№142 朝日新聞のロングステイ特集 その3
その3 「ロングステイの課題」
新聞記事によると、 「ロングステイをする際の不安事項」(ロングステイ財団調べ)について、治安、医療が上位にあります。治安はどの地区に住むかによってかなり異なりますので、慎重に選びたいものです。通りが1本違うだけで治安が違うこともあるので、現地の人に詳しい事情を尋ねることがよいでしょう。
医療制度も各国まちまちで、概ね高額な医療費がかかりますので、日本の海外旅行傷害保険に加入することは必須です。なお、国民健康保険が日本の医療報酬基準で適用となることも知っておきたいことです。
トラブルの対処法も不安の上位にありますが、一番多いのは不動産を巡るトラブルだそうです。日本人は、資産運用の面もあって海外でも不動産を買いたがるといいます。不動産取引は、法的にも慣習的にも一般的に日本とは異なりますので、慎重に検討しないといけません。
タイの場合でも、不動産にまつわるトラブルの話をよく聞きます。 「タイでは、日本人は土地や一戸建ての住宅は買えないのです」。コンドミニアムなどの建物は別ですが、土地は買えないのです。
それを知っていても、現地に住んでいる悪意の日本人が、新しくやって来る日本人を騙すトラブルが絶えないと聞きます。特にチェンマイでは多いようです。 あるいは、どうしても土地を買おうとすると、タイ人の名義にしないといけませんから、「親しくなったタイ人の名義にして土地付き住宅を購入したら、乗っ取られた」といった類の話です。
そもそも、タイ語で書かれた契約書を十分に理解できる日本人は、そんなにいないでしょう。いずれにせよ、慎重に行動しないといけませんし、タイでは初めから土地を買おうなんて考えない方がよいと思います。
その他の心構えとして、現地の文化に触れ、しばらく滞在させてもらうという気持ちでその国と接したい、と書いています。
また、ファイナンシャルプランナーの千葉千枝子氏は、次のように述べています。「海外ロングステイは、ライフスタイルの一部ととらえたい。どこに行きたいのか、どこで暮らしたいのかが最も重要だ」と目的意識を持つことの重要性を指摘しています。 さらに、「海外は生活費が安いから日本より贅沢に暮らせる、という理由だけで目的地を決めると、つまずきかねない」と警鐘を鳴らしています。

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