« June 2009 | Main | August 2009 »

July 30, 2009

№1095 1時間半の睡眠は辛い

 南西諸島あたりで夜明けを迎える
Dscf2442

 09年4月、バンコクから福岡へのフライトは久々のタイ国際航空(TG)です。深夜0時50分発のTG648便は満席、それもタイ人が多いのにはびっくり。何でも日本への海外旅行がちょっとしたブームになっているのだとか。
 2人掛けシートの通路側を確保したものの、横になって眠るのはとても無理です。その上、隣は30代と思しきポッチャリ系のタイ人女性ときては寝られるのかどうかさえ・・・さてさて困った。

 幸いにも日本人のキャビンアテンダント(CA)が、3人掛けシートの右の座席が空いているからと移動させてくれました。この日本人CA、その後も美味しいジントニックを作ってくれるなど、なかなかの接客ぶりで好印象でした。
 3席の真中が空席なので、隣を気にしなくて助かります。ところが、左の肘かけを収納してスペースを広げようとしますが、ビクとも動きません。つまり、3席全部使えたとしても横になれない構造なのです。あ~ぁ、ゆっくりと寝られたバンコク・エアウェイズ(PG)が懐かしい(涙)・・・

 機内アナウンスによると、飛行時間はわずか4時間半。いつもより短いフライト時間で、どれだけ眠れることやら。座席に着いて毛布も被り、すぐに目をつぶっている人がいますが、わたしにはそんな器用なことはできません。機内ではどうしても寝酒がないと寝つけないのです。
 離陸後、夜食のハムサンドはほとんど手を付けずにハイネケンをもらいました。ビールを飲み干した後は、お決まりのジントニック。これを3杯いただいたところで就寝です。時刻は日本時間で午前4時11分、zzz。

 少し寝たかなと思う間もなく、急に機内が明るくなりました。もう起床時間? しかし腕時計を見ると、まだ5時45分。離陸してから3時間も経っていません。福岡空港の到着時間は8時、まだ2時間以上あるじゃない。いくら朝食の準備があるからといっても早過ぎます。
 たった1時間半しか眠っていません。6時半まで寝かせてよと言いたい! もう1時間、せめて30分でもいいのです。睡眠時間が2時間半あれば、帰宅してもそのまま仕事できるのですが、これでは到底無理。TGではこれがルールなんでしょうか? PGは6時半までは消灯してくれていたのです。またPGが恋しくなってしまいます。

 結局朝食が配られたのは6時半。こんなに遅いならもっと長く消灯しておいてよと、改めて怒りがこみ上げてきました。今後もTGの深夜便に搭乗しないといけないと思うと先が思いやられます。速攻で寝られる技を身に付けなければ(苦笑)。

| | Comments (0)

July 28, 2009

№1094 「ロングステイ失敗しないための心得」

    緑豊かなチェンマイの街
20060809_dscf1205_2

 タイ国政府観光庁でいただいた小冊子「ロングステイ失敗しないための心得」。NPO法人リタイアメント情報センターが“ロングステイ初心者”のために手引き書として、まとめたものです。

 冒頭にこうあります。
 仕事を離れて、美しい海の南国でのんびり暮らす・・・。ロングステイブームは退職後のシニアの夢を大きく広げました。ちょっとした資金と計画性があれば、誰でも憧れの海外生活が楽しめる、それはお仕着せの海外旅行とは違った解放感と豊かさにあふれた経験を期待させるものであった。しかし「年金でメイド付きの豪華な生活ができる」とマスコミが騒ぎ始めた頃から、歪みが生じてきました。

 (中略)本冊子では「海外は危ないからロングステイは危険だ」などと決め付ける気はさらさらありません。リスクは常にあります。日本と同じ治安の良さを求めることは無意味です。しかし、安売りのパック旅行では決して得られない解放感や感動がそこにはあります。一方でロングステイは「生活」でもありますから、そこでは「旅行者」でありながら、賢い「消費者」「生活者」であることが求められます。
 本冊子は、つまらないリスクを避けて、より充実したロングステイを楽しめるような“賢い初心者”になるためのガイドブックです。

