July 30, 2008

№906 雨傘を日傘にして歩く

    極彩色の装飾の中華寺
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 漁港マハチャイの船着場から、渡し船でタージン川の対岸へ。
 こちら側もマハチャイの一部のようですが、国鉄の駅や市場がある側とはうって変わって、静かでのんびりした街並みです。船着場近くで客待ちをするサムローを横目に、DACOの地図を片手に歩き始めました。
 すぐ近くの小さな製氷工場から氷を切り出すのこぎりの音を聞きながら、スッタワートウィーティー通り沿いに歩きます。目指すはタイ湾が望めるというビューポイントです。

 だけど、とにかく暑い。スコール用に持っていた折り畳みの雨傘を日傘代わりに。道行く若い女性は、日焼け止めのパウダーを顔に塗り、頬が白くなっています。
 しばらく行くと、ロータリーの中央にシチズンの大きなロゴ入りの時計台が、なぜか時計台が多い町です。ぐるり
とロータリーを回ってさらに進むと、この辺りは干物工場が多く、あちこちから魚を干す匂いが漂ってきます。やはり漁港ですね。

 途中、左手に折れて川沿いの道を歩くことにしました。民家が立ち並ぶエリアですが、暑さのせいか、誰も外にいません。こんな中、歩いているのは、わたしくらいのものです。
 玄関先に陶器製の麻雀卓が設置されている家が目立つ住宅街の一角に中華寺がありました。やはり中華系の住民が多いのでしょうか。屋根やら柱など寺院中が、極彩色の龍の陶器や絵で覆われています。派手といえばそうなんですが、その鮮やかな色合いに目を奪われます。
 川沿いに出る道を探して歩きますが、なんと途中で行き止まり。ここからでは、まだ海が見えません。地図では道がつながっているのですが・・・ 仕方なく元来た道を戻りますが、ずいぶんと遠回りをする結果に。

 時刻は11時を回り、太陽はほぼ真上から照りつけ、気温は33℃くらいでしょうか、日差しと蒸し暑さで頭がボーとしてきました。まっすぐに延びたビューポイントまでの道が、気の遠くなるような距離に感じます。
 時々ミネラルウォーターを口に含み、額や首筋を流れる汗を拭いながら歩きますが、さすがに限界。炎天下を歩き続けて、熱中症になりそうです。
 
 巨大な観音様がある辺りで、引き返すことにしました。しかし、また歩いて戻る気にはなれません。近所にいたモーターサイを見つけて、15B(約50円)で交渉成立。
 実はモーターサイに乗るのは初めての体験。いかにも危険なので、これまで避けていましたが、今はそんなこと言ってられません。あれほどシンドイ思いをして歩いたのに、帰りはわずか3分で船着場に到着。その上、心地よい風に吹かれて快適でした。バンコクでは乗りませんが、田舎町ではよしとしましょう。

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July 24, 2008

№903 渡し船はバイクも一緒

    時計台がある渡船場 
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 07年9月、漁港マハチャイの市場を散策した後、タージン川の対岸と行き来する渡し船に乗ってみることに。

 買い物客で賑わうスカピバーン通りの突き当たり、小さな公園のところで左に曲がると、そこが渡船場です。渡船場の水色に塗られたアーチ状の屋根を破るように空に突き出した、ヨットの模型が搭のてっぺんに載っているピンクの時計塔がランドマークになっています。 午前10時25分、時計台の時計は2時20分を指したまま止まっているようです。

 乗船料は3B(約10円)。切符売り場でチケットを買って、対岸からの渡し船を待ちます。川幅は、約200mくらいあるでしょうか。この辺りではタージン川に橋が架かっていないので、この渡し船は大切な庶民の足になっているのです。

 タイ国旗を翻した渡し船が到着すると、数台のバイクを先頭に多くの乗客が慌しく降りてきました。そう、バイクも乗る渡し船なんです。入れ替わるように、わたしをはじめ40~50人ほどの乗客とバイクが10台乗り込みます。
 間もなく離岸し、ホテイアオイが浮かんだ川を、のんびりと。チャオプラヤー川のボートのように速くもなく、ゆったりと長閑なものです。
 もう少し船旅?を楽しみたいところですが、わずか2分で着いてしまいました。対岸の港には、ブルーとオレンジ色の2階仕立ての漁船が停泊していて、大きなものは3階の漁船も。海が近いことを感じさせます。
 すでに桟橋には次の乗客たちが待っていて、こうやって休みなく両岸を行き来している渡し船です。

  バイクを先頭に降りてくる乗客
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 桟橋を歩いて町に出ると、こちら側は人も車も少なく、のんびりとした雰囲気です。寺院前には、渡し船の乗客目当てのサムローが10台ほど待機しています。
 しかしここは、DACOの地図を頼りに歩くことにしましょう。

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July 22, 2008

№902 市場の中に駅が

  鮮度のいいエビやイカが並ぶ
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 07年9月、バンコクの南西部にある漁港マハチャイまで、ローカル線の列車で出掛けた時のこと。

 終点のマハチャイの駅に着くと、そこは市場の中でした! 駅を中心に、後で市場が発展したんでしょうが、市場の中に列車が突っ込んでいるようにしか見えません。両者には境界もなく、ホームにせり出すように商店が並び、自由に行き来ができるようで、買い物客が勝手に線路の上を歩いています。まさに渾然一体。

 屋根付きのホームは、ただでさえ蒸し暑いのに、むせ返るような生臭い臭いやら、焦げた重油の臭いが入り混じり、一刻も早く脱したいほどです。
 ホームの先から外へ出ると、ホームはもちろんのこと、線路の上まで野菜を売る露店が並んでいます。列車が来たら、売り物を避けるのでしょうが、そうでない時はお構いなし。タイ庶民の逞しさに脱帽!

