September 26, 2009

№1124 タイ国際航空の機内サービス その2

   嬉しいデンファレのサービス
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その2
 チノパンにはいくつもの赤い染みが・・・
 すぐにきれいに拭き取ってしまわないと、赤ワインの染みは取れなくなってしまいます。ホットタオルをもらって、何度も何度も叩くようにして拭きますが、なかなか赤い斑点消えません。
 これも旅のエピソードと、平謝りの若いCAを慰めます。緊張感でテンパっているYさん「もう少し肩の力を抜いて、リラックスして仕事しましょうね」。

 スパイシーな香りのするチキン料理を前にして、10分近くも拭き取り作業です。手も疲れてくるほどやってみましたが、どうしても薄っすらと染みが残ります。仕方ありません。ここらであきらめて、そろそろ食事に戻ることに。
 スパイスの効いたチキンとカシューナッツのバランスがよくて、そこそこ美味。赤ワインと合います。これに野菜炒めの付け合わせと、タイ風炊き込みご飯。
 オードブルのスモークサーモン、クリームチーズを付けて食べるのは、わたし好みです。これまたワインが進みます。

 食後は、お決まりのジントニックですが、少し薄めな感じでバランスが悪い。それにライムでなくてレモンというのも残念。2杯目ももう一つ。今思えば、バンコクエアウェイズのジントニックは美味しかった!!
 3杯目を頼もうと、コールボタンを押しますが、なかなかやって来ない客室乗務員。その上タイ人のCAには微笑みもありません。「リストラの風でも吹いているんじゃないの?」と思うくらい、サービスの質が落ちています。接客に余裕がないのです。出てきたジントニックは、氷は少ないし単なるジンの水割りでした・・・

 しかし、良かったサービスもあります。到着前のホットタオルとランの生花のサービスです。ジャスミンの香りのするホットタオルは、ジンの酔いで昼寝をした後には爽やかで、スッキリと目が覚めます。
 コサージュにしたデンファレのプレゼントも、嬉しいサービスです。以前はなかったような気がしますが、持ち帰ってホテルの部屋に飾りました。

 14時48分、無事スワンナプームに到着。ほとんどショックを感じないソフトランディングに拍手!
 
 ロイヤルブルネイ航空へのトランジット。4時間半もあります。さてどう過ごしましょうか・・・

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September 22, 2009

№1122 タイ国際航空の機内サービス


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 福岡からバンコクへの直行便は、バンコク・エアウェイズが休航して以来、タイ国際航空しかありません。経由便だとキャセイや中華航空などがありますが、やはり時間的なことを考えるとタイ航空ということになってしまいます。

 さて09年8月の搭乗記。この日のTG649便は、満席に近い乗客でした。Eチケット購入時の予約していた後方部の66Jがわたしの座席ですが、幸いなことに隣には誰も来なかったので、窓側のシートに移ります。これでバンコクまで4時間50分のフライトが少し楽です。
 定刻よりやや遅れて11時58分、離陸。腕時計を2時間遅らせてタイ時間に。高度34000フィート、速度850㎞。沖縄から台湾経由のルートのフライト予定ですが、東シナ海上空はよく晴れて、快適な空の旅になりそうです。

 間もなくドリンクサービスが始まり、まずハイネケンで喉を潤します。長時間かかったチェックインや、離陸まで蒸し暑かった機内だったので、一層美味しく感じられるのかもしれません。
 お代りのビールをもらう時に、日本人の若い客室乗務員(CA)に機内食のメニューを尋ねると「ビーフの照り焼き」か「スパイシーチキン」との答え。迷うことなく「チキンをお願いね」とリクエストしました。最後部に近い座席のため、メニューを選択できないことが多いからです。

 すると彼女、何を勘違いしたのか「特定のお客様だけ、早く機内食を配る訳にはいきません! 前方から順番に配膳していますので」と思いもよらぬ返事が返ってきました。
 「あのね、早く持って来てとは言ってないの。メニューを選べないのは困るのでリクエストしたんです。もちろん配膳は順番通り待ちますよ」。 「それなら分かりました」と、やっと意味が理解できた様子。新人キャビンアテンダント君のようです。

 11時15分、ようやく機内食がサーブされました。満席に近いので仕方ありません。お願いした通りのタイ風チキン。さぁ食べようとした瞬間、彼女が注いだ赤ワインがグラスから飛び散りました。悪い予感と同時に、左足にチノパン越しに冷たい感覚が伝わりました。
 そうです、こぼれた赤ワインがズボンを濡らしていたのです・・・

 つづく

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August 03, 2009

№1097 今年はブルネイへ!

 TG機 スワンナプーム空港にて
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 ここ数年2月と8月、タイに行くのが恒例になっていて、そろそろ8月の計画を立てないといけません。バンコクを拠点にタイ国内はもちろんのこと、東南アジア各地の取材や観光のプランを考えるのは楽しいことですが、次はどこへ行こうかと頭を悩ます問題でもあります。
 この夏は、初めマレーシアのKLやマラッカ、可能ならば高原リゾートのフレイザーズ・ヒルのスケジュールを考えていたのですが・・・

 先日バンコクのフリーペーパー「DACO」のバックナンバー245号(08年7月発行)の特集記事が目に留まりました。タイトルは「ひとっとびで会いましょう」、バンコク発の海外直行便リストが載っていて、東南アジアはもとより、スワンナプーム空港からノンストップで飛べる世界各地への路線が紹介されていました。インドや中東、ヨーロッパにオセアニア、そして南アフリカやマダカスカルにもフライトがありますから驚きです。

 その中で、魅かれたのがボルネオ島北部にある「ブルネイ王国」です。
 DACOの記事によると「500年以上も王室遺産を受け継ぎ、文化と伝統が根付く豊かな国ブルネイ。
 夕闇に浮かび上がるモスクはなんとも幻想的。世界最大の水上集落と世界最大の王宮が隣り合わせている。その光景はぜひ見ておこう。
 世界有数のお金持ち国は、ごはんも美味しいらしいよ」とあります。

 調べてみるとブルネイは人口37万人、面積は三重県ほどの小さな国ですが、石油や天然ガスなど豊富な地下資源を有する経済的に豊かな国です。
 私が知っていることは、国家元首のボルキア国王は世界有数の資産家ですし、国民には所得税が課せられていないということ。それに首都バンダリ・スリ・ブガワンには東南アジア最大といわれる遊園地があることでしょうか。それも以前は入園無料だったことです。
 反対に初めて知ったことは、敬虔なイスラム教の国ブルネイには、一切アルコールが販売されていないことです! ブルネイ航空の機内でもアルコールの提供は一切ありません。
 これには「参ったなぁ・・・」と思っていましたが、イスラム教徒でない外国人には一定量のお酒の持ち込みが認められていることが分かって一安心。スワンナプームの免税店でどっさり買いこまないといけませんが(苦笑)。

 それはともかく壮大なモスクと水上集落とのコントラスト、一歩郊外に出ると、マングローブの林やキャノピー・ウォークが楽しめる熱帯雨林の自然公園など、好奇心が一杯の国ブルネイ。一度は行かずに居られません。 その次は中東ドバイ、アフリカ東岸の島マダガスカルもいいですね・・・

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July 08, 2009

№1084 博多祇園山笠 09

     中洲流れの舁き山
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 7月博多の街は「博多祇園山笠」で熱くなる季節です。祭りの期間中は正装となる法被を羽織った男衆たち。仕事が手に付かず、1年で一番熱くなる、これを“山のぼせ”といいます。

 「博多祇園山笠」の起源は、仁治2年(1241年)に承天寺の開祖、聖一国師が疫病を鎮めるために、人々が担ぐ施餓鬼棚に乗って、博多津中に甘露水を撒いて回ったのが始まりで、約770年近い歴史があります。祭りのフィナーレ「追い山」では七つの「舁き山笠」が、聖一国師に敬意を表する意味で、住職が見守るなか承天寺前の清道を回っていきます。

 ちなみにこの承天寺には、オッペケペー節で有名な川上音次郎の墓所や、また聖一国師によって中国より日本に伝えられたといわれる「饂飩蕎麦発祥之地」の碑が立てられています。さらに承天寺から東へ100メートルほどの堅粕橋のそばには、日宋貿易で富を得た謝国明の墓所があります。

 現在の「流れ(ながれ)」という組織は、天正15年(1587年)、太閤秀吉が戦国の兵火で焼け野原と化した博多復興のために行った「博多町割り」により、石堂川と博多川との間に七つの流れを作ったことによります。(山笠振興会のパンフや承天寺のHPを参考)

 15日の早暁、5㎞のコースを駆け抜ける「追い山」に向かって「流れがき」「追い山ならし」「集団山見せ」と、日に日に熱くなる博多の町です。1tもの「舁き山笠」を20数名で担いで疾走していく様は勇壮そのもの。観ている方も、鳥肌が立つほど血がたぎります。

 今年は、商人の町博多から城下町福岡へ唯一乗り入れる「集団山見せ」の台上がりには、ホークスの元監督王さんが乗られるとか。そういえばホークスがソフトバンクになった時もオーナーの孫さんが、その栄誉に浴していましたね。

 これまでハワイをはじめ、オーストラリアやNZ、上海など海外遠征もしたことがある山笠。バンコク都と福岡県は友好提携を結んでいますので、将来バンコクにも遠征するといいのですが。    
 福博の町を祭り一色に染める「飾り山」を先日見学してきました。その内のお気に入りをアップしますので、お楽しみください。

     「大江山酒呑童子」
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 歌舞伎十八番 「助六由縁江戸桜」
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June 16, 2009

№1073 太宰府の花菖蒲

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 在タイのみなさま、久しぶりに日本の季節の便りをお送りします。6月10日に梅雨入りをした北部九州ですが、このところいい天気が続いている福岡です。
 自宅からほど近い、太宰府天満宮の花菖蒲を観てきました。太宰府といえば「飛梅」が有名ですが、花菖蒲の名所でもあります。正月や梅の頃に行くことが多いので、この時期に行ったのはほとんど記憶にありません。

 名物の「梅が枝餅」を売る茶店が軒を並べる参道を歩いて境内へ。
 その突き当りは延寿王院、門前の右奥には菅原道真の歌碑があります。手前に鎮座する御神牛の像の前で記念写真を撮る観光客は多いのですが、この歌碑の前まで来る観光客は非常に少ない。地元の人でも意外と知りません。

 『東風吹かばにおいおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ』

 ここから心字池に架かる太鼓橋を渡って参詣します。本殿の祭壇には紫色の花菖蒲が活けてあって、いかにも季節感を感じます。 「飛梅」はすっかり緑の葉が茂り、白梅が咲き誇っている時とは全く趣を異にした風情です。
 神職に訊くと、6月1日に飛梅の梅の実を採取し、奉納の神事の後、1週間がかりで境内の梅6000本の梅ちぎりをしたとか。もちろんその梅は、梅酒や梅干しに加工されます。

 菖蒲池は、今まさに満開! この池周辺だけが、輝いて見えるほどです。
 陽を浴びて白や紫の大輪の花菖蒲が、風に揺れています。濃紅紫に白絞りの「誰ヶ袖(たがそで)」、青紫大輪の「水天一色(すいてんいっしき)」、紫紅地に白すじぼかしの「秋の錦(あきのにしき)」など40種3万本が咲き乱れています。見事ととしか言いようがありません。 
 花の香に誘われた訳でもないでしょうが鷺が1羽、池のほとりに舞い降りて花菖蒲をバックに写真を1枚、パチリ。

 見物客の多くがシニア、みな思い思いに観賞したり、写真に収めたり。ゆったりとした雰囲気の花菖蒲見物でした。
 写真楽しんでいただけたでしょうか。

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March 31, 2009

№1033 春うらら。タイ・ラオスへ

 ルアンパバーンに到着したPG機
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 今年日本で一番早く桜が開花した福岡、観測史上2番目という早さでしたが、既に満開になっています。多分、入学式まではもたないでしょうね。桜は4月ではなくて、3月の花になりつつあるのかも。

 そんな麗らかな春本番を迎えている今日、バンコクとラオス・ルアンパバーンに出発します。余り暑くならない内ということで、このところ2月中のタイ行きが多かったのですが、諸事多忙のため今日まで出発がずれ込んでしまいました。暑季のタイを考えると少々気が滅入りますが、覚悟して機上の人になるつもりです。

 今回利用するのはタイ国際航空(TG)、約3年ぶりの搭乗です。この間ずっとバンコク・エアウェイズ(PG)を贔屓にしていたのですが、福岡線が昨年秋に休航してしまい、やむなくTGの復活となった次第・・・
 もうひとつ気になるのが燃油サーチャージ。今回の請求書を見るとバンコク往復で10300円です。ところが明日4月1日発券分から片道15米ドル(約1500円)と、ぐ~んと安くなります。本当は燃油サーチャージが安くなってからと思ったのですが、明日の発券からといっても搭乗は早くて4月8日以降になります。
 これでは仕事に支障があって、日程が確保できません。でも昨年7月にはTGの場合、往復3万3千円もしていたことを考えると贅沢はいえないのですが・・・

 そして昨年に続いてのルアンパバーン。他の候補地もありましたが、実はこれまでのPGのマイレージを使うためなんです。福岡に飛ばなくなったため、今後マイレージを貯めるのも使うのも難しくなってしまいました。PGのバンコクを拠点とした路線で使うしかありません。
 サムイなどのビーチリゾートに行くのなら、アジアの原風景が残るルアンパバーンに行くことに。もちろんチケット代は無料、燃油や出国税など約2200バーツで済みます。
 この路線のチケット、ネット予約でも7500バーツ以上と結構な額なので、もうしばらく行くこともないかもしれませんね。
 
 バンコク滞在の方々との再会、そして世界遺産の街ルアンパバーンで癒されてきます。では行ってきます。

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December 30, 2008

№987 年末旅行タイは半減

   福岡空港 国際線ターミナル
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 08年12月27日の西日本新聞の記事「年末年始 アジア旅行人気」からです。

 29日に休めば9連休となる年末年始。通常ならヨーロッパなど遠方の旅行が増える日並びだが、今年は深刻な不況を反映し、海外旅行客は前年から減る見通しだ。
 円高が進み、韓国など近場のアジアに人気が集まるが、悪いニュースが報じられた国々は敬遠されている。九州の旅行者にとって「安・金・短」の「安」は、「安さ」だけでなく「安全」も意味するようだ。

 JTB九州によると、円高ウォン安で「お得感」の増した韓国旅行は、前年同月比5割増。エステや買い物目的のパッケージツアーが特に好評という。
 その中で、博多-釜山を往復2万4千円と、手頃な料金で結ぶ高速船ビートルを利用する日本人客は同5割超と伸び、移動手段にお金をかけず、旅行目的を楽しむ「やりくり」ぶりがうかがえる。韓国だけでなく、距離的に近い台湾や香港も好調だ。

 一方低調なのが、問題が続発し、イメージが低下した中国とタイだ。中国製ギョーザ事件や四川省の地震で低迷が続く中国。JTB九州によると、全国では同23%減少にとどまっているのに対し、九州発は7割減。

 そして、デモで国際空港が約10日間閉鎖され、今月に入って福岡空港との直行便が減便されたバンコク。年末年始の間は毎日運航体制を取るが、客が戻らず、九州からの旅行者は半減している。
 タイ国政府観光庁の富松さんは、全国に比べ九州の落ち込みが大きいと指摘し、「九州の人は、安全面に対し非常に敏感なようだ」と話す(以上抜粋)。


 九州の人たちは、元々アジアがメインの旅行先。それほど旅行費用を掛けないで手軽に行ける海外というのが、大きな理由です。それだけにタイや中国が不安だからといって、大多数の人はヨーロッパやアメリカなどに行き先を変える可能性や選択肢は少ないのです。

 確かにまたスワンナプーム空港が閉鎖されたらという不安感が払拭できないのは事実ですが、安心して行けるようになったらその時行けばいいし、今は久々に円高メリットが享受できるお隣の韓国が人気ということだと思います。
 空港が閉鎖されたのは11月末、正月のツアー予約のピーク時だったことや、キャンセル料が掛かる直前だったことも影響しています。その代わりに博多から手軽に行けて、安いショッピングが楽しめる韓国が急浮上したのでしょう。

 タイや中国が敬遠されているのは間違いないですが、記事に書いているほど九州の人だけが「安全」に敏感ということはないのでは? 

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October 16, 2008

№948 PGのラストフライト その2

  今日の機内食はイエローカレー 
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 その2
 離陸すると、腕時計を2時間遅らせてバンコク時間に合わせます。
 9時20分、高度11600m。低気圧の影響でかなり揺れ始めました。今日は揺れが続きそうな悪い予感がします。離陸後20分でドリンクサービス開始。早めの対応は嬉しいものです。いつもはタイビールなんですが、PGでは初めてサッポロをもらいます。

 顔馴染みの日本人アテンダントが、他の乗客より先に機内食の注文を聞いてくれました。最後尾の座席だと、残っているメニューになってしまうからです。 「チキンのイエローカレー」か和風の「うなぎの蒲焼」の2種類。どちらも美味しそうで迷いましたが、ここはやはり「イエローカレー」でしょう。
 このカレーが本格派でイケル! 福岡で調理されたものを提供しているそうですが、なかなかの味なのです。気分は早くもタイへ。  
 ビールから赤ワインに切り替えて、サイドメニューの「照り焼きチキンのサラダ」を肴に、お酒が進みます。

 10時20分、一通り食事をいただくと、今度はお決まりのジントニックです。アテンダントの彼女が、阿吽の呼吸で持って来てくれます。 単純な飲み物ですが、ジンとトニック、そしてライムの按配が絶妙! ヘタな人が作ると、こう旨くはありません。勧められるままにグラスを重ねます。

 ずっと天候が悪くて、窓外は分厚い雲だけで何も見えません。その上、食事中も小さな機体はかなりの揺れに襲われます。それでも気にせずに、ジントニックのグラスを傾けて、いい調子です。
 上映されている映画をぼんやりと眺めたり、時々彼女と雑談をしたりして過ごしますが、昨晩は3時間しか寝てないのに、いくら飲んでも眠くなりません。ここはゆっくりとラストフライトを楽しむことにしましょう。
 結局ずっと起きていて、勧められるがままに飲み続けてしまい、何杯飲んだのか憶えていません。これもラストフライトの思い出ということで・・・

 12時57分、窓のシェードを上げて外を見ると、いつの間にか雲が切れてよく晴れています。ベトナム・ダナンの海岸線のようです。バンコクまで、後1時間。
 13時40分、イサーン上空。バンコクの気温は33度、後30分で到着予定という機内アナウンスと同時に、高度を下げ始めます。
 バンコク上空は晴れてはいますが、所々スコールの雲もあっていかにも雨季の空です。
 14時05分、スワンナプームに無事着陸。アテンダントの彼女にお礼とお別れを言って、最後の搭乗の名残を惜しみます。

 珍しくボーディングブリッジから降りましたが、いつもの蒸し暑いタイの熱気が、体中にまとわり付くように歓迎してくれました。

 さて、休航によって一番残念なのが、スワンナプーム空港内のエコノミー客も使える同社のラウンジを利用できなくなることです。帰国便やトランジットの待ち時間をゆっくりと過ごせて、大変重宝していたものですから。このラウンジの存在だけでもPGに搭乗する価値があったのです。
 今後は他社を利用しないといけないと思うと、少し憂鬱な気分。ファンとしては、できるだけ早い運行再開を願いたいものです。

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October 14, 2008

№947 PGのラストフライト

   小雨の福岡空港を出発
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 08年9月末で、福岡線を休航したバンコクエアウェイズ(PG)。今回のバンコク行きが、ラストフライトになりました。

 8月28日、福岡は朝から小雨。いつも出発の日は天気が良かったので珍しいこと。涙雨なのかも・・・
 チェックインして出国手続きを済ませて、ガイドブックでマレーシアの予習していると、パイロットはじめPGのクルーがやってきました。その一員に顔馴染みのキャビンアテンダントが。久しぶりの再会となり、最後の搭乗に幸運なことです。 

 機材はA319。144人乗りと小型ですが、今年4月に日本路線に投入されたばかりの新型機で、同社初のビジネスクラスが設置されています。しかしこれが最初で最後の搭乗ということに。
 鮮やかなレインボーカラーの「Hiroshima」号、小雨のなか駐機場まで歩いてタラップを登ります。クルーの笑顔に迎えられて、最後尾の方の座席へ。いつものお決まりの座席です。

 乗客は68名。半分くらいの搭乗率で空席が目立ちます。前回は、ほぼ満席でしたから、やはり休航のニュースの影響が出ているのでしょう。学生や母子連れは多いのですが、ツアー客らしい乗客は見当たりません。燃油高騰と同じ路線を飛ぶタイ航空との競合が休航の理由と聞きましたが、確かにこれでは儲からないでしょう。
 結局わたしの隣には誰も座りませんでした。お陰で5時間のフライトをゆったりと過ごすことができます。

 10時47分、PG816便は駐機スポットから滑走路へ移動します。定刻の11時ちょうどに離陸すると、すぐに低く垂れ込めた雨雲の中へ。南へ大きく旋回して、一路バンコクを目指します。

つづく

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July 28, 2008

№905 PG福岡線休航!

   早朝福岡に到着したPG機
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 タイに行く際、いつも贔屓にしているバンコクエアウェイズ(PG)の“福岡路線休航”の情報が、飛び込んできました! わたしにとってはショッキングなニュースです。
 航空券の手配をお願いしているJTBの話によると、9月末で福岡線は全面的に休航。広島線が週3便から2便に減便とのこと。

 06年12月から福岡に乗り入れていたPGですが、2年足らずで突然の休航です。就航当初は搭乗率が低く、採算が合わないだろうと心配していましたが、認知度が上がるにつれて搭乗率も改善し、満席に近い時もあるほどでした。さらに今年4月からは新型機(A319)の導入とビジネスクラスを新設して週4便へ増便、と日本路線への意気込みを感じていただけに、正に“寝耳に水”とはこのことです。
 休航の詳しい理由は、はっきりとは分かりませんが、 「原油高による燃油高騰」が背景にあるようです。もちろん燃油サーチャージも改定し、かなりの高額を上乗せしていますが、それでも追いつかないのでしょう。それならばタイ航空並みのサーチャージにすればよいのに、と思うのは単純過ぎますかね。

 正式に発表されたのは7月22日のことですが、休航の情報は少し前から入ってきていました。というのも8月下旬から9月に掛けての日程で、バンコク往復の予約を入れていたからです。最初の情報では、8月末で休航というものでした。ということは9月の日程だと帰国できなくなるため、内々に連絡をもらったという次第です。
 突然のニュースで他社便に振り替えるか、8月中に帰国する日程に変更するか、早急に検討し直す必要に迫られました。結局、既に発行している9月分のチケットがかなりあるらしく、それもあってか9月末までになりましたが。

 つまりPGに搭乗してのタイ行きは、これが最後のフライトになるかもしれません。アンコールワットやルアンパバーンに行ったのも、すべて同社の路線を利用してです。近い内に再訪したいと思っていたのに、とても不便になってしまいます。それにせっかく貯まってきたマイレージどうなるのでしょう?

 最近いくらか落ち着きを取り戻している原油先物相場ですが、PGのファンを自認するわたしとしては、福岡線が撤退にならずに再開されることを切に願うものです。

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July 20, 2008

№901 PGへのお願い

早朝の雲仙・島原半島、帰国便にて
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 このところバンコクへのフライトで利用するバンコク・エアウェイズ。行き届いたサービスで快適な空の旅を楽しんでいます。

 しかしながら少しお願いがあります。それは「行きと帰りの便では、機内サービスの内容を変えてほしい」ということです。なぜなら帰りの深夜便でしっかりと眠りたいからです。
 深夜1時発の帰国便では、眠れないことがしばしば。わずか5時間足らずのフライトで、いかに眠れるかが、帰国後の疲れを大きく左右します。最低でも2時間半、できれば3時間の睡眠時間を確保したいものです。
 
 そこで思いついたことは、 「行きはフルサービス、帰りはシンプルなサービス」ということです。
 行きの機内では気分が高揚しているので、目が行き届いた親切なサービスがやっぱり嬉しい。でも帰りは、夜まで観光で疲れている乗客も多いでしょうから、帰国便の「一番のサービスは、寝かせてあげること」だと思うのです。 そのためには、搭乗後から夜食サービスまでと、到着前の朝食サービスの時間を短縮しないといけません。

 具体的にいくつか挙げてみました。
① アイマスク、耳栓のサービスがありますが、時間短縮のためにブランケットと一緒に配るか、あるいは希望者だけに。それも離陸前にして欲しい。離陸まで順番待ちなどで、結構時間があります。

② 軽食・飲み物サービスは、離陸後20分までに始めて欲しい。サービスの開始時間は、天候にも左右されますが、機体が安定していても手早くサービスをしているとは感じません。早くサービスが終わらないと、なかなか寝付けませんから。

③ 早くサービスを終えたら、消灯時間も早くできます。もしそれでも眠れない乗客がいたら、その後ゆっくりとドリンクサービスなどをしてあげたらいい。つまり寝てる人・寝たい人と、眠れない人とのサービスを切り分けするということです。言い換えると、前者にはサービスの簡素化を、後者にはフルサービスをという意味。その方が、きっと喜ばれるでしょう。

④ 朝食のサーブもできるだけ遅くしてもらうと助かります。これも乗客数やトイレの時間確保とかの関係があると思うのですが。
 ついでに朝食の内容について。オムレツやハム、フライドポテトといった朝食が多いので、和食もチョイスできませんか。でなければ、もっとフルーツやサラダ中心のさっぱりした内容に。

 最後にもうひとつ。これはサービス時間の短縮に逆行するでしょうが、朝食前にホットタオルのサービスがあったら嬉しいです。目が覚めるのと顔を洗う代わりとして。

 思いつくまま勝手に書きましたが、それぞれのサービスには、きっと安全上や保安上の理由があるのだと思います。しかし、出来る範囲で改善してもらえるとありがたいですね。 

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July 10, 2008

№895 エアアジア 日本の空へ

 エアアジア機 チェンマイ空港にて
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 エアアジア航空が、来春にでも日本に就航するという記事が、09年7月7日の朝日新聞に載っていました。

 世界で最も安い運賃で知られる東南アジア最大の格安航空会社エアアジア・グループは、早ければ09年3月にも日本便を就航させる方針を固めた。静岡、中部、福岡、新千歳などを候補に、就航先の選定に入っている。実現すれば、海外の旅客を運ぶ本格的な格安航空の初就航となる。

 長距離国際線を担う「エアアジアX」の担当者は、「来年2月に購入するA330型機で日本に乗り入れたい」としている。運賃は着陸料などの条件次第だが、「平均して大手の半額程度」という。就航先候補には、10年に開港する茨城や国際化される羽田なども含まれる、とした。
 日本に来たことがないアジアの旅客を格安運賃でつかみ、大手と競合しない新たな需要を掘り起こす狙い。就航先は「アジアからみて魅力的な観光資源を、どれだけ安く提供できるかで判断したい」。

 同グループは、クアラルンプールを拠点にインドネシアやタイなどへ約100路線、年間1500万人を運び、原油高騰で倒産する同業者も出るなか、旅客数を伸ばしている。
 「エアアジアX」は、日欧などへの長距離線向けに07年11月に設立。今は豪州・ゴールドコースト、中国・杭州の2路線。エコノミークラスのみで機内食などは別料金。今後、A330型機25機を購入。韓国やインドへの就航も予定している。(抜粋)

 先日ある経済雑誌を読んでいたら、ちょうど「エアアジア日本進出」の記事が出ていて、新聞記事にもある茨城空港の担当者が売り込みを図っているというものでした。原油高でJALやANAの減便や休航が相次ぐ地方空港にとって、路線の新規開拓は死活問題になっています。

 就航先を決めるポイントは、周辺の観光資源と着陸料。とりわけ着陸料が高い日本の各空港の中で、いかに着陸料を安くできるかが大きな決め手になりそうです。ボーディングブリッジの設置をやめたり、簡素なターミナルビルにするなど、着陸料を安くする努力がなされているとか。
 羽田、成田、関空など主要空港ではなく、着陸料が安い地方空港を専用空港化して、格安航空会社が乗り入れてくる日が、間もなくやってくることでしょう。

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April 01, 2008

№843 スムーズな入国審査

  ターンテーブルで手荷物を待つ
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 08年2月21日14時15分、PG816便はスワンナプーム空港へ向けて高度を下げ始めました。5時間半、満席で窮屈な思いをするかと心配しましたが所詮160席、大型機に比べると通路やトイレの混雑もそれほどではありません。少し揺れたものの快適なフライトでした。

 14時46分着陸。よく晴れてはいますが、福岡と同様霞んでいます。空港の一番端の駐機スポットまでが遠い。やっと到着し、後方のタラップから地上へ。あらかじめ機内で半袖に着替えていましたが、湿度が高くないのか思ったほど暑くありません。かえって到着ターミナルまでのバスのエアコンが寒いほど。暖房に慣れた体には、久しぶりの半袖姿に強めの冷房はこたえます。 
 
 15時過ぎ、バスを降り入管へと急ぎます。いくつかの入管カウンターが開いていますが、ほとんど人が並んでいません。誰もいないカウンターにパスポートとEDカードを提出し審査を受けたら、即入国OK!
 最近のカンボジアやベトナムからのタイ入国は、夜だったので混んでいました。昼間の入国は久しぶりでスワンナプームでは初めて、夕方からの入国ラッシュ前で空いていたのでしょう。ラッキーです。

 あまりにもスムーズな入管だったので手荷物の方が間に合わず、すぐにはターンテーブルに出てきません。少しぐらい待たされても文句は言えませんが。
 スーツケースを受け取り、機内で隣の席に座っていた母娘と旅の安全の言葉を交わして、ここでお別れ。税関を通過してタクシー乗り場へと向います。後はトラブルメーカーの空港タクシーで何も起こらないことを祈るばかりです・・・

 さて先日ブログへ投稿されたコメントによると、
「2月24日(日)のスワンナプン空港。視察に訪れた移民庁のチャチャワン長官は、余りの対応の悪さに激怒。
 スワンナプン空港には、出入国審査のゲートが合計200門(入国120門、出国80門)ありますが、実際にはこの半分しか常時稼動できる状況にないというのです。それで1日85,000人の出入国を処理しているのですから、とにかく時間がかかるわけです。飛行機が到着後、すべてのお客様がイミグレを通過して空港を後にするまで、1時間以上かかるのはざらだそうです。
 これを受け、チャチャワン長官は出入国審査のスピードアップを指示」とあります。

 わたしが到着した日と3日しか違わないのに、ドンムアンならいざしらず新空港になっても、曜日と時間帯によっては1時間待ちは当たり前という状況があるんですね。スムーズな入国には、ラッシュ時を外すことがポイントかもしれません。

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March 31, 2008

№842 バンコクへのフライト その2

   機内でのビールは程ほどに
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その2
 レオビールで早くもほろ酔い気分になり、隣の仲良し母娘とのおしゃべりも弾みます。タイ・カンボジア6日間のツアーとのこと。アンコールワットや両替のことなど浅学ながらアドバイス。時には隣り合わせの方との旅の話も楽しいものです。

 早めに機内食にチキンをリクエストしたら、他の方より先に配膳してくれました。後方の席はメニューを選択できないことが多いのです。 「照り焼きチキン」に白ご飯と和風でした。もうひとつのメニューは「タイ・カレー」、こっちの方が良かったかも・・・
 次は赤ワインをいただくことに。オーストラリア産からフランス産に替わったらしく、辛口でなかなかいけます! いつもシャツに赤いシミを作って失敗するので、胸に紙ナプキンを当てて慎重にグラスを運びます。そして2杯目をお替り。

 離陸して約2時間半。タイ時間の11時25分、雲間からわずかに台湾の最南端かフィリピンが望めます。食事を終えた乗客が次々にトイレに並びますが、後方座席のわたしの所は、まだ機内食のトレイを下げに来ません。トイレに行きたくても窓側の座席では通路に出るに出れません。段々と限界が近づいてきます・・・
 やっと12時に“トレイが片付けられトイレへ”。駄洒落を言っている場合ではなく「満席の時、缶ビールは1本に!」教訓です。 

 帰りに空いていた通路側の25C席へ移って、ゆっくりと飲み直すことにしました。ここならトイレの心配がいりません。普段はあまり飲まないのですが、機内ではお決まりのジントニックです。
 色白で背の高いタイ人アテンダントに「Gin Tonic please」と頼むと、なぜかすごく愛想がいい。すぐにライムが浮かんだジントニックを持って来てくれました。濃い目のジンで美味しい!
 ニコニコと笑顔の対応で、お代わりもすぐに言ってくれますし、乗客が多いにも拘わらず「えらいなぁ」と感心しきり。しかし、それにしてもサービスが良過ぎます。その理由は後日知ることになるのですが、この時はご機嫌で、勧められるままにぐいぐいと。通路側の席に移って安心したせいか、結局3杯も空けてしまいました。

 酔いも回って、少しうたた寝。目を覚ますと時計は13時45分を指しています。GPS画面によるとラオス上空を飛行中。ここで小腹が空いた頃を見計らって「おにぎり」が配られます、バンコクエアウェイズ独特の嬉しいサービスです。
 でも大好きだった「八女茶の抹茶アイス」のサービスがなくなりました。正直「おにぎり」より「抹茶アイス」の方がいいなぁ。ハーゲンダーツにも負けないくらい美味しかったので、残念! PGさん、もう一度復活してください。

 さあ、バンコクまであと50分です。

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March 29, 2008

№841 バンコクへのフライト

      天草諸島  07.08
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 08年2月21日、冷え込んだものの朝から快晴、最高気温の予想15℃と春めいた日和です。福岡空港の国際線ターミナルは、卒業旅行に行くのか学生たちの姿が目立ちます。
 午前11時発のバンコク行きPG816便。9時にチェックインをして、後ろから3番目の窓側の座席26Fをゲットしました。空いていればゆったりと過ごせる特等席なのですが、カウンターの女性によると今日は140席以上(162人乗り)の予約でほぼ満席とのこと、びっくり! 
 1年前は60人しか乗客がいなかったのに、大したものです。でもサービスが期待できないかも?

