October 04, 2008

№942 雑貨よりもシーフードの旅

    新鮮なシーフード料理
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 ベトナムといえば、日本人の若い女性に人気があるのが、雑貨です。ホーチミンの中心部ドンコイ通りの周辺には、フランステイストの可愛い雑貨を扱うショップがたくさん並んでいます。またベンタイン市場や夜店などにも、手軽な雑貨が溢れています。女性にとっては、お気に入りの雑貨を探すのは楽しいことでしょう。実際、雑貨屋さんの大きな紙袋をいくつも抱えた日本人女性を何度か見かけました。

 もちろんわたしもお土産を求めて、ドンコイ通りの雑貨屋さんを何軒かのぞきました。お店毎にオリジナルのデザインで、それぞれ個性が感じられます。とりわけハンドメイドの刺繍など、その“手作り感”が、ベトナム雑貨の魅力です。わたしが女性だったら、ショッピングに夢中になっていたことでしょう。
 しかし、その質感や品質からいうと、高いというのが率直な印象です。確かにデザインがお洒落で、よくできたバッグなどもありますが、「こんな物でもこんなにするの? 日本の方が安いよ!」と思うことが、しばしば。とても買う気になりません。
 
 その上、値引きにはまったくと言っていいほど応じてくれませんし、そんなお店ほど店員の接客態度は最悪。これでも商売になるんだと、却ってあきれるばかりです。きっと高くても喜んで買っていく日本人が多いのだとしか思えません。
 せっかく楽しみにしていたベトナム雑貨ですが、わたしにとっては一番の苦い経験になってしまいました。

 今年2月に訪れたラオス・ルアンパバーンの方が、よほど素朴で素敵な雑貨があって、思わず魅かれてしまいました。値段もリーズナブル、これこそアジアの雑貨です。

 さてその反対に一番良かったことは、シーフード料理が美味しかったことです。ベトナム料理ですぐに思い出すのは、「生春巻き」や麺の「フォー」。もちろんこれも本場の味を楽しめますが、ベンタイン市場横に毎晩営業している屋台街でのシーフードは、超お勧めです。
 エビをはじめ、アサリにハマグリ、それにソフトシェルクラブ(脱皮直後の蟹)など、メコンや近海で獲れた新鮮な魚介類が豊富で、これらを茹でたり炒めたり、シンプルな料理でいただくというもの。
 とりわけ「ソフトシェルクラブ」をぶつ切りにして、そのまま衣揚げした料理は堪らない逸品です。殻が柔らかく丸ごと食べると、口一杯にカニ味噌の風味が広がって何ともうまい。まさに至福の一時。
 何品か注文してビールを1本飲んでも、1000円と信じられないくらいの安さです。日本では考えられません。つい二晩続けて通ってしまいました。 

 旅の思い出にも色々ありますが、ホーチミンで悪かったこと、良かったことを列記してみました。雑貨とシーフードを比べるのもなんですが、みなさんは雑貨派、シーフード派、どちらでしょうか?

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October 02, 2008

№941 サイゴン川の風景

バイクを満載したサイゴン川のフェリー
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 08年8月、ホーチミン市内を歩いて観光し、ドンコイ通りを下って最後はサイゴン川へ。川に面して建つ歴史的ホテル「マジェスティック」が、アイボリー色の優雅な佇まいを見せています。

 バスやトラックなどが引っ切りなしに走るトンドクタン通りを用心して渡ると、対岸へのフェリー乗り場がありました。サイゴン川を小さなフェリーが、市民が乗ったままのバイクを満載して行き来しています。もちろん車も乗れるのですが、車はゼロ。まるでバイク専用フェリーといった感じです。
 向う岸まで行ってみたい気がしますが、対岸には企業の大きなネオン看板が林立しているばかりで、ガイドブックの地図をみても何の表記もありません。渡ってみても期待薄なので、ここは止めておくことに。

 川べりは遊歩道になっていて、下流に向ってゆっくり歩きます。川幅は200mほどありますが、水は土色に濁っています。遠くには港湾施設が見え、南シナ海から上ってきたのでしょう多くの貨物船が並んでいます。
 さらに南シナ海沿いの街ブンタウからと思われる高速船が船着場に入ってきました。サイゴン川がホーチミンの物流や水上交通の重要なラインになっているのです。

 サイゴン川のクルーズ船乗り場まで歩くと、数社のクルーズ会社の受付カウンターがありました。聞いてみると夜のクルーズは、1時間で1ドルと格安です。
それじゃ夜は、魚のイルミネーションがユニークな「ベンゲー号」のクルーズに乗ってみなくては。

 さて、ここまで半日歩いてみて気づいたこと。それは野良犬どころか、犬を全然見ないことです。バンコクでは野良犬が大きな顔をして歩いていたり、昼寝をしていますが、ホーチミンではまったく見かけません。やはり食用にされているのかな、と釣り人を眺めながら、ぼんやりと考えていました。

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September 01, 2008

№924 ホーチミンの朝の風景

マリアマン・ヒンドゥー寺院前の賑わい
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 朝食を済ませた後、ホーチミン市民の朝の営みを見ようとホテル周辺を歩いてみました。

 時刻は7時半、朝だけ出るというフォーの食堂や屋台が並び、出勤前に朝食を食べにやって来た庶民で賑わう一角がありました。鍋から立ち上る湯気、鶏肉やもやしなどの具材をトッピングして、次から次へと作られるフォー。そしてそれを待つお客の列、路上のテーブルで食べる姿は、いかにも朝の風景、活気が伝わってきます。朝ごはんを食べていなければ、一杯注文したいところです。
 別の街角では、フランスパンをショーケースに詰め込んだスタンドも出ています。注文を受けては焼きたてのフランスパンをサンドイッチに。これまた美味しそう。このスタンドも昼や夜には見かけませんでしたから、朝食専門なのでしょう。

 ホテルはベンタイン市場に近いエリアなんですが、極彩色の装飾と赤い外壁が目に鮮やかな「マリアマン・ヒンドゥー寺院」がありました。シンガポールなどでも見かけるそれと同じ建築様式で、どこかなまめかしい神々の装飾が施された台形の塔が、ひときわ目立ちます。

 「ベトナムにもヒンドゥー教?」と思いつつ、中に入ってみると、そこは外の喧騒とは隔離された静かな祈りの空間でした。
 お参りにやって来た熱心な信者が多いことにびっくり。それもインド系住民とかではなくて、どうみてもベトナム人ばかりです。寺院前の売り子から買ったのでしょう、線香などを手にした信者たちが、敬虔な面持ちで朝のお勤めをしています。
 信者がベトナム人ということや、お供えの花がタイの仏教寺院でも見かけるものだったりするので、ここがヒンドゥー寺院とは、にわかに信じられません。