 駅周辺は大きなマーケットを形成しています。まず駅前のスカピバーン通りを歩いてみました。
 さすがに漁港です。魚の干し物、スルメ、干しエビを扱う乾物屋が、道路の両サイドにずらっと。どのお店も大小さまざまな大きさのスルメや、ピンク色の干しエビが山盛りです。イリコやシラス、そして小魚や貝の佃煮も売っています。
 愛想のいいおばあちゃんのお店で、シラスを味見させてもらいましたが、日本のものと同じで美味しい。一袋500g入りで80B(約260円)ですから安いですね。ちなみに干しエビは、500gで240Bほどでした。

 野菜や果物の露天商もぎっしり。通りはバイクや多くの買い物客で混雑し、注意して歩かないとぶつかりそう。

 鮮魚はというと、日本のアジとよく似た魚が多く、水揚げされたばかりのような鮮度の良さです。プー・パッポン・カリーに使われる大きな泥蟹は、大きさによって180~260B/㎏。
 イカやエビの専門店もあります。手長エビも大きさで、120~180B/㎏くらい。びっしりと敷かれた氷の上に、大きなエビが並べられていますが、次々に売れていきます。炭火焼で食べたいなぁ。

 午前中ということもあって、活気があり賑わっています。ここの市場は、週末ともなるとはバンコクからやってくる買出し客で混雑するのだとか。
 タイの海産物のワンダーランド、マハチャイの市場でした。

 次は、渡し船に乗って、タージン川の対岸に行ってみます。

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July 18, 2008

№900 漁港マハチャイへ その2

 ホームや線路脇で商売する露店
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その2
 出発すると、すぐに検札がやってきました。8時45分、バンコクの郊外へ。運河や湿地沿いに貧しい家々が建ち、かなりの下町風景。どうやらワット・サイの水上マーケットの近くを走っているようだ。
 停まる駅ごとに、屋台やマーケットが開いていて、朝食を食べる人や買出し客で賑わっています。車窓から垣間見える庶民の生活は、テレビ番組の「世界の車窓から」のように格好いいものではなく泥臭いけれど、好奇心をそそられる光景です。

 8時49分、立派な寺院が見えるワット・シン駅に到着。単線なので、ここで待ち合わせをしている上りの列車と行き違います。駅員が緑の旗を振ると、運転手への発車の合図です。
 8時57分、段々と沿線の緑が多くなってきました。ガーン・ケーハ駅近くの沼地では、蓮や葦などが密生しています。また線路沿いにはドブ川のような水路と、粗末な民家が点在する風景が続きます。大分バンコクから離れてきました。
 窓から吹き込む風で凌げるものの、車内は相当な暑さです。前に座っている華人のお母さん、わたしが時折書くノートのメモに興味津々の様子。どうやら漢字に興味があるみたい。

 9時21分、それまでの50kmくらいから80kmほどへ、スピードアップしました。バンコクからずっと真っすぐな路線ですが、この辺りまでくると駅間も長いので、飛ばせるのでしょうか。辺りは次第にヤシの木などの緑が多くなり、まるでジャングルの中を走っている様です。
 そして9時30分、速度を緩めた列車は、終着駅のマハチャイのホームにゆっくりと停車しました。

 ところが、薄暗い駅のホームに降り立つと、何とそこは市場の中だったんです!
 と同時に、ひどい臭いが鼻腔一杯に広がります。魚や肉が入り混じった生臭さと重油の臭い、とにかく堪らないほどの臭いがそこらじゅうに充満しています。

 あわてて駅舎を抜け出すと、線路の上まで野菜を売る露店が所狭しと並んでいるではありませんか。どうやら予想以上に、すごい所に来てしまったようです・・・

 さて、この続きは、回を改めて記事にしたいと思います。お楽しみに。
 結局マハチャイの町では、一人の日本人とも出会いませんでした。鉄道に乗ってマニアックな旅へ。いかがでしょうか。

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July 17, 2008

№899 漁港マハチャイへ

   犬が寝そべる駅のホーム
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 07年9月初め、バンコク周辺でどこか面白い所はないかと思案して、バンコクの南西部にある漁港マハチャイまで、ローカル線の列車に乗ってぶらり旅に出掛けました。
 市内の観光スポットは、あらまし回ったので、行ったことがないマイナーな場所を探してのことです。もっとも日本語ツアーにも、マハチャイの市場に行く穴場ツアーとして催行されていますが、やはり自分の足で行く方が、旅行気分に浸れますから。

 朝7時過ぎにホテルを出発し、BTSでシーロム線の終点タクシン橋駅まで。ここで渡し船に乗り換えて、対岸のトンブリ側へ。船着場から大きな通りまで歩いて、タクシーを拾います。8時10分、始発駅のウォンウィエン・ヤイ駅に到着しました。
 はるか前方のロータリーには、騎乗姿のタークシン大王の像が望めます。しかし、降ろされた場所には屋台のような食堂があるだけで、とても駅前だとは思えません。入り口らしき所を通り抜けると、その先に切符売り場がありました。確かに駅です。

 8時35分発の普通乗車券を1枚。終点のマハチャイまで1時間ほど掛かりますが、わずか10B(約33円)でした。
 単線の線路がここから始まり、線路とほとんど高低差のないホームには、堂々と寝ている犬の姿も。ホーム沿いには簡易食堂や雑貨屋がずらりと並び、乗客や近所の人たちでしょうか、朝ごはんの最中です。揚げ餃子をはじめ、庶民的なおかずや、賑やかな朝食の光景には、いかにも下町といった風情が漂っています。

 黄色の4両編成のディーゼル車が、入線してきました。早速乗り込むと、どの車両にもエアコンが付いていません。蒸し暑い車内、団扇は必需品です。
 車窓からホームの反対側を見ると、線路の横がすぐ道路で降りられます。道路沿いには多くの雑貨屋や小さなマーケットがあって、買い物をしてこちら側から列車に乗り込む人たちも。
 わたしの対面の座席には、中国系の60代と30代の母娘が座りました。屋台で買ってきたのか、朝から焼き鳥とつまんでいます。若い人や行商のおばちゃんたちで、ほぼ満席です。

 定刻通りの発車、何と素晴らしい!