 今日の機材は赤やオレンジのカラーリングの「Gullin」号。客室のクルーはタイ人の4人で日本人スタッフはいません。ちょっと片言の日本語の機内アナウンスもご愛嬌です。約5時間半のフライト、現地時間の14時30分に到着予定とのこと。
 11時3分に離陸し、快晴の空を上昇。すぐに福岡の市街地が遠ざかり、右手に雲仙・天草が望めます。しかし春霞のためぼんやりとしか見えません。

 隣の席は母娘の二人連れ、近くの席もほぼ埋まっています。お酒を飲むとトイレが近くなるので最後尾の28列に移ろうとしましたが、毛布などの荷物置きで塞がっていて座れません。その前の27列は両サイドとも一人ずつで、3席を占領してのんびりと過ごしています。羨ましいその姿に26列ではなくて27列にしておけばよかったと思っても後の祭り。たった1列違いなのに・・・「帰りは必ず27列にするぞ」と心に誓ったのでした。

 やっと11時50分にドリンクサービスがやってきました。リオビールとおつまみをもらい、喉の渇きも手伝って2本続けて飲み干しましたが、これが後悔することになろうとは・・・

つづく

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February 21, 2008

№819 今日からタイ・ラオスへ

 機体の後方に遠ざかる福岡市街
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 近年になく寒い今年の2月です。今月11日に太宰府天満宮に行ったところ、境内では一番早咲きの「飛梅」が3分から4分咲きになっていましたが、まだ時々雪が舞う福岡です。
 寒さに強いわたしですが、珍しく暖かいタイが恋しくなってきました。だからという訳ではないのですが、例年通りのこの時期、今日から1週間、タイ・ラオスへ出発します。

 バンコクでは旧知の方々と親交を深める予定です。滅多に行かない東京よりも、年2回行くバンコクは、今や地元福岡の次に親しみを感じる都市になりました。でもその反面、新鮮味がなくなりつつあるのが心配の種ですが。
 そこで最近は、タイ以外の周辺諸国も訪問しています。カンボジア、ベトナム、そして今回は最もアジアの素朴さが残るラオスの北の小都市ルアンパバーンに行くことにしました。

 ルアンパバーンは、ロングステイの適地視察ではなく観光目的。人の奨めもあって街全体が世界遺産というルアンパバーンに一度行ってみようと思ったのです。そんなきっかけでもないと行かないでしょうし、バンコクを拠点に東南アジア各地を旅行する候補地として行くことにしました。北ラオスの鄙びた小さな街ですが、バンコクから直行便が毎日就航していて、アクセスがいいのも大きな魅力です。これまであまり聞いたことのない都市だったのですが、欧米人には人気だと聞きます。

 利用するエアラインは、今回もバンコク・エアウェイズ。このところサービスの良さで同社を利用しています。同社のバンコク経由の路線で行ける都市のひとつが、ルアンパバーンだったという事情もあります。
 それにしても高騰しているのが、燃油サーチャージ、つまり差額の航空燃料代です。1バレル100ドルの原油価格の時代を迎え、今回は約1万4千円もします。せっかく辺鄙なルアンパバーンまでの往復航空チケットが56000円と格安でも、高額な燃油サーチャージが加算されると、ずっしりと負担感が増します。サーチャージのせいで、最近海外旅行の減速感があるのも止むを得ませんね。

 バンコク滞在の方々との再会、そしてはじめてのラオスと楽しみです。それについては、帰国後また報告させていただきます。

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February 19, 2008

№818 機内で迎える朝

 立体的なシルエットで浮かぶ雲仙
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 午前1時(日本時間の午前3時)バンコクからの帰国便、約5時間のフライトです。ジントニックの寝酒と横になれたお陰で、2時間半ぐっすり眠りました。

 機内の騒がしさで目覚めると、もう午前7時。窓のシェードを少し開けると、眩しい朝日と南海のきらめきは、起きぬけの頭をスッキリとさせるには十分です。眼下の海面は夏の朝日を反射してきらきらと輝き、あちらこちらに沸き立つ積乱雲が、鏡のように凪いだ海面に映っています。
 どの辺りなのでしょうか? まだモニターは映画を上映中、GPS表示に切り替わっていないので、はっきりした位置は分かりませんが、到着時間から逆算すると南西諸島付近の東シナ海上空のはずです。
 機内放送によると、福岡到着は定刻より少し早い8時15分とのこと。

 すぐに朝食が配られます。メニューは「ヒスイ麺と豚肉炒め」、クロワッサンとスイカにカスタードパイ。ヒスイ麺はいいのですが、豚肉炒めは結構濃厚でスパイシー。朝から重い食べ物は、朝食にはちょっと合いません。和食とは言いませんが、せめてオムレツにして欲しいですね。といいながら、起きたばっかりなのにいたただきました。

 7時38分、雲間から屋久島らしき島影が見えたものの、またすぐに雲に隠れてしまいました。逆光でしたが、確かに陸地です。44分機体は左に旋回、はるか彼方に九州の南端、開聞岳が見えます。“薩摩富士”とよばれる美しい山容から、間違いありません。いよいよ九州、あと35分で福岡です。
 天草・下田沖の上空から高度を下げ始めます。7時57分長崎市上空、島原半島と雲仙の山々が、朝日を受けて立体的なシルエットになって浮かび上がっています。珍しい光景です。

 そして9月4日8時15分、福岡空港に着陸。既にタイ航空、ベトナム航空、シンガポール航空が先着しています。その日の朝は快晴、機内で25℃と案内がありましたが、もっと暑そうと思いつつ、ボーディングブリッジから入国手続きへと向かいました。

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February 11, 2008

№814 深夜便の眠り方

   朝日を受けて輝く東シナ海
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 いつまで経っても慣れない深夜の帰国便。夜中の1時(日本時間の午前3時)にバンコクを発ち、午前8時に福岡到着、約5時間のフライトです。
 この内消灯時間は、2時間半から3時間ほど。バンコクを出発すると夜食やドリンクサービスがあり、午前7時には朝食ですから、あまり寝る時間はありません。でもここで眠れるかどうかは、帰国後の疲れを大きく左右します。眠れないと帰宅後昼寝をしないと動けませんが、機内で寝ていると帰国した日はそのまま行動できるのです。そもそも機内で眠れないまま過ごすというのは、辛いものです。

 以前タイ航空(TG)に搭乗した時はいつも、ほとんど眠れませんでした。ほぼ満席のため隣にも乗客がいて、狭いシートに座ったままだったからです。そのため香港乗り換えで所要時間がかかっても、昼間フライトするキャセイパシフィック航空(CX)を利用することが多かったくらい。

 しかし06年末にバンコク・エアウェイズ(PG)が福岡に就航したのをきっかけに2度搭乗しましたが、2回とも熟睡できました。初めてのことです。07年9月のフライトでは、約160人乗りのエアバスに乗客は90人ほど。後方のシートをリクエストしたところ、幸いなことに隣のシートに乗客はいません。
 搭乗案内にちょっとしたトラブルはあったものの、ほぼ定刻に出発。日本時間に戻した時計を見ると、午前3時33分にエッグロールの夜食がサーブされました。一緒に白ワインをいただき、さらに寝酒にジントニックを2杯続けて飲み干します。
 機内は消灯され、面白そうな映画が上映されていますが、時刻はすでに4時18分。ここは寝ることにします。横の座席の肘掛を持ち上げ、横3列を独占してベッド代わりに横になります。風邪を引かないように長袖に着替え、毛布を掛けて目をつぶると、いつの間にか・・・ZZZ。

 周囲の騒がしさに目が覚めると、もう7時5分。2時間半は眠っていたことになります。浅い眠りでしたが、その日動き回るには十分な睡眠です。やはり横になれるかそうでないかでは、全然違います。
 窓のシェードを上げると、眩しい朝日ときらきらと輝く南の海が目に飛び込んできました。後1時間足らずで福岡です。

 ちなみに機内で男性に人気のアルコールは、なんといってもビール、その次はウィスキーとのこと。また聞くところによると、PGのクルーの間では私のことを「最後方のシートでジントニックを飲むおじさん」ということになっているらしい。往きの機内でもジントニックを数杯飲むからなのですが、でもジントニックを頼む人、そんなに珍しいのかしら???

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January 30, 2008

№808 お粗末な搭乗案内

     カラフルなPGの機体
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 このところ続けて利用しているバンコク・エアウェイズ(PG)、行き届いた機内サービスで快適な空の旅をを楽しんでいます。すっかりお気に入りになってしまいました。
 バンコクから福岡へのフライトは、深夜1時(日本時間の午前3時)です。2時間前にチェックインし、エコノミークラスも利用できるラウンジで搭乗時間まで過ごします。ラウンジでは、無料のパソコンでメールチェックや、飲み物やオレンジゼリーをいただいたり、あるいは就寝前の歯磨きをしたり、深夜便に搭乗する前のひと時をリラックスできるのは、嬉しいサービスです。
 でもラウンジを利用しているのは、わずか数組。みんなラウンジのことを知らないとしたら、もっとPRしないといけないですね。せっかくのラウンジですから。

 しかし、いい所ばかりかというと、そうとも言えません。07年9月、スワンナプーム空港で帰国便に搭乗する際の不手際が気になりました。
 出発ゲートがある待合室に行くと、搭乗客は90名ほどでしょうか。タイ人もかなりいますが、夏休みを利用した日本人の若者が多く、特にOLや学生などの女性2人組が目立ちます。同社の認知度が上ったのでしょう、2月は60人くらいでしたから、随分と乗客が増えました。搭乗率60%あれば、当面運休することはないでしょう。先ずはホッと一安心。
  
 0時30分搭乗開始です。同社の場合、ボーディングブリッジから搭乗することはほとんどなくて、駐機スポットまで移動するバスへ案内されます。座席位置によって振り分けられて、2台のバスに分乗して移動。今回も機材は「SUMUI号」、3機しかない国際線用のエアバス、よく巡り合せになります。
 最後尾の座席をリクエストしたのに、なぜか前方タラップの前で降車。もう1台のバスは後方へ。 「それって反対でしょう! それともわたしだけ反対のバスに乗せられた?」と思う間もなく、みんなそのままタラップを上っていきます。後方へ回ろうかと思いましたが、生憎の雨のため、仕方なく前方から登ります。

 機内の通路を一番前から最後尾まで歩く間に、当然のことながら後方から前方へ行く乗客たちと入れ違いになります。その都度、お互いの手荷物でぶつかり合い、機内は大混雑です。やっぱりバスを反対側に着けたに違いありません。何という初歩的なミス!
 深夜で疲れていて、早く休みたい乗客にとっては、迷惑な話です。もちろん出発時間も遅れてしまいますし。

 こんな単純なミスはなくしてほしいものです。バンコク・エアウェイズさん・・・

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January 09, 2008

№797 原油高 遠のく海外

 鹿児島開聞岳を望む(写真中央)
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 1月5日の朝日新聞の夕刊の記事からです。

 4日を休めば昨年12月29日から9連休も可能な今回の年末年始。海外で過ごした人の帰国ラッシュが始まった。だが、原油高の影響で燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が過去最高水準となっており、家族連れや格安航空券の利用者には痛い出費。好景気や円高の追い風が吹くにもかかわらず、海外旅行の客足は伸び悩む冬になった。

 国土交通省によると、国際線の旅客への燃油サーチャージは、JALとANAは05年2月に導入。今や日本に乗り入れる航空会社約80社のほとんどが適用している。
 JALはこの元旦に値上げした。「コスト削減に努めているが、原油高がそれを上回っている」。値上げは6回目という。

 旅行業界にも逆風だ。
 年末年始の海外ツアーの予約は、大手の日本旅行は昨年度比20%減、近畿日本ツーリストは8%減という。いずれもサーチャージを理由に挙げる。パンフレットを見て申し込みに来た客が、窓口でサーチャージを知って取りやめたり、国内旅行に変更したりしたことが目立ったほか、前金を払った客が出発直前に残金を払う段になってサーチャージに気づき、「詐欺だ」と怒り出したケースもあったという。
 一方、国内旅行はまずまずで、日本旅行の場合、沖縄ツアーの予約は同17%増。「海外旅行客が流れたとみている」(広報)。
 サーチャージで、航空会社は一時的には救われても、空輸・旅行業界の長期的な冷え込みにつながるとの指摘もある。


 今年2月計画中のバンコク経由ラオス・ルアンパバーンまでのチケットが56000円ですが、燃油サーチャージ(含む航空保険料等)が14140円も掛かってしまいます。これに現地空港税が別途要りますので、合計77555円とチケット代よりも2万円以上も高くなるのです。空港税は仕方ないとして、やはり燃油サーチャージは痛いですね。タイに行くたびに、高額になり負担感が増しています。
 08年早々、原油の先物価格が1バレル100ドルを超えたというニュースが流れていました。投機の対象となっている原油の価格上昇で、1バレル45ドルを基準としている燃油サーチャージが廃止されることは、今後ともほとんど期待できません。
 
 毎日のガソリン代も大変ですが航空チケットの面からも、原油価格の動向が心配な08年となりそうです。

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December 30, 2007

№792 リコンファームは一苦労

PGのカラフルな機体 福岡空港にて
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 昨年12月から福岡線に就航したバンコク・エアウェイズ(PG)、機内サービスや快適なフライトで、就航以来のタイ行きには同社を利用しています。その搭乗記はすでに紹介したところです。
 ところがひとつ不便なのが、今どきリコンファームをしないといけないことです。07年2月の初搭乗の時は、カンボジア・シェムリアップへトランジットする際に、スワンナプーム空港の乗り継ぎカウンターでリコンファームできました。ところが2度目の8月は、同じ乗り継ぎカウンターで「目的地のホーチミンで」と言われ、ホーチミンでは今度は「バンコクでやってくれ」とのこと。

 仕方なくバンコクに戻って、ホテルから同社の予約センターに電話を入れたところ、録音テープが流れているばかりで、どのように操作するのか要領が分かりません。2,3回掛け直して何度かテープを聞いていると「電話器の9のボタンを押し、次に1を押す」と、オペレーターにつながるようです。
 やっとのことでオペレーターと話ができて、無事リコンファーム終了です。しかし、そんな操作をしないでも直接オペレーター出てよ! 慣れない者にとっては難しいんだから。

 後日分かったことは、どうしてもリコンファームできなかったとしても、まず予約が取り消されることはないということ。万が一にためにリコンファームをお願いしているそうです。
 また、バンコクでリコンファームの手続きに自信がない場合は、往きの機内で客室乗務員にその旨伝えれば、バンコク到着後代わりにやってくれるそうです。この方が、英語やタイ語の録音テープと格闘するよりも、安心確実な方法だといえるでしょう。
 予約が取り消されないということで一安心ですが、次回からは日本人の客室乗務員の方にお願いすることにします。

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December 01, 2007

№776 機内食での赤ワインはNG

   チキンの照り焼きの機内食
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 飛行機の旅で楽しみなのが機内食です。エコノミークラスの食事ですからご馳走ではありませんが、数時間のフライトでは食べるのが一番の楽しみといっていいでしょう。

 07年8月、PGの機内食は、チキンの照り焼き、これにタイ風のさつま揚げとデザートのケーキです。チキンは和風の味付けで、錦糸卵がのったご飯とよく合います。さつま揚げはナンプラーの付けダレがぴりりと利いて、なかなかの味です。機中でLEOビールの飲みながらタイ料理をいただけば、早くもすっかりタイ気分。これって日本で作っている料理としては、意外に本格派です。
 
 ビールの後はワイン、いつもは赤ワインしか飲まないのですが、今回は初めて白ワインをお願いしました。その理由は、プラスチックのグラスで赤ワインを飲むと、必ずといっていいほど、シャツに赤い“染み”を作ってしまうからです。みなさんもそんな経験ありませんか? 
 プラスチック・グラスが柔らかいので、グラスの縁と唇が離れる瞬間にワインを飛ばしてしまうようです。赤ワインの染みが付くと、なかなか取れません。

 悪いことに、この日は白のポロシャツ。過去の苦い経験をすっかり忘れていました。そのことを思い出して、白ワインにしたという訳です。機内で飲む白ワインは一般的に甘口が多いので、これまで避けてきたのですが、バンコク・エアウェイズの白ワインは、よく冷えていて辛口、それも結構いけます! 白ワインも飲んでみるものです。これも怪我の功名、白のポロシャツを着ていたお陰ですね。

 いずれにしても機内で赤ワインを飲む時は、くれぐれも気をつけましょう。

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November 17, 2007

№768 大分九重の紅葉

 大勢の人で賑わう九重夢大吊橋
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 11月の福岡は天気がよく朝晩は冷え込んで、そろそろ晩秋を迎えています。まだ市内の銀杏は色づきませんが、九州の紅葉の名所から見頃になっているとニュースが届き始めました。
 そこでタイはじめ在外の読者のみなさまに、日本の秋の便りをお伝えしたいと思います。

 ここ数年タイミングを失しては紅葉狩りに行かない年が続き、今年も快晴の秋空を見上げてはあせっていました。しかし、今秋こそはと急に思い立ち、前日に予約を入れた西鉄の日帰りバスツアーに、11月13日参加してきました。
 「日本一の九重“夢”大吊橋と黒川温泉」というコース。朝8時に博多駅を出発し、夕方5時半頃に帰着予定です。昼食と入浴料は含まれていませんが、橋の通行料500円が入って4380円とお手頃料金です。
 当日は晴天。参加者は23名と少なく、大型バスにゆったりと座れて、快適な秋のドライブとなりました。

 昨年10月末に完成したばかりの大分県の「九重夢大吊橋」は、長さ390m、高さ173mの人道橋としては日本一のつり橋です。日本一のつり橋を渡ろうと、1年間で230万人もの観光客が訪れ、今や一大観光地となっています。土日ともなると周辺の道路渋滞がひどく、橋を渡る順番待ちに数十分もかかるという人気振りです。

 火曜日にもかかわらず多くの人で賑わっていましたが、幸いなことに待ち時間はそれほどなく助かりました。長さ約400mもの橋の上を、いったい何人が乗っているのでしょうか、かなり横揺れします。通路の中央部分は格子状のグレーチングになっていて、足元から谷底が見えるので、高所恐怖症の方は下を見ない方が賢明です。

 橋の中ほどまで行くと、日本滝100選に選ばれている「震動の滝」と見事な紅葉に染まった九酔渓の大パノラマを橋上から見渡すことができます。また人気の黒川温泉も紅葉を愛でながらの露天風呂、風情がありました。  

 では写真で九重の紅葉をお楽しみください。 
  
九重夢大吊橋 公式ホームページ
 http://www.yumeooturihashi.com/annai.php

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September 27, 2007

№737 快適なバンコクへのフライト その3

     台湾最南部の上空
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その3
 離陸して2時間、ほとんど揺れなかった機体が揺れ出したので少し窓のシェードを開けてみると、ちょうど台湾最南部の上空を飛行中でした。雲間から細長く伸びた半島がはっきりと見えます。

 ジントニックを2杯空け「お替りいかがですか?」と言われたもので、ついつい3杯目。さすがに眠たくなり、いつの間にか30分ほど寝入ってしまいました。ふと目が覚めると毛布を掛けてもらっています。優しい心遣いです。

 タイの現地時間で12時40分、飛行時間にして3時間40分、眼下にベトナムの海岸線が薄雲を通してかすかに見えます。ベトナム中部辺りでしょうか。インドシナ半島に入ると雨季のせいか急に雲が多くなり、機体も再び揺れだします。後バンコクまで1時間余りのフライトです。
 ここで福岡・八女玉露のアイスクリームのサービスがあります。このアイスが美味いんです。ハーゲンダーツにも負けません。ちょっとしたサービスでも嬉しいものですね。

 13時27分、次第に晴れてきました。イサーンの上空なのか、赤茶色の大地が広がっています。まだ映画をやっていてシェードは開けられないし、GPS表示もなく現在位置がよく分からないのです。
 14時のバンコク到着予定と、機内アナウンスがありました。定刻より45分も早い到着です。次第に高度を下げていき、森林地帯から田園そしてスワンナプーム空港へとアプローチしていきます。13時56分、無事着陸。バンコクは曇り時々晴れ、少々霞んでいます。気温は30℃と、それほど暑くありません。少なくとも福岡よりはましです。

 5時間の快適なフライトでした。これからもやっぱりバンコク・エアウェイズでしょう!

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September 25, 2007

№736 快適なバンコクへのフライト その2

     天草の美しい海岸線
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その2
 夏の雲間を通り抜け、南へ進路を取ります。雲仙普賢岳は雲に隠れていましたが、天草五橋周辺は美しいリアス式の海岸美をはっきりと見せています。
 しかしすぐに映画が始まり窓のシェードを閉めないといけないので、外の景色を楽しむのもここまで。 「スパイダーマン3」とニコラス・ケイジ主演の「NEXT」と、バンコクまで2本も上映されます。各シートに液晶モニターは付いていませんが、3席ごと天井部に設置された中型のモニターは、大型のプロジャクター方式のものより鮮明で見やすい優れもの。一方、タイ航空の福岡線は大型プロジェクターです。 
 ちなみに深夜の帰国便も同じく最新映画2本が上映されますので、眠れない場合は嬉しいサービスです。

 離陸後しばらく揺れたため、ドリンクサービスは30分後から。値段が高いせいかシンハビールは置いてなくて、ビア・チャーンをいただきます。気圧が低くてパンパンに膨らんだ袋のアーモンドをつまみに、早くも気分はタイへ。ホップが効いてコクがあるチャーンを飲み干し、お替りを勧められると今度はLEOビールを飲み比べます。ドライですっきり味と対照的です。食事にはチャーン、喉が渇いているときにはLEOというところでしょうか。
 豊富な機内の邦字新聞や雑誌を読みながら、ビールの酔いも手伝ってリラックスムードです。

    コクのあるビア・チャーン
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 食事サービスの前にチキンの機内食をリクエストしました。最後尾の座席に座っていると食事の配膳が最後になるため、メニューが選べないことが多いのです。前回も最後尾の座席でポークしか残っていなくて、スタッフ用の食事に代えてもらった苦い経験から、また迷惑を掛けたくなかったからです。
 リクエストしたため、他の乗客の方よりも先にチキンの機内食を持ってきてくれました。行き届いた配慮に感謝するとともに、またまた恐縮です。

 それからバンコクエアウェイズで意外に見逃せないのは機内販売のグッズ、手頃で質の良い物が揃っています。同社の飛行機やデザインをあしらったキーホルダーなどの小物から洋服類までいろいろです。前回もお土産を買い求め、今回はイタリア製のゴルフ用サングラス(700バーツ)を買うことにしました。軽量で薄く折りたためるので、ゴルフには最適。

 食事を食べ終え、お決まりのジントニックをもらって、すっかりいい調子です。

つづく

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September 24, 2007

№735 快適なバンコクへのフライト

 カラフルなデザインの「SUMUI」号
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 07年8月28日、2度目のバンコクエアウェイズの利用です。52番ゲートから一旦外に出て、歩いて飛行機へ。機材は前回と同じ「SUMUI」号、タラップを登って搭乗します。今年2月と同じ日本人アテンダントの方が出迎えてくれました。その方も憶えてくれていて嬉しいものです。しかしそれは、わたしが少々注文の多い乗客だったせいかもしれませんが・・・ いずれにしても中小の航空会社ゆえ、機材も同じなら日本人の客室乗務員も少ないのでしょう。

 定刻より10分早い10時50分、PG816便は福岡空港の駐機スポットから動き始めました。同じ出発時間のホーチミン行きベトナム航空VN961便が、誘導路を続いて来ます。この時間帯はバンコクを初め台北、シンガポール、ホーチミンなどへの出発便が集中しているのです。このベトナム航空機、夕方にはホーチミンのタンソンニャット国際空港で再会するのかもしれません。

 乗客は約90人、搭乗率60%くらいでしょうか。乗客のほとんどが日本人観光客、ツアー客よりも個人客が中心で、同社の認知度が上がっているせいか搭乗慣れしたリピーターが増えているようです。まだ夏休みということもあって、前回少なかった学生や若い女性グループが目立ちます。2月よりも乗客が増えていて一安心、この搭乗率が維持できれば当面休航の心配はないでしょう。
 バンコクまで約5時間のフライトとのこと、冬場は気流の関係で往きは6時間近く要するのですが、今日は早く着きそうです。定刻11時ちょうどに、福岡空港を離陸しました。
 
つづく

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September 16, 2007

№730 ジャパンフェスタ 2007

   日本のバンドのライブ風景
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 07年9月1日の夕方、BTSサイアム駅のホームで待ち合わせをしていたところ、目の前にあるサイアムパラゴン横の広場で「ジャパンフェスタ・イン・バンコク 2007」が開催されているのに気づきました。ちょうど日本からのバンドがライブ中で、多くの観衆が詰めかけているのが、高いホームからよく見渡せます。生演奏もよく聞こえくるので、駅のホームはある意味、特等席かもしれません。

 今年は日タイ修好120周年に当たるので、イベント名から両国政府や政府観光庁など関係団体の主催かと思いきや、帰国後調べてみると、タイで語学学校を運営するマイニチアカデミックグループの主催とのこと。
 このイベントは今年で3回目を迎え、日本文化に興味があるタイの若者が集まって文化交流をするのがその趣旨ですが、Jポップのライブをはじめ、日光忍者村の忍者ショー、アニメやゲームのキャラクターのコスプレ・ショーまであるという、ちょっとマニアックなイベントらしいことが分かりました。日本とタイの若者が変身してコスプレ・ショーに参加するのだそうです。

 バンコクには日本食レストランが多く、最近では豚骨ラーメン店が新規オープンするなど日本食ブームだと聞いていますし、地下鉄で日本の漫画を読む学生がいたり、日本のアニメもテレビ放送されていますが、ここまで日本への関心が高いとは知りませんでした。官製のお堅いイベントよりも、やわらかいサブカルチャーの日泰交流もいいかもしれませんね。

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September 05, 2007

№724 ベトナムから帰国しました

     スワンナプーム空港
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 4日早朝、ベトナム・ホーチミンとバンコクから帰国しました。バンコクエアウェイズのPG815便は、定刻の8時20分に到着。9月だというのにまだ残暑が厳しい福岡です。旅行中の1週間は雨が降って幾分過ごしやすかったようなんですが、陽射しが強くまた暑さがぶり返しています。ベトナム・タイは、雨季で湿度が高く蒸し暑かったのとは対照的です。

 2度目のバンコクエアウェイズは、今回も快適なフライトでした。まだ大学は夏休み中ということもあって、往復とも学生や若い女性グループなどで割と込んでいて、搭乗率6割といったところでしょうか。この調子で推移すれば運休になることはないでしょう。
 帰りの深夜便では横になって眠ることができました。やはり深夜便の場合、寝られるかどうかで帰国後の疲れがまったく違います。お陰で昨日は昼寝をすることなく一日過ごせました。もっともその分だけ今朝は朝寝をしてしまいましたが。横になれるだけでも楽なので、バンコクへはバンコクエアウェイズで決まりです。その上格安なのですから、言うことありません。

 初めてのベトナム、楽しんできました。バイクの喧騒と悠久の大河メコン、この2つが印象に残っています。バイクの洪水のホーチミンはまだまだ発展途上で、それに比べるとやはりバンコクは大都会です。ホーチミンから移動してくるとクラクションの音が少ない分、バンコクの方が静かに思えます。でもあの喧騒が、ベトナムの活気と熱気を代表しているのかもしれません。
 タイ行きを兼ねてのアジア旅行、次回はマレーシアのペナンかクアラルンプールはどうかなと思っているところです。福岡からだと乗り継ぎの関係で何処へでもという訳には行きませんが、いろいろなルートを考えてアジア各地を回りたいですね。

 今回もバンコクでは多くの方にお世話になりました。深く御礼申し上げます。明日から少しずつ詳細について紹介していきます。まずは帰国報告まで。

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September 03, 2007

№723 シニア向け格安チケット

 ベトナムからラオスにかけての上空
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 タイへの航空チケットは、JTBが扱う格安航空券をいつも利用しています。他社と比較しても割安なことが多く、航空会社やルートも多彩なので自分が気に入ったチケットが選べるからです。インターネット予約もできて簡単です。

 夏休みの旅行シーズンも終わり、早くも秋から来年3月頃までのチケット情報がHPに掲載されています。それとなく覘いていたら、タイ国際航空のチェンマイ行きのチケットに「TG 55バリュータイランド」という55歳以上のシニアを対象とした格安チケットを発見しました。よく見るとバンコク、プーケット行きにも同じチケットが載っています。
 これまで気づかなかっただけかもしれませんが、シニア割引のチケットがあるのです。「早割り」とか若者や学生を対象としたものは知っていましたが、シニア割引は初めて。火曜から金曜までの平日限定のチケットのようです。
 
 ちなみに9月以降、福岡・チェンマイが42000円からとかなりお得です。他社との競争もあるからでしょうが、以前と比べると随分安くなりました。喜ばしいことです。最安値のチャイナ・エアラインと遜色ありません。チャイナは乗り継ぎや便数に難点がありますので、使い勝手が良いのはタイ航空でしょう。ましてやチャイナ機の那覇空港での炎上事故を見て、乗ろうという方は少ないと思いますが。
 ただ有効期間が14日間と短いので、そのままロングステイ用という訳にはいきませんが、チェンマイだけでなくバンコクにも滞在できますのでロングステイの下見や体験には最適です。もちろん、これは団塊世代の大量退職を当て込んで、タイ政府が推進するロングステイ政策を後押しするものなのでしょう。

 ますます手軽に行けるようになったタイへの航空チケットです。ロングステイ・ビザと同じ50歳以上にしてもらうと、わたしも利用できるのですが残念・・・

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August 28, 2007

№720 ベトナム・ホーチミンへ

バンコク・エアウェイズ 福岡空港にて
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 今日28日からベトナム・ホーチミンとバンコクへ出発します。8日間の日程で9月4日に帰国予定です。この時期のタイ・ベトナムは雨季後半に入り、例年より雨が多いと聞いていますが、猛暑日が続き残暑が厳しい福岡に比べると、少しは過ごしやすいのではないかと期待しています。

 前回アンコール・ワット観光をしたのに味を占めて、今度はベトナム・ホーチミンへ行ってみることにしました。初めてのベトナムです。アンコール・ワットのような有名な観光スポットがある訳ではありませんが、ベトナムの空気を吸って風に吹かれてこようかと思います。できればメコンの流れも眺めたいものです。タイとは違うベトナムを感じられたら、それでOKです。
 ご承知の通りベトナムはカンボジアと同様、シニアのロングステイ・ビザがなくタイのようなロングステイヤーの方は少数のようですから、残念ながら具体的な情報は得られていません。

 利用するのは、前回快適なフライトだったバンコク・エアウェイズ。まずホーチミンまで行き、帰りにバンコクでストップ・オーバーします。バンコク・ホーチミン間が週3便しかないため、チケットが取れなくて大変でしたが、チケット代は47000円と格安。タイ国際航空と比べると同じルートで2万円も安いのです。また逆のルートでベトナム航空を利用する手もありますが、ホーチミンでの接続が悪くて同日中のトランジットができないのが難点です。総合点でバンコク・エアウェイズに軍配が上がります。

 同社のバンコク・福岡線への参入によって、これまで直行便を独占していたタイ国際航空といい意味で競争になっていて、チケット代が値下がりしています。利用者にとって適正な競争でサービスの向上とリーズナブルなチケット代になることは、大歓迎です!
 サービスがよく、チケットも安いバンコク・エアウェイズ。就航当初は搭乗率が低かったのものの、そのサービスの良さで口コミや一度搭乗した方がリピーターとなって搭乗率も上昇中とか。休航にならずに乗客が増えて現在の週3便が増便になると、さらに行きやすくなるのですが。期待したいところです。

 バンコクでは旧知の方との再会もありますので、帰国後ゆっくりと報告させていただきます。では行ってきます。

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August 17, 2007

№714 バンコクエアウェイズ 福岡支店開設

  福岡への深夜便 バンコクにて
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 07年8月14日の西日本新聞の記事からです。
 福岡と広島からタイ・バンコクに定期便を飛ばしているバンコクエアウェイズが今月、福岡市・天神に「日本支部」と位置付ける新支店を開設した。福岡に着任した日本地区副総支配人のチュリン・コーチャルン氏に新支店開設の狙いや、九州での戦略を聞いた。

-福岡に新支店を開いた狙いは。
 「広島に05年12月、昨年12月、週3便の路線を開設した。従来の福岡支店は総代理店のオフィスだったが、今回、直営の支店にした。福岡支店は実質的な日本支部であり、スタッフも2人から5人に増やした。タイのリゾートなどを訪れる観光客を九州各県から集めたい」

-貴社のセールスポイントは何か。
 「バンコクを中心に路線のネットワークが充実していることだ。特にサムイ、プーケットなどタイ国内のリゾートや、ラオスやベトナムなどインドシナ方面に向かう路線も持っている」
 「当社は『アジアンブティックエアライン』というスローガンを掲げている。これはブティックのように、きめ細かなサービスを目指すという意味だ。他社にないサービスを提供していく」

-福岡・バンコク線の搭乗率はどうか。
 「就航当初は4割を切っていたが、7、8月は6割弱まで伸びており、ようやく軌道に乗ってきた

-将来、増便の予定は。
 「当社の社長は、タイで一番病床数が多い総合病院を経営する医者だ。例えば、日本より割安なPET(がんの早期発見に利用されている断層撮影装置)を使った健診ツアーなども提案したい。今年下期の状況をみて、6割前後の搭乗率を維持できれば、来年上期の増便を考えたい

 
 わたしのブログで快適なフライトを紹介させていただいたバンコクエアウェイズです。福岡に就航して以来ようやく認知度が上がり、そのサービスの良さと割安なチケットで徐々に搭乗率が上がっているようですね。今年2月に初搭乗した時は、乗客が少なくて、すぐに休航になるのではと心配しましたが、この記事を読んで一安心。
 福岡を日本での拠点としてさらにサービスの向上や、東南アジア各地への路線の充実を図ってもらえたら嬉しいのですが。

 今月28日からのタイ・ベトナム行きには、もちろん利用させていただきます。

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August 13, 2007

№712 バンコク最終日の過ごし方

   フードコートから眺める夕陽
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 バンコク滞在の最終日をどうやって過ごすかは、ちょっとした課題です。つまり12時にホテルをチェックアウトしてから、深夜1時発の帰国便までの半日の過ごし方です。というのは1日中動き回り汗をかいたままの体で、深夜の飛行機に乗りたくないので、いかに快適に過ごすかを考えねばなりません。
 振り返ってみると、これまでバンコクから直接深夜便に搭乗することは少なくて、チェンマイからバンコク経由で帰国するか、キャセイ航空の香港経由の午前中便を利用することが多かったので、バンコク最終日の午後と夜をどう過ごそうかと考える必要がなかったのです。

 07年2月の訪タイの最終日はバンコクでした。午前中ネットカフェに行ったり用事を済ませ、ホテルに戻ってシャワーで汗を流してスッキリします。12時ぎりぎりにチェックアウトして、スーツケースをクロークで預かってもらい、BTSでエンポリウムへ。
 まずはフードコートで手軽なランチを食べて、午後は映画を観て過ごすことにしました。汗をかくどころか体が冷え切ってしまう程クーラーが効きすぎているタイの映画館です。映画を観るならバンコク最後の日に限ります。長編「ナレースワン大王・パート2」、たっぷり3時間の上映時間、楽しめましたがお陰で体が凍えました。
 再びフードコートでお茶をしてのんびりと。乾季の澄み切った空に陽が傾いてオレンジ色に染まっていく美しい街の景色は、これまであまり記憶にありません。こんなにきれいな夕景ならば、次回はワットアルンに沈む夕陽を観に行きたいものです。

 夕方ホテル近くのフットマッサージ店へ。ゆっくり過ごせるばかりでなく、旅の疲れも取れて一石二鳥です。夕食はナナ駅からほど近いシーフードの屋台村に行ってみることに。屋根はあるもののオープンエアなので少々暑いのですが、団扇で涼みながら美味しくいただきました。次は涼を求めてスーパーマーケットへ。お土産を物色しながら店内をぶらぶらします。

 現地で働いている知人に連絡が取れて、急にカフェでお茶を飲むことなりました。久しぶりの再会であっという間の時間です。しかし時計は10時半を指し、そろそろ空港へ向かわないといけません。
 
 以上、バンコク最終日の過ごし方としては、まずまず良しとしましょう。決して汗だくになるような観光を入れてはいけません。 「欲張って動かない、できるだけ汗をかかない」。これが深夜便を快適に、そして帰国後疲れを残さないポイントでしょうか。

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August 03, 2007

№707 福岡からの海外旅行減少

   帰国便が到着した福岡空港
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 07年7月25日の西日本新聞の記事からです。

 06年に福岡空港を利用した海外旅行者が前年に比べ約1割減ったことが、JTBのまとめでわかった。成田、関西、中部の3空港は前年並みか微増で、福岡の落ち込みが目立つ。福岡-ホノルル便などの運休が要因とみられるが、同社子会社のシンクタンクは「地方では高齢化の影響で、海外旅行熱が冷めている」と、高齢化を遠因に挙げている。 
 まとめによると、主な空港別海外旅行者数は、①成田9635万人(前年比0.6%増)②関西3861万人(0.0%減)③中部1925万人(3.6%増)④福岡702万人(9.6%減)。

 航空会社は近年、燃料費などで経営環境が悪化。改善策として路線の統廃合を進めている。福岡では日本航空グループが05年10月にホノルル、香港、ソウル便を運休。海外旅行者減少につながったとみられる。
 だが、JTBのシンクタンクは「高齢化が進み、定年退職者が増えれば、海外旅行者が増えると思っていたが、実際には反対の状況」と説明。 「直行便が減って、成田などでの乗換えが必要なため、高齢者は肉体的な負担などに不安を感じ、海外旅行を敬遠しているのではないか」と指摘する。

 海外旅行者は2000年以降、人口の集中が進む首都圏と東海で増加。人口流出や高齢化が深刻な九州や北海道、東北などは減っている。06年の九州各県別の海外旅行者増減率でも、宮崎と鹿児島が微増ながら、他の5県は減少(福岡3.1%減、佐賀3.7%減、長崎1.6%減、熊本6.1%減、大分5.6%減)。地方の海外旅行熱そのものに陰りが見える。

 この記事で気になったのは、意外にも高齢化が遠因ではないかということです。もちろん直接の原因は、経営難に陥っている日本航空が福岡からの海外路線から撤退したことです。搭乗率が悪くなかったホノルル線も単価の低いツアー客が主体では儲からないので、利益率の良いビジネス客の多い路線に機材を振り替えたのです。そのお陰で、ホノルルへはチャーター便か関空などで乗り換えないといけなくなりました。若い人ならいざしらず、高齢者にとって直行便がないというのは、海外旅行への大きなハードルです。

 しかし高齢化だけでなく、今後は日本が人口減少社会に突入しつつあるということを基本的に認識しなければなりません。日本の総人口は06年10月現在、12777万人ですが、05年に戦後初めてマイナスに転じました。「日本の将来推計人口」の中位推計によると、25年に12000万人を下回った後も減少を続け、2055年には8993万人と9000万人を割り込むと予想しています。50年後には現在より約3800万人も人口が少ないという驚くべき推計結果です。ちなみの同じ55年の高齢化率は40.5%と、2.5人に1人が65歳以上と極めて高齢化の進んだ社会の到来が見込まれています。これは高齢化と人口減少が同時並行的に進展していくことを意味します。

 また高齢化と人口減少は、年金など社会保障制度の問題だけでなく経済に至るまで大きな影響を及ぼし、特に規模の拡大を期待することが難しい時代になってきたということです。見方を換えると“数”ではない“質”が問われる時代でもあります。それは日本社会全体だけでなく、個人にとっても「生活の質」「生き方の質」を問い直してみる時期に差し掛かっているのかもしれません。将来の高齢・人口減少社会に向けて新しいパラダイムを構築しなければならない時期のようです。そんなことを考えさせられる記事でした。

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July 25, 2007

№702 日本人入国者減少

   スワンナプーム空港に到着
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 タイのニュースをインターネットで検索していると、 「訪タイ外国人 日本減少・ロシア急増」という記事が目に留まりました。

 2007年1~5月にバンコクのスワンナプーム国際空港からタイに入国した外国人は、前年同期比2.7%増の414.4万人だった。
 東アジアからは、日本(4.6%減、46.1万人)、中国(21.7%減、30.8万人)、シンガポール(13.2%減、15.1万人)などが前年割れとなり、6.2%減の189万人。
 ヨーロッパからは、フランス(28.8%増、13.4万人)、スウェーデン(18.2%増、10.3万人)、ロシア(40.1%増、9.7万人)が急増したほか、全体で12.8%増の128.4万人に伸びた。ロシアからは短期訪問のビザ免除で避寒客が増えた。
 中東からは23.6%増、14.9万人、米国人は3.1%減、23.7万人、インド人は14.3%増、19.2万人、オーストラリア人は19.4%増の17万人だった。