 毎日繰り返される、フォーとフランスパンの朝食、そしてヒンドゥーの祈り、日常の光景ながら異文化が入り混じった朝の風景でした。

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August 30, 2008

№923 太陽は真上から

 美しいアオザイ姿のベトナム女性
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 07年8月末、ホーチミン滞在の最終日、もう一度市内をぶらぶらすることにしました。昼前にホテルをチェックアウトし、ベンタイン市場からドンコイ通り方向へ、レロイ通りをゆっくりと歩きます。
 日本人と見ては、しつこく言い寄ってくるバイクタクシーを受け流し、途中果物が入った籠を天秤棒で担ぐすげ笠(ノン)のおばちゃんや、若い女性のアオザイ姿など、いかにもベトナムらしい光景にも出会います。スリムなベトナム女性が、薄い生地の上着(アオ)をなびかせて歩くさまは、美しく思わず惹かれてしまうものです。お土産屋さんのスタッフのそれとは、全然雰囲気が違います。

 レロイ通りから南側のトンタットティップ通りへ。この辺りはお洒落なカフェや可愛いベトナム雑貨を扱うショップが多い所。
 しかし、時刻はちょうど12時、気温は30度を軽く上回り、舗装道路からの照り返しが加わり、たまらない暑さです。ウインドーショッピングを楽しむ余裕もありません。
 見上げると太陽は真上にあって、地面には自分の影がほとんどできていません。じりじりと照りつける日差しと、あまりの暑さに、アイスクリームの看板につられてカフェに飛び込みました。

 そのお店は、ビザ専門店の「ピザーラ」でしたが、とにかくクーラーが効いた涼しい店内で休憩することに。ストロベリーのイタリアンジェラード(2.5万ドン、約200円)を注文して涼みます。プリンが美味しいと評判のホーチミンですが、メニューにはなくて残念。

 40分後、吹き出した汗も引き、やっと落ち着いたところで外へ出ますが、暑さは相変わらず。ここは欲張らずに、散策よりも冷房がある雑貨店や、カフェめぐりをすることにしましょうか。

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August 09, 2008

№911 市場の食堂でフォー・ガー

   鶏肉のフォー「フォー・ガー」
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 ベトナムの麺といえば、米麺の「PHO(フォー)」。きしめんに似た薄くて幅広の麺は、意外に歯ごたえがあって、のど越しがよく、ハマッテしまう味です。
 ホーチミンでの最後のランチは、やっぱりフォーで決まり。ベンタイン市場の食堂街に出掛けると、たくさんの「BUN(米麺)」の文字が目に付きます。「PHO」の看板はあまり見かけないので、「BUN」の方が一般的なのかしら・・・

 ある1軒の麺屋のカウンターに座りました。注文したのは「フォー・ガー」、鶏肉のフォーです。ガイドブックには5千ドンからとありますが、実際には2万ドン(約150円)。こんなものなのか、高いのかはよく分からないまま。
 すぐに大き目の丼に入った「フォー」が出てきました。蒸した鶏肉にネギやもやしがトッピングされ、赤ミソの小皿が付いてきます。好みで味を調整するのでしょう。でも赤ミソはやめて、麺にフレッシュライムを搾り、バジルをたっぷり載せます。  
 それほど幅広ではありませんが、ツルツルとした米麺、この食感が堪りません。あっさりしているものの、コクがあるスープ、ニンニクも効いていて、気温が高くてもついつい飲み進んでしまいます。

 他の客が注文したフォーを作るのを眺めていると、食堂のおばちゃん、フォーの仕上げにマギーブイヨンのパウダーか、味塩胡椒のようなものを派手に振り掛けています。それって「味の素」を入れるのと一緒で、スープの味を出すために使っているの??
 確かにわたしも豚骨ラーメンに胡椒を掛けて食べますが、それはあくまで客の好み。この美味いスープも半分は人工調味料のお陰なのかも・・・

 何はともあれ、ベトナム庶民の味「PHO」で締めくくったのでした。

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August 07, 2008

№910 ホーチミンの交通ルール

   割り込みも当たり前のように
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 “バイクの洪水”と称されるホーチミンの道路。一日中無数のバイクが走り回っていて、けたたましいクラクションとエンジン音で騒々しいこと、この上なしです。

 滞在しているホテルから中華人街のチョロンまでタクシーに乗った時のこと。やはりどのバイクや車も、すぐにクラクションを鳴らします。もちろんこのタクシーも例外ではありません。何でもないようなことでも、すぐにクラクションです。
 日本では余程でないと鳴らしませんが、ホーチミンでは、さも当たり前のように、何かにつけてクラクションなのです。

 そして、タクシーの後部座席からフロントガラス越しに前方を眺めていると、対向車線のバイクが平気でセンターラインを越えて来ます。バイクも平気ならば、タクシーの運転手も平然としたもの。わたしが肝を冷やしても、バイクはするりと元の車線に戻ってぶつかりません。こんなことが何度も繰り返されます、つまり日常茶飯事なのです。
 また、大きな車が信号機のない交差点に突っ込んでいくと、バイクの大集団は“蜘蛛の子をちらす”ように、さっと車を避けて走ります。危ないというより、ただ驚くやら感心するやら・・・
 何という交通ルールなのでしょう。

 ラッシュアワー以外の時間帯でも、街中に溢れるバイクの集団。いつも大混雑する道路を走っていて、ドライバーの運転技術は鍛え上げられ、正にプロフェッショナル!
 バイク大国ベトナム、恐れ入りました。

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August 05, 2008

№909 中央郵便局

     中央郵便局の内部
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 ベトナム・ホーチミンのメインストリート「ドンコイ通り」の始点に位置するサイゴン大教会、赤レンガの建物に二つの尖塔が美しく、市街地のランドマークというべき存在です。正面には聖母マリア像、教会をぐるりと道路が取り囲み、一見すると周辺は広場のようになっていて、教会の右隣に建つのが「中央郵便局」です。

 19世紀末、フランス植民地時代に建てられたピンク色のお洒落な建物で、その存在感はサイゴン大教会に決して負けていません。重厚な玄関の上には大きな時計が架かり、外壁や窓枠には白い飾りや彫刻が施され、上品で優雅な雰囲気を漂わせています。このような歴史的建築物ですが、現在も郵便業務が行われているのです。

 中に入るとすぐに、美しいアーチを描いた天井に目を奪われました。格子状の天井とアーチが織りなす幾何学的な模様と、白、黒、そしてピンクの色彩が、独特な空間を造り出していて、教会か駅の内部のようです。天井まで7~8mあるでしょうか、そのため建物内は外の暑さがウソのようにヒンヤリと涼しい。

 中央奥には「ホーおじさん」の肖像画、そして建物の壁に沿って“コの字型”にカウンターが並び、吊り下げられた扇風機がゆったりと回っています。市民が郵便物や小包などを持ち込んで手続きをしている光景が、どこか昔の日本の郵便局のようで、すべて手作業のんびりとしたものです。
 そして1階中央には、民芸品などを扱う売店があります。郵便局に真ん中に売店?という気もしますが、ここも郵便局が運営しているんでしょうね。入り口の左手にも雑貨類のお土産品コーナーが併設されていますから、ちょっとした買い物もできてしまうから面白い。また反対側の右手には、ベトナムの切手コレクションが展示されているコーナーも。
 
