October 03, 2011

№1237 アジアマンス 2011

     タイの舞踊団 2007
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 毎年9月から始まる「アジアマンス 2011」。「福岡国際映画祭」もそのイベントのひとつです。

 そして10月8~10日は、メインイベントの「アジア太平洋フェスティバル」。アジア太平洋各地の芸能舞踊ステージや、アジア屋台で味わうエスニック料理、そして雑貨や食料品満載のマーケットを巡りなど、まさにアジア太平洋空間そのものです。

 主会場のマリンメッセ福岡は、アクセスがやや不便。以前の市役所前広場で開催されていた時期に比べると、足が遠のいていました。
 ところが今年は、新装なった新博多駅前の広場でも各国の伝統芸能団のパフォーマンスが観られるとか。

 タイからは「Khun-In Band」。カンボジアは「FLOWアプサラダンサーズ」、優雅なアプサラダンスが楽しみですし、ハワイの「ハーラウ・フラ・オ・カヒキラウラニ」のフラダンスも観たいですね。
 3日間、アジア一色となる博多の街。ぜひいらしてください☆

http://www.asianmonth.com/festival/stage/index.html

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July 08, 2011

№1219 山笠始まる

   キャナルシティ「武勲桃太郎」
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 今年も博多の街に、山笠が戻ってきました。梅雨空の下、市内各地に「飾り山」が公開されています。

 祭りの期間中は水法被姿の博多んもん(博多の男衆)の姿を、よく見かけますが、この水法被、正装としてみなされ、ホテルのロビーや公の場でも堂々としていられるのです。
 7つの「流れ」といわれる地域毎に意匠が異なり、シンプルなデザインの水法被、一度は羽織ってみたいものです。節電志向のこのご時世では、優れ物のクールビズといった方がいいかもしれません。

 先日は天神エリアの「飾り山」を見学したのに続き、昨日は博多駅から川端通り、中洲へと梅雨の晴れ間を利用して巡ってきました。蒸し暑さの中、3~4Kmほど歩いて汗だくでしたが、勇壮で立派な「飾り山」を見上げると、暑さを忘れてしまうほど。

 途中、オッペケペー節で有名な川上音二郎の銅像や、人間国宝になった博多人形師、小島与一作の「三人舞妓」の像を眺めながら大雨で増水した那珂川を渡ります。普段は見逃しがちな博多の名所を観て歩くのも、風情があるものです。

 那珂川河畔に係留された水上バス、なんでもハウステンボスの運河で運航されていたボートを改修して使っているそうで、橋げたをくぐり抜けるのに、ブリッジが下がる仕掛けになっているとか。
 夜は中洲やキャナルシティのネオンが楽しめるナイトクルーズがあるそうなので、今度乗船してみましょう。

 小さな薬院新川を渡ると天神中央公園。芝生の緑が、雨上がりでより一層目にも鮮やか。まさに都心のオアシスです。そんなこんなで天神まで辿り着きました。

 12日の「追い山ならし」、13日の「集団山見せ」から15日早暁のクライマックス「追い山」へ。博多の街はますます熱くなります。「追い山」が終われば、もう梅雨明けです。

 なお、以前にも山笠の記事を載せていますので、ご覧になってくださ?い。

 http://thai-longstay.cocolog-n?ifty.com/04423/2009/07/1084-58?1b.html

    走る山笠「京一条戻り橋」
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October 13, 2007

№746 タイのフルーツ・カービング

  メロンにカービングするシェフ
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 タイの宮廷料理に華を添えるのが、果物や野菜などに彫刻を施すカービング。花や葉、鳥などを彫り上げて料理に添えたり、お客様をもてなす際に用いられ、プチトマトのような小さなものからニンジン、大根、そして大きなスイカまで様々な素材が使われます。