 ユーロ高のヨーロッパや経済成長が続くロシアなどが増加するなか、日本はじめアジア各国が数を減らしています。そこで2006年の状況を調べてみると、
 タイ観光庁(TAT)によると、06年にタイを訪れた外国人旅行者は前年比20%増の1382.2万人だった。05年の旅行者数がインド洋大津波の影響で落ち込んだ反動で大きく伸びた。
 国・地域別で最も多かったのはマレーシアで15.8%増の159.1万人。次いで日本が9.6%増131.2万人、韓国33.9%増109.3万人、中国22.2%増94.9万人。
 欧州では英国が9.9%増の85.1万人と最多。次いでドイツ16.9%増51.7万人、フランス16.1%増32.1万人、スウェーデン37.3%増30.6万人だった。米国は8.5%増の69.4万人、オーストラリア28.2%増55万人、インド20.5%増46万人。ロシアは82.6%増の18.8万人と急伸した。

 2006年は堅調だった日本は、今年に入って減少していることが分かります。さらに、このような記事も。
 不動産大手の米CBリチャードエリスによると、タイの引退者向け長期滞在ビザ(ロングステイビザ)の取得者は2004年が7890人、05年が1万673人だった。06年1~7月は1万2092人で、中国人が2217人と最多。以下米国2098人、英国1265人、ドイツ1185人、日本802人だった。 
 ロングステイビザの申請者はその数を順調に伸ばしているようですが、日本人は少なくて中国人の半分にも満たないとは意外です。この記事では国ごとの増減は分かりませんが、入国者数と同様に日本人の取得数が減少しているかもしれません。その理由は、最近の円安・バーツ高です。

 7月20日現在、為替レートは1バーツ=4.22円と一気に4円を超え、バーツ高の勢いはまだまだ衰える気配を見せていません。急激なバーツ高はタイへの観光客だけでなく、現地に滞在するロングステイヤーの生活も直撃しています。生活費は安いと言えなくなってきたタイでのロングステイを諦めて帰国したり、計画を見送る人も出始めていると聞きます。
 タイ政府は個人のドル預金口座解禁など財界団体の提案によるバーツ高対策を発表していますが、どこまで効果が上がるのか、バーツの為替レートの動向が気になる毎日です。

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July 17, 2007

№698 初めて眠れた深夜便 その2

     東シナ海上空にて
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その2
 周りの騒がしさで目が覚めました。すでに機内の照明が点けられ朝食の準備をしたり、通路は後部のトイレに行く人たちで混んでいます。時計を見ると6時45分、2時間半も眠っていたことになります。横になっていたので、これまでで一番よく眠れました。こんなに熟睡できるんだったら、深夜の帰国便の辛さも緩和されます。これで次回もバンコク・エアウェイズで決まりですね。でも乗客が少ないから横になれた訳で、搭乗率が悪くて運休にならないように願いたいものです。みなさん、少しは乗りましょうね。
 目が覚めて腕が痒いと思ったら、眠っている間に蚊に刺されていました。機内に紛れ込んでいたタイの蚊です。カンボジアだって一度も刺されなかったのに、帰国直前の機内でとは、何ということでしょう。予防接種をしていないので、ちょっと心配・・・ 

 GPSのモニター画面は、奄美大島近くの東シナ海上空を飛行中と表示しています。高度11300m、時速951km、あと1時間余りで福岡に到着です。窓のシェードを上げると、ちょうど日の出を迎えるところでした。雲海の彼方から日が昇り、空と雲を茜色に染めていきます。

 慌しく朝食が運ばれてきました。オムレツ、ハム、フライドポテトにトマト、ブロッコリーが付いています。パパイヤ、ザボンのフルーツやヨーグルトもあって悪くありません。夜食を食べてから4時間も経っていない割には、しっかりといただきました。
 飛行機は鹿児島から天草、長崎へのコースを進みます。九州上空は雲も切れ、霞んでいますがよく晴れていてます。天草辺りから高度を下げ始め、朝日を受けてキラキラと輝く有明海から、雲仙・島原半島が黒いシルエットのように浮かび上がっています。
  玄界灘の海岸線のシルエット
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 7時41分、唐津上空を通過。福岡空港まであと9分という表示です。玄海灘に浮かぶ島々や美しい海岸線を眺めながらのアプローチです。朝もやに包まれた沿岸一帯の景色は、地図の鳥瞰図をそのまま眺めている様です。博多湾からのヤフードームや福岡の街並みが、少し懐かしく感じられます。
 定刻より少し早めの7時56分に無事着陸。続いてホーチミンからのベトナム航空機が降りてきました。4時間40分間のフライトです、帰国便は早いですね。3月1日の早朝、快晴の福岡は春とはいえ冷え込んでいるようです。長袖の上着を羽織って、タラップを降りました。キンとした冷気が肺を満たす時、帰国したことを実感する瞬間です。

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July 16, 2007

№697 初めて眠れた深夜便

   福岡に到着した「Guilin」号
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 バンコクからの深夜便は、ほとんど眠れなくていつも辛いものです。せっかく早朝に帰国しても自宅で昼寝したりで、その日は何もできずに終わってしまいます。

 07年2月、初めてバンコク・エアウェイズに搭乗しました。帰国便はAM1:00発のPG815便です。バンコク市内からタクシーを飛ばしてスワンナプーム空港へ。チェックイン後、出国手続きを終えて同社のラウンジで休憩することにしました。時刻は11時10分、まだ1時間はゆっくりできます。無料のコーヒーを飲みながら、ラウンジ内のパソコンでメールチェック、ちょうどいい時間の過ごし方です。これまで出発待合室で疲れた体に眠気を覚えながらじっと待っていましたから、このラウンジは本当に助かります。
 12時を回って、洗面所で歯を磨き顔を洗い機内で眠られる準備を済ませて、そろそろ出発ゲートD1aへ。ラウンジの冷蔵庫に冷やしてあるミネラルウォーターを機内用にありがたく1本いただきました。

 出発ゲートから専用バスで駐機場へ。中小航空会社の同社の便のほとんどは、ボーディングブリッジから直接搭乗するのではなく、駐機場までバスで移動してタラップを登ります。機材はシェムリアップ・バンコク間で乗った「Guilin」号、就航地の中国・桂林の名前が付いています。同社にはエアバス320が3機しかないという事情もあって再搭乗になりました。
 ようやく機内に入ったのが0時55分、定刻より遅れそうです。最後尾から3番目のシート、乗客の中ではわたしが一番後ろの席です。タイ人の団体客が20~30人いますが、乗客は60人前後でしょうか。乗客が少ないせいか小さな機体はすぐに動き出し、1時15分には夜空へと離陸しました。

 アナウンスによると、福岡までの所要時間は4時間55分。往きより1時間も短い飛行時間です。離陸すると歯ブラシ、アイマスク、耳栓のセットが配られました。ビジネスクラスでは普通のことですが、エコノミークラスでは珍しいサービスです。
 続いて夜食にサンドイッチかピザのサーブです。サンドイッチとビールをもらいました。ビールは日本のスーパードライですが、何故かまずく感じられます。タイのビールに慣れてしまって、久しぶりの日本のビールが美味しくなかったのかもしれません。さらに少しでも眠れるようにジントニックを2杯もらって、早めに寝ることにしました。幸いわたしの隣には誰も座っていませんので、横の3席をベッド代わりに横になりました。タイ航空はいつも混んでいて満席に近いので、3席とも独占できるのは初めてのこと。横になれる幸せを実感します。

 窓から半月が見えます。夜空を見上げると、月明かりのせいで満天の星とまではいきませんが、多くの星が輝いています。高度が高く大気が薄いので、ほとんど瞬きません。眼下には絨毯のように敷き詰められた雲海が広がり、月光を浴びて青白く浮かんでいます。幻想的な光景です。
 時刻は日本時間で4時10分。窓のシェードを閉め、目を閉じることにしました。そしていつの間にか・・・

つづく

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July 04, 2007

№691 手荷物が遅い新空港

    新空港4階の出発フロア
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 滑走路のひび割れ問題を始め、何かと欠陥や問題が指摘されるスワンナプーム新空港です。その一方で巨大空港が100%完璧に開港することは世界的にみてもほとんどないのだから、問題点は少しずつ改善していけばいい。よくやっている方だという好意的な意見もあります。賛否両論あるということは、それだけ新空港が期待され注目されていることの証なのでしょう。
 スワンナプーム空港で初めて入国したのは、アンコールワット観光を終えてシェムリアップからPG910便で到着した時です。夜9時過ぎ定刻より遅れて到着したものの入国審査はスムースに終了し、手荷物を受け取りにターンテーブルへ。
 ドンムアン空港の場合、入国審査の時間が掛かっていたとはいえ、ターンテーブルへ行くともう手荷物が出てきていることが多かったのですが、スワンナプームでは出てきません。真新しいターンテーブル近くのイスで待つこと、約30分。確かにバンコク・エアウェイズの駐機スポットはターミナル・ビルから離れていますが、それでも時間が掛かり過ぎです。手荷物だけでなく乗客も到着ターミナルまで専用バスで移動してくるわけですから同じことです。
 たまたま不運にもPG910便だけが遅かったのか、いつも遅いのかははっきりしませんが、夜遅く疲れて到着した乗客にとってはストレスが溜まってしまいます。手荷物を受け取りさえすれば、もうタクシーに乗ってバンコク市内に行くだけなのですから。ハード面での問題点が話題になることが多いですが、ハンドリングを始めとするソフト面の改善も必要なようですね。

 やっとのことで手荷物を受け取りタクシー乗り場へ。幸いなことにタクシー待ちの列もなく即乗れました。時刻は10時15分。わずか25分でスクンビット・ソイ11のホテルに到着です。ちなみに高速代・空港手数料を含めて295バーツ(約1050円)。ドンムアンより少し高くなりましたが、ほとんど問題ありません。

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June 08, 2007

№675 バンコクから海外旅行

  アンコールワットの入り口から
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 これまでタイ訪問といえばバンコク・チェンマイ中心で、シンガポール以外の周辺諸国に立ち寄ったことがありませんでした。07年2月カンボジアへ行ったのが初めてです。
 せっかくタイまで行くのですから、日本との往復だけではもったいですよね。以前から東南アジアの中心に位置するタイを拠点に周辺諸国に行くのは便利だと思っていたので、実行してみることにしたのです。その手始めが、カンボジア・アンコールワット行きです。なおカンボジア旅行記については、このブログに時々掲載しています。

 結論から言うと、行ってよかったです。なかなか日本からアンコールワット観光だけ行けるものではありませんが、バンコクからだとアンコールワットは飛行機で約1時間と、すぐそこです。旅行費用も航空券の追加料金とホテル代、それに現地の観光ツアー代くらいで済みますからお手軽です。これは行くしかないでしょう。
 今回は昨年暮れに福岡に就航したバンコクエアウェイズを使って、アンコールワット観光の拠点都市シェムリアップ行きのチケットにしたので追加料金はそれほど高くありませんでした。バンコク・シェムリアップ間の往復チケットと比べると、うんと割安です。
 次回はベトナム航空を利用してベトナム・ホーチミンに一旦入国して観光をした後、バンコクへ入るのもいいなと思います。この方法だとバンコク行きの航空料金でホーチミンへ行くことができます。さらに同じような方法でミャンマーやマレーシア、そしてラオスなどへも足を延ばしたいものです。

 もちろん「そんなことは、ずっと前から知っているし、やっている」と東南アジアでロングステイをしている方々からお叱りをうけることでしょう。ロングステイヤーの中にはエアアジアをはじめ格安航空会社を利用して、滞在地から東南アジア各地を周遊してしている方も多いのではないでしょうか。日本から出発するよりも近くて手軽に東南アジアの都市や観光地へ行く、それはロングステイ滞在地の地の利を生かした旅行スタイルですし、ロングステイの楽しみのひとつでもあります。
 ロングステイ地を拠点に、自分なりの旅行プランを立て予約や手配をして自由で気ままな旅に出かける、これも立派なロングステイの目的と言えるでしょう。

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May 15, 2007

№660 スワンナプーム空港

     明るく開放的な4階
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 06年9月に開港したスワンナプーム空港。今年2月、初めてこの新空港に降り立ちました。快晴の空の下、南国の日差しを受けて近未来的なターミナルビルや駐機中の飛行機が輝いています。
 PG816便は、ほぼ定刻の13:52に駐機スポットに止まりました。バンコクエアウェイズの飛行機は、ターミナルビルから離れた場所に駐機して専用バスで移動することが多いのですが、ボーディング・ブリッジを使って直接2階の到着ゲートに入ることができました。こちらの方が楽ですし、時間も掛かりませんので助かりました。

 「どうしてこんなに暗いの?」というのが、新空港の初めての印象です。外は眩しいくらいの太陽なのに、びっくりです。これではせっかく世界各地からやってくる観光客の最初のバンコクのイメージが良くありません。
 シェムリアップへのトランジットのため、入国審査の方へは向かわずに出発ゲートがある4階へ上がります。逆に4階はガラス張りの屋根から直接光が降り注いでいて開放的、温室かサンルームかと思わんばかりの明るさです。2階とのあまりの違いに2度びっくりです。2階の方の採光に問題があるのでしょうね。

 トランジットの時間をバンコクエアウェイズ社のラウンジで過ごしていたので、空港内をほとんど見学しませんでしたが、出発ゲートがあるCコンコースを歩いてみました。香港のチェップラップコク空港と同じくらいの規模なのでしょうか、そんな感じがします。
 ドーム状の屋根を持つコンコースはトンネル内の通路のようです。テントのような部分を除けば、すべて格子状のガラスに囲まれています。自然採光によって照明は少なくて済む設計です。しかし直射日光が差し込むコンコース内は、銀行や免税店などがあるコンコースに比べると、とても暑いのです。エアコンの吹き出し口付近は涼しいのですが、そうでない所はかなりの暑さです。強い日差しを受ける待合室で、この暑さでは堪らないと思います。せっかくの省エネ設計でしょうが、かえって冷房に電気代が嵩むのではと心配になりました。

 開港以来、滑走路に多くの亀裂が見つかったり、トイレが少なすぎるとか、何かと不評なスワンナプーム新空港です。巨大な空港が初めから順調に運営されることの方が稀で、初期トラブルを抱えるのが普通です。それでも利用者にとって快適で使い勝手のよいように、少しずつ改善してもらいたいものです。

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April 18, 2007

№645 久しぶりのリコンファーム

バンコクエアウェイズの乗り継ぎカウンター
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 07年2月のアンコールワットとバンコク行きには、バンコク・エアウェイズを初めて利用しました。詳しい搭乗記については、№617~619をご覧になってください。
 
 いつも航空チケットの手配をお願いするJTBから郵送されてきた案内書を見てビックリ。帰国便にはリコンファーム(予約の再確認)が必要とあります。再度航空会社に確認してもらいましたが、間違いありません。
 もちろんリコンファームのことは知ってはいますが、この10年来、実際に行った記憶がありません。それは日本に就航している航空会社のほとんどが不要になっているからです。元々リコンファームは予約をしたにも関わらず、実際に搭乗しない人を少なくするためのものですが、中小航空会社だからということもないのでしょうが、今でもやっているとはいささか面倒なことです。

 最終目的地であるカンボジア・シェムリアップに到着後、バンコク・エアウェイズのオフィスに電話するか、空港内のカウンターでチケットを提示して、予約の再確認をしないといけないというのです。もしリコンファームをしない場合、帰国便の予約が取り消されることがあります。同社のシェムリアップのオフィスは、平日10時から16時までとのこと。終日アンコールワット遺跡観光をする予定なので、何時、どこから電話したらいいのかと思案していました。
 JTBから「もしかするとバンコクでのトランジット(乗り継ぎ)カウンターで、リコンファームを受け付けてくれるかもしれない」とアドバイスがありました。それを頼りに往きの機内で日本人の客室乗務員にも尋ねたところ、やはりバンコクで可能らしいことが分かりました。ちょっと安心です。

 バンコク・スワンナプーム空港に到着し、早速トランジットカウンターで乗り継ぎ手続きをすると同時に「リコンファーム、プリーズ」と訊いてみました。カウンター内の女性は一瞬怪訝そうな顔をしたのですが、隣の男性スタッフがわたしのチケットを受け取ると、手馴れた様子でパソコンをたたき始めました。しばらく待つと「OK!」との返事。再びチケットを受け取り、これで無事にリコンファーム終了です! 現地での手間が省けて助かりました。
 今回はシェムリアップが目的地でしたが、バンコクの場合でもリコンファームは必要なのでしょう。できたらこのような手間はなくしてもらいたいものです。

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April 15, 2007

№643 タイ舞踊

チェンマイのカントーク・ディナーショー
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 ちょうどタイ正月のソンクランを迎えて、多くの日本人の方がタイを訪れているのではないでしょうか。 

 神秘的で美しいタイ舞踊。観光で訪れた方は一度はご覧になったことがあると思います。団体ツアーでよく行くのが、食事付きのシアターレストランです。わたしも数年前バンコクに初めて行った時、このお決まりのコースでタイ舞踊を鑑賞しました。もうどこのレストランだったか覚えていませんが、タイの古典芸能の舞踊と音楽を楽しみました。もっとも料理の方は今思い出しても美味しくなかったです。他にもローズガーデンなどテーマパークでのアトラクションでも観ることができます。
 また、チェンマイでも郷土料理カントークを食べながら北タイの舞踊を楽しむレストランがあります。これはなかなか良かったですね。

 タイ舞踊は、伝統的な古典舞踊と庶民の身近にある民族舞踊とに大別されます。元々は宮廷用の舞踊として、スコータイ王朝やアユタヤ王朝時代から伝承されてきました。踊りは、サンスクリットの大抒情詩「ラーマヤナ」をタイ風に翻訳した「ラーマキエン」の中から題材を集めたものが代表的。
 コーン・マスクという魔神の仮面をかぶり、以前は男性の踊り手だけで踊られていた舞が「コーン」、スローテンポで仮面をつけずに優雅に舞うのが「ラコーン」と呼ばれています。(政府観光庁のパンフレットから)

 タイ舞踊に欠かせない楽器がいくつかありますが、その中でも好きなのが「ラナート」です。舟形をした木琴のような楽器です。バリのガムランやジェゴクなどの打楽器も魅惑的ですが、名手が演奏するラナートも素晴らしい音色です。タイ映画「風の前奏曲」でも紹介されました。舞踊だけでなく、タイの楽器演奏に注目するというのもひとつの楽しみ方かもしれませんね。
 http://kaze.eigafan.com/index.html

  わたしは、昔タイ舞踊を見て以来、バンコクのシアターレストランに足を運んだことはありません。料理の不味さがその一因ですが、かえって福岡のアジアマンスやアジアフェアなどで観る機会が増えたからです。またバリ・ダンスの方が気に入っていることもあるのですが・・・ それでもお隣カンボジアのアプサラ・ダンスをはじめ、東南アジア各国のそれぞれの舞踊を楽しむのも、旅行や滞在中の楽しみのひとつです。

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April 08, 2007

№639 造幣局 桜の通り抜け '07

    大川沿いのソメイヨシノ
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 日本から春の便りです。
 4月6日、大阪造幣局の「桜の通り抜け」に行ってきました。通り抜けは5日から11日までの期間で、暖冬などの影響で1883年の第1回目以降、最も早い開催となっています。

 造幣局の南門から北門への通路沿いに植樹されている124種類、370本の内、約6割が八重桜です。まだ全体としては3分咲きくらいでしたが、白、ピンク、珍しい黄緑など艶やかな桜が咲き誇っていました。当日は花見にはうってつけの晴天で、うららかな陽光を浴びて、清楚な白い桜から手毬のような豪華な八重桜まで、どの桜も見事です。何度も立ち止まって見入ってしまいます。満開の頃はさぞかし美しいことでしょう。
 また、大川沿いの河畔のソメイヨシノがちょうど満開でした。一方通行の通り抜けを北門まで歩くと、還りはソメイヨシノを楽しみながら天満橋方向へ川沿いの並木道を歩きました。川向こうには大阪城が時折望めますし、桜見物の遊覧船がゆったりと行き交っています。まさに春爛漫です。

 見頃は9、10日ころ。お近くの方は是非どうぞ。タイの方は写真から日本の春を感じてください。

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March 30, 2007

№633 エコノミークラスでも使えるラウンジ

    明るく開放的なラウンジ
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 スワンナプーム空港内にはバンコク・エアウェイズのラウンジがあります。ラウンジといえばビジネスクラス以上が対象ですが、ここはエコノミークラスでも利用できるのです。もっとも同社の機材にビジネスクラスはないようですが・・・

 今回、シェムリアップへのトランジットに4時間の乗り継ぎ時間があったので、ラウンジを利用しました。バンコク行きに同社を利用した場合タイ国際航空より2時間も早く到着するので、その日を有効に使えて助かるのですが、乗り継ぎが悪く却って長時間のトランジットとなってしまいました。ターミナル3Fの国内線側の辺りをウロウロ探し回り、ようやくラウンジはありました。

 入り口のカウンターでチケットを提示するだけでOK。カラフルなイスやソファー並んでいて、ガラスの仕切りに囲まれた明るく開放的なラウンジです。陽が差し込むガラス窓からは駐機中の飛行機を眺めることができます。
ラウンジ内ではコーヒー、紅茶、ジュースなどのソフトドリンクの他に、クロワッサンやミニケーキの軽食のサービスがあって、自由に食べることができます。お酒こそありませんが、嬉しいサービスです。冷蔵庫内にはフルーツゼリーやミネラルウォーターも置いてありました。
 その上パソコンが4台置いてあり、メールやインターネット利用も無料です。早速インターネットでブログの状況を確認したり、メールチェックをし日本へメールを送りました。ただパソコンが英語とタイ語しか対応していなかったので、ローマ字でのメールになってしまいましたが・・・

 コーヒーを飲みながらカンボジアのEDカード、税関申請書、ビザの申請書など(これらの書類は記入事項が多くて結構疲れます)を書いたり、アンコールワットのガイドブックを熟読するなど、有意義に過ごせました。休息にはうってつけの快適なラウンジです。長時間のトランジットでしたが、疲れることもなく大変助かりました。
 日本へ帰国する際の深夜便でも利用して、ここで昼間の疲れを癒したいと思います。搭乗者にとってはエコノミークラスでも利用できる、他社にはないありがたいラウンジです。このラウンジの存在だけでも、バンコクエアウェイズを利用する価値がありますね。

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March 21, 2007

№627 アジアの格安航空会社事情

 エアアジア機 チェンマイ空港にて
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 07年2月25日からアジアの格安航空会社事情を紹介した「空飛ぶバス 上陸へ」という記事が、朝日新聞に連載されました。

 まず第2回の記事から。昨年9月に開港したタイの新たな玄関、スワンナプーム空港。ここにはエアアジアなど6社、アジア最多の格安航空会社が集まっている。狙うのは「新中間層」と呼ばれる新しい高所得者だ。
 タイのノックエアは、出資会社のタイ国際航空から国内線を譲り受けて、急速に旅客を増やしている。「全路線約6300円」という均一運賃を掲げるのがワンツーゴーだ。両社とも安いだけではなく、座席指定ができ、コンビニ店でも航空券を購入できるなどの新サービスを付加して新中間層に訴える。
 アジア工科大学院の花岡助教授の調査では、タイの格安航空会社は04年、一気に国内線旅客200万人を獲得した。この結果、一部の路線で大手会社のシェアが減り始めている。同助教授は「格安が新中間層を取り込んだ。大手は収益性の高い国際線に特化することで、格安とすみ分け始めた」とみる。さらに格安会社は大手から客を奪うだけでなく、これまで船やバスを利用してきた出稼ぎ労働者など新たな客層の開拓も始めている。
 格安航空は「空」はもちろん、「陸」や「海」まで、東南アジアの交通網全体を変えつつある。

 次は第4回目の記事です。ここはマレーシア屈指の高原リゾート、キャメロン・ハイランド。常夏の国にあっても年中涼しいとあって、退職した日本人の長期滞在地として人気がある。長年住むSさんたちロングステイヤーの楽しみの一つが、格安航空券を使った旅行だ。
 マレーシアの格安会社エアアジアは年に数回、破格のバーゲンセールをする。最安値は「無料」。つまり空港税などの必要経費だけ。あらかじめ空席が見込まれる便では、一部の席を無料にして宣伝効果を狙おうというわけだ。これを利用して、Sさんたちはボルネオ島クチンまで約1700円で往復した。大手航空会社の1割以下の値段だ。「日本ならバスツアーぐらいしかできませんが、ここならアジア周遊ができるんです」

 しかし格安航空、いいことばかりではありません。1、2時間の遅れは当り前ですし、安全性にも問題があります。今年1月、インドネシアの格安会社アダムエアの墜落事故が起きました。さらに大手のインドネシアのガルーダ航空までも3月7日、ジョクジャカルタ空港で旅客機が着陸に失敗して炎上し、死者22人という事故を起こしたばかりです。
 「格安会社は避けた方がいいでしょう。整備や機体の面で格安と大手では差があることが分かっています」と現地の危機管理のコンサルタント会社に勤めるGさんの意見で、記事は締めくくっています。

 確かに航空料金、安いに越したことはありません。わたしもタイ行きの航空料金が気になりますし、安いチケットはないかと探します。また記事にあるようにロングステイ先から東南アジア各地を周遊するのも、ロングステイならではの楽しみ方です。大いに観光地や遺跡などを巡っていただきたいと思います。
 しかし、格安料金ばかりに目を奪われてしまわずに、その会社の安全性や信頼性を考慮しないといけないという教訓をこの記事から教えられます。つまり“安全”を最優先させる意識を忘れてはいけないのです。
 

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March 08, 2007

№619 バンコク・エアウェイズの機内サービスは最高! その3

 ベトナム・ラオス国境の上空にて
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その3
 しばらくうたた寝をして目が覚めました。時計を見ると12時35分、ベトナム上空へ差し掛かり、薄雲を通してうっすらと海岸線が見えます。バンコクまでもう少しです。ラオスとの国境辺りの空は、これまでのじゅうたんのような雲から、高度1万m近くまで発達した入道雲に入れ替わっています。すでに熱帯の空へと変化しているのです。

 あとバンコクまで1時間というところで、今度は“おにぎり”のサービスです。高菜と明太子の2種類で、明太子をチョイスしました。さらに外国人用でしょうか、デニッシュのパンも用意されています。さすがにお腹が一杯で、おにぎりは今晩の夜食用にして、日本茶だけいただきました。他社にはない嬉しいサービスですね。

   着陸前におにぎりのサービス
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 バンコクからカンボジア・シェムリアップへ乗り継ぐので、日本人クルーからトランジットやリコンファームなどの手続きや場所を丁寧に教えてもらいました。どうやらバンコクで帰国便のリコンファームができそうですし、初めてのスワンナプーム空港、トランジットカウンターやラウンジなどの場所も確認できました。ひと安心です。

 13時25分、飛行機は少しずつ高度を下げ始めました。天気は晴れ、いかにも暑そうです。きれいに長方形に区画された田んぼの緑が目に鮮やかで、所々で住宅街(ムバーン)が田園の景色を侵食しています。バンコク周辺は平坦な土地がどこまでも広がっていて、日本にはない風景です。
 13時45分、ほぼ定刻通り着陸。多少揺れはしましたが、5時間45分ほどの快適なフライトでした。初めて降り立つスワンナプーム空港、窓からは熱帯の陽射しを受けて銀色に輝く真新しいターミナルビルが出迎えてくれています。

 バンコク・エアウェイズの機内サービス、一言で言うと“素晴らしい!”。実によかった。小さなエアラインなので、大手に負けないように企業努力しているのでしょう。何の問題もないどころか、快適で質の高いサービスのバンコク・エアウェイズです。バンコク・福岡間に限っては、機内サービスの質は、飛行機の大きさに反比例しているかもしれませんね。    
 このサービスでタイ国際航空よりも格安な航空運賃なのですから、乗らない手はありません。搭乗率が低くて福岡路線が休止にならないように、みなさんもぜひ一度搭乗してください。お勧めです!

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March 07, 2007

№618 バンコク・エアウェイズの機内サービスは最高! その2

    マナオ入りのジントニック
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その2
 揺れも収まり、離陸後30分でドリンクサービスと「The Prestige」という魔術師の映画が始まりました。タイ航空の福岡便では、映画は各座席ごとにモニターがなくて大きなスクリーンで上映されていましたが、この3席ごとにある小型スクリーンは見やすくてなかなかの優れものです。 
 ビールはタイのビール・チャーンとリオ、そして日本のアサヒです。シンハはありません。チャーンとナッツのおつまみをもらい、早くも気分はタイ・モードへ。2本目はアサヒをもらって飲み比べましたが、チャーンの方が好みですね。ヘッドホーンから流れるJ-POPを聴きながらビールを楽しみました。

 見ていると、食事前というのにワインやウイスキーなどのドリンクサービスまであります。その上、60人の乗客に4人の客室乗務員ということもあって、行き届いたいい感じのサービスです。待たされることなく、飲み物のお代わりもすぐに持ってきてくれますし、競合のタイ国際航空よりも好感が持てます。今までで一番よい機内サービスといっていいでしょう。これはバンコク・エアウェイズで決まりですね、これからも乗るしかありません! 
 何度もお代わりを聞いてくれて、次はジントニックをいただきました。レモンではなく、ちゃんとタイのマナオ(ライム)が使われているのもちょっとした嬉しいサービスです。機内アナウンスによると、食事は離陸して2時間後とのこと。これで完全にできあがってしまいました・・・

  「チキンの照り焼き」の機内食
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 機内食はチキンとポーク。最後尾の座席のため選択できずにポークしか残っていません。がっかりしていると日本人乗務員が特別にクルー用の「チキンの照り焼き」に替えてくれました。ありがたいことです。そしてこの照り焼き、バター風味が効いていて、とても美味しかったのです。タイ風のさつま揚げとエビには、ピリ辛のタイソースがよく合います。その他にバターロールとレモンケーキが付いています。シンプルなメニューですが、エコノミークラスとしては合格点の味です。フォークやスプーンがプラスチックでも気になりません。ここでは赤ワインまでいただいて少々飲み過ぎました。
 デザートは、福岡の「八女玉露」アイスクリーム。実は食事で一番美味しかったのが、このアイスです。因みに地元のロイヤル製で、ハーゲンダーツにも負けていません。

 現地時間の10時50分、2本目のアニメ映画「Flushed Away」が始まる。2本も映画上映があるとは。他にも日本でヒットしている「マリー・アントワネット」など充実のプログラムが揃っています。
 12時、窓からの景色は、ずっと白い雲のじゅうたんです。また少し揺れました。高度11900m、速度785km。GPSのモニターは南シナ海、海南島上空を表示しています。バンコクまで後2時間です。

つづく

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March 06, 2007

№617 バンコク・エアウェイズの機内サービスは最高!

  PG816便、後方はタイ航空機
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 2月22日、初めてのバンコク・エアウェイズの搭乗です。同社は06年12月に福岡に就航したばかり。使用する機材は、162人乗りのエアバス320、個性的でカラフルな機体と、機首には「SAMUI」号とネーミングが入っています。同じ国際線に駐機しているシンガポール航空の大型機ボーイング777と比べると、あまりに小さくて「本当にバンコクまで飛べるの?」と不安になります。待合室の乗客からも同じような声が・・・

 タイ・リゾートをイメージした制服の客室乗務員の笑顔に迎えられて機内へ。すべてエコノミークラス、ビジネスクラスはありません。シートは、左右3列ずつの横6席です。日本の国内線を飛んでいる小型機並みの大きさですが、思ったより機内は狭くありません。新しい機材は清潔感があり、シートの座り心地もまずまず。いつもとは反対に、今回は一番後方の座席をリクエストしました。これならトイレに行くにも便利です。
 天井から3席毎に小型モニターがせり出すようになっていて、これで映画はOKです。音楽はJ-POPのプログラムがあり、日本の新聞や週刊誌も充実しているので、6時間のフライトも快適に過ごせそうです。この時点ですっかり不安がなくなり安心しました。時計をタイとの時差の2時間遅らせます。
 2月の平日ですから仕方ないのですが、心配した通り乗客は60人ほど。搭乗率は約40%しかありません。乗客は日本人ばかり、夫婦、学生、男性グループなど個人客が多く、ツアー客は少ないようです。今後の搭乗率が気になります。

     清潔感のある機内
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 定刻の午前10時、PG816便は、バンコクに向けて福岡空港を飛び立ちました。滑走路に入る前の誘導路からエンジンを吹かして、もう加速し始めます。これって本当はNGなんでしょうが、さすが小型機、小回りが利きます。そして割合あっさりと離陸。快晴の空の下、眼下には福岡の市街地が、そして後方にはヤフードームや博多湾がはっきりと遠望でき、高度を上げるとともに少しずつ福岡の街が遠のいていきました。
 絶好の飛行日和と言いたいところですが、熊本上空7400mで突然大きく機体が揺れだしました。やはり小型機のせいでしょうか、揺れが大きいのは気のせいだけではないようです。薄雲を通り抜けると、雲仙普賢岳が雲間から望めます。直下には天草五橋が、くっきりと海にラインを描いています。
 高度10400m、速度657km。天草上空を通過すると、また大きく揺れ始めると同時に雲が多くなりました。天気は下り坂。そういえば今朝のTVニュースで、午後から雨の予報が出ていたことを思い出しました。

つづく

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March 01, 2007

№614 今朝、帰国しました

   福岡に降り立ったPG815便
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 今朝、8日間のバンコク・アンコールワットの旅から帰国しました。バンコク・エアウェイズPG815便は、定刻8時に福岡空港に降り立ちました。機内から外へ出たとたんに、ひんやりとした冷気が肺を満たします。熱帯独特の熱気から、少々寒さを感じながらも冷涼な空気が懐かしく「帰ってきた」ことを実感します。それでも春の柔らかい朝日を浴びて、それほど寒さは感じません。
 この時間帯の空港は、他にもシンガポール航空、タイ国際航空、そしてベトナム航空などが次々に到着して、ちょっとした帰国ラッシュになります。この時期、団体ツアー客以外にも、学生など若い人たちも目立ちます。入国審査を終えて、手荷物がすぐに出てきたので、税関の列もほとんど並ばないでスムースに帰宅の途へ。空港に近いこともありますが、8時半過ぎにはもう自宅に帰り着いていました。こんなに便利な国際空港は福岡しかないですね。成田を利用する方にはきっと羨ましがられることでしょう。そしてこの記事を書いているという訳です。

 初めてのバンコクエアウェイズのフライトは、すごく快適でした。客室乗務員の接客やサービスは、はっきり言って大手のタイ航空よりもいいです。エアバス320の小さな機体も、幸いなことにあまり揺れなくて済みました。これからも是非、利用したいと思いますし、同じ機材を使用しているベトナム航空でホーチミン経由のバンコク行きというのもいいな、と早くも次回のプランを考えています。

 また、アンコールワット遺跡は想像していた以上に感動しました。昨年タイ・イサーン地方にあるクメール様式のピマーイ遺跡を見学しましたが、類似点があると同時にその規模や美しい彫刻などは比較になりません。クメール文化の素晴らしい遺跡群の魅力に圧倒されました。 「いつか一度アンコールワットを訪れてみたい」という念願が叶い、よい経験になりました。まだ行ったことがないという方は是非どうぞ、お勧めします! これからはタイだけでなく、いろいろなルートを考えて、東南アジア各地を巡りたいものです。
 
 さて、今回もバンコクでは多くの方にお世話になりました。紙面を借りて深く御礼申し上げます。詳しくは記事にして、これから少しずつ紹介していきます。まずは帰国報告まで。

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February 28, 2007

№613 きれいなタイ北部の川

 チェンライへ向う峠道沿いの渓流
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 バンコクを流れるチャオプラヤー川の水は、薄茶色に濁っています。水草やどうかするとゴミも浮かんでいたりします。チャオプラヤー川上流のチェンマイのピン川を見ても、土色の濁った流れです。東南アジア最大の河川、メコン川もゴールデントライアングルから眺める流れは、同じように薄茶色です。
 日本では、郊外や山間部を流れる川を見ると、一般的に澄んだきれいな流れが多いと思います。 「山紫水明」という言葉があるように、山水の美しい景色に慣れ親しんだ日本人にとって、タイの川は汚いなと感じた方が多いことでしょう。これは汚れているというよりも、土砂の細かい粒子が混じって川の水を濁らせているようです。

 それでもタイ北部の川を観察していると、きれいに澄んだ流れもあるのです。たとえばチェンマイからチェンライへ向う国道118号線の峠道沿いの渓流や、チェンマイ郊外メーサ・エレファント・キャンプのあるMae Rim Valleyの上流などは、きれいな清流です。 
 これらの清流に共通しているのは、周囲の山々が豊かな森で、緑の濃い広葉樹林に覆われていることです。時折見かけるヤシの木やバナナがなければ、日本の山々とあまり違わない景色に見えます。
 
 ところで雨季になると、最近のチェンマイ地方はよく洪水に悩まされますが、上流部での木の伐採や山の頂上近くまで切り拓かれた畑などによって、山の保水力が低下していることも一因として考えられます。森が豊かではない所では、ちょっとした雨でも表土が流れ出して、水を濁らせているのではないでしょうか。

 タイの濁った流れを見ていると、日本は世界でも指折りの“川の水がきれいな国”だと改めて気づかされます。それは同時に森の豊かさでもあるわけです。 

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February 22, 2007

№610 バンコク・アンコールワットへ

  福岡空港のタイ航空のエアバス
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 今日からバンコク・アンコールワットへ出発します。8日間の日程で3月1日の早朝に帰国です。今回の訪問には、2つの“初めて”があります。まず、アンコールワットに行くことです。これまで数回のタイ取材で、チェンマイやイサーン(タイ東北部)など、タイ国内各地を訪れたことはあるのですが、トランジット地のシンガポール、香港、台湾以外の国や都市に立ち寄ったことがありません。せっかくのタイ行きを活かして、隣国カンボジアに足を伸ばしてみることにしました。

 いろいろ調べたところ、バンコク発の観光ツアーに参加するよりも、バンコクを経由してシェムリアップに入り、アンコールワットの遺跡観光をする方法が一番安いことが分かりました。2泊3日のアンコールワット旅行にかかる追加予算は、約3万円。これにビザ代・出国税などの諸費用がかかりますが、バンコク発のツアーと比較すると約半分で済みます。やはりこれは行くしかないと!

