July 16, 2009

№1088 見つからないネットカフェ

  緑が多くお洒落なドンコイ通り
Dscf1839

 ベトナム・ホーチミンの「ドンコイ通り」は、街路樹やチラン公園など緑が多く、歩いていても気持ちいいきれいな街並みです。聖母マリア教会からサイゴン川までの間には、お洒落なカフェやブティックが多く、コロニアルスタイルのホテルが建ち並ぶいかにもホーチミンのメインストリートです。

 でもネットカフェが見つかりません。ドンコイ通りと交差するレロイ通りにあるサイゴンセンタービルのスーパーマーケットに立ち寄った際に、ネットカフェはないかと店員に尋ねましたが、分からず仕舞い。気をつけながらホーチミンの中心街を歩いているんですが、少ないからなのか、見つけられないのか、本当に気が付きません。こんな大都会なんですから、ないはずはないのですが・・・

 ようやく見つかったのが、安宿街で有名なデタム通りです。メコン川への日帰りツアーの集合場所が、デタム通りにあるツアー会社の前。夕方、ツアーから帰って来た時、スタッフに教えてもらいました。
 場所はデタム通り中ほどのレストラン2階の「サイバーカフェ」。この周辺には多いらしいのですが、通りからはやはり分かりにくい。薄暗い階段を上ると、バックパッカー風の若者数人がパソコンに向かっています。

 ホーチミン滞在3日目にして、初めてのネットカフェです。店内もマシーンも決して快適という訳ではありませんが、贅沢は言えません。やっとメールチェックができて一安心、ホッとしました。
 料金は1時間で6000ドン(約50円)と安い。安宿街だからでしょうか?

 思わぬネットカフェ探しに苦労したホーチミンでした。

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July 02, 2009

№1081 路上は食事と娯楽の場

   ランチ時の簡易食堂の光景
Dscf1844

 ホーチミンで宿泊したのはベンタイン市場近くのホテル、自ずと市場周辺を歩き回ることになります。朝夕そして夜、散策や買い物、食事の帰りに歩いていて気づくのは、路上で食事をしている人たちが多いことです。
 朝食はもちろんのこと、とりわけ夜の路上はお茶や食事、そして娯楽の場と化しています。凸凹で、タダでさえ歩きにくい歩道を占領していますから、避けたり道路側に迂回しないといけません。

 朝早くからやっている簡易食堂の店先の路上では、風呂場にあるようなプラスチック椅子に腰を下ろして、フォー麺をすする庶民たち。
 夜は夜で、家の外に出て路上に座り込んで談笑したり、お茶を飲んだり。夜食を食べている人も多くいます。どうかするとマージャンに興じている人たちも。商店や食堂などが閉っても、夜遅くまで外でおしゃべりしているのです。蒸し暑い南国の夜のことです。家の中にいるよりも、きっと外の方が過ごしやすいのでしょう。
 
 当然、翌朝は歩道のあちらこちらにゴミが散らかっていて、市が雇っていると思われる掃除のおばちゃんたちが、朝早くから忙しいそうに働いています。イタチごっこのようなものですが、ゴミ拾いに税金まで使ってと思うのは日本人だけ?
 でもここは社会主義の国ベトナムです。棄てられたゴミを片付ける清掃も立派な仕事なのでしょうね。

 海鮮屋台や夜店などが商売する場所だけでなくて、ホーチミン市民にとって路上とは“食事や娯楽の場”でもあるようです。

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May 27, 2009

№1063 強い陽射しか、突然のスコールか

  スコール後のベンタイン市場前
Dscf1769

 ベトナム・ホーチミンを訪れたのは8月下旬、ちょうど雨季に当たります。ホーチミンの空の玄関口タンソンニャット空港に降り立った時はスコールが上がったばかりでしたし、出国時も離陸が危ぶまれるくらいすごい雷雨に見送られました。
 ベトナム南部はバンコクと同様、4~5月が最も気温が高い暑季、10月までが雨季、そして11月以降が乾季と大まかに区分できます。

 滞在中、毎晩決まってスコールがやってきました。それも南国特有の土砂降りの雨です。およそ1時間ほどで小降りになりますが、その間はホテルの部屋から一歩も外に出られません。停電にならないだけマシかも。
 そんなスコールの中でも、バイク軍団は携帯している雨合羽を着て、街中走り回っているのですから逞しいものです。
 
 夜のスコールは、日中の熱気が流され涼しくなって助かるのですが、昼間のスコールはそうとばかり言ってられません。雨上がりしばらくはしのぎやすくなっても、強い陽射しが再び戻ってくると猛烈な暑さがぶり返します。雨の前よりも、すごい湿気を伴っているだけに堪りません。纏わりつくような湿気です。

 正午には影ができないほど真上にある太陽の陽射しにはうんざりしますが、スコール後の湿気にも閉口します。どちらも敵いません。
 バンコクでも同じ経験をしているはずですが、なぜかホーチミンの方が嫌な印象が残っています。バンコクの雨季は曇っていることが多い気がするし、ホーチミンの天候の方が陽性なのかもしれませんね。

 やはり観光するなら、強い陽射しとスコールを避けて乾季ということでしょう。

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April 25, 2009

№1046 ベンタイン市場の屋台街

 手前、ソフトシェルクラブのから揚げ
Dscf1777

 ベトナム・ホーチミン、生鮮食料品から生活雑貨、軽食堂エリアまであるベンタイン市場。お土産用のベトナム雑貨を買うにも最適なマーケットですし、見て回るだけでも面白い観光スポットと言えるでしょう。
 朝早くから活気溢れるベンタイン市場ですが、夕方になると市場の両サイドの通りは、屋台街が出現。市場の昼間の顔とは全く異なる夜の顔へと変貌します。そして屋台街の反対側には、衣類や雑貨類を商う夜店がずらりと軒を並べていますので、夕涼みがてらに歩くのもいいかもしれません。

 この屋台街、テレビでよく放映されていることもあり、以前からぜひ訪れたい場所のひとつでした。ホーチミン到着したばかりの夜こそフォー麺にしましたが、後の2晩とも屋台街での食事です。お目当ては何と言っても海鮮料理、これ食べたさにホーチミンに来たと言っても過言ではありません。

 数ある海鮮屋台、エビやカニをはじめ、色々な魚介類が水槽の中を泳いでいて、どの店に入るか迷ってしまいます。写真付きの看板やメニューを見せて客を呼び込む店員。その誘惑に負けずに、ぐるりと1周した後、一番混んでいる屋台に入ることに。

 ベトナムといえばエビの生春巻きですが、これに新鮮な茹でエビにハマグリのネギ油炒め、焼き赤貝のピーナッツ添え、ソフトシェルクラブのから揚げ、海鮮炒飯など・・・
 とりわけソフトシェルクラブのから揚げ、これは絶品でした。つい2晩とも注文してしまいました。

 以上が2日間で食べたメニューです。どれも新鮮で美味しかったことは言うまでありません。しかも安い。観光地としては一度行けばいいかなと思うホーチミンですが、屋台の海鮮料理はまた食べたいものです。

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March 21, 2009

№1028 熱気のチョロンを歩く その2

  これが路上ハンコ屋さんです
Dscf1819

その2
 グエンチャイ通りから漢方問屋街を引き返して、ハイチュオン通り方向に行くと、マップに文具屋や印鑑屋筋とあります。確かに昔ながらの文具屋さんはあるのですが、印鑑屋はどこに?
 あれっ、店を構えていると思いきや、路上に置いてある小さなスタンドが“ハンコ屋”さんだったんです。それも数軒あります。高さ1mあまりのスタンドに店の看板プレートが、貼ってあるので間違いありません。路上ハンコ屋とは、びっくりです!

 スタンドケース内には、直径10cmはあろうかという巨大なハンコが並んでいるのに、二度びっくり。ハンコというより、まるでスタンプと言った方がいいくらい。にこやかな店のおやじさんが、立ったまま一生懸命ハンコを彫っています。店は小さくても、おそるべしホーチミンのハンコ屋さん。その逞しさに感心しきりです。

 手頃な値段で印鑑が作れるとガイドブックにあったので、実印とは言わないまでも立派なものを一つ彫ってもらおうかと思っていたのですが、デザインが中華風そのもの。その上、材質も安っぽくて諦めました。プラスチックや安手の木が主な材料、硬質な木材や水牛などの高級な素材は、扱っていないようです。
 でもお土産というか、遊び感覚で作るのもいいかもしれません。これまた面白い光景でした。

 ここからチャンフンダオ通りをさらに西へ。通りの正面に見えるチャータム教会を目指すことに。教会に近づくにつれて、布地の問屋街になり、そしてCDやDVDショップから派手な音楽が流れてきます。

 やっと教会にたどり着くと、なぜかその門は横浜中華街にあるような中華風。さすがチャイナタウンにある教会と、またも感心・・・
 空高く伸びた尖塔とベージュ色の外観が美しい教会です。スマートな建物には大きな時計があって、9時4分を指しています。入ってみるとこじんまりとした敷地ですが、喧騒のチャンフンダオ通りとは別世界。汗を拭いつつ、しばし静寂の空間に浸ります。教会が運営しているらしい隣の幼稚園からは、対照的に賑やかな子どもたちの声が聞こえてきて、平和な雰囲気に包まれています。

 さあいよいよ、今日の目的地「ビンタイ市場」へ・・・

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March 19, 2009

№1027 熱気のチョロンを歩く

漢方薬屋、ダック、そしてフランスパン
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 世界各地にある中華街。ベトナム・ホーチミンには「チョロン」と呼ばれるチャイナタウンがあります。「チョロン」とは、ベトナム語で「大きな市場」という意味だそう。チョロンの中心にある「ビンタイ市場」がランドマークというのもありますが、ホーチミンの華人が多く住むエリアということで、いかにも活気が感じられます。

 そこで朝早く、タクシーを拾って行ってみることにしました。市内中心部のベンタイン市場近くのホテルから西へ6~7km、20分弱で到着です。
 中華寺「ティエンハウ」を見学した後、ビンタイ市場まで散策しながら歩きます。グエンチャイ通りから左に入った通りが「仏具・祭祀用具街」。店先には赤や黄色の派手な仏具が、所狭しとぶら下がっています。でも仏具や祭祀用具と言うけど、ウルトラマンやディズニーのキャラクターの玩具も・・・ まるで縁日でお面とかを売っている夜店のよう。地味な日本の仏具屋さんとは、まったく違います。

 今度はチャンフンダオ通りを歩いて漢方問屋街へ。香港などで見かけるような漢方薬の老舗が数軒並び、路上まで積まれた様々な漢方薬や乾物から、漢方特有の匂いが漂ってくるのも、それらしい雰囲気です。決して嫌いじゃありません。
 その2、3軒先にはダックを焼く屋台風の店や、焼きたてのフランスパンを道端で売るおばちゃんがいたり。ここでは当り前なんでしょうが、異文化が混ざり合った街角の風景が、とても面白い。

 漢方問屋街からグエンチャイ通りの向こう側は、路上市場が開いています。路上に張られたスコール避けのためのテントの下には、たくさんの野菜や果物が見えます。そして買い物を抱えて、人力自転車のシクロに乗って帰る主婦の姿も。
 ひっきりなしに行き交うバイクや自転車のため、なかなか道路を渡れません。この辺り一帯、熱気と活気に包まれたエリアです。

つづく

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January 15, 2009

№995 デタム通り界隈

  ランチ時の路上の簡易食堂
Dscf1844

 ベトナム・ホーチミンの安宿街といえばデタム通り。世界中から若者やバックパッカーが集まってきます。
 参加したメコン川ツアーの集合場所が、TNKトラベルのデタム通り店ということで、少し離れたベンタイン市場近くのホテルまでピックアップしてもらった車で、案内してもらいました。

 デタム通りの同社の前には、各ツアーに参加する欧米系の若者で一杯です。この辺りのミニホテルやゲストハウスに滞在する観光客が多いようで、同じツアーで一緒になった日本人の大学生も、このエリアに宿泊しているとのこと。同社オフィスの上階もミニホテルです。

 賑やかな通りを見渡すと、軒を並べる小さなカフェや食堂で朝食をとる宿泊客たち。開店したばかりのみやげ物屋、そしてブイビエン通りとの交差点には、ホーチミンには珍しいコンビニもあります。
 他のエリアではあまり見つけられなかったインターネットカフェも多く、ツアー終了後に利用しました。料金は、1時間で6千ドン(約50円)と大変リーズナブル。安宿街の滞在客にとって、一通り必要なものが揃っていると言っていいでしょう。

 また、意外にお洒落なレストランもあって、最近はナイトスポットとしても注目されているらしく、夜のデタムも面白そうと思わせる街の雰囲気です。

 次回は、散策がてらゆっくりと歩いてみたいと思います。カフェでお茶をしたり、夜は「333ビール」でも飲みながら、通りを行き来する世界各国からの観光客をウォッチング。ハイソなドンコイ通りなどにはない、ホーチミンの別の顔を垣間見ることがでるでしょうから。

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January 13, 2009

№994 雨合羽携帯のバイク

渋滞の中追い越していくバイク軍団
Dscf1847

 ホーチミン名物といえば、やはりバイクでしょうか。洪水のように走る光景は、初めて訪れる者を驚かせるには十分です。
 バイクの流れは途切れることがありませんので、大きな道路を渡るのは一苦労します。途中で立ち止まらずに、バイクの合間を縫うようにして渡るのがコツ。道路を横断する時のドキドキ感は、ホーチミンならではと言っていいでしょう。

 タクシーから見るバイクは、車の間を巧みに追い越していきます。道路の端の方だけでなく、中央線寄りからもサッと抜き去りますから、運転する方も大変そう。何せ車よりも圧倒的に数が多いのですから、バイクの方が、道路の主役です。

 8月末のホーチミンは雨季、夕方から夜になると、毎晩のようにスコールがやってきます。空港までの往復とも、タクシーの中で滝のようなスコールに見舞われました。
 しかし、激しい雨の中でも逞しいのが、バイクの軍団です。降り出した時には見えなくなったバイクの姿ですが、またすぐに走り出します。
 「こんな雨の中、すごいな」とよく見ると、雨合羽を着て水しぶきを上げながら走っているのです。二人乗りでもちゃんと雨衣を着ています。いつ降り出すか分からないので、雨合羽を携帯している訳です。
 
 雨宿りした方がいいくらいのスコールでもお構いなし。しばらくすれば小降りになるので、それまで待てばいいのにと思うのは、わたしだけでしょうか?
 ホーチミンの市民にとっては、毎日のスコールなんて当り前のこと。気にすることでもないのだと、もう一度感心した次第です。

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November 30, 2008

№971 ベトナム菓子をお土産に

フォーのインスタントとナッツせんべい
Dscf1774

 ベトナムのお土産といえば、まずベトナム雑貨。ベンタイン市場で売っているような可愛い小物から、ドンコイ通りのショップに並ぶブランド品的な雑貨まで街中に溢れていますし、お気に入りを探す楽しみもあります。次にベトナムコーヒーも喜ばれる逸品です。

 雑貨やコーヒーが代表格ならば、マイナーだけど面白いお土産品がたくさんあります。食材を中心にその宝庫が、スーパーマーケット。タイでもそうなんですが、フルーツやビールだけでなく、お土産を買うにもうってつけの場所です。必ずと言っていいほど、現地のスーパーマーケットをのぞきます。雑貨を見て回るよりも楽しいくらい。

 早速、ホーチミンの国営デパート内のスーパーへ。
 ベトナム食材の定番は、何といってもフォーと生春巻きでしょう。フォーのインスタント麺だけでも数十種類もあろうかというくらい豊富。その中からチキン味のものをどっさりと買い込みます。1個2200ドン(約15円)と、超安いお土産になりました。もちろんライスペーパーも売っています。

 そして意外に面白いのが、お菓子やナッツ類、タイでは見かけないものが多くて惹かれます。ココナッツミルク味のピーナッツは、おつまみに美味しそうなので自分用に。
 お土産には「ナッツせんべい」を買うことにしました。ピーナッツや黒ゴマ、スイカの種などが載ったおせんべいです。各種のナッツが楽しめますし、パッケージもちゃんとしていてお土産向きです。お試しということもあって、小さなものにしましたが、1袋5000ドン(約40円)と、これまた安い。
 他にもドライフルーツやエビの揚げせんべいなど、いろいろなベトナム菓子がありました。珍しいもの、美味しそうなものを探すのも、旅の楽しみのひとつですね。

