでいるものの、ちゃんと収まっていてホッと一息です。

 遠ざかるメコンと街を眺めながら、小さく「また来るよ! ルアンパバーン」とつぶやきました。

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December 03, 2008

№973 空港占拠解除の見通し

     スワンナプーム空港
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 12月2日の毎日新聞の記事からです。

「2空港と首相府の占拠『解除』…反政府団体発表」
 タイのソムチャイ政権退陣を訴えて、バンコクのスワンナプーム国際空港など2空港を占拠する反政府団体「民主市民連合」は2日、与党解党判決による政権崩壊を受けて、 「2空港と首相府の占拠を3日午前10時(日本時間同日正午)をもって解除する」と発表した。

 しかしスワンナプーム空港当局は2日、「空港システムの点検を行う必要がある」として、今月15日までの旅客便運航停止継続を発表。「安全が確認されれば再開が早まる可能性もある」とした。貨物便は2日午後から運航を再開した。

 プミポン国王の誕生日12月5日前に、解決の見通しが付いたとはいえ、予想外に長引いた今回の空港封鎖。タイ在住の日本人の方々からも、2年前のクーデターの時でさえなかった怒りの声が聞こえてきます。
 何と言っても反政府団体が、2空港を占拠したのは致命的。首相府の占拠だけであれば、タイ国内の政治問題の話ですんだのが、今回は空港を利用するすべての外国人に実害や迷惑を掛けてしまったのですから。

 これでクリスマス休暇や正月休みにタイへ行こうという観光客が、激減することは間違いありません。再び空港が封鎖されて帰国できないかもしれないと思ったら、誰も行くはずがないのです。それを世界中に配信してしまったのが、今回の空港封鎖騒ぎの最悪の影響です。
 これまで「タイの治安は心配要りません。安心です」と答えていましたが、これで「タイは危ない」とみんな思ってしまった。
 さらに観光だけに止まらず、海外からの投資など経済面での悪影響も心配されます。

 その意味で、タイ国が失った国際的な信用・信頼は、計り知れません。今月15日からチェンマイで開催予定だった東アジアサミットなど一連のASEANの首脳会議も、来年3月に延期になったとか。タイ国の面目丸つぶれです。

 空港が再開され平常に戻っても、相変わらず政情不安は続くでしょう。この先どうなるか心配です・・・

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December 02, 2008

№972 ラオスの子どもたち

    モン族の幼い子どもたち
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 ラオスの人たちは、穏やかでいつも笑顔を絶やしません。「サバーイディ(こんにちは)」と、にこやかに挨拶を交わしてくれます。そして、子どもたちは純朴でかわいく、昭和30年代か、もっと昔の日本の子どもを見ているかのようです。

 ルアンパバーンの街を歩いていると、兄弟らしい小学生の男の子2人が、仲良く遊んでいる光景に出会いました。10cmくらいの石の玉をぶつけ合う単純なもので、滞在中何度か見かけた遊びです。
 誤って玉が道路まで転がってしまい、慌てて跳び出そうとした男の子を、「危ない」とそばで見ていた父親が叱っています。親もちゃんと躾をしている様子で、微笑ましいことです。

 そして、タートクアンシーの滝へのツアーの帰り道に、モン族の集落を見学した時のこと。粗末な葦葺きに竹の壁という家々が点在するいかにも貧しい村です。
 手作りの民芸品を売るのは、お化粧をし民族衣装を着た5歳くらいの女の子たち。観光客相手に一生懸命に売り込む姿が、健気というか、その貧しさを実感せずにはいられません。
 それより小さな子どもたちは、上着1枚下半身は裸で、水遊びをしたりおもちゃを持って走り回っています。大人の姿はあまり見ませんが、たくさんの子どもがいて、どの子も無邪気でかわいい。

 この村の広場では、学校から帰った中高生でしょうか、若者たちがラオスで人気の「セパタクロー」というボール遊びに興じています。「セパタクロー」は、竹を編みこんだボールを使って、足と頭だけでやるバレーボールようなスポーツです。
 見ていると、ルールはバレーボールで、サッカーと同じく手は使えませんが、どうしてどうして上手いものです。適度な高さに張られた紐の上を、ちゃんとボールが行ったり来たり。
 初めて見る「セパタクロー」、その白熱したゲームに、しばし興味深く観戦していました。

 日本のようにゲーム遊びもなく、昔ながらの遊びで楽しむラオスの子どもたち。ビー玉やメンコで夢中になって遊んだ自分の子どもの頃を思い出します。

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