つづく

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June 04, 2008

№877 ソイ3/1はアラブストリート

  アラビア文字が溢れるソイ3/1
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 バンコク・スクンビット通りから入ったバムルンラード病院からの帰り、ソイ3を歩きました。グレースホテルを通ってさらに路地のようなソイ3/1に入り込むと、雰囲気ががらっと変わってアラブ世界に迷い込んだようです。

 元々外国人患者とりわけ中東からの患者を多く受け入れているバムルンラード内には、黒い衣装をまとったアラブ系の女性がよく歩いているので違和感はないのですが、それでもソイ3/1に入った途端にアラブ系の人たちの密度が急上昇します。とてもここがバンコク市内と思えないほど、アラビア文字の看板が溢れていて、アラブ、イスラムの世界そのものです。
 通りに面してアラブ料理の店や羊肉を串に刺したケバブがぐるぐる回っていて、独特な匂いも漂ってきます。後で調べてみると、ここでは有名な水タバコを楽しむこともできるのだとか。

 恥ずかしながらここが“アラブ人街”と知らずに足を踏み入れたものですから、アラブ色の雰囲気に一瞬戸惑いました。そして写真を撮るにも、なるべくアラブ女性が入らないように注意を払います。
 距離が短いソイということに加えて、どこか異質な雰囲気ということもあって、結局余裕がないままに通り過ぎてしまいました。

 考えてみると、何度かバンコクに通っている内に、いつも行ったり歩いたりする行動範囲は自然と決まってくるものです。それは地図がなくても自由に歩けるエリアができることを意味していますが、反対に行動範囲を狭める結果になることも。
 その意味でソイ3/1は定宿のホテルから近いのですが、“灯台下暗し”のソイでした。今度はバンコクに居ながらにしてアラブ世界に浸れるソイ3/1をゆっくりと歩いてみようと思います。

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May 15, 2008

№867 スクンビット通りのCHUVIT GARDEN

   きれいに整備された庭園内
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 BTSナナ駅からアソーク方面タイムズ・スクウェアに向かって歩いていると、小ぎれいな洋風庭園に気づきました。こんな所にこんなきれいな公園があったとは知りませんでした。いつできたのでしょうか? 門は開いていて、特別立ち入り禁止でもなく、入園も無料のようなので、入ってみることに。
 きちんと整備された公園内に入ると、すぐに道路側の塀に沿って白い花を咲かせるプルメリアが、甘い香りを漂わせてきます。正面の石版には「CHUVIT GARDEN」とあります。間口はそれほど広くないのですが、奥行きがかなりあり、一番奥に立っているオリベスクのような白いモニュメントが、この公園のシンボルのようです。深緑の樹木が落とした日陰のベンチでのんびり過ごす人もいて、芝生の緑が鮮やかです。スクンビット通りの喧騒とは反対に、“都会のオアシス”といったところでしょうか。

 気になって帰国後調べてみると、このCHUVIT GARDEN、バンコクの風俗王から国会議員に転身したチューウィット氏が、自身の土地を寄付してできた公園だそうです。しかもその土地というのは、以前歓楽街だった「スクムビット・スクエア」を強制撤去したという因縁付きの土地といいます。
 小鳥も飛んでくる静かな佇まいからは想像もできない話ですが、タイらしい話なのかもしれません。

 もし前を通りかかったら、一度入ってみてください。

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April 30, 2008

№859 バンコクのお洒落なナイトスポット

    ヴァーティゴからの夜景
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 日本国内のタイ情報フリーマガジン「ディーマーク」の第4号(08年4月発行)にバンコクのナイトライフとしてお洒落な夜景スポットが紹介されています。

 夜景が堪能できる選りすぐりの3店の概要です。
シロッコ
 ルブア・アット・ステート・タワーの最上階67階にあるレストラン。ここからの夜景は、まるでバンコクに宝石がちりばめられたかのような美しさ。1杯引っかけながら気楽なスタンディングバーもあります。

ヴァーティゴ
 バンヤンツリー・ホテル、地上160mの屋上にあるオープンエアのレストランとバー。視界をさえぎるものはなく、その名の通り“めまい”がするような高さからの夜景を楽しめます。

スリー・シックスティ
 チャオプラヤー川沿いミレニアム・ヒルトン・ホテルの最上階32階にあるジャズバーです。丸い展望台部分にあるバーからは、360度パノラマの夜景を存分に堪能できます。

 「シロッコ」「ヴァーティゴ」はブログでも紹介していますが、「スリー・シックスティ」はまだ行ったことがありません。近い内に行ってみたいものですね。

 さて、この記事で一番印象に残ったのが「交通手段」についての件です。
 「まずは移動手段の確保。タイでは公共交通手段であるBTSや地下鉄、タクシーなどがあります。が、タクシーについては、夜になると“ぼったくりタクシー”なんてものが出てきます。ホテルの前で観光客を待ち構えたり、繁華街に止まっているタクシーのほとんどはメーターを使わず、法外な値段をふっかけてきますのでご注意。
 また、タクシーに乗ったら必ず行き先を告げてください。これもまた、渋滞や車をタクシー会社に返す時間が迫っているという理由で行かない場合もあります。もちろんメーターを使っているかのチェックも忘れずに! 怪しい場合はその場で降りることをオススメします。
 また、女性一人で深夜のタクシーに乗るのは禁物です。夜に一人での移動を必要とされる際には、BTSや地下鉄を使いましょう」。

 ナイトライフをエンジョイする場合でも、慎重な行動が必要とされるというのは、的確なアドバイスで好感を覚えました。

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February 15, 2008

№816 チャオプラヤー川の渡し船

   日曜で乗客が少ない渡し船
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 チャオプラヤー川の対岸トンブリー側へ行くのに、渡し船(ルーア・カーム・ファーク)に乗ってみました。川沿いの各所にあって、ター・ティエン桟橋からワット・アルン(暁の寺)への渡し船が有名なので、バンコク観光の際に乗船した方も多いことでしょう。

 今回は、BTSサパーン・タクシン駅下のサートーン桟橋からの渡し船です。サートーン桟橋からは、これまで水上バス(チャオプラヤー・エクスプレス・ボート)を利用して、上流のノンタブリーなどに行ったことがありますが、渡し船は初めてです。
 桟橋でしばらく待っていたのですが、そこは水上バス用で、その右側が渡し船用の桟橋でした。トンブリー側から戻ってきた小さな渡し船に乗り込みます。運賃は2バーツ。定員は110名で、いくつかベンチがありますが、通勤ラッシュ時には多くの乗客は立ったままです。
 しかし、この日は日曜日の早朝とあって乗客はまばらで、タイの若者10人ほどです。慌しさもなくのんびりと出航を待ちます。日曜日で本数が少ないのでしょうか、数分待ってようやく動き出しました。
 チャオプラヤーの流れはグレイ、ベトナムのメコンが茶色だったのとは対照的だなぁと思いつつ、ゆったりと渡っていきます。しかし、感慨にふける間もなく、わずか2分でトンブリー側へ着いてしまいました。あまりの呆気なさに少々拍子抜けの感もしますが・・・ 
 さあ、ここからはタクシーの乗り継いで、ウォンウィエン・ヤイ駅へ向かいます。