 また次のように書いてあります。
 「年金で暮らせるロングステイ」、つまり生活防衛の手段としてのロングステイを求める人々にとって、本書はあまり役に立たないだろう。投資や利殖のシステムの一部としてロングステイを位置づけるような人々に対しても同様といえる。
 まず、海外でどのような暮らしをしたいのかが前提にあり、積極的に生きがいや楽しみ方を発見したいと考える人々が、そのために手持ちの資金を有効に使うという意味において、初めて「安く効率よく生活する」という手段が生きてくるのだと私たちは考えている。

 その他にも「初心者のための海外長期滞在ガイドライン」や、生きがい発見のための「日本語を教えるボランティア活動」を推奨しています。最後にはガイドラインの賛同事業者・団体の紹介もあって、これからロングステイを検討しようという方には心強い存在です。
 ロングステイに関する相談窓口もあるようなので、関心がある方はどうぞ。

 Eメール kaigai-c@retire-info.org

| | Comments (0)

July 26, 2009

№1093 映画館の中は冷蔵庫?

プロンポン駅に直結したエンポリアム
Dscf2213

 バンコク滞在の最終日、それも午後から深夜便までの過ごし方について。つまりホテルを午後2時にレイトチェックアウトし、空港に向かう10時までの時間のことです。
 チェックアウトする前に、シャワーを浴びて着替えを済ませます。深夜便で翌日帰国するまでお風呂に入れないからです。その後はできるだけ汗をかきたくないのが本音。決して暑い外を歩き回るようなことはしません。冷房が効いたレストランやショッピングセンターなど、室内にいるのが一般的。独りでの過ごし方として、とりわけ最適なのが映画を観ることです。

 09年4月、エンポリアム内のシネコンで映画を観ました。タイトルは「NEW IN TOWN」というラブコメディです。主演はあの「ブリジット・ジョーンズの日記」で一躍スターになったレニー・ゼルウィガー。でもこの映画、まだ日本では公開されていません。
 今スクリーンにかかっている数本の映画の大半は、スリラーやアクションものばかり。他に面白そうなのはないし、彼女の映画なら外れはないだろう、それにラブコメなら害はない。ということで決定。夕方6時15分からの上映で、料金は140B(約420円)です。料金表示は120Bとなっているのに、なぜか140Bの請求。まあどうでもいいのですが・・・

 チケット売り場やロビーが蒸し暑いのとは対照的に、館内は冷蔵庫並みに寒い! もちろん長袖持参ですが、覚悟して観ないといけません。 
 予告編を延々10本ほども見せられます。それもスリラーやホラー系ばかり。タイ人のホラー系好きにも程があるというくらいです。長い予告編に引き続き最後は、お決まりの「国王賛歌」。その映像が流れると同時に、観客全員が起立! ここで立たないと不敬罪に問われることも。

 映画の出来は凡庸でしたが、舞台はアメリカ・ミネソタ州の片田舎の町、ストーリーは厳寒の雪景色をバック繰り広げられます。ただでさえ寒い館内に加えて、スクリーンの冬景色ですっかり体の芯まで冷え切りました。まぁ、汗をかきたくないという所期の目的は達成できたのですが(笑い)
 ここはソムタムやチリを効かせたタイ料理で体を温めるしかなさそうです・・・

 上映後、スクリーンの外へ出て長袖を脱いでいると、掃除のおばちゃんが私を見てにっこりを微笑みました。「あんた、よく分かっているじゃないの」みたいな笑顔で。

| | Comments (0)

July 24, 2009

№1092 1年ぶりの地下鉄

     地下鉄の改札口
20051224_dscf0317

 09年3月末バンコクに到着したその日、1年ぶりに地下鉄に乗りました。スクンビット駅からサムヤーン駅まで、運賃は25B(約75円)です。
 これまでルンピニのナイトバザールに必ずと言っていいほど行っていたので地下鉄を利用していましたが、最近はすっかりご無沙汰。マンダリンホテル近くのシーフード料理レストラン「燕酒家」での夕食のためにサムヤーン駅まで乗った時のことです。

 BTSナナ駅からアソーク駅、そして地下鉄スクンビット駅へと乗り継ぎますが、ホームに着くと同時に、BTSも地下鉄とも列車のドアが閉まったばかり。 「いつも乗り遅れる」ジンクスは、今も健在と思い知らされます(苦笑)。
 地下鉄は夕方のラッシュ時でかなりの混雑。BTSもそうでしたが、開業当初は冷房が効きすぎるくらいにガラ空きだった車内が、今や座るのも難しいくらいに混み合っています。

