September 19, 2008

№934 タイ映画「サイアム・スクエア」

  昨年のアジアマンスの舞台から
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 福岡の9月の恒例行事は「アジアマンス」。その関連イベント「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2008」が開催され、アジア各国の秀作28作品が上映されています。日本未公開の作品も観られるということで、福岡市民にとってはアジア映画に触れられる機会になっています。

 その中でタイ映画では唯一紹介された「サイアム・スクエア」(原題 Love of Siam)を観てきました。07年秋に公開されると、タイ映画の歴史を変えるほどの大ヒットになったとか。
 舞台挨拶に立ったチューキアット・サックウィーラクン監督(27)によると、友情、恋愛、家族愛、親子愛、夫婦愛、そして人間愛など「身近にある愛」をテーマにして描いた映画だといいます。

 幼馴染の男の子ミウとトン、少年から青年への成長とともに、2人の友情と微妙な愛情?を軸にしたストーリー。そしてトンの失踪した姉テーンにそっくりなジューンの存在を媒介に、トンの家族が崩壊していた家族愛を取り戻していくという、この2つの軸を中心に展開していきます。
 前半は話が途切れていて所々分かりづらいのですが、後半は次第に引き込まれていきました。そのため2時間半以上もある長編にもかかわらず、短く感じます。

 そして何よりこの映画を魅力的にしているのが音楽です。流れる曲や詩が素晴らしく、とりわけ主人公のミウが歌うラブソングは聴かせます。実は親友トンへの愛を綴った曲なんですが、映画のテーマ「身近にある愛」を表現した「愛があれば希望はある」という詩は、共感するととともに元気をもらいました。

 21日が最終上映ですが、日本でも劇場公開されることを期待しています。また公式サイトや関連サイトでは、映画で使われている音楽や映像を体験できますので、一度のぞいてみてください。

公式サイト
http://www.theloveofsiam.com/
関連サイト
http://www.geocities.jp/thainichibunka/movie-loveofsiam.html

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November 08, 2007

№762 タイのB級映画

Khonhewhua

 バンコク滞在の最終日に、映画を観ることが多くなりました。ホテルをお昼にチェックアウトし、深夜まであまり汗をかきたくないという事情もあってのことです。

 07年9月3日の夕方、エンポリアムにあるシネコンで上映中の映画をチェックしましたが、もうひとつ観たい映画が掛かっていません。日本ではまだ公開前のハリウッド映画にすることもありますが、今回は公開されたばかりのタイ映画「コン・ヒウ・ホア」(Khon Hew Hua)を観ることに。これならタイ語は分からなくても、英語の字幕なので少しは理解できると思ったのと、ホラー物が多いタイ映画ですが、このタイトルはコメディータッチということだったからです。

 当日は月曜日ということで、料金は120バーツ(約420円)と割安。ちなみに木曜から日曜は、140バーツになります。長袖を着込んで、冷房対策はバッチリです。タイ人の観客がパラパラと、館内は空いていました。

 主人公の貧しいトゥーイが、一人息子のために強盗を働きますが、仲間と争いになり首を刎ねられてしまいます。しかし、首と胴体は離れても、それぞれ生きていて、婦警らの手助けを受けながら、子どもの養育費を手にするというシュールな物語。基本的にはホラー系なのでエグイ場面もあるものの、コメディとして面白い映画です。周りのタイ人観客は大笑い、でももうひとつ笑いのツボを押さえられません。ちょっと悔しい。

 しかし、深夜の帰国便に乗る前の夕方、タイ映画を観るのも、おつなものかもしれません。

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October 02, 2007

№740 福岡でアジア映画祭

「相撲ら!」シャウキ監督の舞台挨拶
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 毎年9月福岡で開催されるアジアマンス。そのイベントのひとつが、アジア映画の新作・話題作を紹介する「福岡国際映画祭」です。10日間の期間中、今年はアジア16カ国・地域の32作品が上映されました。市内のホールや映画館で上映され、監督やプロジューサー、主演者の舞台挨拶、それに質疑応答やインタビューなどもあり、映画ファンにとっては必見のイベントとなっています。

 その内、今年のベルリン国際映画祭で金熊賞をとった中国の「トゥーヤの結婚」とマレーシア映画「相撲ら!」の2作品を観に行って来ました。ちなみに当日チケットは1作品1200円。