 ところで、現在BTSシーロム線の延伸工事が進められていて、08年中にもサパーン・タクシン駅からトンブリ側のタクシン通りまでの2.2kmが開業するのだとか。これでずいぶん便利になりますが、渡し船の乗客は減ることでしょう。でも運賃の安さで、庶民の足として存続するのではないでしょうか。
 
 タクシーでチャオプラヤー川に架かる橋を渡るのもいいですが、時には渡し舟も風情がありますよ。

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November 20, 2007

№770 100バーツの小旅行 その4

      桟橋前の屋台
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その4
 マーケットから来た道を桟橋へと戻ります。途中、往きに通った露店で好物のジャックフルーツを買いました。400gで20バーツ(約70円)と割安。甘い香りと同様に、トロピカルな風味がたまりません。

 10:30桟橋に到着し、帰りの船に乗る前に早めのランチにします。朝食が早かったのと、せっかくのノンタブリ、桟橋横の屋台で食べてみたかったのです。
 ライスに屋台の名物らしい玉子焼きとグリーンカレーをトッピングして、25バーツ。それに隣の露店でビアチャーンを買って、50バーツのランチです。塩味だけのシンプルな玉子焼きにはナンプラーを加え、グリーンカレーの具は魚のすり身でしょうか、かなりの辛さですがなかなか美味です。キンキンに冷えたビアチャーンを喉に流し込みと、胃袋の奥まで染み渡ます。緩やかに流れるチャオプラヤー川を眺めながらのランチは最高です! 小旅行といいながら風情があります。見知らぬ街の桟橋で屋台料理を食べる、これも旅の醍醐味ですね。

 玉子焼きとグリーンカレーのランチ
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 お腹が満足したところで、帰りのボートに。近くにいた女子学生にバンコク行きかを確認して停船中のボートに乗船します。船内で露店で買ったジャックフルーツをデイバッグから取り出してつまんでいると、後ろの座席に乗ってきたおばちゃんたちに「まあ美味しそう(多分)」と笑われたので「アローイ」と応えました。これもちょっとしたコミュニケーションです。
 エクスプレス・ボートは20分毎に出航していて、このボートは11:05発。出発する頃には満席になりました。地元の人ばかり、それも女性客が多い。帰りはラーマ7世橋までノンストップと快適です。
 適度な揺れとランチの後というのも重なって、眠ってしまいました。目が覚めるとカオサン通りに近いバンランプー桟橋、多くの白人が乗ってきて、立っている乗客も増えました。

 12:10、朝出発したサトーン桟橋で降ります。帰りの所要時間1時間5分。わずか96バーツ(約350円)の小旅行でした。自分の足でバンコク近郊を歩いてみるのも楽しいものですよ。ノンタブリーまでのエクスプレス・ボートの船旅、いかがでしょうか。

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November 19, 2007

№769 100バーツの小旅行 その3

  あちこちで売られているナマズ
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その3 
 さて桟橋からまっすぐ伸びる目抜き通りを歩いて、ノンタブリーの街をウォッチングすることにしました。通りは商店街になっていて、一般の商店の他に果物屋、食堂などが軒を並べています。結構賑やかな町です。
 ドリアンやジャックフルーツを売る露店も出ていて、前を通り過ぎるとジャックフルーツの甘ーい香りが鼻をくすぐっていきます。多くのメータータクシーが道路を走っていますが、乗り合いバスのソンテウも見かけます。バンコクから近いので、両者が混在している地域なのでしょう。

 お天気が良いせいか、まだ9時半過ぎだというのに暑くなってきたので、日差しを避けて日陰になる右側のアーケードを歩きます。しばらく行くとマーケットがありました。入り口近くの花屋さんでは、バラやジャスミン、蓮の花など色鮮やかな花々が売られています。
 さらに行くと野菜、魚、肉など多くの食材が売られている大きな市場でした。美味しそうなフルーツに新鮮な野菜、川と海の両方の魚など、生鮮食料品が所狭しと並んでいて、買出しに来た地元の奥さんたちで午前中の活気を見せています。
 好奇心をかきたてられて混雑する市場内を歩き回ってみました。バケツの中でドジョウでもなくヘビのような珍しい魚が泳いでいます。少し気味が悪いのですが、何という魚なんでしょうか。そして、亀やタガメも食用なんですね。やはり川沿いのマーケート、魚で一番目に付くのがナマズです。生きたものも、炭火焼きしたものもあって、串刺しにして焼く炭火の煙があちらこちらから立ち上っています。
 珍しい食材に興味津々。他にもマレーシア風の串焼き「ムー・サテー」は食欲をそそられますし、茹でた豚の顔はそのままの姿です。

 まあとにかく食材は何でも売っている感じですが、バンコクのクロントイ市場のような強烈な臭いはしませんし、不潔でもありません。活気があって面白いマーケットでした。

つづく

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November 15, 2007

№767 100バーツの小旅行 その2

    桟橋前の白い時計台
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その2
 到着したノンタブリの桟橋には、幾艘かの観光用の高速乗合船ルーア・ハン・ヤオが係留され、対岸への渡し船がゆったりと航行しています。また、向こう岸の椰子の木々の間に仏教寺院が望めます。バンコクからそう遠くないのに、のんびりとした風情です。

 鉄道の駅舎のような桟橋の建物から出ると、正面には街のシンボルの白い時計台が立っています。仏教風にデザインされた立派な時計台を中心にロータリーになっていて、車やバス・タクシーがひっきりなしにやってきます。かと思うと、トゥクトゥクやバンコクではあまり見かけないサムローと呼ばれる人力三輪車が客待ちをする姿は、いかにも暇そうです。