 美味しいシーフードをいただいての帰りの地下鉄。サムヤーン駅で切符を買おうと窓口に行くと、乗客の長い列ができています。なのに開いている窓口は1つだけ。窓越しに3人の男性スタッフが見えるにも拘わらず、別の窓口を開けようともしません。雑談している様子にストレスが溜まるばかり。
 日本のスーパーなんかだとお客さんの列が出来始めたら、すぐに別のレジを開けるのは当たり前のことですが、タイでは無理な話のようです。

 一緒に居た在バンコクの方の話によると、地下鉄に限らず銀行など何処に行っても同じことだとか。 「上司が命令しないと動かない。自らは動かない」。それがタイ社会のシステムなのです。
 バンコクに着いた早々で、まだ日本からタイへ意識が変わっていないわたし。 「ここはタイなのだからゆったりと。怒らない怒らない。マイペンライ・・・」

| | Comments (0)

July 22, 2009

№1091 ラオス人のバイク運転術

    颯爽と走っていくバイク
Img_1557

 ベトナム・ホーチミンほどのバイクの数ではありませんが、ルアンパバーンでも庶民の足はバイクです。他にはバイクに荷台をくっ付けたようなトゥクトゥクと年季が入ったトラックが走っているくらいで、4WD車がちらほら乗用車はあまり見かけません。それと観光客向けのレンタサイクルが多いのも特徴です。旅行社の店先など、あちこちで見かけます。
 街を散策しながら、バイクの運転術を観察しました。

 田舎町にもかかわらず、みんなヘルメットを被っています。暑いのにフルフェイスも多く、ホーチミンがお構いなしだったのとは対照的です。昨年はそんなにヘルメット姿を見ませんでした。空港へ向かうトゥクトゥクの後方を走ってくるバイクの若い女の子と目が合って、にっこり微笑みましたから間違いありません。最近は交通規則が厳しくなったのでしょうか? それとも意外にファッションかも知れませんね。
 旧型のカブ号タイプも走っていますが、若者が乗っているのは大概新しくてスタイリッシュなものです。若い女の子のライダーが多いのもファッションというか、流行なのでしょう。

 それにしても子どもを乗せての3人乗りは当たり前。赤ちゃんを抱いて片手運転なんていう怖いおばちゃんまでいるのには驚かされます。

 基本的に舗装されている道路ですが、空港やタラートポーシー(一番大きな市場)方面の道路は、乾燥すると砂埃が舞い上がるほど。そんな中スピードの遅いトゥクトゥクを尻目に、颯爽と抜き去っていきます。
 しかしホーチミンみたいな騒々しさやけたたましさはなくて、至ってのんびり大人しい乗り方です。そして時々日傘を差して自転車をこぐ姿は、長閑な光景そのもの。

 世界遺産の街ルアンパバーンには、自転車やレトロなトゥクトゥクが似合っています。ホーチミンのようにバイクの騒音が鳴り響いて欲しくないものです。

| | Comments (0)

July 20, 2009

№1090 スカーフの売り子は商売上手

  日が傾くと夜市の準備が始まる
Img_1145

 08年2月、初めてのルアンパバーン。ゲストハウスの前の通りが、夜にはナイトマーケットに変身します。夕方日が傾くと、ナイトマーケットの開店準備が始まりました。日が暮れて夜店の裸電球の灯りが輝きだす頃には、観光客が集まってきて縁日のような賑わいです。それにしても夜店の数がすごい。

 夕食を終えて、夜市をそぞろ歩くことにしました。到着したばかりの夜ですから、どんな雑貨があるのか下見を兼ねてのことです。赤いテントの下、ゴザに並べられたポーチやバックが、どれも素朴で可愛い。モン族の渦巻きや花柄模様のシンプルなデザインは、味わいがあって、どれを選んだらいいか目移りしてしまうほどです。

 何度か通りを行き来していたら、スカーフを売っている20歳くらいの子から声を掛けられました。美しいシルクのスカーフが目についたので値段を聞いてみると「1枚8ドル、安くするよ」と笑顔の女の子。赤やピンク、イエローにグリーン、彩鮮やかなスカーフが揃っています。

 素敵なものはないかといくつか見せてもらっていると、突然の停電!
 真っ暗で何も見えません。歩いて帰るのも危ないので、じっとしているしかありません。自然に夜空を見上げると、よく晴れているはずなんですが、満天の星というほどではないのです。山々に囲まれたラオスの小都市ルアンパバーン、街中真っ暗というのに、夜空にはそんなに多くの星が見えません。福岡と変わらないくらい。何故なんでしょうね?