 2つめの“初めて”は、昨年12月から福岡線に就航したバンコク・エアウェイズに乗ることです。タイ国内や周辺諸国に多くの路線を持つ同社ですが、広島に続いて週3便福岡にも乗り入れています。タイのナショナル・フラッグであるタイ国際航空との競合で、苦戦する中小バンコク・エアウェイズ社を応援する意味を込めての初搭乗です。搭乗する飛行機は、162人乗りのエアバス320。福岡空港に駐機しているその姿は、可愛いというよりも隣の大型機に比べると、不安になるほどの小ささです。
 でも、何といってもタイ国際航空より約2万円(出発日によって異なりますが)も安いのが一番の魅力です。それにバンコク・シェムリアップ間は同社中心の路線ですから、福岡からシェムリアップ行きの通しチケットで取ると、少額の割増料金でOKなので一挙両得です。
 バンコクから飛行機でアンコールワット観光へ行く場合、バンコク・エアウェイズを利用することになるので、福岡への就航はちょうどタイミングがよく好都合だったわけです。

 しかし、タイ航空との競争とバンコク・エアウェイズの認知度不足も重なって搭乗率は芳しくないと聞きます。九州のみなさん、せっかく就航してくれた福岡の路線が休止にならないように、バンコク・エアウェイズに乗ろうではありませんか! 個人旅行者にとって強い味方なのですから。

 もちろんバンコクでは、ロングステイヤーの方を取材してきますので、帰国後ゆっくりと報告させていただきます。では行ってきます。

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February 17, 2007

№607 太宰府の飛梅

     これが「飛梅」です
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 日本から春の便りです。いつもタイやロングステイの話題が中心ですが、今日は福岡発の春の花・梅の話題です。在タイの読者の方も多くいらっしゃいますので、日本の春を感じてください。

 2月15日、春の陽射しに誘われて、太宰府天満宮に行ってきました。天満宮は自宅から車で10分ほどの距離です。最近、初詣には行かなくなったのですが、梅の時期の参拝はここ数年欠かせません。まだまだ外気は冷たいものの、春一番が吹いた後の空は、澄んでいて碧く快晴でした。

 本殿正面に向って右手に植えられている白梅が「飛梅(とびうめ)」です。ご承知のとおり「飛梅」は、菅原道真の死後、主を慕って京から一夜にして飛んできたという伝説から、その名があります。「飛梅」は天満宮内の梅の中で最も早く開花する早咲きの梅なのですが、ちょうど見頃を迎えていました。華やかではありませんが風格のある姿から、さもありなんと思わせる雰囲気を漂わせています。

 福岡市内に比べて気温が低い太宰府です。天満宮内の梅は、種類と場所によって異なりますが、まだ3分から5分咲きといったところ。2月一杯は観梅が楽しめることでしょう。
 最近は中国、台湾、韓国などからの観光客の姿が多く、日本の情緒を感じてくれていると思います。また05年秋に開館した九州国立博物館への入場者も加わって、平日にも拘わらず参道はすごい混雑でした。天満宮参拝の際には、博物館へも是非どうぞ。見応えがありますよ。

       境内の紅梅
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 太宰府天満宮    http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
 九州国立博物館   http://www.kyuhaku.com/pr/ 

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February 09, 2007

№602 空港使用料 700バーツに値上げ

 タイ航空機 ドンムアン空港にて
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 タイの空港使用料が、07年2月より値上げになっています。例外もあるようですが基本的に、国際線は700バーツ(従来500バーツ)、国内線は100バーツ(従来50バーツ)に引き上げられています。
 国内線はこれまでも航空券代に加算されていましたが、国際線も国内線と同様に航空券の発券時に徴収されることになったのです。つまり、従来はタイを出国する際に現金で500バーツの空港使用料を支払っていたものが、日本で航空券を購入する際にその代金に含まれるようになったということです。 

 わざわざ出国時まで500バーツを用意したり、支払う手間が省けることにはなりましたが、チケット料金に加算することで値上げを気づかれない狙いもあるのではないかと思ってしまいます。なぜなら、旅行会社からのチケットの請求書を見ると「空港税等」と一括で表示されることが多いですし、明細があっても燃油サーチャージの金額が大きいので目立たないからです。
 加えて最近のバーツ高で700バーツといっても、案外バカになりません。今回わたしのチケットの明細には、2620円となっていました。これは1バーツ=約3.74円にもなります。これまで長く続いていた1バーツ3円で換算すると、500バーツは1500円ですから、現時点では実質約1000円の値上げということでしょうか。

 ところでテレビ・新聞等の報道によると、06年9月のスワンナプーム新空港の開港に伴って、閉鎖されているドンムアン空港が3月にも再開されるそうです。スワンナプーム空港の滑走路や誘導路に多数の亀裂や陥没が見つかっていて、修復作業を行っています。その影響で2本の滑走路のうち1本が閉鎖されていて、離着陸の混雑を緩和するためです。
 国内線と一部の国際線をドンムアン空港に移転をすることになりそうですが、どの路線になるのかは、今後検討するとのこと。2つの空港は車で約1時間かかるため、乗り継ぎには不便が予想されますし、各航空会社も場当たり的なタイ政府の対応に困惑気味のようです。

 空港使用料値上げの直後だけに、このニュースはタイミングが悪いというか、それとも値上げしてからの発表なのか・・・ いずれにしても値上げをしたのなら、せめて利用者の利便性やサービスの向上に努めて欲しいものです。

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February 08, 2007

№601 中国の旧正月 春節

    バンコクのチャイナタウン
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 今年の旧正月は、太陰暦のためその年によって異なりますが、2月18日だそうです。中国では旧暦の1月1日を春節、日本の小正月にあたる1月15日を元宵と呼び、盛大に祝います。中国、韓国、台湾、ヴェトナムなどでは、新暦の正月よりも旧正月の方が重視されます。

 なぜ旧正月の話題かというと、この時期バンコクのホテルが、どこも一杯の様なのです。わたしの指導教官が、初めてバンコクに行くことになり、お勧めのホテルを尋ねられたのですが、それがことごとく満室でした。
 最初は、2月10日からの3連休で日本からの観光客が多いのかとか、なにかバンコクでイベントでも開催されるのか、と思ったのですが、どうも旧正月の影響が一番大きいようです。日本のみならず、中国や韓国、台湾などからの観光客が正月休みを利用して大挙して押し寄せるのではないでしょうか。あの巨大ホテルのインペリアル・クインズパークが満室だというのですから。結局ホテルは諦めて、幸いなことにサービス・アパートメントを予約することができました。

 さてご存知のとおり、タイにも中国系のタイ人が多くいます。中国系タイ人にとってのお正月は、旧正月なのです。旧正月になると中華系の商店は約1週間のお正月休みに入り、バンコクのチャイナタウンも閑散とするそうです。お目当ての中華料理レストランも休みかもしれませんね。

 調べてみると、この時期いろいろなイベントもあるようです。バンコクでは2月17日からバンコク国際映画祭が、チェンマイでも、2月3日から色鮮やかな花で飾られた山車のパレードやビューティーコンテストがある恒例の「チェンマイ花祭り」が開催されていたようです。
 また在タイの方々からは、まだ暑くなく乾季で過ごしやすいので、観光やゴルフには最高の時期だと聞きますから、ただでさえ観光客が増えているはずです。

 春節は毎年時期が違うので、つい忘れがちですが、できれば日程を外して出かけた方が無難かもしれません。わたしも10年ほど前、春節と知らずにシンガポールに行った時、ほとんどのお店や中華料理店がお休みで困った記憶があります。それでも新年を祝う爆竹の音や中国の獅子舞を見られたのは、いい経験にはなりましたが。

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January 06, 2007

№581 沖縄 移住ツアー人気 その2

      石垣島の川平湾
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その2
 国内移住の希望地として、人気の高い沖縄です。光の部分があるとしたら、反対に影の部分もあるものです。
その影の部分ともいえる記事が、06年12月29日の西日本新聞に「南の楽園厳しい現実」という記事が載りました。

 「沖縄県・石垣島にあるハローワークが求職者の出身地を調査した結果、県外出身者が約4割に上ることが分かった。夢を追って移住した人たちが、ハローワークに通う状況が浮き彫りになったといえそうだ」。
 近年、沖縄県が映画「涙そうそう」やテレビ「Dr.コトー診療所」などのロケ地になり注目されている。同ハローワークは「テレビや映画にひかれて移住した人が、職を求めているのでは」と分析している。
 
 06年8月から10月に、同ハローワークを訪れた新規求職申込者636人に調査し、541人から回答があった。
調査によると、約4割に当たる210人が県外出身者だった。東京都出身が31人と最も多く、大阪は18人。神奈川、埼玉、北海道などを含め、計37都道府県に及んだ。
 県外出身者の年齢は20代と30代が多く、団塊の世代は少なかった。

 これほど多くの県外出身者がハローワークに通っているという事実は、沖縄の美しい自然にひかれて移住したものの、「低所得」という厳しい現実に直面しているようです。もちろんハローワークへの求人をするのは若者中心なのでしょうが、中年世代も少なからずいると思われます。
 ライフサイクルの多様化に伴って、国内移住は若者からシニアまで幅広く拡大しつつあるようです。さらに、今年から定年を迎え始める団塊の世代が、これに加わってきます。
 国内移住でも海外のロングステイでも、憧れだけではなく、きちんとした生活設計も不可欠だということをこの記事から教えられます。

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January 05, 2007

№580 沖縄 移住ツアー人気

    竹富島の美しい家並み
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 06年12月28日の朝日新聞の記事からです。

 沖縄県に住んでみたいという県外からの移住希望者を対象とした「沖縄移住下見ツアー」が人気を集めている。南国の島に「楽園」のイメージを求める人々。
 しかし、極端に家賃が安いと思うなど、誤った期待を抱く人も目立つ。関係者からは「移住を望むなら現実をしっかり見つめて」という声も上がる。

 下見ツアーには、神奈川や大阪、名古屋から参加があった。米軍基地や海を見ながら一戸建て用の土地、マンション、介護付き有料老人ホームを貸し切りバスで回った。ツアーは、沖縄ブームを受けて、移住希望者が増えたことが背景。住みたいが沖縄をよく知らない人が多く参加しているという。
 企画したツアーセンターの與那覇社長は「移住者も地元に溶け込み、関わりをもって生きることが大切」と話す。「きちんと知識を得て、楽しく住んで欲しい」。

 沖縄県の統計によると、05年に県内に住民票を移転した人は2002人。98年から増加し続けているという。民間の「沖縄移住支援センター」の阿部代表によると、 「月10万円での生活」や楽園のイメージなどと、実情を勘違いしている人が多いという。「無料の一戸建てを空港周辺で」「那覇周辺で新築を3万円で」。こんな無理な問い合わせもある。
 阿部代表は「多くの人が間違った情報で訪れている。助け合いの精神は強いし、自然は豊かだが、美しい海を見慣れたら、残るのは低所得。お金を選ぶか、環境や県民性のゆとりを選ぶかだと思う」と話している。

 ツアーの参加者は20代の独身女性から、定年後の60代のシニア夫婦まで様々です。国内移住の人気ランキングでも沖縄は1位だったと思いますが、それでも正しい情報が行き渡っていないようです。海外に至ってはことさらでしょう。理想と現実とのギャップはどこにでもあるものですが、国内の移住についても例外ではありません。
 問題は沖縄に住んで何を求めるのか、何をしたいのかということに行き当たるのではないのでしょうか。記事でも言っているように、『美しい海を見慣れたら、残るのは低所得』というのでは、何のために沖縄に移り住んだのか分かりません。 「低所得でも自分の求める何か」が、そこにあるのかが大切なことなのです。
 またシニアにとっては、第二の人生を地元社会に溶け込んで暮らしていけるかが大きな課題と言えるでしょう。
   
つづく

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December 27, 2006

№574 チェンライの朝は霧

車窓からの景色 チェンライ郊外にて
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 冬至を過ぎ、日本ではこれからが冬本番を迎えますが、タイでもこの時期が一番寒いようです。バンコク週報の記事(12月21日)に、「中国から張り出した強い高気圧の影響で北部や東北部では気温が低下しているが、
チェンマイ県では20日、インタノン山(標高2595メートル)で零下3度を記録した」と載っていました。
 標高の高い山々では雪が降ることはないものの、霜が下り氷が張ることはあるとはガイドさんの話です。タイといっても意外に寒くなるものです。

 さて、昨年クリスマスから年末にかけてタイを訪問しましたが、到着した12月22日のバンコクの最低気温は14度と、昨冬では最も寒い日だったと聞きました。予想しない寒さに驚くとともに、薄着しか用意していなかったので、寒い思いをしてしまいました。

 さらにタイ北部のチェンマイ、チェンライへと移動しましたが、曇りで時々小雨の降る26日の最高気温は23度と肌寒い一日でした。その夜はチェンライに宿泊です。
 夜は一段と冷え込んでいたせいで、翌朝は濃い霧に包まれていました。ホテルの部屋からの窓越しの景色は真っ白です。最初は曇り空かと思ったのですが、一寸先も何も見えません。しかし、日が昇るとともに、濃い朝霧も急速に薄くなり青空が広がっていきました。朝霧は日本の晩秋の風物詩ですが、タイにもあるのですね。

 この日は、前日の曇り空とはうって変わって、ほぼ快晴です。乾季で空気は乾燥していて、空は青く高く澄み渡り、雲も秋のそれです。気温も約30度と暑い一日になりました。
 寒暖の差が大きいのもこの時期です。昼間は半袖で過ごせても、夜はジャンパーが手放せないことも。寝冷えなど体調も崩しやすいので、このシーズンの訪タイは健康管理に注意しましょう。

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December 14, 2006

№565 初めてのバス旅行 その4

      車窓からの景色
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その4
 モーチットのバスターミナルから北へ向かって走り、出発して10分後、ドンムアン空港の手前で左折して進路を西へと変えます。バンコク市街を少しずつ抜けて行きますが、間もなくバスの揺れに眠くなり、すっかり寝入ってしまいました。
 目を覚ますと、時計はPM1:20を指しています。車窓には田園風景が広がり、田んぼの緑が目にも鮮やかです。相変わらず騒音を撒き散らかしながら、バスは真っ直ぐ西へと伸びた国道340号線を走っていました。エンジン音の割にはスピードは上がっていないようで、ピックアップ・トラックなどに次々と抜かれていきます。せいぜい70kmくらいのスピードでしょうか。

 ようやくスパンブリーの町に入ったらしく、スーパーのロータスの前を通過し、バス停では乗客の乗り降りがあります。車掌の中学1年生くらいの息子が、車掌の助手をやっていて、商店から頼まれた品物を配送先まで運ぶ手伝いなどをしています。タイのバスは、品物の配達まで請け負っているのですかね。宅配便のようです。
 PM1:45、国道を大きく左折しスパンブリーの街を1周して元の国道へと戻り、また西へと針路を取ります。佐藤さんから教えてもらった道順では、もうすぐ目指すバス停のようです。そろそろ降りる準備をします。
 
 車掌さんからわたしに「もうすぐよ」と声がかかりました。PM2:15、バスは国道脇に停車して、ここで降ります。
バス停らしきものは何もありませんが、とにかく着いたようです。所要時間2時間15分のバスの旅でした。
 スーツケースをラゲッジ・スペースから出してもらい、バスが再び走り出すのを見送ります。バスの姿が小さくなるとともに、急にひとり見知らぬ土地に放り出されたような気分になりました。

 改めて道順を記したメモを取り出して「バーン・タイ・リゾート」への道を確認します。道路の反対側にリゾートの看板を見つけ、ホッとしました。注意して国道を横断し、リュックを背負いスーツケースを押しながら、約500mの道のりをてくてくと歩いて、無事リゾートへたどり着いたのでした。

 “何事も経験”とは言いますが、初めてのバス旅行は不安なものでした。次回は、もう少し余裕を持って楽しみたいものです。

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December 13, 2006

№564 初めてのバス旅行 その3

    エアコン付きの1等バス
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その3
 №126乗り場には、白地に青いラインの入ったバスが停まっています。エアコン付きの1等バスです。乗り場の前で待機している女性の車掌に「バーン・タイ・リゾート」と行き先を告げると、なんとか分かってくれた様です。ちょっと安心しました。男性スタッフにスーツケースをバスの荷物スペースに載せてもらいます。

 乗り込むと青いカーテンが引いてあって車内は薄暗く、外見よりも古ぼけていてタイチックな内装です。とても1等バスとは思えません。それでもエアコンにTV、トイレ付きですから文句は言わないことにしましょう。指定席ではないので、降りやすいように運転席の近くのシートに座ります。
 先ほどの車掌に、帰りの「時刻表はあるか」と英語で尋ねますが通じません。若いタイ人男性の乗客が英語を話せたので、タイ語に通訳してもらいましたが、結局うまくいきません。
 「OK,OK。バーン・タイ・リゾートね。分かってる(多分)」と言うだけです。若い運転手に「バーン・タイ・リゾートで停めてね(これも多分)」と言ってくれたので、少しは安心しましたが、
いかにも「物好きな日本人ね。あんな所まで行くなんて!」といった感じで、笑いながら運転手に話しかけています。確かに観光ルートでもないバスに乗る日本人は、少ないのでしょう。

 定刻の12時に出発しました。乗客は全部で10人です。日本のバスと違ってエンジンが前方にあるためにエンジン音が直接入ってきて、室内の騒音はかなりのものです。その上、旧式のバスはよく揺れます。どう見ても日本の路線バスよりひどい揺れです。内装だけでなく、走りの方も1等車ではありません。

つづく

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December 12, 2006

№563 初めてのバス旅行 その2 

   フードセンターのランチです
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その2
 AM12発のチケットです。運行間隔は30分くらいと聞いていましたが、発車までまだ45分もあります。本数が多いからなのでしょうか、それともタイ人があまり時間を気にしないのか、どこに時刻表があるのか分かりません。

 あまりお腹は減っていませんが、時間があるので早めのランチにします。ターミナルの一番奥にあるフードセンターに行きました。大きな荷物を抱え時間待ちをする乗客たちが、思い思いに食事をしています。
 お客さんの多いタイ料理のコーナーを選び「インゲンとチキンのピリ辛炒め、それに赤米」をチョイスしました。これにキュウリと青パパオヤの千切りが添えてあって、代金は35バーツ(約105円)です。少し赤米がパサつきますが、ピリ辛炒めはまあまあの味です。
 フードセンターには、タイ人に混じってヨーロッパ系の若い女性のバックパッカーたちが目立ちます。やはりバスに乗る前にランチなのですが、みんなケンタッキー・フライドチキンとコーラばかりです。世界中どこにでもあるファーストフードを食べなくても、少しはタイ料理も食べればいいのに思うのはわたしだけでしょうか?
 
 食後、まだ時間があるので、ターミナル内を見物します。大きなコンビニにパン屋さん、田舎へのお土産物を売る売店など、結構充実しています。
 インフォメーション近くでは無料の散髪サービスをやっていました。ボランティアか理容学校の学生の実習なのでしょうか、無料ということで次々に男性が散髪をしてもらっています。もちろん洗髪はありませんが、手際がよくて短時間で仕上がりです。呼び込み役のスタッフに声を掛けられたのですが、髪が伸びていなかったので断りました。しかし、なかなかの人気です。タイではこのような公衆の場での散髪サービスは一般的なのでしょうか、初めて見ました。

 そろそろ発車15分前、有料トイレ(3バーツ)で用を足してターチャン行きの№126乗り場へと向います。

つづく

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December 11, 2006

№562 初めてのバス旅行

   ターミナルのチケット売り場
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 06年8月、初めてのバス旅行をしました。タイ国内の移動は、鉄道よりもバスの方が一般的ですし便利です。路線や便数が多く、何といっても運賃の安いバスは、タイ人にとってはなくてはならない交通手段なのです。
 
 でもタイ語のできないわたしにとっては、鉄道やタクシーなどよりもハードルが高く不安なのは、バスということになります。まず、タイ語が分からないので行き先が読めませんし、降りるバス停だって気づかないかもしれません。もし路線が違っていたり、違う場所で降りたりしたら、全く知らない場所に放り出されてしまうことになります。
右も左も分からない土地で一人っきりになったら、それこそパニックになってしまうでしょう。そういった意味で、バスはわたしにとって不安な乗り物なのです。

 しかし、今回バンコクの北西部のスパンブリーまで、長距離バスに乗ることになりました。ロングステイ・コンサルティング社の佐藤さんお勧めの「バーン・タイ・リゾート」に宿泊するために、不安な気持ちを抱えながらのバス旅行です。佐藤さんから、バスターミナルの切符売り場の場所や運賃、車掌さんにあらかじめ降りるバス停を言っておくことなど、細かなアドバイスをしてもらっていても、初めての体験はやはり緊張するものです。

 定宿を早めにチェックアウトして、タクシーでバンコクの北のモーチットにある北バスターミナルへ向います。AM11、バスターミナルに到着。
 建物の外側にあるチケット売り場のおばさんが、 「スパンブリー行き」の№32カウンターに案内してくれましたが、間違っていました。ターミナル内の「ターチャン行き」の№38カウンターでないといけなかったのです。建物内1階のカウンターだと教えてもらっていたにも拘わらず、やはり舞い上がっていたのでしょう、簡単に間違ってしまいました。
 №38カウンターの女性に「ターチャン」と2、3回言うと「130バーツ(約390円)」という返事が返ってきました。
エアコン付き1等の運賃が70バーツくらいと聞いていたので高いなと思いつつも、やっとのことでチケットを買うことができたのです。帰りのバスで分かったことですが、どうやら終点のターチャンまでの運賃だったようです。

つづく

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November 21, 2006

№551 特急列車を止める! その2

    帰りの特急列車の車内
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その2
 指定席に座り、まだ動揺が収まらないまま、この件について振り返ってみました。

 この特急列車、どうも13:41発が13:31に変更になっていたようです。パンフの時刻表を見ると、確かにこの特急には3等車は接続されていません。
 先ほどの切符売り場の女性は、 「13:31の特急には3等車はないから、次の14:03発の普通列車に乗りなさい」と言っていたのでしょう。そこへたまたま数分遅れて到着した特急に、飛び乗ることができたという次第のようです。

 最新の時刻を確認しないと、こんな目に遭遇しますし、特急料金もパンフでは2等車が120バーツになっていますが、実際には165バーツでした。値上げされたのかもしれません。
 このようなハプニングも旅の醍醐味と言えばそれまでですが、やはり正しい情報を入手しているかどうかが、快適な旅行の基本であることを改めて思い知らされた出来事でもありました。

 やっと落ち着きを取り戻すとともに、1日の疲れがどっと出てくる気分です。特急の車内はさすがに静かで、シートも飛行機のリクライニングシートのように快適なのが、せめてもの救いです。料金が高いだけのことはあります。
 14:10、空港のあるドンムアン駅にもう到着です。さすがに特急は早い。14:58に今朝出発したファランポーン駅に到着しました。
 短いアユタヤの旅でしたが、なんだか面白い旅でもあり、タイ人との交流もある珍道中でした。これだから旅はやめられないのでしょうか。特急を止めたことに懲りていないですね・・・

 バンコク市内に戻り、地下鉄に乗った時、しっかり腕が日に焼けていることに気づきました。炎天下のアユタヤだったので無理もありません。早くホテルに帰って、買い置きした缶ビールを飲むぞー。

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November 20, 2006

№550 特急列車を止める!

  行きにアユタヤまで乗った列車
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 「ひとりでアユタヤを歩く」の続編です。

 ゲストハウスでお昼を済ませ、13:20アユタヤ駅に着きました。タイ国政府観光庁(TAT)のパンフに載っている13:41発特急列車に乗ろうと思い、切符売り場で「3等車」と言うと、女性駅員はタイ語で何か説明してくれますが、さっぱり分かりません。何度かやり取りするうちに、何とか「14:03発の列車の切符を20分前から発売する」ということが分かりました。
 駅の時刻表を見ると確かに14:03発になっていて、どうもダイヤが変更になっているようなので、それまで待合室で待つしかありません。タイ国鉄はしょっちゅうダイヤが変更になるらしいので、持参したTATのパンフの情報は既に古くなっているようです。所在無く、時間が来るのを待合室でじっと待っていました。

 すると男性の駅員が「特急がもうすぐ着くぞ、乗らないのか(多分)」とタイ語でわたしを急かせるように聞いてきました。「えっ!」と思う間もなく、あわててチケット(165バーツ、約500円)を買って特急に乗ることに。
 チケットをもぎ取るようにして受け取って改札口を走り抜けると、もう特急が発車しようとしています。
「間に合わない」と諦めかけたら、なんと駅員がトランシーバーで運転手に連絡を取り、動き始めた特急を止めてくれました! 信じられないことに、本当に特急は止まったのです。日本ではあり得ないことです。

 3両目にいた車掌が手を引っ張って、車内に引き上げてくれました。プラットホームがないため、地面から登らないといけないのです。乗車すると同時に、再び列車が動き出しました。時刻は13:38です。恥ずかしいと思いと、まるで映画のシーンのようだと、妙に感心してしまった経験でした。
 残念なことに、思わぬハプニングのため写真を撮る暇もありませんでした。 

つづく

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November 11, 2006

№544 ひとりでアユタヤを歩く その6

  Julieとゲストハウスのオヤジ
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その6
 さて時刻は午後0時45分。帰りの特急の時間まで間があるので、駅前でお昼を食べることにしました。食べるものは何でも良かったのです。ビールが飲める所であれば。
 午前中歩いた駅前通りをのぞきながら歩きます。ガイヤーンを焼いている大衆食堂の冷蔵庫にビアシンの瓶が見えますが、衛生上少々難点が・・・
 もうしばらく進むとゲストハウスの1階の食堂からサングラスをかけた怪しげな男性が、声を掛けてきます。「ビールはあるか?」と英語で聞くと、何故か関西弁で「ビールあるよ!」との返事。一も二も無くここに決まりです。胡散臭いオヤジの呼び込みに、ついフラフラと店内へ。

 ビールの大瓶と「エビのバジルソース炒めご飯(40バーツ)」を注文します。しばらくすると怪しげな主人が、「今日はビールはダメだ」との返事です。やっぱり騙されました。諦めてミネラルウォーターをがぶ飲みするしかないのでした。ビールが飲みたい方は選挙の日を避けて行きましょう! 料理の方は何ということもない普通の味でしたが、空腹を満たすには十分なものです。

 料理を食べていると、近くのテーブルでお茶を飲んでいたフランス人の若い女の子が、話しかけてきました。名前はJulie。気さくでなかなかの美人です。
 大学卒業後、働いて、2月からタイ・ラオスを旅行中。アユタヤが気に入って、しばらくこのゲストハウスに滞在中らしい。ゲストハウスは楽しそうで、やって来るお客をつかませて話しかけているようです。わたしに興味があるというよりも、暇つぶしの相手をさせられたといったところです。

 途中、サングラスの主人に茶々を入れられながら、片言の英語でコミュニケーションします。「どうして旅行しているの?」と聞くと、 「Discovery Myself(自分を見つめ直したい)」との返事。また「タイは好きですか?」に対しては、 「Yes、Easy To Live(好きです。楽に生きられるから)」とのこと。
 まだ、20台半ばのフランス女性も自分発見の旅をしているんだと、共感を覚えました。若い女性にとっても、タイという国は日常を離れて人生を考えさせる何かがあるようです。

 そろそろ特急列車の時刻が気になる頃です。ゲストハウスを後にします。結局、アユタヤではビールを飲めないままに終わったのでした。

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November 10, 2006

№543 ひとりでアユタヤを歩く その5

     運転手の「トン」さん
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その5
 汗だくになってミネラルウォーターをを飲みながら、駐車場の木陰でしばらく涼みます。待っていた運転手の「トン」さんに「今日は選挙に行ったのか」と聞くと、朝早く投票に行ったとのこと。この日はちょうど、タイの総選挙の日です。タクシン首相のことを聞いても全然通じません。どうもタイ語では「タクシーン」と発音するようです。「トン」さんは、日本の政治家では「鈴木宗男を知っているぞ」と威張るのですが、「小泉純一郎」を知らないのに、ビックリするやら可笑しいやら。

 遺跡観光はここまでで、アユタヤ駅まで送ってもらいます。お昼を過ぎて気温はおそらく40度近くあるでしょう。遺跡を歩いてすっかり喉が渇いたので、 「ビール、どこかで売ってない?」と途中のセブンイレブンに寄ってもらいました。しかし、どうしてもビールを売ってくれません。タイでは選挙の前日と当日は、ビールはじめアルコール類は販売禁止になっているのです。喉が渇いている上に飲めないとなると、余計に辛いものです。とほほ・・・

 途中ガス欠をした運転手仲間をガソリンスタンドまで同乗させたりして、歴史公園の外周道路を走ります。こうやってトゥクトゥクの乗って回ると意外にアユタヤの街も広いものです。国立博物館、大きな病院の前を通ってアユタヤ駅に戻ってきました。1時間余りでしたが、それなりに満喫したトゥクトゥクによる遺跡めぐりでした。チャーター料の200バーツを支払い、「トン」さんとお別れです。

 いつもの日本語観光ツアーとは、ひと味もふた味も違ったアユタヤの旅でした。2回目からはいつもは行かない遺跡や行ってみたい観光スポットを自分なりに探して、行ってみてはいかがでしょう。しっかりとした下調べと慎重な行動があれば、それほど難しいことではありません。
 自分の足で歩いてみるのも、なかなか面白い体験ですよ。


つづく

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November 07, 2006

№541 ひとりでアユタヤを歩く その4

   クメール様式の美しい遺跡
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その4
 次に「ワット・チャイワッタナラーム」に向います。途中お堀に架かった太鼓橋に差し掛かり、急傾斜の橋をやっとのことで越えて行きます。さらにチャオプラヤー川に架かる大きな橋を渡る辺りで、対岸に目指す「ワット・チャイワッタナラーム」の美しい姿を望むことができます。

 AM11:55に到着。広い芝生の敷地内にクメール様式の大きな中央の塔を取り囲むように8つの尖塔が配置された優美な遺跡です。剥き出しになった赤レンガや傾いた塔が、歴史を感じさせます。
 1630年にプラサート・トーン王が、母親のために建てた寺院といわれていますが、ここもビルマ軍の侵攻によって破壊されてしまいました。現在では修復されて、きれいな遺跡公園になっています。緑の芝生と赤レンガのコントラストが鮮やかです。

 外国人観光客を乗せた多くのツアーバスがやって来ていますが、日本人の姿はほとんどみません。現地の日本語アユタヤツアーのルートには入っていませんので、無理からぬことですが。
 遺跡の全景に見とれつつ、ゆっくりと遺跡の中を歩きます。8つの尖塔は回廊で結ばれていて回廊沿いに多くの仏像が並んでいます。しかしここの仏像もビルマ軍によって首が落とされています。遺跡の美しさとは裏腹に無常さや切なさが同居している光景です。
 遺跡内になぜかジャックフルーツの木がポツンと生えていて、いくつも大きな実を付けていました。みなさん、ジャックフルーツの実がどのように生っているのか、ご存知ですか。リンゴやみかんのように枝に実が生るのではなくて、幹から直接大きな実がぶら下がるようにしてなっています。ですからとても不思議な物を見てしまった気がします。

    ジャックフルーツの実
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 ぐるりと回廊を一周しますが、どの角度から眺めても見飽きない美しい遺跡です。駐車場まで戻り、もう一度全景を楽しみます。鳩や小鳥がさえずり、黄色の花が花吹雪となって舞い、地面を黄色のじゅうたんに変えています。
 アユタヤの中心地から離れているせいか、観光ルートから外されているようですが、是非訪れたい「ワット・チャイワッタナラーム」遺跡です。

つづく

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November 06, 2006

№540 ひとりでアユタヤを歩く その3

 「ワット・ロカヤスタ」の寝釈迦仏
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その3
 さて、これからどこへ行こうか、穴場的な所はないかと地図を開いて思案します。いずれにしても暑季の炎天下を歩いて回るのは無謀なことなので、トゥクトゥクをチャーターすることにします。

 「ワット・ラーチャプラナ」の門前で客待ちをしているトゥクトゥクの運転手のひとりに日本語で声を掛けられました。 「1時間200バーツ(約600円)でいいよ」。2~3時間チャーターすると、やはり相場の500バーツです。日本語ができるお兄さんと交渉しますが、なかなか負けてくれません。粘っていると「わかった。199バーツでどうだ」と敵もなかなかのものです。トゥクトゥクのレンタル料が1日200バーツだから負けられないというのです。
 もしここでお客を逃したらレンタル料も払えないじゃないかと思いつつも、日本語ガイド付きと思えば安いと200バーツで手を打つことにしました。こちらの粘り負けです。もっとも1時間余りのチャーターだったので、結局200バーツの支払いで済んだのですが・・・

 運転手の名前は「トン」さん。日本語がかなり上手なので助かります。トンさんお勧めの「ワット・ロカヤスタ」の寝釈迦仏とクメール様式の「ワット・チャイワッタナラーム」の2ヶ所を観光することにしました。 どちらも初めての遺跡です。
 トゥクトゥクの後部座席に横向きに乗り、出発します。バンコクとアユタヤのトゥクトゥクは外見も違うのですが、
バンコクは前向きの座席なのに対して、アユタヤでは横向きの座席です。アユタヤ歴史公園内の景色を楽しみながら、吹き込む風が涼しくて気持ちいい。しばし猛烈な暑さを忘れることができます。

 トゥクトゥクに5分程揺られ、歴史公園を抜けて住宅街の中を行くと、突然寝釈迦仏が現れました。蓮の花があしらわれた枕に横たわった仏様です。全長29m、「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」の涅槃仏よりも大きく、全身にオレンジ色の法衣をまとっています。
 地元の人たちが蓮の花をお供えして拝んでいます。周囲は所々に遺跡が残っている草原になっていますが、あまりの暑さに仏様の周りを一周するだけで、木陰で遺跡の全景を見渡すことにします。

つづく

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November 04, 2006

№539 ひとりでアユタヤを歩く その2

  美しい「ワット・ラーチャプラナ」
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その2
 何度目かの「ワット・プラ・マハート」です。この日は日曜日だからか、それとも何かの記念日なのか分かりませんが、入場料が無料でした。ラッキー!
 アユタヤのシンボルともいうべき菩提樹の根に取り込まれた仏頭の辺りは、周囲とは違うヒヤッと空気が漂っています。木陰で涼しいというだけではない仏頭が語りかけてくるような何かを感じます。ここだけはきれいなお供えの花が絶えません。日陰で噴出す汗を拭きながら、次々にやって来る外国人観光客の列を横目に、しばし栄華を誇ったアユタヤの往事に想いを馳せます。

 定番の観光スポットを外れたお隣の「ワット・ラーチャプラナ」へ移動します。いつも「ワット・プラ・マハート」から見えているのですが、初めて足を踏み入れました。クメール様式の美しい寺院で、近くで見た方が素晴らしい遺跡です。団体ツアー客は来ずに、小グループの観光客がちらほらと歩いているくらいです。
 中心の仏塔に登ることができます。レンガ造りの急な階段を手すりをしっかりと握り締めながら慎重に登っていきます。仏塔内の高さ10mほどの所が踊り場になっていて、三方が開いているので風通しが良く、歴史公園の景色を眺めながらしばし休憩します。

  石室の天井に描かれた宇宙
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 この踊り場からは急角度の下りの階段があって、日本人の若者らにつられて降りてみることにしました。とても急勾配です。暗い階段を恐る恐る降ります。また10m近く下ると、そこは石室のような空間です。
石室の天井を見上げると、中心に金箔の太陽がありその周りを惑星や多くの星ぼしが描かれて赤く彩られています。宇宙観を表現しているのでしょう。まるでピラミッドの内部に入り込んだような気分です。
 とても狭い空間なので、次の見学客に場所を譲るようにして同じ階段を元の踊り場まで上がります。とても神秘的な体験でした。観光ツアーでは味わえない旅の醍醐味です。また訪れたい素晴らしい「ワット・ラーチャプラナ」遺跡でした。


つづく

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November 03, 2006

№538 ひとりでアユタヤを歩く

     アユタヤへの渡し舟
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 バンコクのファランポーン駅から急行列車に乗って、ひとりでアユタヤへ行ったのは、今年4月2日のことです。AM9:43、定刻をちょっと遅れてアユタヤ駅に到着しました。多くの外国人観光客が小さなアユタヤ駅に降り立ちました。
 まずは3バーツ払って駅のトイレへ。洗面台で若いタイ人が顔を洗ってから、濡れた手で髪を撫でつけています。
そういえば、タイ人男性が水で髪を濡らせてヘアースタイルを整えているのをよく見かけますよね。

 さて、ここからはガイドブックを片手に世界遺産の古都アユタヤを歩くことにします。ミゼットのようなトゥクトゥクが停まっている駅前広場から、もうもうと煙を上げながらガイヤーンを焼く大衆食堂やゲストハウスやらが立ち並ぶ通りを抜けて、チャオプラヤー川の支流パサック川を渡る渡船場へ。周囲を川に囲まれ大きな中洲のようなアユタヤへは、ここから渡し船に乗らないと行けません。料金は2バーツです。
 石を投げると届きそうなわずかな川幅を小さな渡し舟が、観光客を乗せて運びます。自転車もOKです。あっけなく対岸の船着場へ到着です。近くにあるチャオプロム市場をのぞきますが、生鮮食料品や花などはあまりありません。香辛料や揚げ物の脂っぽい臭いが、熱気を帯びた空気に充満しています。それに生くさい臭いも混じって長居はできません。早々に退散しました。