 今年9月のアジアマンスで、カービングの実演を見る機会がありました。アジア各国政府観光庁や航空会社の展示ブースが並ぶ中、タイ国政府観光庁(TAT)のブースでは、タイ料理の男性シェフによるフルーツ・カービングの実演中で、大きなメロンのカービングを始めたところでした。フルーツ・カービングを実際に見るのは初めてです。
 小さなカービング用のナイフでメロンの頭部から慎重に切り込んでいく細かな手つきには、微かに緊張感が漂っています。どのくらいの時間を要するのでしょうか、繊細な手作業です。

 シェフの隣には、すでに完成した2個のスイカが飾られ見事な大輪の花を咲かせていて、果皮の白と果肉の赤を上手に使い、彫りの深さによって微妙な紅白の濃淡を表現しています。
 翌日再び訪れてみると、きれいに彫り上げられた昨日のメロンも展示されていました。

 タイのホテルやレストランではカービングの実演が見られるようですし、カルチャースクールなどではカービング体験ができる教室も開催されていています。タイ旅行の際に、あるいはロングステイ中の趣味として教室に通う女性も多いと聞きます。カービング体験を通して、一度タイ文化に触れてみてはいかがでしょうか。

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September 20, 2007

№733 アジアマンス 2007

    タイ舞踊団のステージ
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 1990年にスタートし、毎年9月福岡市で開催される「アジアマンス」。福岡国際映画祭、アジア太平洋フェスティバルのほか、アジアの文化・芸術・学術などの各種交流イベントが展開され、市民が直接アジアに触れられる祭典として親しまれています。
 なかでも市民が楽しみにしているのが、市役所前の広場で開かれるアジア太平洋フェスティバルの各国からの「音楽・伝統舞踊のステージ」と「アジア太平洋屋台」です。

 16日と17日、行って来ました。しかし台風11号の影響を受けて時折強い雨が降る生憎の天気。屋外屋台でのアジアンフードを諦めて、映画祭の方へ行くことに。タイからも「グリーンカレーや鶏のタイ風炒め丼」の屋台が出ていたのに残念です。それにタイのシンハやチャーンはもちろん、ベトナムの「333」などアジアのビールも販売されていたのですが・・・ でも400円はちょっと高い。

  「くるんてーぷの会」のブース
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 会場の一角では、アジアで活動するNGOやボランティア団体などが出展する「地球市民どんたく」も同時開催されていて、バンコク・クロントイスラムの子どもたちの教育支援をする「くるんてーぷの会」のブースへ行きました。ブースでは会の活動内容を広く市民に知ってもらうとともに、活動資金の一助のためにタイ雑貨のバザーも。わたしのタイ・ベトナム雑貨の寄付の品も並べてあり、少しはお役に立てたようです。

 2本のアジア映画を観終わるとやっと雨も上がり、夕刻のステージではインドからの舞踊団が、テンポのいい音楽に乗せて踊っていました。前の方の座席でしばらく鑑賞することに。明るい照明に浮かび上がった踊り子の赤い衣装が一層映え、インド独特の音楽と舞踊に会場から大きな拍手が送られます。つづいてのステージはタイ王国舞踊団。イサーンのピーターコーン祭りのユーモラスな踊りや女性踊り子の優美な手先の動きに観客も楽しんでいる様子です。
 今年は他にも韓国、中国、香港などの舞踊団や楽団が招待されていて、5日間に亘ってアジア各国からのステージが繰り広げられるのです。市民が“アジア”を実感できるステージでもあります。

 すっかり福岡市民に定着した感のあるアジアマンス、タイのロングステイヤーに福岡の方が多いのも、案外こういう所に理由のひとつがあるのかもしれませんね。

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July 06, 2007

№692 追い山とともに梅雨が明ける

    勇壮な「追い山」 2005
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 今年も博多では「山笠」が始まりました。7月1日の山笠や身を清める海砂を浜に取りに行く「お汐井取り」に始まり、15日早暁の「追い山」でフィナーレを飾ります。 「追い山」とは、豊臣秀吉が行った博多の町割りを元にした7つの流れ(町の集合体)が、5kmのコースを駆け抜けそのタイムを競うものです。また1日からは市内各地の14ヶ所で華やかな「飾り山笠」も公開されています。
 これまでもタイ在住の読者の方に日本の祭りと季節感を感じていただこうと、「博多祇園山笠」を紹介していますので参考まで(№439,89)。

