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November 11, 2009

№1147 ブルネイ川はボートレース場?

王宮を背景に疾走する水上タクシー
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 ブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンの中心街と、世界最大の水上集落「カンポン・アイール」を隔てているのが、ブルネイ川です。川幅は300mほどあるでしょうか、初めて見た時は、その川幅と流れがほとんど感じられなかったので、海の入江かと勘違いしてしまいました。
 少し茶色に濁った川の向こう岸には「カンポン・アイール」の集落が、上流から下流まで見渡す限り広がっています。ここで3万人もの人々が暮らしているというから驚きです。

 両岸に架かる橋はありません。どうやって往き来するかというと船が唯一の交通手段で、それも渡し船やフェリーなどではなくて、水上タクシー。
 この水上タクシー、船体に比して大き過ぎるエンジンを搭載したモーターボートなのです。鋭く尖った船首の木製のボートに大型のエンジン、いかにも軽快でスピードが出そう。

 向こう岸までの片道料金は、1ブルネイドル(約70円)。ブルネイ市民が、市中心部の船着き場から次々に乗船して行く様子を見ていると、本当に欠かせない足になっていることがよく分かります。
 日本人の私でも河岸に立ち、川を眺めているだけで、水上ボートが近寄って来ますから、乗るのには困りません。帽子や日除けのスカーフを巻いた運転手が、すぐに「乗らないか? チャーターして観光しないか?」と声を掛けてきます。

 ブルネイ川の上流へ、また下流へ向かうもの、川を横断するもの、それぞれ思い思いに行き交っています。大きなエンジン音を響かせ、船首を浮かせて白い航跡を残して走る様は、まるでボートレースそのもの。同じコースを走っていれば、競艇と言ってもいいくらい。猛スピードで疾走していますから、ぶつからないかと見ている方がハラハラします。

 「カンポン・アイール」に渡るために、実際に水上ボートに乗ってみました。水しぶきが掛かるほどの、すごいスピードで飛ばします。渡し船というよりも、遊園地のアトラクションに乗っていると言った方がピッタリ。ものの1分ほどで、屋根付きの船着き場に到着です。

 もちろん帰りも乗るしかありません。この時は水上集落内の狭い水路を、スピードを上げたままジクザグに走行。反対方向からやって来るボートと巧みにすれ違います。もうスリル満点!
 広いブルネイ川に出ると、さらにスピードを上げます。時速50~60Kmは出ているでしょう。風圧で髪の毛が逆立つほど。アッという間に船着き場に戻ってきました。

 スリルを味わうには格好な水上タクシーですが、安全性が保障されているとはとても思えません。運転手たちは、きっとモーターボートのレーサー気分なのでしょうね・・・

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