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July 06, 2009

№1083 ブルーマンション

  鮮やかなコバルトブルーの外壁
Img_1480

 ペナン・ジョージタウン、宿泊先のベイビューホテルからレイス通りを歩くと、右手に「チョンファッツィ・マンション」があります。通称“ブルーマンション”、その名の通り外観は鮮やかなブルーです。ブルーマンションは、19世紀末ペナンの実力者チョンファッツィが所有していたプラナカン様式の大きな建物。外観を青く塗っているのは、風水によるものだとか。
 
 ホテルからあまりに近く、朝夕その前を通っていたので、いつでも見学できると思っていたら、いつの間にやら滞在最終日。あわてて出掛けました。
 門番のおじさんに入館料12RM(約360円)を支払って敷地内へ。1時間の案内ガイド付きなので少々高めの料金です。欧米人とチャイニーズの観光客8人がガイドに従って見学していますが、時間がないので一人で館内を歩きます。なお館内は撮影禁止です。

 まず玄関の茶色の扉が重厚そのもの。1枚板の扉は、高さはおよそ3.5m、その上7~8㎝ほどもある分厚いものです。正面向かって右が「龍飛」、左に「鳳舞」の文字が。古来中国で“四瑞”として尊ばれた「麒麟・亀・龍・鳳凰」の内、2つが使われています。これも風水でしょうか。
 玄関前にはモザイク模様のタイルが敷き詰められていて、幾何学的なデザインと茶色やグレーのシックな色調がとてもお洒落。

 建物1階ホールの天井は高くて5m近くありそう。部屋の中央には大きなシャンデリアが吊り下げられていて、外の暑さとはうって変わってとても涼しい。室内は全体に薄暗いものの、壁が所々ブルーに塗られている箇所があって、一層ひんやりと感じます。
 そして窓に嵌められたステンドグラスを通した虹色の色彩が、暗い床に投影されてコントラストが絶妙です。また螺鈿細工を施されたアンティークの椅子やテーブルが素晴らしい。

 このホールを正面にして建物は四角形になっていて、その真中には陽光を浴びる小さな中庭。明るくてとてもいい感じです。この中庭から見上げると、2階はコリドー(回廊)が取り囲んでいます。 
 建物の右の区画は宿泊棟。広めの個室が幾部屋かあって実際に宿泊できますが、辛気臭くてとても泊まる気にはなりません。亡霊でも出来きそうな雰囲気十分です。
 2階のホールは今も修復中。ホールから外へ出るとテラスは、心地よい風が吹いていて気持ちいい。市街地も見渡せます。

 展示されている昔の写真をみると、相当荒廃していた様子が伺えます。それで現在も手が入れられているということのようです。実際に見学してみると、その歴史的価値がよく分かります。
 世界遺産に指定されている旧市街地からは少し離れていますが、逆にホテルが集まるエリアにありますから行くには便利です。このエスニックな「ブルーマンション」、じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

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