 「トゥーヤの結婚」は、モンゴルを舞台に身障者の夫と二人の子どもを持つトゥーヤの再婚をめぐる物語。モンゴルの荒野と羊飼いの暮らし、不便な生活をしながらもその家族愛を描いていて、主人公トゥーヤの強い女性像が印象的です。脚本家の舞台挨拶によると、辺境に住むモンゴルの人々の普通の感情を普通の言葉で表現したとのこと。会場のエルガーラホールは、7~8割の入りでかなりの人気作品でした。

 もう一本の「相撲ら!(Sumo Lah!)」はマレーシア発の相撲映画というユニークな作品です。Lahというのは、マレー人が非常によく語尾に使う単語で「~だよ」といった意味だそうです。
 マレーシア映画で相撲といっても少々の違和感は否めませんが、相撲の「残った」とは「まだ残っている、勝負がついていない」ということ、つまり決して諦めないというメッセージを日本の相撲を通して伝えています。昨年福岡で一部ロケが行われた作品で、この映画祭が日本初公開です。監督で主演のアフドリン・シャウキ氏の舞台挨拶もありました。もちろん立派な体格の方でした。
 
 アジア映画の秀作が観られる映画祭が、福岡で開催されるのは嬉しいことです。映像を通して現在のアジアを知ることができる映画祭でもあります。来年の作品も楽しみですね。

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April 30, 2007

№651 タイで洋画を観る

    作品と上映時間の案内
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 07年2月バンコク滞在の最終日に、洋画「music and lyrics(邦題 ラブソングができるまで)」を観に行きました。タイ映画「KING NARESUAN PartⅡ」に続いて、今回2本目の映画です。主演はヒュー・グラントとドリュー・バリモア、二人とも好きな俳優ですし、まだ日本では未公開なので観ることにしました。
 エンポリウムの最上階にある映画館、料金は120バーツ(約420円)です。レイトショーになると80バーツですから、タイでは手軽に映画が楽しめます。ロビーにはちょうど上映中の邦画「涙そうそう」の音楽が、繰り返し流れていました。
 
 16:30分からの上映ですが、本編が始まるまでに20分もの長い予告編があります。そして国王賛歌が始まると、観客全員が起立します。立ったまま国王賛歌を聞きながらスクリーンの映像を見ていると、ずっと雨が降っているのです。プミポン国王がタイ各地を行幸された映像なのに、どうしてかなと思っていると、最後には雨があがって晴れた空に虹がかかるということで、何となく納得しました。
 ところで2回目の映画館だというのに、長袖のシャツを忘れてしまいました。エアコンが効き過ぎていて体が冷えてきたのです。またもや後悔!
 
 映画は80年代のポップスターだったヒュー・グラントと作家希望だったドリュー・バリモアとのロマンチック・コメディー。気楽に観れて面白いストーリーなのですが、ジョークや笑いどころの台詞が理解できません。英語の映画なので、字幕はタイ語なのです。タイ語はまったく読めませんから、英語が聞き取れないと台詞が分からないのです。近くで見ている白人たちが笑っていても、こちらはさっぱり。どこか疎外感を感じて、どうしても未消化の印象を拭えません。
 タイ映画の方が、英語の字幕が出ますので、かえって分かりやすいかもしれませんね。タイで洋画を観て楽しむのはなかなか難しいものです。アクション映画などだといいのでしょうが、コメディやヒューマンドラマなどは避けた方がいいようです。

 この映画、日本でも4月21日から公開されているようです。もうひとつ内容が理解できなかったので、またこの連休中に観に行こうかと思っています。

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March 19, 2007

№626 タイ映画「KING NARESUAN」 その2

「KING NARESUAN」の大きなポスター
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その2
 さて映画ですが、結論からいいと“実に面白く”期待以上でした。日本の戦国時代を描いた映画がありますが、そのタイ版といったところでしょうか。下手なハリウッド映画を観るよりも面白かったです。
 構想から制作まで4年、制作費5億バーツ、1000人以上のエキストラを使ってという、タイ映画ではこれまでにない規模の映画になっています。それだけに見応えがあります。CG映像もありますが実写を中心にした戦闘シーンは、スクリーンならではの迫力がある映像です。長時間にわたって繰り広げられる戦闘シーンは、なぜか映画「ロード・オブ・ザ・リング」をふっと思い出しました。そう思うのはわたしだけでしょうか?