 さて帰国後「ナッツせんべい」を食べてみました。甘過ぎず、軽い食感、心配していたクセもなくて食べやすい。これだと誰にも喜ばれるお菓子です。お土産屋や空港などでも売っていますから、ベトナム土産にいかがでしょうか。

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November 27, 2008

№969 ビンタイ市場はラビリンス

 フカひれやツバメの巣の高級食材
Dscf1828

 ホーチミン滞在の最終日、中華街チョロンを歩いた後、ビンタイ市場に寄ってみました。市中心部のベンタイン市場よりも、規模が大きいようです。
 観光客も多く訪れるベンタインに比べ、ビンタイは食料品をはじめ主に中華系の卸商品を扱う市場とのこと。地元の商店が仕入れに来るのだとか。

 正面左手の通路には、乾物などの食料品が棚一杯に積まれていて、フカひれやツバメの巣ばかりを扱う高級中華食材のお店がありました。形や大きさが違う姿のフカひれや、繊維状にほぐしたものなど様々です。
 箱にきれいに詰められたツバメの巣は、お椀状の形をしていて、白いものから少し色が付いているもの、そして深紅色のものまであります。
 それぞれ安価なものから高級品まであるのでしょうが、これ全部で一体いくら位するのか、見当もつきません。

 面白かったのが、市場の右手にある砂糖屋さん。紙袋を開いて山盛り並べられたカラフルな砂糖。白や薄いあめ色、濃い茶色と、たくさんの種類があって、何と鮮やかな黄色の砂糖もあります。それぞれ原料の違いなのでしょうが、黄色砂糖の原料って何でしょうね。
 甘い匂いに誘われて、小さな蜂が砂糖の山に群がっていても、店番のおばちゃん全然気に留めていません。こちらの方が気になってしまいます。
 
 明るい外から市場へ入ると、中は真っ暗。不気味な感じすらします。市場内はきちんと区画されているのですが、狭い通路と通路まで張り出すように並ぶ商品に圧倒されて、まるで迷路(ラビリンス)を歩いているようです。
 左手へ歩くとバッグやリュック売り場、さらにサンダルや靴の売り場へ。小さな商店が多く、サンダルがうず高く積まれています。かわいいサンダルを見つけて値段を尋ねると、12万ドン(約900円)。かわいいデザインなんですが、チープな作りにしては意外に高いようです。

 市場の奥の方は、日用雑貨のコーナーです。夜店やお土産屋で見かけるような、雑貨やアクセサリーなどが、所狭しと並んでいます。雑然とし過ぎて、とてもゆっくり見る気になりません。それに熱気と商品の多さに通路を歩いているだけで、クラクラしてきます。

 市場には中庭があるので、迷ってしまうことはありませんが、1時間もいるとすっかり疲れてしまいました。チョロンを歩いたせいもあるのですが、迷路の中をウロウロして、気疲れしたようです。
 流石に市場好きのわたしも、早々にホテルに引き上げて、シャワーを浴びることにします。気力と体力が必要なビンタイ市場でした。

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November 03, 2008

№957 ベトナムでコーヒー

  フルーツと一緒もベトナム流?
Dscf1845

 ベトナムは、知る人ぞ知るコーヒー豆の一大生産地。生産高はブラジルに次いで第2位です。
 ホーチミン市内には「ハイランズ・コーヒー」をはじめ、お洒落なカフェをたくさん見かけますし、ベンタイン市場内にはコーヒー豆をその場で挽いてくれる専門店もあります。ここで、お土産用にコーヒー豆を買い求めました。
 また手軽にドリップ・コーヒーを入れられるアルミフィルターが、山のように売られていますから、いかにコーヒーがベトナムの人々に根付いているのか、よく分かります。

 ホテルの朝食に出たコーヒーは、香ばしくて苦味がありません。タイのコーヒーとは一味違います。コンデンスミルクをたっぷり入れるのが“ベトナム流”ですが、入れ過ぎると、甘くて濃い目のコーヒー牛乳のようになってしまうので要注意。ミルク控えめのコーヒーは、パリパリ、サクサクのフランスパンにとっても合います。コーヒーとバケットをお代わりしては、朝から幸せな気分に浸ります。

 普段あまりコーヒーを飲まないんですが、やはり本場の味を試さない訳にはいきません。老舗コーヒーブランドが経営しているという、ベンタイン市場すぐ横の「PLシャトー」に入ってみました。
 注文したのはカプチーノ(1.8万ドン、当時約140円)。大き目のカップに泡がこんもりと盛り上がり、シナモンが振りかけられて出てきました。泡を口の周りに付けながらいただくと、さすがに専門店なかなかいけます。少し濃い目ですが、シナモンが効いていて大人の味です。
 買い物の休憩と、折から振り出したスコールの雨宿りを兼ねて、美味しいベトナムコーヒーを味わえたひと時になりました。

 コーヒー好きな方は観光やショッピングと一緒に、カフェ巡りというのもいいかもしれませんね。

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October 04, 2008

№942 雑貨よりもシーフードの旅

    新鮮なシーフード料理
Dscf1801

 ベトナムといえば、日本人の若い女性に人気があるのが、雑貨です。ホーチミンの中心部ドンコイ通りの周辺には、フランステイストの可愛い雑貨を扱うショップがたくさん並んでいます。またベンタイン市場や夜店などにも、手軽な雑貨が溢れています。女性にとっては、お気に入りの雑貨を探すのは楽しいことでしょう。実際、雑貨屋さんの大きな紙袋をいくつも抱えた日本人女性を何度か見かけました。

 もちろんわたしもお土産を求めて、ドンコイ通りの雑貨屋さんを何軒かのぞきました。お店毎にオリジナルのデザインで、それぞれ個性が感じられます。とりわけハンドメイドの刺繍など、その“手作り感”が、ベトナム雑貨の魅力です。わたしが女性だったら、ショッピングに夢中になっていたことでしょう。
 しかし、その質感や品質からいうと、高いというのが率直な印象です。確かにデザインがお洒落で、よくできたバッグなどもありますが、「こんな物でもこんなにするの? 日本の方が安いよ!」と思うことが、しばしば。とても買う気になりません。
 
 その上、値引きにはまったくと言っていいほど応じてくれませんし、そんなお店ほど店員の接客態度は最悪。これでも商売になるんだと、却ってあきれるばかりです。きっと高くても喜んで買っていく日本人が多いのだとしか思えません。
 せっかく楽しみにしていたベトナム雑貨ですが、わたしにとっては一番の苦い経験になってしまいました。

 今年2月に訪れたラオス・ルアンパバーンの方が、よほど素朴で素敵な雑貨があって、思わず魅かれてしまいました。値段もリーズナブル、これこそアジアの雑貨です。

 さてその反対に一番良かったことは、シーフード料理が美味しかったことです。ベトナム料理ですぐに思い出すのは、「生春巻き」や麺の「フォー」。もちろんこれも本場の味を楽しめますが、ベンタイン市場横に毎晩営業している屋台街でのシーフードは、超お勧めです。
 エビをはじめ、アサリにハマグリ、それにソフトシェルクラブ(脱皮直後の蟹)など、メコンや近海で獲れた新鮮な魚介類が豊富で、これらを茹でたり炒めたり、シンプルな料理でいただくというもの。
 とりわけ「ソフトシェルクラブ」をぶつ切りにして、そのまま衣揚げした料理は堪らない逸品です。殻が柔らかく丸ごと食べると、口一杯にカニ味噌の風味が広がって何ともうまい。まさに至福の一時。
 何品か注文してビールを1本飲んでも、1000円と信じられないくらいの安さです。日本では考えられません。つい二晩続けて通ってしまいました。 

 旅の思い出にも色々ありますが、ホーチミンで悪かったこと、良かったことを列記してみました。雑貨とシーフードを比べるのもなんですが、みなさんは雑貨派、シーフード派、どちらでしょうか?

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October 02, 2008

№941 サイゴン川の風景

バイクを満載したサイゴン川のフェリー
Dscf1764

 08年8月、ホーチミン市内を歩いて観光し、ドンコイ通りを下って最後はサイゴン川へ。川に面して建つ歴史的ホテル「マジェスティック」が、アイボリー色の優雅な佇まいを見せています。

 バスやトラックなどが引っ切りなしに走るトンドクタン通りを用心して渡ると、対岸へのフェリー乗り場がありました。サイゴン川を小さなフェリーが、市民が乗ったままのバイクを満載して行き来しています。もちろん車も乗れるのですが、車はゼロ。まるでバイク専用フェリーといった感じです。
 向う岸まで行ってみたい気がしますが、対岸には企業の大きなネオン看板が林立しているばかりで、ガイドブックの地図をみても何の表記もありません。渡ってみても期待薄なので、ここは止めておくことに。

 川べりは遊歩道になっていて、下流に向ってゆっくり歩きます。川幅は200mほどありますが、水は土色に濁っています。遠くには港湾施設が見え、南シナ海から上ってきたのでしょう多くの貨物船が並んでいます。
 さらに南シナ海沿いの街ブンタウからと思われる高速船が船着場に入ってきました。サイゴン川がホーチミンの物流や水上交通の重要なラインになっているのです。

 サイゴン川のクルーズ船乗り場まで歩くと、数社のクルーズ会社の受付カウンターがありました。聞いてみると夜のクルーズは、1時間で1ドルと格安です。
それじゃ夜は、魚のイルミネーションがユニークな「ベンゲー号」のクルーズに乗ってみなくては。

 さて、ここまで半日歩いてみて気づいたこと。それは野良犬どころか、犬を全然見ないことです。バンコクでは野良犬が大きな顔をして歩いていたり、昼寝をしていますが、ホーチミンではまったく見かけません。やはり食用にされているのかな、と釣り人を眺めながら、ぼんやりと考えていました。

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September 01, 2008

№924 ホーチミンの朝の風景

マリアマン・ヒンドゥー寺院前の賑わい
Dscf1811

 朝食を済ませた後、ホーチミン市民の朝の営みを見ようとホテル周辺を歩いてみました。

 時刻は7時半、朝だけ出るというフォーの食堂や屋台が並び、出勤前に朝食を食べにやって来た庶民で賑わう一角がありました。鍋から立ち上る湯気、鶏肉やもやしなどの具材をトッピングして、次から次へと作られるフォー。そしてそれを待つお客の列、路上のテーブルで食べる姿は、いかにも朝の風景、活気が伝わってきます。朝ごはんを食べていなければ、一杯注文したいところです。
 別の街角では、フランスパンをショーケースに詰め込んだスタンドも出ています。注文を受けては焼きたてのフランスパンをサンドイッチに。これまた美味しそう。このスタンドも昼や夜には見かけませんでしたから、朝食専門なのでしょう。

 ホテルはベンタイン市場に近いエリアなんですが、極彩色の装飾と赤い外壁が目に鮮やかな「マリアマン・ヒンドゥー寺院」がありました。シンガポールなどでも見かけるそれと同じ建築様式で、どこかなまめかしい神々の装飾が施された台形の塔が、ひときわ目立ちます。

 「ベトナムにもヒンドゥー教?」と思いつつ、中に入ってみると、そこは外の喧騒とは隔離された静かな祈りの空間でした。
 お参りにやって来た熱心な信者が多いことにびっくり。それもインド系住民とかではなくて、どうみてもベトナム人ばかりです。寺院前の売り子から買ったのでしょう、線香などを手にした信者たちが、敬虔な面持ちで朝のお勤めをしています。
 信者がベトナム人ということや、お供えの花がタイの仏教寺院でも見かけるものだったりするので、ここがヒンドゥー寺院とは、にわかに信じられません。

 毎日繰り返される、フォーとフランスパンの朝食、そしてヒンドゥーの祈り、日常の光景ながら異文化が入り混じった朝の風景でした。

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August 30, 2008

№923 太陽は真上から

 美しいアオザイ姿のベトナム女性
Dscf1843

 07年8月末、ホーチミン滞在の最終日、もう一度市内をぶらぶらすることにしました。昼前にホテルをチェックアウトし、ベンタイン市場からドンコイ通り方向へ、レロイ通りをゆっくりと歩きます。
 日本人と見ては、しつこく言い寄ってくるバイクタクシーを受け流し、途中果物が入った籠を天秤棒で担ぐすげ笠(ノン)のおばちゃんや、若い女性のアオザイ姿など、いかにもベトナムらしい光景にも出会います。スリムなベトナム女性が、薄い生地の上着(アオ)をなびかせて歩くさまは、美しく思わず惹かれてしまうものです。お土産屋さんのスタッフのそれとは、全然雰囲気が違います。

 レロイ通りから南側のトンタットティップ通りへ。この辺りはお洒落なカフェや可愛いベトナム雑貨を扱うショップが多い所。
 しかし、時刻はちょうど12時、気温は30度を軽く上回り、舗装道路からの照り返しが加わり、たまらない暑さです。ウインドーショッピングを楽しむ余裕もありません。
 見上げると太陽は真上にあって、地面には自分の影がほとんどできていません。じりじりと照りつける日差しと、あまりの暑さに、アイスクリームの看板につられてカフェに飛び込みました。

 そのお店は、ビザ専門店の「ピザーラ」でしたが、とにかくクーラーが効いた涼しい店内で休憩することに。ストロベリーのイタリアンジェラード(2.5万ドン、約200円)を注文して涼みます。プリンが美味しいと評判のホーチミンですが、メニューにはなくて残念。

 40分後、吹き出した汗も引き、やっと落ち着いたところで外へ出ますが、暑さは相変わらず。ここは欲張らずに、散策よりも冷房がある雑貨店や、カフェめぐりをすることにしましょうか。

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August 09, 2008

№911 市場の食堂でフォー・ガー

   鶏肉のフォー「フォー・ガー」
Dscf1832

 ベトナムの麺といえば、米麺の「PHO(フォー)」。きしめんに似た薄くて幅広の麺は、意外に歯ごたえがあって、のど越しがよく、ハマッテしまう味です。
 ホーチミンでの最後のランチは、やっぱりフォーで決まり。ベンタイン市場の食堂街に出掛けると、たくさんの「BUN(米麺)」の文字が目に付きます。「PHO」の看板はあまり見かけないので、「BUN」の方が一般的なのかしら・・・

 ある1軒の麺屋のカウンターに座りました。注文したのは「フォー・ガー」、鶏肉のフォーです。ガイドブックには5千ドンからとありますが、実際には2万ドン(約150円)。こんなものなのか、高いのかはよく分からないまま。
 すぐに大き目の丼に入った「フォー」が出てきました。蒸した鶏肉にネギやもやしがトッピングされ、赤ミソの小皿が付いてきます。好みで味を調整するのでしょう。でも赤ミソはやめて、麺にフレッシュライムを搾り、バジルをたっぷり載せます。  
 それほど幅広ではありませんが、ツルツルとした米麺、この食感が堪りません。あっさりしているものの、コクがあるスープ、ニンニクも効いていて、気温が高くてもついつい飲み進んでしまいます。

 他の客が注文したフォーを作るのを眺めていると、食堂のおばちゃん、フォーの仕上げにマギーブイヨンのパウダーか、味塩胡椒のようなものを派手に振り掛けています。それって「味の素」を入れるのと一緒で、スープの味を出すために使っているの??
 確かにわたしも豚骨ラーメンに胡椒を掛けて食べますが、それはあくまで客の好み。この美味いスープも半分は人工調味料のお陰なのかも・・・

 何はともあれ、ベトナム庶民の味「PHO」で締めくくったのでした。

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August 07, 2008

№910 ホーチミンの交通ルール

   割り込みも当たり前のように
Dscf1848

 “バイクの洪水”と称されるホーチミンの道路。一日中無数のバイクが走り回っていて、けたたましいクラクションとエンジン音で騒々しいこと、この上なしです。

 滞在しているホテルから中華人街のチョロンまでタクシーに乗った時のこと。やはりどのバイクや車も、すぐにクラクションを鳴らします。もちろんこのタクシーも例外ではありません。何でもないようなことでも、すぐにクラクションです。
 日本では余程でないと鳴らしませんが、ホーチミンでは、さも当たり前のように、何かにつけてクラクションなのです。