 でも一番興味を引かれたのが、世界時計が並ぶクラシックな木製電話ボックスです。持参した携帯電話の故障のため、プリペイドカードを購入して、ここから日本へ国際電話を掛けたのですが、ボックス内はクーラーが効いていて快適。木の椅子に座ってゆっくりと話ができます。レトロで雰囲気のある木製ボックス、なかなか気に入りました。

 ホーチミンの中央郵便局、切手マニアや歴史的な建築物に関心がある方にとっては、興味深い建物でしょう。市内観光の途中、涼みがてらに寄ってみてください。

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June 26, 2008

№888 豪雨の中のフライト

雨上がりのタンソンニャット空港(到着時)
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 雨季の8月、ホーチミンでは夕刻から夜にかけて毎日のようにスコールがやってきます。バンコクへ戻る日も、空港へ向かう途中から降り出した雨が、一向に降り止まず、雨脚は強くなるばかり。フライトの時刻が近づくにつれて豪雨になりました。待合室まで雷鳴が響き、稲光が滑走路を青白く浮かび上がらせます。

 このスコールのせいかバンコクからの便が遅延し、折り返しになる搭乗機の出発は、定刻の18時50分に間に合いそうもありません。それにしても“バケツをひっくり返したような雨”とはこのことです。照明塔が照らし出す駐機スポットは滝のように雨粒が打ちつけ、プールみたいに水が浮いています。

 待合室の人数をざっと数えてみると、ほぼボーイング717の定員120名。このPG940便、ぎりぎりまで予約が取れなかったのですが、やはり満席のようです。乗客の大半はタイ人やベトナム人、それにバックパッカー風の欧米人たち、日本人はわたしの他に2人しかいません。
 窓の外は断続的に降り続く雨、早く降り止んでくれないかと、段々と不安に・・・

 やっと搭乗開始のアナウンスが流れた18時44分、ますます雨脚が強くなっています。定刻から15分遅れてPG940便はボーディングブリッジから離れて、滑走路へと向かいます。
 願いが通じたのか、たまたま小降りになった時を見計らうかのように19時15分、何とか無事に離陸! 遠ざかるホーチミンの夜景を見下ろしながら、正直ホッと胸を撫で下ろしました。また幸いなことに、悪天候の割にはあまり揺れません。
 約1時間のフライト後、高度を下げるとバンコク周辺の灯りが見えてきました。雲は切れていて、雨は降っていないようです。結局30分遅れとなったものの、スワンナプームに無事到着しました。

 それにしても豪雨の中のフライトというのは、あまり気持ちがいいものではありませんね。

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June 24, 2008

№887 旅先での出会いは楽しい

  3人で囲んだシーフード料理
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 いつも気楽なひとり旅。他人に気兼ねすることなく気の向くまま、自分の好きな時に好きな場所へ行けるのが、一番の魅力です。でも時には誰かと話をしたり、食事をしたいと思うことも正直あります。そんな時、旅先での出会いに便利なのが、現地ツアーへの参加です。

 ベトナム・ホーチミンでメコンデルタへの日帰りツアーに参加した時のことです。割安な英語ツアーもあるのですが、ここは日本人と知り合いになれる期待が持てる日本語ツアーを申し込むことにしました。
 当日のツアーの参加者は5人。ホーチミン駐在員らしき男性2人、背が高い男子大学生、ひとり旅の女性、そしてわたしと思ったほど多くありません。

 行きのバスの車中やメコン川のクルーズ船では、そんなに会話を交わしませんでしたが、ランチで同じテーブルを囲むと、一気に親しくなります。一緒に食事をすると急に会話が弾むから不思議です。
 食事の内容や珍しいフルーツのこと、面白いベトナムでの体験など、名前も知らない同士なんですが、楽しいランチタイムを過ごすことができました。
 こうなるとみんなの中に一体感が出てくるもので、その後のジャングルクルーズでは、船が橋げたの低い橋をくぐる時、船首を少しでも下げるため、全員で前方へ移動します。うまく通過すると全員から歓声が上がり、ツアーの楽しさも共有することに。

 “旅は道連れ”と言います。その夜、ひとり旅の3人で、夕食を一緒に食べることにしました。せっかく知り合いになったのに、ツアーが終わったらバイバイでは寂しいですからね。他の2人も独りで食べるよりも楽しいからと即決。
 昨夜行ったベンタイン市場横のシーフード屋台へ案内します。茹で海老、ソフトシェルクラブ、はまぐりのネギ油炒め、海鮮炒飯など、多くの種類を楽しめるだけでなく、何といってもワイワイと賑やかなのがいいですね。やはり独りの食事はつまりません。
 
 ここで初めて自己紹介。知らない同士が美味しいシーフード料理をいただきながら、それぞれの話で盛り上がります。これだから旅は楽しい! 
 メールアドレスを交換して、お互いの旅の安全を祈ってお別れです。旅のいい思い出になりました。

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June 16, 2008

№883 メコン川1日ツアー その3

  ジャングルの中を進む手漕ぎ舟
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その3
 鬱蒼としたヤシのジャングルに囲まれた水路に手漕ぎの小舟が、たくさん浮かんでいて順番に4人ずつ分乗。前後に2人の漕ぎ手が乗っています。まだ小雨が降る中、ベトナムのすげ笠ノンを借りて出発です。
 ベトナム女性の漕ぎ手が巧みに櫂を操って、小舟はゆっくりと薄暗いジャングルの中を進みます。茶色に濁った細い水路、雨に濡れて頭上に覆いかぶさるヤシの葉、時折服を濡らす雨だれと、じっとりと湿気を含んだヒンヤリとした空気、それらが相まってワイルドそのもの。造り物ではない本物の匂いが漂う、これぞジャングルクルーズです。
 15分ほどでジャングルをくぐり抜け、また広大なメコンが開けてきました。辺りは明るくなり、涼しい川風が心地よく感じられます。湿った体中全体が、乾いていくようです。わずかな時間でしたが十分に満喫しました。

 ジャングルを出た所で元の観光船に乗り換え、しばらくメコンをクルーズします。途中、陶器の瓶を満載した川専用の貨物船や網で漁をする小舟と、すれ違ったりするうちに「亀の島」に到着。時刻は12時50分、この島でようやくランチです。

  メコン名物「象耳魚」のから揚げ
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 ツアーで一緒になった日本人5人でテーブルを囲むと、出てきたのはミトーの名物料理「象耳魚」のから揚げ。メコンツアーでは定番メニューです。この魚の姿が象の耳に似ていることから、この名前が付いたとか。
 鱗が付いたままカリカリに揚げられ、何故か木製のスタンドに立てられたまま出てきました。食堂の女性が手際よくほぐした身を、ライスペーパーに包んで食べます。バジルやニラ、キュウリ、米麺などの具材を一緒に巻いて、唐辛子ソースをつけていただきます。魚そのものは、クセがなくさっぱりとしていて、パリパリに揚がった鱗の食感がおもしろい。
 「333」の缶ビールを注文して、ライスペーパーに包んでは口へ運びます。特別美味しいというほどではありませんが、ワイルドなメコン料理を味わうのも悪くありません。

 ランチを済ませると再び観光船に乗って、最後の目的地「ココナッツキャンディー工場」へ。今度はこの観光船で、ジャングルクルーズです。メコンから手漕ぎボートの時より少し広い水路を進み、キャンディー工場を目指します。
 途中、橋げたが低い橋をくぐる時、ツアー客全員が船首の方へ移動します。船の屋根が橋に引っかからないように、船首を少しでも下げるためです。橋げたスレスレで通過していくと、全員からタメ息が出ます。
 そして、反対側からやって来た同じ観光船と接触してしまいました。こちらは船べりを擦ったくらいでしたが、相手側は川岸のジャングルへ突っ込んでしまう羽目に。けが人はなかったもののスリル満点のクルーズです、ヘタなテーマパークのアトラクションより面白い!