 さて6月までの空梅雨で水不足が心配されていた北部九州でしたが、7月に入ると山笠の開幕を待っていたかのように一転して大降りの雨となりました。渇水で減少していた水源地のダムの貯水量も一息ついたようです。今週から来週にかけても雨模様の予報で、山笠の期間中はずっと雨空が続きそうです。
 雨は山笠見物には不都合なものですが、山笠のかき手(担いだり押したりする人たち)にとっては、ありがたいものです。というのも1トンもの山笠です、僅かな時間しか担げませんし、暑いとすぐに体温が上昇してしまいます。かき手に沿道から「勢い水」が浴びせられるのは体温を下げるためですし、雨の方が体力の消耗が少なくて済みます。山笠と雨は切っても切れない関係と言ってもいいでしょう。
 また「追い山」が夜が明けきらぬ午前4時59分にスタートするのも、一日で最も気温が低い時間帯を考慮してのことです。因みに、なぜ59分かといいますと、初めの「流れ」だけ博多の祝い歌「祝いめでた」を歌う時間に1分要するからです。

 「追い山」が終わる15日頃には、例年梅雨が明けると言われています。梅雨空の下、勇壮な「追い山」に向けて段々と盛り上がってくる博多の町です。

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September 16, 2006

№504 アジアマンスに行く

  インドネシアの「東クタイ芸術団」
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 14日、早速アジアマンスに行って来ました。9月になって、ぐっと秋を思わせる空の下、福岡市庁舎前広場で開催されている「アジア太平洋フェスティバル」に行きました。
 アジアマンスのメイン・イベントともいえるこのフェスティバルの目玉は、アジアの舞踊や伝統芸能が披露される「アジア太平洋ステージ」とアジア各国の料理が味わえる「アジア太平洋屋台」です。

 「アジア太平洋屋台」では、8つほどのブースに分かれてアジア各国の料理が提供されています。毎年、人気のこの屋台ですが、今年は「米」をテーマにご飯に合うおかずメニューが準備されていて、何を食べようかと順番に見て歩きました。韓国、インド、タイ・マレーシア、フィリピン、中国などのブースが並んでいます。どこのブースからも香ばしい美味しそうなにおいが漂ってきて、空腹を抱えて迷ってしまいます。
 最後のブースから手を振っている女性に気がつきよく見ると、大学院の同じ研究室にいる後輩でした。彼女は中国・瀋陽からの留学生です。福岡にいる留学生や友好協会の方たちが、日替わりでアジア各国の郷土料理を豪快に大鍋で作るという新企画で、今日は中国の担当とのこと。1000人分も作れる大鍋で「スープ餃子」ができていました。ここは1杯買ってあげないといけないところなのですが、先ほど見たマレーシアの「シーフード・カレー」と「ロティ・チャナイ」がどうしても食べたくて浮気してしまいました。ごめんなさい・・・

 「シーフード・カレー」と「ロティ・チャナイ」で600円。ステージ近くのテーブルまで運んでいただきます。「シーフード・カレー」はあまり辛くなくて、日本人にも食べやすい味です。「ロティ・チャナイ」を小さくちぎり、カレーを付けながら食べるのですが、カレーとの相性がよくて食が進みます。
 「ロティ・チャナイ」とは移民したインド人がマレーシアに広めたポピュラーな料理で、小麦粉を引き延ばして平たくしたものを鉄板で焼いたものです。ルーツがインドということで「ナン」に似ています。鉄板で焼くので少し油っぽいのと、何層にも重なった生地の食感がもちもちしているのが、違っているところでしょうか。