 そして、タクシーの後部座席からフロントガラス越しに前方を眺めていると、対向車線のバイクが平気でセンターラインを越えて来ます。バイクも平気ならば、タクシーの運転手も平然としたもの。わたしが肝を冷やしても、バイクはするりと元の車線に戻ってぶつかりません。こんなことが何度も繰り返されます、つまり日常茶飯事なのです。
 また、大きな車が信号機のない交差点に突っ込んでいくと、バイクの大集団は“蜘蛛の子をちらす”ように、さっと車を避けて走ります。危ないというより、ただ驚くやら感心するやら・・・
 何という交通ルールなのでしょう。

 ラッシュアワー以外の時間帯でも、街中に溢れるバイクの集団。いつも大混雑する道路を走っていて、ドライバーの運転技術は鍛え上げられ、正にプロフェッショナル!
 バイク大国ベトナム、恐れ入りました。

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August 05, 2008

№909 中央郵便局

     中央郵便局の内部
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 ベトナム・ホーチミンのメインストリート「ドンコイ通り」の始点に位置するサイゴン大教会、赤レンガの建物に二つの尖塔が美しく、市街地のランドマークというべき存在です。正面には聖母マリア像、教会をぐるりと道路が取り囲み、一見すると周辺は広場のようになっていて、教会の右隣に建つのが「中央郵便局」です。

 19世紀末、フランス植民地時代に建てられたピンク色のお洒落な建物で、その存在感はサイゴン大教会に決して負けていません。重厚な玄関の上には大きな時計が架かり、外壁や窓枠には白い飾りや彫刻が施され、上品で優雅な雰囲気を漂わせています。このような歴史的建築物ですが、現在も郵便業務が行われているのです。

 中に入るとすぐに、美しいアーチを描いた天井に目を奪われました。格子状の天井とアーチが織りなす幾何学的な模様と、白、黒、そしてピンクの色彩が、独特な空間を造り出していて、教会か駅の内部のようです。天井まで7~8mあるでしょうか、そのため建物内は外の暑さがウソのようにヒンヤリと涼しい。

 中央奥には「ホーおじさん」の肖像画、そして建物の壁に沿って“コの字型”にカウンターが並び、吊り下げられた扇風機がゆったりと回っています。市民が郵便物や小包などを持ち込んで手続きをしている光景が、どこか昔の日本の郵便局のようで、すべて手作業のんびりとしたものです。
 そして1階中央には、民芸品などを扱う売店があります。郵便局に真ん中に売店?という気もしますが、ここも郵便局が運営しているんでしょうね。入り口の左手にも雑貨類のお土産品コーナーが併設されていますから、ちょっとした買い物もできてしまうから面白い。また反対側の右手には、ベトナムの切手コレクションが展示されているコーナーも。
 
 でも一番興味を引かれたのが、世界時計が並ぶクラシックな木製電話ボックスです。持参した携帯電話の故障のため、プリペイドカードを購入して、ここから日本へ国際電話を掛けたのですが、ボックス内はクーラーが効いていて快適。木の椅子に座ってゆっくりと話ができます。レトロで雰囲気のある木製ボックス、なかなか気に入りました。

 ホーチミンの中央郵便局、切手マニアや歴史的な建築物に関心がある方にとっては、興味深い建物でしょう。市内観光の途中、涼みがてらに寄ってみてください。

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June 26, 2008

№888 豪雨の中のフライト

雨上がりのタンソンニャット空港(到着時)
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 雨季の8月、ホーチミンでは夕刻から夜にかけて毎日のようにスコールがやってきます。バンコクへ戻る日も、空港へ向かう途中から降り出した雨が、一向に降り止まず、雨脚は強くなるばかり。フライトの時刻が近づくにつれて豪雨になりました。待合室まで雷鳴が響き、稲光が滑走路を青白く浮かび上がらせます。

 このスコールのせいかバンコクからの便が遅延し、折り返しになる搭乗機の出発は、定刻の18時50分に間に合いそうもありません。それにしても“バケツをひっくり返したような雨”とはこのことです。照明塔が照らし出す駐機スポットは滝のように雨粒が打ちつけ、プールみたいに水が浮いています。

 待合室の人数をざっと数えてみると、ほぼボーイング717の定員120名。このPG940便、ぎりぎりまで予約が取れなかったのですが、やはり満席のようです。乗客の大半はタイ人やベトナム人、それにバックパッカー風の欧米人たち、日本人はわたしの他に2人しかいません。
 窓の外は断続的に降り続く雨、早く降り止んでくれないかと、段々と不安に・・・

 やっと搭乗開始のアナウンスが流れた18時44分、ますます雨脚が強くなっています。定刻から15分遅れてPG940便はボーディングブリッジから離れて、滑走路へと向かいます。
 願いが通じたのか、たまたま小降りになった時を見計らうかのように19時15分、何とか無事に離陸! 遠ざかるホーチミンの夜景を見下ろしながら、正直ホッと胸を撫で下ろしました。また幸いなことに、悪天候の割にはあまり揺れません。
 約1時間のフライト後、高度を下げるとバンコク周辺の灯りが見えてきました。雲は切れていて、雨は降っていないようです。結局30分遅れとなったものの、スワンナプームに無事到着しました。

 それにしても豪雨の中のフライトというのは、あまり気持ちがいいものではありませんね。

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June 24, 2008

№887 旅先での出会いは楽しい

  3人で囲んだシーフード料理
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 いつも気楽なひとり旅。他人に気兼ねすることなく気の向くまま、自分の好きな時に好きな場所へ行けるのが、一番の魅力です。でも時には誰かと話をしたり、食事をしたいと思うことも正直あります。そんな時、旅先での出会いに便利なのが、現地ツアーへの参加です。

 ベトナム・ホーチミンでメコンデルタへの日帰りツアーに参加した時のことです。割安な英語ツアーもあるのですが、ここは日本人と知り合いになれる期待が持てる日本語ツアーを申し込むことにしました。
 当日のツアーの参加者は5人。ホーチミン駐在員らしき男性2人、背が高い男子大学生、ひとり旅の女性、そしてわたしと思ったほど多くありません。

 行きのバスの車中やメコン川のクルーズ船では、そんなに会話を交わしませんでしたが、ランチで同じテーブルを囲むと、一気に親しくなります。一緒に食事をすると急に会話が弾むから不思議です。
 食事の内容や珍しいフルーツのこと、面白いベトナムでの体験など、名前も知らない同士なんですが、楽しいランチタイムを過ごすことができました。
 こうなるとみんなの中に一体感が出てくるもので、その後のジャングルクルーズでは、船が橋げたの低い橋をくぐる時、船首を少しでも下げるため、全員で前方へ移動します。うまく通過すると全員から歓声が上がり、ツアーの楽しさも共有することに。

 “旅は道連れ”と言います。その夜、ひとり旅の3人で、夕食を一緒に食べることにしました。せっかく知り合いになったのに、ツアーが終わったらバイバイでは寂しいですからね。他の2人も独りで食べるよりも楽しいからと即決。
 昨夜行ったベンタイン市場横のシーフード屋台へ案内します。茹で海老、ソフトシェルクラブ、はまぐりのネギ油炒め、海鮮炒飯など、多くの種類を楽しめるだけでなく、何といってもワイワイと賑やかなのがいいですね。やはり独りの食事はつまりません。
 
 ここで初めて自己紹介。知らない同士が美味しいシーフード料理をいただきながら、それぞれの話で盛り上がります。これだから旅は楽しい! 
 メールアドレスを交換して、お互いの旅の安全を祈ってお別れです。旅のいい思い出になりました。

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June 16, 2008

№883 メコン川1日ツアー その3

  ジャングルの中を進む手漕ぎ舟
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その3
 鬱蒼としたヤシのジャングルに囲まれた水路に手漕ぎの小舟が、たくさん浮かんでいて順番に4人ずつ分乗。前後に2人の漕ぎ手が乗っています。まだ小雨が降る中、ベトナムのすげ笠ノンを借りて出発です。
 ベトナム女性の漕ぎ手が巧みに櫂を操って、小舟はゆっくりと薄暗いジャングルの中を進みます。茶色に濁った細い水路、雨に濡れて頭上に覆いかぶさるヤシの葉、時折服を濡らす雨だれと、じっとりと湿気を含んだヒンヤリとした空気、それらが相まってワイルドそのもの。造り物ではない本物の匂いが漂う、これぞジャングルクルーズです。
 15分ほどでジャングルをくぐり抜け、また広大なメコンが開けてきました。辺りは明るくなり、涼しい川風が心地よく感じられます。湿った体中全体が、乾いていくようです。わずかな時間でしたが十分に満喫しました。

 ジャングルを出た所で元の観光船に乗り換え、しばらくメコンをクルーズします。途中、陶器の瓶を満載した川専用の貨物船や網で漁をする小舟と、すれ違ったりするうちに「亀の島」に到着。時刻は12時50分、この島でようやくランチです。

  メコン名物「象耳魚」のから揚げ
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 ツアーで一緒になった日本人5人でテーブルを囲むと、出てきたのはミトーの名物料理「象耳魚」のから揚げ。メコンツアーでは定番メニューです。この魚の姿が象の耳に似ていることから、この名前が付いたとか。
 鱗が付いたままカリカリに揚げられ、何故か木製のスタンドに立てられたまま出てきました。食堂の女性が手際よくほぐした身を、ライスペーパーに包んで食べます。バジルやニラ、キュウリ、米麺などの具材を一緒に巻いて、唐辛子ソースをつけていただきます。魚そのものは、クセがなくさっぱりとしていて、パリパリに揚がった鱗の食感がおもしろい。
 「333」の缶ビールを注文して、ライスペーパーに包んでは口へ運びます。特別美味しいというほどではありませんが、ワイルドなメコン料理を味わうのも悪くありません。

 ランチを済ませると再び観光船に乗って、最後の目的地「ココナッツキャンディー工場」へ。今度はこの観光船で、ジャングルクルーズです。メコンから手漕ぎボートの時より少し広い水路を進み、キャンディー工場を目指します。
 途中、橋げたが低い橋をくぐる時、ツアー客全員が船首の方へ移動します。船の屋根が橋に引っかからないように、船首を少しでも下げるためです。橋げたスレスレで通過していくと、全員からタメ息が出ます。
 そして、反対側からやって来た同じ観光船と接触してしまいました。こちらは船べりを擦ったくらいでしたが、相手側は川岸のジャングルへ突っ込んでしまう羽目に。けが人はなかったもののスリル満点のクルーズです、ヘタなテーマパークのアトラクションより面白い!

 甘い香りが漂うキャンディー工場の見学を終えて、広い広いメコンをミトーの港へ。船の揺れに眠気を覚えながら船着場に戻ったのが、15時10分。これにてメコン川クルーズはおしまいです。
 また同じバスで帰路に着き、夕刻にはホーチミンに戻ってきます。これだけ一日楽しめて17米ドルなら安いものです。 
 
 ホーチミンに来たら、やはり一度はメコンでしょう。日帰りツアーでは一部分だけしか回れませんが、それでも大河メコンに触れることはできます。

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June 14, 2008

№882 メコン川1日ツアー その2

  ユニークな「目玉」が川専用船
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その2
 車窓から見えるミトーは、割と大きな町です。ガイドブックによると、この辺り一帯は、豊富なフルーツの産地であり、米から作るフー・ティウ麺の本場なのだとか。
 市内を走っていると、ベトナムに来て初めて家先で飼われている“犬”を見ました。バンコクに多くの野良犬が寝そべっているのとは大違いです。ベトナムでは中国の影響で犬を食べる習慣があるからに違いありません。

 ツアー一行を乗せたバスは、メコン川に面した駐車場に到着。天気に恵まれ、気温は約30度くらいでしょうか。
 ここの船着場からメコン川を周遊する観光船に乗り込みます。我々日本人観光客は、10人乗りくらいの小さな木造船で出発です。メコンの流れは茶色で、バンコクのチャオプラヤー川よりも濁っています。 しばらく市内の水路を行くと、赤く塗られた船首に“目玉”が描かれた珍しい木造船が行き交っています。この“目玉”は「川専用の船」という目印とのこと。一方「海専用船」はナンバープレートが付いていて、ベトナム船は「TG」、中国船は「BT」から始まるそうです。つまりこの辺りが河口に近いという証でもあるわけです。

 メコンの上流に向かってクルーズすると涼しい川風が入ってきます。ミトー付近の川幅は約3km。その中にいくつか中洲のような島があり、一つの島を通り抜けると視界が開けました。穏やかな流れですが、とにかく川幅が広い。これまでに見たことがないほどの大河。これでも支流だというのですから、また驚きです。

 ここで観光船は「キリン島」という島に立ち寄り、ツアーに含まれる蜂蜜の茶店とフルーツの食べ放題に案内されます。小型のミツバチが飛び回る茶店で、バナナ、ココナッツ、ジャックフルーツなどのドライフルーツと蜂蜜ティーで一服。しかし蜂蜜ティーに寄ってくるミツバチが気になって落ち着きません。タロイモやショウガのような珍しいドライフルーツもあるのですが、群がるミツバチのせいで早々に切り上げることに。
 
 次はしばらく歩いて案内された簡素なオープンの小屋でフルーツの食べ放題です。バナナ、ロンガン、パパイヤ、パイナップルと定番のフルーツに、なぜか塩が付いてきます。“スイカに塩”と同じ理屈なのでしょうが、もうひとつです。
 珍しかったのは「サボチェ」と呼ばれる柿に似た果物で、形は日本の柿と違ってやや卵型をしていますが、色や種は柿を思わせるものです。味はさっぱりした甘さで、さくっと柔らかい食感が柿とは大きく異なっています。初物だったものの、取り立てて美味しいというほどでもありません。
 結局一番美味しかったのは、ミニバナナ。格安ツアーのためか、高級なフルーツは期待できないところですね。

   一番向こう側が「サボチェ」
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 食べている最中に突然のスコールに遭いましたが、小降りになったところで、いよいよメコンツアーのハイライト「ジャングルクルーズ」へ。

 つづく

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June 12, 2008

№881 メコン川1日ツアー

 支流とは思えない程広大なメコン
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 ホーチミン観光のハイライトは、やはりアジアの大河メコンのツアーでしょう。ホーチミンから現地旅行会社が主催するバスツアーが毎日出ています。
 なかでも格安料金で人気があるTNKトラベル社の「メコン川1日ツアー」に参加しました。メコンデルタの入り口、ミトーから観光船に乗ってメコンの支流ミトー川に浮かぶ島々を巡るツアーです。島ではフルーツやランチを食べたり、手漕ぎボートでジャングルクルーズをしたりという内容です。ツアー料金は日本語が話せるガイドが同行して17米ドルと、同業他社の中で最安値。
 メコンデルタ最大の町、カントーまで行かないと、本当のメコンが見られないと聞きますが、日帰りツアーでは車で2時間のミトーまでが限度のようです。

 朝7時半に滞在しているホテルにピックアップしてもらい、格安宿の集まるデダム通りの同社オフィス前の集合場所は、すでに各地ツアーへの参加者で混雑しています。日本人学生風の若者や各国からのバックパッカーがほとんどです。
 8時15分、英語ツアーと日本語ツアーを混載した大型バスが出発。英語ツアーの参加者が大多数で、日本語ツアーはわずか5人、ホーチミン駐在の会社員2人、男子大学生、ひとり旅らしい女性、そしてわたしです。「NHAN(ニャン)」さんという31歳のベトナム男性がガイドさんです。
 ニャンさんによると、ミトーまで距離にして70km、メコンデルタの面積は5000k㎡、人口140万人とのこと。

 バスは渋滞の中、ホーチミン市内のいくつかの橋を渡り、ミトーに向けて南西へと走ります。車窓からは、どぶ川ような汚れた川べりに密集したバラック建ての粗末な家々やスラム街が望めますが、バンコクのスラムよりさらに劣悪に感じられます。また、道路沿いには朝市というか多くの露天商が店開きをしていて、野菜に果物、貝をはじめとした海産物や肉など、生鮮食料品が山積みに並んでいます。