 甘い香りが漂うキャンディー工場の見学を終えて、広い広いメコンをミトーの港へ。船の揺れに眠気を覚えながら船着場に戻ったのが、15時10分。これにてメコン川クルーズはおしまいです。
 また同じバスで帰路に着き、夕刻にはホーチミンに戻ってきます。これだけ一日楽しめて17米ドルなら安いものです。 
 
 ホーチミンに来たら、やはり一度はメコンでしょう。日帰りツアーでは一部分だけしか回れませんが、それでも大河メコンに触れることはできます。

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June 14, 2008

№882 メコン川1日ツアー その2

  ユニークな「目玉」が川専用船
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その2
 車窓から見えるミトーは、割と大きな町です。ガイドブックによると、この辺り一帯は、豊富なフルーツの産地であり、米から作るフー・ティウ麺の本場なのだとか。
 市内を走っていると、ベトナムに来て初めて家先で飼われている“犬”を見ました。バンコクに多くの野良犬が寝そべっているのとは大違いです。ベトナムでは中国の影響で犬を食べる習慣があるからに違いありません。

 ツアー一行を乗せたバスは、メコン川に面した駐車場に到着。天気に恵まれ、気温は約30度くらいでしょうか。
 ここの船着場からメコン川を周遊する観光船に乗り込みます。我々日本人観光客は、10人乗りくらいの小さな木造船で出発です。メコンの流れは茶色で、バンコクのチャオプラヤー川よりも濁っています。 しばらく市内の水路を行くと、赤く塗られた船首に“目玉”が描かれた珍しい木造船が行き交っています。この“目玉”は「川専用の船」という目印とのこと。一方「海専用船」はナンバープレートが付いていて、ベトナム船は「TG」、中国船は「BT」から始まるそうです。つまりこの辺りが河口に近いという証でもあるわけです。

 メコンの上流に向かってクルーズすると涼しい川風が入ってきます。ミトー付近の川幅は約3km。その中にいくつか中洲のような島があり、一つの島を通り抜けると視界が開けました。穏やかな流れですが、とにかく川幅が広い。これまでに見たことがないほどの大河。これでも支流だというのですから、また驚きです。

 ここで観光船は「キリン島」という島に立ち寄り、ツアーに含まれる蜂蜜の茶店とフルーツの食べ放題に案内されます。小型のミツバチが飛び回る茶店で、バナナ、ココナッツ、ジャックフルーツなどのドライフルーツと蜂蜜ティーで一服。しかし蜂蜜ティーに寄ってくるミツバチが気になって落ち着きません。タロイモやショウガのような珍しいドライフルーツもあるのですが、群がるミツバチのせいで早々に切り上げることに。
 
 次はしばらく歩いて案内された簡素なオープンの小屋でフルーツの食べ放題です。バナナ、ロンガン、パパイヤ、パイナップルと定番のフルーツに、なぜか塩が付いてきます。“スイカに塩”と同じ理屈なのでしょうが、もうひとつです。
 珍しかったのは「サボチェ」と呼ばれる柿に似た果物で、形は日本の柿と違ってやや卵型をしていますが、色や種は柿を思わせるものです。味はさっぱりした甘さで、さくっと柔らかい食感が柿とは大きく異なっています。初物だったものの、取り立てて美味しいというほどでもありません。
 結局一番美味しかったのは、ミニバナナ。格安ツアーのためか、高級なフルーツは期待できないところですね。

   一番向こう側が「サボチェ」
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 食べている最中に突然のスコールに遭いましたが、小降りになったところで、いよいよメコンツアーのハイライト「ジャングルクルーズ」へ。

 つづく

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June 12, 2008

№881 メコン川1日ツアー

 支流とは思えない程広大なメコン
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 ホーチミン観光のハイライトは、やはりアジアの大河メコンのツアーでしょう。ホーチミンから現地旅行会社が主催するバスツアーが毎日出ています。
 なかでも格安料金で人気があるTNKトラベル社の「メコン川1日ツアー」に参加しました。メコンデルタの入り口、ミトーから観光船に乗ってメコンの支流ミトー川に浮かぶ島々を巡るツアーです。島ではフルーツやランチを食べたり、手漕ぎボートでジャングルクルーズをしたりという内容です。ツアー料金は日本語が話せるガイドが同行して17米ドルと、同業他社の中で最安値。
 メコンデルタ最大の町、カントーまで行かないと、本当のメコンが見られないと聞きますが、日帰りツアーでは車で2時間のミトーまでが限度のようです。

 朝7時半に滞在しているホテルにピックアップしてもらい、格安宿の集まるデダム通りの同社オフィス前の集合場所は、すでに各地ツアーへの参加者で混雑しています。日本人学生風の若者や各国からのバックパッカーがほとんどです。
 8時15分、英語ツアーと日本語ツアーを混載した大型バスが出発。英語ツアーの参加者が大多数で、日本語ツアーはわずか5人、ホーチミン駐在の会社員2人、男子大学生、ひとり旅らしい女性、そしてわたしです。「NHAN(ニャン)」さんという31歳のベトナム男性がガイドさんです。
 ニャンさんによると、ミトーまで距離にして70km、メコンデルタの面積は5000k㎡、人口140万人とのこと。

 バスは渋滞の中、ホーチミン市内のいくつかの橋を渡り、ミトーに向けて南西へと走ります。車窓からは、どぶ川ような汚れた川べりに密集したバラック建ての粗末な家々やスラム街が望めますが、バンコクのスラムよりさらに劣悪に感じられます。また、道路沿いには朝市というか多くの露天商が店開きをしていて、野菜に果物、貝をはじめとした海産物や肉など、生鮮食料品が山積みに並んでいます。

 やっと渋滞を抜けてベトナムのハイウェイへ。大きな道ですが、車は少なくバイクの方が多いくらいです。次第に緑や池が多くなり、ホーチミン郊外のこの辺りの田んぼは塩水が入るらしく、米は1回しか耕作だけ。しかし肥沃なメコンデルタでは3期作が可能とか。
 8時53分、国道1号線へと入ってきました。田園風景はタイに似ていて、稲刈りの時期を迎えています。
 途中、同じ参加者の女性や男子学生と、ホーチミンでの滞在ぶりや観光情報などを交換し合います。これもひとり旅をする者にとっては、現地ツアーの楽しみと言えるでしょう。

