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February 14, 2009

№1010 移動する水上家屋

   小船に曳かれる水上家屋
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 東南アジア最大の湖、カンボジア・トンレサップ湖。アンコールワット観光の拠点都市シェムリアップから近く、現地ツアーに参加して行ってきました。

 トンレアップ湖は、雨季になるとメコン川の水が逆流して流れ込むため、湖面の面積が乾季の数倍にも膨れます。季節によって面積が大きく変動する湖は、メコンの氾濫を防ぐ安全弁の役割も果たしているのです。
 また、豊富な淡水魚を採って生活を営む漁師などが多く生活していて、彼らの住む水上家屋が湖面に浮かんでいます。ガイドさんの話では、ベトナム系を中心に湖全体で約10万人もの水上生活者がいるんだとか。

 普通の家屋ばかりではなくガソリンスタンドや薬屋も、さらに子どもが通う小学校に中学校、そして病院まで、すべて水上家屋です。ひとつの町を形成していると言っていいほど。湖の大きさが変動し岸辺が一定ではないので、その変化に合わせて、町全体で水上を移動した方が都合がいいのでしょう。

 訪れたのは2月下旬。湖は徐々に縮小している時期とあって、観光船乗り場も湖に流れ込むシェムリアップ川の下流へ下流へと移動していきます。台船の上の学校や病院なども水位が下がった河岸に係留されていて、これも少しずつ移動しているところ。
 そんな中、引越し中の水上家屋をすれ違いました。小船に曳かれてゆっくりと川を下ってきます。台船の上の家ごと、家族や家財道具もそっくりそのまま引越ししていくのです。荷造りは不要なので、ある意味楽かもしれませんが。

 トンレサップ湖の水位に合わせて、上ったり、下ったりを繰り返す引越し。水上生活者にとっては、いつもの年中行事なんでしょうが、面白い引越し風景でした。

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