 5分ほどで、復旧しました。停電で中断した商談、電灯が点いたところで帰られないように、彼女は椅子を勧めて私を座らせます。若いのになかなかの商売上手。「買ってくれるまで帰さないわよ」と言われているようです。
 電気が短時間で回復したこともあって「今日はラッキーデイよ! 8ドルを6ドルにおまけするから買って」。何度も「ラッキーデイ」を連発させて、結局2枚11ドルで買わされてしまいました。
 今夜は下見だけのつもりだったのですが・・・

| | Comments (0)

July 18, 2009

№1089 フードコートの夕食

  庶民的なフードコートの料理
135

 ペナン・ジョージタウンは華人(中国人)を中心にマレー人、インド人など多民族が住む街ということもあって、中華料理、マレー料理、インド料理と多国籍の食べ物が味わえます。
 また、安くて美味しい店が多いのも嬉しいこと。とりわけ屋台やフードコートでは、いろいろな料理が揃っていて、地元の人たちで賑わっています。

 宿泊先のベイビュー・ホテルから徒歩で2~3分、レイス通りに面した「Red Garden」フードコートに行ってみました。テントの下には200席はあるでしょうか、なんとステージまであって、いかにも庶民的な雰囲気です。
 テーブル席を取り囲むようにシーフードから中華系、マレー系、日本料理まで揃っていて、どれも美味しそう。高価なシーフードを除けば値段もリーズナブル、バンコクのエンポリアム内のそれよりも安いかもしれません。

 たくさん屋台があって何を食べるか迷ってしまいましたが、別々の店から「福建炒」「醸豆腐(YONG TAUFO)」の2品を注文。
 料金を払ってテーブル席に座っていれば、ここまで持ってきてくれるシステム。料理が出来上がるまでカウンターの前で待っている必要がないのは嬉しいことです。

 小麦麺の五目炒めの「福建炒」(4RM、約120円)。運ばれてきたのは、真っ黒な麺でびっくりです。上に載った半熟玉子を麺に馴染ませながらいただきます。見た目ほど辛くも濃くもありません。黒くて分かりにくいもののエビ、豚、青菜も入っています。
 しかし、期待したほどの味ではなくて普通です。辛味噌を付けてみても変わり映えしません。そして、一番の欠点は黒いソース。食べ終わった後、飛び散ったソースでポロシャツに黒い斑点が、いくつもできてしまいました(苦笑)・・・

 「醸豆腐」は、ヘルシーな豆腐のスープ料理です。5RMとこれもリーズナブル。でも金属鍋の中のスープは煮立っていて、すごく熱そう。タダでさえ汗ばむ陽気なのに、注文したことを後悔しました。お椀に取って冷めるのを待つことに。
 豆腐のほかには、練り物を詰めた薄揚げ、青菜、オクラ、ナスそれに唐辛子などが入っています。豆腐は日本のものより柔らかく、絹ごしといった感じで、あまり味がありません。具にチリや醤油ベースのタレでいただくと、あっさりと食べやすい。魚出しのスープは、さっぱりしています。
 吹き出す汗を拭いながら、日本的な料理で、身も心もホットになりました!

| | Comments (1)

July 16, 2009

№1088 見つからないネットカフェ

  緑が多くお洒落なドンコイ通り
Dscf1839

 ベトナム・ホーチミンの「ドンコイ通り」は、街路樹やチラン公園など緑が多く、歩いていても気持ちいいきれいな街並みです。聖母マリア教会からサイゴン川までの間には、お洒落なカフェやブティックが多く、コロニアルスタイルのホテルが建ち並ぶいかにもホーチミンのメインストリートです。

 でもネットカフェが見つかりません。ドンコイ通りと交差するレロイ通りにあるサイゴンセンタービルのスーパーマーケットに立ち寄った際に、ネットカフェはないかと店員に尋ねましたが、分からず仕舞い。気をつけながらホーチミンの中心街を歩いているんですが、少ないからなのか、見つけられないのか、本当に気が付きません。こんな大都会なんですから、ないはずはないのですが・・・