 ステージではちょうどネパールの国民的歌手「ラム・クリシュナ・ダカール」さんの歌と演奏です。民族衣装のダカールさんは、自ら手動オルガンを弾きながら優しい声で歌います。どこか懐かしさを覚える曲です。日本語で歌う「上を向いて歩こう」の時には、会場の観客も手拍子と一緒に歌いました。
 その次はインドネシアの「東クタイ芸術団」のステージです。鮮やかな民族衣装を纏った4人の若い女性と戦士の格好をした男性たちによって、東クタイの伝統的舞踊と音楽が演じられます。すっかり日が落ちて暗くなった会場に神秘的な音楽が響き、様々な色の照明がダンサーたちを浮かび上がらせ、魅力的な踊りを一層際立たせます。

 福岡の街中で、アジアを肌で感じられるひと時でした。18日までの開催期間、各国の伝統舞踊やライブが楽しめます。天気が心配ですが、お近くの方はアジアを直に味わってみてください。

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September 15, 2006

№503 9月の福岡はアジアマンス

ネパールの国民的歌手ダカールさん
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 9月の福岡といえば、筥崎宮の放生会(ほうじょうや)と「アジアマンス」です。アジアマンスは“アジア月間”ということなんですが、今年で17年目を迎えます。
 福岡市は、アジア大陸に最も近いという地理的条件と、永くアジア諸国との交流をしてきたという歴史的背景から、「活力あるアジアの拠点都市」を目指しています。
 アジアとの交流をさらに深めるために、90年から始まったのが「アジアマンス」で、アジアの文化・学術・芸術に関する多くの催しを、毎年9月に集中的に実施するものです。

 そのうちの代表的なイベントが、「アジアフォーカス・福岡映画祭」と「アジア太平洋フェスティバル」でしょうか。

 「アジアフォーカス・福岡映画祭」(15~24日) では、アジアの各国の新作や日本未公開作を中心に20作品以上が上映される予定です。作品の上映にあたっては監督や出演者を招待し、会場でのディスカッションやシンポジウムなども行われています。
 ほとんどの作品が日本初公開のため、映画ファンのとってはアジアの映画が一堂に鑑賞できる貴重な機会になっています。タイ映画では、今年05年の「親友 Dear Dakanda」と00年の「絵の裏」という作品が上映されますし、
プミポン国王即位60周年を記念して、今年他界したチャード・ソンスィー監督の7作品が特別上映されるそうです。

 「アジア太平洋フェスティバル」は、市庁舎前の広場をメイン会場にして開催されます(14~18日)。アジアの舞踊や伝統芸能を紹介する「アジア太平洋ステージ」、アジア各国の本格的な料理が味わえる「アジア太平洋屋台」、アジアの雑貨などが買える「アジア太平洋プラザ」の3つのイベントで構成されています。
 「アジア太平洋ステージ」は、アジア太平洋地区の舞踊団やミュージシャンが来福し、ライブで舞踊や音楽が楽しめます。今年はニュージーランドのダンサーグループをはじめ、インド、ネパール、モンゴル、スリランカなどの舞踊団です。
 「アジア太平洋屋台」では、中国、インド、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナムなどの屋台が今年も出ます。クーポン券を買って好きな料理を選んで、屋外のテーブルで食べるのです。タイのフードコートと同じシステムです。
各国からシェフが腕を振るいますので、福岡に居ながらにしてアジアの料理が味わえます。

 今や福岡市民にすっかり根付いているアジアマンス。このイベントをきっかけに、アジアは市民にとって身近で親しみを感じられるものになっているようです。タイはじめアジアでのロングステイの関心が高いのも、意外に関係があるのかもしれません。
 
