№987 年末旅行タイは半減
08年12月27日の西日本新聞の記事「年末年始 アジア旅行人気」からです。
29日に休めば9連休となる年末年始。通常ならヨーロッパなど遠方の旅行が増える日並びだが、今年は深刻な不況を反映し、海外旅行客は前年から減る見通しだ。
円高が進み、韓国など近場のアジアに人気が集まるが、悪いニュースが報じられた国々は敬遠されている。九州の旅行者にとって「安・金・短」の「安」は、「安さ」だけでなく「安全」も意味するようだ。
JTB九州によると、円高ウォン安で「お得感」の増した韓国旅行は、前年同月比5割増。エステや買い物目的のパッケージツアーが特に好評という。
その中で、博多-釜山を往復2万4千円と、手頃な料金で結ぶ高速船ビートルを利用する日本人客は同5割超と伸び、移動手段にお金をかけず、旅行目的を楽しむ「やりくり」ぶりがうかがえる。韓国だけでなく、距離的に近い台湾や香港も好調だ。
一方低調なのが、問題が続発し、イメージが低下した中国とタイだ。中国製ギョーザ事件や四川省の地震で低迷が続く中国。JTB九州によると、全国では同23%減少にとどまっているのに対し、九州発は7割減。
そして、デモで国際空港が約10日間閉鎖され、今月に入って福岡空港との直行便が減便されたバンコク。年末年始の間は毎日運航体制を取るが、客が戻らず、九州からの旅行者は半減している。
タイ国政府観光庁の富松さんは、全国に比べ九州の落ち込みが大きいと指摘し、「九州の人は、安全面に対し非常に敏感なようだ」と話す(以上抜粋)。
九州の人たちは、元々アジアがメインの旅行先。それほど旅行費用を掛けないで手軽に行ける海外というのが、大きな理由です。それだけにタイや中国が不安だからといって、大多数の人はヨーロッパやアメリカなどに行き先を変える可能性や選択肢は少ないのです。
確かにまたスワンナプーム空港が閉鎖されたらという不安感が払拭できないのは事実ですが、安心して行けるようになったらその時行けばいいし、今は久々に円高メリットが享受できるお隣の韓国が人気ということだと思います。
空港が閉鎖されたのは11月末、正月のツアー予約のピーク時だったことや、キャンセル料が掛かる直前だったことも影響しています。その代わりに博多から手軽に行けて、安いショッピングが楽しめる韓国が急浮上したのでしょう。
タイや中国が敬遠されているのは間違いないですが、記事に書いているほど九州の人だけが「安全」に敏感ということはないのでは?



















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