    日本語で書かれた看板
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 桟橋のすぐ脇では、乗船客を目当てにした2、3軒の屋台が出ていて、ニラ玉風の料理を作っていました。そして、英語とタイ語それに日本語で書かれた警察署の看板を発見、「ノンタブリーへようこそ。もし困った事やトラブルがありましたら、お気軽にノンタブリー警察へご相談ください」とあります。日本語の表記で親切なのですが、ここに来る日本人が多いのか、それともそんなにトラブルが多いのか、逆に心配になる看板です。
 多くの鳩が飛び交う桟橋の周辺は、いかにも駅前といった雰囲気で、チャオプラヤー川の水上交通が大きな市民の足になっていることがうかがえます。

つづく

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November 14, 2007

№766 100バーツの小旅行

   朝のワット・アルン(暁の寺)
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 07年2月、チャオプラヤー川を行き来するエクスプレス・ボートの船旅を楽しむことにしました。目的地は上流側の終点ノンタブリ、約1時間の船旅です。
 ノンタブリはバンコクの北に隣接するアユタヤ時代からの古い歴史を持つ都市で、果物、特にドリアンの産地として有名だったそうですが、最近はバンコクのベッドタウンとして発展しています。

 早めに朝食を済ませて、BTSでサパーンタクシン駅へ。駅を降りるとすぐ目の前が、エクスプレス・ボートの乗り場サトーン桟橋です。この桟橋からは対岸トンブリー側への渡し船も出ています。切符売り場でノンタブリ行きのチケットを買うことに。料金は13バーツ(約50円)と安いのですが、50バーツ紙幣を出したのに7バーツしかお釣りをくれません。もちろんちゃんとお釣りをもらいましたが、係りのいい加減さに先が思いやられます。

 8:26、下流からやってきた船尾に赤い旗をなびかせた特急に乗り込むと、乗務員のピー、ピーという独特の口笛が、出発の合図です。乗客は通勤客を中心に40人くらい、朝の日差しを避けてほとんどの人が、左舷側の座席に座ります。
 すぐに左にペニンシュラ、右にオリエンタルの前を通過し、上流に向かって右側の桟橋を次々に寄っていきます。時々水しぶきが掛かりますが、頬を撫でていく川風が心地よい。

 検札にやってきた車掌に小さなチケットを差し出すと、チケットの中央を指で穴を開けるだけ、何とシンプルなこと。20分足らずでター・ティエン桟橋へ。対岸にはワットアルンが、朝日を受けて清清しい姿を見せてくれています。この辺りから次第に乗客は観光客が多くなり、次のター・チャン桟橋から王宮はすぐ近くです。
 ター・チャン桟橋を離れるとワンラン桟橋へと進み、ここからしばらくは左側の桟橋が続きます。桟橋近くではスクリュー音に驚いたのか、たくさんの魚が飛び跳ね、安宿街のカオサン通りに近いバンランプー桟橋では、多くの欧米人が乗り降りします。

 途中いくつかの橋の下をくぐりラーマ7世橋を通過すると、両岸の景色がかなり田舎の風景へ。川の流れは穏やかで、川岸に張り出した水上家屋や両岸に見える椰子の木や緑も多くなってきました。
 小1時間の船旅を楽しみ、9:20に終点のノンタブリに到着です。

つづく

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October 07, 2007

№743 なくなったルンピニーの観覧車

     在りし日の観覧車
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 バンコクに行くと決まって訪れるのが、ルンピニーのナイトバザールです。ひとりで晩ご飯を食べる時、お土産の買出しを兼ねて行く事にしています。

 07年9月、地下鉄ルンピニ駅を出て、いつものようにナイトバザール内のビヤガーデンへ向かっていると、観覧車がないのに気づきました。昨年、新設されたばかりの観覧車だったのですが、早くも撤去されて更地の駐車場になっています。何時なくなったのでしょうか。突然出現して、いつのかにか消えてなくなった感じです。
 フランス製の観覧車は、日本のとは違って回転のスピードを変えながら4回転もしてくれるというユニークなもので、美しいイルミネーションの輪を夜空に描いてくれていました。夜景に彩りを添えるナイトバザールの新名所になっていただけに残念です。一度だけでも乗っておいて良かったのですが・・・

 調べてみると、ナイトバザールそのものが存続の危機にあるのだとか。またバンコク在住の方からもビアガーデンが近々閉鎖になるらしいと聞きました。
 元々ナイトバザールの土地は王室の所有地で、その賃貸借契約が今年4月に切れていて、現在係争中とのこと。もし閉鎖されると、その跡地には高層ビルやホテル、ショッピングセンターなどの開発計画があるといいます。まだナイトバザールやビアガーデンは通常通り営業していますが、今後どうなるのか大変気になるところです。

 ナイトバザールは、外国人観光客にとって、わたしにとってもそうですが、今やなくてはならないバンコクの観光スポットです。観覧車のように無くならないよう願いたいですね。

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September 28, 2007

№738 プーケット 日本人観光客戻らず

 バンコク南西部の漁港マハチャイ
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 07年9月24日の西日本新聞からです。
 タイ有数のリゾート、プーケットに日本人観光客が戻ってこない。3年前のスマトラ沖地震の大打撃から立ち直り、各国の客足は順調に回復しているが、日本人の戻りが鈍い。津波被害によるイメージダウンとともに、日本との直行便が休止に追い込まれたのも大きいとみられる。
 今月、プーケット国際空港で起きた旅客機事故の余波を心配する向きもあり、地元ではイベントを開くなど呼び戻しに懸命だ。

 プーケットの観光客数(タイ政府観光庁調べ)の推移を見れば歴然としている。06年の全体数449万人で、スマトラ沖地震(04年12月)前の水準に戻った。一方、日本人は05年が4万4千人、06年は11万4千人で04年の5割強。今年も3月までで2万2千人と伸び悩む。
 低迷する一因は「足の便の悪さ」。成田-プーケットの直行便は津波後に運行を取り止め、今も復活しないまま。バンコクで乗り継ぐ際も、国内線用の別の空港でプーケット行きに乗り換えざるを得ない場合もあり、旅行会社のツアーからは敬遠されがちだという。
 このため、日本人を顧客にしていた現地の旅行代理店、ホテル、レストラン、ダイビングショップなどからは「従業員を減らした」「売り上げが激減した」といった悲痛な声が聞かれる。これらの仕事にはプーケット在住の日本人が関わっているケースが大半だ(以上)。