 ようやく見つかったのが、安宿街で有名なデタム通りです。メコン川への日帰りツアーの集合場所が、デタム通りにあるツアー会社の前。夕方、ツアーから帰って来た時、スタッフに教えてもらいました。
 場所はデタム通り中ほどのレストラン2階の「サイバーカフェ」。この周辺には多いらしいのですが、通りからはやはり分かりにくい。薄暗い階段を上ると、バックパッカー風の若者数人がパソコンに向かっています。

 ホーチミン滞在3日目にして、初めてのネットカフェです。店内もマシーンも決して快適という訳ではありませんが、贅沢は言えません。やっとメールチェックができて一安心、ホッとしました。
 料金は1時間で6000ドン(約50円)と安い。安宿街だからでしょうか?

 思わぬネットカフェ探しに苦労したホーチミンでした。

| | Comments (0)

July 14, 2009

№1087 タイ人の日本旅行熱

 パラゴン横のジャパンフェスタ2007
Dscf1858

 タイ人が親日的だとよく聞きますし、そう思います。街中を走っている車はトヨタやホンダ、ピックアップトラックはいすゞ、そしてJ-POPから日本の漫画やアニメに至るまで日本文化は、すっかりタイに定着しています。
 とりわけ若者の日本のポップカルチャーへの関心度は高く、日本のアニメやゲームのキャラクターに扮するコスプレショーやJ-POPに合わせて踊るダンス・コンテストなどが開催されているほどです。
 またバンコクのダンス・コンテストで優勝したユニットが、そのご褒美として今年5月の「博多どんたく」のパレードに招待されていました。

 そんな中、6月下旬の西日本新聞に「タイ人仰天 九州旅行記」という記事が目に留まりました。

 日本旅行が大人気のタイの書店には日本の観光ガイドブックがずらりと並ぶ。その一角で見つけたのが日本語のタイトル「九州、あなたと私」。ページをめくると、キャナルシティ博多、屋台、由布院・・・。なじみの写真が満載のタイの女性ライターが書いた九州旅行記だった。

 著者のバーリダー・ピンパコーンさん(30)は、京都で日本語学校に通った3ヶ月も含めこれまで4回訪日している。
 うち1回が06年12月の九州旅行。友人と福岡、長崎、熊本、大分の4県を2週間かけて回った。その体験をまとめ昨秋、タイ人向けに出版したのが、今回の著書(170B=約490円)。

 大分県・由布院での温泉初体験、長崎原爆資料館での衝撃、高くて大仰天した屋台の値段、旅館の大浴場に酔っぱらった男性が入ってきた事件・・・
 楽しくハプニングもあった道中を日記風につづった。自分で撮影した写真や集めた記念スタンプ、手書きの地図もふんだんに掲載。観光名所やレストランの身に情報も付けた。
 九州に足を運んだきっかけは「福岡がアジアナンバーワンの注目都市」との雑誌記事を目にしたことだった。 「福岡は大都会、長崎は異国情緒、大分は自然たっぷり。どの町も個性的でした。どこがナンバーワンといった順位付けには意味がないと思いました」

 今年9月から1年間、日本に留学するバーリダーさん。「日本に行ったら、村上春樹さんの最新作『1Q84』をぜひ読みたい。出来れば九州もまた訪ねてみたいです」(記事抜粋)。

 さて今年4月初め、バンコクからの帰国便は満席。それもタイ人乗客がすごく多いのにはびっくりしました。これまでにないことだったのです。しかしこの記事を読んで「なるほどね」と合点がいきました。
 次回バンコクに行った時、本屋さんでこの本を手にとってみることにしましょう。

| | Comments (0)

July 12, 2009

№1086 奥深いジントニック

 時には飲みたいドライ・マティーニ
090629_023

 もし雰囲気のいいホテルのバーなんかで飲むとしたら、ドライマティーニかスコッチのシングルモルトでしょうか。
 キリリと冷えた辛口のマティーニを舐めながら、スタッフドオリーブかじる。やはりカクテルといえばこれですね。あるいはロックグラスの中の丸く削られた大きな氷を少しずつ溶かしながら飲むスコッチ。琥珀色の揺らめきを眺めながら、ほのかな香りを嗅いでピュアな風味を楽しむのは、最高のひと時。こういう時こそ、お酒が飲めてよかったと思う瞬間です。

