№942 雑貨よりもシーフードの旅
ベトナムといえば、日本人の若い女性に人気があるのが、雑貨です。ホーチミンの中心部ドンコイ通りの周辺には、フランステイストの可愛い雑貨を扱うショップがたくさん並んでいます。またベンタイン市場や夜店などにも、手軽な雑貨が溢れています。女性にとっては、お気に入りの雑貨を探すのは楽しいことでしょう。実際、雑貨屋さんの大きな紙袋をいくつも抱えた日本人女性を何度か見かけました。
もちろんわたしもお土産を求めて、ドンコイ通りの雑貨屋さんを何軒かのぞきました。お店毎にオリジナルのデザインで、それぞれ個性が感じられます。とりわけハンドメイドの刺繍など、その“手作り感”が、ベトナム雑貨の魅力です。わたしが女性だったら、ショッピングに夢中になっていたことでしょう。
しかし、その質感や品質からいうと、高いというのが率直な印象です。確かにデザインがお洒落で、よくできたバッグなどもありますが、「こんな物でもこんなにするの? 日本の方が安いよ!」と思うことが、しばしば。とても買う気になりません。
その上、値引きにはまったくと言っていいほど応じてくれませんし、そんなお店ほど店員の接客態度は最悪。これでも商売になるんだと、却ってあきれるばかりです。きっと高くても喜んで買っていく日本人が多いのだとしか思えません。
せっかく楽しみにしていたベトナム雑貨ですが、わたしにとっては一番の苦い経験になってしまいました。
今年2月に訪れたラオス・ルアンパバーンの方が、よほど素朴で素敵な雑貨があって、思わず魅かれてしまいました。値段もリーズナブル、これこそアジアの雑貨です。
さてその反対に一番良かったことは、シーフード料理が美味しかったことです。ベトナム料理ですぐに思い出すのは、「生春巻き」や麺の「フォー」。もちろんこれも本場の味を楽しめますが、ベンタイン市場横に毎晩営業している屋台街でのシーフードは、超お勧めです。
エビをはじめ、アサリにハマグリ、それにソフトシェルクラブ(脱皮直後の蟹)など、メコンや近海で獲れた新鮮な魚介類が豊富で、これらを茹でたり炒めたり、シンプルな料理でいただくというもの。
とりわけ「ソフトシェルクラブ」をぶつ切りにして、そのまま衣揚げした料理は堪らない逸品です。殻が柔らかく丸ごと食べると、口一杯にカニ味噌の風味が広がって何ともうまい。まさに至福の一時。
何品か注文してビールを1本飲んでも、1000円と信じられないくらいの安さです。日本では考えられません。つい二晩続けて通ってしまいました。
旅の思い出にも色々ありますが、ホーチミンで悪かったこと、良かったことを列記してみました。雑貨とシーフードを比べるのもなんですが、みなさんは雑貨派、シーフード派、どちらでしょうか?





























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