 やっと渋滞を抜けてベトナムのハイウェイへ。大きな道ですが、車は少なくバイクの方が多いくらいです。次第に緑や池が多くなり、ホーチミン郊外のこの辺りの田んぼは塩水が入るらしく、米は1回しか耕作だけ。しかし肥沃なメコンデルタでは3期作が可能とか。
 8時53分、国道1号線へと入ってきました。田園風景はタイに似ていて、稲刈りの時期を迎えています。
 途中、同じ参加者の女性や男子学生と、ホーチミンでの滞在ぶりや観光情報などを交換し合います。これもひとり旅をする者にとっては、現地ツアーの楽しみと言えるでしょう。

 10時10分、ようやくミトー市内へ。

つづく

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April 18, 2008

№853 中華寺「ティエンハウ」

 吊り下げられた多くの渦巻き線香
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 世界中の大都市に必ずと言っていいほどある中華街、ホーチミンでは市の中心部より西方にある「チョロン」です。ビンタイ市場をランドマークにかなり広いチャイナタウンを形成しています。街を歩けば漢方薬や仏具を売る商店など、いかにも中華街といった雰囲気を味わうことができます。

 その中で最も中国色が濃いのが「ティエンハウ」。1760年に建てられた古い中華寺で、航海安全の守り神ティエンハウ(天后聖母)が祀られています。
 宿泊先のホテルからトヨタカムリのタクシーに乗って、午前8時過ぎに到着。米ドルでタクシー料金を支払ったら、その両替に10分以上待たされましたが、何とかお釣りをもらって寺院内へ。入場料は要りません。

 歴史を感じさせる立派な門をくぐると、そこは線香の煙が立ち込めるヒンヤリとした空間です。両側には赤い柱が立ち並び、その奥にはいくつも大きな渦巻き線香が天井から吊り下げられています。茶色の線香のすべて火が点いていて、かすかな煙を漂わせ、境内はお香の香りで一杯です。
 日本でもお通夜などで、小さな渦巻き線香を用いることがありますが、ここの線香は、上から下まで50cmほどもある巨大なもの。ガイドブックによると、1ヶ月も燃え続けるといいますから驚きです。
 中国系の女性が、赤いロウソクに火を点したり、長さ50cmはあろうかという線香を上げている姿がちらほらと。お参りの人は少ないのですが、その熱心さと信仰心の篤さを感じます。

 振り返ると、門の屋根瓦の上に極彩色の陶器群が載っています。中央には2頭の龍が、朝日に輝く「玉」を争うように躍動し、その下には色々な人物や獅子の像も、何かの物語を表現しているのでしょうか? どれも精緻な細工を施した陶器です。

   屋根瓦の上の精巧な陶器
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 境内は、表の喧騒とは異なって静かで厳かな空間、そして中国そのものの雰囲気でした。

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April 17, 2008

№852 ホーチミンでカプチーノ

  カプチーノとフレッシュマンゴー
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 ドンコイ通りをはじめホーチミン市内にはお洒落なカフェを見かけますし、「ハイランズ・コーヒー」というスターバックスのようなカフェも各所にあります。ベトナムはブラジルに次いでコーヒーの生産高世界第2位、本場のコーヒーを飲まないまま帰る訳にはいきません。やはり一度は飲まなきゃでしょう。

 ホーチミン滞在の最終日、空港へ向かう前にベトナムコーヒーを楽しむことに。地元で美味しいと評判のベンタイン市場そばの老舗コーヒーショップ「PLシャトー」で、カプチーノ(1万8千ドン、約130円)とフレッシュ・マンゴ(2万ドン、約140円)を注文しました。

 カプチーノは、ベトナムコーヒー独特の濃い目で大人の味です。普段あまりコーヒーを飲まないわたしでも、なかなかいけます。マンゴーの方は、まだちょっと未熟ですが、それだけにフレッシュな味わいです。マンゴーの酸味とコーヒーのほろ苦さが、意外に合います。  
 各種のコーヒーの他にもフルーツの盛り合わせやジュースもあって、市場の買い物に疲れた時、一休みするのに便利です。またこのカフェは、コーヒー豆も直売していますから、気に入ったならお土産に買うこともできます。

 ちょうどカプチーノを楽しんでいると、外は突然のスコール。土砂降りの雨で外に出ることもできません。待つこと20分、やっと小降りになったのを見計らい、目の前のベンタイン市場へ走って最後のお買い物。スコールの時の雨宿り、美味しいコーヒーをゆっくり飲みながら、雨が上がるのを待つのも悪くありません。

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March 26, 2008

№839 残ると困るベトナム・ドン

 チョロンの天后宮(ティエンハウ)
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 ベトナムの通貨「ドン」。以前にも書きましたが、中世にベトナムで日本の銅銭が流通し、日本語の「銅(どう)」が「ドン」の由来になったとか。そのため、どこか親しみを感じる響きがあります。

 ところが、この「ドン」ベトナム国外ではほとんど使えないので、滞在中に使い切ってしまわないといけません。ちなみにトランジット先のバンコクに到着後、スワンナプーム空港で「ベトナム・ドン、両替できる?」と訊いたところ「NO!」とつれない返事でした。
 ベトナムでは一般的に流通している米ドルを使って、お釣りにもらうドンを財布の中にできるだけ貯めないようにするのが、ポイントです。

 しかしです。出国する際のタンソンニャット空港へのタクシーの支払いはドンのみ。米ドルは使えないので、タクシー運賃くらいのドンを持っていないといけません。実際の料金は68000ドンでした。7万ドン(約500円)支払って、残りはチップです。
 注意していたつもりでも、結局、出国時の財布の中には213000ドン(約1500円≒13米ドル)も入っています。最終日の午後、カフェでの支払いに20米ドルを出したら、お釣りが全部ドンだったのが響きました。

 そこで、空港ターミナル内で残りのドンを再両替しようと思いましたが、完成したばかりの新ターミナル内には、どこを探しても銀行も郵便局もありません。空港スタッフに尋ねても、首を横に振るばかり。
 仕方なく免税店で買い物をして、ドンを使い切ることに。若干ドルを足してお土産を買い、ようやくドンがなくなりました。この時点では、バンコクでドンが両替できるかどうか確信がなかったので、ドンを使ってしまって正解でした。

 米ドルで支払うとお釣りにドンが返ってくることが多いので、カンボジア・リエルよりも使いづらいのです。 「憎っくきドンめ!」。財布の中からなくなって、正直ホッとしました。

 みなさん、くれぐれもベトナム・ドンの持ちすぎには注意しましょうね。

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March 03, 2008

№825 ホーチミンの両替商

 両替商「エクスチェンジ・デスク59」
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 ベトナムの通貨は「ドン」ですが、米ドルも一般的に流通しています。ですから日本円から米ドルに両替した方が便利です。というのも、もし使い切れないベトナム・ドンが残っても、ベトナム以外では使えませんし、出国後の再両替も難しいからです。
 ドンに両替したい方は、高額の円を一度に換えないことです。またベトナムに来たい方は別として、滞在中必要な額をやや控えめに両替することを勧めます。参考にバンコクの銀行で「ドンを両替できるか?」と訊いてみましたが、やはりダメでした。
 ところで、なぜ通貨名が「ドン」なのか、ご存知ですか? ドンはベトナム語で銅か青銅を意味します。朱印船による日越貿易でベトナムに輸出された日本の「銅銭」が流通するようになったのが、その由来だとか。日本語の「銅(どう)」が「ドン」になったのです。

 ベトナムで外貨を両替する場合、空港内の銀行、市中銀行、両替商、ホテルなどでできます。ガイドブックによると、両替レートが換える場所によってまちまちで、紙幣の額面によっても違うそうです。銀行か両替商で、当日のレートを確認して両替するのが賢明だと思います。

 わたしは、米ドルの持ち合わせが少なかったので、ホーチミン到着後、すぐに空港内で両替したかったのですが、新ターミナル内の銀行はまだオープンしていなくて、翌日市内の両替商に行くことにしました。
 場所は人民委員会前のホー・チ・ミン像にほど近く、レロイ通りに面した「エクスチェンジ・デスク59」です。ここは日本円から米ドルやドンへの両替はもちろんのこと、日本円への再両替もできるそうです。
 わずか3日間の滞在なので、とりあえず2万円を米ドルへ両替すると、170米ドルが戻ってきました。1ドル≒117円と当時のレートとしては、まずまずの交換率でした。手続きは、窓口でキャッシュを出して「US dollar」と言うだけ、簡単です。
 ガイドブックに載っていた両替商ですが、ドンコイ通りから近く、ショッピングのついでにも便利です。

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March 01, 2008

№824 しつこいバイクタクシー

  いつまでもついてくるドライバー
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 ホーチミン市内の交通機関の中で、観光客にとって一番安心なのはメータータクシーでしょう。初乗り運賃は1万2千ドン~(2kmまで、約85円)と割安で、メーター運賃なので高額な料金を要求されることもなさそうだし、車なので安全性も高い。

 ところが市内を流したり、あちらこちらで待機しているバイクタクシーは、しつこく言い寄ってくるので乗りませんでした。タイでいうところの「モーターサイ」ですが、ベトナムでは登録や免許も必要なく、バンコクのようにオレンジ色の制服を着ていません。そのためドライバーの質は、まったく当てにできません。
 もちろんメーターなどあるはずもなく、料金は交渉制です。ガイドブックによると1時間貸し切って2万ドン(約140円)からとありますが、これもドライバー次第。 
 
 観光初日、ベンタイン市場前のロータリーで写真を撮っていると、ふいに片言の日本語で話しかけられました。振り向くと「社長っ!1時間3ドルでいいよ」と、ホンダのカブに乗った怪しげなドライバー。外国人観光客と見ると、すぐに言い寄ってくるのです。
 「社長っ!、社長っ!」と連呼しますが、無視。断わられると今度は「女はどうだ?」。朝早いというのに返す言葉もありません。ドライバーを置き去りにして、市場の中へ避難しました。

 しつこい勧誘は、1度や2度ではありません。市内の観光スポットや中心街を歩いていると、どこからとなく近づいてきて、うるさいハエのようにつきまといます。これこそ“うざい”というやつです。 「I like walking !」と言っても、どこ吹く風。ずっと後ろを付いてきます。ある時は、振り切るために近くのホテルのロビーに逃げ込んだほどです。

 ハーチミン名物のバイクタクシーですが、これでは利用できるはずもありません。
 ましてや、洪水のようなバイクの群れの中を、バイクタクシーに乗って走るなんて想像するだけでも恐いですが、交通事故に遇っても何の補償もありませんので、甘い勧誘に乗るのは避けるべきでしょう。

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February 26, 2008

№822 魅力的なアオザイ

 ランチ時にアオザイ姿で歩く店員
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 ベトナムといえば「アオザイ」、素敵な民族衣装です。アオザイ姿のベトナム女性を見るのが、ベトナム行きの楽しみのひとつでした。ホーチミン・タンソンニャット国際空港に到着早々、市内へのタクシーチケットを購入する旅行会社のカウンターの女性が青のアオザイ姿でお出迎えです。
 幸先よいと喜んだのも束の間、アオザイを着ているのは、ホテルのフロント、雑貨屋、レストラン、エステやマッサージ屋さんの客寄せなど、仕事や商売上着ている女の子ばかり。街中で一般の女性がアオザイ姿で歩いているのを一度も見かけません。

 元々アオザイとはベトナム語で「長い上衣」の意味。
 18世紀清朝から移入されたチャイナドレスを起源として、ベトナム土着の薄絹のゆったりした長衣の影響を受けて、風土に合った薄い布地で仕立てるようになった。その後フランス領インドシナ時代に改良され、女性用のアオザイは細身でスリットの深いデザインとなり、現在でも正装とされている。
 上衣は「チャイナカラー」と呼ばれる前合わせの立襟で、長袖の体に沿った細身の仕立て。丈は足首にかかるほど長いが、腰骨にかかるくらいの深いスリットが側面にあるため歩行の邪魔にはならない。下衣には上衣と逆に直線的な裁断の白い長ズボン(クワン)の組み合わせで仕立てる。

 高温多湿の気候のため、上衣は一重仕立てで木綿製であることが多く、クワンのみならず上衣にも下着が透けるような薄い生地が用いられることが多い。女性用のアオザイは、縫製に余分を持たせていないために体の線を強調し、美しく見せる服である。一度仕立てたアオザイは、太ると着られなくなるため、ほっそりした体格を保つ事がベトナム女性の風潮となっている。(Wikipediaより)

 とまあ、直接肌を露にすることがないアオザイですが、体の線を強調した薄手の服装なので、大変女性的で魅力的なものです。でもお土産屋さんやレストランでしか見られなかったアオザイ、結局一般の女性が着ている姿はお目にかからないまま。
 しかし帰国後、アオザイが女子高校生の制服になっていることを思い出しました。純白のアオザイを着た女子高生を見なかったことが、ベトナムでの一番の心残りかも。それってやはり“中年オヤジ”の証拠なのでしょうか?

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February 09, 2008

№813 ベトナム雑貨に思うこと

 カラフルでかわいいベトナム雑貨
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 近年、日本の旅行誌や女性雑誌にたびたび特集が組まれ、若い女性に人気の「ベトナム雑貨」。プチパリと呼ばれるホーチミン、メインストリートのドンコイ通りには、お洒落なバッグや陶器をはじめ、フレンチ・テイストの薫りのするベトナム雑貨を扱うショップやブティックが集まり、いくつもの買い物袋を下げてショッピングする若い日本女性をよく見かけます。
 雑貨を目当てにベトナムにやってくる旅行者も多く、かわいいサンダルやハンドメイドのシルク刺繍などに人気があるようです。

 いくつかのも雑貨屋をぞいてみました。たしかにお店ごとに個性があり、若いベトナム人のデザイナーによる雑貨たちが、そのオリジナリティーを競っています。
 しかし、全部とは言いませんが、そのデザインと品質からすると、高いと思わざるを得ない値札が付いています。物価の安いベトナムでは、ビックリするような値段で、とても雑貨と言えないものが多いのです。この値段出すんだったら、日本ではもっとよい品質の物が買えると思ってしまいます。

 それでも初めてのベトナムせっかくですから、とある雑貨店でお土産を求めました。白とピンクで蓮の花を刺繍したかわいい巾着で、手縫いなので1点ずつ花の形が異なっているのが魅力です。ちょっとした小物を入れたり、デジカメのケースにもなる大きさで、定価3米ドル(約350円)と値段も手頃。7個で21米ドルと、これなら買えます。
 夜店では値段交渉は当たり前。こ洒落たショップといっても、少しは値引き交渉できるだろうと「Can you discount?」と訊いてみました。その答えは「NO!original」の一点張り。何度頼んでも端数の1ドルさえ、まったく値引きに応じてくれません。“取り付く島もない”とはこのことです。その上、店員の対応と愛想も最悪です。

 「なんだこの店員は!」と、日本へのお土産でなければ店を出るところですが、また炎天下の街中を探し回ることを考えると、ぐっと我慢してさっさと買ってしまうことにしました。最後にブログ用に店内の写真撮影の許可を求めると、これもあっさり拒否。写真の件はともかく、こんなに気分を害した買い物は久しぶりです。
 ドンコイ通りの雑貨屋は、外国人観光客向けの商売、それも高級ブランドショップ並みのプライドの高さにあきれてしまいました。少しかわいいといっても、所詮雑貨なのです。

 後で考えてみるに、こういう商売のやり方が成り立つのは、日本人女性を右代表に買い物客がそうさせているのだと。
 雑誌に載っている写真を片手に、喜んでベトナム雑貨を買いまわる。それも定価のままに。その上「日本で買うよりも安いよね」とバカ正直に有難がっている。実際、隣のテーブルでランチを食べていた女性グループが、そう話していました。本当の価値よりも高値でベトナム雑貨を喜んで買って帰る日本人女性。どこかおかしくありませんか・・・


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February 07, 2008

№812 ベトナム・ドンしか使えないタクシー

   ホーチミン市内のタクシー
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 ベトナムでは米ドルが一般的に流通していて、商店やレストランでも使えます。米ドルで支払いをすると、細かいお釣りはドンで戻ってくるといった具合です。その交換レートは、普通1ドル=16000ドンですが、商店では15000ドンの場合も。
 
 そんなことで米ドルを持っていれば大丈夫なのですが、ひとつ困ることがあります。それはタクシーでは、ほとんどの場合ベトナム・ドンしか使えないということです。ちなみにホーチミンのタクシーは、メーター制で初乗り料金は12000ドン(約85円)~15000ドンと会社によって異なります。

 ホーチミンの中華街チョロンまで、初めてタクシーを利用した時のことです。ホテルのドアボーイが呼んでくれたのは、トヨタ・カムリとホーチミンでは高級車のタクシーでした。初乗りも3万ドンと、料金が高くつきそう・・・
 ホテルから6~7kmほど走ったでしょうか、チョロンの華人寺「天后宮(ティエンハウ)」で降りました。メーター運賃は7万5千ドン(約5米ドル)。そんなに多くのドンの持ち合わせはありませんから、10米ドル紙幣を出したら、わざとお釣りを忘れようとします。まったく! 