 スマトラ沖地震から3年目を迎える訳ですが、日本人観光客がなかなか戻らないという記事です。わたしも一度はプーケットにという思いはあったのですが、折り悪くスマトラ沖地震が発生し、今まで行くチャンスを逃したままです。
 地震以降、昨年のクーデター勃発による治安不安や、最近までのバーツ高なども重なり、タイ全体の観光推進に水を差す出来事が次々に起きています。そこへまた、9月16日の格安航空会社「ワン・ツー・ゴー」の航空機事故です。せっかく観光客が戻ってきていたのに、再び影響が出ることは必至の状況。日本人観光客の回復も遠のくばかりです。
 事故の原因は調査中ですが、人為的ミスとなった場合、プーケットの観光産業への影響が大きくなるのは避けられないとの現地の報道も流れてきます。

 復興をアピールする地元でのイベントや、日本との直行便復活の働きかけもなされていますが、幾度となく放送されたすさまじい津波の映像は日本人の脳裏に焼きついていて、なかなか払拭することはできません。今回の航空機事故が、プーケットのイメージをさらに損なわないことを祈るばかりです。

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May 26, 2007

№667 ナナ駅近くの夜店街

 歩道の両側いっぱいに並ぶ夜店
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 バンコク名物のひとつに夜店街があります。夕方になると市内各地の路上に露店が開店準備をし始め、道路や歩道があっという間に夜店街に変貌します。中でも有名なのがパッポン通りでしょう。昼間の静かな通りからは想像もつかないような喧騒へと変わります。
 
 わたしの定宿があるナナ駅近くの歩道も夜になると夜店街になります。歩道の両側には衣類や日用雑貨、おみやげ物にブランド品まがいの時計やバック類など、数多くの夜店が並びます。両側からせり出した夜店のせいで昼間は普通に歩ける歩道も狭くなって、通行人にぶつからないよう注意しながら歩かないといけません。
 露天商たちは通行人を呼び込んだりしませんが、手持ち無沙汰に店番をしているか、食事をしているかのどちらかのように見えます。もっともいつも食事をしている訳ではないでしょうが、路上なので屋台料理やカキ氷などを食べている人が目立つのは事実です。

 ホテルへの帰り道を急ぐ時、狭くて歩きにくい夜店街と人の混雑、声を掛けてくるポン引きなどに閉口して、これまでほとんど並べられいる商品をちゃんと見たことがありませんでした。それというのもお土産を買う時は、たいがいルンピニーのナイトバザールに足を運んでいたからです。
 今回ゆっくり夜店を眺めながら歩いていると、店の数は少ないものの商品の種類は豊富です。ルンピニーのナイトバザールで売っているようなものは、ほとんど揃っているようです。手ごろなスポーツバックを探してみましたが、値段はともかく造りが粗雑だったり、偽ブランド品といった物が多く、掘り出し物は見つけられませんでした。
 音楽CDや映画のDVDの海賊版も所々で売られています。タイも中国などと同じく海賊版の天国といっていいでしょうが、ここでも1枚100バーツ(約350円)ほどで音楽や映画の最新版が堂々と並んでいます。

 バンコク市内各地に点在する夜店街です。庶民の活気を感じられると同時にバンコクの風物詩ともいえるでしょう。

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January 31, 2007

№596 ドイステープ山 一周ドライブ その2

  レストランから見える渓流と滝
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その2
 国道1269号線をそのまま行くとサムンの町ですが、1096号線へと入りMae Rim Valley沿いに走ります。所々には孟宗竹ではありませんが竹林がありますし、谷あいには集落や田んぼが点在しています。
 山岳民族の耕作する野菜畑が山の急斜面に拓かれ、頂上近くまで耕されています。木が伐採されて山全体が野菜畑になっている光景をみると、雨による土砂崩れや、山が保水機能を失うことによる下流の洪水など、自然破壊や災害の一因になっているのではと思ってしまいます。

 道路脇の野菜の直売場では、キャベツ、白菜や瓜などを売っています。Hさんが買われた茹でトウモロコシ(7本10バーツ、約30円)をいただきました。小ぶりで白いトウモロコシです。モチモチした食感で、日本のもののように甘くはありませんが、どこか懐かしい素朴な味です。

 ランチは、渓谷沿いのタイ料理レストランへ。テーブル席からは渓流にかかる滝が眺められ、川風のお陰で暑さを忘れて、しばしの涼を楽しむことができるレストランです。
 訪タイすると一度は食べるグリーンカレーを注文しました。ぷりぷりのエビに、ナス、房ごとの粒胡椒などが入っていて、フードコートで食べる濃厚なものに比べると、さっぱりした味付けです。しかし、ココナッツミルクでマイルド味なのですが、胡椒が効いていて涼しいのに額に汗が浮かんできます。3人分で230バーツ(約700円)と、リーズナブルな食事代でした。

 さらに渓流に沿って1096号線を下ります。途中クイーン・シリキット植物園(№575にて紹介)に立ち寄り、メーサのエレファントキャンプ前を通って、メーリムの町へと降りてきます。国道107号線を右折すると、チェンマイ市内はもうすぐです。
 豊かな緑を楽しみ、涼を求めて、ドイステープ山を一周するドライブコース。お勧めですよ。

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January 30, 2007

№595 ドイステープ山 一周ドライブ

 展望台からSamoeng Forestを望む
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 06年8月、チェンマイでロングステイをなさっているHさんご夫妻の案内で、ドイステープ山を一周するドライブに出掛けました。チェンマイ市内から国道1269号線を走って、ぐるりとドイステープ山を回り、1096号線をMae Rim Valleyに沿って下り、メーリムを経由してチェンマイへ戻ってくるコースです。
 
 市街地から国道108号の大きな道路をしばらく南に走り、1269号線へ右折して西へ。この辺りから郊外の風景が徐々に山の景色へと変わり、それにつれて道路もカーブを描き出し、少しずつ登り勾配になっていきます。
 Hさんの運転で快適なドライブです。天気にも恵まれて周囲の山々の緑も一層色鮮やかです。だんだんと山深くなっていき、チェンマイ市街からみるとドイステープ山の反対側へと回り込んで行きます。