 渡船場からこの市場一帯には、観光客目当てのトゥクトゥクが、しつこく客引きをしています。何度も片言の日本語で話しかけてきます。 「2~3時間で500バーツ(約1500円)」がアユタヤ観光の相場のようです。その都度無視していましたが、この炎天下、遺跡群まで歩くわけにはいきません。ちょうど居合わせた夫婦で商売をしているトゥクトゥクと、とりあえずワット・プラ・マハートまで20バーツで交渉成立です。
 約2kmの道のり、ゴールデンシャワーの並木道が続きます。ちょうど満開の頃で、黄色の花が目に鮮やかです。車中、「遺跡観光2時間で450バーツ」と奥さんが何度も言ってきますが、自分のペースで回りたいので断ります。そのせいで、20バーツを受け取ると、トゥクトゥクの写真を撮らせてくれず、逃げるようにして立ち去りました。
 
 つづく

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October 16, 2006

№525 国内線ターミナルは遠かった

 国内線のチェックイン・カウンター
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 スワンナプーム新空港が開港した今、もう昔話になってしまいますが、ドンムアン空港の国際線ターミナルから国内線ターミナルへ重いスーツケースを押して歩いたことがあります。それは今年8月、スパンブリー県からバンコク行きのバスに乗って、チェンマイへ移動するためにドンムアン空港で降りた時のことです。

 スパンブリーを朝8時14分に出発した特急バスは、10時ちょうどにドンムアン空港に到着しました。車中で女性の車掌さんに「ドンムアンの国内線ターミナル」と頼んでいたのですが、停車したのは国際線ターミナルの前でした。タイ語が喋れないわたしは、英語で「ドメスティック」と念を押していたのですが、残念ながら通じていません。
改めて「ドメスティック」と言っても、指をさしてここが「ドンムアン」というばかりです。
 ここで降りないと終点のバンコクまで乗せて行かれそうな雰囲気だったので、仕方なく降りて国内線のターミナルまで歩くことにしました。しかし悪いことに降ろされたバス停は、国内線まで一番遠い場所です。「トホホ」と思いつつ、彼方に見える国内線まで歩くしかありません。幸いなことに飛行機の出発までは、たっぷり時間があります。

 まず国際線ターミナルに通じる歩道橋の階段を登り、国内線ターミナルを目指して歩きます。タクシー乗り場や駐車場の脇を通り過ぎ、時にはいくつもの段差を乗り越えながらの道のりです。蒸し暑い空気の中をリュックを背に、重いスーツケースを押し続けながら歩きました。
 国際線を通り過ぎ、途中で2つのターミナルビルを結ぶ連絡通路があるのに気がつきましたが、既に遅くずっと外を歩いたのでした。約20分後、やっとの思いで国内線ターミナルにたどり着いた時には、背中まで汗びっしょりです。
 
 スワンナプーム空港の開港で、もうこんな苦い経験をすることがなくなりました。新空港は国際線と国内線は同じビルの中のようですから、乗り継ぎもずっと楽になっていることでしょう。ただし、巨大なターミナルと聞きますので、場合によってはターミナル内を遠くまで歩かないといけないかもですね・・・

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October 12, 2006

№523 列車でアユタヤへ その3

   アユタヤ駅で降りる観光客
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その3
 8:40、最初の停車駅バンスー駅を通過すると、やっと70kmくらいにスピードアップし、だんだん郊外の景色へと変わってきました。 バーン・ケーン駅では、またドアが開いたまま動き出し、50mほど走ってからようやく閉まりました。タイの鉄道は、本当にいいかげんというのか、すごいです。日本では考えられません。
 ほとんど防音対策されていないのでしょうか、レールからの音が直接入ってきて、車内の騒音は相当なものです。さらに振動もかなりなものですが、それでもどこか列車の旅はいいものです。次第に車内の雰囲気に馴染み、のんびりした気分になってきました。揺られているうちに眠気を誘われます。
 居眠りし始めたのもつかの間、停車したショックで目が覚めてしまいました。ドンムアン駅です。時刻は9:04。バックパッカーの何組かが降りて、空港ターミナルへと向います。

 ドンムアン駅を出ると、速度は80~90kmへとさらに速くなります。バナナややしの木が視界に入ってくるようになり、さらに郊外へ。表示のない駅名不明の駅に停車し、ここから乗ってきた中国系の母娘の旅行者がわたしの席に。どうやらこの車両は指定席だったようです。隣の席へ移動します。お坊さんと隣合わせの席です。このお坊さん、中国系の母娘と連れのようで「どこから来たのか?」と英語で尋ねられました。
 そして「どこへ行くの?」「アユタヤです。つぎの駅ですか?」と答えると、親切にも時刻表を出して「9:41に着くよ」と教えてくれました。でも内心「それは知っているんだけどなあ。車内アナウンスもないから、ちょっと不安になって訊いてみたんです」とは思っても言えません。

 先ほどの駅で、ほぼ満席になった車内を青い作業服を着た男が、モップを持って掃除して回ります。「満席になってから清掃するのかよ!」と言いたくなる感じです。ところで、どの駅にもすべて停車するこの列車、本当に急行なのでしょうか? それにこれだけ揺れると「長距離の列車の旅は無理だな~」と思ってしまいます。外の景色は、もう完全な田園地帯、田んぼの緑が美しく、そして快晴の空、本当に暑そうです。  
 しばらくすると「ホカ弁」のような駅弁の車内販売が回ってきました。人気らしく意外に多くの乗客が買っています。25バーツ(約75円)のようです。よく見ると、駅弁を売っているのは、さっきの青い服の清掃員の男です。何でもすることになっているんだと妙に感心。

 間もなく、右手に「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」の仏塔が見えてきました。もうすぐアユタヤです。9:43、定刻をちょっと遅れてアユタヤ駅に到着しました。小さな駅舎のアユタヤ駅です。やはり外国人観光客をはじめ、多くの乗客がここで降ります。出発の合図に鐘が鳴らされて、急行列車はイサーンへと、また動き出しました。

 初めての列車の旅、不安もありましたが、よい経験でした。お決まりの観光ツアーではなく、慣れてきたら自分で切符を買って列車に乗るのもよいものです。タイの人たちの生活の一端を垣間見ることもできます。みなさんも一度どうぞ。

 さて、ここからがアユタヤ散策の始まりなのですが、それはまた改めて書くことにします。もちろん、帰りの列車のこともです。今回はここまでということで。

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October 11, 2006

№522 列車でアユタヤへ その2

   検札にやって来た車掌さん
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その2
 電光掲示板で列車の発車時刻とホームを確認して、改札を通って11番ホームへと向います。ファランポーン駅は半円形をした駅舎と屋根を有していて、始発駅でもあるホームの雰囲気は映画に出てくるヨーロッパの駅を想い起こさせるものです。ただ熱帯の熱気とディーゼル機関車の排気や重油の臭いが充満しているところが、いかにもタイを感じさせます。
 じっとりと額に汗を浮かべながら、列車が入線して来るのをホームで待っていると、ようやく黄色のディーゼル列車が入ってきました。3号車に乗り込むと、ありがたいことにエアコン付。しかもリクライニングシートです。3等車のはずなのですが、ラッキー!

 薄暗い車内はほぼ満員、大きな荷物を抱えた母子や家族連れ、バックパッカーたちで賑やかです。あちらこちらからタイ語が飛び交います。8:24、定刻から4分遅れで出発しました。ドアが閉まる前に動き出すのにはビックリ、さすがタイです。ここで初めて車内灯が点けられました。
 各車両は昔のSLのように屋外で連結されているので、別の車両に移動する時は一旦外に出ないといけません。なので乗客がドアを開けるたびに、熱気と一緒にかすかな軽油の臭いが侵入してきます。

 発車してもせいぜい40kmくらいとスピードが上がりません。しかも駅でもないのにすぐに停まります。スラム街を通り抜ける線路沿いは、洗濯物で一杯です。線路側からは見ると、人々の生活の裏側を窺がえるようです。
 車両の手入れが行き届かないのか窓が汚れていて、外の景色が霞んで見えます。フィルターがかかったような窓からでも満開のゴールデンシャワーの花がきれいなのですが、さすがにこの窓からは写真が撮れません。

 バリっとした制服を着た車掌が検札にやってきました。切符を出すと「20バーツの追加料金が要る」とのこと。どうも冷房車の料金のようです。本来のエアコンのない3等車は最後尾の車両で、多くのタイ人はそちらに乗っているので大混雑です。リクライニングシートに座れてエアコン付だったら、全部で40バーツ(約120円)は納得の運賃ですね。
つづく

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October 10, 2006

№521 列車でアユタヤへ

    朝8時に国家が流れる
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 何回か観光ツアーで訪問したアユタヤです。定番の観光コースではないアユタヤを見たくて、バンコクから列車で行くことにしました。もちろんタイの列車に乗るのも初めての経験です。タイ国政府観光庁が発行している「鉄道・バスの旅」というパンフレットが唯一の頼りです。
 
 バンコクの中央駅である「ファランポーン駅」がアユタヤへの出発点です。06年4月2日、AM8:20発のイサーン(タイ東北部)ウドンタニ行きの急行に乗るために、地下鉄を使って早朝のファランポーン駅へ。日曜日の朝ということもあって、がら空き地下鉄の車内は、冷房が効きすぎて凍えてしまいました。開通当初のBTSが同じように寒かったことを思い出します。
 駅に到着すると、会社は休みでも家族連れや大きなリュックを背負ったバックパッカーたちで混雑しています。ただっ広いコンコースの一番奥の切符売り場で普通乗車券を買います。「アユタヤ、ワン、プリーズ」と言うと何とか通じたようです。3等車でたったの20バーツ(約60円)です。ファランポーン駅までの地下鉄の運賃が24バーツもしたのに比べると、超格安です!

 切符を買って一安心していると、時計が8時を指そうする頃、一団の兵士がやって来たかと思うと、駅構内の奥に掲げてあるプミポン国王の大きな肖像画の前に整列しました。一瞬何事かと思う間もなく、8時ちょうどにタイの国歌が駅中に流れ出しました。するとそれまで慌しく構内を歩いていた人たち全員がその場に立ち止まり、じっと国歌に聞き入っています。
 朝と夕方の1日2回、駅などの公共の場で国歌が流されるのです。映画館での上映前の「国王賛歌」は経験がありましたが、タイ国歌は初めてです。お国柄の違いと国民のプミポン国王への敬愛の情を知ることができる出来事でした。

つづく

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September 30, 2006

№514 祝 新空港オープン!

     滑走路脇のゴルフ場
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 9月28日、スワンナプーム新国際空港が正式にオープンしました。タイに滞在しているみなさま、おめでとうございます。

 これまで何度も開港時期が延期されていましたし、直前のクーデターで開港を不安視する向きもありましたので、タイ在住の方にとっては待ちに待った新空港の開港ではないでしょうか。

 日本のテレビや新聞も大きく取り上げています。詳しい内容はメディアの記事に任せるとしても、新聞記事によると、機内預けの手荷物が出てこなかったり、PCのトラブルでチェックインができなくなったりと、いくつかトラブルが出ているようです。
 スワンナプームに限らず開港に伴う初期トラブルは付きものですから、落ち着くまではしばらく時間が掛かることでしょう。できることなら平常な業務ができるようになってから、利用したいところです。当面タイに行く予定はありませんが、今から新空港に降り立つのを楽しみにしています。

 ところで、92年もの歴史を持つドンムアン空港は、タイのゲートウェイとしての大役を終えて、今後はチャーター便や空軍の空港として利用されるそうです。
 国内線への乗り換えが不便だったり、古くて手狭だったドンムアン空港でしたが、主役の座を降りた今となっては少々寂しい気もします。とりわけ、滑走路の脇のゴルフ場でプレーを楽しむ人たちを見る度に「ああ、バンコクに着いたな」と実感したものですが、もう見ることができなくなったのは残念なことです。

 しかし何はともあれ「新空港の開港、おめでとうございます」。

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September 20, 2006

№507 バンコク・エアウェイズ福岡に就航

 タイ航空のエアバス 福岡空港にて
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 朗報です! バンコク・エアウェイズが、福岡・バンコク線に12月9日から就航すると新聞各紙に報道されました。同社では広島線に次いで2路線目。火、木、土曜の週3便で、福岡発AM10、バンコク着がPM1:50、帰りはバンコクを深夜1時に発ち、福岡に朝8時に到着する予定。
 福岡・バンコク間には現在、タイ国際航空が毎日運行していますが、バンコク・エアウェイズは直行便を就航させる2番目の航空会社になります。これまでタイ国際航空以外では、キャセイ航空や中華航空などは台湾、香港を経由しないといけなかったので、新規参入は嬉しいニュースです。

 実はバンコク・エアウェイズ就航のニュースは、新聞で報道される数日前に知ってはいたのです。新聞の求人欄に福岡事務所開設に伴うスタッフ募集の広告が出ていたので、「いよいよバンコク・エアウェイズが乗り入れるんだ」と思っていました。早速、同社の日本語HPを開いてみました。ところが何のコメントも載っていません。求人広告には出してもHPに書かないなんて、どうしてでしょう?

 いずれにせよ、12月から福岡・バンコク間の直行便が2社体制になるわけで、利用する側としては、これでタイ国際航空の独占状態から競争の時代へと変わって欲しいものです。というのもタイ国際航空の航空運賃は、早割りチケットを除けば、一般的に他社より2万円ほど割高です。
 バンコク・エアウェイズの運賃が気になるところです。いつも利用するJTBの格安航空券のHPを検索しても、まだバンコク・エアウェイズのコーナーは立ち上がっていませんでした。
 福岡の出発時間がタイ国際航空より2時間早くて便利ですし、もしタイ国際航空よりも安い航空券が出れば、ぜひ乗ってみたいものです。期待しておきましょう!

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September 08, 2006

№497 夜間飛行の楽しみ

  もうすぐ夜明け 東シナ海上空
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 チェンマイからバンコク経由の帰国便は、深夜のフライトになります。タイ時間の0:50に出発し、AM8:00に福岡に到着します。2時間の時差がありますから、飛行時間は約5時間です。眠くなる時間を過ぎて、かえって目が冴えてしまうのか、機内で眠れないことが多くて、いつも辛い思いをする深夜便です。

 06年8月10日の深夜、定刻通りに離陸したタイ国際航空648便。夜食には手を付けずワインとジントニックをもらい、iPodで音楽を聴きながら、しばらく文庫本を読んでから寝ることにしました。
 ラオス辺りの上空で窓の日よけを上げて外を眺めてみると、ほぼ満月の光を受けてエンジンや主翼が青白くその輪郭を浮かび上がらせています。満天の星空を期待していたのですが、ほとんど星は見えません。
 代わりに雲が白く輝き、飛行機の高度よりも高く盛り上がった積乱雲の中では、雷が時々光っています。まるでクリスマスツリーの電飾のようにパッと光るさまは、ちょっと幻想的です。きっと飛行機からしか望めない光景でしょう。満月の夜空も、これはこれでなかなか飽きないものです。
 
 また以前のフライトの時には、多くの星が輝いているのを眺めていると、流れ星がいくつも流れたことがありました。夜も明るい都市部では流れ星を見る機会が少なくなりましたが、1万メートル上空ではたくさんの流れ星を見ることができます。新しい発見だったので、眠れない時の数少ない楽しみになりました。
 このように暗い夜空とはいえ、いろいろな表情を見せてくれるものですね。

 さて、寝酒が効いたのか、この夜は眠ることできました。目を覚ますと腕時計は日本時間でAM6を表示しています。2時間眠っていたことになります。わたしとしては画期的なことです。
 また窓の外を覗くと、東の空が明るくなっていて、もうすぐ日の出を迎えようとしていました。GPSの画面で飛行ルートを確かめると、香港から上海を経由して東シナ海上空を飛んでいます。つまり香港からは中国大陸の上空を飛行していたわけです。いつもは台湾あたりを経由しますから、こんなルートは初めてのことです。たまたま台風が接近していたので、それを避けたルートを取ったようです。お陰で揺れなくて済みましたが。

 今回は眠れましたけど、夜空を眺めながら過ごすのも悪くないですよ。

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August 22, 2006

№480 ピン川は洪水のシーズン その2

 川側ではなく道路側にある防水提
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その2
 ところで、わたしが住む地域も、3年前の集中豪雨によって近くを流れる河川が氾濫し、かなりの被害が出ました。その後、抜本的な河川改修が実施されたお陰で、台風10号が九州に上陸した8月18日には200㎜以上の雨量がありましたが、洪水は免れたようです。さすがに日本の公共事業は大したものです。

 それに対して、ピン川の洪水対策というとお粗末なようです。
 市内の道路脇には側溝があるのですが、容量が小さい上に流れ込んだ土砂もそのままのようなので、あまり役に立っているようには見えません。ですからスコールくらいでも道路は簡単に冠水してしまうのです。
 浚渫工事はというと、アメリカ領事館のある上流地区あたりからやっているようですが、これでは下流地区で溢れ出してしまうのは素人でも分かります。先に下流の水はけを良くして、上流へと浚渫を進めるのが普通だと思いますが。これは対外的な配慮が働いているらしいとのこと。

 今回市内の所々で見かけたのが、高さ1m余りのコンクリート製の防水提です。これで溢れた水を止めようするねらいなのでしょう。しかし、不思議なことに川岸のすぐそばには設置されていなくて、川に面した住宅やレストランの道路側に沿って工事が進められていることです。つまり、川沿いの住宅などは“川の一部”とみなされているのです。「水に浸かるのが当り前」という前提で、計画されているようにしか思えません。
 また、この堤防計画については、付近の住民たちから反対の声が上がっているといいます。コンクリート製の堤防は、洪水対策にならないだけでなく、街の美観も損ねるというのがその理由です。

 このような洪水対策を見ていると、川沿いの土地の低い住宅には貧しい下層の人たちが多く暮らし、富裕層は郊外の高台に住んでいるというチェンマイの階級社会が透けて見えるような気がします。
 付け焼刃的な対策ではなく、大規模な浚渫工事や河岸堤防の嵩上げなど本格的な洪水対策を講じないと、チェンマイの洪水は慢性化してしまうのではないかと案じられました。

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August 21, 2006

№479 ピン川は洪水のシーズン

   商店の前に積まれた土嚢
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 チェンマイ市内の東部を流れるピン川が、この8月1日に氾濫したというニュースが日本にも配信されました。タイへの出発直前のことで心配しましたが、チェンマイ入りした6日にはどんよりした曇り空ながら平穏さを取り戻しているようでした。
 しかし、ピン川近くの道路沿いには土嚢が一杯積み上げられ、水が引いた後の道路には土埃が立って、洪水の生々しさを窺うことができます。次の氾濫に備えてなのか、ホテルや商店街の前にも白い土嚢がそのまま残してあります。それでもチェンマイ市民はいつものことというか、何事もなかったような生活ぶりです。たくましいというのか、タイ人の“マイペンライ”によるものかは分かりませんが・・・

 今回の洪水はまだ軽度な方だったようで、昨年の8月には3回も氾濫しました。Hさんが住むピン川に程近いコンドミニアム付近は、低地のせいですぐに水が溢れ出して、前の道路は約50センチ以上の水深にもなり、ゴムボートが浮かび泳いでいる人もいたといいます。
 コンドミニアム1階の駐車場は水没してしまい、Hさんのマイカーも被害に遭って車内をクリーニングしないといけなかったそうです。それ以降、洪水警報が出るたびに車を別の場所に避難させないといけません。
 
 そもそもピン川の河床がこれまでの洪水で高くなっている上に、川岸を埋め立ててレストランなどの敷地を造成して川幅が狭くなっているので、ちょっとした雨で洪水になるのは当り前だと言います。 第一、営業目的で川岸を埋め立てること自体、信じられないことです。金持ちのレストラン経営者とお役人との癒着が容易に想像できます。
 また上流のダムの洪水調整能力が低いため、すぐに放流をするので雨が止んでいても水位が上がることがあるといいます。確かに茶色に濁ったピン川を見てみると、川底が浅いことが一見して分かります。これではすぐに氾濫するはずです。

つづく

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August 20, 2006

№478 入管係官も黄色のポロシャツ

 黄色のポロシャツのタイ人観光客
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 今年6月12日、バンコクではプミポン国王の即位60周年の祝賀式典が開催されました。世界各国から多くの君主や王族が出席、日本からも天皇、皇后両陛下が臨席されたことは記憶に新しいところです。
 そしてタイ国民が慶祝の意味を込めて、黄色のポロシャツを着ている写真やニュースが配信されるのをよく目にしました。なぜ黄色のポロシャツかというと、国王の誕生日が月曜日で、タイでは黄色が月曜日の色なのだそうです。タイ人は誕生日の曜日を大切にしていて、お寺に行くと自分が生まれた曜日の仏様に手を合わせます。
 日本人で誕生日の曜日を知っている人は少ないと思いますが、タイのお寺に行くと曜日を調べる台帳が置いてありますから、興味のある方は自分の生まれた曜日を調べてみてはいかがでしょうか。

 さて、記念式典から約2ヶ月経ったこの8月、バンコクのドンムアン空港に降り立ち、いつもより長い入国手続きの列に並びました。夏の休暇をタイで過ごすアラブ系の家族連れの観光客などで長蛇の列です。
 普段なら暗くて殺風景な入管カウンターが、「CELEBRATION 2006」の文字が入った明るい黄色系のボードに貼り替えてありました。その上、係官全員が黄色のポロシャツを着ていてビックリです。入国審査を受けている間眺めていると、いつもならいかめしい制服姿なのですが、かわいい黄色のポロシャツ姿にどことなく親しみが湧くから不思議なものです。

 聞くところによると、国王の誕生日である月曜日は、公務員や会社員は黄色のポロシャツを着用するそうです。
入国した日は月曜日ではありませんでしたが、タイの玄関口である入管では、しばらくの間ポロシャツを着ているのでしょう。滞在していたチェンマイのホテルでは、確かに月曜日だけはスタッフが黄色のポロシャツに着替えていました。

 バンコク市内や観光地を歩いていると、黄色の上着のタイ人を多く見かけますし、夜店などでも黄色のTシャツやポロシャツが売られています。タイでは、まだ当分祝賀ムードが続きそうです。

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August 11, 2006

№469 深夜の帰国便は眠れない

 東シナ海上空 帰国便の機内から 
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 昨日の午前8時、定刻通りタイ国際航空TG648便は福岡に到着しました。チェンマイからバンコクで乗り継いでの深夜便です。バンコクから約5時間のフライトです。いつものことですが、深夜の帰国便は疲れます。

 タイ時間の午前0時50分にバンコクを発ち、朝8時には福岡(日本との時差は2時間)ですから、早く着くのは助かるのですが、消灯時間が短いせいかいつもなかなか眠れません。というよりもバンコク空港での出発までの待ち時間が長すぎて、寝るタイミングを失しているのではないかと思うのです。チェンマイからの国内線では、つい転寝をしますし、バンコク空港の待合室でも午前零時頃は眠たくなるのです。しかし機内では眠れないことがほとんどです。
 眠れないのは何もバンコクからだけではなくて、シンガポールからでも同じことです。シンガポール航空の機内では、パーソナルモニターでしっかり映画を見ることにしています。しかし、タイ航空にはパーソナルモニターが付いていないので、村上春樹の文庫本とi-Podを用意して準備万端です。福岡便のタイ航空の機材はエアバス300ですが、信じられないことに邦楽のチャンネルがないので、自前の音楽です。

 夜食が出ると間もなく消灯です。消灯時間は日本時間の7時前まで約3時間くらいでしょうか。しかし眠っていても朝食のために叩き起こされます。
 夜食は食べずに寝酒代わりにワインとジントニックをもらいました。少しリラックスしたところで文庫本を閉じて読書灯を消しました。目をつぶりできるだけ眠ろうとしたのです。寝酒の効果か、今回は2時間くらい眠れました。いつも機内でぐっすり寝られる人が羨ましいかったのですが、わたしとしては画期的なことです。

 お陰で帰宅後の疲れもいつもと違います。荷解きをして溜まったメールをチェックして、明日からの仕事の段取りもできました。1時間ほどの昼寝はしましたが、就寝時間はいつも通りです。

 タイ国際航空の直行便は5時間、あっという間のフライトです。帰国便で眠ることができれば問題ありません。
それにしてもタイまで近いですよね。

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August 07, 2006

№466 チェンマイから

 このメールは8月7日の朝、チェンマイのネットカフェで書いています。昨日14時30分、タイ国際航空TG112便でバンコクからチェンマイ空港に降り立ちました。

 スパンブリーの「バーンタイリゾート」から一旦バンコクのドンムアン空港まで戻り、チェンマイへと移動しました。情報から隔絶された非日常の空間から日常的な世界へ戻ってきて、インターネットを接続し、メールをチェックしてホッとする自分がいます。本当はこれではいけないのでしょうが。。。

 チェンマイは曇り空。バンコクより暑いかもしれません。それでも日本の猛暑よりましなようですが。昨日からまたNHKの衛星放送の天気予報を見て、またホッとしています。
 チェンマイはこの1日、大雨で洪水だったとのこと。川岸や道路の脇には土嚢が積んであって、埃っぽい道路を見るとその名残が生々しく残っています。
 
 さて今日から9日までのチェンマイ滞在ですが、いろいろな方にお会いするのを楽しみにしているところです。
またゆっくりと報告します。  チェンマイから。

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August 03, 2006

№463 バンコクから

 2日のPM3、TG649便は無事バンコクに到着しました。雨季ということもあり、曇り空ですが割合涼しく、歩いてもあまり汗をかきません。体感温度的には、約30度ほど。BTSの駅のホームに立つと涼しい風が吹いて心地良いくらいです。
 1日まで2日連続で雨が降っていたそうですが、今のところ雨にあっていません。

 早速、午前中からいろいろな方にお会いしていますが、詳しくは帰国してからということで。
ちょっと時間が空いたので、足つぼマッサージに行って、リフレッシュしてきました。

 明日から、アユタヤから先のスパアンブリー県に移動しますので、書き込みは出来ないでしょうが、チェンマイに行ったら、ネットカフェに行くことにします。 それではまた。

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August 02, 2006

№462 今日からバンコク・チェンマイへ

    バンコク郊外の上空から
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 今日8月2日から10日まで、バンコク・チェンマイへ取材に行ってきます。今年2回目のバンコク行きですが、チェンマイは昨年末以来です。12月のチェンマイはかなり寒かったので、今回は日本より涼しいといいのですが。

 チェンマイまで足を伸ばす場合のエアラインは、タイ国際航空です。バンコクまでだと航空運賃の安いキャセイ・パシフィック航空を利用するのですが、バンコクでの乗り継ぎが楽なことやタイ国内の航空運賃を考慮すると他社と大差なくなるので、タイ航空を選択することになります。
 それにしても最近の原油高を反映して、燃費特別付加運賃(サーチャージ)の金額がますます値上がりしています。チェンマイ往復で約11000円もします。空港税等を含めると航空運賃は78000円です!ローカルな福岡からの運賃なので、仕方ないのでしょうが。
 それともう一点、往きは直行便なので5時間のフライトと楽なのですが、還りは深夜便となり眠れないのが気の重いところです・・・

 さて今回はバンコクには2泊です。西日本新聞社の永田記者とロングステイ・コンサルティング社の佐藤さんにお会いするくらいで、ロングステイヤーの方との予定はありません。
 3日目からは、スパンブリー県にある「バーンタイリゾート」に2泊滞在します。ここは佐藤さんお勧めのリゾートホテルなのですが、一度も行ったこともありませんし、ましてやモーチットの北バスターミナルからバスに乗ったこともありません。果たして無事にスパンブリーのリゾートまでたどり着くのか、かなり不安なのですが、ひとり旅をしてきます。

 ここでの滞在目的は何もありません。あえていうならばタイの田園を眺めながら、のんびりと過ごしてみるというのが一番の目的でしょうか。つまり何もしない、何も考えないでいい環境に身を置いてみると、どうなんだろうということです。 
 このような体験をとおして、仕事中心に生きてきた会社人間が、定年後の人生をどう過ごすかをゆっくり考える契機にならないだろうかという試みです。短い滞在ですが、何かヒントが得られたらと思います。タイの田舎の景色を見ながら、これまでの人生を振り返り、これからの生き方をゆっくり考えてみる。これもロングステイのひとつの効用かもしれません。

 チェンマイでは旧知の方との再会も予定していますが、じっくり腰を落ち着けてチェンマイのロングステイ事情を取材したいと思います。いろいろな方にお目にかかれることを期待しています。

 新空港のスワンナプームが9月28日は開港予定といわれていますので、現在のドンムアン空港に降り立つのは最後になることでしょう。

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July 29, 2006

№458 チェンマイへのフライト

   昨年12月のチェンマイ上空
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 チェンマイへは、バンコク経由のフライトになります。往きは一旦バンコクで入国しますので、チェンマイへは国内線ターミナルから搭乗することになります。チケットは福岡から通しで取りますので、もちろんタイ国際航空のフライトです。
 プーケット線などと並んでタイ国内の主要幹線ともいえるこの区間は、タイ航空以外にも格安航空会社の参入によって値下げ競争が起きているようです。ノック・エアやエア・アジアなどがそれで、エア・アジアのHPを見ると往復で2250バーツ(約6750円)というチケットもあります。残念ながらこれらの格安航空会社に乗ったことはありませんが。
 中小各社の参入にもかかわらず大手のタイ航空の大型機が、毎日10便以上飛んでいます。ほぼ満席に近いことが多いので、格安航空会社の参入は、格安の料金で新たな需要を掘り起こしているのかもしれませんね。

 昨年12月25日のクリスマス、日曜日とも重なってTG112便は満席でした。チェンマイでクリスマス休暇を楽しむのでしょう、欧州系の外国人も多く乗っています。ドンムアン空港を20分遅れの13:35に出発し、ちょうど1時間のフライトです。
 雲が低く垂れ込め霞んだ空をチェンマイ空港に向けて、ジャンボ機は徐々に高度を下げていくと、米の収穫を終えた大地が茶色の土を露わしています。昨夏、青い空と白い雲、そして緑の大地が出迎えてくれたのとは違って、日本の晩秋のような装いです。そしてこの8月には、またチェンマイの夏空が待っていてくれることでしょう。

 ところでバンコク・チェンマイ間は、飛行機以外にもバスや寝台列車の交通手段もあります。バスは本数も多く約700kmの距離を8~9時間という短時間で結んでいて、24席のVIPバスの料金でも片道680バーツほど。ですから一般のタイ人の多くは、バスを利用することが多いようです。
 しかし、時間がある時には一度寝台列車にも乗ってみたいものですね。

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July 18, 2006

№447 チェンマイ・ホリデイ・ホテル

 チェンマイの夕景とナイトバザール
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 チェンマイでの宿泊先は、ドイピン・マンション隣の「BAAN KAEW GUEST HOUSE」というゲストハウスです。昨年末もここに滞在しました。しかし2泊予約していたはずなのですが、その夜の1泊しか予約が入っていません。明日はチェンライに泊まりますが明後日の予約が入っていないのです。
 どこかで手違いがあったようです。明後日の予約状況を確認してもらいましたが、ちょうどクリスマスシーズンでヨーロッパ系の滞在者が多く、もう満室とのこと。さて困ったことになりました。

 出迎えに来てくれた現地のガイドのランカナさんが、チェンマイ市内の他のホテルはどこも込み合っているというので、明日の予定を立てる前に宿泊先を確保することにしました。ゲストハウスから歩いて近くのホテルを当たってみましたがやはり満室です。
 だんだん不安な気持になり始めましたが、次に「チェンマイ・ホリデイ・ホテル」のフロントにランカナさんが聞いてくれたところ、何とか空いていました。ツインの朝食付きで1250バーツ(約3750円)、少々高いといっている場合ではありません。早速予約することにしました。キャンセルされたら困るということなのでしょう、前金で支払いを済ませました。これで泊まるところを確保できて、ひと安心です。

 2日後チェンライから戻ってきて、「チェンマイ・ホリデイ・ホテル」にチェックインしました。案外小ぎれいで清潔感のあるホテルです。部屋はさほど広くありませんが、ひとりで寝るには十分です。バスタブが付いていてちゃんとお湯が出るので温まることができます。冬のチェンマイは冷えるので、シャワーだけでは物足らないのです。これで安眠できることでしょう。
 しかしよく見るとバスタオルしか置いてありません。ハンドタオルやフェイスタオルがないのです。忘れているのだろうとハウスキーピングに電話をかけると、もともとバスタオルしかないとのこと。このクラスのホテルでは初めてのことです。ゲストハウスでもフェイスタオルは置いてあったのですが。
 バスタオルだけで何とかなると言われればなるのでしょうが、どうも納得できません。しかし、この時期寝る場所があるだけ良しとしましょう。
 部屋の窓からは、ドイステープの山を背景に夕暮れ時の灯り始めたナイトバザールの電燈が望めます。夕食はナイトバザールへシーフード料理を食べに行くことにしましょう。

 それにしてもチェンマイの次回からの宿泊先をどうするか、考えないといけません。「BAAN KAEW GUEST HOUSE」はなかなか静かで気に入っていたのですが、ベッドにいる南京虫はたまりません。 しばらく痒みが取れなかったばかりでなく、南京虫の噛み後が半年経った今でも残っているのですから・・・

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July 05, 2006

№435 キャセイ航空の帰国便は疲れない

   キャセイ航空機 香港にて
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 福岡からバンコクへの航空路線はいくつかあります。直行便または香港、台北、上海、ソウル、シンガポールなどの経由便です。何といっても便利なのはタイ国際航空の直行便です。 約5時間半でバンコクに着いてしまいます。経由便が8時間以上かかることを考えると大きな所要時間の差があります。
 一方デメリットとしては、第1に運賃が高いことです。季節によって異なりますが、1ヶ月以上前に購入する早割りチケットを使っても、バンコク往復で約6万円はします。これが香港を経由するキャセイパシフィック航空だと約4万円くらいでしょうか。少々時間はかかりますが、この料金は魅力的です。
 もうひとつのタイ国際航空のデメリットは、バンコクからの帰りが深夜便なのでなかなか眠れないことです。深夜1時に出発して福岡には朝の8時に着きます。2時間の時差がありますので約5時間のフライトなのですが、機内で眠れないと帰国したその日はあまり仕事になりません。疲れて昼寝したりしますから、結局その日は何もしないまま終わることも。

 以前はシンガポール航空を使ったこともありますが、最近利用するのがキャセイパシフィック航空です。キャセイ航空の最大の魅力は航空運賃が安いことで、先ほども書きました通り約4万円ほど。これより安いアジア系のエアラインもあるものの、安全面や遅延するなどの問題があるので乗ったことはありません。福岡からは毎日飛んでいますし、この夏休みから香港まで増便されて週10便とより便利になります。
 飛行時間が8時間以上といっても、台北で降りて香港で乗り継ぎますから、それぞれ約2時間のフライトです。一旦飛行機から降りて手足を伸ばせますのでエコノミー症候群の心配もありませんし、ちょっとした買い物も楽しめます。香港では、いつもペニンシュラホテルの紅茶をお土産に買うことにしています。
 また、長時間のフライトもタイ国際航空にはないモニターを見たり、3度も出てくる機内食でそんなに飽きることはありません。

 しかしキャセイ航空を利用する一番の理由は、疲れないことです。往復とも昼間便なので、帰国した時も疲れが残らないのです。バンコクをタイ時間で10時頃の便で発ち、香港で乗り換えて福岡には夜の8時45分の到着です。
 そのまま帰宅して風呂に浸かってビールでも飲めば、ぐっすりと布団で眠れます。翌朝にはすっきりといつも通りに動けます。帰国するのに昼間1日使うことになりますが、特に急がないならば翌日から元気に仕事ができた方が得のような気がするのです。

 結局チェンマイまで行く時には国内便の乗り継ぎが便利なタイ国際航空、バンコクだけの時にはキャセイパシフィック航空と使い分けています。

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May 09, 2006

№378 タイには本当にトンネルがないらしい

タイ北部 少数民族の村へ向かう途中
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 №196で「タイにはトンネルがない?」という記事を書きました。つまりタイの道路にはトンネルがないという意味です。

 タイ全国を車で旅行した経験があるHさんによると、タイには1本のトンネルもないらしいということです。 少なくともHさんは、タイでトンネルを見たことがないとおっしゃいます。
 本当にそうなのかなと思っていたのですが、チェンマイからチェンライへの国道118号線や少数民族が住む標高が1000mを超える山道を走っていてもトンネルには行き当たりません。タイ北部や東北部(イサーン地方)の一部しか走ったことがないので断定はできませんが、興味深い関心事でした。

 そこで、2005年12月にもアテンドしてもらったチェンマイの旅行社のガイド、ソンブーンさんに尋ねてみました。
「タイにはトンネルはないの?」。でも反応がありません。もう一度聞き直すと「トンネルってなんですか?」と逆に質問されてしまいました。そこでトンネルについて、峠道を走る車の中で一生懸命説明するのですが、なかなか理解してもらえません。日本語の理解力が高いにも拘わらずです。
 運転手のウァンさんにもタイ語で「トンネルって知ってるか?」と確認していますが、同じことでした。タイ北部を仕事で走り回っている旅行社の運転手やガイドが、トンネルを知らないし意味も分からないのです。これには正直びっくりしましたが、「タイには本当にトンネルがない」ということに確信に近いものを感じたのでした。