 運転手にお釣りを要求すると、どうも米ドルのお釣りがない様子。車を降りて両替に行きましたが、10分以上経っても帰ってきません。やっと戻ってきても両替できなかったらしく、結局軍服のような制服を着た「天后宮」の警備係に、15万ドンと両替してもらって、ようやく運賃を払いました。
 ところで、その様子を車内から伺っていると、警備係はポケットの中から、分厚い札束を取り出していました。どのくらいかは分かりませんが、かなりの金額なのは間違いありません。それは社会主義国家の公務員だからということでしょうか??

 同様に、出国の際の空港へのタクシーも注意が必要です。ホーチミン到着の時は、旅行会社のカウンターで5米ドルのチケットを購入して乗りますので、ドンは要らないのですが、空港へのタクシーは米ドルが通用しませんから、あらかじめベトナム・ドンを用意しておくことをお奨めします。
 なお、使い切れずに残ってしまったドンは、出国するとほとんど紙切れ同然になってしまいますので、ほどほどの金額にしておきましょう。

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February 05, 2008

№811 コロニアル風のホテルたち

  タワーが目印のグランドホテル
Dscf1768

 ホーチミンのメイン・ストリート、ドンコイ通りを聖マリア教会からサイゴン川方面へと下ります。ドンコイ通りは街路樹が続き、チラン公園もあって緑豊かなきれいな通りです。高級ブティックやベトナム雑貨屋さんなどが立ち並んでいます。

 その中でも際立つのが、コロニアル・スタイルのホテルです。市民劇場のすぐ横には、1880年開業という伝統ある「コンチネンタル・ホテル」が建っています。4階建てのその外観は、薄いピンクを基調に、窓枠が白で縁取られていて、各部屋にはかわいいバルコニーが付いています。歴史を感じさせるとともに、お洒落なホテルです。ガイドブックによると、世界の著名人もよく宿泊するのだとか。

 さらに通りを歩くと、ゴードゥックケー通りとの角に「グランドホテル」があります。やはり4階建てですが、ドーム状のタワーがひときわ目立つ、個性的なホテルです。
 休憩がてら、中に入ってみました。ドアマンに迎え入れられると、入り口正面にある昔の映画などで見るアンティークなエレベーターが、すぐに目を惹きます。ロビーはそれほど広くありませんが、重厚な雰囲気が漂っています。ソファーに座って、しばし涼むことに。天井から吊られたファンがゆったりと周り、エアコンが効いていて、汗がすうっと引いていきます。シックで落ち着いたロビーで優雅なひと時でした。

 サイゴン川に面して建つのが、1924年創業の「マジェスティックホテル」です。外観はアイボリー色で、新館が増築されて一段と大きくなったクラシックな建物は、威風堂々とした風格を湛えていています。
 ホーチミンを代表するホテルのひとつでもありますが、亡くなった作家の開高健が、ベトナム戦争を取材した時に定宿にしていたことでも有名です。また屋上のバーは、サイゴン川が望める絶好のポイントとして人気があります。
 
 コロニアル・スタイルのホテル巡りをして、そのロビーのソファーで寛ぐ。ほとんどが高級ホテルなので、宿泊するには敷居が高いとしても、街の喧騒と熱気から離れて、ひんやりと落ち着いたロビーで、往時の雰囲気に浸るのもいいかもしれません。

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January 26, 2008

№806 スーパーマーケットは食のワンダーランド!

  個性的な外観の国営百貨店
Dscf1753

 ホーチミンのレロイ通りとグエンフエ通りの角にある「国営百貨店」、国営とはいかにも社会主義の国です。屋上にはベトナム国旗がはためき、わずか4階建ての、どこかレトロな百貨店です。

 1階は化粧品などのコーナーですが、外観同様どこか垢抜けない雰囲気。バンコクのデパートとは比べようもありません。しかし2階以上は、衣料品や雑貨などのお店が多く、ベトナム雑貨をお土産に買い求めるのに便利です。
 中でも面白いのがスーパーマーケットの「タックス・スーパー」です。興味をそそられるベトナム食材が、豊富に揃っていて見飽きません。わたしにとってはベトナム雑貨を探して回るよりも、よほど楽しめます。

 リュックを入り口左手のカウンターに預けて店内へ。
 まず、うず高く積み上げられたインスタント麺の売り場だけでも、商品棚が2列もあります。ベトナム麺のフォーを中心に数十種類はあるでしょうか、すごい種類で選ぶのに迷ってしまいます。どんな味がするのか、興味津々ですが、そんなに買えるものではありません。
 結局ガイドブックにも紹介してあったチキン味のフォー(2200ドン≒15円と格安!)を12個、お土産にしました。お湯を注ぐだけのインスタント麺ですが、帰国後食べてみると結構うまかったんです。もっと買っておけばよかった・・・
 もちろんベトナムコーヒーも豊富な品揃えで、商品棚の1列全部を占めています。さすが世界第2位の生産高を誇るだけのことはあります。200g3万ドン(約210円)くらいが最高値と手頃です。すでにベンタイン市場でコーヒーを買っていたもので、ここではパスすることに。

 ナッツやお菓子類もタイでは見たことがないものが多くて面白く、ベトナム菓子の「ピーナッツせんべい」(5000ドン≒約35円)を3個購入。これも美味しくて好評でした。
 これに米が原料のベトナム・ウォッカの小瓶とピーナッツのつまみを加えて、お勘定は63400ドン(約450円)。4米ドル出して、600ドンのお釣りです。物価が安いとはいえ、かなりのお土産が賄えてしまいました。
 早速ベトナム・ウォッカを寝酒に飲んでみたところ、甘みがあって美味しく、30度とそれほど強くなくて割合飲みやすいお酒です。
 
 その他にもベトナム食材が豊富なスーパーマーケット、見て回るだけでも楽しいのですが、日本へのお土産を買うのにもお奨め。へたな雑貨類よりも、よっぽど喜ばれること請け合いです。
 ちなみにサイゴンセンタービル内の「セレクト・スーパーマート」にも行ってみましたが、こちらの「タックス・スーパー」方が、庶民的で私の好みですね。

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January 24, 2008

№805 1日中バイクレース?

 青信号で一斉にスタートするバイク
Dscf1731

 ホーチミン名物といえば、何といっても「バイクの洪水」でしょう。以前から知っていても、実際に目の当たりにすると、その数の多さと喧騒に圧倒されてしまいます。バイクの流れはなかなか途切れることがなく、初めての訪問者にとって道路を横断するのは容易なことではありません。

 でもひとつ不思議なことがあります。それは朝夕の通勤ラッシュだけでなく、一日中バイクが道路に溢れていることです。
 会社や仕事先に着いて、9時以降は市内を走るバイクの数が少なくなってもよいはずですが、そんなに減ったとも思えません。サイゴン川を渡るフェリーも、通勤時間帯以外でも一杯ですし。
 昼間にバイクを走らせている人たちは、一体何の仕事をしているのでしょうか? 夕方まで会社で仕事をしていないのでしょうか? それともランチを食べに、一度家に帰るとか?
 まるで「一日中、ホーチミン市内をレースをしていて、バイクに乗るのが仕事ではないか」という錯覚にさえ陥ります。もちろん、同じ人が走り回っている訳ではないでしょうが、とにかく多いのです。バイクタクシーの運転手ばかりではありませんし、荷物を運んでいるバイクが多い訳でもありません。

 それだけバイクが庶民の足になっていて、ホーチミンがエネルギッシュに発展してることの証なのでしょう。裏を返せば、バスや鉄道などの公共交通機関が十分に整備されていないことなのかもしれませんが。

 しかし、一日中バイクが溢れている理由、未だに謎です・・・

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January 19, 2008

№802 サイゴン川のナイトクルーズ

魚のイルミネーションの「ベンゲー号」
Dscf1779

 美味しいシーフード料理で大満足をした後、夜まだ早いのでサイゴン川のナイトクルーズに行ってみることにしました。もっともバンコクではナイトクルーズをしたことはないのですが。

 サイゴン川の乗り場に行くと、カラフルなイルミネーションが輝くクルーズ船が何隻か岸壁に停泊しています。数社クルーズ船を運航していますが、魚の形をしたどことなく愛嬌のある「ベンゲー号」を迷わず選びました。入り口に1万ドンと書いてありましたが、おしぼりやサービス料込みでクルーズ料は3万ドン(約210円)。1時間のクルーズで、この料金なら安いものです。

 ベンゲー号は、オープンデッキの3階建ての大型船で1000人くらい乗船できそう。1、2階は地元の家族連れやグループで賑わっていて、一番上の3階に上がりました。
 ステージではベトナムの伝統音楽の生演奏があり、前方の見晴らしのよいテーブル席は、寄せ鍋風のディナーを楽しむツアー客ですでに満席です。オプショナル・ツアーに参加したのでしょう、「きっと高いよな」と横目に眺めながら、中ほどの空いている席に座りました。
 カクテルでもと思ったのですが、アルコールはビールのみ。お腹一杯なのですが、仕方なくビールを頼むと氷入りのジョッキと「333」ビールが運ばれてきました。もちろんこれは別料金で1万6千バーツ(約110円)です。

 マジャスティック・ホテル前の桟橋を8時30分、定刻通り出航し、ゆっくりと下流へと動き出しました。それとともに心地よい川風がデッキ内に吹き込んできます。間もなく市街地を抜け、河岸の港湾施設に停泊中の貨物船群の脇を下っていきます。それほどの大型船は見当たらないのは、川沿いの港湾で水深が浅いせいでしょう。
 ずっと外国船籍の貨物船を眺めている時間が多く、対岸はほとんど暗闇なので、夜景の楽しみはあまりありません。このクルーズは、川風に当たって涼むのが楽しみかもしれませんね。
 20分ほどでゆっくりとUターンし、上流方向へと戻り始めました。この辺りから船着場や市街中心地のビル群の夜景が望めます。近くよりも遠くからの夜景の方が美しいようです。

 クルーズに少し飽きてきた頃、ステージでは水着姿の女性のダンスとファイヤーショーがあり、乗客から大きな拍手を浴びていました。締めくくりにはちょうどよい余興だったようです。
 帰りは上流に遡るため、40分要して桟橋に戻ってきました。これでクルーズも終了。  

 サイゴン川のナイトクルーズで、ホーチミンの夜を楽しむのも悪くありませんね。

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January 13, 2008

№799 レストラン「ベトナムハウス」

 お洒落な外観の「ベトナムハウス」
Dscf1760

 ホーチミンのメインストリート、ドンコイ通りを散策する内にちょうどお昼時間です。翌日のメコン川ツアーの申し込みをした、現地旅行会社のスタッフお奨めのベトナム料理レストランでランチをすることにしました。
 そこはマックティヴォイ通りとの角にある「ベトナムハウス」です。アイボリー色の壁と格子窓の外観というフランス風の洒落たレストランでした。上等な店構えでちょっと敷居が高かったのですが、植民地時代を思わせるレストランに誘われて入ってみました。

 天井からさがった扇風機がゆっくりと回転し、店内はやや薄暗いものの落ち着いていて悪くありません。フランス料理のレストランと言われても、そう思わせる雰囲気です。案内されたテーブルで一息つき、まずビールを頼み、そして料理は本場の「生春巻き」と「エビと豚肉入りパパイヤサラダ」を注文しました。ランチは軽めということで。

 サイゴンビールの小瓶に続き、料理が運ばれてきました。初めてベトナムで食べる「生春巻き」、皮を通して大きなエビが透けて見え、きれいな盛り付けです。ピーナッツ味噌風の甘めのソースに付けていただきます。米麺が真ん中に、そして香草も入っていますが、生ニラがとても効いていて日本で食べるのとは一味違います。

 「エビと豚肉入りパパイヤサラダ」は、お皿にバナナの葉っぱが敷かれて出てきました。タイのソムタムと基本的には同じナンプラーの味付けですが、こちらの方が甘めで辛くありません。たっぷりのピーナッツが載っていて、ソムタムのカニの代わりに具はエビと豚肉です。バジルの葉と唐辛子を一緒にパパイヤサラダを食べます。それでもそんなに辛さを感じません。付け合せのゴマせんべいを時々かじると、香ばしさと食感がアクセントになっています。上品な味付けですが、ソムタムの方がストレートな辛さで好みでしょうか。

 お勘定は税サービス料込みで132000ドン(9.43ドル)、日本円で約1000円ちょっと。それでもホーチミン滞在中、一番高級なレストランだったことは間違いありません。

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January 11, 2008

№798 夜店の合言葉は「赤字です」

  日本語が上手な夜店の女の子
Dscf1804

 ホーチミンのベンタイン市場周辺には、夜になると屋台街とTシャツや雑貨を扱う夜店が店開きします。夕食に美味しいシーフード料理をいただいた後は、夜店を見て回ることにしました。取り立てて欲しいものはないのですが、知人に頼まれた雑貨を買わなくてはいけません。
 夜店には、ホーおじさんやベトナム国旗がデザインされたTシャツ、いかにもブランドのコピー商品などが並んでいて、めぼしい物を見つけて品定めをしていると、「安くするよ」と慣れた日本語で声を掛けられます。日本人観光客が多いせいか、そのまま日本語で商談できることが多いのです。

 夜店やナイトマーケットの魅力は安いこともありますが、何といっても“値段交渉の面白さ”ではないでしょうか。同時にそれが楽しみでもあります。何店か見て回ると、およその相場が分かってきますし、買いたい商品も見定まってきます。ここからが本当の交渉開始です。
 
 かわいいアオザイ姿のベトナム女性の人形が付いた携帯ストラップ10個セットの値段を聞くと、最初の言い値は「7米ドル」。売る側も高めに言うので「高いよ」というと、「5ドル」という風に下がってきます。こちらも「いくらだったら買おうかな」と内心考えながら、やり取りを何度か繰り返します。
 3ドルまで値下がったところで「もっと安くならない」というと、帰ってきたのは「赤字です」「卸値段です」の二言。昼間ベンタイン市場の雑貨屋で何度も聞いた日本語だったので、思わず大笑い。それに釣られてベトナム娘も笑い出しました。どこで憶えたのか、判で押したように返ってくる同じ日本語に吹き出さずには居られませんでした。
 ホーチミンでは、この二言が出てくると、そろそろ落としどころのようです。これにマグネット式の人形をおまけに付けてくました。

 ただしこの場合、 “値引き交渉もほどほどに”が大切です。タイやベトナムなど日本に比べると物価や所得水準が低い東南アジアでは、観光は産業であり、大きな収入源でもあるわけです。
 われわれ日本人が東南アジアを旅したり、ロングステイする時は、滞在させてもらっている意識が必要ですし、現地に少しはお金を落とすことも忘れてはいけません。その上で夜店の値引き交渉を楽しみたいものですね。