 特設ステージの伝統舞踊やライブを楽しみながら、アジア屋台で本場の料理を食べる。そしてアジア映画を1本観に行く。この3連休はそんな計画もいいかもしれませんね。

 アジアマンス
 http://www.asianmonth.com/

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September 09, 2006

№498 太宰府でタイ・フェア開催

      ラナートの演奏
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 9月8日のお昼、太宰府にある九州国立博物館で「タイ・フェア」が、今日から14日まで開催されているというニュースが流れていました。テレビ画面にはタイ舞踊を踊る女性が、映し出されています。
 同博物館のHPをチェックすると、午後からもショーがあるとのこと。わたしの自宅から車で10分あまりの距離です、早速出かけることにしました。
 この「タイ・フェア」は、福岡県が今年2月にタイ・バンコク都と友好提携を締結したのを記念し、「福岡県・バンコク都友好提携記念事業」として開催されているものです(参加料無料)。 バンコク都との友好提携によって、経済、環境、文化など幅広い分野で交流を深め、「アジアに開かれたフクオカ」を内外にアピールするためのイベントとも言えるでしょう。

 博物館1階のエントランスホールには、観光写真を展示したり、タイシルクなどの工芸品や雑貨類を展示、販売するコーナーが設けられています。その奥のミュージアムホールで、2時から始まるタイ伝統舞踊とタイ民族楽器のショーを見ることにしました。
 タイ民族楽器の演奏をバックに、10名ほどの舞踊団によって優雅な踊りが、次々に披露されます。彩り豊かなタイシルクの民族衣装を着た踊り子さんが、永い付け爪をつけて美しい指を動きで優雅に舞います。「ラーマキエン」の古典舞踊からタイ国内各地の踊りまで7、8曲、約1時間のショーです。

 中でも、タイの伝統的楽器の「ラナート」の演奏は見事でした。 以前、映画「風の前奏曲」の記事(№266)で紹介したのですが、「ラナート」とは、“心を癒す”という意味のタイの古典楽器で、舟の形をした共鳴箱に21~22枚の音板を並べた木琴のことです。音板は、それぞれ等しく両端に紐を通して1列に並べてあり、長さ約120cm、幅20cm、深さ約12cmの舟形の共鳴箱の上にのせてあります。演奏には、直径4cmくらいの円盤状のものに約40cmの柄がついたバチを使います。
 実際に「ラナート」の音色を聞くのは初めてです。基本的には木琴なのですが、音は複雑に共鳴して聞こえてきます。奏者2人による連弾は、素晴らしい演奏で聞き応えがありました。これを間近に聴けただけでも行ったかいがありました。

 9日(土)の11:00からも、またショーがあります。他にも15:30からは、タイ舞踊家「内田オラパン」の「タイの伝統舞踊について」の講演も予定されています。この講演には、伝統舞踊の実演もあるそうです。

 会場は、昨年秋にオープンして早くも200万人もの入場者を集めている人気の九州国立博物館です。少し秋の気配のする今日この頃ですが、太宰府天満宮と九州国立博物館の見学を兼ねて、足を運んでみてはいかがでしょうか。

九州国立博物館
 http://www.kyuhaku.com/pr/event/event_060901.html

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July 09, 2006

№439 (特別編)博多祇園山笠の季節

     勇壮な追い山 2005
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 7月に入ると、博多の街は「博多祇園山笠」の季節を迎えます。5月の「博多どんたく」も有名ですが、博多の祭りといえば何といってもこの山笠です。タイのソンクラーンやロイ・クラトンと同じように、博多が1年で最も熱くなる時期です。今日は、特別編として「博多祇園山笠」を紹介させていただきます。

 「博多祇園山笠」は、鎌倉時代の1241年、その年大流行した疫病退散のため、聖一国師が施餓鬼棚に乗り、棒を担がせ、甘露水を撒いて祈祷して廻り、博多の町を悪疫から救った故事によるもので、760年余りの歴史があります。

