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October 18, 2009

№1135 托鉢は後ろ姿がいい

  遠ざかっていく托鉢の長い列
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 世界遺産の街ルアンパバーンの魅力はいくつかあります。大河メコンと美しい街並み、歴史ある多くの仏教寺院、プーシーの丘からの夕陽、そして毎晩開かれるナイトマーケットなど。

 しかし一番の魅力であり、ルアンパバーンを特徴付けているのは、“早朝の托鉢”です。去年、今年と2度の滞在中、毎朝托鉢を見学に行きました。
 09年4月2日午前5時17分、ゲストハウス近くのお寺の太鼓が打ち鳴らさ、目が覚めました。外はまだ真っ暗、上空は晴れてはっきりと星が見えますが、ライトアップされたプーシーの丘の仏塔は、霧に包まれて煙っています。厚手の長袖が要るくらい冷え込んでいて、気温は15℃を割っているかもしれません。

 5時52分、再度太鼓の音が。前もって用意した蒸したもち米「カオニャオ」とカメラを持ち、トレーナーを羽織って外へ。「黄金の国」を表現したレリーフで有名なワットマイへ向かいます。

 6時、托鉢が始まりました。いつものように音もなく静かに・・・
 周囲の山々は霧に隠れ、霞んだ街の向こうからオレンジ色の法衣をまとった僧侶の列が現れました。一行は大通りに面したワットマイの前で待機していた近所の人たち12、3人の前を通過し、みんな次々に喜捨します。あっという間に過ぎ去って行きます。
 喜捨し終わった人たちは、もう帰り仕度です。ということは、托鉢の列はもうやって来ないということ。

 すぐにワットシェントーン方面へ移動。道路脇に座って托鉢の列を待っている人々を探し出すと、間もなく大勢の僧侶がやってきました。数十人の列が、いくつもいくつも・・・
 カオニャオや果物、お菓子などが、僧侶の鉢に入れられていきます。その直後、ある僧侶が粗末な服を着た子どもに、喜捨されたばかりの食べ物を分け与えていました。僧侶の手を通して、貧しい子どもたちに施しをしているのです。
 ひとしきり喜捨が終わると、みんな片付けをして三々五々帰っていきます。 
 
 通り過ぎた托鉢の長い列が遠ざかります。まだ日の出前の街を鮮やかなオレンジ色の集団が、次第に小さくなっていく姿は、何とも美しい光景です。やはり托鉢は、後ろ姿がいいですね。

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