 帰国後、インターネットでタイのトンネルについて検索してみました。やはり道路のトンネルについては手がかりがありません。 しかし、タイの国鉄にはひとつだけトンネルがあることが分かりました。それはバンコクからアユタヤやスコータイを経由してチェンマイまで行く北線にあります。 ランブーンとランパンの間にあるクンタン山に、長さ1345mのタイ唯一のトンネルがあるそうです。(北タイ情報誌 チャオより 2005.6.25)

 鉄道でさえ、一箇所しかトンネルがないのです。日本とタイでは地理的条件の違いからトンネルの必要性も異なってくるでしょう。急峻な山が多い日本では、トンネルなしでは道路も鉄道も建設できないでしょう。しかし、タイに山がないわけではありません。2000mを超えるような山もありますし、もちろん峠道もあるのです。
 タイにトンネルがないとすればその理由は、建設費が高くつくことと施工技術の問題ではないだろうかと思われます。その意味では、日本の土木技術力と公共事業はたいしたものです。

 タイの峠道を走ってみると、どこか日本の道とは違うと感じることでしょう。どんなに標高が高い峠道でもトンネルなしで越えて行きますから、道路の勾配がかなり急なのです。その上かなり曲がりくねっています。
 タイでは一般道路でも高速道路並みのスピードで飛ばしますが、急な勾配のためスピードが上がりません。 ギアを落としてエンジンを吹かして峠道を登ります。荷物をいっぱい積んだトラックなどは、峠を越えていくのに一苦労です。 上りには必ずといっていいほど登坂車線が設置されていますので、トラックなどの遅い車はこちらを登っていきます。
 
 これまで峠道の雰囲気がどことなく日本とは違うなと感じていたのですが、その理由は“トンネルがない”ことだったのです。 トンネルのあるなしで、峠道の印象がこうも違うものなのですね。
 もしタイでトンネルを見たことがあるという方がいらっしゃったら、教えてください。

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April 23, 2006

№362 タイの国花 ゴールデンシャワー

アユタヤで見かけたゴールデンシャワー
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 タイの国花は、ずっと蘭の花だと思っていました。ナショナルフラッグであるタイ国際航空の尾翼にも蘭がデザインされているくらいですから、そう思っていたのです。 しかし、タイの国花がゴールデンシャワーだということを知ったのは、タイに調査で行くようになってからです。

 ゴールデンシャワーは英名で、タイでは“ラーチャプルック”と呼ばれていて「植物の王様」という意味だそうです
 2006年11月1日から、2006年のプミポン国王陛下の御在位60周年と2007年の80歳の誕生日を記念して、チェンマイ王立農業研究所にて開催される国際園芸博覧会『ロイヤルフローラ・ラーチャプルック2006』に、この花の名前が冠されていることからも、タイ国を代表する花だということがよくわかります。

 ゴールデンシャワーはマメ科だそうですが、高さ10mほどに成長し、鮮やかな黄金色の花が、藤の花のように房状に垂れ下がって咲きます。 まさにゴールデンシャワーそのものです。おそらく木の真下に立つと、黄色のシャワーが降り注ぐような感じなのでしょうね。藤棚の下にいることを想像すればいいのかもしれません。
 また、緑の葉とのコントラストが美しく、緑がより一層黄色を引き立てています。

 最初に見たのは、3年前の3月バンパイン宮殿を訪れた時だったと思います。当時は花の名前を知りませんでしたが、その美しさに惹かれてカメラに収めた記憶があります。
 今回の訪問も3月下旬、バンコク市内や郊外でもよく見かけました。街路樹や公園、また学校の敷地など、多くの場所に植栽されています。鮮やかな黄色の花は、遠くからでもすぐそれと分かります。
 古都アユタヤの遺跡群の中、あちらこちらで咲いていて、長い歴史を感じさせるレンガの赤茶色と生命力あふれる黄色の花とが、好対照をなしていました。

 日本では桜が咲く頃、タイではゴールデンシャワーが満開です。
この時期タイを訪れる方は、タイの国花ゴールデンシャワーを楽しんでください。
 

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April 17, 2006

№356 キャセイ航空は快適

   霞んで見える雲仙普賢岳
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 3月27日定刻より少し早い10:43、キャセイ・パシフィック511便は福岡空港を出発しました。 このCX511便は台北経由香港行きで、香港でトランジットしてバンコクへ。 春休みということもあって、シニアや家族連れ、台湾からの観光客などで機内は満席です。 

 昨年、日本航空が福岡-香港便を運休して以来、搭乗率が上がっているようです。JALは運休した代わりに、この511便を共同運航便にしています。 元々JAL便の搭乗率は悪くなかったのに運休したものだから乗客数に対応しきれずに、キャセイはこの7月から3便増便して週10便にするといいます。
 JALは経営合理化の一環といいますが、最近のお家騒動をはじめ経営悪化を象徴する香港線からの撤退です。 この他にもハワイ、ソウル、上海便と福岡からのドル箱路線を次々に運休にしています。もっとも安全面に不安のあるJALには乗りたくないですが・・・
 
 モニターのGPS画面が、台北までの飛行時間を2時間18分と表示しています。ぼんやりと霞んではいるものの快晴で、春霞の上空から雲仙普賢岳を望み、天草、甑島上空を飛行します。ほとんど揺れもなく、最新のJ-POPを聴きながら快適なフライトです。
 パーソナルTVは、短時間の路線なので映画の上映はありませんが、香港のTV番組やCNNニュースなどを放映しています。

 香港人の客室乗務員の多くは、片言の日本語を話せるので不便はしませんし、笑顔もあって感じのいい接客サービスです。高い評価を得ている機内サービスで、2006年のエアライン・オブ・ザ・イヤーになったとアナウンスしていました。

 しかしふたつ不満があります。第一に、いつものことですが食事の提供に時間が掛かり過ぎることです。エコノミー席の最後部からサーブし始めるので、いつも最前列のわたしの席まで来るのにかなりの時間が掛かります。機内食が運ばれてくるのは、離陸して約1時間後になってしまいます。
 その間お腹は減りますし、すぐに降下し始めるのであわてて食べないといけません。またワインのお代わりができないことも。 せめて機内食の前に、ビールなどのドリンクサービスをしてくれると間が持てるのですが。キャセイさん検討してください。
 もうひとつの不満点は、日本の新聞と週刊誌が置いてないことです。せめて日本発の便には日本の新聞・雑誌を置いて欲しいですね。乗客の半数以上は日本人なのですから。

 機内食は可もなく不可もなくでしょうか。でも魚のメニューを入れて欲しいです。今日だけかもしれないけど牛肉と豚肉のメニューでは選びようがありません。仕方なく豚肉にしましたが、やはり美味しくなかった。
 それとこれまでキャセイのデザートといえば、ハーゲンダーツのアイスクリームだったのに美味しくなさそうなケーキに変わっていました。 各区間で出されていましたから、バンコクまで3個食べられると期待していたのですが、残念です!

 でも全体的には好感度の高い機内サービスです。より質の高いサービスで2007年もエアライン・オブ・ザ・イヤーを獲得してください。

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April 06, 2006

№345 東南アジアの上空から

  ベトナムの海岸線(帰国便から)
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 3月27日、台北を経由し香港でCX701便に乗り換えバンコクへ向かいます。
 台北も香港も雨。香港のチェク・ラプ・コック空港へのアプローチ、ようやく雲が切れたかと思うと、もうそこは滑走路でした。霧雨でほとんど視界はきかず、管制塔の上部は低く垂れ込めた雲に隠れています。早くも雨期の気配なのでしょうか、3月の香港はもう天気がぐずつき始めているようです。

 春霞の福岡から東シナ海まで晴れていましたが、台湾近くからかかった分厚い雨雲はベトナム上空まで続いていました。陽を受けて白く輝く雲以外に何も見えません。ずっと雲のじゅうたんが続くだけです。いつ南シナ海からベトナムの海岸線に入ったのかも分からないのが残念です。

 しかし、GPSのモニターに表示されているベトナムとラオスとの国境辺りで、突然雲が切れて晴れました。まるで雲で国境線をそのまま引いたように。でも霞んでいて地上ははっきりとは見えません。すると今度はいくつもの積乱雲が地表近くから上空10000mまでもくもくと成長し、あちらこちらでスコールを降らせているようです。
 それもタイ国境に差し掛かると積乱雲もなくなり、晴れ間が広がりました。これも不思議なことにタイとラオスの国境線を引いたように雲の様相が一変したのです。眼下にはタイ東北部イサーンの大地や深い緑に覆われた山々が、ぼんやりと霞んでいます。

 温帯の白いじゅうたんのような雲から積乱雲に変わり、そして熱帯の空へと移り変わっていく様を上空から体験することができました。
 あと30分でバンコクに到着します。きっと懐かしくもあるあの熱気が歓迎してくれるに違いありません。

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March 27, 2006

№339 暑期を迎えるタイへ

    キャセイ航空 香港にて
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 今日3月27日、バンコクへ出発します。4月3日まで8日間の滞在です。

 福岡は23日に桜が開花しました。満開の桜は見逃してしまいそうですが、タイの桜やゴールデンシャワーを見られるのではないかと期待しています。
 現地は連日約35度くらいまで上がっているようで、早くも暑期を思わせる気温です。今年は3月14日まで雪が舞いました。寒かったこの冬から、いきなりの猛暑ですから体調を崩さないようにしないといけません。

 今回は、キャセイパシフィック航空を利用します。福岡からは台北、香港経由になりますが、何といっても航空運賃の安さが魅力です。バンコク往復のエコノミー料金が39800円、これに空港税・燃料費のサーチャージなどが7000円近く加算されます。それでもタイ国際航空と比べると、約3万円ほど安いようです。これだけ違うとバンコクでのホテル代が賄えることになります。ただし、1ヶ月以上前に買う「早割りチケット」ですと5万円を切っています。

 ところで4月2日の総選挙のため、タイでは1・2日の2日間、お酒の提供が禁止になるそうです。レストランやバーだけ禁止されるのか、スーパーなどでも販売ができないのか、よく分かりませんが、前日までにビールを買っておかないといけませんね。

 ここ2回はチェンマイまで行き、忙しいスケジュールでした。しかし今度はバンコクだけですし、少しゆっくりしようと思います。これまで行ってないエリアを歩いてみたり、久しぶりにロングステイヤーの方にもお会いする予定です。
 ほんの少しですが、初めてタイ東北部のイサーンまで足を延ばす計画で、日帰りですがアンコールワット様式のピマーイ遺跡を見学するつもりです。
 
 作家村上春樹は「辺境・近境」という紀行文でこう書いています。
 僕は「あなたはどうしてメキシコに来たのか?」という問いかけに対して、「どうしてメキシコに来てはいけないのか」と逆に、あくまでイノセントに、問い返すことだってできる。どうして文言化可能な理由なり目的なりを持たずに人がメキシコを訪れてはいけないのですか?

 たとえば日本を旅行している外国人に向かって同じような質問をしたら(どうしてあなたは日本に来たのか?)、
たぶんいろんな種類の答えが返ってくるだろう。でも―もちろん何かしらやむをえない事情があってどうしても日本に来なくてはならなかったという人を別にすればだが―つまるところ、その答えはひとつしかないはずだ。彼らは自分の目でその場所を見て、自分の鼻と口でそこの空気を吸い込んで自分の足でその地面に立って、自分の手でそこにあるものを触りたかったのだ。
 わたしもタイの空気を吸い風に吹かれてこようと思います。たとえそれが熱気を帯び湿気を含んでいたとしても。

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March 20, 2006

№332 ゲストハウスにはシャンプーがない

     グストハウスの看板
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 昨年末チェンマイでの宿泊先は、夏につづき「BAAN KAEW GUEST HOUSE」というゲストハウスです。ピン川にほど近く、中学や高校、お寺などが多いエリアにあり、緑に囲まれた静かなゲストハウスです。
 ヨーロッパ系の長期旅行者が多く、クリスマスということもあって満室で、1泊650バーツ(約1950円)と前回より100バーツ値上げしています。これとは別にトーストとコーヒーの簡単な朝食が100バーツです。ハイシーズンなので仕方ないですね。

 部屋にはテレビはありませんが、広めでゆったりできます。しかし、空調は冷房専用で暖房はなく、この時期冷えるチェンマイでは室内は寒く感じます。せめて温まろうとシャワーを熱めにして長めに浴びることにしました。こういう時はやはりバスタブが恋しいですね。
 歯ブラシがないのは分かっていたのですが、シャンプーがありません。すっかり忘れていました。仕方がないので浴用せっけんで代用です。もちろんドライヤーもありませんから、なかなか髪の毛が乾きません。結局あまり身体を温めたことにはならなかったようです。

 風邪を引かないように、長袖のシャツを着て丸くなって寝ました。それでも寒かったですが。
 なにやらダニか南京虫のような虫がベッドや毛布の中に潜り込んでいたらしく、朝起きると太ももとお尻が痒いのです。2ケ所、直径3~4cmくらいの大きさで皮膚がピンク色に腫れています。おそらく虫が刺したところなのでしょう、その中に10数箇所ほど赤い斑点が出来ています。持参した虫刺され用の薬を塗っても塗っても、気休め程度で痒みが取れません。
 帰国してもしばらく痒みがありました。3ヶ月以上経った今でも、その斑点が残っています。いったい何の虫だったのでしょうかね。

 2泊の予定が予約ミスのため1泊だけになりましたが、結果的によかったと思います。夏はともかく、この時期のチェンマイは寒いので、ゲストハウスは避けた方が無難でしょう。1000バーツくらいで、そこそこのホテルがあるのですから。

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March 13, 2006

№325 ソンブーンさんとウァンさん

  ソンブーンさん(左)とウァンさん
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 チェンマイからチェンライ、メーサイへは、ワンボックスの車をチャーターして1泊2日の小旅行です。 昨年8月と同じく、チェンマイの旅行社「RSN」を利用しました。JTBが世界各国で現地の観光ツアーを任せる旅行社の中で、 “顧客満足度が世界で№1”と評価している同社です。
 前回も同行してくれたガイドのソンブーンさんを指名し、早朝宿泊先のゲストハウスに迎えに来てもらいました。そして運転手は、今回初めてのウァンさんです。

 ソンブーンさんは、チェンライ出身の29歳で独身。どことなく日本人風の顔立ちで、いつも笑顔の好青年です。チェンマイ教育大学で日本語を学び流暢な日本語を話せますので、コミュニケーションには何も問題ありません。
 バンコクには同じガイドをしているガールフレンドがいるそうで、待遇もいいバンコクへ移ろうかと思案中とのこと。
地方で働いている若者にとっては、やはりバンコクは憧れの大都会のようです。

 運転手のウァンさんは、いかにも陽気な感じで、太目の体格にタイ人にしては珍しく茶髪です。タイの男性で茶髪というのはあまり見たことがありませんでした。その分若く見えるのですが、42歳と聞いてビックリです。

 ガイドのソンブーンさんは、車中でわたしのスケジュールを確認しながら、コースや所要時間など的確なアドバイスをしてくれます。今回はチェンマイ郊外のエイズ孤児の施設「バーン・ロム・サイ」、サン・カンペーンのストリート・チルドレンの収容施設、チェンライで米づくりをしている平岩さん、そしてミャンマーとの国境の町メーサイまで足を伸ばす計画です。
 初めての訪問地への道を尋ねたり、お腹の調子がもうひとつのわたしのために薬局を探してくれたりと、親切に対応してくれました。お決まりの観光地を回る訳ではなく、こちらのリクエストした行程ですから何かと大変だったと思います。

 移動中のお昼は、2人と一緒に食べます。北タイの郷土料理やカレー風味の麺「カオソイ」など、自分たちの行きつけで、地元で美味しいと評判の食堂に案内してくれます。ガイドブックにも載っていない、ましてやツアーでは立ち寄らないようなお店ばかりです。これもオーダーメイドの旅の楽しみというところでしょうか。
 運転手のウァンさんは、よく食べます。麺類は確かに少なめの量なのですが、お替りして二人前です。その上ガソリンスタンドでの休憩の時も、必ずジュースや軽食を食べています。その体格通り、なるほどと思える食欲です。

 宿泊したチェンライでは別行動になってしまったので、夕食を共にしませんでしたが、サンソンというお酒で夜遅くまで盛り上がったとのこと。2人とも甘いものが好きですが、お酒もなかなか強そうです。
 次回はソンブーンさん、陽気なウァンさんと一緒に飲みたいものです。先にこちらのほうがダウンしそうですが・・・

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February 15, 2006

№299 タイ北部の景色は秋色

   道路わきで揺れるススキ
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 お正月も近い12月下旬、タイ北部を走っていると、湿気を含んで雲が低く垂れ込めていた雨期の頃とはうって変わって空は高く、白い綿雲が浮かんでいます。 湿度が低く爽やかな気候もあいまって、日本の秋空を思わせます。

 昨年8月このルートを通った時は、田植え時期を迎え農夫が忙しく働いている田んぼが広がっていましたが、稲刈りが終わって長めの株が残る茶色の田んぼに変わっています。 年が明けると二期作の米づくりが始まるのでしょう。あぜ道や遠くの原野も色を落としてすっかりセピア色です。

 道路脇や河原ではススキの穂が背を伸ばし、風に吹かれて白く揺れています。 山野の木々も濃い緑色の勢いが弱まって、やや黄色味を帯びています。紅葉こそしていませんが、どこか日本の秋の風景に似ているのです。道路沿いには、焼きとうもろこし、もち米のココナッツ蒸し、みかんなどを売る露店が並び、一層秋を感じさせます。

 午後陽が傾いてくると、街路樹や車の影が長くなり、道路には黒いしま模様がいくつも引かれていきます。 暑期のタイでは太陽が真上から照りつけるので、ほとんど影ができませんが、冬至に近いこの時期には影が最も長くなるのです。
 チャンマイに向かって西を目指すと、フロントガラスの正面から眩しい夕日が車内に入ってきます。 夕日が逆光となって樹木や標識を黒いシルエットにして、空気だけでなく道路まですべて黄金色に変えていきます。 道路わきのススキの穂も、その柔らかい日差しを浴びて、一層キラキラと輝いています。

 クリスマスを過ぎた年末のタイ北部で、秋の風情を感じたドライブでした。

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January 04, 2006

№257 タイ航空の機内サービス

     機内食の内容です
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 今回のタイ行きもタイ国際航空を利用しました。チェンマイまでの乗り継ぎと早割りチケットの利用で、62500円です。 しかし、燃油サーチャージが往復で8000円もかかるので、空港税などを入れると7万円を軽く超えます。こんなところまで原油高の影響があります。

 12月22日は大雪の予報にもかかわらず、福岡は積雪0。日頃の行いがよいせいか、定刻を若干遅れただけで無事に飛び立つことができました。
 定席の№31の窓側に座り、バンコクまで約5時間30分の快適なフライトでした。冬の偏西風のせいか夏に比べると40分ほど、飛行時間がかかります。

 すっかり雪化粧した桜島を眼下に眺めながら、シンハビールで一息つきます。モニターにはマライア・キャリーの「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」やワムの「ラストクリスマス」などのクリスマス用のプロモーションビデオが映されています。 いかにもクリスマスシーズンのサービスです。
 待つ間もなく機内食のサーブです。飲み物から食事のサービスまで、手際よくて感心します。メニューは「揚げたエビと衣笠茸の炒め物」でしたが、しょうゆ辛くて美味しくありません。 しかし、客室乗務員が笑顔の対応だったので許しましょう。
 ワインのお代わりからジントニックの注文まで、満足のいくサービスぶりでした。また、気を利かせておつまみをサッと持ってきてくれるのも嬉しかったですね。 なかでもエコノミークラスでブランデーのサービスを受けたのは初めてでした。リクエストなしでブランデーをサーブするなんて素晴らしい! 

 2回目のタイ航空ですが、何点か改善して欲しいことがあります。
① エコノミークラスにもパーソナルTVを装備してください。
  東京・大阪・名古屋の機材には付いているそうです。航空運賃が高いのは福岡です。一番いい機材とはいいませんが、昨秋から毎日運航になったのですから、いつまでもローカル線扱いでは困ります。
 そして音楽もたった4チャンネルしかありません。J-POPも聴けないというのは、どういうことでしょうか? これでは、長時間のフライトをどうやって過ごせばいいのでしょうか。他社のサービスと比べて大きく劣っていますよ!

② 料理の質を上げてください。
  エコノミークラスですから贅沢はいいませんが、今回の料理はまずくて食べられません。普通に食べられる味付けにしてください。
 他社ではデザートにハーゲンダッツのアイスが出ますが、そのあたりも工夫されたらいかがでしょう。

③ タイ航空はスターアライアンスに加盟していますが、スターアライアンスはあまり会員の利便性を考えていないのではないでしょうか。
 以前から持っている同じグループのシンガポール航空のマイレージカードを使うと、タイ航空の早割りチケットは0マイルです。全然マイレージが加算されません。
 各社間の事情はあるのでしょうが、結局各社毎にカードを所持しないといけないのなら、何のためのスターアライアンスなのでしょう。

 いろいろ言いましたが、総合的に、とりわけソフト面では合格点の機内サービスです。ハード面が改善されれば、№1のエアラインになれるでしょう。ちなみにある旅行雑誌の人気エアラインの投票で2005年は5位にランキングされています。

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January 03, 2006

№256 憧れのフォーシズンズ・リゾート

      カフェからの景色
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 お正月休みを利用して、この時期海外でお正月を過ごされている方が多いと思います。中には暖かい南の海のリゾート地で、のんびりしている方もいらっしゃるでしょう。
 そこで、今日はチェンマイが誇るリゾートホテルのフォーシーズンズ・リゾート・チェンマイを紹介しましょう。 といってもこんな超高級ホテルに泊まったわけではなく、お茶をしてそのリッチな雰囲気を味わったきただけです。 綺麗な景色をお茶の間から楽しんでください。
 
 チェンマイ市内から北へ車で20~30分走るとメーリンという町があります。そこからメーサのエレファント・キャンプの方へ入るとすぐです。 周りを深い緑に囲まれた道を上るとホテルのエントランスに着きます。
 白い民族衣装をまとったスタッフがにこやかに出迎えてくれます。日本人スタッフも常駐していますので安心です。こじんまりとしたほの暗いロビーを通り抜けると、陽射しを受けて眩しいほどの緑が眼に飛び込んできます。 テレビやパンフレットで何度も見たことがある景色が、確かに眼の前に広がっています。

 この景色を眺めながら「エレファント・バー」でお茶を飲むことにしました。ブルーベリーソース入りのマンゴ・スムージー(210バーツ、税サ別)を飲みながら、しばしセレブな気分に浸ります。
 真っ青な空と活き活きとした緑を眺めながらのお茶は本当に贅沢な時間です。鳥のさえずりと水の流れの音しか聞こえません。日傘の影の下で、爽やかな風が心地よく吹き抜けます。

 眼に前の小さな池のほとりをかわいらしく区画された田んぼが取り囲み、チェンマイ郊外の山々を借景にして緑あふれるヤシの木々の間にパビリオンと呼ばれる宿泊棟が点在しています。 人の手が入っているとはいえ、自然と人工の美しさに見とれてしまいます。
 元々、水田だった場所にこのリゾートホテルが建てられいるそうで、今でも農夫が田んぼで米作りをしています。
農作業の様子がいかにも自然体で、ここの雰囲気をより長閑なものにしています。豊かな緑と相まって癒されること請け合いです。

   田んぼで米作りをする農夫
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 パビリオンは2階建てで、4室のゲストルームから構成されています。客室は北タイ風(ランナー様式)の調度で、屋外にはタイ式東屋の「sala」がしつらえられ昼寝ができます。 ホームページによると1泊425米ドルからだそうです。
 一度は泊まりたいフォーシーズンズ・リゾート・チェンマイ。誰と泊まりたいかは内緒です。

 http://www.fourseasons.com/jp/chiangmai/summary/index.html

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January 01, 2006

№254 クリスマスのバンコク

 エンポリウム前のクリスマスツリー
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 新年明けましておめでとうございます
 昨年中は、わたしのブログをご愛読いただきまして、ありがとうございます。
 深く感謝しております。
 本年もご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

 タイの正月といえば、4月のソンクランをいいますが、若者を中心に大晦日の夜カウントダウンして正月を迎えるようです。 チェンマイでは、旧市街のターペー門でカウントダウンをするそうです。
 お正月らしくタイのお正月のことを書きたいのですが、タイで正月を過ごしたことがないので、今回滞在したクリスマスのバンコクの様子を報告したいと思います。

 到着した12月22日のバンコクは、この冬一番というような寒さ(最高気温22度)でした。ホワイトクリスマスはあり得ないにしても、バンコクっ子はクリスマス気分を十分味わえたと思います。
 バンコク市内の大きなショッピングセンターやホテルの前には、大きくて立派なクリスマスツリーが飾り付けてあります。 ロビー内にツリーを飾ったホテルもあって、それぞれその美しさを競い合っています。見てまわるだけでも楽しいですね。 日本のそれほど豪華ではありませんが、すっかりクリスマスの雰囲気です。
 やっぱりホテルのイルミネーションはさすがです。とりわけ通りかかったスコータイとバンヤンツリーのイルミネーションは綺麗だったですね。スコータイホテルの進入路には、吊り下げられたたくさんのイルミネーションが周囲から際立って輝いていました。
 
 エンポリウムやタイムズスクウェアの前では生バンドが演奏し(といってもクリスマスソングではなくロックなのですが)、店内ではスタンダードなクリスマスソングが切れ目なく流れています。
 エンポリウムにはクリスマス・グッズの特設会場がしつられてあって、プレゼントを買い求める人たちで賑わっています。 日本のような高価な宝石や子ども向けのゲームというよりも、ぬいぐるみなどのクリスマスらしい定番の品物が人気のようです。また、売り子やレジ係りの女の子たちもサンタさんの紅い帽子をかぶって、まさにクリスマス商戦たけなわです。

 熱心な仏教徒が多いタイでもクリスマス一色です。キリスト教徒が少ない国で、クリスマスを祝うのは日本だけではなかったのですね。

 さて、クリスマス・イブに何をしていたかというと、 「カリプソ」に行ってクリスマスバージョンのニューハーフショーを楽しみました。 お気に入りのオカマちゃんが辞めていたり、少々高齢化が気になるカリプソですが、いつもレベルが高いショーです。 マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」がフィナーレで、華やかにイブの夜を締め括りました。
 こういうクリスマス・イブも記憶に残っていいかもですね・・・

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December 31, 2005

№253 寒いバンコク

  エンジンの下に見えるのが桜島
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 12月22日バンコクのドンムアン空港に降り立ちました。飛行機から出た時、夏のようなムッとした熱気がありません。 長袖のシャツでちょうどいいくらいです。タクシーに乗ってもクーラーは入っていません。
 
 ところで、当日朝の福岡の最低気温は氷点下。積雪こそしませんでしたが、道路は凍結するほどの冷え込みでした。 実は天気予報によると、22日は10cmの積雪予想だったのです。前の晩にはすでに雪が降っていて、薄っすらと積もり始めたので、飛行機が飛ばないのではと半ば諦めていたのです。
 翌朝起きると熊本、長崎、鹿児島(積雪10cm)など九州各地では積雪のニュースが流れていましたので、福岡にほとんど積もらなかったのは本当にラッキーでした。12月としては20年ぶりの寒波といわれていますが、こんなに寒い12月は記憶にありません。
 雪にやきもきしたものの、やっと福岡空港を飛び立つことができました。離陸してしばらくすると雪雲が切れて、その合間から熊本、鹿児島が望めました。 白一面の雪景色なのです。桜島もすっぽりと雪化粧です。雪と雲の白、それに噴煙が窓の左から右へと白くたなびいています。なかなか見られない光景です。

 そんな寒さから逃れてバンコクに到着したのですが、予想以上に暑くない? 涼しい? 寒い? のです。どの表現が一番ぴったりなのかはよくわかりませんが、バンコクでもここ数日寒いとのこと。 特に、この22日は最高気温が23度とバンコクとしては、かなりの寒さのようです。最低気温はもちろん20度を下回っていたそうです。 数年前のバンコクの12月はとても暑かった記憶があるので、ちょっとした驚きです。

 街を歩くタイ人は、みな冬の服装です。皮のジャンパーを着込んだり、マフラーを巻いて毛糸の帽子をかぶっている人もいます。 コートこそ着ていませんが、日本の冬の服装と変わりないくらいに厚着なのです。 夜冷えるといけないのでウンンドブレーカーを持ち歩きましたが、そこまで必要なかったので、タイ人はやはり寒がりですね。

 年末年始、またこれからタイに出かけれる方、決して熱帯のタイをイメージしてはいけません。 油断すると風邪を引くことになるでしょう。半袖よりも長袖を多めに、また夜には1枚重ね着するくらいがいいですよ。

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December 22, 2005

№247 今日、タイへ出発します

   バンコク郊外の上空から
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 今日12月22日、バンコク・チェンマイへ出発します。8日間の日程で29日早朝に帰国します。8月の訪問以来4ヶ月ぶりのタイ行きです。 もちろんロングステイやボランティア活動などの取材が主な目的ですが、このブログ記事のネタ探しというのが本音かもしれません。

 今年の12月、例年になく寒い福岡です。12月としては20年ぶりの寒さといっています。 最高気温が10度を上回らない日が続き、毎日のように雪が舞っています。近年こんなに寒さが厳しい師走は記憶にありません。 これだけ寒いと、暖かい南の国でロングステイをするだけでも価値があると思います。本当にこれは実感です。

 今回期せずして、この寒波の日本を脱出して、暖かいタイに行くことになりました。 この時期、乾期で過ごしやすいタイです。日本の寒い冬を脱け出してタイでロングステイをするシニアの方が、多くなるのもなるほどと思います。 しばし暖かいタイでリラックスしたいものです。また、イルミネーションで飾られた暖かい国のクリスマスというのもどんな感じなのでしょうね。 帰国後に体験記をレポートさせていただきます。

 バンコクでは久しぶりにアユタヤに行き、還りのチャオプラヤー川のクルーズが楽しみです。25日にはチェンマイへ移動して、チェンライまで足を伸ばします。 2度目のチェンマイでは、エイズ孤児の施設や日本人シニアのロングステイの会などを訪問する予定です。 また、旧市街や寺院、サンデーマーケットなどの観光も楽しみたいものです。

 タイ滞在中、ブログの記事を書けないと思いますが、ネットカフェに行く時間が取れたら現地から報告させていただきます。

PS 先週木曜日、400件ものアクセス数がありました。これまでの最高の数字です。
   多数の方に読んでいただき感謝しております。ここに御礼申し上げます。

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December 20, 2005

№245 幽霊を信じるタイ人

 人が絶えない「エラワン・ブーム」
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 タイは仏教国ですが、タイには精霊(ピー)信仰があります。
 ピーとは、精霊、お化け、魂など実体はないが存在感だけはある幽体のことをいい、神の概念の総称でもあるようです。 日本にも自然神や作物の豊穣に関わる農業神など、古代からの神様がいらっしゃいますが、それに近い存在でしょうか?
 民家の庭先やホテルの前など、町のあちこちに立っている小さな祠(サン・プラ・ブーム)にピーが祀られています。 タイの人たちは、仏様を拝むのと同様に花を欠かさず、線香を焚き、供物をあげて、ピーを大事にしているのです。

 バンコクの中心街、元の「エラワンそごう」の角にある「エラワン・ブーム」には、いつもたくさんの人が、ジャスミンなどの花飾りを供え、線香をあげて、熱心にお参りをしています。
 ここでお祈りをすると、願い事が叶うということで有名です。特に宝くじがよく当たると信じられていて、その周辺では宝くじが売られています。 人が絶えることがなく、タイ人の信心の深さを実感します。
 また、11月のロイ・クラトーンでは、陰暦12月の満月の夜に、農民の収穫に恩恵深い水の精霊(ピー)に感謝を捧げ、美しく飾りつけた小さな灯篭を川に流します。

 ピーには幸運をもたらすものもあれば、不幸をもたらす悪いものもあるので、よいピーの加護が得られるように祀って熱心にお参りをしないといけません。タイ人には迷信深い人が多いらしいのですが、その根底にはこのピーの存在があるのです。
 ですからどこかで幽霊が出たという話があると、本当に信じる人が多いというのです。 現在もタイの日系企業で働いているKさんの職場で“幽霊さわぎ”が起こって大騒ぎになった時には、幽霊を信じているタイ人は仕事が手に付かず、ついにはお坊さんに来てもらって御祓いまでしたそうです。
 
 事故や災害が多発するので厄払いをする話は日本でもありますが、 “幽霊さわぎ”で御祓いをするのもタイならではということでしょうか。  

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December 18, 2005

№243 「ランナー」へようこそ

 赤バスが行き交うチェンマイ市内  
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 チェンマイに行くと「ランナー」という言葉を耳にします。バンコクでの「クルンテープ」と同じようにです。 人びとは、チェンマイを中心としたタイ北部を親しみを込めて“ランナー”と呼んでいます。
 ランナーとは、この地で栄えた「ランナー王朝」に由来します。 1262年メンラーイ王はチェンライに都を置き、1287年、タイ北部を統一してランナータイ王国を建国しました。 さらに、メンラーイ王は版図の拡大を図り、1296年チェンマイに遷都しました。ここにチェンマイの歴史が始まったのです。
 ちなみにチェンマイの正式名称は、 「ノッパブリー・シー・ナコーン・ピン・チェン・マイ(ピン河の畔の美しい新都)」というそうです。

 ランナータイ王朝は、約280年にわたって繁栄しました。しかし、その後ビルマ、ラオス、アユタヤといった近隣諸国からの度重なる侵略に悩まされました。 最後はアユタヤの支配を受け、ついに1558年、ビルマの侵攻を受けてランナータイ王国は滅亡したのです。
 それ以降、ビルマの属領となった時期もありましたが、19世紀になると、バンコクのチェラロンコーン王(ラーマ5世)がタイ北部の統治に乗り出して、荒廃していたチェンマイの街は復興します。

 タイ全土の歴史を振り返ると、13世紀からのスコータイ王朝から、14世紀から4世紀以上にわたって繁栄したアユタヤ王朝と続きます。 ビルマからの攻撃で滅亡したアユタヤ王朝の後には、バンコクのチャオプラヤー川の西側トンブリーにトンブリー王朝が興り、現王室のラタナコーシン(チャクリー)王朝へと続きます。
 歴史を振り返ると、ビルマ(現ミャンマー)との戦いが多いですね。その影響もあって、今も両国は決して友好関係にあるとはいえません。

 現在、「北方のバラ」と呼ばれるチェンマイはタイ第2の都市ですが、周囲に堀と城壁をめぐらした旧市街を中心にランナータイ王国の歴史と伝統を残していて、その豊かな自然とともに独自のタイ北部の文化を育んでいるようです。
緑したたるチェンマイは、何処となく懐かしくもあり優しい雰囲気の街です。 これからも何度も訪れ、その魅力に触れたいものです。

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December 08, 2005

№233 雨期と乾期


    ワット・プラケオの外観
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 タイからの情報によると、ようやく雨期が明け乾期に入ったようです。 タイでも地球温暖化の影響からか、激しいスコールが来てさっと晴れる雨期のお天気から、最近では日本の梅雨のようにシトシトと降るというような異常気象が起こりつつあるようです。 温暖化は、地球規模で進行しているのでしょうね。

 タイ国は、熱帯性気候に属し、年間の平均気温は約29℃です。11月から2月までの乾期、3月から5月までの暑期、そして6月から10月までの雨期、の3つに分けられます。 バンコクでは4月が最も暑く、12月が一番涼しい月です。北部では乾期にはかなり冷え込むことがあるそうです。
 日本に比べて寒暖差が少ないタイは、年間を通して暖かい気候に恵まれています。寒さが苦手という高齢者、神経痛や心臓病など病気の方にも優しい気候といえるでしょう。

 乾期には、中国大陸から寒気が入り込んで冷え込み、ほとんど雨が降らなくなります。バンコク市内でも最低気温が15℃を下回ることがあり、寒さに弱いタイ人はセーターやジャンパーを着込むそうです。 旅行者にとっては、気温が低く乾燥しているので過ごしすく、雨も降らないので観光には最適な時期です。寒い日本を脱出してタイでロングステイをするとしたら、最もよいシーズンだといえるでしょう。 しかし、数年前の12月、わたしが初めてバンコクを訪問した時、一般的にいわれている程、涼しくなかったのです。 やはり暑くて日差しも強く、王宮観光の時には、日除けの帽子をかぶり汗だくになって観光した記憶があります。
 今回12月としては久しぶりのタイの訪問になりますが、涼しい気候を期待したいですね。ましてやこの時期の北部のチェンマイ・チェンライは初めてなので、持参する服を迷っているところです。 最近チェンライでは朝晩が冷え込み、日中との気温差が大きいとの報告を聞いています。風邪を引かないようにしないといけません。

 暑期は、「暑い」という言葉さえ口にしたくないほど暑い季節といわれています。40℃にもなる日があるそうです。夜になっても気温はあまり下がらず、熱帯夜が続きます。
 最も暑い4月には行ったことはありませんが、3月下旬でも十分に暑いです。頭の真上から日差しが降り注ぎ、歩いていてもほとんど影ができません。 10分も歩けば汗びっしょりで、もうそれが限界です。冷房が効いたビルの中に入って涼まないと動けません。できるだけこの時期のタイに行くことは避けましょう。