 このあたりの国道沿いには、いくつかの素敵なリゾートホテルが点在しています。 「Bell Villa Resort」 (№585にて紹介)もそのひとつです。休憩を兼ねて「Bell Villa Resort」に立ち寄りました。2階のカフェで緑の濃い周囲の山々を眺めながら、お茶をしました。開け放った大きな窓から吹き込んでくる風が心地よく、このようなリゾートで一度のんびり滞在したいものですね。

 さらに走ると、展望台がありました。標高1000m以上と、このドライブコースの最高地点のようです。屋根付きの展望台からは、西側にどこまでも広がる山々を望むことができ、高山の涼しい風が吹き渡っていきます。「Samoeng Forest」という標識がありました。うっそうとした森は、この先のサムン(Samoeng)の町まで続いているのでしょう。
 見渡す限り、深い森です。山と山が幾重にも重なり合い、空の端を切り取りながら稜線を描いています。森の木々は緑というよりも“碧く”見えます。木から出る精気のせいなのでしょうか、まさに青山です。
 白い雲を浮かべた夏空は、はるかメーホンソンに、そしてその先はミャンマーへとつながっています。そんなことを思わせる雄大な景色です。 

つづく

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January 24, 2007

№592 バッファロー・ビレッジ その3

     子どもたちの歌と踊り
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その3
 11時になると、今度は「水牛ショー」です。タイの昔の農村を再現したファーム・ビレッジ近くの会場で開催されます。早めに屋根付きの観客席で涼んでいると、アヒルや水牛が土の道をのんびりと歩いています。いかにも田舎の農村の風情です。
 だんだん観客が集まってきました。団体さんや遠足で来ている中高生に多くの家族連れも加わって、観客席はほぼ満席です。子どもたちの歌と踊りからショーが始まります。地元の小学生たち、10数名がカラフルな民族衣装を纏い、太鼓などの演奏に合わせてタイの伝統音楽を歌って踊ります。素朴で可愛い子どもたちです。必要以上にショーアップされていなくて、ローカルな感じで好感が持てます。

 歌と舞踊の後は、子ども遊びのゲームです。子どもたちが円になって、ひとりの鬼が布切れを誰かの後ろに落として、それを拾ってまた次の子に、という日本でいう「ハンカチ落としゲーム」です。見ているとルールもまったく同じです。ブータンにも「メリーゴーランド」という「ハンカチ落とし」に似たゲームがあるといいますから、意外に世界各国に共通な遊びなのかもしれません。
 この子どもたちのショー、平日は学校がありますから、確か土・日だけだったように思います。

      水牛のパレード
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 次は、いよいよ水牛のショーです。このビレッジで飼われている水牛たちが紹介されます。小型の水牛から大きな水牛まで、色もベージュ系から黒々としたものまで、こんなにたくさんの種類がいるんだとびっくりします。でも共通しているのは、形の違いこそあれ、どの水牛も立派な角を持っていることでしょう。
 農機具を乗せた馬車や田鋤きの器具を引いて、観客席の前をパレードしていきます。また、調教された水牛の芸やスタッフによるアトラクションもプログラムに入っていて、なかなか楽しめるショーでした。

 日本のテーマパークのように立派ではありませんが、どこか懐かしさを感じさせる「バッファロー・ビレッジ」です。

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January 23, 2007

№591 バッファロー・ビレッジ その2

  ここで飼われている水牛たち
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その2
 園内の一角には、タイの農村で昔使われていた農機具や手漕ぎの舟などを展示した小屋があります。同じ米作だからでしょう、日本で使われていた農機具に似たものも多く見受けられます。そして、タイの農作業を大きく担っていたのが、水牛たちです。ここでは多くの種類の水牛が飼われていて、後ほどアトラクションのひとつである水牛ショーに登場してくれます。他にも鳥やダチョウまで飼育されています。昔の農家も再現されていますので、辺りは長閑な農村の雰囲気です。

 時間が経つにつれて、少しずつ観光客の姿が多くなってきました。バンコクからでしょうか、タイ人の団体客が大型バスに乗ってやってきます。そのほとんどの人が、06年のプミポン国王の即位60周年を祝って、国王の色である黄色のポロシャツを身に着けています。観光地で目立つようにということかもしれませんが、まるで制服のようです。そして遠足なのでしょうか、地元の中学生たちの姿も多く見かけます。

     和やかな結婚式ショー
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 10時30分になると、「バッファロー・ビレッジ」のアトラクションである「タイ式の結婚式ショー」の始まりです。園内の中心部に、結婚式に参列する村人たちに扮したスタッフがスタンバイすると、観光客が集まってきました。
 中年の女性スタッフのひとりが、お祝いの歌を歌いだすと、男性スタッフが楽器を演奏します。その音楽に乗せて、お祝いの品物を手にした他の女性スタッフたちが陽気に踊り始め、行列になって結婚式の会場まで練り歩き出しました。観光客も釣られるように一緒に踊りながら、行進に加わります。タイの田舎の結婚式は「こんな雰囲気なんだろうな」と感じさせる、庶民的なショーです。

 タイ様式の大きな建物のテラスが式場に使われます。団体観光客の中の男性ひとりが、進んで花婿役を買って出ました。建物の中から花嫁役の可愛らしい女性が現れると、花婿役の男性は仲間から、やんやの喝采を浴びています。確かに羨ましがられるほどの可憐な若い女性でした。伝統的な結婚式の儀式に則って、式は進行していきます。ジャスミンの花でできていると思われる花輪を頭に飾って、その間を“こより”のようなもので結びつけます。きっと夫婦間の契りを表しているのでしょう。
 結婚式の間中、大勢の見物客から、このミスマッチなカップルへの冷やかしや大きな笑い声が絶えません。お陰で賑やかで和やかな雰囲気のまま、無事、結婚式は終了しました。ショーといいながらも、すぐ間じかにタイ式の結婚式の模様が見られて、よい経験になりました。