 とは言っても、そうそう高級なバーに行ける訳ではありません。いつもはタイへのフライトでいただくジントニック、これが定番です。最初にタイビールで喉を潤し、機内食の時は赤ワイン。その後ジントニックを頼みます。
 ジンをトニックウォーターで割っただけの簡単なものですが、美味しい時とそうでない時があるから不思議。昨年秋、休航するまで利用していたバンコクエアウェイズ(PG)のジントニックは、おしなべて美味しかった。

 09年4月帰国する際、タイ国際航空(TG)の深夜便の機内。寝酒を兼ねて日本人のキャビンアテンダント(CA)にジントニックをお願いしたところ、これが美味い! 
 お代わりした2杯目も同じ味、最初と同じ割合で丁寧に作っていることが分かります。若いのにさすがプロ、絶妙です。
PGの日本人CAといい勝負。その上、気を利かせてナッツもくれました。

 ところがタイ人のCAが作った3杯目のは、全然美味しくありません。不味くはないのですが、ジンとトニックのバランスが悪い。こんなにシンプルな飲み物なのに「う~ん、奥深い・・・」と納得しました。

 すでに消灯された機内は、わずかな読書灯しか点いていません。そろそろ眠らなければ。

| | Comments (1)

July 10, 2009

№1085 TAT発行のバンコクウォーカー

セントラルワールドからサイアム方向
Dscf2236

 タイ国政府観光庁(TAT)の福岡オフィスが、発行している「Bangkok Walker」。この6月にリリースされたのがバージョン2です。A4版のわずか12ページの小冊子ですが、地元の「福岡ウォーカー」編集局が、同紙に掲載した記事を改めて再編集したもので、最新のバンコク情報が詰まっています。

 今回の特集記事は、リニューアルされた「セントラルワールド」。ZENや伊勢丹のデパートをはじめ、ブランドショップやレストランなどがひしめく巨大複合モールのエッセンスをコンパクトにまとめてあって、なかなか魅力的なスポットが紹介されています。
 なかでも気になるのが、ホテル「CENTRA GRAND」55階にあるオープンエアーのレストラン「レッドスカイ」。高さ230mからの絶景の夜景を見ながらディナーをいただけば最高の気分というもの。ステートタワーやバンヤンツリーの屋上レストランと並ぶ新名所、ぜひとも一度は行ってみたいスポットです。ただ独りでの食事ではつまらないですが・・・  
 その時はZENの屋上レストラン17階の「ゼンス」のバーでスコッチかマティーニでも飲みますか。ここからでも夜景を十分に楽しめそうです。

 これまでエンポリアムやサイアムパラゴンなどで買い物や食事をすることが多かったのですが、「バンコクウォーカー」を読むとセントラルワールドも捨てがたい。他にも美味しそうなカフェや気楽なフードコートもあります。バンコク滞在の最終日、深夜便のフライト前の時間を過ごすにはもってこいです。

 他にもチャオプラヤー川に面したタイ料理レストラン「ザ・デッキ」が紹介されています。ワットアルンが真正面に望めて、ここも足を運びたくなるスポットです。 次回は「バンコクウォーカー」を手にしてバンコクの街を歩いてみることにしましょう。

 
 タイ国政府観光庁 福岡オフィス
   092-725-8808
 http://www.thailandtravel.or.jp/

| | Comments (1)

July 08, 2009

№1084 博多祇園山笠 09

     中洲流れの舁き山
090706_014

 7月博多の街は「博多祇園山笠」で熱くなる季節です。祭りの期間中は正装となる法被を羽織った男衆たち。仕事が手に付かず、1年で一番熱くなる、これを“山のぼせ”といいます。

 「博多祇園山笠」の起源は、仁治2年(1241年)に承天寺の開祖、聖一国師が疫病を鎮めるために、人々が担ぐ施餓鬼棚に乗って、博多津中に甘露水を撒いて回ったのが始まりで、約770年近い歴史があります。祭りのフィナーレ「追い山」では七つの「舁き山笠」が、聖一国師に敬意を表する意味で、住職が見守るなか承天寺前の清道を回っていきます。

 ちなみにこの承天寺には、オッペケペー節で有名な川上音次郎の墓所や、また聖一国師によって中国より日本に伝えられたといわれる「饂飩蕎麦発祥之地」の碑が立てられています。さらに承天寺から東へ100メートルほどの堅粕橋のそばには、日宋貿易で富を得た謝国明の墓所があります。