 雨期は、1日に一度は雨が降る季節です。一般的に、一日中雨が降るかというとそうではなく、バケツをひっくり返したような雨という表現にぴったりのスコールがやってきて、しばらくするとパッと青空が広がるといった陽性のお天気です。
 9月、10月は特に雨量が多くなり、一日中雨が降り続く日も珍しくなくなります。バンコク市内の道路は冠水し、運河もあふれて洪水状態になるそうです。 そうなるともう観光どころではなくなりますから、この時期の訪問も避けたいところです。
 これまでは7~8月にかけてのタイ訪問でした。わたしは、雨期の時期は決して嫌いではありません。それは空が曇っていて日差しがきつくないからです。 もちろんスコールは来ますが、雨宿りをしているとやみますので、それほど困りません。

 さて、みなさんはどの季節がお好きですか?
今回の乾期のタイ訪問、どのような気候なのか楽しみです。過ごしやすいといいのですが。 

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November 12, 2005

№207 もち米の竹筒蒸し

   チェンライ近郊の農村風景
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 チェンマイからチェンライへ向かう途中、単調な道路を走るうちに、うとうとと眠っていました。 その時、車が減速して目が覚めました。何事かと思うと、農村が点在する田園地帯の道路わきに車が停車します。
 眠気まなこで車外を見ると、道路わきで何か物を売っている露店には10歳くらいの女の子が店番をしています。 ガイドのソンブーンさんによると、この辺りの名産の「もち米の竹筒蒸し」を売っているとのこと。 地元の名物で美味しいという竹筒蒸しを、おやつ代わりに買うことにしました。

 よく見ると、道路の両側には農家自家製の「もち米の竹筒蒸し」を売る露店が所々にあります。 日本でも地方でぶどうや梨など果物の時期になると臨時の直売所ができますが、それを想像していただければ分かりやすいと思います。
 
 直径3センチ、長さ30~40センチほどの竹筒の中に、蒸したもち米が詰まっています。 ココナッツミルクともち米を混ぜて竹筒に入れて、そのまま蒸しあげた、この地域の名物のお菓子なのです。 竹も蒸されて柔らかくなっているので、もち米が露出するように筒の端から竹をむしっていきます。
 上手にむくコツをソンブーンさんから教えてもらうのですが、どうしても竹筒の内側にある薄皮が、もち米にくっついて残ってしまいます。その薄皮が、もち米からなかなか離れません。薄皮にもち米が一緒にくっついてきます。仕方ないので薄皮ごと食べて、後で口から出すといった具合です。

 白のもち米と赤米の2種類があって、わたしのは白米の方でした。味はココナッツミルクの甘さと風味がもち米にほどよく染みていて、美味しいです。モチモチとした食感とほのかな甘さが後を引いて早く食べたいのですが、食べにくいのが何とももどかしいのです。
 それでもタイ北部の田舎の素朴な味を楽しめました。

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November 03, 2005

№198 国王と王妃の誕生日

  市内各所にある王妃の写真
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 8月12日は、シリキット王妃の誕生日です。またこの日はタイの母の日にもなっています。王妃の誕生日はタイ国民の母の誕生日ということでもあるのでしょう。

 今年の8月初旬に10日間ほどバンコク・チェンマイと回りましたが、市内各所やホテルまた寺院など、至る所に王妃の写真が大きく掲げられ、花などで美しく飾り付けられていました。 国民のタイ王室への尊敬と敬意が伝わってきます。日本の皇室に対する想いとは、かなり異なっていることが感じられます。
 バンコク市内では、特にラチャダムヌーン通りと王宮周辺が最も華やかで、夜にはイルミネーションが輝き、誕生日当日は盛大なお祝いのセレモニーが行われるそうです。

 5年ほど前、初めてバンコクを訪問した時は、12月の初めでプーミポン国王の肖像画が飾ってありました。国王は、現王室チャクリー王朝のラーマ9世です。 12月5日が、プーミポン国王の誕生日なのです。ちょうど国王の誕生日にバンコクに滞在することになったのです。テレビでも大きくお祝いの番組を流していた記憶があります。
 プーミポン国王は、「国民の父」として崇められていて、国民の絶大な尊敬を集めています。もちろん、この日はタイの父の日です。
 
 プーミポン国王は1927年生まれですから、今年で78歳になられます。1946年に19歳で即位されていますので、その在位は60年近くになります。 国王は200年続いているチャクリー王朝にかっての栄光を取り戻し、その卓越した知性と人格で国民の信頼と尊敬を得ているのです。
 以前、国内の政治が混乱した時、当時の首相と対立している野党党首?をお呼びになって、政情の安定化を諭されるシーンが放送されたことがありますが、ひざまずいて国王の話を聞く首相の姿は、非常に印象的でした。
 このように、タイの王室に対する国民の尊敬と想いを感じられる王妃と国王の誕生日の頃です。

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October 28, 2005

№192 チェンマイからバンコク経由のフライト

   チェンマイへ向かう機内から
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 チェンマイへはバンコク経由のフライトになります。往きは、バンコクに数日滞在するので一旦ドンムアン空港で入国しますが、帰りは、チェンマイからタイ国際航空の国内線に乗りバンコクを経由して帰国便に搭乗します。

 チェンマイから国内線でドンムアン空港に到着すると、駐機スポットから空港バスがトランジットのため国際線ターミナルへ運んでくれます。 タラップを降りると(ボーディング・ブリッジではありません)、空港スタッフが乗客一人ひとりを国際線の乗り継ぎ客と国内線の乗客に振り分けて別々のバスに誘導します。 チェンマイ空港で胸に付けられた「C.I.Q」のシールがその目印になっていて、スタッフが乗るバスを手際よく指示しているのです。
 「C.I.Q」とは、税関(Customs),出入国(Immigration),検疫(Quarantine)の頭文字をとってC.I.Qといっています。C.I.Qは,人や貨物が海外に出る時や海外から入る時に,必ず必要な手続きです。

 指示されたバスに乗って空港内を移動する途中、空港内の施設では機内手荷物を仕分けする作業スペースの前を通過しました。ベルトコンベアの上を流れていく手荷物を見ていると、あれだけたくさんの手荷物の中から、
「本当に自分のスーツケースは、間違いなく福岡便に乗せられるのだろうか」と不安がよぎりました。何かの手違いで手荷物が着かなかったというトラブルが、意外と多いのです。
 それと同時に「ああ、自分たちもあの手荷物と同じように仕分けされて運ばれているんだなー」と感じたのはわたしだけでしょうか。

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October 23, 2005

№187 タイ北部の田園風景

     懐かしい田園風景
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 首都のバンコク周辺は、チャオプラヤー川の河口に近く平野部なので山は見えません。大都会の街並みが広がっているだけです。日本でいえば東京を想像してしていただければよいでしょう。 
 チェンマイ空港に降り立つと、周囲に緑の山々が見渡せます。山が見えると本当にホッとしますね。日本は海に囲まれた山が多い国土ですから、日本人は海か山が見えないと落ち着かないのだと思います。

 チェンマイからはチェンライを経由して、ラオスとの国境を流れるメコン川までチャーターした車で走りました。チェンライまで約3時間、さらにゴールデン・トライアングルまでが1時間半ほどかかったでしょうか。おもに国道118号線を飛ばしてのドライブです。
 チェンライへの峠道の山は、深い広葉樹林の緑で覆われていて、川の水もこの辺りまで来ると割合きれいな水が流れています。時々見えるバナナと椰子の木がなかったら、日本の峠道と変わりありません。

 タイ北部、とりわけミャンマーとの国境の方には標高2000mもの山脈が連なっていますので、車窓から高い峰々がずっと見えています。その手前にはきれいに区画された田んぼが広がっていて、どこまでも田園地帯が続いています。そして、所々に緑を木々を携えて農家や小集落が点在しています。そのまま日本の地方の風景といってもいいくらいです。
 少し違う点といえば、黄金色に実った田んぼと、ちょうど田植えをしている田んぼが混在していることです。タイはその温暖な気候を利用して、米の二期作が行われています。7月下旬から8月にかけては1回目の稲刈りが終わり、2回目の田植えの時期だそうです。 しかし、全部の稲刈りが終わってから田植えをしているのではありません。米の種類によって時期が異なるのか、一度に収穫しない方が、価格や流通上都合がよいのか分かりませんが、日本人にとっては珍しい光景です。
 田植えは、苗床で育てた稲苗を手で植えていく方法で、日本の昔の田植えとまったく同じです。バリ島でもそうでしたが、この田植えの光景が、より一層日本の懐かしい田園風景を彷彿とさせます。

 アジアの稲作文化が、永い年月をかけて同じような田園風景を創っているのかもしれません。あるいは同じ稲作文化を持つ日本人だからそう感じるのでしょうか。

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October 19, 2005

№183 キリシタンの島 天草

      崎津の天主堂
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その6 
 天草の西海岸を南へ走ります。北原白秋ら5人の「五足の靴」のルート沿いの道です。切り立った海岸崖や奇岩が織りなす妙見浦や十三仏公園などの景勝地を巡りながら、大江天主堂を目指します。 白亜の立派な天主堂が小高い丘の上に建っています。鎖国時代、天草の隠れキリシタンが大江の地で信仰を続けていたのです。
 昭和初期にかけてフランス人のガルニエ神父が、ここで布教に努めています。天主堂やその周辺は信者によってきれいに清掃され、ハイビスカスの紅い花が咲き誇っていました。
 
 大江からしばらく走ると、リアス式の深く入りこんだ羊角湾が見えてきます。その湾口近くには崎津の天主堂があります。 小さな港町の家々に溶け込むようにして建っているシックな佇まいの天主堂です。この教会の一帯は日本の渚百選とかおり風景100選に選ばれていて、天草の観光ポスターなどによくその写真が載っています。
そぐそばの岸壁あたりから潮の香りがしてきます。
 近所の漁師さんのお宅では、今朝揚がったばかりの太刀魚を干物にし、天主堂の前ではおばあちゃんがアジの干物や海産物を売っています。 この田舎の港町の光景に一見ミスマッチのようですが、ゴチック様式の天主堂が不思議に街と一体化しています。

 崎津を後にして本渡市へと戻り、天草切支丹館を訪ねます。市内を見下ろす小高い丘に建つ資料館には、キリスト教伝来以来の南蛮文化や島原の乱の資料が多数展示されています。 なかでも天草四郎が実際に使ったといわれる「陣中旗」が所蔵されています。島原の乱のおり原城本丸にひるがえっていたという旗です。
 この陣中旗は、縦横ともに108cmの旗で、中央に大聖杯、上に聖体聖餅、左右に合掌している天使が描かれています。 この旗はキリシタン軍が立て籠もる原城に攻め入った鍋島藩の鍋島大膳という武士が戦利品として分捕り、代々伝えられてきたもので、国の重要文化財に指定されています。 (資料館の説明書より)
 展示されている「陣中旗」はレプリカですが、本物は年に何回か公開されるそうです。

 本渡市からは不知火海側の国道226号線を通ってリアス式の海岸が美しい天草五橋を渡り、九州本土の三角港に至ります。そして熊本駅でこの旅も終わりです。
 ここからまたフルムーンパスを使って、京都へと向かわれるHさん夫妻。次回は大分・国東半島や耶馬溪の旅をすることを約して見送りました。

(追伸)
 国道226号線沿い、龍ケ岳町の大道港に美味しいお寿司屋さんがあります。宿のご主人に教えていただいた「よろずや」さんです。 フェリー乗り場横に平屋建ての建物の中にあります。看板もメニューもなしの寿司屋さんです。
 おまかせのみで、12カン出てきます。1個で2,3個分はあろうかという大振りのにぎりに包丁を入れて2つに切ってあります。 鯛、あなごにエビなど、どれも地元の海で揚がった新鮮なネタばかりです。これに大きなお椀に入った鯛の味噌汁が付いて、なんと1300円です! 美味しい寿司と信じられない安さ。口コミで遠くからお客さんがやって来るそうです。
 わざわざ食べに行く価値がありますので、お店を探して行ってみてください(0969-63-0151)。

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October 18, 2005

№182 新鮮・豪華な地魚料理

      妙見浦を望む
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その5 
 下田温泉は、天草・西海岸の鄙びた温泉ですが、約700年の歴史があるといいます。10数軒の旅館や民宿が下山川沿いに点在する小さな温泉街です。 その昔、北原白秋や与謝野鉄幹ら5人の文学者が、天草を歩いた道を「五足の靴」文学遊歩道として整備され、所々には彼らの文学碑が残っています。

 今夜の宿は、民宿「湯の華」です。ご家族で切り盛りされているので民宿なのでしょうが、旅館と言った方がよいくらいのきれいで立派な建物です。 ゆったりと温泉に浸かった後は、お楽しみの夕食です。下田温泉の“売り”といえば、新鮮な海の幸です。特に9月から解禁になった伊勢えびが、今晩のメインとなります。
 
 最初に大きな盛り鉢が運ばれてきました。期待の伊勢えび2匹が真ん中に、その周りに刺身が豪快に盛られています。鯛、平目、イサキ、ブリ、イカ、地タコ、キビナゴなど、8種類の目の前の海で採れた地魚ばかりです。その他に鯛の塩焼きや鰈の煮付けに始まり、何と少なくとも15種類の魚介類と15皿の料理三昧のご馳走です!
 その上、釣り名人のご主人が、その日一本釣りしてきた「真鯖の刺身」をサービスで出していただきました。一本釣りした魚は網で揚げたものとは、全然味が違います。同じ魚でも一本釣りすると魚が傷まないので、鮮度が落ちないのです。さっきまで泳いでいた鯖は歯ごたえがあり、これまで食べた鯖や関さばとも違う食感です。 こういうのを“漁師料理”というのだと味を確かめるように食べました。(食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。ゴメンナサイ)
 
 さらに、初めて「ウツボ」を食べましたが、なかなか美味しいです。地元ではウツボのことを「キダイ」と呼ぶそうで、食べてから「実は、これはウツボですよ」と教えてくれました。初めからウツボというと気味悪がって食べない人がいるからでしょう。
 食べても食べても、次から次へと料理が出てきます。普通12品が15品ですからどれを食べようかと迷ってしまいます。伊勢えびは、もちろん味噌汁にしてもらいました。タイでは大きなエビを食べ慣れているHさんにも喜んでいただけました。案内したわたしとしても、二重に満足です。最後はこのお料理を残さず食べるので精一杯で、ご飯を食べられませんでした。

 伊勢えびが食べられるだけでも十分と思っていたら、この新鮮で豪華な地魚料理です。福岡では食べられません、わざわざ天草まで食べに来る価値があります。つまりここまで来ないと食べられないのです。
 これだけの内容で、1泊2食で10650円(税込み)です。信じられないと同時に、宿のご家族に感謝、感謝です。 

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October 17, 2005

№181 天草の絶景の夕日

     水平線に沈む夕日
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その4 
 島原・口之津港から天草・鬼池へとフェリーで渡ります。 口之津港は、島原半島の最南端に位置する天然の良港です。古くはキリシタン布教、南蛮文化の窓口を経て、明治期、三井石炭の積み出し港として賑わいました。
 この間、石炭船の船倉に閉じ込められ、遠く東南アジアへ売られていく「からゆきさん」の悲しい歴史もあった。一説によると島原、天草から売られた「からゆきさん」は300人に上ったといいます。(ふるさと探訪 みなと編の記事より)
 島原の乱の時代から戦前まで島原・天草は、厳しく貧しい生活を強いられ悲しい歴史を持っているのです。

 鬼池へはわずか30分の船旅です。穏やかな早崎瀬戸を爽やかな潮風を受けて、離れていく島原や近づいてくる天草を眺めながら船旅を楽しみます。この瀬戸から二見港にかけての海域に生息するイルカが有名です。回遊せずに居ついているためイルカウォッティングの船では、ほぼ100%見られるということで人気です。残念ながらフェリーからイルカは見えませんでした。

 鬼池港から下田温泉までは、車で約1時間です。天草の西海岸沿いの快適な道を傾きだした西日を追いかけるようにドライブします。天草の西海岸から天草灘にしずむ夕日は、九州でもっとも綺麗と評判なのです。幸いなことに天気は午後からだんだん晴れて、空気も澄んできました。水平線に沈む夕日に間に合うように、下田温泉の展望台まで車を走らせます。

 間に合いました。
 これほど綺麗な夕日と夕焼けをこれまで何回も見たことがありません。雲に少し邪魔をされながらも水平線に紅い夕日が沈んでいきました。 雲が茜色に染まり、刻々と空の色が変化して、その表情をどんどん変えていきます。夕日が沈んでも鮮やかな絶景を言葉もなくしばらく見入っていました。
 自然の美しさと雄大さに感動です!

      残照に染まる雲
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October 16, 2005

№180 島原から原城址

    原城址から雲仙を望む
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その3 
 雲仙から有明海側へ下ると島原の町です。雲仙からの湧水が各所から湧き出す水の豊かな町でもあります。原は松平7万石の城下町として栄え、市の中心に五層の天守閣を持つ島原城があります。城の西側に武家屋敷跡の街並みや石垣が残っているので散策することにしました。

 島原城の築城のとき、外郭の西に接して扶持取70石以下の武士たちの住宅団地が建設されました。
戦いのときには鉄砲を主力とする徒士(歩兵)部隊の住居であったので、鉄砲町とも呼ばれています。
街路の中央の水路は豊かな湧水を引いたもので、生活用水として大切に守られてきました。
 一屋敷は三畝(90坪・約300m2)ずつに区切られ、住居は25坪ほどの藁葺き、屋敷内には藩命で梅・柿・蜜柑類・枇杷などの果樹を植えさせ、
四季の果物は自給できるようになっていました。また屋根の葺き替えに使う真竹の藪を持った家もありました。(島原市のHPより引用)

 300mほど続く屋敷街の道路の真ん中に湧水を引いた水路と、その両側の砂地の道路にきれいに積み上げられた石垣が、街並みを特徴づけています。水路の水は清冽で、昔もそうだっただろうように勢いよく流れています。屋敷3軒が公開されていて、当時の武士の生活を窺い知ることができます。

 島原を後にして、島原半島の最南端、口之津港をめざして走ります。その途中で「島原の乱」で有名な原城址に寄ります。 1637年、天草四郎時貞を総大将に島原・天草の農民が一揆を起こし、ここ原城に27000人が立て籠もりました。 翌年の2月28日、幕府軍12万以上の総攻撃により落城し、婦女子も含め全員命を落としてしました。
  
 有明海に突き出した岬に築城された原城は、三方を海に囲まれた天然の要害であったといいます。 今、天守閣跡に立つと、穏やかな秋の有明海を望み、周囲は畑になっていて収穫を終え枯れ草を焼く煙がゆっくりとたなびき、のどかで平和な秋の風景が広がっているだけです。所々に残る石垣が、ようやくそこが城であったことを気づかせるくらいです。 遠くに見える平成新山がなければ、江戸時代初期とそれほど景色が変わっていないような錯覚を覚えます。
 この平和な景色とは対照的に、この地で多くの血が流され、苛酷な年貢の取立てで厳しい時代があったことに思いを馳せる時、胸の奥の方で重い感情が固まってきます。

                合掌

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October 15, 2005

№179 雲仙の地獄から平成新山へ

   雲仙の最高峰 平成新山
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その2 
 
 全国をJRで周遊するといっても、線路がない地域や離島にはなかなか行けないものです。Hさんから「天草へはどうやって行けばよいか」というお尋ねがあったので、わたしが車で案内することになりました。
 天草に行かれたことがある方はお分かりでしょうが、熊本県三角から天草五橋まではよく観光ルートになっていて行きやすいのですが、その先の本渡市がある天草下島までは、本当に遠いのです。「行こう」という決意が要りますし、また車でないと行けません。

 こうして博多を出発し、雲仙からフェリーで天草へ渡り、翌日熊本駅までお送りするルートをとります。秋の好天に恵まれ、佐賀から長崎へと高速道路を走らせます。 途中、波静かな大村湾を眺望できる大村湾パーキングエリアで小休止です。ここは長崎道随一の景色の良さで知られています。
 ちょうどお昼に千々石湾に面した小浜温泉に到着し、ここで長崎名物のちゃんぽん をいただきました。残念ながら地元で美味しいと評判の店では食べられませんでしたが、チェーン店の味もなかなかでした。タイから輸入されたと思われるエビものっていて、ボリュ-ムたっぷりでした。
 
 雲仙は、高校の修学旅行以来、約30年振りというHさんと初めての奥様。雲仙の地獄を歩いて回ります。至るところから熱水や蒸気が立ち上っていて、その活発さがうかがわれます。 お決まりの地熱で蒸かした「温泉卵」を買って、 「君の名は」のロケ地になった「真知子岩」の前で記念撮影です。硫黄のにおいと湯気に包まれての地獄めぐりでした。
 雲仙は外国人の避暑地として開発、発展した温泉保養地でした。戦前には中国の上海と長崎には定期航路があり、上海の居留地の外国人が雲仙に避暑にやって来たのです。雲仙観光ホテルや有明ホテルはその当時の面影を残していますし、温泉街近くのゴルフ場は、外国人がプレイを楽しんだという古い歴史を持っています。
 
 さらに車を走らせ仁田峠へと登ります。まだ紅葉は始まっていませんが、もう1カ月もすれば鮮やかに彩られることでしょう。仁田峠の手前の展望台に立ち寄ります。ここからは普賢岳の噴火でできた平成新山が正面に見え、眼下には島原半島から対岸の天草、さらに九州本土の山々、それに有明海の全域まで見渡せます。 秋の澄んだ空気のお陰で数10キロ先まで遠望することができ、正に大パノラマです。
 1991年の噴火によって溶岩ドームが成長してできた平成新山の標高は、1482mと普賢岳の1359mを抜いて雲仙岳の最高峰になりました。麓に向かって大火砕流の生々しい跡がはっきりを見えますが、今や新しい観光名所となっていて多くの観光客が訪れています。

 つづく

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October 13, 2005

№177 チェンマイの放課後風景

    おやつを買う中学生たち
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 タイの学生は、制服で学校に通います。制服は質素でシンプル。女の子は髪を後ろで束ねたり三つ編みにしたり、懐かしい日本の昔の学生の姿です。 日本の高校生のように髪を染めたり、スカートの丈を短くして、ハイソックスを履いている姿から比べると、爽やかで学生らしく好感が持てます。

 チェンマイを発つ日の午後、ゲストハウスの近くを散策しました。近くには中学があり、学校を終えた生徒たちが帰宅をする時間帯のようです。
 校門の近くに何軒かの屋台が出ていて、これから帰宅しようとする生徒たちが、おやつを買い求めています。タイでは、下校時の買い食いが認められているようです。 ジュースにフルーツ、カキ氷はもちろんのこと、イカの串焼き、フライドポテトやから揚げまで、いろいろな屋台が並んでいます。おやつというよりも軽食といった感じです。
 3~5バーツ(約10~15円)くらいのようなので、中学生でも手軽に買えるのでしょう。たくさんの生徒が集まってきて、好きな食べ物を楽しくおしゃべりしながら食べています。 放課後の開放感とおやつで、楽しいひと時のようです。

 しばらく見ていると親がバイクで迎えに来て、二人乗りで帰っていきます。タイは親が学校の送り迎えをするのが一般的なようです。迎えに来てもらう間、おやつを食べているのです。
 中には車での迎えもありますが、多くはバイクです。何かの事情で迎えがない生徒たちは、ソンテウ(乗り合いの赤バス)に乗り合わせて帰宅します。歩いて帰る生徒は見かけませんので、私立の学校でみんな遠くから通って来ているのでしょう。道路は迎えのバイクや車、赤バスでちょっとしたラッシュです。

 道路は混み合いますが、どこか懐かしく長閑なタイの放課後の風景でした。

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October 10, 2005

№174 オプショナルツアーは高い

     水上マーケットにて
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 海外旅行のツアーにも、いろいろな種類があります。たとえば、航空券とホテルだけが付いていて他は完全にフリーといったお手軽ツアーから、ツアーの全日程を通して、添乗員に付いて観光地や名所旧跡を巡り、食事もすべて含まれているという至れり尽くせりの豪華版まで。
 ツアーの目的、予算、参加する方の構成や年齢など、いろいろな理由でツアーが選択されることになります。

 豪華版のツアーは、すべてセッティングされていますので、ほとんど追加する内容はないでしょう。一方、フリープランのツアーや自由時間があるツアーのパンフレットを見ると、オプショナルツアーの案内があります。このオプショナルツアーは、日本を出発する前に予約することが原則です。これはこれで予定も立てられ、主催旅行社が責任を持ってくれますので安心ですが、料金が高いのが難点です。

 自由時間の過ごし方として、特に以前にその目的地を訪問したことがある場合、できるだけ自分の計画と足で観光されることを勧めます。2回以上の訪問であれば少しは土地勘があるでしょうし、自分の足で歩くことで、より自分の目線でその町を観ることができます。観光バスで巡るだけの観光は、やはり表面的なことしか見えてきませし、町の地理も覚えられません。

 そこで自分で組み立てる観光プランに、現地で申し込める日本語観光ツアーを利用するといいと思います。
 第一、日本で申し込むオプショナルツアーより安いのです。タイの場合、日本に比べて約半額です。わたしがいつも利用するウェンディーツアー社の例でいいますと、バンコク郊外の水上マーケットは、700バーツ(約2100円)、人気のアユタヤのクルーズは、1800バーツ(約5400円)、オカマショーのクーポン券に至っては500バーツ(約1500円)と格安です。
 パンフレットは、バンコクの空港到着ターミナルの手荷物受け取りのターンテーブルの辺りにたくさん置いてあります。前日までに電話で予約すればよいので、現地でパンフレットを見ながら日程を考えればよいのです。 もちろん、受付は日本人スタッフが応対してくれますので、言葉で困ることはありません。また、インターネットからの予約もできます。

 このように手軽なところから、手作りのツアーを始めるところから、訪問地を同じ目線で見られるようになり理解が深まるとともに、ぐっと身近に感じられることでしょう。 新たな発見や感動もあるかもしれません。
 「自分で考え、自分で行動する」。ここから新しい気づきも生まれてくるのではないでしょうか。
 

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October 09, 2005

№173 早朝の托鉢

       托鉢の光景
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 メコン川沿いの町、チェーンセンで早朝の托鉢に出会いました。これまでバンコク市内で僧侶を見かけたことはあったのですが、托鉢の光景を実際に見たことはありませんでした。
 
 タイ北部の旅行では、チェーンセンに1泊しました。町はずれの住宅街にある「チェンセーン・リバーヒルズ・ホテル」に宿泊し、いつものように朝早く起きました。 朝食の時間には少し早かったので外に出てみました。8月とは思えない涼しく清清しい朝です。気持ちがよいので散歩がてらに歩くことにしました。
 
 まだ夜が明けたばかりで、まだヒンヤリとした空気が辺りに漂う中、時を告げるニワトリの鳴き声が聞こえ、幅広い道路を犬が歩き回っているだけです。まだバイクや車も走っていません。
 まっすぐ延びた道路の所々を見渡すと、ややオレンジ色がかった法衣を着た数人の僧侶が托鉢をしているのが見えます。 近づいてみると、若い僧侶から高齢の僧侶までひとり、また2、3人ずつで歩いています。地域の住民は、ご飯やおかず、果物やお菓子などを準備して、僧侶たちが自分の家の前に来るのをじっと待っています。
 僧侶が家の前で立ち止まると、住民は座って丁寧に合掌(ワイ)して、鉢の中に食べ物を差し入れます。僧侶はお経を唱えながら軽く頭を下げ、また歩き出します。
 信心深いタイ人が僧侶に接している姿は、こちらも心が洗われ身が引き締まる思いです。いかに仏教がタイ人の生活の一部であり、根付いているかが実感できます。
 
 これが、毎日行なわれているタイの早朝の風景なのでしょう。

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September 21, 2005

№155 タイ北部の地名

    チャオプラヤー川の流れ
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 タイ北部の地図を見ていると、「メー(Mae)」が付く地名が多いことに気づきます。ミャンマーとの国境の町である「メーサイ」をはじめ、「メーホンソン」「メーラオ」などの地名です。
ガイドのソンブーンさんに聞くと、 「メー(Mae)」とはタイ語で「小さな川」の意味だそうです。 「小さな川」沿いに発達した町が、この地名になっているということです。
 
 では「大きな川」は、何というかというと「メナム(Menam)」といいます。学校の地理の授業では、バンコクを流れる大河を「メナム川」と教えられました。 地図にも、そう記載されていたはずです。
 しかし、現在では「メナム川」といわずに「チャオプラヤー川」といっています。 つまり「メナム川」とは「大きな川・川」ということになり、「川・川」と川が重複してしまう訳です。これは、その昔日本人が「メナム」を川の名前と勘違いして、「チャオプラヤー川」を「メナム川」と呼んでしまったのです。 日本では、永らく地図に誤ったまま「メナム川」と表記されていたのですから、おかしなものです。

 ちなみに、 「ドイ・メサロン」「ドイ・ステープ」の「ドイ(Doi)」とは、「山頂」を意味します。地図を眺めていると、色々なことに気づいて面白いものです。
 また、地図から“何か面白いこと”を見つけましょう!

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September 14, 2005

№148 大河メコン

 ゴールデン・トライアングル付近のメコン川
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 メコン川は、全長4,425㎞のインドシナ5カ国を貫流する東南アジア最大の河川です。
 長江と同じ中国のチベット高原に源を発し、雲南省からミャンマーを通り、タイとラオスの国境を下り、カンボジアを流れベトナム・ホーチミン近くのメコンデルタで南シナ海に注ぎ込む大河です。 メコン川は流域の農地を潤し、果物や生活物資を各国に輸送する河川交通の重要なパイプでもあります。

 タイ側のメコン川岸のゴールデン・トライアングルとすぐ下流のチェンセーンの町で、この大河を眺めました。思ったほど川幅は広くなくて、200mくらいでしょうか。向こう岸が見えないくらいの川幅があると思い込んでいましたので、ちょっと拍子抜けしました。
 訪れた8月初めは雨季のせいか、流れは速く水の色は茶色に濁っています。雨季末期には、もっと水位が上がるのでしょう。
 
 最近までケシを栽培し、世界の麻薬生産地として有名なゴールデン・トライアングルは、ミャンマー・タイ・ラオス3カ国が見渡せるポイントでもあります。 この高台から見渡すとメコン本流の川の色は濁っていて、ミャンマーとタイ国境を分ける支流のそれとは、明らかに違っています。流れの速い川面を漁師の小舟やラオスへの観光渡船が行きかっています。
 このメコンの流れを上流に上ると、雲に隠れた山々の向こうは遠く中国雲南省につながっているんだと思うと、旅情を誘われます。実際、雲南省の西双版納からラオスを経由し、ここチェンセーンまで下るクルーズ船「金三角号」があるそうです。ちなみに、このクルーズがコースに入ったツアーがJTBから出ています。

 一方、少し下流のチェンセーンでは、メコンは流れをラオス側にカーブさせ、幾分ゆるやかに流れています。この町には船着場があって、貨物船が中国からの物資を荷卸ししていました。
 対岸にはラオスの山野が広がり、目と鼻の先に見えます。ほとんど人家や建築物は見えず、タイ側の賑わいとは好対照です。夜になるとそれが一層際立って分かります。 人家の灯りや街灯などが、ほとんど見えないからです。ポツポツと幾つかの灯りが見えるだけですので、電力事情も遅れているのでしょう。

 このような大河に接することがほとんどない日本人にとって、悠々と流れるメコンを眺める時、悠久の時の流れや何かを感じさせられます。


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September 01, 2005

№135 バンコク7日間が39800円!

   バンコク・ドンムアン空港にて
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 バンコク7日間で39800円とは、安くないですか?
 
 これは、JTBの「ゆったりロングステイバンコク 7日間」というツアーの料金です。新聞にこのツアーの広告が、目に止まりました。通常、航空チケットだけでも5~6万しますから、その安さが分かっていただけると思います。東京1泊2日のパック旅行やちょっとした国内旅行でも、これより高いのではないでしょうか。
 香港経由のキャセイ航空を利用し、エコノミークラスのホテルに宿泊します。夏休みやGWなどのハイシーズンを除いた期間の設定ですが、空港までの送迎はもちろんのこと、ちゃんと毎日の朝食やバンコク市内の半日観光(昼食付き)まで付いています。 ひとり部屋を利用しても、12000円の追加料金でよいのです。

 今年3月、このツアーに参加しました。破格の料金ということで、参加者は40名以上となかなかの人気でした。いつもはチケットとホテルを予約して個人で行くのですが、チケット代と同じ料金で行けるのですから、迷わず申し込みました。1週間分のホテル代が浮いて、食費などの滞在費が賄えるのです。 ちなみに、この時のひとり部屋利用の料金は、57000円でした。
 ツアーのサービスやホテルについても全く問題なく、快適なバンコクの滞在を楽しみました。フリータイムを希望される方には、かなり高い評価ができると思います。

 ぶらっと、ひとりでバンコクに1週間滞在して52000円です。物価が安いタイの滞在費もそれほど掛かりません。忙しい日本での生活を離れて、バンコクの風に吹かれ、のんびりしたり自由な計画を立てたりするのもよいかもしれません。

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August 30, 2005

№133 世界一のエージェント

    ガイドのソンブーンさん
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 3泊4日のチェンマイでの滞在のうち、3日間ワンボックスの車をチャーターしました。JTBの其田課長のご好意により、現地の旅行社「RSN」のアレックス社長を紹介していただきました。 この「RSN」社は、JTBが世界各国で現地の観光ツアーを任せる旅行社の中で、“顧客満足度が世界で№1”の会社だそうです。わたしがチャーターした3日間の経験からみても、なるほどと思えるものでした。

 チェンマイからチェンライ、メコン川のほとりのチェーンセーンまで、そして山岳地帯のドイメサロンや少数民族の村を巡る1泊の旅。チェンマイに戻っては、ドイステープ山やエレファント・キャンプの案内が、主なスケジュールです。
 この日程で見積もりをお願いしたところ、3日間のチャーター代は、29000円(円建て・現地払い)でした。もちろんガイドさんと運転手付きで、その宿泊料込みの料金です。これは8人乗りのワンボックス1台の料金で、Sさん夫妻と3人での利用です。もっとも人数が増えれば、割り増し料金になるでしょうが、超格安料金といえるでしょう。
 通常の料金がいくらになるのか分かりませんが、チェンライへの1泊旅行がひとり当たり20000円、1時間当たりのチャーター代が800バーツ(2400円)が通常料金だそうですから、いかに格安かが分かります。本当に其田課長のご配慮のお陰です。感謝!