 10時10分、ようやくミトー市内へ。

つづく

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April 18, 2008

№853 中華寺「ティエンハウ」

 吊り下げられた多くの渦巻き線香
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 世界中の大都市に必ずと言っていいほどある中華街、ホーチミンでは市の中心部より西方にある「チョロン」です。ビンタイ市場をランドマークにかなり広いチャイナタウンを形成しています。街を歩けば漢方薬や仏具を売る商店など、いかにも中華街といった雰囲気を味わうことができます。

 その中で最も中国色が濃いのが「ティエンハウ」。1760年に建てられた古い中華寺で、航海安全の守り神ティエンハウ(天后聖母)が祀られています。
 宿泊先のホテルからトヨタカムリのタクシーに乗って、午前8時過ぎに到着。米ドルでタクシー料金を支払ったら、その両替に10分以上待たされましたが、何とかお釣りをもらって寺院内へ。入場料は要りません。

 歴史を感じさせる立派な門をくぐると、そこは線香の煙が立ち込めるヒンヤリとした空間です。両側には赤い柱が立ち並び、その奥にはいくつも大きな渦巻き線香が天井から吊り下げられています。茶色の線香のすべて火が点いていて、かすかな煙を漂わせ、境内はお香の香りで一杯です。
 日本でもお通夜などで、小さな渦巻き線香を用いることがありますが、ここの線香は、上から下まで50cmほどもある巨大なもの。ガイドブックによると、1ヶ月も燃え続けるといいますから驚きです。
 中国系の女性が、赤いロウソクに火を点したり、長さ50cmはあろうかという線香を上げている姿がちらほらと。お参りの人は少ないのですが、その熱心さと信仰心の篤さを感じます。

 振り返ると、門の屋根瓦の上に極彩色の陶器群が載っています。中央には2頭の龍が、朝日に輝く「玉」を争うように躍動し、その下には色々な人物や獅子の像も、何かの物語を表現しているのでしょうか? どれも精緻な細工を施した陶器です。

   屋根瓦の上の精巧な陶器
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 境内は、表の喧騒とは異なって静かで厳かな空間、そして中国そのものの雰囲気でした。

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April 17, 2008

№852 ホーチミンでカプチーノ

  カプチーノとフレッシュマンゴー
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 ドンコイ通りをはじめホーチミン市内にはお洒落なカフェを見かけますし、「ハイランズ・コーヒー」というスターバックスのようなカフェも各所にあります。ベトナムはブラジルに次いでコーヒーの生産高世界第2位、本場のコーヒーを飲まないまま帰る訳にはいきません。やはり一度は飲まなきゃでしょう。

 ホーチミン滞在の最終日、空港へ向かう前にベトナムコーヒーを楽しむことに。地元で美味しいと評判のベンタイン市場そばの老舗コーヒーショップ「PLシャトー」で、カプチーノ(1万8千ドン、約130円)とフレッシュ・マンゴ(2万ドン、約140円)を注文しました。

 カプチーノは、ベトナムコーヒー独特の濃い目で大人の味です。普段あまりコーヒーを飲まないわたしでも、なかなかいけます。マンゴーの方は、まだちょっと未熟ですが、それだけにフレッシュな味わいです。マンゴーの酸味とコーヒーのほろ苦さが、意外に合います。  
 各種のコーヒーの他にもフルーツの盛り合わせやジュースもあって、市場の買い物に疲れた時、一休みするのに便利です。またこのカフェは、コーヒー豆も直売していますから、気に入ったならお土産に買うこともできます。

 ちょうどカプチーノを楽しんでいると、外は突然のスコール。土砂降りの雨で外に出ることもできません。待つこと20分、やっと小降りになったのを見計らい、目の前のベンタイン市場へ走って最後のお買い物。スコールの時の雨宿り、美味しいコーヒーをゆっくり飲みながら、雨が上がるのを待つのも悪くありません。

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March 26, 2008

№839 残ると困るベトナム・ドン

 チョロンの天后宮(ティエンハウ)
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 ベトナムの通貨「ドン」。以前にも書きましたが、中世にベトナムで日本の銅銭が流通し、日本語の「銅(どう)」が「ドン」の由来になったとか。そのため、どこか親しみを感じる響きがあります。

 ところが、この「ドン」ベトナム国外ではほとんど使えないので、滞在中に使い切ってしまわないといけません。ちなみにトランジット先のバンコクに到着後、スワンナプーム空港で「ベトナム・ドン、両替できる?」と訊いたところ「NO!」とつれない返事でした。
 ベトナムでは一般的に流通している米ドルを使って、お釣りにもらうドンを財布の中にできるだけ貯めないようにするのが、ポイントです。

 しかしです。出国する際のタンソンニャット空港へのタクシーの支払いはドンのみ。米ドルは使えないので、タクシー運賃くらいのドンを持っていないといけません。実際の料金は68000ドンでした。7万ドン(約500円)支払って、残りはチップです。
 注意していたつもりでも、結局、出国時の財布の中には213000ドン(約1500円≒13米ドル)も入っています。最終日の午後、カフェでの支払いに20米ドルを出したら、お釣りが全部ドンだったのが響きました。

 そこで、空港ターミナル内で残りのドンを再両替しようと思いましたが、完成したばかりの新ターミナル内には、どこを探しても銀行も郵便局もありません。空港スタッフに尋ねても、首を横に振るばかり。
 仕方なく免税店で買い物をして、ドンを使い切ることに。若干ドルを足してお土産を買い、ようやくドンがなくなりました。この時点では、バンコクでドンが両替できるかどうか確信がなかったので、ドンを使ってしまって正解でした。

 米ドルで支払うとお釣りにドンが返ってくることが多いので、カンボジア・リエルよりも使いづらいのです。 「憎っくきドンめ!」。財布の中からなくなって、正直ホッとしました。

 みなさん、くれぐれもベトナム・ドンの持ちすぎには注意しましょうね。

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March 03, 2008

№825 ホーチミンの両替商

 両替商「エクスチェンジ・デスク59」
Dscf1752

 ベトナムの通貨は「ドン」ですが、米ドルも一般的に流通しています。ですから日本円から米ドルに両替した方が便利です。というのも、もし使い切れないベトナム・ドンが残っても、ベトナム以外では使えませんし、出国後の再両替も難しいからです。
 ドンに両替したい方は、高額の円を一度に換えないことです。またベトナムに来たい方は別として、滞在中必要な額をやや控えめに両替することを勧めます。参考にバンコクの銀行で「ドンを両替できるか?」と訊いてみましたが、やはりダメでした。
 ところで、なぜ通貨名が「ドン」なのか、ご存知ですか? ドンはベトナム語で銅か青銅を意味します。朱印船による日越貿易でベトナムに輸出された日本の「銅銭」が流通するようになったのが、その由来だとか。日本語の「銅(どう)」が「ドン」になったのです。

