August 29, 2011

№1228 遼くん、観戦記

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 在タイのゴルファーのみなさま、石川遼くんの観戦記をお届けいたします。
 福岡芥屋ゴルフ場で開催されているKBCオーガスタ最終日、トップから3打差の14アンダーの3位タイに付けた遼くん。今季初優勝の期待が出てきたので、急遽ラウンドに付いて回ってきた次第。

 2011年8月28日、観戦した2日目とはうって変わっての快晴、雲ひとつありません。予想最高気温は34℃と真夏の太陽が照りつけ、早朝はほぼ無風。雷の心配はないものの暑さとの戦いも優勝へのポイントになりそう。

 最終組のひとつ前の9時40分スタート。昨年の賞金王・金庚泰と、ステディなゴルフのBジョーンズ。最高の組み合わせです。
 最終日はお決まりの勝負色の赤のパンツに白いシャツと帽子。優勝モードそのものです。長髪をバッサリと切り凛々しくなった遼くん。まだ細身とはいえ、肩のあたりが逞しくなっています。

 さあいよいよスタート。

☆1番 ドライバーを右ラフに入れるもパーセーブ。

☆2番ミドル 2打目オーバー、パーパットがカップにけられ3パットのボギー↓

☆3番ショート 1オンするもピンまで10メートル以上あり。硬くなっているのか痛恨の連続ボギー↓

 首位追い上げどころか、序盤で2つスコアを落としてしまいます・・・

☆4番 2オンのパー。我慢のゴルフです。

☆5番ミドル
      ティーショットを打ち終え、わたしの目の前を歩く遼くんに「クールダウン、クールダウン↓」と
      声を掛けます。きっと聞こえたハズ。

      2打目をピンそば3mに付けると、ボールはカップの周りをぐるりと回ってラッキーなバーディ。
      これでペースを掴みます。

☆6番ロング 楽々バーデイ!

☆7番ミドル ドライバーを飛ばして残り80ヤード。ピンまで6メートルをねじこみます。
        2日目と同じホールで3連続バーディです↑ やったね(^^)v

☆8番ショート 5メートルに付けるもパー。4連続ならず。

☆9番ロング ドライバーを飛ばし、2打目ピン奥4メートルでイーグルチャンス!

        しかし、アドレスに入った遼くんにギャラリーから無神経な声援が掛かり、仕切り直し。
        集中心を切らしたのか、イーグルパットは惜しくもショートしバーディ。
        マナーを守らないファンは困ったもの。ホールアウトした遼くん、無言の抗議。当然です。

 前半を終えて、4バーディの2ボギー、16アンダーまでスコアを伸ばしたものの首位との差は縮まりません。

☆10番ミドル パー

☆11番ミドル ドライバーを大きく曲げて左の林へ。今日最大のピンチ。
         深い松林の間をうまくすり抜けてナイスリカバリー!
         3打目のうまいロブショットでパーセーブ。危機を脱出して踏み止まります。

☆12番ショート ピンそば2メートルにオン。しかし惜しくもパー、ここは我慢です。

☆13番ロング 2打目を深いバンカー入れるもピン奥2メートル、ナイスアウト。上からねじ込んでバーディ奪取!

☆14番ミドル 377ヤードと短いとはいえグリーンエッジまで残り30ヤードというスーパーショット。
         セカンドは2mオーバー。これを沈めて2連続バーディ♪ 来たっ!!

☆15番ミドル 1打目グリーンまで30ヤードに運ぶ。ドライバー当たってきました! 
         2打目をピン手前1mのベタピン! 難なくバーディ。今日2回目の3連続バーディだ。

☆16番長いミドル 上からの2mをしっかり沈めてパーセーブ。

☆17番ショート ピン奥6m。下りの難しいラインを慎重に沈めてバーディ!
          思わず遼くんガッツポーズ。初めて見た“生”ガッツポーズ。ここで20アンダーに乗せます。

☆18番ロング  力んだのかティーショットを左のラフへ。2打目はグリーンに届かず右手前ラフへ。
           3打目寄せるもパーで終了!!