 15日早暁にはフィナーレを飾る「追い山」が行われます。午前4時59分、最初の舁き山が博多の鎮守櫛田神社入りをし、全部で7つの“流れ”(博多の7つの町区割り)の舁き山が、5㎞のコースを約30分で駆け抜け、その所要時間を競うのです。
 1トンもの舁き山が疾走し、夜明け前の街全体が熱気で包まれます。沿道の見物客から喝采と声援が、そして舁き手を冷やしてやる勢い水が掛けられます。舁き手はせいぜい1分程しか担げませんので、次々に交替していきます。観ている方も舁き山を担ぐ男たちの熱気と勇壮さに興奮します。
 「追い山」は1年に1回、それも夜もまだ明けきらない時間ですから、地元の人たちもなかなか見物できませんが、機会があれば是非見ていただきたいですね。

 14日の夜まで、福岡市内の14ヶ所に「飾り山」が一般に公開され、市民や観光客の目を楽しませてくれます。
博多人形師が、高さ10mほどの飾り山に武者物の人形を飾り付けるのです。題材には歌舞伎の十八番のひとつ「勧進帳」や源平合戦などを描いた勇壮なものが、裏側の「見返り」には子どもが喜ぶアニメにキャラクターものなどが使われます。

 「追い山」に向けて、だんだん熱くなってくる博多の街です。そして「追い山」が終わると、そろそろ梅雨明けです。

 「姉川の戦い」の飾り山 博多駅前
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November 02, 2005

№197 ロイ・クラトーン

   城壁が残る古都チェンマイ
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 ロイ・クラトーンは、毎年11月頃に行われるタイの代表的なお祭りです。もうそろそろロイ・クラトーンが始まる時期です。この時期のタイには行ったことがないので、実際に見たことがありません。 ロングステイを経験した方の話ですと、とてもきれいなお祭りだそうです。

 ロイ・クラトーンとは、陰暦12月の満月の夜(今年は11月15・16日あたりのようです)に、農民の収穫に恩恵深い水の精霊(ピー)に感謝を捧げ、また罪や汚れを水に流し、魂を清めるお祭りのことです。 (タイ国政府観光庁のパンフレットより)
 ピーとは、精霊、お化け、魂など実体はないが存在感だけはある幽体のことをいい、神の概念の総称でもあるようです。民家の庭やホテルなど各所に見られる祠(サン・プラ・ブーム)に花を飾り、線香を焚き、食べ物を供えて祀ってあります。旧そごう前のエラワン・ブームは有名ですね。
 人々は、バナナの葉や紙で作った「クラトン」という灯篭をロウソクや線香、そして花で美しく飾り、お祈りをしながら満月を写す水面に流します。川はクラトンの灯りで光のラインとなり、美しい夜を創りあげます。
 その起源は13世紀のスコータイ時代に遡るといわれていて、4月のソンクラン(水掛け祭り)とともに、タイでは最も重要な行事です。 華やかな山車のパレードが市内を行進し、あちらこちらで爆竹が鳴りロケットや花火が打ち上げられます。(JTBのパンフレットより)

 日本にも精霊流しのお祭りで灯篭を川に流す風習がありますので、そのような感じかなと思います。多くの灯篭が川に浮かんで明かりが灯っている様は、さぞかし美しく幻想的な光景でしょう。
 とりわけチェンマイのロイ・クラトーンは美しいと聞きます。テレビで見たことがありますが、紙で作った大きな風船にロウソクを点けて、熱気球と同じ原理で夜空に飛ばすのもこのお祭りの時です。 ロウソクの火が灯った数多くの風船が夜空に高く舞い上がる様は、どんな光景なのでしょう。どこまで高く上っていくのでしょうか。 ロウソクが燃え尽きるまで、ふわりふわりと満月の夜空を漂っているのでしょうね。ぜひ一度、見てみたいものです。

 日本国内でもそうですが、お祭りやイベントの時に旅行に行くのはいいですね。お祭りの熱気や雰囲気を直に味わうことができます。 ただし、ソンクランの方は水掛け祭りですから、びしょ濡れになる覚悟で行きましょう。

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