 なによりもワレースワン大王役の俳優がいいですね。この主役のワンチャナ・サワディは現役の陸軍将校だそうで、なるほどきりっとして格好いいはずです。これまでアユタヤ王朝時代というと、当時の々の服装や象に乗った戦い方などは、絵や彫刻を通してしか見たことがありませんでしたが、これらを映像で見られるだけでも価値があります。昔のタイの生活、風俗などもこうであったのかと、感慨深く観ていました。

 映画を観たタイ語が話せる日本人の話によると、台詞は昔のタイ語のため、相当聞き取りにくいとのこと。日本の時代劇で「~でござる」「つかまつる」というようなものです。わたしはタイ語はまったく分かりませんので、英語の字幕を一生懸命、目で追っていました。かえって英語の映画にタイ語の字幕が出るよりも理解できます。英語の字幕でストーリーがかなり分ったので、十分に楽しめました。元々タイの歴史については不案内ですが、事前に「CHAO」の記事を読んで予備知識があったことも役立ちました。
 長編の映画ですがラストシーンが近づくにつれて、ぐっと盛り上がります。本編は約2時間40分、テンポが良くて飽きませんし、長時間を感じさせません。超大作のこの映画、タイ映画も大したものです! 日本では洋画が今ひとつぱっとしませんから、もし公開されたらきっとヒットするでしょうね。

 ところで13時30分からの予告編の上映に始まり、終わったのが何と3時間後の16時30分でした。予告編が10本分くらいありますし、国王賛歌も流れますから、とにかく時間がかかるのです。3時間の長丁場です、館内の冷房の効き過ぎですっかり体の芯まで冷えてしまいました。幸いなことに風邪は引きませんでしたが。

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March 18, 2007

№625 タイ映画「KING NARESUAN」

  象の戦闘シーン 公式サイトより
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 07年2月、バンコクでタイ映画の大作「KING NARESUAN PartⅡ(ナレースワン大王)」を観てきました。これまでもバンコクで映画を観たことがあるのですが、現地で観るタイ映画は初めて。先に公開されたパートⅠの評判がよく、人気の映画ということで興味を惹かれました。

 料金は120バーツ(約420円)、安いですね。物価の違いはありますが、日本は高すぎるということでしょうか。平日の昼間ということもあって観客は20~30人ほど。300人は入れそうな大きな劇場はガラガラです。すぐに長袖のシャツを持参していないことを後悔しましたが、もう後の祭りです。近くに座った女性は上着を羽織るとともに、ひざ掛けまで用意していました。そうタイの映画館は冷房が効きすぎて寒いのです、忘れていました。タイで映画を観る機会があったら、必ず長袖の上着を持っていきましょう。
 予想よりも大きな劇場で後方の座席を指定したことも悔いましたが、これは杞憂に終わりました。大きなスクリーンなので、後ろでちょうどいい感じでした。

 タイトルになっている「ナレースワン大王」は、アユタヤ王朝の21代目の王でサンペット2世ともいい、スコータイ王朝のラームカムヘーン大王、現チャクリー王朝のチュラーロンコーン大王(ラーマ5世)とともに、タイ三大王の一人と言われています。そしてタイの国技ムエタイの創始者だそうです、知りませんでした。

 パートⅡは西暦1577年から始まり、アユタヤ国の再興までのストーリーです。16世紀のタイを舞台に、アユタヤを占領したビルマ軍と戦ってこれを打つ破り、タイを再興した救国の英雄としてナレースワン大王を描いています。なお、歴史や物語の詳細については「CHAO」93号に大王の特集が組まれていますのでご覧になってください。記事の一部も、同紙とウィキペディア(Wikipedia)を参照、引用させていただいています。

公式サイト
http://www.kingnaresuanmovie.com/index_eng.php

 つづく

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February 04, 2006

№288 キングコングとアンジェリーナ・ジョリー


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 現在、日本で公開中の映画「キングコング」と「Mr.&Mrs.スミス」のDVDを買ってきました。 この2つのタイトルのDVDは、まだ発売されていません。バンコクやチェンマイのナイトバザールで売られている海賊版DVDです。 新譜のCDや最新映画のDVDが夜店に並んでいて、どれも100バーツ(約300円)です。

 正規のDVDは、ソフトに組み込まれているリージョン(地域)の違いから、海外で買ってきて日本で見ても再生できないのです。 しかし、このコピーDVDはリージョン・フリーに変換されているので、日本でも見ることができます。正規のDVDが見れなくて、コピーDVDがOKというのが、タイなのです。