 8アンダーの2ボギー、66の猛チャージを掛けましたが、総合順位は惜しくも2打差の2位タイ。優勝は韓国の08、09年の賞金王、25歳の裵相文。日本のツアー初勝利です。それにしても韓国勢強し。
 ちなみに金庚泰は、暑さにたまらず今日は1アンダー、総合6位タイ。Bジョーンズもいつもの精彩を欠き1オーバーで15位タイでした。

 試合後、遼くんのコメントです。 「序盤はプレッシャーもあって硬さが出たが、そこから8つ縮めることができたのは大きい。やり切った感じです」。
 「途中、ギャラリーのアドバイスで冷静になり、リラックスしたプレーが取り戻せました」というコメントはカットされているようですが・・・

 さてツアー後半戦、最初の試合を終えて賞金ランクでは未勝利ながら金庚泰、池田勇太を抜いてトップに立ちました。今日のプレーを観る限り、優勝はもう目の前です。

 残念ながら優勝は逃したものの、8つものバーディーラッシュ! こちらまで熱くなってしまいました。その上、あのガッツポーズまで見せてくれて大満足です。

 以上、福岡からでした。

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August 27, 2011

№1227 石川遼くん、すごい!

    今季初優勝なるか!
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 タイ国のゴルフ観光親善大使を務める石川遼くん。26日芥屋ゴルフ場で開催されているKBCオーガスタに、応援に行ってきました。
 しかし早朝の雨、お昼前の雷での中断で、2時間半遅れの2時55分スタート。日没で最後までプレーできるかどうか心配・・・

 出だし2ホールはドライバーが安定せずに2番ではパットが決まらず、痛恨のボギー↓

 我慢のゴルフが続く中、5番ミドルでロングパットを最後の一転がりでねじ込むと、続く6番ロングの第2打をバンカーに打ち込むも難しいアドレスからピン横1mに付けるナイスアプローチ。楽々バーディーを奪います。

 そして7番、約3mのパットを沈めて何と3連続バーディーです!! 興奮して思わずわたしもガッツポーズ。

 残念ながら時間切れ。ここで芥屋を後にしましたが、13番ではあわやアルバトロスかというスーパーショットでイーグルだったとか。途中からフルスロットルの第2ラウンドでした。
 2日目を終って池田勇太と並んで暫定の9位です。

 今季初優勝を目指して頑張れ、遼くん!

(その他の観戦記)
☆ジャンボ尾崎
 わたしの少年時代のスーパーヒーロー、西鉄ライオンズの投手として憧れていた尾崎将司。御歳64歳、まだまだ現役ツアープロ。
 初めてジャンボのプレーと観るとあって、この組に付きました。精彩を欠くドライバーとアイアン、なかなかパーオンしません。しかし老練なアプローチは健在。パーをセーブします。
 ところが背筋痛のため、とぼとぼ歩く姿は老人。ホールアウトすると携帯する折りたたみイスで休憩するという痛々しさ。予選通過が難しいスコアと雷による中断で、あえなくリタイア↓

☆丸山茂樹
 マルちゃんの愛称でお馴染の丸山茂樹。インスタートの後半1番ホールで持ったのが3W。にも拘わらず大きく左に曲げてOB。2打目も同じく左へ、辛うじてセーフ。苦笑いをしながらスタートをしていきましたが、5番ホール雷中断したところでリタイア。あえなく撃沈しました↓

☆片山晋呉
 離婚騒動の心労からか、激ヤセの片山。葉巻をくわえて1番のティーグランドに姿を現しました。どくろのイラストが描かれたショッキングピンクのウェア、ピカピカ金色のヘッドカバー。はっきり言って“超~趣味悪!”
 ギャラリーのやや冷やかな視線をものともせず、バーディーを奪取。9番ロングの1打を左の松林に打ち込みますが、正前の松をすり抜けるようにクリークで低い弾道のフックボール。鮮やかなディカバリーでピンチ脱出!
 しかしこの日68の好スコアもむなしく予選落ち↓