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December 28, 2007

№791 ベンタイン市場の活気

  コーヒー屋さんの若いソンさん
Dscf1724


 ホーチミン到着の翌朝、ホテルからほど近く多くの観光客も訪れるベンタイン市場に行ってみました。市場前のロータリーは、まだ8時過ぎだというのに、南国の太陽を受けて湿気を含んだ熱気と、バイクの洪水のような喧騒とが、いかにもベトナムを感じさせます。それにしても暑い! 
 以前から一度経験したかったベトナム名物のバイクの洪水を渡ってみることに。バイクや車の流れの隙間をくぐり抜け、慌てずにゆっくりとロータリーまで渡り終えました。なかなかスリリングな体験です。戻ろうとして、じっと立ち止まっていると、すぐにバイクタクシーがやって来て「1時間3万ドンでどうだ?」をしつこく声を掛けてきますが、無視して市場へ。

 魚や肉、野菜にフルーツなどの生鮮食料品から雑貨、サンダル、衣料品、そして食堂街まで揃っている市場です。まず有名なベトナムコーヒーのよい香りに誘われて、お店をのぞいてみました。20種類ほどのコーヒー豆が並んでいます。ベトナムは、コーヒー豆の生産高がブラジルに次いで世界第2位とか。
 店番のベトナム女性ソンさんに薦められたブルーマウンテンをお土産に買いました。500gで14万ドンをまけてもらって12万ドンに。若い女性相手にそうそう値切り倒す訳にもいきません。20米ドル紙幣で支払うと13米ドルのお釣り、つまり7ドル(約840円)ということです。あまりコーヒーを飲まない私としては、高いのか安いのか、よく分かりませんが、ブルーマウンテン・コーヒーのお土産が二人分買えたのなら安いものです。

 次に衣料品のエリアを歩いていると、やり手風の中年おばちゃんに捕まってしまいました。ラルフローレンのポロシャツやアディダスのTシャツをしつこく勧めてきます。2点で29ドルを25ドル、20ドルと値下げしてきます。どうも偽物のようなので、立ち去ろうとしますが、わたしの腕をしっかりと掴んで離しません。いつの間にか、もう一人体格のいいおばちゃんまで出てきて、いよいよ囲まれてしまいました。
 仕方なく逃げ出す口実に「じゃ、10ドル!」と言うと、なんと「OK」と返ってきました。いったい適正な値段はいくらだったのでしょうか? まあしっかりした仕立てだし、息子のお土産になるので、ここは騙されたと思って買うことにしました。というより買わされたというのが、正しい表現です。
 読者のみなさま。南門近くの衣料品店で、それらしきおばちゃんを見かけたら、決して近づかないことです。タダでは帰れませんから。

 暑い中、これから歩いて観光して回ろうというのに、デイバックの中はずっしりと重たく肩に食い込みます。「後悔先に立たず」とは、このことかと思いつつ市場を後にしました。

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December 26, 2007

№790 異なるドンの両替レート

      街角の簡易屋台
Dscf1730

 ベトナムの通貨は「ドン」ですが、米ドルも一般に流通していて、その為替レートは1米ドルが約16000ドンです。買い物をする場合、日本円から両替した米ドルを使って支払うと、ベトナム・ドンのお釣りが返ってくることになります。
 でもできるだけドンが、財布の中に貯まらないします。というのはベトナム・ドンを国外に持ち出しても使えませんし、バンコクでは再両替もままならないからです。

 また、米ドルで支払ってドンのお釣りをもらう時、ちゃんと間違いないか確認するのは、ドンの桁数が大きいこともあって少々面倒なことです。
 ところが何回か買い物をする内に、米ドルとドンの両替レートが違うことに気づきました。その違いとは、商店での支払いに10米ドル紙幣を出すと1ドル=16000ドンで換算してくれますが、1米ドル紙幣の場合は15000ドンにしかならないということです。 
 たとえば缶ビールとミネラルウォーターの勘定が27000ドンだとして、2米ドル(=32000ドン)を出すと、3000ドンしかお釣りをくれないのです。「5000ドンじゃないの?」と訊くと、「1ドル=15000ドンだから、お釣りは3000ドン!」と素気ない返事が戻ってきます。

 ある日の銀行の為替レートを見ると、1ドル=16207ドンと出ていましたが、商店などで小さな米ドル紙幣を使った場合、実際には15000ドンとして計算されてしまいます。1000ドンは日本円でわずか7円ですが、積もり積もれば馬鹿になりません。
 その対応策として、銀行で日本円から直接ドンに、または米ドルをベトナム・ドンに、上記の為替レートで両替してもらえば、損しないのかもしれません。しかし、必要以上に両替してドンが残ってしまったら、それこそ大変です。ベトナムを出国するとほとんど使えないか、空港で要りもしないお土産を買わないといけない羽目になってしまうからです。結局「仕方ないな」と思いつつ、滞在中は諦めていました。  

 ところで、この1000ドンの差額は、商店の儲けになるのでしょうか? 売り上げを貯めて大きな額になってから、銀行なり両替商に持って行けば、16000ドンで両替してもらえると思うのですが・・・

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December 25, 2007

№789 聖母マリア教会

   マリア像と赤レンガの教会
Dscf1742

 南ベトナム時代、大統領府だった統一会堂の正面に伸びるレユアン通りを歩いて、聖母マリア教会(サイゴン大教会)へと向かうことに。
 ホーチミン中心部でも街路樹と豊かな緑に囲まれたきれいなレユアン通りには、独立記念日を前にベトナムと旧ソ連の国旗が掲げられています。この一帯は観光地でもあり、日本人観光客と見てはバイクタクシーがしつこく言い寄ってきますが、「歩くのが好きなんだ」とあしらいながら歩きます。

 このレユアン通りにも多くのバイクや車が走っていますが、日本の歩行者用くらいの小さな信号機を時々見るくらいで、信号機がどこにあるのかよく分かりません。みんなどうやって判断しているのでしょうか? わたしは信号の変わり目が判らず、道路を横断するのに戸惑ってしまいます。今にも停車中のバイク軍団が走り出しそうで不安です。
 
 ほどなく緑のレユアン通りから右に開けたドンコイ通りに、聖母マリア教会の後姿が見えました。周りをぐるりと道路に囲まれ、まるで島のように浮かんでいます。
 19世紀末に建てられた赤レンガの聖母マリア教会は、すっくと空に伸びた2つの尖塔を持つ優雅な教会です。この美しいゴシック様式の教会は、歴史的建築物というだけでなく、ホーチミンのランドマークといってもいいでしょう。正面にはマリア像があり、ここから教会をバックに、いかにも記念撮影のスポットです。
 
 中に入ると天井が高く、ひんやりとした空気に包まれます。色鮮やかなステンドグラスがいくつも浮かんでいて、その明かりが薄暗い教会内をほのかに照らしています。ステンドグラスの美しさを楽しみながら、しばし休憩です。
 汗が引いたところで、次は教会の隣に建つピンク色の中央郵便局へと行ってみましょう。

 ちなみに今日はクリスマス。聖母マリア教会には電飾が灯され、一晩中賛美歌が歌われるそうです。

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December 15, 2007

№784 ベトナムから国際電話

   天井のアーチが美しい!
Dscf1746

 いつも海外に持参するNTTドコモの海外ローミングの携帯が、ホーチミンに到着しても不調で使えません。ネットカフェも見つけられないし、困ったなと思いつつ市内の名所を巡っていました。

 赤レンガ造りのサイゴン大教会の横にあるのが、中央郵便局です。19世紀末フランス植民地時代に建てられたという歴史的建築ですが、現在もそのまま郵便業務が行われています。ピンク色のお洒落な建物で、内部の高い天井はアーチを描いていて、その美しさにしばし見とれてしまいました。 入り口近くの左手に、世界各地の時間を表示する時計が並ぶ木製のクラシックな電話ボックスが設置されています。ここから日本へ国際電話を掛けることにしました。ベトナム郵便通信グループ(VNPT)のカウンターでプリペイドカードを購入して、カードに書き込まれている番号で電話するシステムです。係りの女性に尋ねると、5万ドン(約350円)で日本へ5分間、通話できるといいます。

   レトロな木製電話ボックス
Dscf1747

 早速カードを購入して、指示された重厚な造りの電話ボックスに入ると、中には木の椅子が置いてあって、ゆっくりと話ができます。建物内は冷房されていないのですが、ボックス内はクーラーが効いていて快適です。
 手順に沿ってダイヤルすると、すぐに繋がって音声もよく聞こえます。日本とは2時間の時差がありますので、その時はちょうどお昼ごはんを食べ終わった頃。実家の母と3分ほど話をしました。
 通話が終わると「8000」という表示が出ましたが、これで後2分間くらい通話できるのでしょうか。ベトナム出国の際にカードを使い切ってしまおうと、空港から日本へ電話しましたが、途中で切れることはありませんでした。2回通話できて350円なら安いものです。

 携帯電話が故障していなかったら使うこともなかったでしょうが、レトロで雰囲気のある木製ボックスから国際電話を掛けられて、いい思い出になりました。中央郵便局に行ったなら、ここから日本へ電話するのもいいものですよ。

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December 13, 2007

№783 統一会堂とベトナム戦争

    緑の中庭と統一会堂
Dscf1732

 ホーチミン滞在2日目の朝、ベンタイン市場から最初に向かったのが「統一会堂」、南ベトナム政権時代の大統領府だった建物です。市場から約10分、気温はさほどではありませんが、南国特有の蒸し暑さの中を歩きます。ナムキーコイギア通りの街路樹の木陰が日差し避けになってありがたい。ホーチミンは、どこも街路樹が整備されてきれいな街です。

 入場料は15000ドン、1ドル出すと1000ドンのお釣りが戻ってきました。入場する際にX線の手荷物検査まである厳しいセキュリティチェックを通ると、円形の噴水ときれいな芝生の中庭が見えます。その後ろの立派な白い建物が「統一会堂」です。
 ここは市内観光のツアーに入っているので、順路に沿って各国からの観光客が大勢見学しています。建物の内部は冷房が入っていませんが、御影石の床がヒンヤリとし、風が通って涼しい。ホッとします。
 内閣の会議室や大統領の応接室、壁面一杯に大きな漆画がある各国大使が国書を謹上した部屋など、官邸内には数多くの部屋があります。中でも南ベトナムの旧大統領府に、ホーチミンの胸像と北ベトナム時代からの金星紅旗の国旗がある講堂が印象的でした。時代の流れを感じます。

 2階のベランダからは、正面にまっすぐ伸びた緑豊かなレユアン通りが眺められます。1975年4月30日、この通りを解放軍の戦車がやって来て官邸内に突入し、サイゴンが陥落したのです。それから32年、ここに立って当時のニュースを思い出しました。敷地内には戦車が2台展示されているのが見えます。中庭の芝生で結婚式の記念撮影をしているのと対照的な光景です。

 屋上の展望台には涼しい風が吹き込み、さらに市内が見渡せます。屋上にはヘリポートもあって、戦争映画でよく見るアメリカ製のヘリが展示されています。
 最後に地下室に下りると、そこはベトナム戦争当時に逆戻りしたような軍事施設がそのまま残されています。大統領の司令室や通信室など、薄暗い通路は観光客も少なく不気味な雰囲気です。サイゴン陥落時、官邸内に入ってきた北の戦車の写真が、地下の資料室に飾ってあり、改めて生々しい記憶となって蘇ってきます。

 地上に出ると光が溢れ、緑がまぶしい平和な風景に戻ります。戦争と平和、両方の時代を刻み込んだ統一会堂でした。さあここからレユアン通りを歩いてみましょう。

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December 11, 2007

№782 コンビニとネットカフェはどこ?

   グエンフエ通りからの眺め
Dscf1753

 ホーチミンに到着した夜、街を少し歩いてみることに。ホテルからベンタイン市場周辺にかけて、ぶらりと散策です。市場の周りに並んだシーフード屋台やら夜店、また路上で夜食を食べたり酒を飲み交わす人々、早速ベトナムらしい光景が歓迎してくれました。激しかったスコール後の蒸し暑さが残っているホーチミンの街にも、少しずつ体が馴染んでいきます。
 しかし、どことなくバンコクの街と異なっています。もちろんバンコクの方が都会的で、ホーチミンはよりアジアっぽさを残しているのですが・・・

 はたと気づいたのは、ホーチミンにはコンビニが見当たらないことです。バンコクの街角には必ずといっていいほど、見かけるコンビニ。日本でもお馴染みのセブンイレブンとファミリーマートが至る所にあるので便利ですし、何よりホッとするのはわたしだけではないでしょう。
 ところが、辺りをぐるっと歩いてみましたが、やはり見つけられません。やっとあった商店でビールとミネラルウォーターを買い出すことができました。ガイドブックを読んでも、詳しいコンビニ事情は書いてなくて、バックパッカー御用達のデタム街には「999マート」というコンビニがあるとのこと。
 翌日以降も、注意しながら歩きましたが、結局セブンイレブンは見つからずじまいです。ベトナムには、まだ日本のコンビニ資本が、進出していないということなのでしょう。  

 さらに、ネットカフェもなかなか見つけることができませんでした。もっともこちらはわたしの注意不足のようだったのですが、歩いた限りでは発見できないままです。街の中心街で尋ねても要領を得ません。
 初めてのホーチミン、土地不案内というのもありますが、まだ通信事情がよくなかったり、まだネット社会が進展していないのでしょうか?
 後日、これもデタム街にはたくさんあることが分かりましたし、ホテルのフロントの一角にもあったのですが。

 やはり初めての街というのは、すぐには慣れないものですね。

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December 09, 2007

№781 ソフトシェルクラブは絶品!

  これがソフトシェルクラブです
Dscf1775

 ベトナム料理は、中華料理の影響を受けてタイ料理ほど辛くなく、日本人にも食べやすいのが特徴です。すぐに思い出すのは「生春巻き」や米麺の「フォー」ですが、他にも美味しい料理がたくさんあります。

 中でもぜひ食べたいと思っていたのが、ソフトシェルクラブ(脱皮直後の蟹)です。夜になるとベンタイン市場の周りに店開きをするベトナム料理の屋台街に行ってみました。その多くがシーフード料理の屋台で、店先には魚や大きな川エビが泳ぐ水槽が並んでいて、どこも美味しそうです。呼び込みの誘いに負けないように市場を一周し、お客さんが多い屋台に入ることにしました。
 メニューとガイドブックを見比べながら、 「茹でハマグリ」「生春巻き」「ソフトシェルクラブ」「シーフード焼きそば」の4品を注文。これにサイゴンビールを加えて全部で13万8千ドン(約1000円)です。

 まずは「生春巻き」をつまみにして、氷入りのサイゴンビールで一杯。大きなエビがライスペーパー越しに見える「生春巻き」はボリュームがあってフレッシュ、ココナッツや唐辛子入りなど3種類のタレを試しながらいただきます。
 続いて「茹でハマグリ」「ソフトシェルクラブ」「シーフード焼きそば」が一度に運ばれてきました。ひとりで食べるには多過ぎたみたいですが、せっかくのシーフードしっかり食べましょう!
 レモングラスと一緒に蒸した「茹でハマグリ」は新鮮で香りが良く、サッパリとして食べ飽きません。ついつい何度も手が伸びます。
 エビやイカが入った「シーフード焼きそば」は、パクチーたっぷりで思わずにっこり。細麺は薄味に仕上げられ、これもなかなかいけます。具のトマトとの相性もグッド。

「茹でハマグリ」と「ソフトシェルクラブ」
Dscf1777

 そして何といってもメインは、「ソフトシェルクラブ」。上海カニほどの小さな蟹ですが、それをぶつ切りにしてそのまま衣揚げした料理です。殻が柔らかいので丸ごと食べられます。カニ味噌の旨味が口一杯に広がって、何とも言えないほどうまい! 初めて食べましたが、大ヒットです。蟹3杯分くらいあるでしょうか、この美味しさをたくさん味わえる幸せに、しばしうっとり。至福の時でした。

 これだけ飲んで食べて1000円ですから超安い!! 大満足のシーフード屋台、明日もまた食べに来よう。

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November 30, 2007

№775 天秤棒を担ぐベトナム女性

 早足なので後ろ姿しか撮れません
Dscf1729

 ホーチミン到着の翌朝、歩きながら市内観光をすることにしました。まずはホテル近くのベンタイン市場へ。市場の北口付近に集まる野菜、果物、魚や肉などの生鮮食品の売り場は、朝早くから買い出しのおばちゃんたちで賑わっていました。
 その土地の市場を見るのは、わたしにとって旅の楽しみのひとつです。その土地の旬の食材や珍しい食べ物、そして人々の活気や生活を直に感じることができるからです。