  「Mr.&Mrs.スミス」はスパイ・アクション映画ですが、クリアな映像でストレスなく楽しめます。しかし、「英語」を選択して再生したところ英語の字幕が出ません(多分操作に不慣れなせいでしょう)。 もちろん日本語の字幕がないのは当然だとしても、英語の字幕があると少しは理解できるのですが。
 それでもアクションシーンの見所が多く、何といっても美しいアンジェリーナ・ジョリーを見るだけでも価値があります。 以前から共演のブラッド・ピットとのウワサが報じられていましたが、最近彼女の妊娠のニュースが流れたばかりですね。

 もう一本の「キングコング」はこれまでに何度か映画化されてきました。今回は大ヒットした「ロード・オブ・ザ・リング」の監督がメガホンを取ったということで、映像を期待して買ってみました。 それに、言葉が分からなくてもストーリーは知っているわけですから。
 
 ところが、このDVDはオリジナルをコピーしたものではなく、劇場で盗撮したものだったのです。 画面はややセピア色がかっていて、どことなくピントがぼやけています。テレビのCMで流れる映像と比べると明らかに劣っています。
 音声も間接的な音で、フィルターを通したようなくぐもった音です。その上、何度か近くの観客の“咳”が録音されてしまっているのです。 まあ盗撮したものとしては質が高いのでしょうが、「これが盗撮ものか」と変に感心しました。

 こういうDVDに出会うのもタイでの楽しみであり、話しの種にもなります。 ただ、本来コピーDVDは違法なものです。アメリカが、著作権を守るために中国を始めとするコピー天国の国々に対して監視の目を強化するといいます。 タイ政府にもその実態調査の協力を依頼していますので、いつまでも公然と海賊版が売られているとは限りません。
 ですから個人的に楽しむ程度にしておきましょう。

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January 13, 2006

№266 「風の前奏曲」

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 タイ映画「風の前奏曲」をお正月明けに観ました。タイの美しい風景とラナートの音楽に心が癒される映画です。
 タイの伝統的楽器の“ラナート”奏者の巨匠 ソーン・シラパバンレーン師の生涯を描いて、2004年のタイの映画賞を総なめにしました。 タクシン首相も映画館に足を運び、王族たちは劇場を借り切って観賞し、ついには各国の駐在大使夫妻を招待しての政府主催の特別上映会までが開かれたそうです。
 監督はイッティスーントーン・ウィチャイラック監督。タイの楽聖ともいうべき天才音楽家ソーン師の実話に基づいています。

 「ラナート」とは、“心を癒す”という意味のタイの古典楽器で、舟の形をした共鳴箱に21~22枚の音板を並べた木琴のことです。 音板は、それぞれ等しく両端に紐を通して1列に並べてあり、長さ約120cm、幅20cm、深さ約12cmの舟形の共鳴箱の上にのせてあります。
 演奏には、直径4cmくらいの円盤状のものに約40cmの柄がついたバチを使います。

 舞台は19世紀のタイ。音楽楽団の一家の末っ子で、ラナートの卓越した才能を持つソーンの成長と挫折を、タイの豊かで美しい自然をバックに描いています。映画は、19世紀末のシャム時代の“人が人として生きた時代”と、第2次大戦下の“タイ人であることが危機に陥った時代”をカットバックさせながら進行します。
 この映画のテーマは、1990年代後半のアジア経済危機以来、失われかけていたタイ人の心の拠りどころ、アイデンティティを取り戻すことなのです。 音楽という文化をフィルターにして、タイ人の“心のルーツ”を深く刺激し、大きな共感や感動を生んだのだと思います。
 全編を通して、淡い光と影のコントラストが美しい映像とラナートの心を癒す音楽が、観る者をシャムの時代にいざないます。 この魅力的な映像と心地よい音楽を楽しむだけでも一見の価値がありますし、そしてタイという美しい国を知ることができます。

 主役のソーン師には、映画・演劇界の重鎮アドゥン・ドゥンヤラット。青春時代のソーンには、日本で公開された「春の雪」にも抜擢されたアヌチット・サパンポンというキャストです。
 アヌチットは、香港のスター レスリー・チャンの再来といわれているようなのですが、メジャーリーグ、ホワイト・ソックス(元ソフトバンク・ホークス)の井口資仁に、本当にソックリです。あまりに似ているので、映画よりもその方が気になってしまうほどでした。