 ベトナムで外貨を両替する場合、空港内の銀行、市中銀行、両替商、ホテルなどでできます。ガイドブックによると、両替レートが換える場所によってまちまちで、紙幣の額面によっても違うそうです。銀行か両替商で、当日のレートを確認して両替するのが賢明だと思います。

 わたしは、米ドルの持ち合わせが少なかったので、ホーチミン到着後、すぐに空港内で両替したかったのですが、新ターミナル内の銀行はまだオープンしていなくて、翌日市内の両替商に行くことにしました。
 場所は人民委員会前のホー・チ・ミン像にほど近く、レロイ通りに面した「エクスチェンジ・デスク59」です。ここは日本円から米ドルやドンへの両替はもちろんのこと、日本円への再両替もできるそうです。
 わずか3日間の滞在なので、とりあえず2万円を米ドルへ両替すると、170米ドルが戻ってきました。1ドル≒117円と当時のレートとしては、まずまずの交換率でした。手続きは、窓口でキャッシュを出して「US dollar」と言うだけ、簡単です。
 ガイドブックに載っていた両替商ですが、ドンコイ通りから近く、ショッピングのついでにも便利です。

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March 01, 2008

№824 しつこいバイクタクシー

  いつまでもついてくるドライバー
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 ホーチミン市内の交通機関の中で、観光客にとって一番安心なのはメータータクシーでしょう。初乗り運賃は1万2千ドン~(2kmまで、約85円)と割安で、メーター運賃なので高額な料金を要求されることもなさそうだし、車なので安全性も高い。

 ところが市内を流したり、あちらこちらで待機しているバイクタクシーは、しつこく言い寄ってくるので乗りませんでした。タイでいうところの「モーターサイ」ですが、ベトナムでは登録や免許も必要なく、バンコクのようにオレンジ色の制服を着ていません。そのためドライバーの質は、まったく当てにできません。
 もちろんメーターなどあるはずもなく、料金は交渉制です。ガイドブックによると1時間貸し切って2万ドン(約140円)からとありますが、これもドライバー次第。 
 
 観光初日、ベンタイン市場前のロータリーで写真を撮っていると、ふいに片言の日本語で話しかけられました。振り向くと「社長っ!1時間3ドルでいいよ」と、ホンダのカブに乗った怪しげなドライバー。外国人観光客と見ると、すぐに言い寄ってくるのです。
 「社長っ!、社長っ!」と連呼しますが、無視。断わられると今度は「女はどうだ?」。朝早いというのに返す言葉もありません。ドライバーを置き去りにして、市場の中へ避難しました。

 しつこい勧誘は、1度や2度ではありません。市内の観光スポットや中心街を歩いていると、どこからとなく近づいてきて、うるさいハエのようにつきまといます。これこそ“うざい”というやつです。 「I like walking !」と言っても、どこ吹く風。ずっと後ろを付いてきます。ある時は、振り切るために近くのホテルのロビーに逃げ込んだほどです。

 ハーチミン名物のバイクタクシーですが、これでは利用できるはずもありません。
 ましてや、洪水のようなバイクの群れの中を、バイクタクシーに乗って走るなんて想像するだけでも恐いですが、交通事故に遇っても何の補償もありませんので、甘い勧誘に乗るのは避けるべきでしょう。

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February 26, 2008

№822 魅力的なアオザイ

 ランチ時にアオザイ姿で歩く店員
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 ベトナムといえば「アオザイ」、素敵な民族衣装です。アオザイ姿のベトナム女性を見るのが、ベトナム行きの楽しみのひとつでした。ホーチミン・タンソンニャット国際空港に到着早々、市内へのタクシーチケットを購入する旅行会社のカウンターの女性が青のアオザイ姿でお出迎えです。
 幸先よいと喜んだのも束の間、アオザイを着ているのは、ホテルのフロント、雑貨屋、レストラン、エステやマッサージ屋さんの客寄せなど、仕事や商売上着ている女の子ばかり。街中で一般の女性がアオザイ姿で歩いているのを一度も見かけません。

 元々アオザイとはベトナム語で「長い上衣」の意味。
 18世紀清朝から移入されたチャイナドレスを起源として、ベトナム土着の薄絹のゆったりした長衣の影響を受けて、風土に合った薄い布地で仕立てるようになった。その後フランス領インドシナ時代に改良され、女性用のアオザイは細身でスリットの深いデザインとなり、現在でも正装とされている。
 上衣は「チャイナカラー」と呼ばれる前合わせの立襟で、長袖の体に沿った細身の仕立て。丈は足首にかかるほど長いが、腰骨にかかるくらいの深いスリットが側面にあるため歩行の邪魔にはならない。下衣には上衣と逆に直線的な裁断の白い長ズボン(クワン)の組み合わせで仕立てる。

 高温多湿の気候のため、上衣は一重仕立てで木綿製であることが多く、クワンのみならず上衣にも下着が透けるような薄い生地が用いられることが多い。女性用のアオザイは、縫製に余分を持たせていないために体の線を強調し、美しく見せる服である。一度仕立てたアオザイは、太ると着られなくなるため、ほっそりした体格を保つ事がベトナム女性の風潮となっている。(Wikipediaより)

 とまあ、直接肌を露にすることがないアオザイですが、体の線を強調した薄手の服装なので、大変女性的で魅力的なものです。でもお土産屋さんやレストランでしか見られなかったアオザイ、結局一般の女性が着ている姿はお目にかからないまま。
 しかし帰国後、アオザイが女子高校生の制服になっていることを思い出しました。純白のアオザイを着た女子高生を見なかったことが、ベトナムでの一番の心残りかも。それってやはり“中年オヤジ”の証拠なのでしょうか?

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February 09, 2008

№813 ベトナム雑貨に思うこと

 カラフルでかわいいベトナム雑貨
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 近年、日本の旅行誌や女性雑誌にたびたび特集が組まれ、若い女性に人気の「ベトナム雑貨」。プチパリと呼ばれるホーチミン、メインストリートのドンコイ通りには、お洒落なバッグや陶器をはじめ、フレンチ・テイストの薫りのするベトナム雑貨を扱うショップやブティックが集まり、いくつもの買い物袋を下げてショッピングする若い日本女性をよく見かけます。
 雑貨を目当てにベトナムにやってくる旅行者も多く、かわいいサンダルやハンドメイドのシルク刺繍などに人気があるようです。

 いくつかのも雑貨屋をぞいてみました。たしかにお店ごとに個性があり、若いベトナム人のデザイナーによる雑貨たちが、そのオリジナリティーを競っています。
 しかし、全部とは言いませんが、そのデザインと品質からすると、高いと思わざるを得ない値札が付いています。物価の安いベトナムでは、ビックリするような値段で、とても雑貨と言えないものが多いのです。この値段出すんだったら、日本ではもっとよい品質の物が買えると思ってしまいます。