 しばらく市場内を歩いて、次は南ベトナム時代の大統領官邸だった統一会堂へと向かいます。レタイントン通りからナムキーコイギア通りへと歩く途中、天秤棒を担いだベトナムのおばちゃんたち何人かと出会いました。市場で仕入れて、これから行商へいくのでしょう。
 果物などが竹製の籠に入れられ、天秤棒にも乾物類がたくさん括り付けられていて、籠の重みで肩に掛けられた棒がしなっています。一体どのくらいの重さがあるのでしょうか? にもかかわらず、ベトナムのすげ笠「ノン」を被って草履で歩くおばちゃんたちの速いこと。急いでカメラを向けても、シャッターチャンスを逃してしまうほどです。相当な重量があるはずなのに、あれだけの速さで歩くおばちゃんの姿には逞しささえ感じます。

 ベトナムといえば、アオザイ。ホーチミンに行ったらアオザイ姿の女性を楽しみにしていましたが、ベトナム雑貨店やマッサージ店の従業員以外に、なかなかアオザイを着た女性は見かけません。かえってノンを被って天秤棒を担ぐおばちゃんたちに、ベトナムらしさを感じた朝の光景でした。

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November 28, 2007

№774 ドンと米ドルの換算方法

 統一会堂からレユアン通りを望む
Dscf1735

 ベトナムの通貨は「ドン」ですが、カンボジアと同様、米ドルも一般に流通しています。その為替レートは、1米ドルが約16000ドンです。
 といっても円を使っている我々にはピンときません。ですから買い物や食事をして米ドルで支払う場合には、「日本円ではいくら、そして米ドルでは?」と2回暗算しないといけません。つまり、ベトナム・ドンを円に直し、それをドルに換算するのです。
 たとえば5万ドンの商品だとすると、1000ドンは約7円として、日本円で350円になります。計算しやすいように1ドル=120円にすると、350円は約3ドルか、という具合です。
 まずはその商品が、換算した日本円に相当する価値があるのか、お得なのかを考えて購入するかどうかを判断します。買うと決めたら、米ドルで支払うわけです。 

 初めからドンで支払えば楽なのですが、ドンが残ってもベトナム以外では使えないので、たくさん持ち歩きたくないのです。しかし、計算の面倒くささは、何といってもドンの桁数が大きいことです。10000ドンというと、何だか高そうに聞こえますけど、日本円で約70円にしかなりません。こういう切りのいい数字だと計算が楽なのですが、桁数が多いとどうも計算がしにくくなります。

 でも同じ米ドルが流通しているカンボジアでは、あまり面倒を感じませんでした。
 カンボジアの通貨はリエルで、100リエル=約3円と一桁少ないのです。それに為替レートは、1米ドル=4000リエルと分かりやすく、円を経由せずに直接換算しやすかったのです。商品などの値段も観光客向けに米ドル表示が多く、何でも1ドル風なところがあったので楽でした。その点、タイバーツはもっと楽ですね。

 しばしば計算ミスをしたベトナム・ドン。デノミでもしてくれると計算しやすくなるのですが・・・

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November 24, 2007

№772 フランスパンの朝食

焼きたてのフランスパンが美味しい!
Dscf1714

 ホーチミンの宿泊先タンミーデン・ホテル、深夜廊下で騒ぐ宿泊客がいたものの外からの騒音もなく、長旅で疲れてぐっすりと眠れました。
 さてホテルの朝食です。最上階の11階にあるレストランからは、ホーチミン市内の眺望がよく見渡せ、まだ朝7時前なのですが、早くも交通量が多いのには驚きます。フランス人らしい中年夫婦と中国系シニアたちが、早めの朝食を取っていました。

 ビュッフェ・スタイルの朝食。冷たいオレンジジュースでシャキッとしました。薄味のビーフンはパクチーたっぷりでご機嫌、サラダもシャキシャキです。ベトナム風のさつま揚げの真ん中にはレモングラスの芯が入っていて、そのすっきりした香りがアクセントに。「ヌックマム」をベースにした唐辛子が浮かんだタレを付けて食べます。
 フルーツは、ベトナムでもやっぱりパパイヤとスイカです。これにパイナップルを加えると“ホテル朝食の3大定番フルーツ”になります。どうしてこの3種類しか出てこないのかは、未だもって謎ですが・・・

 しかし何といっても、ベトナム・ホテルの朝食の特徴は、フランスパンが山積みになっていることでしょう。15cmほどにカットされたバケットにたっぷりとバターを塗っていただくと、表面に振りかけられたゴマが、一層香ばしさを増しています。外はパリパリに焼け、中はふわふわ、日本で食べるものより、はるかに味があって、ついお替りしたくなります。周りをみるとやはり、どの客もたくさんフランスパンを取って食べています。

 これに濃い目のベトナム・コーヒーが合います。見た目ほど苦味はなく香ばしいのですが、ミルクを入れると、これがコンデンスミルクみたいで、甘くて濃いコーヒー牛乳のようになってしまいました。これがベトナム・コーヒーということなのでしょうが、ミルクは少なめでいいようです。

 フランスの植民地だっただけあって、さすがフランスパンは本格派です。こんな普通のホテルでも、美味しいものが出てくるんですから、たいしたもんです。毎日フランスパンが朝食の主役だったことは、言うまでもありません。

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November 22, 2007

№771 ベトナム式道路を渡るコツ

 ベンタイン市場前のロータリーにて
Dscf1727

 初めての訪問者を手荒く歓迎するかのように、ホーチミンの道路は一日中バイクの洪水です。バイクの流れが途切れることは、ほとんどありません。歩行者用の信号があればいいのですが、そうでない場合は、どうやって道路を渡ってよいのか戸惑ってしまいます。バイクが来ない時を待っていては、何時になっても横断できません。

 現地の日系の旅行会社「TNKトラベル」が配布しているMAPに、上手な道路の渡り方が紹介されていました。
 それによると「道路は、焦らず、堂々と渡りましょう。人が道を渡っている時、たいていのバイクは人をよけて走ってくれます。あせって急ぎ足になったり、道の途中でまごついていると、かえって危険です」とあります。
 なるほど、その通りだと思いました。慣れない観光客にとっては、ありがたいアドバイスですね。

 そうは言っても、初めて道路の端に立って渡ろうとしても簡単に渡れるものではありません。頭では分かっていても、バイクの洪水を前にすると体が動かないのです。
 それでもバイクが少ない時を見計らって、何度か渡っている内に、何となくコツがつかめてきます。それは「立ち止まらない」こと、近づいてくるバイクと目線を合わせながら、落ち着いて歩くのです。すると小回りが利くバイクの方が、微妙に進路を変えてくれるので衝突しないで済みます。逆に途中で立ち止まったり、急ぎ足になったりすると、バイクの方も慌ててぶつかってくるかもしれませんね。

 ホーチミンの街に慣れてくる頃には、そんなに苦労しなくても道路を渡れるようになります。でもバイクとの事故には、くれぐれも注意しましょう!

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November 11, 2007

№764 ベトナムビール「333」

  シンプルなデザインの「333」
Dscf1713

 ベトナムのビール「333」は、ベトナム語で「バーバーバー」と読むそうです。知らなんだ・・・ これは西欧の「777」と同様に、幸運を意味する数字だそうです。 
 ベトナム最大のビール会社サイゴン・ブリュワリーの製品で、最も飲まれているベトナムビールの定番です。アルコール度数は5.3%。ネットで調べてみると4.7%、4.9%の表示もあります。現地で飲むものと日本への輸出品では異なるのでしょうか?

 ホーチミンに到着して最初に飲んだのが、この「333」。ホテル近くの商店で缶ビール2本とミネラルウォーター1本(合計23000ドン・約160円)を買い出して、風呂上りに1杯。くせがなく、スッキリと飲みやすいアメリカンタイプのビールで、アルコール度数をあまり感じません。滞在中、一番お世話になったのが、このビールです。

 一方、レストランやシーフード屋台でビールを注文して出てきたのが、小瓶に入った「SAIGON BEER」でした。こちらも同じサイゴン・ブリュワリー社のビールです。
 シーフード屋台では、タイと同じ氷割りで飲みます。「SAIGON BEER」もライトな味わいなのですが、「333」よりもコクがあってバランスがいい感じ。私の好みは、こちらの「SAIGON BEER」です。

 ホーチミンの街角に立つ屋台で、氷割りのベトナムビールを傾ける。初めての街で初めてのビール、これも旅の楽しみのひとつですね。

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November 09, 2007

№763 ホーチミンへのフライト

    大きく蛇行するメコン?
Dscf1705

 07年8月28日、福岡からバンコクで乗り換えてホーチミンへ。16:30発のバンコクエアウェイズ・PG939便に乗り込みます。機材はB717、原型はマクドネル・ダグラス社MD95で、ボーイング社が同社を買収したことに伴い機種名が変更になったようです。
 約80%の搭乗率で、日本人はほとんどいません。大半がタイ人とベトナム人、それと白人です。福岡から搭乗したA320に比べると、座席は狭くて窮屈、特に前席との間隔がないので膝が当たります。近距離用の機材なので止むを得ません。
 機内に案内されてからわずか5分後の16:25、もうというか、あっさりと機体が動き出しました。その早さに驚きです。誘導路を移動中、窓から滑走路の補修工事をやっているのが見えます。開港早々に問題になった例の滑走路の欠陥箇所でしょうか?

 16:34離陸。雲と霞がかかってしまって、上空からあまり視界が利きません。間もなく機内食のサービスが始まりました。メインはポークのバジル煮、肉が硬いものの味はまあまあ。これにアッサリ味の玉子炒飯がセットになっています。付け合せのカットしたポテトのサラダは冷たくて、豆のピクルスの酸っぱさが、いい感じです。飲み物は同社の定番ビアチャーンです。

 17:00、カンボジア上空に差しかかり、左手に広大なトンレサップ湖が、かすかに望めます。雨季で面積が大きくなっているのでしょう、とにかく大きい。そして湖の周囲には、緑の大地が広がっています。
 17:13、雲間からメコン川か、その支流でしょうか、大きな河が見えます。赤茶色に濁った流れは川幅が広く、まるで大蛇のように大きくうねっています。洪水なのか、トンレサップ湖へ逆流した水なのか、周囲の土地は水浸し。そこら中、沼地のようです。

 17:22、次第に高度を下げ始めます。間もなく入道雲に突入。ホーチミンはスコールかもしれません。また別の曲がりくねった河が、幾重にも折り重なって流れています。

 暗くなりつつある夕暮れのホーチミン市街地が見えてきました。すっかり高度が下がって、道路にはバイクが溢れているのが分かります。もうすぐ着陸です。
 17:43、タンソンニャット国際空港に無事着陸。滑走路は雨に濡れていますが、すでにスコールは上がっているようです。タイとの時差はありません。1時間余りの快適なフライトでした。

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November 02, 2007

№758 独立記念日近し

    祝賀ムードの市民劇場
Dscf1840

 07年8月29日、到着した翌日ホーチミン市内を歩きました。ベンタイン市場から統一会堂(旧大統領官邸)、聖母マリア教会、中央郵便局を回ってドンコイ通りを下ってサイゴン川へ。
 初めてのホーチミンです。地図を頼りに、バイクの洪水に注意しながら道路を横断します。途中、果物などを天秤棒を担いで歩くおばちゃんを見つけました。ベトナムのすげ笠「ノン」を被ったおばちゃんの歩くのが速いこと。またブン(米麺)を売る露店も出ていて、市民が朝食に食べています。

 そんなホーチミンの朝の風景を眺めながら、統一会堂からレユアン通りへ。このレユアン通り、サイゴン陥落の際に解放軍の戦車がやってきて大統領官邸へ突入したことで有名ですが、濃い緑に覆われた美しい通りでもあります。聖母マリア教会へ向かって歩くと、通りの左右の街灯にはベトナム国旗や旧ソビエト連邦の国旗が掲げられています。
 さらにドンコイ通りに面する市民劇場には、国慶節(独立記念日)を祝う大きな看板がいくつも設置されていました。そうです、9月2日は、ホー・チ・ミンが1945年に独立を宣言した日だったのです。62回目を迎える国慶節を祝う準備が進んでいたのでした。
 共産党らしい赤の看板や旧ソビエト連邦の国旗を見ると、改めてベトナムが社会主義の国だということを実感させられます。

 ところで9月2日は、ベトナムの独立記念日であると同時に、建国の父ホー・チ・ミンが亡くなった日でもあります。後で調べて知ったのですが、彼は1969年9月2日に79歳で亡くなっています。独立記念日とホー・チ・ミンの命日とが、同じ日というのも奇縁を感じずにはいられません。一説には自分の誕生日を祝う式典を嫌っていたといいますから、もしかすると彼が自らの死を独立記念日に合わせたのかも・・・

 しかし実際のところ、独立記念日の祝典とホー・チ・ミンの命日の式典は、どのように行われているのでしょうかね?

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October 31, 2007

№757 喧騒と活気のホーチミン

青信号になると一斉に走り出すバイク
Dscf1731

 ここ数年平均8%という急速な経済発展を遂げているベトナム、昨年11月にはハノイでAPECも開催されました。人口600万人を超える南都ホーチミンは、きれいな街路樹やコロニアルスタイルの高級ホテルなどに、かってのフランス植民地の面影を残しながらも、次々に高層ビルの建設が進む活気溢れる都市です。タンソンニャット国際空港にオープンしたばかりの新ターミナルを見ても、ベトナムの近代化ぶりが分かります。

 しかし、空港に到着しホーチミンの中心部へ向かうと、すぐに驚かされるのが、“バイクの洪水”です。バンコクは車の渋滞で有名ですが、ホーチミンは街中に溢れるバイク、その数200万台以上とも。もちろんテレビなどでバイクが多いことを知ってはいるのですが、実際に見るとバイクの多さとけたたましい騒音に圧倒されます。
 ウンカのごとく、どこから湧き出してくるのかというくらいのバイクの数です。それも静かに乗っている訳ではなく、あちらこちらからクラクションの音が響きます。初めてホーチミンを訪れる者への洗礼といってもいいでしょう。その上、ノーヘルや2~3人乗りは当たり前。車の影から飛び出してきたり、車の間をすり抜けていく運転にこちらの方が肝を冷やします。バイクの多さと荒っぽい運転に、ベトナム人民の活気を感じずにはいられません。

 街全体を眺めてみると、バンコクに比べてまだ10年は遅れているなと思うくらい発展途上の反面、人々の熱気や生気が直に伝わってきます。
 バイクの喧騒と人々の活気に包まれ、新しいものと古いものとが同居しながら発展を続けるホーチミン。その混沌さがホーチミンの魅力ですし、好奇心をそそられるのかもしれません。

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October 30, 2007

№756 「Pho24」

   チキン・フォーと薬味セット
Dscf1711

 ホーチミンに到着した夜、旅装を解いてホテル近くのベンタイン市場周辺を散策しました。市場の外側の路上には、シーフード屋台と夜店が並んでいて、ぐるりと市場の周りを回ってみることに。
 シーフード屋台の水槽にはエビや魚が泳ぎ、歩いていると呼び込みのお兄さんから声を掛けられます。混んでいる人気屋台とそうでないところに分かれています。道路の反対側には「ホーおじさん」のイラストが入ったTシャツなどの衣類や雑貨を売る夜店が。でもバンコクに比べると、どことなくアカ抜けないというか、安っぽい感じがするのはわたしだけでしょうか。
 スコールが止んだ後の蒸し暑い空気を吸う内に、ホーチミンの街の雰囲気が少しずつ体に馴染んできました。

 さて、晩ご飯はどうしようかと思案して、看板を見つけたベトナム麺フォーの店「Pho24」に飛び込みました。機内食を食べていたので軽めの食事にしたのです。ここはガイドブックにも載っているフォー専門のチェーン店で、まずは無難な選択ということで。明るく清潔で店内は、ファーストフード店のような印象です。