☆宮里優作
 ご存知、藍ちゃんのお兄さん。マッチョな体格が精悍で格好いい。ドライバーも飛ばします。2イーグルを含む快進撃、この日のベストスコアの64を叩き出し、暫定4位と急上昇しました↑

☆池田勇太
 練習グリーンに現れた池田勇太。上下とも紫のいでたち。トレードマークの3タックのだぶだぶパンツは、おじさん臭さを発散しています。とても25歳とは思えません。“貴公子”遼くんとは、対照的!
 パットの練習は今ひとつでしたが、トータル8アンダーと遼くんと同じ暫定9位です。

 そのほか地元出身の藤田寛之、昨年の賞金王、金庚泰など日本のトッププロを間近で見ることができて、十分に楽しめました♪

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April 07, 2006

№346 タイと九州 拳の交流

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 4月6日の朝日新聞に「タイと九州 拳の交流」という記事が載りました。
 九州のボクシング界が、世界チャンピオンを輩出するタイの選手との対戦や練習を足がかりに、世界タイトルに挑んでいる。格闘技王国とも言われ、選手層の厚いタイから様々なタイプの選手を招いて技術を磨く。年間20人近くが九州のリングに立つ。
 世界ボクシング評議会(WBC)王者・越本隆志選手(35)も、タイのハングリーさに触発されながら、チャンピオンベルトを手中にした。

 九州とタイの橋渡しをしたのは、WBC王者越本選手の父、越本英武・FUKUOKAジム会長(62)だ。01年にタイを訪れた際に、地元の有力ジム「チュワタナジム」の会長と意気投合。その後、2ヶ月おきに所属選手をタイに連れて行き、ジムでの練習や試合を経験させている。
 越本会長は「タイボクサーは地方の貧しい家庭で育ち、親に仕送りするために戦っているのでハングリー精神がある。試合で受ける重圧が日本よりずっときつく、うちの選手も精神的な修行を積ませることができる」。
 また、越本会長はタイの選手を福岡県福津市のジムに預かり、世界トップレベルの日本式の指導も授けている。

 越本会長には夢がある。将来、タイに移住して貧しい子どもたちにボクシングを教えることだ。 「学校でムエタイ(キックボクシング)」を習っているから、ダイヤの原石がごろごろいる。ボクシングを通じて彼らの心身を鍛え、人間形成に役立てたい」
 
 
 タイからは多くの世界チャンピオンが出ますし、テレビでも日本人の対戦相手としてよくタイ人選手を見ますね。
しかし、ボクシングを通じて九州とタイとの間に、このような交流があると知りませんでした。

 3年前、わたしはバンコクで日本人ボクサーの方と知り合いました。アユタヤへの日帰りツアーで一緒になったのです。名前も年齢も聞かずじまいですが30歳くらいの方でしょうか、バンコクに自分の引退試合をしにきたということでした。
 日本の試合で網膜はく離になり、もう日本ではリングに上がれなくなってしまったといいます。しかしまだ燃焼しきれていない気持とこのままでは引退したくないという思いで、単身でタイに渡ったそうです。ツテも面識もまったくないバンコクのボクシングジムの入門し、2,3ヶ月のトレーニングを積んで引退試合に臨みました。結果はKO負けを喫したということでしたが、充実感にあふれた彼の表情は、清清しく爽やかだったことを思い出します。
 日本のボクシング界を去らなくてはならなかった自分を受け入れてくれて、リングに上がることを許してくれたタイという国に感謝していらっしゃいました。このように寛容で来る者を拒まないタイ社会でもあります。

 話しは戻りますが、越本会長の将来タイに移住してボクシングの指導をしたいという夢は、素晴らしいですね。
その夢にタイでボクシングの指導を生涯現役でやり抜きたいという強い意志を感じます。そしてタイの子どもたちの育成や社会に役立つわけです。
 これもシニアの新しい生き方といえるでしょう。実現されたときは是非取材に伺いたいものです。

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