 それでも初めてのベトナムせっかくですから、とある雑貨店でお土産を求めました。白とピンクで蓮の花を刺繍したかわいい巾着で、手縫いなので1点ずつ花の形が異なっているのが魅力です。ちょっとした小物を入れたり、デジカメのケースにもなる大きさで、定価3米ドル(約350円)と値段も手頃。7個で21米ドルと、これなら買えます。
 夜店では値段交渉は当たり前。こ洒落たショップといっても、少しは値引き交渉できるだろうと「Can you discount?」と訊いてみました。その答えは「NO!original」の一点張り。何度頼んでも端数の1ドルさえ、まったく値引きに応じてくれません。“取り付く島もない”とはこのことです。その上、店員の対応と愛想も最悪です。

 「なんだこの店員は!」と、日本へのお土産でなければ店を出るところですが、また炎天下の街中を探し回ることを考えると、ぐっと我慢してさっさと買ってしまうことにしました。最後にブログ用に店内の写真撮影の許可を求めると、これもあっさり拒否。写真の件はともかく、こんなに気分を害した買い物は久しぶりです。
 ドンコイ通りの雑貨屋は、外国人観光客向けの商売、それも高級ブランドショップ並みのプライドの高さにあきれてしまいました。少しかわいいといっても、所詮雑貨なのです。

 後で考えてみるに、こういう商売のやり方が成り立つのは、日本人女性を右代表に買い物客がそうさせているのだと。
 雑誌に載っている写真を片手に、喜んでベトナム雑貨を買いまわる。それも定価のままに。その上「日本で買うよりも安いよね」とバカ正直に有難がっている。実際、隣のテーブルでランチを食べていた女性グループが、そう話していました。本当の価値よりも高値でベトナム雑貨を喜んで買って帰る日本人女性。どこかおかしくありませんか・・・


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February 07, 2008

№812 ベトナム・ドンしか使えないタクシー

   ホーチミン市内のタクシー
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 ベトナムでは米ドルが一般的に流通していて、商店やレストランでも使えます。米ドルで支払いをすると、細かいお釣りはドンで戻ってくるといった具合です。その交換レートは、普通1ドル=16000ドンですが、商店では15000ドンの場合も。
 
 そんなことで米ドルを持っていれば大丈夫なのですが、ひとつ困ることがあります。それはタクシーでは、ほとんどの場合ベトナム・ドンしか使えないということです。ちなみにホーチミンのタクシーは、メーター制で初乗り料金は12000ドン(約85円)~15000ドンと会社によって異なります。

 ホーチミンの中華街チョロンまで、初めてタクシーを利用した時のことです。ホテルのドアボーイが呼んでくれたのは、トヨタ・カムリとホーチミンでは高級車のタクシーでした。初乗りも3万ドンと、料金が高くつきそう・・・
 ホテルから6~7kmほど走ったでしょうか、チョロンの華人寺「天后宮(ティエンハウ)」で降りました。メーター運賃は7万5千ドン(約5米ドル)。そんなに多くのドンの持ち合わせはありませんから、10米ドル紙幣を出したら、わざとお釣りを忘れようとします。まったく! 

 運転手にお釣りを要求すると、どうも米ドルのお釣りがない様子。車を降りて両替に行きましたが、10分以上経っても帰ってきません。やっと戻ってきても両替できなかったらしく、結局軍服のような制服を着た「天后宮」の警備係に、15万ドンと両替してもらって、ようやく運賃を払いました。
 ところで、その様子を車内から伺っていると、警備係はポケットの中から、分厚い札束を取り出していました。どのくらいかは分かりませんが、かなりの金額なのは間違いありません。それは社会主義国家の公務員だからということでしょうか??

 同様に、出国の際の空港へのタクシーも注意が必要です。ホーチミン到着の時は、旅行会社のカウンターで5米ドルのチケットを購入して乗りますので、ドンは要らないのですが、空港へのタクシーは米ドルが通用しませんから、あらかじめベトナム・ドンを用意しておくことをお奨めします。
 なお、使い切れずに残ってしまったドンは、出国するとほとんど紙切れ同然になってしまいますので、ほどほどの金額にしておきましょう。

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February 05, 2008

№811 コロニアル風のホテルたち

  タワーが目印のグランドホテル
Dscf1768

 ホーチミンのメイン・ストリート、ドンコイ通りを聖マリア教会からサイゴン川方面へと下ります。ドンコイ通りは街路樹が続き、チラン公園もあって緑豊かなきれいな通りです。高級ブティックやベトナム雑貨屋さんなどが立ち並んでいます。

 その中でも際立つのが、コロニアル・スタイルのホテルです。市民劇場のすぐ横には、1880年開業という伝統ある「コンチネンタル・ホテル」が建っています。4階建てのその外観は、薄いピンクを基調に、窓枠が白で縁取られていて、各部屋にはかわいいバルコニーが付いています。歴史を感じさせるとともに、お洒落なホテルです。ガイドブックによると、世界の著名人もよく宿泊するのだとか。

 さらに通りを歩くと、ゴードゥックケー通りとの角に「グランドホテル」があります。やはり4階建てですが、ドーム状のタワーがひときわ目立つ、個性的なホテルです。
 休憩がてら、中に入ってみました。ドアマンに迎え入れられると、入り口正面にある昔の映画などで見るアンティークなエレベーターが、すぐに目を惹きます。ロビーはそれほど広くありませんが、重厚な雰囲気が漂っています。ソファーに座って、しばし涼むことに。天井から吊られたファンがゆったりと周り、エアコンが効いていて、汗がすうっと引いていきます。シックで落ち着いたロビーで優雅なひと時でした。

 サイゴン川に面して建つのが、1924年創業の「マジェスティックホテル」です。外観はアイボリー色で、新館が増築されて一段と大きくなったクラシックな建物は、威風堂々とした風格を湛えていています。
 ホーチミンを代表するホテルのひとつでもありますが、亡くなった作家の開高健が、ベトナム戦争を取材した時に定宿にしていたことでも有名です。また屋上のバーは、サイゴン川が望める絶好のポイントとして人気があります。
 
 コロニアル・スタイルのホテル巡りをして、そのロビーのソファーで寛ぐ。ほとんどが高級ホテルなので、宿泊するには敷居が高いとしても、街の喧騒と熱気から離れて、ひんやりと落ち着いたロビーで、往時の雰囲気に浸るのもいいかもしれません。

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January 26, 2008

№806 スーパーマーケットは食のワンダーランド!