 注文したのは「チキンフォー」(29000ドン、約200円)。麺はそうめんのように細長く、暖かいにゅう麺のようです。予想していた、きし麺のような幅広麺ではありません。蒸した鶏肉とネギがたっぷりと載っています。それとは別に、バジル、玉ねぎのスライス、もやし、青菜、唐辛子などの薬味セットが付いてきました。唐辛子はパスして、バジルに玉ねぎ、もやしをトッピング。大好物のバジルがよく効いて、フレッシュな味わいに仕上がりました。
 店名の由来になっている24時間煮込んで作られるスープは、少し甘いものの、しっかりした味です。甘めのスープに細い米麺がよく絡み、バジルがアクセントになって箸が進みます。あっという間に完食。
 
 ベトナムで初めての食事、暖かいフォーで心もほっと和みました。

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October 22, 2007

№751 タンミーデン・ホテルは快適

   白が基調の清潔な部屋
Dscf1709

 ベトナム・ホーチミン。行き先のホテルを間違った空港からのタクシーですが、やっとのことで宿泊予定のタンミーデン・ホテルに到着しました。場所はベンタイン市場に近くニューワールドホテルの目の前にあるこじんまりとしたホテルです。

 タンミーデンは、日本からインターネット予約した中級クラスのホテルで、1泊48米ドル(約5600円)。ホーチミンはホテルが少なく上に、コロニアルスタイルの高級ホテルも含めて大型ホテルは多くありません。タンミーデンと同様、100室以下の小さなホテルが中心です。そのためか、なかなか予約が取れませんし、料金も高く100米ドル以上のホテルはザラ。ホーチミンでは、リーズナブルでロケーションのよいホテルを探すのに一苦労します。
 50米ドル前後の中級クラスでも、窓なしの部屋だったりしますし、20米ドルクラスのミニホテルやそれ以下のゲストハウスはチャレンジ過ぎるので、予算と快適さのバランスが難しいところです。

 フロントでネット予約したバウチャーを出してチェックイン。その際ベトナムのホテルではパスポートを預けないといけません。初め708号室の鍵をもらいましたが、窓がない部屋だというのでチェンジしてもらうことに。202号室に変更です。1階をフランス式にグランドフロアといいますので、202号室は3階になります。
 06年にオープンしたばかりのタンミーデン、ちょっと狭いものの清潔な部屋です。通りに面していないので、車の騒音もそれほど気になりません。バスタブ付きでお湯の量も十分。エアコンの効きはよく、衛星放送が見られるTV、冷蔵庫、室内金庫もあって必要な設備は整っています。白いシーツのダブルベッドは、広くてぐっすり眠れそうです。

 まずは快適なホテルで一安心。ここで3泊、居心地よく滞在させてもらいました。

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October 20, 2007

№750 タクシーでホーチミン市内へ

  バイクで混雑する市内の道路
Dscf1847

 いかつい制服を着た係官の審査を受け、無事ベトナムに入国。1階のターンテーブルでスーツケースを受け取り税関を通って到着ロビーに出ます。ホーチミン市内へのタクシー・クーポンを購入するために旅行会社のカウンターへ。市内へはクーポンを購入してタクシーに乗るのが一般的です。
 カウンターにいるのは青いアオザイを着た女性。ベトナムに来たことを実感します。料金はホーチミン市内までは一律5米ドル。ベトナムでは自国通貨のドンだけでなく、米ドルも通用するのです。

 係りに案内されてタクシー乗り場へ。カローラ風の紺色のタクシーに乗り込んで、運転手にホテル名を告げます。もちろんタクシー係りにも言っていたのですが、どうもホテルがどこなのか分からない様子。運転しながらホテルの予約バウチャーを見て、ようやく「OK,分かった」の返事はいいのですが、その間よそ見運転で危ないことこの上なし。

 それでも目的地のホテルが分かり一安心して車窓から外をみると、すっかり暗くなっていました。雨上がりのためかエアコンなしで窓を開けて走ります。それほど暑くありませんが、すごい湿気です。
 車は右側通行、タクシーの周りはバイクだらけで、マフラーの騒音が直接耳に入ってきます。当然のようにノーヘルで、突然車の陰からバイクが飛び出して来る度に、こちらの方が肝をつぶします。2~3人乗りは当たり前。その上あちらこちらから、うるさいほどのクラクションで手荒い出迎えを受けました。道路も工事中なのか、デコボコの悪路が続きます。
 そこへ突然のすごいスコール、これもベトナム流の出迎えでしょうか。運転手は窓を閉めて、やっとエアコンのスイッチを入れてくれました。バイクはというとスコールの中、合羽を着て走っています。ベトナム人は、いつも合羽を携帯しているんですね。

 夕方のラッシュを30分ほど走り、ホテルに到着。まだスコールは降り続けていて、ドアボーイが傘を差して迎えてくれました。ところが予約のバウチャーを出してチェックインしようとすると、予約していたホテルとは違っていたのです。驚く間もなく、まだホテルの前にいた乗ってきたタクシーを慌てて呼びとめてもらいました。
 同じタクシーに乗り直し、改めてホテル名を確認します。空港では分かっていたはずなのに、すっかり忘れてしまっていた様子。まったく運転手のいい加減さに呆れます。

 18時50分、今度こそタンミーデン・ホテルに到着。車内からホテル名を確認して降りました。バンコクでもそうですが、空港からのタクシーは、やっぱりトラブルが付き物のようですね。

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October 09, 2007

№744 軍服のような入管の制服

 夕刻のタンソンニャット空港に到着 
Dscf1708

 ベトナム・ホーチミンの空の玄関口タンソンニャット国際空港、8月28日プレオープンした当日の新ターミナルに降り立ちました。2階の到着ターミナルは閑散としていて、トランジットのカウンターに乗り継ぎの手続きをしている乗客が数人いるだけです。入管の窓口には誰も並んでいません。てっきり夕刻の入国ラッシュで混雑しているのかと思っていたら、肩すかしです。
 後日聞いたところによると、旧ターミナルの入管には長い列ができて入国するのにかなり時間がかかったと言いますから、まだ新ターミナルを利用する到着便が少なかったのかもしれません。

 10箇所以上ある入管の窓口にひとりもいないのですから、どこの窓口に行こうかとかえって戸惑ってしまいます。その上、入管の係官はカーキ色の軍服のような制服を着ているので、特段やましいことはないにも拘わらず、必要以上に緊張が高まります。と同時に、最近のドイモイ政策で開放的になったとはいえ、ベトナムが社会主義の国だということを到着早々思い知らされる訳です。
 こちらの緊張感とは裏腹に、係官は至ってのんびりムード。あまりに暇なのか、係官同士がおしゃべりして手持ち無沙汰の様子。適当な窓口を選んでパスポートとEDカードを提出して、入国審査はあっけなく簡単に終わりました。これで晴れてベトナムに入国です。ちなみに現在、観光目的の場合15日間の滞在までノービザで入国できます。 

 2階からエスカレーターを降りた1階のターンテーブルへ行くと、間もなく手荷物が出てきて受け取りもスムーズです。税関を通り過ぎ到着ロビーへ出て、旅行会社のカウンターでタクシーチケット(5米ドル)を購入し、いよいよホーチミン市内へと向かいます。

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October 05, 2007

№742 ベトナムへのトランジット

  ホーチミン線PG939便へ搭乗
Dscf1701

 07年8月28日14時、福岡発のPG816便はスワンナプーム空港に無事到着しました。駐機スポットから到着ターミナルまでバスで移動し、トランジットカウンターへ急ぎます。カウンターまではかなりの道のり、2階の暗くて無機質な通路を歩きます。
 やっとたどり着いたバンコク・エアウェイズのトランジットカウンターで、ベトナム・ホーチミン線PG939便のチェックイン手続きをします。前方のシートをリクエストして問題なく終了。ここで日本への帰国便のリコンファームを依頼しましたが、ホーチミン到着後、現地スタッフに言ってくれとのこと。今年2月は、このカウンターでリコンファームOKだったのですが・・・
 そして、EDカードはカンボジアのものだけでベトナムのカードは置いてありません。乗り継ぎ時間を利用して記入したいところですが、機内でもらうことにしましょう。

 仕方なく3階に上がり、同社のラウンジでしばし休憩。15時30分の搭乗時間まで、まだ1時間あります。ここはエコノミークラスの乗客も利用できるありがたいラウンジです。日本人の乗客は少なく、数組の白人旅行客が休息しているくらい、あまり認知されていないのでしょうか。

 ココナッツのタイ菓子をつまんで、ミネラルウォーターをいただきます。3台のパソコンを使ってメールチェックも利用自由。ブログの読者の方から教えていたように「言語」を日本語に変更しようとしましたが、操作を間違ったのか、うまくいきません。まだ未熟なようです↓
 ならばと、日本からレンタルで持参したNTTドコモの携帯電話の電源を入れてみましたが、アンテナが立たずに「FOMAカードを入れてください」とエラーメッセージが出るだけ。せっかくの海外ローミングサービスのメールも利用できません。これまで何度もレンタルしているのに故障は初めて。前途多難です。
 
 搭乗開始時間になり、そろそろD8Aゲートへ。4階の出発ホールに上がり、今度はトランジットカウンターまでとは反対に4階の免税店などが並ぶ通路を歩きます。その遠いこと、出発ホール正面にあるヴィシュヌ神話のモニュメントを通り過ぎ、もっと向こうでした。

 搭乗ゲート前のセキュリティーチェック、デイバック内のミネラルウォーターのボトルが、やはり引っかかり没収。ラウンジでもらった飲み残しのペットボトルです。今年3月からテロ対策の一環で、ペットボトルなど液体物の機内持ち込みが厳しくなってのことです。
 実は福岡を発つ際に、それを忘れお酒を持ち込もうとしてダメだったのですが、スワンナプームでも同じでした。もしお土産にお酒を機内に持ち込もうとする場合、空港の免税店で購入するか、チェックイン時に機内預けにするしかないようです。

 何はともあれ、いよいよホーチミンへ。

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September 30, 2007

№739 インスタント麺「フォー」のお味

   右がフォーのインスタント麺
Dscf1774

 ベトナム麺「フォー」のインスタントを食べてみました。ベトナムの代表的な麺であるフォーには、インスタントといっても数十種類もの即席めんがスーパーに並んでいて、ガイドブックに載っていた「VIFON」社製のチキン味のフォーを買って帰ったのです。値段は1個2200ドン(約15円)とお手軽です。

 作り方は簡単。日本のチキンラーメンと同じように熱湯をかけて3分間待てばOKというもの。袋を開けた瞬間、ベトナムの香りが鼻腔に広がります。半透明の米麺から微かにエスニックの匂いが、この時点で好き嫌いが分かれるのかもしれません。お土産に配った人の評判も賛否両論ありました。もちろんわたしにとっては堪らない匂いなのですが。
 米麺に3つの小袋に入った粉末スープ、香油、ネギなどのかやくをどんぶりに入れ、お湯を注いで3分待つと、もうできあがり。
  
 どんぶりの蓋を取ると、一層ベトナムの匂いが立ち上ります。まさにエスニック! よく見ると、かやくには鶏肉の小片がいくつか入っていました。スープはさっぱりしているもののコクがあって、さらに香油が味を引き締めています。
 幅広の米麺はツルツルとのど越しがよく、いい食感です。生春巻きに使われるライスペーパーも元々乾燥させて売られていますので、米麺はインスタント麺にはうってつけ。まったく即席めんということを感じさせません。全体的なバランスも良く、ベトナムのインスタント麺も「なかなかやるな」とレベルの高さに感心します。これでパクチーがあれば言うことないのですが。

 美味しく完食。と同時に、もっと買ってくればよかっと、ちょっと後悔しました。

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September 12, 2007

№728 タンソンニャット空港の新ターミナル

     真新しい出発ロビー
Dscf1849

 初めてのベトナム。07年8月28日、バンコク・エアウェイズPG939便は、スコールが上がったばかりの夕闇迫るタンソンニャット国際空港に降り立ちました。中小航空会社の同社はタラップを降りてバスでターミナルまで移動することが多いのですが、この日はボーディングブリッジに横付けしました。隣の駐機スポットにはネイビーブルーのベトナム航空機が停まっていて、ホーチミンに来たことを実感します。
 飛行機から降りたのは、プレオープンしたばかりの新ターミナルでした。出発する直前に新ターミナルがオープンすることは知っていたのですが、ベトナムの独立記念日の9月2日がグランドオープンということで、てっきり旧ターミナルに到着するものとばかり思っていたのです。

 タンソンニャット国際空港はホーチミン市街中心部より8kmの位置にあるベトナム南部の玄関口で、その新ターミナルは2004年から日本のODA(約227億円)の支援を受けて建設されたものです。やはりというか工事は鹿島をはじめ日本のゼネコンが請負い、年間約1000万人の旅客の処理能力があるそうです。
 グランドオープンに先立ち、離発着のテストもかねて8月14日から一部の航空会社が利用開始していましたが、ベトナム航空や日本航空は8月28日より、この新ターミナルからの離発着になったとのこと。つまり、ちょうどプレオープンの日に私も利用させてもらった訳です。偶然ですが、ラッキーなのかもしれません。

 真新しいターミナル内は明るく清潔で新築の匂いがします。まだ利用する到着便が少ないせいか、入管には誰も並んでいません。手荷物もスムーズに出てきました。到着ロビーの免税店やショップなどもまだ開店してなくて閑散としていますが、準備はOKのようです。
 ターミナルの雰囲気は、福岡空港のそれに似ていて、建物も福岡よりやや大きめというところでしょうか。それほど大きくはありません。日本のゼネコンが受注しているので、似ているのは当然かもしれませんね。

 グランドオープンした新しい空の玄関口は、多くの乗客で混雑していることでしょう。

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September 08, 2007

№726 ベトナム・スウィーツ「チェー」

   また食べてみたい「チェー」
Dscf1846

 「チェー」とは、ベトナムの「あんみつ」のことです。タイでも同じようなスウィーツがありますが、食べたことはありません。それはマンゴーやマンゴスティンなど豊富なフルーツで十分だからで、せいぜいマンゴーのスムージーやマンゴーともち米にココナッツミルクをかける「カオニャオ・マムアン」を食べるので満足しています。

 しかし初めてのベトナム、いろいろな食べ物を食べてみようと代表的なスウィーツ「チェー」にチャレンジしてみました。「チェー」は、元々ベトナムの伝統的な豆や芋などを甘く煮たデザートことですが、最近は一般的にタピオカなどの多様な素材にカキ氷とココナッツミルクを混ぜて食べる「冷たいチェー」のことを指すようです。

 ホーチミン滞在も残り1時間を切り、ホテル近くのベンタイン市場内の食堂コーナーにあるチェー屋さん、地元の人が食べている店を選んでイスに座りました。お店の若い女性にガイドブックに載っている「チェー・カップ・タム(小豆入りのもの)」と言うと何とか通じたようです。たくさんの種類の中、定番だと思われるメニュー、値段は6000ドン(約42円)と、お手軽なデザートです。

 なぜか生ビール用の中ジョッキに入って出てきました。下半分に数種類のカラフルな具材が、上半分には白いココナッツミルクがたっぷりかかったクラッシュアイスという二重構造です。一口目、ココナッツミルクの独特の甘さが口に広がります。徐々に日本のカキ氷のように長めのスプーンで中の具を掘り起こしながら食べていると、それを見かねたお店の女性がやってきて、スプーンでジョッキ全体をかき混ぜてくれました。ミックスして食べるのがベトナム流だったのです。
 もう一度食べてみると、色々な味が混ざったほのかな甘みで、ぐっと美味しくなりました。昔食べたことのあるどこか懐かしい味がします。ついついスプーンが進む、ハマリそうな味です。食べ進む内に小豆だけでなく、ピンクのタピオカに白や緑の寒天、白隠元豆など、いろんな具が出てきました。何が出てくるのか食べるのも楽しいかもしれません。
 暑いのですぐに氷は溶けて、最後の方は飲まないといけません。なるほどジョッキで出てきたのはそういう理由だったのかと合点がいきました。美味しく完食!

 ベトナム滞在最後の味は、懐かしい味で締めくくりです。ちょっと食べすぎの旅でもありましたが・・・

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