 つづく

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January 22, 2007

№590 バッファロー・ビレッジ

    ビレッジの美しい庭園
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 タイ中部・スパンブリー県の「バーンタイ・リゾート」ホテルに宿泊した時に、リゾートに隣接した「バッファロー・ビレッジ」に寄りました。水牛ショーやタイ式の結婚式のショーなどのアトラクションがある、ちょっとしたテーマパークと、昔のタイの農村を再現したファーム・ビレッジを合体したような所です。
 バンコク近郊にタイ舞踊や伝統芸能などを紹介する「ローズガーデン」という観光スポットがありますが、それに近いイメージです。しかし、一番の違いは、この「バッファロー・ビレッジ」には美しい庭園があって、多くの水牛がいるところでしょうか。

 「バーンタイ・リゾート」の宿泊客は、無料で入場できます。そのため、一般の入場料金をメモし忘れてしまいました。宿泊した翌朝、「バッファロー・ビレッジ」の庭園を散歩がてらに歩いてみました。リゾートと庭園の裏側は、そのままつながっているので、自由に行き来できるようになっています。
 中央に大きな池を配して、その周囲には手入れの行き届いた素晴らしい庭園が広がっています。敷地内には赤茶色のタイスタイルの家屋が幾棟か建っていて、木々の緑とは対照的ですが、うまく調和し合っています。また、庭園内の草地では水牛がのんびりと草を食んでいました。

 遊歩道をゆっくりと歩きながら、美しい花々や木々の緑を楽しみます。ちょうどブーゲンビリアやハイビスカスの花が咲いていました。花は思ったよりも少なかったのですが、黄色や紫がかった葉を持つ植え込みや、薄緑の木から濃い緑の大木まで様々な緑があって、豊かで複雑な緑色は見る者を飽きさせません。

 つづく

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December 28, 2006

№575 クイーン・シリキット植物園の見所は?

 スワン・メー・ファー・ルアンの庭園
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 チェンマイの北の町メーリンからメーサ・エレファント・キャンプを過ぎて、しばらく行くと「クイーン・シリキット植物園」があります。チェンマイでロングステイ中のHさんご夫妻とドライブの途中に立ち寄ってみました。シリキット女王の名前を冠してありますので、以前近くにあるエレファント・キャンプに行った時から、気になっていたのです。
 
 ひとり30バーツ(約90円)の入園料を入り口のゲートで支払い、もらったパンフの地図を頼りに園内の道を走ります。白い花を集めたエリアや所々にトレッキングのコースがあるようなのですが、鮮やかな花々はあまり見かけません。ただ丘陵地帯を走っているような雰囲気です。
 奥のエリアには温室があるようなので、そこまで行ってみることにしました。駐車場に車を止め、巨大な温室まで歩きます。温室内はサボテンなどが中心で、お目当ての蘭の花は見当たりません。周辺の小さな温室群も苗木を育たり、木々を養生させているようで、特に目をひくような植物はありませんでした。

 暑さと坂道を歩いたので、汗びっしょりです。仕方なく駐車場奥のスーベニア・ショップへ。しかし、ここのショップ、アロマエッセンスなど意外に手頃でいい商品が揃っていてお勧めです。香りの良い「ポプリ」をお土産にいくつか買いました。
 地図をよく見ると「蘭の温室」がゲート近くにあります。ようやく「ここだ」ということで行ってみたのですが、花の時期ではないのか、ほとんどの蘭が咲いていないのです。本当にがっかりです!

 メーサイの近くにある「スワン・メー・ファー・ルアン」の素晴らしいフラワーガーデンをイメージしていただけに、ちょっと拍子抜けといったところです。車で園内を回らないといけない程、広大なので見逃しているかもしれませんが、一体どこが一番の見所なのでしょうか? 「スーベニア・ショップが一番良かった」では、本末転倒というものです。
 ちょうどこの日は天気が良く気温も高かったので、広い敷地内をじっくり歩いて回るのは体力的に無理です。お勧めのスポットを見逃したのか、それともこれっといった見所がないのか、結局よく分からないまま、植物園を後にしたのでした。

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November 02, 2006

№537 ナイトバザールは少ない観光客

   土産物を売るアカ族の女性
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 ナイトバザールを見て歩くのは、チェンマイでの楽しみのひとつです。昼間のチャンクラン通りは普通の商店街ですが、夕方になると通りの両側には、タイ北部の民芸品や工芸品などを売る夜店が開店準備を始めます。びっしりと歩道に夜店が立ち並び、買い物客や観光客がやっと人が通り抜けられるほど狭い通路を、肩を擦り合わせるようにして行き交います。

 バンコクのルンピニーにあるナイトバザールは衣料品を扱う店が多いのですが、タイの雑貨を買い求めるならチェンマイでしょう。手作りのアクセサリーやタイシルク、山岳民族の工芸品などを売る夜店が中心なのが、チェンマイのナイトバザールです。
 また、同じような商品ならチェンマイの方が安いのも魅力で、気に入ったら商品を見つけたら、値引き交渉をするのもナイトバザールの楽しみです。幾らくらいだったら買おうと一応の目安を立てて、駆け引きをしながら交渉するのも面白いものです。

 今年の8月も、夕食を済ませてナイトバザールを散策しました。これまでよりも買い物客が少なくて、狭い通路も案外スムーズに歩けます。土産物を観光客に売って歩く民族衣装を着たアカ族の女性も、ちょっと手持ち無沙汰の様子。
 宿泊したホテルも格安のプロモーション価格が出ていましたから、雨期で洪水の多いこの時期は閑散期なのでしょうか。白人系の観光客の姿をあまり見ません。

 そぞろ歩きをしながら何か掘り出し物はないかと、それぞれの夜店をのぞいて行きます。お香のセットや象をデザインした陶製のお香立てをお土産に買いました。もちろん値引きしてもらったことは言うまでもありません。言葉が通じなくても電卓を片手の何回かやり取りすれば、だいたい落としどころの値段が分かってくるものです。
 そう高いものでなければ、少しはお金を落とす気持ちで、そこそこの値段で手を打つくらいでいいのではないでしょうか。値引き交渉もゲーム感覚で楽しむ余裕が必要です。

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October 08, 2006

№520 チェンマイのワット・プラシン

     黄金の「プラシン仏」
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