 この3日間のチャーターは、至って快適なものでした。一般のツアーと違って、全くのオリジナル小旅行です。行きたい希望の場所をあらかじめガイドのソンブーンさんと相談して決めるだけです。地理不案内のわたしの希望地が、時間的に可能で行ける場所であれば、それで決定です。車中で相談して、急にスケジュールを変更したこともありましたが、これまで行ったこともない目的地も、嫌な顔ひとつせず、現地の人に道を聞きながら案内してくれました。
 ソンブーンさんは、チェンライ出身の28歳、独身。人懐っこい笑顔のなかなかの好青年です。チェンマイ大学の観光科で日本語を学び、流暢な日本語でコミュニケーションは、全然問題ありませんでした。
 チェンマイ空港の出迎えから見送りまで、わたしのわがままでハードなスケジュールに対応してくれたのです。満足度120%のチェンマイとタイ北部を巡る旅にしてくれたのは、ガイドのソンブーンさんとハニカミ屋の運転手さんのお陰です。 そして、このふたりを教育指導しているアレックス社長の配慮があったことは、いうまでもありません。

 次回のチェンマイ行きも、ソンブーンさんに案内をお願いしましょう。

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August 16, 2005

№119 はじめてのチェンマイ

  機上からチェンマイ郊外を望む
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 ランナー王朝の古都として栄え、 “北方のバラ”といわれるチェンマイ。バンコクから北へ約700㎞に位置し、チェンマイ県の人口、約70万人を有するタイ第2の都市でもあります。
 タイ国政府観光庁の観光パンフによると、1262年、チェンライに都を開いたメンラーイ王は北部を統一し、1287年ランナー王国を建国。さらに、メンラーイ王は、1296年チェンマイに遷都して、ここにチェンマイの歴史が始まりました。
 ランナー王朝は、約280年にわたって繁栄しました。チェンマイの街には、その面影を偲ばせる旧跡が点在しています。旧市街は、きれいな堀をめぐらせ、その城壁の内側には格式の高い寺院が、郊外にも大規模で美しい名刹が残されています。

 このような長い歴史と文化を持ったチェンマイに、今回初めて訪れました。これまではバンコク中心の取材でしたが、HさんとYさんのシニアカップルがチェンマイでロングステイをなさっていて、1年ぶりにお会いすること、そしてチェンマイ郊外の「大坪・彗燈教育学園」を見学することが、その目的です。
 バンコクをほぼ満員の乗客を乗せたTG112便で飛び立ち、1時間10分程でチェンマイ空港に到着します。チェンマイに近づくにつれて高度を下げていくと、深緑の山々に囲まれたチェンマイの街が見えてきます。そしてチェンマイ郊外には、田植え時期を迎え、水が張られた田んぼが拡がっています。

 出迎えに来ていただいたHさん宅から、チェンマイ市街を一望すると緑があふれる町並みが広がっています。高層ホテル、コンドミニアム、病院などが点在していますが、豊かな民家の緑が、公園の樹木と見間違うばかりに溢れているのです。見慣れたバンコクの市街地とは異なり、豊かな自然がそこにはあります。
 彼方には、青い北部の山々が遠望できます。海や山に囲まれて育ってきた日本人には、懐かしくホッとする風景です。バンコクからは、海も山も見えないのです。
 チェンマイが日本人のシニア・ロングステイヤーに人気があることが、これだけでも分かる気がします。“緑”は、本当に人の心を落ち着かせるものですね。

   Hさん宅からの眺望
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 町並みは、昭和30年代から40年代初期の日本の懐かしい風景を思い起こさせるものです。町行く人もバンコクほど多くありません。しかし、交通量はかなりのもので、2人乗りしたバイクが、たくさん走り回っています。 そして、メータータクシーの代わりにトゥクトゥク(3輪車のタクシー)と赤バスと呼ばれている乗り合いのソンテウが、行き交っています。

 さて、チェンマイの街をゆっくりと探索して、その魅力に深く触れたいものです。

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August 14, 2005

№117 はじめてのタイ国際航空

    タイ航空 649便
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 今回のタイ行きで、初めてタイ国際航空に乗りました。なぜならタイ航空が他社より割高だったからです。
つまり直行便は初めてということです。
 これまでは、キャセイ航空かシンガポール航空(SQ)を使っていました。直行便に比べて時間が掛かるのですが、両者とも運賃が安く、機内サービスもよかったからです。前者は、往復とも昼間の便で、深夜便ほど疲れないこと。シンガポールに1泊したい時は後者を、というように使い分けていました。

 しかし今回は、チェンマイまで行くにはタイ航空が乗り継ぎが便利なこと、そして1ヶ月前までの早割り航空券で、他社とほぼ同額の航空券が手に入れられたことで、タイ航空を利用することにしました。
結論からいうと、タイ航空もなかなかよかったです。

 まず、サービスがスピーディーで手際がよかったです。ほぼ定刻に飛び立つとすぐに飲み物のサービスです。ちなみに当たり前と思えるドリンクのサービスは、キャセイにはありません。夏のこの時期はやはりビールで喉を潤していると、間もなく食事のサーブ。 エコノミーですから内容は期待できないのですが、肉か魚で、魚をチョイスすると「白身魚のタイカレー」でした。お味の方もまあまあで、機内から早速タイ気分が味わえます。
 今回は夏休みということもあって、機内はほぼ9割の搭乗率で混んでいました。しかし、食事中のワインが少なくなる頃には、客室乗務員がお代わりに廻ってくれますので、お酒を楽しみながらゆっくり食事ができます。これは案外大切なサービスです。酒飲みにとっては、ワインがないままの食事は味気ないものだからです。

 キャセイは、食事のサービスといっても、座席の場所によって最初と最後の機内食の提供に30分もの時間差があります。運が悪いと待たされた上に、ワインのお代わりもないままに食事を終えるということになってしまいます。
 その意味で、手際よく時間がかからないサービスに好感が持てるタイ航空は合格点といえるでしょう。もう少し“微笑みの国タイ”の笑顔がないのが、ちょっと残念です。
 機材も以前に比べると新しくなっているようです。バンコクからチェンマイ間の機材も、国際線用に使っている大型機でした。1時間あまりの飛行時間でも、ちょっとした軽食がでるのは嬉しいサービスです。
 
 その反対に不満な点は、各座席にパーソナルTVがないことです。キャセイもSQも全機種のエコノミーにも標準装備です。長時間のフライトでは、個別のパーソナルTVは必須のアイテムです。 これは是非何とかして欲しいですね。
 特にSQのTVは、オンディマンドになっていて、数本の映画メニューの中から好きな映画を好きなところから観れるという優れものです。寝ていて見過ごしたシーンも巻き戻して、そこからまた観れるというシステムです。これですとフライト中も飽きないで過ごせます。
 それでも、アクション物の映画とジェニファー・ロペス主演のラブコメディを上映してくれましたので、楽しめましたが。

 タイ航空の最大のメリットは、やはり直行便なので所要時間が短いということでしょう。タイムテーブルでは、5時間20分ということになっていますが、実際の飛行時間は4時間50分ほどでした。キャセイやSQは8時間以上かかってしまいます。この差は大きいですね。バンコクに着いてからの疲労度が違いますし、到着後も有効に時間を使えます。
 しかし、帰りが深夜便ですので、眠れないわたしにとっては辛いものです。それにホテルのチェックアウト後、深夜までシャワーを浴びれないまま深夜便に乗るのも嫌なものです。 しかし、これは仕方ないと諦めましょう。
その点、キャセイは時間がかかっても、往復とも昼間の便なので疲れません。
 また、この10月からタイ航空の福岡便は週5便から毎日になるのは、ありがたいことです。便利になりますね。

 なお、タイ航空は、事故やトラブル続きの日本航空との共同運航になっていますが、機材と客室乗務員はすべてタイ航空のものですので、安心してください。
 この12日も福岡発ホノルル行きのJAL便がエンジンから火を噴いて危うく引き返したばかりです。JASとの合併後、特に効率化優先で安全をおざなりにしているとしか思えないJAL。 とても怖くて乗れません。20年前の御巣鷹の事故当日にこの有様ですから、推して知るべしです。

  ドンムアン空港内のゴルフ場
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 ところで、バンコクのドンムアン空港内にゴルフ場(たぶんタイ空軍の)があるのを知っていますか? 以前キャセイの客室乗務員から教えてもらいました。まあ、広い滑走路との間の緑地帯を利用している訳ですが、ゴルフボールが飛行機に当たるトラブルはないのかちょっと心配してしまいます。
 添付の写真をご覧ください。滑走路のすぐそばにグリーンがありますよ。

 タイ航空は、スターアライアンス加盟のエアーラインなので、マイレージを貯めてビジネスクラスへアップグレードしよう!

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August 11, 2005

№114 今朝 タイから帰国しました

 今朝8時、無地帰国しました。
昨夜はチェンマイを現地時間21:00に発ち、バンコクのドンムアン空港をAM0:50発のタイ国際航空TG648便に乗り継ぎました。 時差が2時間ありますので、所要時間は約5時間です。

 案の定バンコクからの機内では、あまり眠れませんでした。ワインを3杯飲んで1時間くらい眠れたでしょうか。
目が覚めてしまい文庫本を読んでいました。そのお陰で1冊、旅行中に読み終えました。

 台湾上空あたりで窓から漆黒の夜空を見上げると、満天の星空でした。窓越でも星が一面に広がり「天の川」がはっきり見えます。 高度1万メートルから星を見ると、瞬いていないようです。上空の薄い大気圏から見ると、大気の揺らぎがないので、点灯したままです。その美しさに見とれていると、願い事を言うまもなく流れ星が2個流れました。
 飛行機は東北方向に飛行していますので、少し東の空が白み始めたかと思うと、赤く空が染まり、あっという間に太陽が昇りました。
 美しい天体ショーを見せてもらいました。

 福岡に降り立つと、やはり日本の方が確実に暑いです。タイは雨季は曇り空がつづき、真夏の太陽が照りつけないので、それほど暑いと感じません。この10日間、ちょっとした避暑になったようです。

 さて、明日からはまた、毎日記事をアップしていきたいと思います。
新しい写真も登場していきますので、楽しみにしてください。

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August 02, 2005

№107 ロングステイ体験ツアー 

    福岡空港にて
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 今日、8月2日から10日間、バンコク・チェンマイへ出発します。ロングステイの取材や教育支援を行なっている日本のNPOや現地のNGOの見学も含めて、忙しいスケジュールになっています。 今回は、初めてのタイ北部のチェンマイ・チェンライに行きます。中でもタイの温泉、ゾウのトレッキング、タイ北部の郷土料理(カント-ク料理)など、楽しみです。

 そして、もうひとつの目的として、ロングステイの下見ツアー、体験ツアーのアテンドがあります。
 ロングステイの第1ステップとしての“下見ツアー”については、ボランティア仲間のTさん親子が、1週間程の日程で、バンコクの観光をはじめ、サービスアパートメントの見学や生活情報を収集することがその目的になります。
 一般的に、各旅行会社が主催している「ロングステイ下見ツアー」をわたしが現地で案内しようというものです。また、現地でロングステイをしている方との交流ができれば、活きた有意義な情報が得られると思います。
はじめてタイを訪問する方、久しぶりに行く方にとって、タイの空気を吸って、風を感じて、タイが自分にとって適うのかを自分の目で観て、体験することが大切です。
 その上で、ロングステイを実際に実行できるのかという視点でタイを見つめてみることが重要だと思います。
 
 ロングステイの“下見ツアー”に次ぐ第2のステップが、“体験ツアー”といえるでしょう。
7月19日より一足先にバンコクで1ヶ月間のロングステイを体験されている瀬戸夫妻と現地で落ち合います。
既に提供しているバンコクのロングステイ情報についてのサポート、そして、チェンマイ・チェンライ紀行へお供することになっています。
 瀬戸夫妻は、ニュージーランドのロングステイのベテランですから、ロングステイそのものは熟知されています。タイがロングステイの対象地として向いているのか、実際に生活してみて確かめてみようというものです。バンコクとチェンマイを候補地として考えられていて、ニュージーランドに次ぐロングステイ地になるのかということです。
 
 この2組の方が、今回のタイ行きをきっかけに、タイでのロングステイの一歩を進められることになれば、わたしにとっても嬉しいことです。
 みなさまも、このようにして実際に行動して体験して、ロングステイを検討なさってはいかがでしょうか。

 では、ブログは8月11日以降の再開まで失礼します。

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August 01, 2005

№106 バンコクからアンコールワットへ

アンコール・ワット - 中央塔(インターネットより)
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 カンボジアの世界遺産アンコールワット、その栄光と奇跡をたどる「大アンコールワット展」が、現在「福岡アジア美術館」で開催されています。クメール文化のプノンペン国立博物館所蔵の美術品が、展示されています。仏教とヒンドゥー教が融合した、仏像、王様や王妃の石像、またヒンドゥーの神々の像など
高度で豊かなクメール文化に触れることができます。
 カンボジアのジャングルで、9世紀から600年にわたって繁栄したクメール王朝の遺跡が、アンコールワットです。

 ところで東南アジア各地へ行くには、バンコクからが便利です。バンコクは東南アジアの中心に位置し、どこへ行くにも飛行機の便数が多く、所要時間も余りかかりません。 山はネパール、海はモルディブをはじめ、シンガポール、マレーシア、ベトナムなどにも近く、ロングステイ中にアジア各地を周遊するのもよい考えでしょう。
 アンコールワットへもバンコクから行くことができます。フリーペーパーなどを見ると、ツアーもあるようです。もちろん日本から直接ツアーで行くこともできますが、バンコクからだとプノンペンまで飛行機で約1時間と手軽に行くことができます。
 また、カンボジアの反対側の隣国ベトナムからも同様に行くことができます。ベトナム航空の便でホーチミンからシュムリアップへ飛びます。ホーチミンからもアンコールワットへのツアーがあって、その1例として「アンコールワット1泊2日ツアー」で280ドルというのを見つけました。シェムリアップまでの往復航空券(218 US$)が別途要りますが、それでも約500ドル(約55000円)で行けます。バンコクからの旅行代金は、ベトナム出発と比べると少し高いようです。
 このようにバンコクを拠点として、タイ国内の小旅行はもちろんのこと、アジア各地に足を延ばすのもロングステイの幅を広げ、より充実したものにできると思います。

 クメール王朝の壮麗なアンコールワット遺跡へ、是非とも行ってみたいものです。

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July 23, 2005

№97 エメラルド寺院

  ヒンドゥー神話の聖鳥 キンナラ
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 バンコク市内観光で必ず訪れる所といえば、ワット・アルン(暁の寺)、そして王宮とその周辺のワット・プラ・ケオ、ワット・ポー(涅槃寺)でしょう。
 王宮とこれらの寺院は、タイの最もポピュラーで有名な観光地といえるでしょう。行く時期が悪いのでしょうが、 “暑かった”記憶が最も残っています。

 王宮に隣接する「ワット・プラ・ケオ」は、別名「エメラルド寺院」ともいいます。タイで最高の地位と格式を誇る王室の仏教寺院です。現在のチャクリー王朝の国王みずから管理することになっていて、またタイで唯一僧侶がいない寺院だそうです。
 「エメラルド寺院」の名前のとおり、金の衣をまとったエメラルド色の仏像が本尊として、本堂の高い位置に祀ってあります。かなり遠くの高い位置に安置してあるので、実際の大きさは測りづらいのですが、高さ66cmあるそうです。 
 エメラルドといっていますが、これはヒスイだそうで、1778年隣国ラオスとの戦いで得た戦利品ということです。それまではラオスのビエンチャンにあるワット・プラ・ケオの本尊であったので、ラオスの人びとにとっても重要な仏像なのです。このエメラルド仏の黄金の衣は、国家の重要な儀式として、年3回国王が自ら取り替えられることになっています。
 
 本堂の中は、天井が高いことと床が石なので案外ヒンヤリとしています。お賽銭をあげて合掌して、しばらくエメラルド仏に見入ります。照明で浮かび上がったその姿は、一層神々しくというか神秘的なものに感じられます。汗をぬぐいながら、エメラルド仏を眺めるうちに心が落ち着く本堂内は、わたしの好きな空間です。

 本堂の外には、黄金に輝く仏舎利(チュディ)や仏教の法典を収めるプラ・モンドップ、建物の中央部にヒンドゥー教の仏塔が突き出したプラサート・プラ・テプドヒーン、神話上の悪魔と猿神が支えているもうひとつのチュディといろいろな建築様式の建物が並んでいます。
 また、ワット・プラ・ケオを取り囲む回廊には、インドの叙事詩ラーマーヤナを翻訳したラーマキエン物語の色彩絵が、描かれています。

 この後も、王宮内の宮殿を見学できますが、この頃には“暑さ”でゆっくり観ようという意欲が失せてしまいます。日陰を求めてはそこで休み、ミネラルウォーターを飲みながら、ガイドさんが指示した時間まで休憩してしまうのです。

 

ここはやっぱり暑い!!


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July 22, 2005

№96 仏教とタイ人のやさしさ

    エメラルド寺院
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 タイは仏教が国教で、タイ人の約95%が仏教徒です。その他はマレーシアと接するタイ南部を中心にしたイスラム教徒がほとんどです。タイの仏教は、大乗仏教の日本とは異なり、上座部仏教(小乗仏教)なので人びとの信仰心が厚いのです。現在、タイには20万人を超える僧侶がいるといわれています。
 バンコク市内でも時々黄色い僧衣(チーオン)を着ている僧侶を見かけます。早朝でしたら手に鉢を持って、托鉢(ピンターバーツ)に廻る多くの僧侶を見ることができるでしょう。 厳しい仏門の修行をする僧侶に、人びとはご飯をはじめ食料を鉢に入れてあげるのです。一般の人びとも寺院や僧侶に喜捨寄進して善行を積むことによって、救済の道(タンブン、つまり「徳(ブン)」を積むこと)が開かれると信じられています。
 また、出家した僧侶ばかりではなく、一時的に出家する僧侶もたくさんいます。成人して一度も出家していないと一人前の成人男性とは認められないので、短期間でも出家して僧侶になる人が多いのです。
これは「徳を積む」と同時に、タイ社会における一人前の成人男性になるための通過儀礼(イニシエーション)ともいえるものではないでしょうか。
 
 ちょうどこの時期、旧暦8月の満月の日に仏教徒にとっては重要な日、三宝節(アーサーンハ・ブッチャー)を迎えます。(確かに昨夜は、満月でしたね。飲みに行った帰り道、きれいな満月に見入っていました。) 仏陀が初めて説法を行なって弟子たちを悟りに導き、仏・法・僧の三宝を揃えて教団(サンガ)を成立させた日とされています。
 この三宝節の翌日を「安居入り(カオ・パンサー)」といい、この日から3ヶ月間、僧侶は寺院にこもり修行に専念することになってます。一般の人たちも、この時期、喜捨寄進して善行を積んだり、飲酒を控えたりします。昨年この時期にバンコクに行きましたが、ニューハーフショーの「カリプソ」でもお酒は出ませんでした。
 短期間、出家する人たちもこの「安居入り」の日から、修行に入ることになっています。

 このように同じ仏教徒でもタイと日本では、仏教に対する考え方や意識は大きく異なります。タイの仏教では「徳(ブン)」を積むことにより、来世の生活が保障されるとの教えですが、敬老の気持ちや人にやさしいタイ人の気質も生まれているのではないでしょうか。それがタイ人の自然でやさしい“微笑み”になるのでしょう。

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July 21, 2005

№95 避暑・避寒にタイへ

クワイ川鉄道列車から水上コテージを望む
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 福岡は、博多祇園山笠の追い山が終わるともに梅雨が明け、いよいよ真夏を迎えました。
夏は夏で楽しいのですが、近年の夏は地球温暖化の影響からか、“酷暑”になる傾向が強いようです。わたしの子どもの頃の記憶によると、最高気温が34℃になるとすごいと思いましたが、そんな気温は今や当たり前。
37~38度にもなることも珍しくなくなりました。こうなると日中外で動き回ったり運動したりするのは、熱中症になりかねません。夏を楽しむというよりも“夏をやり過ごす”といった方が、適切な表現かもしれません。

 昨年の夏も酷暑でした。7月末からバンコクに行きましたが、福岡よりも涼しいとは言えないものの暑くはなかったのです。タイはこの時期、雨季です。といっても1日中梅雨のように“しとしと”降っている訳ではありません。午後を中心にスコールそれも雷を伴ったバケツをひっくり返したような雨です。傘など役に立ちませんから、雨宿りをして雨がやむのを待つしかありません。だいたい1時間もすると上がります。スコールが陽で焼けた地面の熱気を流してくれるので、割り合い涼しくなります。
 そういえば福岡では、以前ほど入道雲を見なくなりましたし、夕立も少なくなりました。ですから天気が続くと余計に灼熱地獄になってしまうのでしょう。
 笑えない話ですが、九州・福岡よりもバンコクの方が、“涼しい”のです。

 既にバンコクの“ロングステイのカリスマ氏”が提唱されていることですが、酷暑の日本を脱出して、“タイへ避暑に行きましょう!”とりわけ、シニアにとってこの異常な暑さは、体に堪えます。反対に寒さが厳しい冬も同じことが言えるでしょう。冬にインフルエンザに罹り、肺炎を併発し亡くなられる高齢者も少なくありません。
 さらに最近では、春先のスギ・ヒノキ花粉から避難して、タイでロングステイをする花粉症の方が急増している と聞きます。

 夏と冬の時期そしてスギ花粉の頃、日本を離れてタイでのロングステイというのもひとつの考えといえるでしょう。

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July 07, 2005

№80 タイ国政府観光庁

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 タイの観光に関する情報を提供したり、何かと相談に乗ってくれるのが、 「タイ国政府観光庁」です。もちろんロングステイについてもOKです。タイ各地の観光パンフや本・雑誌が置いてあり、観光庁が制作されたパンフは無料でいただくことができます。この観光パンフは、都市別・目的別に作成されていて、とても重宝します。下手なガイドブックよりも役に立ちます。
 さらに、2005年の初めには 「バンコクで暮らす 食住遊から日常ケアまで」というロングステイに関する小冊子を作られましたが、これがまた充実した内容になっています。いろいろなロングステイ本が出版されていますが、この1冊で基本的なロングステイ情報が得られます。ロングステイ初心者の方には、最適な入門書といえるでしょう。関心がある方は、観光庁に問い合わせてみてください。

 タイ国政府観光庁は、日本国内には東京、大阪、福岡の3つのオフィスがあります。わたしは、福岡在住なので、天神のオフィスに時々寄らせていただいています。とりわけ、藤岡さまには、詳しい情報や相談など、いつも親切にしていただいています。感謝!
 また、観光庁によるロングステイセミナーや観光イベントも主催されていますので、参加されるのもよいと思います。観光にせよ、ロングステイにせよ、まず情報収集することが、実行するための第一歩です。
 これらのオフィスに近い方は、是非一度足を運ばれるとよいでしょう。みなさんが必要とされている情報が、必ず得られることでしょう。

タイ国政府観光庁のホームページのアドレス http://www.thailandtravel.or.jp/

・福岡事務所
 〒810-0001
福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラ6F
 TEL 092-725-8808

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June 30, 2005

№74 タイ人気質“マイペンライ”

    午前中の王宮
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 わたしは、日本人シニアのロングステイ取材を中心にバンコクに滞在するため、タイ人と密接にコミュニケーションする機会は少ないのです。一般的な観光客と大して相違はありません。しかし、日本人シニアをインタビューする時に、たびたび耳にする言葉が「マイペンライ」です。タイ語を5つしか知らないわたしが、覚えている言葉のひとつでもあります。

 「マイペンライ」とは、 「気にしない」「大丈夫」「どうにかなる、なるようになる」という意味で、「ケ・セラ・セラ」に近い意味ではないかと思います。そして、最もタイ人気質を表わしていて、日本人気質との差異を一番感じる言葉なのかもしれません。 
 ガイドブックの「地球の歩き方」によると、自分に非があってもなくても使える便利な言葉であり、しかも都合が悪い時はいつでもこれで済まされてしまうので、外国人には評判が悪いと解説されています。この外国人とは、とりわけ日本人を指しているのではないかと思えるほど、特に駐在経験がある日本人シニアの方から、多く聞かされたような気がします。
 日本人の感覚で仕事をしていると、この「マイペンライ」で済まさせられることによく遭遇するのでしょう。その結果、いらいらしたり、半ばあきらめたりしながら、次第に「マイペンライ」の本当の意味が飲み込めて身に染みてくるらしいのです。
 
 先人は「郷に入れば郷に従え」といいます。少々強調した言い方ですが、「マイペンライ」の本当の意味が理解できた時に、真のロングステイヤーになれるのかもしれません。タイ人の「マイペンライ」な態度に出会った時は、 「江南の橘、江北の枳(カラタチ)となる」という中国の故事に倣い、自分も念仏のように「マイペンライ、マイペンライ」と唱えて、タイの習慣や環境に適応するといいのではないでしょうか。

 もしかすると「マイペンライ」が、自然と理解できるかどうかが、タイという国を気に入るか、馴染めるかのキーワードのひとつかもしれないと思うのですが・・・

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June 16, 2005

№60 ロングステイビザ

  日本料理店に貼られていた案内
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 観光目的で30日以内の滞在の場合、ノービザで入国することができます。ですから通常の1週間程度のツアーであれば、ビザは要らないわけです。
 30日以上の滞在になると、ビザが必要になります。長期滞在用のビザには、ツーリストビザ、年金ビザ(ノンイミグラント ビザO)、ロングステイビザ(ノンイミグラント ビザOA)、タイ国内で申請するリタイアメントビザ(ノンイミグラントビザO)などのビザがあります。

 ここでは、ロングステイビザを取り上げて説明することにしましょう。
 ロングステイビザは、50歳以上の方が対象になり、ビザの有効期間は1年間で、日本(東京、大阪の大使館・領事館に申請)で取得することができます。また、タイで1年ずつ更新することも可能です。ですから毎年更新を続ければ、何年も滞在できることになります。
 必要な書類として、以下の3点の内のひとつを添付しなければなりません。第1に、「年金証書コピー(公証人の認証要)」です。それは、 月65,000バーツ(約20万円)、年80万バーツ(約240万円)以上の年金額で、3カ月以内の発行のもの。
 第2に、「タイ国内銀行の残高証明書(英文公証人の認証要)」で、預金残高が80万バーツ以上で3カ月以内の発行のものです。第3に、タイ国内銀行の残高証明書と年金証明書等(公証人の認証要)で、80万バーツ以上で、同じく3カ月以内の発行のものです。
 つまり、タイの国内銀行に80万バーツ以上の預金残高があるか、年金額が年間に80万バーツ以上あることが要件になります。

 その他に、「犯罪履歴証明書(外務省認証要)」つまり犯罪歴がないことの証明書が要ります。添付書類として、3カ月以内発行の戸籍抄本、住民票、パスポートが要ります。さらに、「国公立病院発行の英文健康診断書(外務省認証要)」も必要になります。

 「犯罪履歴証明書」まで要るのか、何だかたいへんそうだし、面倒だ、そんな気もします。しかし、個人で申請できますし、タイで更新手続きもできます。「シニアのロングステイ」のSさんのそのひとりです。自分では無理だという方には、申請を代行してくれる会社もあります。
 日本を含めた海外から80万バーツ以上をタイの自己名義の口座に送金してあれば、ノービザ(入国後7日以内に申請)かツーリストビザで入国後ビザの変更申請をすれば「リタイアメントビザ」に変更できます。代行を依頼する場合、日本から持参するのは、パスポートと送金で80万バーツ以上の金額が記帳された通帳のみで、タイ到着後銀行からの証明書取得の手続きはあるものの、日本での申請と比べると格段に楽です。

 参考までに、バンコクではロングステイコンサルティング(タイランド)株式会社という会社がありますので紹介します。
URL :http://www.longstayconsulting.co.th/
Eメール:info@longstayconsulting.co.th

 また、制度や内容が変更になることもありますので、ロングステイビザの手続きや問い合わせは、タイの大使館・領事館やタイ国政府観光庁へどうぞ。
URL :http://www.thaiembassy.jp

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June 10, 2005

№54 タイへの航空会社

  香港チェク・ラップ・コック空港にて
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 タイへの航空会社は、どのようにして決めていますか?
旅行会社のパックツアーの場合、決まっているので選択の余地はありません。ロングステイの場合、航空券や滞在ホテル、サービスアパートメントを個人手配することが一般的でしょう。

 ここでは、福岡 ― バンコクを例に話を進めることにします。
 航空券の料金、所要時間、便数の多さ、航空会社のサービスの質、安全性、機材の良し悪し、好き嫌いなど、いろいろな選択基準があるでしょう。わたしの場合は、航空券の料金の高い安いが、一番大きな選択基準になります。最近よく利用するのが、キャセイパシフィック航空です。つぎにシンガポール航空です。残念ながらタイ国際航空は、一度も利用したことがありません。
 現在、福岡からバンコクへ行く場合、タイ国際航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、チャイナエアライン、マレーシア航空、エバー航空、ベトナム航空、大韓航空、中国東方航空など、かなりの航空会社が選べます。
 タイ国際航空だけが直行便で、それ以外はすべて経由便で、乗り換え(トランジット)が必要になります。通常期のチケット料金は、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空が約5万円とすると、タイ国際航空はおよそ7万円ということが多く、と約2万円の差があります。この2万円があると、バンコクの1週間分のホテル代が賄えることになります。タイ国際航空は、日本航空との共同運航便(コードシェア)になっていることも料金に反映しているのでしょうか?
 
 キャセイパシフィック航空は、台北、香港と2回も寄るので所要時間はかかりますが、往復とも昼間のフライトなので案外疲れが残りません。それ以外の航空会社は、ほとんど帰りが深夜便(たとえば、AM1→AM8)です。機中でよく眠れないわたしにとって、深夜便は辛いものです。
 また、夜中の1時までどうやって過ごすかという問題もあります。キャセイパシフィック航空の機材は比較的新しく、エコノミーにも液晶テレビが付いています。機内食やサービスも標準以上です。
 シンガポール航空を利用する時は、シンガポールで1泊したい時です。機材は新しく、サービスは世界のエアラインのランキングに毎年入るようですし、各座席に付いている液晶テレビは、オンデマンド・システムになっていて、映画も観たいところから観ることができ、とても便利です。
 チャイナエアラインも、割り合いツアーに利用されています。しかし、わたしは安全面の不安から利用しません。その他の航空会社は、フライトが毎日なかったりという理由で乗ったことがありません。いずれにしても、自分にとって使い勝手のよい、好みのエアラインを選ばれるとよいでしょう。
 ちなみに東京 ― バンコクでは、ロングステイのカリスマ氏によると、インド航空が格安で、バンコク通の人気のエアラインだそうです。

 次にチケットをどこで買うかというですが、インターネットで旅行会社のホームページから予約しています。直接、旅行会社に電話で予約して購入することもできます。ホームページからですと、行き先や出発日などを入力し検索すると、航空会社別の一覧表が表示されます。その中から希望する航空会社を選んで、簡単に予約できます。
多くの旅行会社やネット専門のサイトがありますので、安いところを探すのもよいでしょう。わたしの場合は、JTBを利用しています。
 いろいろ調べてみましたが、JTBが平均的に安いチケットを提供しています。信頼感もあるので、いつも利用させてもらっています。
 http://www.jtb.co.jp/shop/tenjin/fit/contents/package_phuket01.html 

    ドンムアン空港にて
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 さて、現在のバンコク国際空港は、バンコク市内より北方に位置するドンムアン空港ですが、東部のスワンナブーム新国際空港へ移転する予定になっています。2005年9月にも開港かといわれていましたが、工事の遅れからとても無理のようです。少なくても半年は遅れると、もっぱらの噂ですが、政府の公式発表がなくはっきりしません。開港スケジュールが、迫っているにもかかわらずです。このあたりもマイペンライ(気にしない、なるようになる)のタイらしいということでしょう。

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June 07, 2005

№51 クルンテープの都

   ワット・アルン(暁の寺)
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 タイの首都のバンコクは、世界で一番長い名前を持っています。 ご存知ですか?

「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッターナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット」
 あんまり長いので、間違っていないでしょうか? この長い長い名前が、バンコクの正式名称です。とても覚えられません。 

 はじめの「クルン(都)」 「テープ(天使)」を取って、タイの人たちは、親しみを込めて 「クルンテープ(天使の都)」と呼びます。チャオプラヤー川の左岸にあったトンブリ王朝から、1782年に現在のチャクリー王朝が、右岸に遷都したことに由来しているそうです。
 新しい都の繁栄の願いから「神の化身である王が住む土地は、天使が守る」という意味だそうです。それ以来200年以上、その名前の由来通り、バンコクはタイの首都として繁栄し、東南アジアの拠点都市としても発展し続けています。
(タイ国政府観光庁の資料より)

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May 14, 2005

№26 タイ国歌

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 映画館で本編が上映される前に、突然タイの国歌が流れた。といっても聞き覚えのない曲だったので、初めは何の曲だか分かりませんでした。しかし、周りの人たちが全員(タイ人だけでなく、白人の子どもまで)立ち上がったので、その曲がタイ国歌だと分かったのです。

 朝と夕方、駅や公共の施設では、タイ国歌を流すのです。そのことを知っていたので、わたしもちょっと遅れて立ち上がりました。国歌が流れると、みんなその場に立ち止まり、直立不動で聞くことになっています。
 これは軍国主義的な意味合いではなく、愛国心からのものです。いかにプーミポン国王が、国民から敬愛されているかを実感した次第です。
 こんなところにも、日本との文化や国民性の違いを感じました。

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May 13, 2005

№25 BTSと地下鉄 

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 BTSは、スカイトレインとも呼ばれています。1999年に開通した道路の上の高架線を走るモノレール式の電車です。シーロム線とスクンビット線の2つの路線があり、市内中心部から郊外へと延びています。4,5分間隔くらいで運行されているので、渋滞がひどいバンコクでは、移動に便利です。エスカレーターが少なく、高架線のホームまで歩いて上らないといけないのが難点でしょう。
 
 券売機でチケットを買うのですが、先に行き先のエリアゾーンを押して、後でお金を入れます。日本とは逆なので、なかなか慣れません。5バーツと10バーツコインしか使えないので、紙幣は窓口で両替してもらいます。
 そこでロングステイヤーにお勧めなのが、スカイカードというプリペイドカードが便利です。窓口で200バーツを支払うと、テレフォンカードと同じ大きさのスカイカードが渡されます。2年間有効なので残高が残っても、その間であれば次の滞在で使えます。残高が少なくなると、必要に応じて100バーツずつ追加できます。
 
 使い方は日本の定期券などと一緒で、改札機に入れて改札口を通るだけです。注意したいのは、手荷物や大きなバッグを持っている時です。改札口のセンサーが敏感すぎて通れない時があります。そうならないように大きな荷物は、改札口より高く持って通るとよいでしょう。
 それに気づくまで、何度も改札口に挟まれました。また、改札の開閉扉はすぐに閉まってしまうので、すばやく通り抜けないといけません。そして、降りる時はカードを忘れないように受け取りましょう。まあ慣れてしまうと何ということはないのですが・・・

 2004年7月に開通したばかりなのが、地下鉄です。BTSのアソーク駅とサラディーン駅で接続しています。地下と高架ですから乗り換えには時間がかかりますが、行動範囲がぐっと広がりました。特にチャイナタウンやルンピニのナイトマーケット方面に行きやすくなりました。
 地下鉄で変わっているのが、チケットです。オセロゲームの黒い方にそっくりな丸いプラスティックのチケットです。このコイン状のチケットを改札口のセンサーに近づけるか接触させると、開閉扉が開く仕組みになっています。
近未来的というか、日本にはないシステムではないでしょうか。降りる時は、今度は黒のチケットを改札機に入れます。これでOKです。
 初乗り運賃は14バーツかららしいのですが、開業間もないこともあって乗客を増やすために、今のところ運賃割引サービスがあるようです。開業当初は、どこまで乗っても10バーツでしたし、この3月でも正規運賃より安かったようです。
 地下のかなり深いところを通っているようですが、すべての箇所にエスカレーターが設置されていますので、BTSのように疲れることはありません。ニュースで報道されたように、地下鉄の事故がありましたが、まだ運行上の初期トラブルがあるのかもしれません。
 しかし、BTSと地下鉄を組み合わせると、行動範囲が広がり、バンコクの生活の足として欠かせないものといえるでしょう。

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May 09, 2005

№21 バンコクの病院訪問

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 2003年3月、BTSプルンチット駅から歩いて約10分ほどのバムルンラード病院を訪問しました。インタビューの待ち合わせ場所が、この病院のロビーだったからです。インタビューの内容は別の機会にして、ここではバムルンラード病院、つまりバンコクの病院事情について書くことにします。

 海外で長期に滞在する場合、気になるのは治安や病気のことです。とりわけ病気になったら、どこの病院に行けばいいのか、治療費はどのくらいかかるのか、医療技術水準はどうなのか、言葉は通じるのかなど、いろいろ心配ですね。
 このバムルンラード病院は、写真にもあるように私立の大きな総合病院です。地図を頼りに歩いて行ったのですが、玄関に掛かっている十字のマークがなかったら、その建物が病院だとは気づかなかったでしょう。ロビーは、まるで高級ホテルのそれです。2階にはファーストフード店やレストランまでありました。
 バムルンラード病院は、タイの上流階級や外国人の患者さんに力を入れていて、英語をはじめ日本語、中国語、アラビア語の4ヶ国語が通じるそうです。医師のなかには、日本の大学へ留学していたドクターがかなりいて、直接症状を話すことができます。通訳を介さないで日本語で会話ができるのは、とても安心できることです。
一般的に、タイの医療機関は医療レベルが高いといわれていますが、同病院もレベルが高く、医療設備やOT・PT、また介護ヘルパーなどのスタッフも充実している。また、リハビリにかかる人件費も日本に比べると安価ということです。 
 
 ロングステイの場合でも、海外旅行の際に入る海外旅行傷害保険に入った方がよいでしょう。最長1年まで契約できる保険もあるようです。また、案外知られていないのですが、日本の国民健康保険が適用されます。一旦、病院で医療費を払わないといけませんが、帰国後、正式な請求手続きをとれば、日本の医療保険基準に基づいた額が還付されます。
 
 ロングステイコンサルティング社の佐藤氏によると、バムルンラード病院はバンコクでも治療費が高いそうです。それは上流階級や外国人をターゲットにしているからです。バンコクに居を構え永住する佐藤氏にとって、病院は日常生活に必要不可欠な存在なのです。掛かり付けの病院で、医療技術レベルが遜色のない病院が、他にもあるそうです。これらの病院は、タイの一般的な医療費(バムルンラード病院の約4分の1)の水準で、日本語通訳がいて言葉の不安がなく、療養やリハビリにも対応できる病院とのことです。
 これらの状況から、健康な長期滞在者だけでなく、持病がある方、高齢者、暖かいタイでリハビリをしたい方などにとっても、バンコクの病院は安心できるのではないでしょうか。

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May 08, 2005

№20 朝のフルーツは“金” 

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 朝のフルーツは“金”といいます。つまり、フルーツを食べるなら、朝が一番健康によいという意味ですね。一日のエネルギーとして、栄養価が豊富で消化や吸収も早いというのが、その理由でしょう。
 しかし、それだけの意味でないことが、しばらくタイに滞在しているとよく分かります。それは、“お通じ”にもよいということです。以前「ドリアンにはまる」で書いたように、ほとんどの場合、わたしは朝フルーツを食べます。ドリアンがビールと一緒に食べると腹痛を起こすといわれているからです。

 朝起きると、前日に買っておいたフルーツをNHKの衛星放送を見ながら食べます。だいたいこれだけで朝食になるくらい、たくさん食べます。すると快調なお通じがあるのです。海外旅行に行くと、枕が変わって眠れなかったり、便秘になったりすることはよくあることですが、フルーツを朝食にたくさん食べると健康的な滞在が過ごせることになります。
 この意味でも、朝のフルーツは“金”だということを実感しました。便秘が気になる方は、ぜひ朝食にフルーツを食べましょう!

 元々、タイはフルーツの宝庫です。フルーツの王様のドリアン、フルーツの女王といわれるマンゴスティン、マンゴ、ジャックフルーツ、ロンガン、ランブータン、パパイア、日本でいうザボン、ドラゴンフルーツ、ランブータン、その他いろいろのフルーツがあります。
 個人的には、マンゴやジャックフルーツが好きです。どのフルーツも珍しいばかりでなく、新鮮でとびきり安いのです。先ごろ輸入が解禁されたマンゴスティンは、当初日本では一個600円もしていましたが、高めのスーパーでも30円くらいではないでしょうか。バンコク市民が買いに行くお店や市場では、もっと安いと思います。食べたことがないフルーツを一度チャレンジしてみてください。きっと好みのフルーツが見つかるはずです。 
 南国のフルーツを満喫することも、タイのロングステイの楽しみのひとつになることでしょう。

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