 最近、韓流映画をはじめ注目されるアジア映画ですが、タイ映画もなかなかいいですよ。 

 http://kaze.eigafan.com/index.html

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July 17, 2005

№91 「星になった少年」

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 柳楽優弥(やぎらゆうや)、 「誰も知らない」で、2004年のカンヌ国際映画祭で史上最年少、日本人初の最優秀男優賞を受賞した15歳の少年。その彼が、20歳で夭折した日本人初のゾウ使いの少年・哲夢を演じている映画が「星になった少年」です。これは実話に基づく映画です。
 この映画は、タイのチェンマイ郊外で撮影され、主役の柳楽君は、タイ王立の象訓練センターで3ヶ月間、講習やトレーニングを実際に受けたそうです。
 なお、この映画のロケ地がタイということで「ちび象ランディ基金」を設立し、スマトラ沖地震の被災地に、鑑賞料金のうちから一人20円がチャリティーとして寄付されることになっています(拍手)。

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 昨日7月16日から公開され上映中です。その初日に観てきました。いい映画です!
そして、予想以上に涙が流れました。劇場内でもあちこちから鼻をすする音が聞こえましたので、わたしだけではなかったようです。
 動物のプロダクションの仕事に忙しい母親や義父に、自分の気持ちや考えをうまく伝えられない哲夢。その彼が象とは何故かコミュニケーションができるのです。哲夢は、象の“言葉”を理解できる能力を持っていたのです。母親の夢であった「象を飼う夢」を引き継ぐ哲夢は、 “ゾウ使い”を目指してタイの象学校に1年半、留学します。
 そして、言うことを聞かなかった、ちび象ランディと心を通わせるようになり、念願のゾウ使いになるのです。
  
 それにしても、象の演技のすばらしいこと。びっくりします。象の頭のよさと可愛さは、ちょっと感動ものです。
象の演技力ときらっと輝く目をした柳楽優弥の存在感、そしてなによりもタイ・チェンマイの美しい自然、この3つが、この映画の大きな魅力です。
 ハートウォーミングな映画に、あなたも“癒されませんか” それから「ニライカナイからの手紙」で感動的な役を演じた蒼井優も可愛くて素敵です。タイが好きな方、動物が好きな方、是非観てください。

 この夏、チェンマイで哲夢のように象に乗ってきます。今回のチェンマイ行きで、この映画のひとつひとつのシーンを脳裏に想い出しながら、撮影されたタイの空気を吸い、風に吹かれてこようと思います。

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「星になった少年」の公式サイト
http://www.randy-movie.com/productionnotes.html

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April 29, 2005

№12 タイの映画事情

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 今回のバンコク滞在で、はじめて映画館へ行きました。それはスクンビットにあるエムポリウム内のシネコンで、6つのスクリーンを持つ立派な映画館でした。日本のシネコンとそん色ないです。料金は大人140バーツ(約420円)と日本の4分の1!  平日のレイトショーだと60バーツ(180円)と超格安です。昼間の時間つぶしをかねての映画だったので140バーツを支払い、5Fにあるスイーツショップでマンゴシェイク(150円)を買い込み、いざ映画館へ。
 
 観た映画は、「サン・オブ・ザ・マスク」(日本題 マスク2)です。単純明快なストーリーなコメディー、字幕はタイ語なので少々英語がわからなくてもOKです。4月1日に「サン・オブ・ザ・マスク」を観たのですが、日本では16日に公開になっていました。案外タイの方が早く観れたりするのですね。
 6つのスクリーンのうち3つがホラー系の映画でした。タイ人は幽霊を信じているのに(実際、幽霊騒ぎが時々あるそうです)、どうしてホラー映画が好きなのでしょう? 理解できません。
 
 タイ映画もなかなか良い映画があるようです。タイ語が分からなくても、英語の字幕なので英語の映画を観るよりはかえって理解しやすいようです。街中のCDショップに行くと、タイ映画のDVDがたくさん売っています。しかし、どの映画がおもしろいのやら分からないので買いませんでした。それは正解で、タイで売られているDVDは日本では観れないということを後から知りました。この辺りの話はまた別の機会に書きたいと思います。日本映画も時々上映されているようです。

 このように安くて最新の映画を楽しむことができます。ロングステイをしていても娯楽があるというのは嬉しいですね。
 各国の映画観られることで、バンコクの生活をより一層エンジョイできるのではないでしょうか。

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