 現在の「流れ(ながれ)」という組織は、天正15年(1587年)、太閤秀吉が戦国の兵火で焼け野原と化した博多復興のために行った「博多町割り」により、石堂川と博多川との間に七つの流れを作ったことによります。(山笠振興会のパンフや承天寺のHPを参考)

 15日の早暁、5㎞のコースを駆け抜ける「追い山」に向かって「流れがき」「追い山ならし」「集団山見せ」と、日に日に熱くなる博多の町です。1tもの「舁き山笠」を20数名で担いで疾走していく様は勇壮そのもの。観ている方も、鳥肌が立つほど血がたぎります。

 今年は、商人の町博多から城下町福岡へ唯一乗り入れる「集団山見せ」の台上がりには、ホークスの元監督王さんが乗られるとか。そういえばホークスがソフトバンクになった時もオーナーの孫さんが、その栄誉に浴していましたね。

 これまでハワイをはじめ、オーストラリアやNZ、上海など海外遠征もしたことがある山笠。バンコク都と福岡県は友好提携を結んでいますので、将来バンコクにも遠征するといいのですが。    
 福博の町を祭り一色に染める「飾り山」を先日見学してきました。その内のお気に入りをアップしますので、お楽しみください。

     「大江山酒呑童子」
090706_017

 歌舞伎十八番 「助六由縁江戸桜」
090706_029

| | Comments (0)

July 06, 2009

№1083 ブルーマンション

  鮮やかなコバルトブルーの外壁
Img_1480

 ペナン・ジョージタウン、宿泊先のベイビューホテルからレイス通りを歩くと、右手に「チョンファッツィ・マンション」があります。通称“ブルーマンション”、その名の通り外観は鮮やかなブルーです。ブルーマンションは、19世紀末ペナンの実力者チョンファッツィが所有していたプラナカン様式の大きな建物。外観を青く塗っているのは、風水によるものだとか。
 
 ホテルからあまりに近く、朝夕その前を通っていたので、いつでも見学できると思っていたら、いつの間にやら滞在最終日。あわてて出掛けました。
 門番のおじさんに入館料12RM(約360円)を支払って敷地内へ。1時間の案内ガイド付きなので少々高めの料金です。欧米人とチャイニーズの観光客8人がガイドに従って見学していますが、時間がないので一人で館内を歩きます。なお館内は撮影禁止です。

 まず玄関の茶色の扉が重厚そのもの。1枚板の扉は、高さはおよそ3.5m、その上7~8㎝ほどもある分厚いものです。正面向かって右が「龍飛」、左に「鳳舞」の文字が。古来中国で“四瑞”として尊ばれた「麒麟・亀・龍・鳳凰」の内、2つが使われています。これも風水でしょうか。
 玄関前にはモザイク模様のタイルが敷き詰められていて、幾何学的なデザインと茶色やグレーのシックな色調がとてもお洒落。

 建物1階ホールの天井は高くて5m近くありそう。部屋の中央には大きなシャンデリアが吊り下げられていて、外の暑さとはうって変わってとても涼しい。室内は全体に薄暗いものの、壁が所々ブルーに塗られている箇所があって、一層ひんやりと感じます。
 そして窓に嵌められたステンドグラスを通した虹色の色彩が、暗い床に投影されてコントラストが絶妙です。また螺鈿細工を施されたアンティークの椅子やテーブルが素晴らしい。

 このホールを正面にして建物は四角形になっていて、その真中には陽光を浴びる小さな中庭。明るくてとてもいい感じです。この中庭から見上げると、2階はコリドー(回廊)が取り囲んでいます。 
 建物の右の区画は宿泊棟。広めの個室が幾部屋かあって実際に宿泊できますが、辛気臭くてとても泊まる気にはなりません。亡霊でも出来きそうな雰囲気十分です。
 2階のホールは今も修復中。ホールから外へ出るとテラスは、心地よい風が吹いていて気持ちいい。市街地も見渡せます。

 展示されている昔の写真をみると、相当荒廃していた様子が伺えます。それで現在も手が入れられているということのようです。実際に見学してみると、その歴史的価値がよく分かります。
 世界遺産に指定されている旧市街地からは少し離れていますが、逆にホテルが集まるエリアにありますから行くには便利です。このエスニックな「ブルーマンション」、じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

| | Comments (0)

