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February 16, 2010

№1196 川霧のメコン

     川霧に煙るメコン
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 09年4月、ルアンパバーンにて。早朝の托鉢を見学した後、メコン川沿いに帰ることにしました。時刻は7時、代表的な寺院ワットシェントーンからメコン川側の道路へ出ると、大河メコンには川霧が立ち込めていて、対岸の林がすっぽりと白い霧に包まれています。

 王様や貴人が、儀式や謁見のために使ったという大きな石段を川べりまで降りると、白人女性の先客が一人。「Good Morninng!」と挨拶をし、川岸に近い石段に腰を下ろして、しばしメコンの流れを眺めることに。
 この辺りで川幅200mほど、そんなに広くはありませんが、それでも大河です。乾期で水位が下がっていて水量は少ないものの、緩やかな流れが、所々で小さな渦を作っています。

 朝の冷気を吸いながら悠久の流れをぼんやりと眺めていると、流れが速いところ、渦巻いているところ、澱んでいるところ、浮かんだ泡が逆流しているところ、と面白い。一見同じような川面もよく観察すると複雑な表情があります。
 河川交通や観光に使われる川船が一艘、石段に接岸しました。肌寒いのに上半身裸のおじさん、わたしを日本人と認めて「焼き物の村、紙すきの村に行かないか?」と日本語で話し掛けてきます。「上手な日本語だね」褒めるだけにして、やんわりとお断り。
 いくつかの大きな袋に詰めた氷を船に乗せると、再び対岸へと戻って行きました。彼の目的は、氷の買出しだったのでした。

 ラオス国旗をブリッジに掲げた貨物船、小さなモーターボートなどが上り下りしますが、まだこの時間帯、往き交う船は少なく、観光ボートはもちろんまだです。

 先客の40歳くらいのスイス人女性「Have a nice day!」と、先に引き揚げました。

 わたしもそろそろ。対岸の山の端は、霧に包まれていて、まだ晴れそうにありません。

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