  個性的な外観の国営百貨店
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 ホーチミンのレロイ通りとグエンフエ通りの角にある「国営百貨店」、国営とはいかにも社会主義の国です。屋上にはベトナム国旗がはためき、わずか4階建ての、どこかレトロな百貨店です。

 1階は化粧品などのコーナーですが、外観同様どこか垢抜けない雰囲気。バンコクのデパートとは比べようもありません。しかし2階以上は、衣料品や雑貨などのお店が多く、ベトナム雑貨をお土産に買い求めるのに便利です。
 中でも面白いのがスーパーマーケットの「タックス・スーパー」です。興味をそそられるベトナム食材が、豊富に揃っていて見飽きません。わたしにとってはベトナム雑貨を探して回るよりも、よほど楽しめます。

 リュックを入り口左手のカウンターに預けて店内へ。
 まず、うず高く積み上げられたインスタント麺の売り場だけでも、商品棚が2列もあります。ベトナム麺のフォーを中心に数十種類はあるでしょうか、すごい種類で選ぶのに迷ってしまいます。どんな味がするのか、興味津々ですが、そんなに買えるものではありません。
 結局ガイドブックにも紹介してあったチキン味のフォー(2200ドン≒15円と格安!)を12個、お土産にしました。お湯を注ぐだけのインスタント麺ですが、帰国後食べてみると結構うまかったんです。もっと買っておけばよかった・・・
 もちろんベトナムコーヒーも豊富な品揃えで、商品棚の1列全部を占めています。さすが世界第2位の生産高を誇るだけのことはあります。200g3万ドン(約210円)くらいが最高値と手頃です。すでにベンタイン市場でコーヒーを買っていたもので、ここではパスすることに。

 ナッツやお菓子類もタイでは見たことがないものが多くて面白く、ベトナム菓子の「ピーナッツせんべい」(5000ドン≒約35円)を3個購入。これも美味しくて好評でした。
 これに米が原料のベトナム・ウォッカの小瓶とピーナッツのつまみを加えて、お勘定は63400ドン(約450円)。4米ドル出して、600ドンのお釣りです。物価が安いとはいえ、かなりのお土産が賄えてしまいました。
 早速ベトナム・ウォッカを寝酒に飲んでみたところ、甘みがあって美味しく、30度とそれほど強くなくて割合飲みやすいお酒です。
 
 その他にもベトナム食材が豊富なスーパーマーケット、見て回るだけでも楽しいのですが、日本へのお土産を買うのにもお奨め。へたな雑貨類よりも、よっぽど喜ばれること請け合いです。
 ちなみにサイゴンセンタービル内の「セレクト・スーパーマート」にも行ってみましたが、こちらの「タックス・スーパー」方が、庶民的で私の好みですね。

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January 24, 2008

№805 1日中バイクレース?

 青信号で一斉にスタートするバイク
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 ホーチミン名物といえば、何といっても「バイクの洪水」でしょう。以前から知っていても、実際に目の当たりにすると、その数の多さと喧騒に圧倒されてしまいます。バイクの流れはなかなか途切れることがなく、初めての訪問者にとって道路を横断するのは容易なことではありません。

 でもひとつ不思議なことがあります。それは朝夕の通勤ラッシュだけでなく、一日中バイクが道路に溢れていることです。
 会社や仕事先に着いて、9時以降は市内を走るバイクの数が少なくなってもよいはずですが、そんなに減ったとも思えません。サイゴン川を渡るフェリーも、通勤時間帯以外でも一杯ですし。
 昼間にバイクを走らせている人たちは、一体何の仕事をしているのでしょうか? 夕方まで会社で仕事をしていないのでしょうか? それともランチを食べに、一度家に帰るとか?
 まるで「一日中、ホーチミン市内をレースをしていて、バイクに乗るのが仕事ではないか」という錯覚にさえ陥ります。もちろん、同じ人が走り回っている訳ではないでしょうが、とにかく多いのです。バイクタクシーの運転手ばかりではありませんし、荷物を運んでいるバイクが多い訳でもありません。

 それだけバイクが庶民の足になっていて、ホーチミンがエネルギッシュに発展してることの証なのでしょう。裏を返せば、バスや鉄道などの公共交通機関が十分に整備されていないことなのかもしれませんが。

 しかし、一日中バイクが溢れている理由、未だに謎です・・・

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January 19, 2008

№802 サイゴン川のナイトクルーズ

魚のイルミネーションの「ベンゲー号」
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 美味しいシーフード料理で大満足をした後、夜まだ早いのでサイゴン川のナイトクルーズに行ってみることにしました。もっともバンコクではナイトクルーズをしたことはないのですが。

 サイゴン川の乗り場に行くと、カラフルなイルミネーションが輝くクルーズ船が何隻か岸壁に停泊しています。数社クルーズ船を運航していますが、魚の形をしたどことなく愛嬌のある「ベンゲー号」を迷わず選びました。入り口に1万ドンと書いてありましたが、おしぼりやサービス料込みでクルーズ料は3万ドン(約210円)。1時間のクルーズで、この料金なら安いものです。

 ベンゲー号は、オープンデッキの3階建ての大型船で1000人くらい乗船できそう。1、2階は地元の家族連れやグループで賑わっていて、一番上の3階に上がりました。
 ステージではベトナムの伝統音楽の生演奏があり、前方の見晴らしのよいテーブル席は、寄せ鍋風のディナーを楽しむツアー客ですでに満席です。オプショナル・ツアーに参加したのでしょう、「きっと高いよな」と横目に眺めながら、中ほどの空いている席に座りました。
 カクテルでもと思ったのですが、アルコールはビールのみ。お腹一杯なのですが、仕方なくビールを頼むと氷入りのジョッキと「333」ビールが運ばれてきました。もちろんこれは別料金で1万6千バーツ(約110円)です。

 マジャスティック・ホテル前の桟橋を8時30分、定刻通り出航し、ゆっくりと下流へと動き出しました。それとともに心地よい川風がデッキ内に吹き込んできます。間もなく市街地を抜け、河岸の港湾施設に停泊中の貨物船群の脇を下っていきます。それほどの大型船は見当たらないのは、川沿いの港湾で水深が浅いせいでしょう。
 ずっと外国船籍の貨物船を眺めている時間が多く、対岸はほとんど暗闇なので、夜景の楽しみはあまりありません。このクルーズは、川風に当たって涼むのが楽しみかもしれませんね。
 20分ほどでゆっくりとUターンし、上流方向へと戻り始めました。この辺りから船着場や市街中心地のビル群の夜景が望めます。近くよりも遠くからの夜景の方が美しいようです。

 クルーズに少し飽きてきた頃、ステージでは水着姿の女性のダンスとファイヤーショーがあり、乗客から大きな拍手を浴びていました。締めくくりにはちょうどよい余興だったようです。
 帰りは上流に遡るため、40分要して桟橋に戻ってきました。これでクルーズも終了。  

 サイゴン川のナイトクルーズで、ホーチミンの夜を楽しむのも悪くありませんね。

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January 13, 2008

№799 レストラン「ベトナムハウス」

 お洒落な外観の「ベトナムハウス」
Dscf1760

 ホーチミンのメインストリート、ドンコイ通りを散策する内にちょうどお昼時間です。翌日のメコン川ツアーの申し込みをした、現地旅行会社のスタッフお奨めのベトナム料理レストランでランチをすることにしました。
 そこはマックティヴォイ通りとの角にある「ベトナムハウス」です。アイボリー色の壁と格子窓の外観というフランス風の洒落たレストランでした。上等な店構えでちょっと敷居が高かったのですが、植民地時代を思わせるレストランに誘われて入ってみました。

 天井からさがった扇風機がゆっくりと回転し、店内はやや薄暗いものの落ち着いていて悪くありません。フランス料理のレストランと言われても、そう思わせる雰囲気です。案内されたテーブルで一息つき、まずビールを頼み、そして料理は本場の「生春巻き」と「エビと豚肉入りパパイヤサラダ」を注文しました。</