July 04, 2009

№1082 バンコクのホテルのプロモーション

  バンヤンツリー屋上からの夜景
20051223_dscn0145

 大都会バンコクにはオリエンタルといった高級ホテルからカオサン通りのゲストハウスまで、数多くのホテル、サービスアパートなどの宿泊施設があります。滞在スタイルやロケーション、予算に応じて自分に適ったホテルを簡単に見つけることができることでしょう。

 わたしの定宿は、BTSナナ駅近くのスイスパークホテル。リーズナブルな価格とナナ駅まですぐに歩いて行けるロケーションの良さで気に入っています。
 しかし、老朽化しているのと経営が変わったらしく、この8月から改装工事に入り10月にはブティック・ホテルに衣替えするのだとか。となると宿泊料金もアップするのでしょうね。気軽に泊まれなくなるのは困るのですが・・・

 さて次回のバンコク行きの計画を立てようかと、いつも利用しているホテル予約サイトを開いてみると、びっくりしました!
 スイスパークのような格安ホテルはおろか、サービスアパートや5ツ星の高級ホテルに至るまで、特典付きやプロモーションが花盛りだったのです。
 たとえば、バンヤンツリーやミレニアム・ヒルトンが1万5千円以下、最上階63階にあるオープンエアーの地中海レストラン「SIROCCO」で有名なステートタワーは、なんと約1万3千円。ここからの絶景の夜景を楽しむには、いいチャンスです。さらにフォーシーズンズも2万5千円からと、どのホテルに泊まっていいのか迷うくらい。

 ちなみに我がスイスパークは、改装中とはいえ3500円と情けないくらいに安い。工事の騒音などもあるでしょうから、今度は違うホテルを利用してみようかと思案中です。安くてアクセスのよいブティックホテルなんかもいいかもしれません。いくつかのサイトで検索して、お気に入りのホテルを探してみるつもりです。

 タイでは政情不安に世界的大不況、それに追い打ちを掛けるような新型インフルエンザと、このところタイ観光に逆風が吹き荒れています。観光業界やホテル業界は、まさに青色吐息の様相を呈していることが、このプロモーションの数々から容易にうかがい知れるというもの。
 先日は、観光客が激減して暇になったアユタヤの観光用の象たちをパンダのように白黒に塗って、“客寄せパンダ”ならぬ“客寄せゾウ”のニュースが流れていたほどですから。 

 逆にいつもは高根の花の高級ホテルに格安料金で宿泊できるチャンスでもあります。絶景夜景を楽しんだり、プールサイドで読書をしたりと、バンコクで優雅なホテルライフもいいですね。そうなると新しい水着を買わないといけません(笑い)

| | Comments (1)

July 02, 2009

№1081 路上は食事と娯楽の場

   ランチ時の簡易食堂の光景
Dscf1844

 ホーチミンで宿泊したのはベンタイン市場近くのホテル、自ずと市場周辺を歩き回ることになります。朝夕そして夜、散策や買い物、食事の帰りに歩いていて気づくのは、路上で食事をしている人たちが多いことです。
 朝食はもちろんのこと、とりわけ夜の路上はお茶や食事、そして娯楽の場と化しています。凸凹で、タダでさえ歩きにくい歩道を占領していますから、避けたり道路側に迂回しないといけません。

 朝早くからやっている簡易食堂の店先の路上では、風呂場にあるようなプラスチック椅子に腰を下ろして、フォー麺をすする庶民たち。
 夜は夜で、家の外に出て路上に座り込んで談笑したり、お茶を飲んだり。夜食を食べている人も多くいます。どうかするとマージャンに興じている人たちも。商店や食堂などが閉っても、夜遅くまで外でおしゃべりしているのです。蒸し暑い南国の夜のことです。家の中にいるよりも、きっと外の方が過ごしやすいのでしょう。
 
 当然、翌朝は歩道のあちらこちらにゴミが散らかっていて、市が雇っていると思われる掃除のおばちゃんたちが、朝早くから忙しいそうに働いています。イタチごっこのようなものですが、ゴミ拾いに税金まで使ってと思うのは日本人だけ?
 でもここは社会主義の国ベトナムです。棄てられたゴミを片付ける清掃も立派な仕事なのでしょうね。

 海鮮屋台や夜店などが商売する場所だけでなくて、ホーチミン市民にとって路上とは“食事や娯楽の場”でもあるようです。

| | Comments (1)

« June 2009 | Main | August 2009 »